プロ野球が新様式で開幕する。日本野球機構(NPB)は22日、Jリーグとの「第8回新型コロナウイルス対策連絡会議」と12球団代表者会議を開催。専門家から開幕へ前向きな見解を受け、25日に残る地域での緊急事態宣言が解除されれば、同日予定の代表者会議で6月19日の開幕が決まる見込みだ。プロ野球を愛する全ての人が、新たな形を受け入れながら、国民的スポーツを慈しむ。
新たなプロ野球の胎動が聞こえる。無情の3月20日開幕の延期から約2カ月。新型コロナウイルスに対する忍耐の日々から、共生へとシフトチェンジが図られる。NPB斉藤惇コミッショナー(80)は「皆さんのご努力で環境も変わってきた。先生方からは前向きな詳細な提言をいただいた。25日に(緊急事態宣言が)解除されれば、開催日予定、(練習試合の)スケジュールもお話しできると思う」と踏み込んだ。
対策連絡会議の専門家メンバーである賀来氏も、予断は許さないとした上で「開催の方向に1歩踏み出しつつある」と評価。「夏の甲子園が休止になってしまい悲しい出来事だったが、プロ野球とプロサッカーが開催になることは、国民も大きな期待を持っていると思う」と文化的意義も説いて後押しした。
もちろん、かつての様式美は、ない。3月中旬の提言書で「流行時には無観客試合」とされたが「当面は無観客試合」と修正。感染状況は地域差があるが「(無症状の)サイレント感染者が多いか分からない。再流行のリスクは念頭に置く必要がある」と線を引く。12球団一律で、無機質なスタンドが長期化しそうだ。
それでも文化を守り、新たなステージを示す。「公式戦の中断、延期」に触れ「チーム内でのクラスターにより、長期にわたり活動が休止する場合は公平な公式戦にならないこともある」と記された。
公平が絶対的だったプロスポーツだが、選手の生命、健康には代えがたい。「発熱などの症状がなくても必要な休養を取らせる」「家族らへのケアができるよう、選手には必要な時間を適宜与える」。勝利至上の世界で相反する指針に映るかもしれない。チームの枠を超えてプロ野球という大船に乗り、未曽有のシーズンを完走することが何よりも尊い“勝利”になる。
最短6月19日の開幕へ、前例のない調整を行う。同2日に練習試合を再開し、12試合を予定。首都圏に8チーム、関西に4チームを集める。開幕もセ・リーグは首都圏で迎えて2週間程度、複数カードを実施し、西へ開催を移す可能性がある。パ・リーグも6連戦を軸に、移動リスクを軽減させる案がある。公平でない側面も出るが、大義のために受け入れる。
プロ野球の新様式をどう築くか。ファンの創造性も借りる。球場へ駆けつけられない分、旧知の仲間とオンラインで国民的スポーツを共有する。ステイホームで在宅時間が増えたお父さんが、我が子とテレビ観戦する。もっと想像を超えた楽しみ方も生まれてくるだろう。選手も、スタッフもファンも、プロ野球にまつわる全ての人々が新しい様式美を追求していく。
NPBが、感染予防のためのガイドラインを作成し12球団に配布した。先んじて開幕している韓国、台湾プロ野球のガイドラインを参照に約80ページでまとめた。感染者が出た場合の対応などについて書かれている。21日に各球団に渡し、選手ら現場の意見を集約して25日の12球団代表者会議での最終形を目指す。
プロ野球の代表者会議が22日、オンラインで行われ、斉藤惇コミッショナーが、緊急事態宣言が解除されれば25日にも、新たな開幕日や試合数などを発表したい考えを示した。
会議後の会見で「もし解除されていけば、練習の日程、開催日もある程度、外へ出して行けると思っている。25日は政府の解除を受けてどうするか。ガイダンスをしっかりと固めて、今後ずっと、今年いっぱい、来年もかもしれないが、ガイダンスに従って細かく書いてある。これの詰め合わせを土、日でやって月曜日に最終案。解除が発表されれば、我々としては開催日を発表できるのではと思っている」と話した。
25日に代表者会議も開催予定。開幕までの準備期間について「最終的には選手会とつめないといけない。1ヶ月もという長い期間はみていない。練習は1ヶ月以内でしょうね」と話し、最短6月19日の開幕に向けて歩を進めたい考えを伺わせた。
ポストシーズンについては「CSはまだ結論は最終的には出ていない。日本シリーズをやることはかなりはっきりしている。何試合かは、どこからスタートできるかによる。できるだけ本ちゃんのリーグ戦をたくさんやっていただくようにしたい」とした。
ロッテが球団公式インスタグラムで実施中の「Q&A」企画で、ドラフト1位・佐々木朗希投手(18)の回答が23日午前10時、公開される。
ファンから1081件の質問が集まり、そのうち54件に回答した。担当者は「今までベールに包まれていた佐々木朗希投手の素顔を少しでもお見せすることができればと思います」とコメント。佐々木朗は「撮れ高がちゃんとあるかどうか不安ですが、頑張って回答しましたので、楽しみにしていただければと思います」とコメントを寄せた。
第8回新型コロナウイルス対策連絡会議が22日、Web会議システムをつかって行われた。
日本野球機構(NPB)斉藤惇コミッショナー、Jリーグ村井満チェアマンと、専門家チームの東北大・賀来満夫名誉教授、愛知医大・三鴨廣繁教授らが参加した。
会議後の会見で斉藤コミッショナーは「先生方の監修を受けながら、かなり詳細にわたる80ページ前後にわたる野球開催のガイダンスを完了し、昨日全球団に配った」と説明。続けて「先ほど都知事からステップの公表があったようで、野球は無観客であればステップ1と聞いている。先生方のご注意を肝に銘じて遂行したい」と開幕に向けた意欲を示した。
