プロ野球の夜明けが来る。日本野球機構(NPB)は25日、12球団代表者会議を開き、同日の政府による緊急事態宣言の全面解除を受け、6月19日の開幕を正式決定した。
新型コロナウイルスの猛威で約3ヶ月遅れで、試合数は143から120に削減。当面は無観客試合で行う。セ・リーグは中止、パ・リーグは短縮を検討しているクライマックスシリーズ(CS)の最終結論は見送られた。
感染予防のためのガイドラインは代表者会議で約80ページに取りまとめられ、選手会にも提案して近日中に公開する予定だ。感染者が出た場合の対応についても盛り込んでいる。また、Jリーグと合同の新型コロナウイルス対策連絡会議で、専門家メンバーから選手の負担軽減のために特別ルールを設けることを提言されている。3時間半、9回打ち切りなどが検討されているとみられる。斉藤コミッショナーは「検討中です。そういうことも考慮しています」と話した。さらに1軍登録29人、ベンチ入り25人の拡大も検討されそうだ。次回の対策連絡会議は6月8日に行われ、同日は実行委員会と理事会も開催される。
プロ野球の夜明けが来る。日本野球機構(NPB)は25日、12球団代表者会議を開き、同日の政府による緊急事態宣言の全面解除を受け、6月19日の開幕を正式決定した。
新型コロナウイルスの猛威で約3ヶ月遅れで、試合数は143から120に削減。当面は無観客試合で行う。セ・リーグは中止、パ・リーグは短縮を検討しているクライマックスシリーズ(CS)の最終結論は見送られた。国民的スポーツがウイルスと共生するプロスポーツの新様式の旗印となる。
ようやくたどり着いた。緊急事態宣言の地域が全国から消え、6月19日の開幕を確定させた。斉藤惇コミッショナーは「プロ野球開催は外出自粛などにより、苦しんだ国民の皆様方を勇気づけ、またプロ野球以外のスポーツにも開催の指針を示すことができればと思う」と話した。4月に政府が緊急事態宣言を発令してから、国内プロスポーツで初めて公式戦の開催が決まった。新型コロナウイルスで迷走を極めたスポーツ界にプロ野球が羅針盤となる。
当面は無観客試合となる。政府が掲げた今後の緩和の指針としてプロスポーツは6月19日から無観客、7月10日から屋内、屋外ともに上限5000人と段階的に引き上げていくことを示した。感染状況を見極め、8月1日をメドに上限人数は撤廃されるが屋内では50%以内は維持される。この目安をもとに判断していくことになる。
またCSはセ・リーグは中止の方針で調整し、パ・リーグは短縮での実施を検討しているが最終結論は持ち越された。セ、パが異なる方式で11月21日から予定する日本シリーズに臨む可能性が高い。斉藤コミッショナーは「日本シリーズの条件が勝ち方によって違うのも、本当は私は個人的にはそろわないのかと思う。だが4月3日の代表者会議でセ、パで異なる場合もある、それもやむを得ないと12球団は合意している。セとパ、NPB統一にヒビが入った訳ではない」と一枚岩とした。
通常より23試合少ない、120試合の実施となる。6月2日からの練習試合は首都圏に巨人、DeNA、中日、ヤクルト、西武、楽天、ロッテ、日本ハムの8チーム、関西圏に阪神、広島、ソフトバンク、オリックスの4チームが集い、12試合程度行う。開幕カードはセ・リーグは当初予定から開催地を首都圏に変更する案が最有力。パ・リーグはカードも一部変更し、移動リスクを軽減するために23日からは同一カード6連戦を軸に回すことで検討中だ。最終調整を必要としており、今週中に練習試合とシーズンの日程を発表予定。シーズン日程は感染状況を鑑みるため最初の1ヶ月程度となる可能性もある。
未知のウイルスに振り回されながら、開幕日を決めた。「家にいて、お子さん達も出ることができない人にスポーツで元気を与えたい」。あとは無事に船出できるのを待つだけだ。
イースタン・リーグ、ウエスタン・リーグも1軍と同じ6月19日に開幕する。当初はイースタンは3月14日、ウエスタンは同13日に開幕する予定だった。
プロ野球は25日、12球団代表者会議を開き、同日に1都3県と北海道の緊急事態宣言が解除されることを前提として、6月19日の開幕を発表した。公式戦は120試合の予定で、当面は無観客とする。開幕カードを含め、開幕日以外の日程の発表はなかった。イースタン、ウエスタン・リーグの試合も6月19日に開幕する。
プロ野球は25日、12球団代表者会議を開き、同日に1都3県と北海道の緊急事態宣言が解除されることを前提として、6月19日の開幕を発表した。当面は無観客とする。
開幕日、試合数が決まったことによる選手会との話し合いに、斉藤コミッショナーは「私自身はありませんが、選手関係委員会が選手会の代表者とは密に連絡をとりながらやっているということです。現に細かいことを話しながらやってます」と話した。今後は年俸など待遇面の話し合いも行われることになりそうだが、代表者会議を終えた中日加藤代表は「何も話していません」とした。
プロ野球は25日、12球団代表者会議を開き、同日に1都3県と北海道の緊急事態宣言が解除されることを前提として、6月19日の開幕を発表した。当面は無観客とする。
感染予防のためのガイドラインは代表者会議で約80ページに取りまとめられ、選手会にも提案して近日中に公開する予定だ。感染者が出た場合の対応についても盛り込んでいる。
また、Jリーグと合同の新型コロナウイルス対策連絡会議で、専門家メンバーから選手の負担軽減のために特別ルールを設けることを提言されている。3時間半、9回打ち切りなどが検討されているとみられる。斉藤コミッショナーは「検討中です。そういうことも考慮しています」と話した。また次回の対策連絡会議は6月8日に行われ、同日は実行委員会と理事会も開催される。
シーズン開幕日が6月19日と正式発表されたことを受け、ロッテ河合克美オーナー代行兼球団社長が以下の通りコメントを発表した。
「コロナとの戦いという厳しい状況の中、プロ野球を開催する意義は、日本に勇気や希望を提供させていただくことだと思っています。それが我々の使命です。その上でチームとしては、キャンプ前に約束させてもらったように何が何でも優勝を目指します。この期間も井口監督をはじめ選手、スタッフみんながそこに向かう気持ちをぶれることなく準備をしてくれていました。ファンの皆様、ぜひ期待をしていただければと思います」。
シーズン開幕日が6月19日と正式発表されたことを受け、ロッテ井口資仁監督(45)がコメントを発表した。
「開幕日が決まったということで、ようやく自分も選手達も目標に向かって、進んでいけると思います。開幕日が決まらない状況で選手達は難しい調整の日々が続いていました。その中でシーズンを戦える体をつくり、感染症予防を徹底しながらプロとしての体調管理をしっかりと行ってくれたことを誇りに思いますし、感謝をしています。イレギュラーなシーズンで試合数も減りますが、その中で今年のチームスローガン『突ッパ』をもう1度、思い出して戦い抜く、勝ち抜く。そんな1年にします。今まで経験したことがない戦いの中で思いがけないこともあるかと思いますが、どんな逆境にも負けず、勝利を目指して戦い抜く姿を見せることで、ファンの皆様に喜んでもらいたい。そう考えています。スタートから突っ走っていきます」。
