1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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北海道日本ハム | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
千葉ロッテ | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 5 |
ロッテのホセ・フローレス投手(30)が開幕1軍入りへアピールした。
2番手として、3回から登板。3月末、初年度の育成外国人としては期限ぎりぎりでの支配下登録が決まり、ZOZOマリンでの対外試合もこの日が初めてとなった。
制球は終始安定し、140キロ台中盤が低めに続く。打者12人と対戦し、6つの内野ゴロを打たせた。唯一に近い失投を日本ハム横尾に二塁打され、守備ミスも重なって2失点したが、特長を存分に発揮した。
試合後の井口資仁監督(45)は「彼の持ち味が出ていた投球だったと思うし、外国人枠に入ってくる選手だと思う」と高く評価した。変則シーズンの開幕にあたり、指揮官はロングリリーフができる投手をチェック中。かねて「先発も中継ぎもできる」と評価していたフローレスは、うってつけの存在だ。
現状ではハーマン、ジャクソンの右腕2人に、左腕チェンと、投手だけでも1軍ベンチへのライバルは多い。「開幕して外国人枠が増えるかもしれないという情報もあるので、その中でそこに入ってこられたら」と井口監督。ベネズエラ出身で、BC・富山を経て入団した191センチ右腕に、活躍の場はしっかり用意されそうだ。
ロッテ藤岡裕大内野手(26)が2安打4打点と存在感を示した。
9番遊撃で出場し、2回の第1打席は日本ハム上沢から右翼へ2点適時二塁打を放った。ファウルで粘り、7球目の内角直球をうまくさばいた。
7回の第3打席は、鈴木遼の低め直球を右翼席へ2ラン。「打席でしっかり自分のスイングをしようと、それだけを心がけています。今日はそれが良かったと思う」。ホームランボールにはサインを書き、ファンへプレゼントすることになった。
活動休止で2カ月近いブランクになったが「実戦から離れていた割にはボールを見極められている。イメージと動きの誤差はあまりなく、意外とスムーズにいけています」と、しっかり流れをつかめている。
自宅の駐車場で素振りをすることも多かった。「新鮮な感じはありました。野球少年みたいな感覚になった。楽しかったですね」。通行人の視線をあえて受けながら、小1時間バットを振り抜く。スイングを見直すきっかけにした。
オープン戦からドラフト5位の福田光輝内野手(22)が猛アピールを続け、3月中旬には鳥谷敬内野手(38)が電撃入団した。遊撃の競争は激しい。「試合に出られるのは1人なので、誰だろうとライバルですし、勝っていかないといけない。1球1球、必死に食らいついてやっていく」とシーズン開幕まで残り12試合に立ち向かう。
ロッテ種市篤暉投手(21)が日本ハムとの練習試合に先発し、2回5安打3失点と課題を残した。
直球は140キロ台中盤を安定してマークしたものの、甘く入ったところを痛打されるケースが目立った。3月末以来の実戦登板を「今日は腕が振れなかった。直球でファウルが取れず、決め球もなかったです」と反省。「全てが悪かったと思うので反省しか出てこない。ここから調子を上げていくしかないです」とコメントした。
井口監督は「まだまだ本来の種市の形ではないと思うので、もう少し精度を上げて、また次回は球数とイニングを増やしてもらいたい」と現状を評価。シーズン初先発については「開幕は多分カードの頭ではないと思う」と話した。
6月19日のシーズン開幕に向け、練習試合が始まる。ロッテは鳥谷敬内野手(38)が「3番・三塁」でスタメン出場。日本ハム先発の上沢直之投手は昨年6月18日DeNA戦(横浜)で負った左膝蓋骨骨折の大ケガから350日ぶりの実戦登板となる。両チームのスタメンは以下の通り。