賀来名誉教授は「先ほど会議の中で、私達が作成した提言のバージョン2を示して説明した。緊急事態宣言が39府県で解除された。25日には首都圏でも解除の可能性が出てきた。目安をある程度クリアできるくらい感染者数が少なくなったのは喜ばしいが、多くの方が亡くなり、治療を続けている方もいて、予断を許さない状況。今後は感染者数が低下してきた中で、具体的な休業要請が解除されて、プロ野球、Jリーグも開催の方向に1歩踏み出しつつあるという状況を受けて、今回の提言を作成した」と話した。
提言の基本方針には、プロ野球とJリーグの開幕について「国民にとって注目度の高い大きな前進になる」と書き込まれた。選手や組織に求められる感染予防対策は多岐にわたり、体温測定などの健康チェック。アルコール消毒などの手指衛生の励行。密を避けるためのロッカー室の時間差利用。ミーティングなどはなるべく屋外で行う。遠征先での外出、外食、不特定多数との接触を避ける。選手に発熱などの症状がなくても必要な休養をとらせること。選手、チーム関係者への抗原検査や抗体検査の検討などが必要とされた。
また、当面は無観客だが観客が入るようになった場合に向けてスタジアム内での飲食販売の抑制や、喫煙所の使用禁止なども対策としてあげられた。
ガイドラインの中には「公式戦の中断・延期について」の項目もあり、「選手の罹患やチーム内でのクラスターにより、長期にわたり活動が休止する場合は、公平な公式戦とはならないこともあります」と書き込まれた。
ロッテは22日、名物場内アナウンス担当の谷保恵美さんによる「細かすぎる」アナウンス動画を球団公式ツイッターで公開した。
18日には、ファンから募集した「コールが思い出に残るマリーンズ・スターティングメンバー」を、無人のZOZOマリンでアナウンス。動画には約1.3万人から「いいね」が付き、400件以上のコメントが寄せられた。再生回数も21万回を超えている。
この日午後に公開された動画では、谷保さんが「先日はたくさんのコメントをいただきまして、ありがとうございました。コメントを全て読ませていただきまして、本日は3つ、コールさせていただきたいと思います」と冒頭で挨拶し、アナウンスを始めた。
アナウンスを終えた谷保さんは「どれも懐かしいコールばかりですが、その時のシーンが脳裏によぎってくる不思議な感覚がありました」と振り返った。
動画公開開始から1時間で、再生回数は1万5000回を超えた。
プロ野球の12球団代表者会議が22日、オンラインで開催され、斉藤惇コミッショナーがウェブ会見に臨んだ。
プロ野球は最短で6月19日の開幕を目指しており、日程や開催方法について「だいぶ具体的な討議を何回もやっておりまして、具体案はだいぶ語っていますが、まだ(1都3県と北海道の)緊急事態宣言が解除されない限り、その日程でできるか分からない。ですが、ちゃんと詰めてあります」と語った。
25日に宣言が解除される可能性もあり、その場合には「早急にお話しできると思います」と日程発表を示唆した。
プロ野球は22日、オンラインで12球団代表者会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大で延期しているセ、パ両リーグ公式戦の開幕日などを協議した。政府による緊急事態宣言が首都圏と北海道で解除されていないため、慎重に議論しているが6月19日の開幕を目指す案が有力となっている。
代表者会議に先立ちサッカーのJリーグと連携した「新型コロナウイルス対策連絡会議」が開かれ、感染状況が改善しているとして専門家チームからは公式戦開催に前向きな見解が示された。感染予防のため、開幕しても当面は無観客試合となる。
当初の日程では3月20日に開幕予定だったが、延期を繰り返し、交流戦とオールスター戦は中止となった。
ロッテは22日、ドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡高=が、球団公式インスタグラムで募集して寄せられた1081件の質問の中から、54問に回答し、その内容を23日午前10時に同インスタグラムにて公開すると発表した。
佐々木朗は「撮れ高がちゃんとあるかどうか不安ですが、頑張って回答しましたので、楽しみにしていただければと思います」とファンに呼びかけた。
担当した球団広報も「今までベールに包まれていた佐々木朗希選手の素顔を少しでもお見せすることができればと思います。『流れ星に何をお願いする?』、『好きなタイプの女性は?』、『高校の修学旅行の思い出は?』、『お母さんの手料理で好きなのは何?』、『実家で飼っている犬のエピソードを教えてください』など様々な質問に回答しています。ぜひ読んでください」とコメントした。
日本野球機構(NPB)とJリーグが連携して感染症の専門家チームから意見を聞く「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第8回会議が22日、オンライン形式で開かれた。専門家チームからは公式戦の開幕、再開について、NPBとJリーグの判断に任せるという趣旨の発言がなされた。
専門家チームの座長である賀来満夫・東北医科薬科大特任教授は緊急事態宣言が既に42府県で解除され、継続中の5都道県でも解除が早まる可能性に触れ、前回11日の会議時とは感染状況が変わってきたと説明。公式戦の開幕日、再開日について「日時については言及していない。我々ではなく、NPBとJリーグが決めること」と語った。