1軍戦でデビューだ!ロッテのドラフト1位、佐々木朗希投手(18)が6月2日からの練習試合に登板する予定だと25日、井口資仁監督(45)が明かした。オンライン取材に応じた同監督は「極力、上の方で投げさせたい。何度か機会があると思う」と、開幕前にデビュー戦を設ける意向。26日にシート打撃で投げ、初めて実戦形式で打者と対峙する。
緊急事態宣言が全面解除となり、3ヶ月遅れの開幕が正式発表された午後。コロナ禍でペースダウンしたかに見えた163キロ右腕の育成プログラムは、順調に進んでいた。井口監督が「投げるとすれば、1軍の方の練習試合に投げさせる予定です」と明言した。
18日から首脳陣が強化練習を視察し、佐々木朗は3度ブルペンに入った。24日にはZOZOマリンで変化球を交えて40球。「いい感じです」と本人も納得しながら前に進んでいる。
チームとしての活動は3月27日を最後に自粛。時間、場所ともに限られた自主トレでは運動量が落ちても仕方なかった。だがその中で「しっかりメニューに取り組んで、体力面も落ちることなくやってくれた。実戦に少しずつ近づいているのは変わりない」と指揮官。周りが思うよりも早いくらいのペースで、自分を律して練習し続けたルーキーに、次ステップへのGOサインを出した。
まずは26日、プロ初のシート打撃に登板する。3月にフリー打撃で2度、打撃投手を務めた以来の対打者。初めて実戦形式で、4人と“対戦”する予定だ。18歳はこの日も本拠地で汗を流し、エンジンを温めた。
3月時点で球速150キロ台後半をマークし、当初は4月上旬にシート打撃、同月中の実戦デビューを目指していた。やっと、待ちに待った試合ができる。井口監督は「朗希が思っている課題を1つずつクリアしていってもらいたい。(他の投手陣に)いい刺激を与えてくれたらいいなと思っていますし、自分のペースをまずつくりあげて欲しい」と期待した。
練習試合を前に、ロッテは5月中に紅白戦を行う予定だ。強化練習ではようやく、投手が打撃練習に投げ、野手が生きた球を打ち始めた段階。連係プレーの確認も再開したところで、井口監督は「何とか今月のうちに実戦をやりたい。野手は練習試合で40打席くらい立てると思うので大丈夫だと思う。投手がどれくらいのイニング、球数を投げられるかが1番の心配ですね」と話した。
プロ野球は25日、12球団代表者会議を開き、同日に1都3県と北海道の緊急事態宣言が解除されることを前提として、6月19日の開幕を発表した。公式戦は120試合の予定で、当面は無観客とする。開幕カードを含め、開幕日以外の日程の発表はなかった。イースタン、ウエスタン・リーグの試合も6月19日に開幕する。
セ・リーグとパ・リーグで、クライマックスシリーズ(CS)についての考えが異なっている。日本野球機構(NPB)の斉藤コミッショナーは「日本シリーズの条件が勝ち方によって違うのは何なんですか、個人的にはそろわないとは思う。4月3日の代表者会議で、セ、パで異なった場合は仕方ないとセ、パで合意している。私の方から強制的にやる、やらないという立場じゃない。それぞれの文化、それぞれの会社の条件等々がある。セ、パのディシジョン(決定)を尊敬するしかない。まだ決まっていないのが事実です」と話した。
公式戦日程の組み方も、パ・リーグは移動を減らすため、同一カード6連戦が基本となりそうだ。
プロ野球は25日、12球団代表者会議を開き、同日に1都3県と北海道の緊急事態宣言が解除されることを前提として、6月19日の開幕を発表した。当面は無観客とする。開幕カードの発表はなかったが、地方自治体との調整後、発表される見込みとなった。
6月2日から練習試合を4カード行い、開幕に備える。
斉藤コミッショナーは「プロ野球開催は外出自粛などによる閉塞感に苦しんだ国民の皆さんを勇気づけ、野球以外のスポーツに開催の指針を示せれば」と開幕決定の意義を示した。国内プロスポーツでいち早く開幕を決定したが「世界的にPCR検査等々色々あったが、(日本は)感染者数が16000弱、死者が1000人にも達していない。世界で見ると驚くべき低い数字。命令ではなく自粛、要請でこういうことを達成しているということが、ある意味で驚きと不思議さと称賛。他国のケースを見ると発症者が増え、死者が増えている状況で緩和に向かっている。日本は非常に慎重に質の良い管理をしている。家にいて、お子さんも(外に)出ることが出来ない中でスポーツの元気を与えてあげたいという気持ちで準備をさせてもらった」と話した。
クライマックスシリーズ(CS)については発表が見送られた。セ・リーグは日程確保のためにCSを中止する方針で、パ・リーグは短縮を検討している。交流戦、球宴の中止は決定しており、日本シリーズは11月21日からを予定する。
プロ野球は25日、12球団代表者会議を開き、同日に1都3県と北海道の緊急事態宣言が解除されることを前提として、6月19日の開幕を発表した。公式戦は120試合の予定で、当面は無観客とする。
開幕カードを含め、開幕日以外の日程の発表はなかった。日本野球機構(NPB)の斉藤コミッショナーは「ちゃんと全ての条件が分かっていれば、発表できると思うが、何が起こるか分からないので、1節、2節と切りながら出したらいいのか。そうはいっても、放送、選手の体調、移動の予定もある。なかなか悩んでいる。その辺も含めて、近々に決めなければいけない。決めて報告をします」と話した。
プロ野球は25日、12球団代表者会議を開き、同日に1都3県と北海道の緊急事態宣言が解除されることを前提として、6月19日の開幕を発表した。公式戦は120試合の予定で、当面は無観客とする。開幕カードを含め、開幕日以外の日程の発表はなかった。イースタン、ウエスタン・リーグの試合も6月19日に開幕する。
日本野球機構(NPB)の斉藤コミッショナーは、新型コロナウイルスの第2波が到来した場合の想定について「当然、その覚悟をしていなければならない。解決はしていない。コロナウイルスと共存しながら知恵をだしてやっていかなければならない。どこかでうまくいかないこともあると思う。政府の解除宣言の中に、色々と入ってくると思う。野球だけで決めれることではない。社会問題ですから、地方自治体と色々とやっていかないといけない。起きた時には実行委員会を開いて、対応。国、地自体、顧問の先生方8人と緊急の対応策を考えていく」と話した。
第2波、第3波などでシーズンが中断した場合に、チーム順位や成績の扱いも検討課題となる。斉藤コミッショナーは「今後の検討ですよね。順位をつけるのか、つけないのか、正直言って、そこまで細かい討議はしていない」と話した。
プロ野球は25日、12球団代表者会議を開き、同日に1都3県と北海道の緊急事態宣言が解除されることを前提として、6月19日の開幕を発表した。公式戦は120試合の予定で、当面は無観客とする。
斉藤コミッショナーは、無観客から観客を入れるタイミングについて「状況が近づいてくれば具体的にお客さんをどういう割合、準備、基準など細かく入れたガイドラインをつくっていく」とした。