プロ野球は2日、首都圏と関西で練習試合を無観客で再開し、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月20日から今月19日に延期されたセ、パ両リーグの開幕に向けた調整が本格的にスタートした。
首都圏では東京ドームで西武が巨人に9−7で逆転勝ちした。ヤクルトは神宮球場で中日に15−3で大勝。横浜スタジアムでのDeNA−楽天とZOZOマリンスタジアムでのロッテ−日本ハムはともに5−5で引き分けた。
関西では阪神が広島に甲子園球場で3−2で競り勝ち、京セラドーム大阪ではオリックスとソフトバンクがナイターで対戦。
練習試合が行われるのは3月25日以来。移動による感染リスクを減らすために、12球団が東西に分かれて試合を行う。
日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は2日、再開された練習試合について、「ガイドラインの内容に沿って運営していただいている」との見解を示した。ガイドラインは新型コロナウイルス感染防止を趣旨に、NPBが作成。球審はプレー中もマスクを着用などの項目が含まれているとみられる。
この日は東京都内で感染者が新たに34人確認され、都は独自の警戒宣言「東京アラート」の発動を検討している。発動された場合の対応については「自治体の指示に従うのみ」とした。
6月19日の開幕へ向け、2日に無観客で行われた練習試合では、様々な感染予防策が実施された。巨人−西武戦が行われた東京ドームでは、グラウンド内外で徹底した対策が取られた。両球団の球場入り口からベンチまでの動線を完全分離し、報道陣と選手の接触も制限。NPBから配布されたガイドラインに基づき、試合中も3密対策が取られた。そこには新型コロナウイルスと「共存」する、新たなプロ野球の姿があった。
両軍の選手は試合後、記者に囲まれることなくパソコンの前に座った。同じ球場内にいながら、リモートで質問に答える。新たな取材の形だ。
得点した際、手のひらが触れ合わない「エアタッチ」で喜びを表現した巨人・原監督は「(開幕が決まり)爆発する舞台は整っているけれども、辛抱の部分もある」と律した。試合後は30人近くに囲まれてきたが、球団側が記者を3人に限定。フェンス越しに約2メートルのソーシャルディスタンスが取られた。
練習試合中断前の3月は、各球団が手探りで行った感染防止対策。5月中にNPBからガイドラインが配られたことで明確化された。球審、ボールボーイはマスクを着用。「開幕を迎えられないのはつらいので、しっかりやっていこうと」と辻監督ら西武首脳陣は自主的に、ベンチ内やコーチスボックスでもマスクを着けた。
東京ドームでは、濃厚接触を「集団ごと」にとどめる工夫がなされた。これまで一緒だったホームと、ビジター球団の「動線」を完全に分離。球場入り口からそれぞれのルートでロッカールームまで向かった。報道陣が同通路やグラウンドに立ち入ることは制限され「ぶら下がり取材」は消えた。球場に入った全員が移動手段や、来場までの行動を記録表として提出した。
3月はスタッフが体温計で行っていた報道関係者入り口の検温は、高性能サーモグラフィーを導入。瞬時に体温が画面上に表示され、37.5度以上では入場はできない。入場も試合開始1時間前からとされた。スタンド記者席は1区画6席から、密接を避けるため2席に減らし人数を制限。ベンチ横のカメラマンスペースも各自2メートルの距離を取り、一部がエキサイトシートまではみ出る形になった。
球場には「ウィズコロナ時代」の在り方が凝縮されているように見えた。約2ヶ月ぶりの対外試合に原監督は「昨日の夜も含めて、高揚感がある。やっぱり野球というものが好きなんだなと」と喜びを口にした。6月19日に開幕するプロ野球はコロナと「共存」し、一歩ずつ前に進んでいく。