また、専門家チームからは、3月12日に出された「提言 日本野球機構・日本プロサッカーリーグにおける新型コロナウイルス感染症対策」の最新版が示された。
NPBはこの日夕に12球団代表者会議を開き、最短6月19日を目指している開幕日などについて協議する。
ロッテは22日、23日午後2時からYouTube Liveでveで、井口資仁監督(45)の引退試合となった2017年9月24日の北海道日本ハム戦(ZOZOマリンスタジアム)を配信するにあたり、以下の井口監督のコメントを発表した。
「ちょうど昨日(日本時間21日)はホワイトソックス対カブス(06年5月20日)のYouTube Liveがやっていたので見てしまいました(笑)。あの試合は大乱闘があって、その後に自分は(メジャーでは初となる)満塁本塁打を含む2本塁打を打ったので印象深い試合でした。そして明日(23日)は自分にとってもっとも印象深い引退試合をYouTube Liveで見れるということで楽しみにしています。ファンの皆さまと楽しみながら見ることができればと思います。ぜひ一緒に観戦しましょう。」
配信は、球団公式YouTubeチャンネル(https://www.YouTube.com/user/marinesTVOfficial)
ロッテは22日、球団公式Twitterにて、本拠地・ZOZOマリンで場内アナウンスを務める谷保恵美さんにコールをして欲しい選手の応募企画に400件を超えるコメントが届いたと発表。
その中から、ファンからのリクエストが多かった以下の3つのコールの動画をこの日、同Twitter上で公開した。
今回の企画に協力した谷保さんは「ツイッターでの皆さまのコメントを1つ1つ読ませていただきました。喜んでいただけて本当に嬉しいです。その中で特に多かったリクエスト3つをピックアップしてコールをさせていただきました。どれも懐かしいコールばかりですが、コールした後にその時のシーンが脳裏によぎってくる不思議な感覚がありました。今回もZOZOマリンスタジアムの放送室にて、応援してくださっているファンの皆さまの姿を想像しながらコールをさせていただきましたのでぜひ聞いてください」とコメントした。
プロ野球は22日、オンラインで12球団代表者会議を開き、開幕日程などを協議した。北海道と首都圏での緊急事態宣言は早ければ25日にも解除され、東京都の小池百合子都知事(67)は解除翌日から「ステップ1」への移行を宣言。その場合、プロ野球の無観客試合が実施できると明かした。斉藤惇コミッショナー(80)も全国で宣言が解除されれば次回25日の代表者会議で開幕日を公表できる見解を示し、目標だった6月19日に開幕する公算が高まった。
プレーボールへのカウントダウンは、北海道と首都圏に残る緊急事態宣言の解除が大前提。25日に政府が緊急事態宣言の解除を決めた場合について、斉藤コミッショナーは同日の12球団代表者会議で開幕日が決められるという見解を示した。
「北海道も含めて(25日に解除が)発表されれば開催日、練習試合も含め発表できるのではと思っている」。
最短目標だった6・19開幕。必要な調整期間について「選手会にも相談するが、1ヶ月も、という長い時間は見ていない。1ヶ月以内でしょうね」との見通しも口にした。当初3月20日の開幕予定からは約3ヶ月遅れ。この間、何度も延期を余儀なくされたが、いよいよメドが立った。
直前に行われたJリーグとの対策連絡会議では専門家チーム座長の賀来満夫氏から「開催できるような状況になってきているのは間違いない」という言葉をもらった。専門家チームから再三指導されてきた地方自治体との連携でも支えを得た。
東京都の小池都知事は会見で25日の宣言解除を念頭に、休業要請緩和のロードマップを公表。解除翌日の26日から「ステップ1」へ移行し、「プロ野球の無観客試合の実施ができる」と具体的に言及した。斉藤コミッショナーは「首長の了解、サポートなしに野球だけ突っ走ることはできない。東京都と球団との理解ができたと思っている」と感謝した。
当面は無観客での開催だが、最大の懸案は「移動のリスク」。この日も集中開催案や同一カード6連戦、同一地方への遠征を固めるなど移動回数を減らす案が議論された。「できるだけ移動を減らそうと腐心している」と斉藤コミッショナー。6月2日から始める見込みの練習試合は宣言解除後で支障はなく、東西で対戦チームを分割。西日本はオリックス、阪神、広島、ソフトバンクがそれぞれの本拠地で戦い、首都圏を中心に残る8球団で調整する案を軸に調整されている。
交流戦と球宴は中止となった。CSは短縮が必至で、中止の可能性もある。公式戦は143試合から、最大120試合までの削減は避けられない。未知のウイルスに球界は何度も後退を迫られてきたが、ようやく出口が見えてきた。
開幕日が濃厚な6月19日は野球の本場・米国では「ベースボール記念日」として知られる。日本はまだ江戸時代だった1846年のこの日、ニュージャージー州で公式の記録が残る最初の野球の試合が行われた。国内では8月9日が、「8(や)、9(きゅう)」の語呂合わせから「野球の日」として一般社団法人日本記念日協会に認定されている。
開催へ向けた日本プロ野球独自のガイドラインは前日、12球団へ配布された。約80ページで感染予防や移動のリスクへの対策など詳細に定めた。この週末で各球団も精査して持ち合い、25日の代表者会議で完成を目指す。