プロ野球は25日、12球団代表者会議を開き、同日に1都3県と北海道の緊急事態宣言が解除されることを前提として、6月19日の開幕を発表した。当面は無観客とする。
6月2日から練習試合を4カード行い、開幕に備える。
斉藤コミッショナーは「プロ野球開催は外出自粛などによる閉塞感に苦しんだ国民の皆さんを勇気づけ、野球以外のスポーツに開催の指針を示せれば」と開幕決定の意義を示した。
120試合の実施を目指すことになり、セ・リーグは日程確保のためにCSを中止する方針で、パ・リーグは短縮を検討している。交流戦、球宴の中止は決定しており、日本シリーズは11月21日からを予定する。
ロッテが球団公式インスタグラムで募集している鳥谷敬内野手(38)への質問が、24時間で1500件を超えた。26日正午まで受け付ける。
活動自粛中のファンサービスとして井口監督、益田、石川、種市、荻野、福田秀、中村奨、藤岡、田村、藤原、佐々木朗が実施。これまで最多だった藤原への質問1411件を既に超えた。
今回が最終回で、回答は27日以降を予定している。球団広報室は「すごい勢いで質問が届いており、あらためて鳥谷選手の人気を感じています。本人に伝えると『それはよかったです。嬉しいですね!ありがたいです』と喜んでいました。まだ締め切りまで時間があるので、まだ質問をされていない方はぜひ質問をお願いします」とコメントした。
新型コロナウイルスの感染拡大で開幕を延期しているプロ野球は25日、オンライン形式で12球団代表者会議を開き、政府による緊急事態宣言の全面解除を受けてセ、パ両リーグの公式戦を6月19日に開幕することを決めた。当初の開幕日は3月20日で、約3ヶ月遅れでの開幕となる。4月に緊急事態宣言が発令されて以降、国内のプロスポーツで公式戦開催が決まったのは初めて。当面は公式戦では初の無観客試合で行うが、早ければ7月10日に観客を入れて実施する可能性が出てきた。
2020年のプロ野球の開幕は「6・19」。緊急事態宣言の全面解除に合わせ、12球団代表者会議で決定した斉藤惇コミッショナー(80)は、安堵の表情を浮かべた。
「外出自粛などによる閉塞感に苦しんだ国民を勇気づけ、プロ野球以外のスポーツにも開催の指針を示すことができればいいと思います。関係者、ご家族を守りながら慎重に運営していくことが何よりも重要だと思っております」。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、当初の3月20日から約3ヶ月遅れで開幕となる。レギュラーシーズンは当初の143試合から120試合に。日程は発表されなかったが、9回での打ち切り案や時間制限案についても「検討中」とした。
各球団は6月2日から14日まで練習試合を4カード実施し、開幕に備える。クライマックスシリーズを開催するかは結論が出なかった。だがセは開催を見送り、パは日程を短縮して実施の方向。日本シリーズは11月21日に開幕する。
開幕しても当面は無観客で行われ、ファンはテレビやラジオの前で声援を送るしかないが、早ければ7月10日に球場へ足を運ぶことが可能になるかもしれない。
政府はこの日、新型コロナウイルスへの基本的対処方針を改定。約3週間ごとに感染状況を確認し、制限緩和を進める。プロスポーツはプロ野球が開幕する6月19日をめどに無観客での開催を認め、段階的に入場者数を増やすよう要請する。
6月19日の3週間後は7月10日。ただし、人数の上限があり、4万6000人収容の東京ドームでも5000人が目安。その後は感染の状況を見極め、8月1日をめどに上限人数を撤廃する方針だ。屋内については収容可能人数の半分以下とする制限は残る。
「今まではどうやって開催できるか、無観客でも何とかできないかというところに集中して討議してきた。(観客を入れる)状況が近づいてくれば、どういう割合で入れるか、準備をどうするかなどのガイドラインを作らないといけない」と斉藤コミッショナー。
これまで「こういう状況だからこそ、国民の元気に役立てられれば」という思いを繰り返し述べてきた。球音を待ちわびたファンは野球場で感動、興奮を味わえる。選手は声援を力に変え、日本列島を活気づける。
ロッテ・井口資仁監督(45)が25日、オンライン取材でドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡高=を6月2日から再開する練習試合で実戦デビューさせる考えを明かした。
「練習試合で投げさせたいと思っている。投げるとすれば1軍の練習試合です」と井口監督。最速163キロ右腕は5月に入り、3度のブルペン入り。26日はZOZOマリンスタジアムでシート打撃に初登板する。
当初は4月3日にシート打撃で初登板する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、チームは活動休止となり、プランは白紙に戻っていた。
「今の状況はみんな一緒なので、こればかりは仕方がない。今はとにかく我慢するとき」とトレーニングを続けてきた令和の怪物が“開幕モード”に入った1軍選手を相手に勝負を挑む。
日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長は25日、セ、パ両リーグ公式戦の開幕が6月19日に決まったことを受け「開幕できるのは喜ばしいことだが、まだ話さなければいけないことが残っている。きっちり対応して欲しい」と日本野球機構(NPB)側に丁寧な話し合いを求めた。
開幕が大幅にずれ込みシーズンが短縮されることで、フリーエージェント(FA)権の取得に必要な出場選手登録日数の扱いをどうするかなど流動的な部分が残っている。森事務局長は「しっかり話し合われないことには、選手達がすっきり開幕を迎えられない」と述べた。
日本野球機構(NPB)と12球団は25日、新型コロナウイルスの感染拡大に立ち向かう医療や介護の従事者へ感謝の拍手を送る「クラップ・フォー・ケアラーズ」を行うと発表した。
26日以降に各球団のスケジュールに合わせて実施する。
ロッテは25日、球団インスタグラムの「Q&A」企画で前日からで鳥谷敬内野手(38)への質問の募集を開始したところ、1日足らずで1550件を超える質問が届いたと発表した。
球団広報は「すごい勢いで質問が届いており、あらためて鳥谷選手の人気を感じています。本人に伝えると『それは良かったです。嬉しいですね!ありがたいです』と喜んでいました。まだ締め切りまで時間があるのでまだ質問をされていない方は、ぜひ質問をお願いします」とコメント。
質問の締め切りは26日正午となっている。
日本野球機構(NPB)の斉藤惇コミッショナーは25日、オンラインで会見に臨み、プロ野球の開幕が6月19日に決定したと発表した。
「プロ野球開催は外出自粛などによる閉塞感に苦しんだ国民の皆様を勇気づけ、またプロ野球以外のスポーツにも開催の指針を示すことができればいいのではないかと思っています」。