日本野球機構(NPB)が作成している開催へのガイドラインは公表されていないが、12球団には配布済み。球審がマスクを着用するなど、この日の練習試合はガイドラインに沿って行われた。プロ野球は新型コロナウイルスの事前検査などを検討しているが、厚生労働省は現在の方法より簡単な唾液を使うPCR検査をこの日から認めた。NPBの井原敦事務局長は「国内の検査体制の状況がどうなるか確認した上で、専門家に意見をいただき判断する」と話した。またこの日は都内の新規感染者が34人となり、「東京アラート」が発動された。今後について、同事務局長は「自治体の指示に従うのみです」とした。
ベンチでは首脳陣もマスクを着用。控え野手はマスクを着けて守備時は一塁側ベンチ、攻撃時は一塁側エキサイティングシートに間隔を空けて座った。また全ての報道関係者は従来の関係者受付ではなく3ゲートから入場し、検温、体調チェック&行動確認シートの記入、手指消毒が必須となった。練習はスタンドから見守り、一定の距離を保って取材を行った。
ベンチでは首脳陣もマスクを着用し、選手らはハイタッチなどの接触は控えた。報道関係者は入場時にサーモメーターの前を通り、手指の消毒と検温、体調チェックシートの記入を義務づけられた。従来はバックネット裏のグラウンドレベルにある室内記者席で記者は試合をチェックするが、バックネット裏の2階席が開放され、取材もオンラインで行われた。
選手、首脳陣、関係者は球場入りの際に検温。日々の行動記録表をつけることも義務付けられている。阪神は、球場内での食事は食事会場を広い部屋に変更して小分けにした品を提供。浴場は人数を制限して私語は禁止。試合中、球団スタッフはマスクを着用。ユニホーム組には着用を推奨した。阪神はハイタッチなども禁止している。
オリックスの選手は球場入りの際に検温をし、西村監督をはじめコーチや球団スタッフらはマスク着用を義務付けている。球場内の食事は、従来はビュッフェ形式のケータリングだが、小分けにした。試合中はベンチもソーシャルディスタンスを確保。隣の選手と1席以上離れて座り隣接するカメラマン席まで拡大して実施した。
ロッテナインは自宅で検温し、球場入りした際に再度、体温を測る。これまで通り、行動記録表もつけた。球場内での食事はケータリングだが、全てが小鉢などで分けられている。1つのテーブルは2人までで、選手同士が向かい合わないように万が一に備えて工夫している。また、試合中のグラウンドでは、ボールボーイらはマスクに加え、水色の手袋を着用した。
無観客のスタンドで打球が跳ね返った音が響いた。1点差に迫る右中間への2ランに、ロッテ・藤岡は「入ると思わなかった。弾道も高くなかったので…。一生懸命走ったら入った」と振り返った。
7回1死一塁で鈴木遼の直球をとらえた。「実戦から離れていた割には、ボールも見極められているし、イメージとの誤差はあまりない」。5月30、31日の紅白戦で計4打数2安打。この日も「9番・遊撃」で出場し、2回に右翼線2点二塁打を放つなど、2安打4打点と結果を残した。
昨季限りで阪神を退団した鳥谷が3月上旬に加入。3年目の遊撃手は「試合に出られるのは1人。誰であろうとライバル。勝たないといけない」とキッパリ。4月の自宅待機中は駐車場で連日1時間の素振りに取り組んできた。井口監督も「レギュラーで出たいという気持ちが出ている」と目を細めた。
鳥谷は3打数無安打だった。し烈なポジション争いが、藤岡の好調を後押ししている。
ロッテ・藤岡が1日、ZOZOマリンで行われた日本ハムとの練習試合で「9番・遊撃」でスタメンし、2回1死満塁から右翼線へ2点適時二塁打、7回には1点差と詰め寄る2ランを放つなど、2安打4打点と活躍した。
3月上旬に鳥谷が新加入。ポジション争いも激化しているが「アピールしていくしかない。結果を残していくしかない」と、レギュラー死守へ力を込めていた。