「25日はガイダンスをしっかり固めたい。今年だけでなく、来年以降も。選手が罹患したらどうなど細かいことまで書いているので」と斉藤コミッショナー。既に開幕している台湾、韓国のプロ野球からも同様のものを入手し、参考とした。完成後に公開される予定だ。
また専門家チームからは選手やスタッフの事前検査を強く提言された。PCR、抗原、抗体の検査方式や時期や場所など検討しており、同コミッショナーは「やりたいとは思っている。一生懸命検討している」と話した。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗が、23日に球団公式インスタグラムに登場し、17日からの募集で集まった1081件の質問のうち54問に回答する。
質問は「好きなタイプの女性は?」「お母さんの手料理で好きなのは?」「実家で飼っている犬のエピソードを教えて」など。佐々木朗は「撮れ高がちゃんとあるかどうか不安ですが、頑張って回答しましたので、楽しみにしていただければと思います」とコメントした。
ロッテ・井口監督の引退試合となった17年9月24日の日本ハム戦(ZOZOマリン)を、23日の午後2時から「YouTube Live」で配信することを発表した。
同試合で現役最後の本塁打を放った指揮官は「自分にとって最も印象深い引退試合をYouTube Liveで見られるということで楽しみ」と話し、「ファンの皆さまと楽しみながら見ることができればと思います。ぜひ一緒に観戦しましょう」と呼び掛けた。
プロ野球の臨時の12球団代表者会議が22日、オンラインで行われた。会議後、オンライン会見に臨んだ斉藤惇コミッショナーは25日に政府の緊急事態宣言が解除された場合、同日にも開幕日を発表できるとの見通しを示した。
現在は東京、神奈川、埼玉、千葉、北海道の1都1道3県に緊急事態宣言が発令されているが、政府は25日に解除の可否を判断する。斉藤コミッショナーは「解除されれば日程、開催日というのもある程度、外に出していけると思っている」とした。最短で6月19日の開幕を目指しており、25日に解除がなされれば開幕日と同時に試合数なども発表される可能性もある。
ロッテは球団公式インスタグラムでファンから募集をした佐々木朗希投手への質問1081件の中から54問に回答し、23日午前10時からインスタグラムでアップを開始すると発表した。
この企画はファンサービスの一環として17日から20日まで質問を募集。これまで井口監督、益田、石川、種市、荻野、福田秀、中村奨、藤岡、田村、藤原が実施してきた。球団広報は「今までベールに包まれていた佐々木朗希選手の素顔を少しでもお見せすることができればと思います。『流れ星に何をお願いする?』、『好きなタイプの女性は?』、『高校の修学旅行の思い出は?』、『お母さんの手料理で好きなのは何?』、『実家で飼っている犬のエピソードを教えてください』など様々な質問に回答しています。ぜひ読んでください」とコメントしている。
また、佐々木朗も「撮れ高がちゃんとあるかどうか不安ですが、頑張って回答しましたので、楽しみにしていただければと思います」とPRした。
第8回の新型コロナウイルス対策連絡会議が22日、オンライン会議で行われ、プロ野球の斉藤惇コミッショナー、Jリーグの村井満チェアマンらが出席。専門家チームからは、以前に出された提言のバージョンアップしたものが出された。
プロ野球は最短で6月19日の開幕を目指している。会議後、会見に臨んだ斉藤コミッショナーは東京都の小池都知事が今後の新型コロナウイルス対策の「ロードマップ」を発表したことに触れ、「東京の方も、先ほど(小池)都知事の方から(再開へ向けた)ステップの公表があった。野球がステップ1で、無観客であればという話も出ている。我々は希望を持って、(専門家の)先生方のご注意を肝に銘じて、実践しながら遂行していきたい」とコメントした。
また、NPBとしてのガイドラインの作成を終えたことを報告。「80ページ前後で、昨日全球団に配りました」とし、早い段階で内容を公表する予定だという。
ロッテが22日、井口資仁監督の引退試合となった17年9月24日の日本ハム戦(ZOZOマリン)をYouTube Liveにて「株式会社三和 Presents 第7回 Marines Watch Party」と題して23日の午後2時より配信すると発表した。
井口監督は「自分にとってもっとも印象深い引退試合をYouTube Liveで見れるということで楽しみにしています。ファンの皆様と楽しみながら見ることが出来ればと思います。ぜひ一緒に観戦しましょう」と呼びかけた。
ロッテは球団公式ツイッターで5月15日から18日まで募集したZOZOマリンスタジアムの名物場内アナウンス担当、谷保恵美さんにコールをして欲しい選手の企画に、「いいね」が1万3000件を超えたことと、400件を超えるコメントが届いたことを発表した。
この人気を受け、22日午後1時にファンからのコメントとして多かったコールをして欲しい選手をアンコールとして、ツイッターで動画をアップした。
アップしたコールは次の通り。
なお、18日にコールをしたのは、1番 センター 諸積兼司、2番 ショート 小坂誠、3番 ファースト 福浦和也、4番 ライト サブロー、5番 サード 初芝清、6番 セカンド 井口資仁、7番 指名打者 フランク・ボーリック、8番 レフト 大村巌、9番 キャッチャー 里崎智也、先発ピッチャー 黒木知宏。