予定されていた3月20日から約3ヶ月遅れでの開幕となるが、ようやく開幕へとこぎつけることができた。斉藤コミッショナーは「私達としては子供達も家にいて、(外に)出ることができない人達にスポーツで元気を与えてあげたい。それだけの気持ちで準備していました」と述べた。
その一方で、新型コロナウイルスの蔓延が収束した訳ではないため、「開幕自体を決断できたのは喜ばしいことですが、準備を怠りなく進め、関係者、そしてご家族を守りながら慎重に運営していくことが何よりも大事だと思っております」と今後も気を緩めることなく、感染予防に努めていく。
日本野球機構(NPB)は25日、オンライン形式で12球団代表者会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大で大幅に延期していたセ、パ両リーグの公式戦とイースタン、ウエスタン両リーグの公式戦を6月19日に開幕することを決めた。同2−14日に練習試合を行い、開幕に備える。当初の開幕日は3月20日で、約3ヶ月遅れでの開幕となる。
政府はこの日、埼玉、千葉、東京、神奈川の首都圏4都県と北海道で継続していた緊急事態宣言を全面解除することを決定。これを受け、準備を進めてきた最短6月19日での開幕を決定した。レギュラーシーズンはセ、パ両リーグともに120試合を予定。日本シリーズは11月21日に開幕する。クライマックスシリーズ(CS)の開催について、斉藤惇コミッショナーは「まだ結論は出ていない」としたが、セは開催を見送り、パは日程を短縮して実施の方向。
公式戦の日程は後日発表される。開幕カードは巨人−阪神(東京ドーム)、ヤクルト−中日(神宮)、DeNA−広島(横浜)、西武−日本ハム(メットライフ)、ソフトバンク−ロッテ(ペイペイドーム)、オリックス−楽天(京セラ)が有力。選手の疲労による感染リスクを考慮し、9回で打ち切って延長戦を行わない方式や、時間制限を設けて新しい延長回に進まない案も検討されている。
斉藤コミッショナーは「慎重に準備を進めることが何よりも重要だと思っている。ガイドラインに沿って、安全に試合を実施していきたい」と語った。
プロ野球は25日、オンラインで12球団代表者会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大により延期していた開幕日を6月19日に正式決定した。約3ヶ月遅れの開幕で、レギュラーシーズンは143試合から120試合に削減。当面は無観客での開催で、日程は近日中に発表される。この日、緊急事態宣言が全国で解除されたことを受け、プロ野球が国内プロスポーツの先陣を切る。
緊急事態宣言の発令以来、国内プロスポーツで初めてプロ野球が公式戦開催を決めた。
「数度にわたり日程変更を余儀なくされ、ご心配を掛けた。外出自粛などの閉塞感に苦しんだ国民を勇気づけ、プロ野球以外のスポーツにも開催の指針を示せればと思う」。
斉藤惇コミッショナー(80)はプロ野球が背負う大義を口にした。6月19日にセ・パ両リーグが2軍のイースタン、ウエスタン・リーグとともに開幕。そこへ向けた練習試合は6月2日から14日まで、4カード計12試合を組んだ。首都圏に8チームが集まり、西日本でオリックス、阪神、広島、ソフトバンクが戦う。
「コロナウイルスと共存し、知恵を持って抑えながらやっていくしかない」と斉藤コミッショナー。日程についての議論は継続中で「色々工夫しているのでもう少し時間を下さい」とした。この日は発表できなかったが、開幕カードは巨人−阪神戦、DeNA−広島戦、ヤクルト−中日戦、西武−日本ハム戦、ソフトバンク−ロッテ戦、オリックス−楽天戦が最有力となっている。
開幕後、パは同一カード6連戦として移動の回数を抑える形を導入。セは開幕直後は関東の試合を集中的に組み、最初の4カードは全て関東圏とナゴヤドームで開催される見込みだ。
当面は無観客での開催。第2波への備えも欠かさない。「日本は非常に質の良い管理を皆さんの努力でできている。家にいてお子さん達も外に出られない。スポーツの元気を与えてあげたい」。国民のここまでの努力が6・19開幕につながったことを、球界関係者全員が実感している。選手達は日本の底力を胸に抱き、プレーで還元する時が来た。
開幕日に決まった6月19日は野球の本場・米国では「ベースボール記念日」。日本はまだ江戸時代だった1846年の同日、ニュージャージー州で公式の記録が残る最初の野球の試合が行われた。国内では8月9日が語呂合わせから「野球の日」として一般社団法人日本記念日協会に認定されている。
プロ野球は25日、オンラインで12球団代表者会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大により延期していた開幕日を6月19日に正式決定した。
CSについて斉藤コミッショナーは「まだ結論は出ていない」とした。セ・リーグが開催断念の方針を固めたのに対し、パは日程を短縮した形での開催を模索している。同コミッショナーによると、4月3日の代表者会議で「セ、パで異なる場合もやむを得ない」との意見で合意。日本シリーズは当初日程から繰り下げて11月21日に開幕する。今後も議論されるが「リーグの決定を尊重する」との考えを示した。
プロ野球は25日、オンラインで12球団代表者会議を開き、開幕日を6月19日に正式決定した。
観客を入れる時期が今後の焦点。緊急事態宣言を解除した安倍首相は「プロ野球も来月、まずは無観客から再開していただき、段階的に観客を増やしていく」と次のステージにも言及した。
政府は新型コロナウイルスへの基本的対処方針を改定。イベント制限の段階的緩和の目安を示し、ステップ(2)として6月19日から無観客、ステップ(3)として7月10日からは5000人または収容人数の50%(どちらか少ない方を限度)の集客が目安となると示した。移行期間終了のめどを8月1日とし、人数での制限をなくし収容人数の50%までとした。
政府の指針に強制力はないが、ならうならば少なくとも7月9日までは無観客。感染の再流行などの後退がなければ、早ければ同10日から観客が入場できる可能性がある。懸案だった「全国の県をまたぐ移動」も6月19日以降は認められる。
斉藤コミッショナーは政府から通知は受けてないとし「我々は無観客でも何とか開催できないかと討議してきた。状況が改善すればお客さんを入れることを考えられるが、詳細は討議していない」と説明した。実際には各球場がある自治体の理解が必要。集客開始に地域差が出るのは好ましくないという見方もあり球界として慎重に議論していく。関係者には「夏頃には」という思いがあったが、国から1つのロードマップが示された。
プロ野球は25日、オンラインで12球団代表者会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大により延期していた開幕日を6月19日に正式決定した。
例年、開幕戦で巨人戦を中継している日本テレビは6月19日の放送について「現時点でお答えできることはありません」とした。NPBの日程が出てから発表する予定だが、例年通り地上波で放送する可能性が高い。ほかの民放各局は「現時点で未定です」「何も決まっていません」と答えた。
プロ野球は25日、オンラインで12球団代表者会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大により延期していた開幕日を6月19日に正式決定した。
選手への負担軽減などを考慮し、試合時間を制限する案について斉藤コミッショナーは「考慮、検討している。(選手の負担軽減が)1番大きな理由」と明かした。11年の東日本大震災の際に導入された「3時間半ルール」が有力。長時間試合での選手の体力的消耗を減らし、試合時間の計算が立つことで移動リスクの軽減にもつながる。9回などイニングで打ち切る案も浮上している。
プロ野球は25日、オンラインで12球団代表者会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大により延期していた開幕日を6月19日に正式決定した。
試合開催に向けたNPBのガイドラインは、12球団で精査した上でほぼ完成。今週末にも公開される。図解なども用いた約80ページで「かなり詳細にわたって設定している。このガイドラインに沿って、今後安全に試合を実施していきたい」と斉藤コミッショナー。先に開幕している台湾のガイドラインも参考にし、移動の注意点や選手、関係者に感染者が出た場合の対応方法も網羅されている。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗が26日、ZOZOマリンでプロ入り後初のシート打撃に登板する。井口監督がオンライン取材で明かし「18日以降ブルペンに3回入っている。かなり順調に来ています」と語った。
最速163キロ右腕は25日、本拠地で汗を流した。前日にはブルペンで40球。投球を見守った井口監督も「変化球もしっかりと放れていた。自粛期間にしっかりとメニューに取り組んでくれていた」と、次の段階へGOサイン。当初は2軍で実戦登板の方針だったが、体力強化も順調で「(6月2日から)練習試合が始まれば、極力1軍で投げさせたい。何度か登板機会はあると思う。(周囲に)いい刺激を与えてくれたらいいな」と新たな青写真を披露した。
イレギュラーな戦いとなる就任3年目。開幕日も決定し、指揮官は「どんな逆境にも負けず、勝利を目指して戦い抜く姿を見せることでファンに喜んでもらいたい」と話した。黄金ルーキーがチームを活性化させる。
プロ野球の開幕日が6月19日に決まり、ネット上にはファンの喜びの声があふれた。
スポニチのアカウント「スポニチ野球記者」の速報には3000以上の「いいね」が集まり「決まりましたね。希望への第一歩」「久しぶりの明るいニュース。19日が待ち切れない」などの声が寄せられた。
国内のプロスポーツでは最も早い開幕。「もう無観客でいいから早くやって欲しい。スポーツぐらいしかテレビ見ないので、全くテレビつけてない」「野球速報がくる何気ない日常が、ほんとに大事。楽しみにしている人にとっては日々の張り合いになる」など、ファンは誰もが開幕を心待ちにしている。
6・19開幕へ向けて、ロッテの井口監督と河合克美オーナー代行が25日、球団広報を通じてコメントを寄せた。
ロッテの井口監督が25日、ZOZOマリンでZOOMを利用して報道陣の取材に応じ、26日の練習でドラフト1位・佐々木朗希投手(18)がプロ入り後、初となるシート打撃に登板することを明かした。
「昨日も40球ぐらい、変化球を交えてしっかりと投げられていた。明日シート打撃を行う予定にしているので、かなり順調に来ている」。
18日から首脳陣もナインの強化練習を視察しており、すでに佐々木朗は3度のブルペン投球を行っている。緊急事態宣言が発令される前には、フリー打撃に2度登板し、4月中の実戦登板も検討されていた。
指揮官は、ルーキーの実戦デビューの時期についても言及。「極力、上で投げさせたいと思っている。(6月2日からの練習試合で)何度か登板機会はあると思う」と述べた。なお、この日も佐々木朗は本拠地で練習を行った。
プロ野球12球団の臨時代表者会議が25日、オンラインで行われ、新型コロナウイルスの感染拡大により延期していた今シーズンの開幕日を6月19日に決めたと発表した。
この日、政府による緊急事態宣言が全国的に解除される見通しとなり、会議後の会見で斉藤惇コミッショナーは「まもなく政府によって緊急事態宣言の解除が正式に決定すると思われる。我々はこれを前提として、先ほど12球団の代表者会議で6月19日に開幕することを決定した」と話した。当初は3月20日を予定しており、約3ヶ月遅れの開幕となる。
当面は無観客での開催となる予定。シーズンは通常の143試合から減って120試合となる。
日本シリーズは11月21日に開幕する予定。
開幕を前に、6月2〜14日に各チーム4カードの練習試合を行うことも合わせて発表された。
イースタン、ウエスタン両リーグも6月19日に開幕する。
ロッテが球団公式インスタグラムで、24日午前11時から26日正午時まで鳥谷敬内野手への質問を募集したところ、開始から24時間で1557件を超える質問が届いた。
ここまで井口監督、益田、石川、種市、荻野、福田秀、中村奨、藤岡、田村、藤原、佐々木朗が実施し、最多質問は藤原の1411件だった。
回答は27日以降を予定している。また、この企画は今回で最終回となる。球団広報室は「凄い勢いで質問が届いており、あらためて鳥谷選手の人気を感じています。本人に伝えると『それは良かったです。嬉しいですね!ありがたいです』と喜んでいました。まだ締め切りまで時間があるのでまだ質問をされていない方は、ぜひ質問をお願いします」と呼びかけていた。
6月19日開幕の公式戦では、試合時間を短縮するための方策も検討されている。
専門家チームからの提言で、競技後の疲労で一時的に抵抗力が落ちる可能性がある選手への配慮が求められたことから、延長戦なしの9回打ち切りや、開始から3時間半を過ぎて新しい回に入らないなどの案がある。斉藤コミッショナーは「検討している。そういうこと(選手の体調への配慮)が1番の理由」と話した。
井口資仁監督が正式決定された6月19日の開幕へ向け抱負を語った。
「ようやく自分も選手達も目標に向かって進んでいける」。監督就任3年目となる今季はイレギュラーなシーズンとなったが、「チームスローガン『突ッパ』をもう1度、思い出して戦い抜く、勝ち抜く。そんな1年にします」と力強く宣言。3年連続Bクラスからパ・リーグ制覇へとはい上がる。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)のプロ初実戦が、6月の1軍練習試合になることが25日、分かった。井口資仁監督(45)がオンライン取材に応じ「投げるとすれば1軍の練習試合で」と明言した。26日にはプロ入り初のシート打撃に登板する予定。今後の結果次第では、球団の高卒新人投手で89年の前田幸長以来となる開幕1軍の可能性も出てきた。