そして、レフト ベニー、指名打者 イ・スンヨプ、セカンド ルイス・クルーズ、だった。
谷保恵美さんは「ツイッターでの皆さまのコメントを1つ1つ読ませていただきました。喜んでいただけて本当に嬉しいです。その中で特に多かったリクエスト3つをピックアップしてコールをさせていただきました。どれも懐かしいコールばかりですが、コールした後にその時のシーンが脳裏によぎってくる不思議な感覚がありました。今回もZOZOマリンスタジアムの放送室にて、応援してくださっているファンの皆様の姿を想像しながらコールをさせていただきましたのでぜひ聞いてください」とコメントした。
新型コロナウイルスの影響で開幕を延期しているプロ野球が、6月19日の開幕に大きく前進した。22日、Jリーグとの対策連絡会議を行い、専門家チームの賀来座長から「開催できる状況になってきている」と開幕に前向きな見解が示された。また東京都の小池知事は、緊急事態宣言解除後に無観客試合が可能との方針を明言。専門家と、一時は感染状況が最も深刻だった首都の理解を得たことで、週明けの25日にも「6・19」開幕が正式決定する可能性が高まった。
未曽有の苦難に直面したシーズンの入り口が、明確に見えてきた。専門家を交えた対策連絡会議と12球団代表者会議をオンラインで開催。斉藤コミッショナーは、早ければ25日に首都圏と北海道の緊急事態宣言が解除される可能性に触れた上で「正式に解除になれば開催日、練習試合を含めて発表できるのではないか」と明るい見通しを示した。開幕日の発表こそ見送ったが、「6・19」開幕から最大120試合実施へ、鮮明に道が開けた。
全国で緊急事態宣言中だった11日には開幕日を設定できない状況だったが、感染状況は徐々に改善されてきた。14日には39県、21日には関西3府県で宣言が解除され、残る首都圏と北海道も25日に解除される可能性がある。対策連絡会議では、これまで慎重だった専門家チームの賀来座長から「開催できる状況になってきている」と開幕に前向きな見解が示された。
専門家のお墨付きに加え、力強い後押しもあった。東京都の小池知事がこの日、25日に宣言が解除された場合、各種規制を緩和していくロードマップの「ステップ1」の1つとしてプロ野球の無観客試合開催を認める方針を示した。一時は感染状況の悪化が懸念された東京からの“OK”に、斉藤コミッショナーは「都と球団との理解ができたと思っている」と感謝した。
専門家と首都の理解が得られたことで、最短の目標に設定している「6・19」に無観客試合での開幕が実現する可能性が高まった。すでに交流戦とオールスター戦の中止が決定。クライマックスシリーズも中止となる可能性もあるが、最大120試合消化と11月21日からの日本シリーズ開催へ大きく前進した。
25日に全面的な宣言解除となれば、プロ野球は6月から一気に動き出す。事実上のオープン戦となる対外試合は、同2日から関東と関東以外に分かれる形で集中開催。開幕後は、セ・リーグが首都圏と首都圏以外で数週間ごとに集中開催する日程案、パは1カード6連戦を軸としたスケジュールが練られている。25日には再度12球団代表者会議を行い、感染防止策とリスク管理をまとめた独自のガイドラインの完成を目指す。第2波にも最大限の備えをした上で、国民的スポーツがスタートを切る。
新型コロナウイルスの影響で開幕が延期となっているプロ野球は22日、オンラインで臨時12球団代表者会議を行い、今季の開幕日程などを協議した。首都圏と北海道の緊急事態宣言が継続していることもあり、この日の開幕日発表は見送られた。
斉藤コミッショナーは「25日には場合によっては(首都圏と北海道の宣言が)解除される可能性も伝えられている。開催は6月中旬以降を目指すと決めているが、正確な日程については緊急事態宣言が条件になる。月曜日に解除されれば、できるだけ早い段階で日程、スケジュールなども話ができると思う。政府の判断に期待を持っている現状です」と説明した。
先だって行われたJリーグとの対策連絡会議では、専門家チームの賀来座長から「開催できる状況になってきている」と公式戦実施に前向きな考えが示されていた。
今季のプロ野球は3月20日に開幕予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期。交流戦、オールスター戦は初めて中止となった。緊急事態宣言の解除を条件に、6月19日の開幕から最大120試合の消化を目指しており、開幕から当面は無観客試合として実施する方針を固めている。
ロッテは22日、球団公式インスタグラムで募集したドラフト1位・佐々木朗希投手(18)への質問に対する回答を23日10時にアップすると発表した。
この企画はファンサービスの一環として行われており、17日12時から20日午後1時まで質問を募集。中には大船渡高時代のチームメートからも質問が届き、1081件中54問に回答している。
朗希は「撮れ高がちゃんとあるかどうか不安ですが、頑張って回答しましたので、楽しみにしていただければと思います」とコメント。球団広報も「今までベールに包まれていた佐々木朗希選手の素顔を少しでもお見せすることが出来ればと思います。『流れ星に何をお願いする?』『好きなタイプの女性は?』『高校の修学旅行の思い出は?』『お母さんの手料理で好きなのは?』『実家で飼っている犬のエピソードを教えてください』など様々な質問に回答しています。ぜひ読んでください」と呼びかけた。