最速163キロ右腕が、初実戦を1軍のマウンドで迎える。球団はこの日、テレビ会議アプリ「Zoom」を利用したオンライン取材を開始。井口監督は佐々木朗のプロ初実戦について、6月2日から始まる1軍の練習試合でデビューさせることを明言した。「練習試合が始まって、その中でも極力上の方(1軍)で投げさせたいなと思っている。練習試合もかなり入ってくると思うので、その中で何度か登板機会はあると思う」。起用法こそ明らかにしなかったものの、開幕まで12試合行われる予定の練習試合で経験を積ませる方針だ。
朗希は3月末に2度のフリー打撃登板を行い、4月3日にはプロ入り後初のシート打撃が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響でチーム活動が休止。4月中の初実戦も検討されていたが、シート打撃とともに先送りとなっていた。その後は自主練習を続け、18日以降に3度のブルペン投球を行った。井口監督は「昨日(24日)も40球くらい変化球も交えて放れてましたし、明日シート打撃を行う予定にしています」と、26日に初のシート打撃に登板することも明かした。
ここまでの過程を「かなり順調にきている」と話す指揮官は「1ヶ月半全体練習できていなかったので、多少はペースダウンしたとは思うけど、実戦に近づいていることには変わりない」と太鼓判。朗希も24日のブルペン後に「いい感じ。順調に来ています」と充実ぶりを口にしていた。
チームは開幕投手が白紙に戻され、練習試合を経て再び開幕ローテ争いが行われる。「(朗希の1軍登板が)いい刺激になってくれたら。今は自分のペースというか、自分のものをまず作り上げていって欲しい」。実戦での結果次第では開幕1軍の可能性もある。入団からじっくり育て上げられた「令和の怪物」が、いよいよ1軍のマウンドでベールを脱ぐ。
新型コロナウイルスの影響で開幕を延期していたプロ野球は25日、セ・パ公式戦の開幕日を史上最も遅い6月19日に決めた。4月に緊急事態宣言が発令されて以降、国内プロスポーツで公式戦開催が決まったのは初めて。当面は無観客試合となるが、政府の指針に従えば7月10日から有観客試合が可能になる。斉藤惇コミッショナー(80)は「閉塞感に苦しんだ国民の皆さま方を勇気づけ、プロ野球以外のスポーツにも開催の指針を示すことができれば」と使命感を口にした。
スポーツ界の旗手としての使命を負い、プロ野球がスタート地点を定めた。当初開幕予定の3月20日から遅れること3ヶ月。緊急事態宣言発令後、日本のプロスポーツで初めて公式戦にたどり着いた。
緊急事態宣言の全面解除が決まり、この日の12球団代表者会議で正式に開幕日を決定。苦心の末、異例のシーズンへ準備を整えた。開幕前の練習試合は6月2〜14日に東8球団、西4球団で集中開催する。公式戦は最大120試合が目標。11月21日開幕の日本シリーズまで、5ヶ月超に及ぶ未知の挑戦となる。
開幕戦は巨人・阪神(東京D)、ヤクルト・中日(神宮)、DeNA・広島(横浜)、西武・日本ハム(メットライフ)、オリックス・楽天(京セラD)、ソフトバンク・ロッテ(ペイペイD)が有力。セ、パ、イースタン、ウエスタンは異例の同日開幕となる。セは首都圏で2〜3週間の集中開催後、首都圏以外で集中開催を行う。中間地点の名古屋が本拠地の中日主催試合を巧みに配し、移動の回数や距離を抑える。パは開幕3連戦後、5週連続で同一カード6連戦に臨む。
クライマックスシリーズ(CS)に関しては、セ、パで取り扱いが異なる可能性がある。セは中止が濃厚だが、パは変則開催を検討。第1ステージ(S)を中止し、最終Sを4試合制(アドバンテージ1勝)に短縮して行う案が浮上している。
当面は無観客試合だが、段階的に観客を増やす道を模索する。政府の指針に沿えば、7月10日から5000人を上限に有観客試合が可能となり、8月1日以降はさらに緩和される。無観客解除のタイミングは地域、球団によって異なる可能性もある。早期の有観客が現実味を帯びる一方で、第2波の到来や罹患者が出た場合も想定。有事の際は公式戦の中断も視野に入れている。
感染防止策やリスク管理を列記したガイドラインは75〜80ページに及ぶ。偶然か必然か、6月19日はベースボール記念日。球界全体が社会の公器としての使命感を抱き、「withコロナ」のシーズンを迎える。
NPBの斉藤コミッショナーは25日にオンラインで行われた12球団代表者会議後、緊急事態宣言の全面解除を受け、プロ野球のセ・パ公式戦を6月19日に開幕すると正式発表した。
当初は3月20日に開幕予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期。3ヶ月遅れで、待ちに待ったプロ野球が幕を開ける。日本シリーズは11月21日に開幕予定で、各球団120試合を予定している。
当初の日程で交流戦後のリーグ戦が再開するタイミングが6月19日だった。交流戦の中止が決まり、NPBは最短でこの6月19日開幕を目標に設定。慎重に情勢を見極めながら準備を進めてきた。
6月19日は野球研究家の間で「ベースボール記念日」と言われている。野球のルールを確立したとされている、アレキサンダー・カートライト2世が考案した「3アウト」「3ストライク」などの現行ルールによる初の試合が、1846年6月19日に米国内で行われたという。170年以上の歴史を持つ野球はその後、ルール改正がなされ、魅力的なスポーツに発展した。
コロナウイルスという誰も予想しなかった事態で延期になった2020年のプロ野球。偶然にも「ベースボール記念日」と言われる歴史的な1日に、各地の球場で「プレイ・ボール」の声が響き渡る。
6月19日の公式戦開幕が決まったプロ野球12球団が、新型コロナウイルス感染症拡大に立ち向かう医療・介護従事者らに感謝と敬意を表して拍手を送る「クラップ・フォー・ケアラーズ」を実施する。英国など欧州で始まったとされる「クラップ―」は、国内でもスポーツや芸能界、自治体などの間で広がっている。26日以降、各球団が練習中の球場などで行う予定だ。
新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていたプロ野球は25日、オンラインで12球団代表者会議を行い、6月19日に公式戦を開幕すると発表した。
会議後にオンラインで会見した斉藤惇コミッショナーは、両リーグとも公式戦120試合を戦い、11月21日から日本シリーズを開催することを明らかにしたが、日本シリーズ進出をかけた両リーグのクライマックス・シリーズ(CS)については「まだ結論が出ていない」とした。
CS開催については、屋外球場の多いセ・リーグは日程消化への懸念から中止、パ・リーグは日程を短縮して開催する方向で検討されており、セ・パで日本シリーズ出場の条件が異なる可能性がある。斉藤コミッショナーは「個人的には(セ・パで)そろわないかという気持ちもあるが、強制する立場にない。それぞれの決定を尊重する」との考えを示した。
新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていたプロ野球は25日、オンラインで12球団代表者会議を行い、6月19日に公式戦を開幕すると発表した。セ・パ同時開幕で、当初予定されていた3月20日から約3ヶ月遅れとなる。
緊急事態宣言が継続していた東京、埼玉、神奈川、千葉、北海道の解除が決まったことで、ようやく開幕日の最終決定に至った。今後は6月2日から2週間オープン戦(練習試合)を行い、開幕に備える。交流戦、オールスターはすでに中止が決まっている。6月2日から14日まで4カード練習試合を行い、開幕に向かう。
感染防止のため、当面は無観客試合で実施する。開幕後の感染状況を見極めながら、政府や自治体の方針に沿って段階的に観客を入れることを模索していく。移動に伴う感染リスクを軽減する目的で、セは首都圏(東京D、神宮、横浜)で開幕し、約2週間後に関西(ナゴヤD、甲子園、マツダ)に開催地を移す。セのエリア別集中開催に対し、各球団の本拠地が広範囲に及ぶパは、開幕3連戦後に1カード6連戦を続ける日程を予定している。
また、専門家の意見や先行してプロ野球が開幕した台湾や韓国を参考に、独自のガイドラインを作成。感染防止を第一に、対策を徹底して今季に臨む。代表者会議後にオンラインで記者会見した斉藤コミッショナーは「閉塞感に苦しんだ国民のみなさまを勇気づけ、プロ野球以外のスポーツにも開催の指針を示すことができればと思う」と話した。
ロッテの井口資仁監督(45)が25日、テレビ会議アプリ「Zoom」でオンライン取材に応じ、26日にドラフト1位・佐々木朗希投手(18)がプロ入り後初のシート打撃に登板することを明かした。
「昨日もピッチングして40球、変化球も交えて放れてましたし、明日シート打撃を行う予定にしています。かなり順調に来ています」と現状を説明。首脳陣は18日から選手の練習を視察しており、朗希は5月中に3度のブルペン投球を行い、調整を続けてきた。
3月末に2度のフリー打撃登板を行い、打者に対して最速157キロを計測。4月3日にはプロ入り後初のシート打撃登板が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響でチーム活動が休止となり、先送りにされていた。
ロッテは25日、球団公式インスタグラムにて鳥谷敬内野手(38)への質問が募集開始24時間で過去最多となる1557件超えを達成したと発表した。
ファンサービスの一環として行われているこの企画は今回で最終回。これまで井口監督をはじめ、益田や石川、福田秀、佐々木朗なども参加し、最後は“大トリ”としてレジェンドの鳥谷が登場。24日11時から26日12時まで質問を募集しており、開始24時間でこれまで最多件数だった藤原の1411件を抜く1557件の質問が届き、大きな反響を呼んでいる。
ロッテ広報室は「すごい勢いで質問が届いており、改めて鳥谷選手の人気を感じています。本人に伝えると『それはよかったです。嬉しいですね!ありがたいです』と喜んでいました。まだ締め切りまで時間があるのでまだ質問をされていない方は、ぜひ質問をお願いします」とコメントした。
球団公式インスタグラムでの回答は27日以降を予定している。
新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていたプロ野球は25日、12球団代表者会議を開き、6月19日にセ・パ同時に開幕することを決定した。イースタン、ウエスタン両リーグも同日開幕する。4月に政府が緊急事態宣言を発令して以降、国内プロスポーツで公式戦開催が決まったのは初。会見に臨んだ斉藤惇コミッショナーは高揚感を隠さなかった。
「プロ野球開催は、外出自粛などで閉塞感に苦しんだ国民の皆様を勇気づけ、またプロ野球以外のスポーツにも、開催の指針を示すことができればいいかなと思っています」。
開幕から当面は無観客での開催になる。だが、この日、政府が発表した指針によると、7月10日から上限5000人という条件で、観客を入れての試合開催が可能となる見込み。その後は感染状況を見極めながら、8月1日以降は50%などに緩和される可能性がある。
公式戦は120試合を予定。球宴や交流戦は行わず、クライマックスシリーズはセが中止、パが変則での開催を模索する。地方開催も難しい。移動を極力減らし、セは東西集中開催、パは1カード6連戦が基本。何もかも異例の形で、11月21日予定の日本シリーズ開幕まで進む。
緊急事態宣言の全国での解除が決まり、国民的スポーツが前へ向かう。「何とかスポーツの元気を与えてあげたいなという気持ち」と斉藤コミッショナー。第2波襲来の危険もあり、順風満帆が保証されないシーズン。熟慮を重ねた末に、スタート地点を見いだした。
ロッテ・井口資仁監督(45)が25日、ZOZOマリンスタジアムで「Zoom」を使って取材に応じ、ドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=を6月の1軍練習試合で実戦デビューさせる方針を明かした。
その言葉に大きな期待がこもっていた。佐々木朗の実戦初登板について「1軍の練習試合になると思います。何度か登板機会はあると思います」と明言。6月2日に再開する1軍の練習試合で、新人右腕を初めて実戦マウンドに上げる。
3月下旬にフリー打撃に2度登板し、4月3日に初のシート打撃登板を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で先送りとなった。それでも5月に3度のブルペン投球を行い、指揮官は「自粛期間にしっかりメニューに取り組んでくれて、かなり順調に来ている」と目を細める。
ZOZOマリンで26日に行われる練習では、プロ入り後初めてシート打撃に登板することも決まった。井口監督は「朗希が思っている課題を1つずつクリアしてもらいたい」と期待した。
今後は調整のギアを上げ、徐々に仕上げていくことになる。最速163キロ右腕が、ついに実戦マウンドでベールを脱ぐ−。
今季のプロ野球の開幕日程が6月19日に決定したことを受け、ロッテの河合克美オーナー代行が球団を通じてコメントを発表した。コメントは以下の通り。
「コロナとの戦いという厳しい状況の中、プロ野球を開催する意義は、日本に勇気や希望を提供させていただくことだと思っています。それが、われわれの使命です。その上でチームとしてはキャンプ前に約束させてもらったように何が何でも優勝を目指します。この期間も井口監督をはじめ選手、スタッフみんなが、そこに向かう気持ちをぶれることなく準備をしてくれていました。ファンの皆さま、ぜひ期待をしていただければと思います。」
ロッテのドラフト1位ルーキー佐々木朗希投手が26日にZOZOマリンスタジアムで行われる練習で、プロ入り後初めてシート打撃に登板することが決まった。井口資仁監督が25日、オンライン取材で明らかにし「自粛期間にしっかりメニューに取り組んでくれて、かなり順調に来ている」と語った。
3月下旬にフリー打撃に2度登板し、より実戦的なシート打撃に初登板する日程も決まっていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で先送りとなっていた。実戦デビューの時期について、井口監督は「投げるとすれば(6月2日に再開する)1軍の練習試合になる。何度か登板機会はあると思う」と述べた。