ロッテは22日、井口監督の引退試合となった2017年9月24日の北海道日本ハム戦(ZOZOマリン)を球団公式YouTubeチャンネルにて、23日午後2時からライブ配信すると発表した。
また「株式会社三和 Presents 第7回 Marines Watch Party」と題し、株式会社三和がタイトルスポンサーを務める。
井口監督は「ちょうど昨日(21日)はホワイトソックス対カブス(06年5月20日)のYouTube Liveがやっていたので見てしまいました(笑)。あの試合は大乱闘があって、その後に自分は(メジャーでは初となる)満塁本塁打を含む2本塁打を打ったので印象深い試合でした。そして明日(23日)は自分にとってもっとも印象深い引退試合をYouTube Liveで見られるということで楽しみにしています。ファンの皆様と楽しみながら見ることが出来ればと思います。ぜひ一緒に観戦しましょう」と呼びかけた。株式会社三和の担当者は「スポーツを通じ日本に夢と元気を!スポーツが持っている力で、現状を打破していきたいという願いから、このMarines Watch Party企画を応援することに致しました」とコメントした。
ロッテは22日、ZOZOマリン場内アナウンス担当の谷保恵美さんが選手名をコールする動画を球団公式ツイッターにて配信したと発表した。
ファンサービスの一環として、15日から18日に谷保さんにもう1度コールして欲しい選手名を募集。この企画が1万3000件を越える「いいね」と400件を超えるコメントが届くなど大好評の企画となり、22日、アンコールとしてファンからの要望が多かった3選手をコールした。
コールされた選手は次の通り。
なお18日にコールされた選手は次の通り。
そのほかに
今年でアナウンス担当歴30年を迎える谷保さんは「ツイッターでの皆様のコメントを1つ1つ読ませていただきました。喜んでいただけて本当に嬉しいです。その中で特に多かったリクエスト3つをピックアップしてコールをさせていただきました。どれも懐かしいコールばかりですが、コールした後にその時のシーンが脳裏によぎってくる不思議な感覚がありました。今回もZOZOマリンスタジアムの放送室にて、応援してくださっているファンの皆様の姿を想像しながらコールをさせていただきましたのでぜひ聞いてください」とコメントした。
日本野球機構(NPB)とJリーグが設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第8回が22日、感染拡大防止の観点からWeb会議システムにて実施された。
専門家チームから提出された提言書の中に「選手およびチーム関係者の事前検査」とあり「開催にあたっての選手およびチーム関係者の各種検査(抗原・PCR・抗体等)については、最新の科学的知見、医療の現状、検査体制の充実、結果の解釈や対応を含め、検討されることとする」と記された。
これを受け、斉藤コミッショナーは「検討をするということですね。現実は希望者になるかもしれないですけど、やれるのならやりたい。けど正確性であったり、非常に難しい問題がある。したがって、どうしたらいいのか検討して、出来るだけ事前検査を選手、スタッフが受けたという形でやれたらなという希望は持っています。内容については今から先生方にお願いをして検討をしていく」と話した。
日本野球機構(NPB)とJリーグが設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第8回が22日、感染拡大防止の観点からWeb会議システムにて実施された。
その後、Web上で行われた会見で斉藤コミッショナーは「先生方の監修を受けながら、かなり詳細にわたる野球開催にあたる80ページ前後になるガイダンスを完了致しました。昨日全球団に配ったところであります」と明かした。さらに「東京の方もさきほど知事の方から野球がステップ1で無観客であればという話が出ているようでありますので、我々は希望を持って先生方のご注意を肝に銘じて実践しながら遂行していきたい」と話した。
会議を受けてこの後、12球団の代表者会議が開催される。前回5月11日の12球団代表者会議では6月半ばから下旬の開幕を目指すことで合意していた。
ロッテは、球団公式インスタグラムで募集したドラフト1位・佐々木朗(大船渡)に届いた質問の回答を23日午前10時から公開する。
佐々木朗は「撮れ高がちゃんとあるかどうか不安ですが頑張って回答しました」とコメント。球団広報室は1081件のうち54問に回答したルーキーの「今までベールに包まれていた素顔を少しでもお見せすることができれば」とした。
プロ野球の最短6月19日開幕がはっきり見えてきた。22日、東京都の小池百合子知事(67)が定例記者会見の中で、緊急事態宣言の解除後に無観客試合での開催が可能になるという見解を示した。また、この日開かれた新型コロナウイルス対策連絡会議後の会見でも、専門家チームから前向きな見解が示された。同会議後には、臨時の12球団代表者会議が開かれ、斉藤惇コミッショナー(80)は25日に同宣言が解除されれば、同日中にも開幕日や日程を公表する考えを示した。
当初の開幕から2ヶ月が過ぎ、ようやくプロ野球の開幕が現実味を帯びてきた。
緊急事態宣言の全国的な解除が視野に入る中、東京都が無観客でのプロ野球開催の基準を示した。小池知事の会見では宣言解除の翌日から、都が作成した段階的に緩和を実施するロードマップが「ステップ1」に。「ステップ1」では博物館や学校などが緩和対象となり、プロスポーツは無観客での開催が可能となる。
試合開催に前向きな姿勢を示したのは自治体だけではない。新型コロナウイルス対策連絡会議の専門家チームの座長を務める東北医科薬科大の賀来満夫特任教授は「少なくとも、今は開催できる状況になってきている」と現在の感染状況を分析。事実上、開幕を容認する見解を示した。
同会議では、3月に出された提言を上書きした形での“バージョン2”が示された。新たに「ミーティングや打ち合わせはなるべく外で行う」という青空ミーティングの奨励や「遠征先での外出・外食など不特定多数との接触機会は避ける」という原則外出禁止を奨励すること、選手やチーム関係者の事前検査を検討することなどが盛り込まれた。
また、会議では新幹線を例に挙げ、移動のあり方を提言。賀来特任教授は「プロ選手はある程度、管理されている」とし「例えば進行方向の前の方に固めて、(座席を多く確保し)2メートルのフリースペースを設けるとか」と一般の乗客との接触をできる限り避ける方法を推奨した。
これまでの慎重な流れから一転、専門家からは開催を前提とする前向きな見解が並び、東京都からは“容認”も得られた。その後に開かれた12球団代表者会議では「審判の練習参加」、「練習試合日程は12球団足並みをそろえる」などが話し合われたが、宣言発出中という事情から開幕日の決定は見送られた。ただ、斉藤コミッショナーは「もし25日に解除されれば、かなり早急に詳しい話ができると思う」と早ければ25日中の決定、発表に含みを持たせた。
現時点では最短6月19日開幕を前提に準備を進めているプロ野球。コロナ禍という逆風に耐え、目に見える形で、今季の全体像が見える日は、限りなく近くなった。
プロ野球の最短6月19日開幕がはっきり見えてきた。22日、東京都の小池百合子知事(67)が定例記者会見の中で、緊急事態宣言の解除後に無観客試合での開催が可能になるという見解を示した。また、この日開かれた新型コロナウイルス対策連絡会議後の会見でも、専門家チームから前向きな見解が示された。
新型コロナウイルス対策連絡会議で専門家チームから「提言バージョン2」として「ミーティングや打ち合わせはなるべく屋外で」、「国民の模範となるようマスクの着用、手洗いうがいなどを行う」、試合開催の場合「定期的に検査を行う」、当面は「無観客が望ましい」、「移動時の注意事項」などが示された。
出席者からの説明や考え方は以下の通り。
プロ野球は22日、オンラインで12球団代表者会議を開き、斉藤惇コミッショナーが会議後の記者会見で、25日に政府が緊急事態宣言の解除を決めた場合は「開催日もある程度外へ出していけると思う」と述べ、来月後半を目標とする開幕日を早ければ同日にも発表できるとの見通しを示した。6月19日が有力となっている。
代表者会議に先立ちサッカーのJリーグと連携した「新型コロナウイルス対策連絡会議」が開かれ、感染状況が改善しているとして専門家チームからは公式戦開催に前向きな見解が示された。感染予防のため、開幕しても当面は無観客試合で行う。
ロッテは22日、球団公式インスタグラムでファンから募集をしたドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=への質問1081件の中から54問に回答し、23日10時からアップを開始すると発表した。
ファンサービスの一環として行っている球団の名物企画。ファンから大きな反響があるという。ロッテ広報室は「今までベールに包まれていた佐々木朗希選手の素顔を少しでもお見せすることができればと思います。『流れ星に何をお願いする?』、『好きなタイプの女性は?』、『高校の修学旅行の思い出は?』、『お母さんの手料理で好きなのは何?』、『実家で飼っている犬のエピソードを教えてください』など様々な質問に回答しています。ぜひ読んでください」とコメントした。
佐々木朗は球団を通じて「撮れ高がちゃんとあるかどうか不安ですが、頑張って回答しましたので、楽しみにしていただければと思います」と予告した。
NPBは22日、臨時12球団代表者会議を開き、ウェブを用いた会見を開いた。週明けの25日にも政府による緊急事態宣言の解除が見込まれる中、斉藤惇コミッショナーは、解除になり次第、開幕を含めた今後の日程を発表できるとする見解を示した。
25日には12球団の代表者会議を設定しているといい、政府の解除決定を受けての会議となる可能性も示した。「先週の会議で開催は6月中旬以降を目指すということで決めておりますけれども、正確な日程についてはまだまだ実質的には緊急事態宣言が存在してますので、解除が最低の条件になろうかと思います」と現状を説明したコミッショナーは、「来週月曜日にこれが解除されれば、できるだけ早い段階で日程、開催の予定、スケジュール等々も皆様方にお話ができるのではないかと思っておりますのでこの政府の判断に期待を持っているのが現状です」とした。
この日の代表者会議に先立って行われたJリーグと連携した対策連絡会議では、専門家から開催にあたっての80ページ前後のガイダンスを受けた。選手へのPCR検査の励行、当面は無観客で開催、開催地域の自治体との連携などが提言されている。斉藤コミッショナーも、この点の詰めを重視していると発言した。
ロッテは22日、球団公式ツイッターでファンサービスの一環として15日13時から18日12時まで募集したZOZOマリンスタジアムの名物場内アナウンス担当・谷保恵美さんにコールをして欲しい選手の企画は「いいね」が1万3000件を超え、400件を超えるコメントが届いたことを発表した。