日本野球機構(NPB)は25日、新型コロナウイルスの影響を受け、オンラインによる臨時の12球団代表者会議を開催。斉藤惇コミッショナーが会見し、延期となっていた開幕日程を6月19日に決定したことを発表した。
斉藤コミッショナーは「国民の皆さまを勇気づけ、また、プロ野球以外のスポーツにも開催の指針を示すことができればいいのではと思っています」とコメント。セは中止案が浮上しているCS開催の可否については結論が出ず。同コミッショナーは「個人的には(セパ)揃わないかなと思っているが…。場合によっては揃わないことでも12球団で合意している」とした。日本シリーズは11月21日に開幕することを決めた。
また、東日本大震災が起きた11年にも導入された「3時間半ルール」、「9回打ち切り」などの特例案が報じられていることについては「完全にできてない。検討はしています」と語った。
新型コロナウイルスの感染拡大で開幕を延期しているプロ野球は25日、オンラインで臨時12球団代表者会議を開き、セ、パ両リーグ公式戦の開幕日を6月19日に決めた。感染予防のため、当面は無観客試合で行う。4月に政府が緊急事態宣言を発令して以降、国内のプロスポーツで公式戦開催が決まったのは初めて。
当初の予定だった3月20日からは約3ヶ月遅れでの開幕。レギュラーシーズンは各チーム143試合から削減されて120試合となる予定。日本シリーズは11月21日に開幕し、11月中にシーズンを終える。クライマックスシリーズ(CS)を開催するかどうかは結論が出ていない。
日本野球機構(NPB)は25日、新型コロナウイルスの影響を受け、オンラインによる臨時の12球団代表者会議を開催。斉藤惇コミッショナーが会見し、延期となっていた開幕日程を6月19日に決定したことを発表した。
斉藤コミッショナーは「まもなく政府によって緊急事態宣言の解除が正式決定されるものと思われますが、これを前提として、さきほど6月19日に開幕することを決定しました」とした。
東京など5都道県の緊急事態宣言が解除される方向となり、対策などを含めて協議。当初、3月20日の予定から3ヶ月遅れ、無観客でのスタートを目指すことで一致した。
今後は練習試合を4カード行い、開幕に向かう方針。斉藤コミッショナーは「120試合を極力やりたい」とし、セで中止案も浮上しているCSの開催は結論が出ていないことも明かした。
「数度にわたり日程変更を余儀なくされ、ご迷惑、ご心配をおかけしました。国民の皆さまを勇気づけ、また、プロ野球以外のスポーツにも開催の指針を示すことができればいいのではと思っています。開幕の決断は喜ばしいが、入念な準備、選手や関係者を守ることがなにより重要」と慎重に語った。
ロッテ・井口資仁監督が25日、テレビ会議アプリ「Zoom」を使って取材に応じ、ドラフト1位・佐々木朗希投手(大船渡)が26日にプロ初のシート打撃に登板すると明かした。
ZOZOマリンスタジアム内で会見を行った指揮官は大きな期待を込めた。「明日シート打撃を行う予定。そこで(佐々木朗が)登板する予定になっている」と明言した。右腕は今月に入り、3度のブルペン投球を行った。首脳陣は18日から選手の練習を視察しており、佐々木朗について井口監督は「かなり順調にきている」と何度もうなずいた。
佐々木朗は3月下旬に2度、フリー打撃に登板した。4月3日に初のシート打撃に登板する予定だったが新型コロナウイルスの影響で見送られた。
最速163キロ右腕が、徐々にペースを上げる。
ロッテは25日、球団公式インスタグラムで公募した鳥谷敬内野手への質問が、募集開始24時間で1557件以上届いたと発表した。井口監督や佐々木朗らも参加した今回の企画で早くも最多質問数をマーク。これまでの最多は藤原の1411件だった。
ロッテ広報室は「すごい勢いで質問が届いており、改めて鳥谷選手の人気を感じています。本人に伝えると『それは良かったです。嬉しいですね!ありがたいです』と喜んでいました。まだ締め切りまで時間があるのでまだ質問をされていない方は、ぜひ質問をお願いします」とPRした。
球団ではファンサービスの一環として26日正午まで鳥谷への質問を募集。ここまでロッテファンだけではなく古巣の阪神ファンからの質問が殺到している。球団公式インスタグラムでの鳥谷の質問回答は27日以降を予定。
背番号「15」。フリーエージェント(FA)でマリーンズの一員に加わった美馬学投手はイーグルス時代と同じ番号を背負っている。入団の際に球団から複数の番号を提示された中で、躊躇なくこの番号を選んだ。美馬にとって大事な数字だった。
「亡くなった母の誕生日が1月5日。イーグルスの時に闘病中だった母に元気を出してもらいたいという想いで、背番号『31』から『15』に変更させてもらった。またこうやってこの思い入れのある番号をつけることができて嬉しいです」。
兄、姉の3人兄妹の末っ子だった美馬。「本当に可愛がってもらった」と振り返り、「人を引きつける人。母のところに人が集まっている印象があった。みんなに愛されていた」とありし日の姿を思い出す。そんな母にがんが見つかったのは2013年。美馬は1軍の舞台で投げることで勇気づける。そんな日々を続けていた。
「野球をよく見に来てくれた。それが生きがいだった。自分が投げることを楽しみに闘病生活をしていた。『また野球場に見に行きたいから頑張る』と言ってくれていた」。
この年、美馬は6勝5敗。チームはリーグ優勝を果たし、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでは完封勝利を挙げた。忘れもしないのは本拠地Kスタ宮城(当時)で先発を任されたジャイアンツとの日本シリーズ第7戦。球場入りする際に携帯が鳴った。母からだった。退院したとの報告を受け「応援しているからね。頑張ってね」と言われた。今でもその時の声が鮮明に記憶に残っている。月日がたった今でも、その出来事が脳裏から離れない。美馬は6回1安打無失点でイーグルスは日本一に輝いた。
母はその後も入退院を繰り返した。そんな母へのメッセージに、と17年オフに背番号「31」から「15」に変更した。1月5日生まれの母への想いは残念ながら届くことなくこの年の12月に息を引き取った。61歳だった。最後に観戦をしたのは17年9月19日のKoboパーク宮城(当時)のファイターズ戦。美馬の誕生日であり、自身初の2桁勝利を挙げた日となった。
「プロ野球において、なかなか意味のある番号をつけてプレーをすることは、できるものではない。その中でこの番号を頂けたことは嬉しい。マリーンズに配慮をしていただきうれしかったです。支えて欲しいというよりは、母には、いつも見ていて欲しい。そう思います」。
ZOZOマリンスタジアムでの練習後、美馬は汗を拭いながら空を見上げた。「応援しているからね。頑張ってね」。海風と共に、あの時の声が聞こえてくるような気がした。思えばプロ入り初完封勝利を挙げたのはこの場所。16年3月30日の事だ。あの日も母は試合を生観戦し誰よりも喜んでくれた。背番号「15」。大事な番号を背に新天地で美馬が翔る。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)