大好評だったことを受けて22日13時にファンからのコメントとして多かったコールをして欲しい選手3つをアンコールとしてツイッターで動画をアップした。
アップしたコールは次の通り。
なお18日にコールをしたのは次の通り。
そしてレフト ベニー、指名打者 イ・スンヨプ、セカンド ルイス・クルーズ。
谷保恵美さんは球団を通じて「ツイッターでの皆さまのコメントを1つ1つ読ませていただきました。喜んでいただけて本当に嬉しいです。その中で特に多かったリクエスト3つをピックアップしてコールをさせていただきました。どれも懐かしいコールばかりですが、コールした後にその時のシーンが脳裏によぎってくる不思議な感覚がありました。今回もZOZOマリンスタジアムの放送室にて、応援してくださっているファンの皆さまの姿を想像しながらコールをさせていただきましたのでぜひ聞いてください」とコメントした。
谷保さんは今年で場内アナウンス担当歴30年を迎える。
日本野球機構(NPB)とJリーグによる第8回新型コロナウイルス連絡会議が22日、ウェブ会議システムを使って開催。終了後にNPB斉藤惇コミッショナー、Jリーグ村井満チェアマンと、専門家チームの東北大・賀来満夫名誉教授、愛知医大・三鴨廣繁教授らが会見した。
斉藤コミッショナーは「監修を受けながら80ページ前後にわたるガイダンスの作製を完了しました。昨日、全球団に配ったところです。東京の方も知事のステップの公表がありましたが、野球は無観客であればステップ1と出ていますので、先生方のご注意を実践していきたい」と話した。
村井チェアマンも「無観客は最後の手段1つとして受け入れていきたい」と話し、プロ野球、Jリーグとも当面は無観客開催に踏み込む構えを示した。
会議では各地での緊急事態宣言の解除、首都圏でも25日に解除される可能性が出たことを踏まえて、専門家チームがこれまでに作製した「提言」の改訂版を元にプロ野球開幕、Jリーグ再開に向けてのガイドラインが示された。
座長を務めた賀来名誉教授は「明言はできないが現段階の感染状況を見たとき、開催できる状況になってきたと言えると思うが、十分な注意をして欲しいと提言した」と説明。「今後は第2波、再流行を防止しながら社会活動を両立させる事が求められています。日本プロ野球とプロサッカーリーグが開催となるのは国民にとても大きな期待となっています。あくまでも感染防止を最大限に行っていくことが一番」と話した。
専門家チームは開催に向けて
などを提言。観客を入れての開催は次の段階で、賀来氏は「新型コロナは80%が無症状。疫学情報が日本にはない。サイレントの方は全く状況は見えない。再流行のリスクを頭に置く必要がある」と話した。
村井チェアマンは「ドイツなどでは全選手への検査が終わっている。Jリーグも可能である限り検査を実施していきたい。国民の検査が必要な中で我々だけがという思いもありましたが、スポーツを守っていく上で望ましいという声もあった」と検査を進めていく方針。斉藤コミッショナーは「現実は希望者ということになるかもしれませんが、やれるならやりたい」と話した。
ロッテは22日、井口資仁監督の引退試合となった2017年9月24日・日本ハム戦(ZOZOマリンスタジアム)をYouTubeLiveで「株式会社三和 Presents 第7回 Marines Watch Party」と題し23日14時より配信すると発表した。
井口監督は、球団を通じて「ちょうど昨日(日本時間21日)はホワイトソックス対カブス(06年5月20日)のYouTube Liveがやっていたので見てしまいました(笑)。あの試合は大乱闘があって、その後に自分は(メジャーでは初となる)満塁本塁打を含む2本塁打を打ったので印象深い試合でした」とコメント。「そして明日(23日)は自分にとってもっとも印象深い引退試合をYouTube Liveで見れるということで楽しみにしています。ファンの皆さまと楽しみながら見ることができればと思います。ぜひ一緒に観戦しましょう」と呼びかけた。
プロ野球は22日に臨時の12球団代表者会議を開き、日程全般を協議する。開幕日の公開は、先だって開かれる新型コロナウイルス対策連絡会議での専門家チームの見解次第の部分が大きいが、最短6月19日開幕を前提として議論が進むものとみられる。
開幕前の練習試合は緊急事態宣言解除を条件に、同2日から各球団計12試合前後を行う見通し。長距離移動のリスク軽減のため、名古屋以東の8球団と同以西の4球団に分かれて試合が組まれる模様。名古屋以東の8球団の試合については、首都圏を中心に行われることが有力だ。
移動時の感染リスクは開幕後も残る。現在、新幹線移動の際にグリーン車を貸し切る案や、移動そのものを減らすための1カード6連戦の案なども浮上している。また、発表済みの今季日程の組み替えが必至の中、6月19日開幕となった場合の“開幕カード”も当初から一部変更になる可能性が高い。ただ、開催の前提として各本拠地がある地方自治体の理解が不可欠で、代表者会議では自治体との連絡状況についても報告があるとみられる。
また、夏の甲子園が中止となった高校球児を救済すべく、合宿形式のトライアウト実施案が浮上。プロ志望届の選手を対象とし、スカウトの前でプレーを披露する。アマチュア選手へのスカウト視察は喫緊の課題の1つ。代表者会議では今後の活動のあり方を含め各球団の見解を求めつつ、議論を重ねていく。