イースタン、ウエスタンの両リーグは2日、1軍と同日に開幕する6月19日から約1カ月間の公式戦日程を発表した。イースタンはロッテ−DeNA(ロッテ浦和)、ヤクルト−西武(戸田)、日本ハム−巨人(鎌ケ谷)、ウエスタンは広島−中日(由宇)、ソフトバンク−オリックス(タマスタ筑後)の計5試合で開幕する。
当初はウエスタンが3月13日、イースタンが3月14日の開幕予定だった。
イースタンは1軍でセ・リーグが採用した集中開催と、パ・リーグが軸とした同一カード6連戦をともに組み入れて、「移動のリスク」軽減をはかった。本拠が唯一首都圏にない楽天は、序盤は首都圏に滞在し、7月7日以降は本拠で同一カード6連戦を行っていく。ウエスタンも移動の回数を可能な限り少なくするため、ソフトバンクは開幕戦から12試合続けて本拠地での試合となるなど、変則的な日程で再編した。
1ヶ月後からの日程は、1軍同様に新型コロナウイルスの感染状況を見極めながら、後日発表する。開幕の大幅な遅れにより2軍の全体の試合数は未定となっており、公式戦期間やファーム選手権の詳細などは、今後12球団で協議していく。
ロッテ・鳥谷は1日、ZOZOマリンで行われた日本ハムとの練習試合に「3番・三塁」でスタメン出場し、3打数無安打だった。
移籍後、1軍での対外試合は初となったが、初回1死三塁では上沢の前に一ゴロに倒れ、得点機を生かせなかった。
3回は先頭で投ゴロ、5回は中飛に終わり、6回の守備から交代となった。
ロッテはファンからの好評に応えて、過去計8回の合計再生回数が97万回を超える人気企画となったYouTube Live動画配信企画であるMarines Watch Partyを「ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社presents第9回」として追加開催することを発表した。
配信は6月6日午後6時開始、試合は2018年8月21日の西武戦(東京ドーム)となる。
ロッテ・種市が1日、ZOZOマリンで行われた日本ハムとの練習試合に先発し5安打3失点だった。
最速148キロをマークしたが、初回1死から2番・大田に死球を当てると近藤、中田に連打を浴びて1点。さらに渡辺、石井にも連続適時打を浴びた。
2回は走者を背負いながら無失点に切り抜けたが、球数が60球と膨らんだことでこの回限りで降板した。昨季8勝をマークした種市は今季ローテーションの中心として期待されている。
5月30日。ロッテがZOZOマリンで紅白戦をやるというので、久々に球場を訪れた。実に2ヶ月ぶりだった。
他球団と比べても、ロッテは新型コロナウイルスの感染拡大に対し、ここまで用心深く注意を払っていたと思う。
チーム練習の自粛期間は長く、4月は多くの時間を自宅待機となっていた。5月も「密」を避け、自主トレを再開してもグラウンドは2人、ウエートルームも1人と人数制限するなど徹底していた。
では、約2ヶ月ぶりに訪問したZOZOマリンの様子はどうだったか。
まず、正面玄関で入場する際に検温を行うが、3月中は体温計で耳で測っていたが、モニターにマスクをしたまま顔を映すと測れる機会に替わっていた。予想以上の優れものに驚いた。
グラウンドでの取材はNGだ。ただし、スタンドから選手たちのプレーを見ることは、場所を限定してOKとなった。ただし、球場の外に1度出てから一般ファンのようにスタンドへ入るという形となっている。
グラウンドをよく見れば、ボールボーイも手袋をしていた。極力、複数の人と接触することを減らそうとしているのが分かる。
31日は井口監督、開幕投手に決まった石川を取材した。通信社に加え、テレビ局、一般紙、スポーツ紙の記者代表一人ずつがグラウンド脇へ移動し、約2メートルの感覚をとって質疑する。もちろん、マスク着用。取材した内容を、メディアで共有する形だ。
取材対象となる選手に歩きながら話を聞く「ぶらさがり取材」は禁止。代わりに球団広報が、それ以外の選手の談話もいくつかメールで送ってくれる。
これまでの取材態勢を考えると、不便なところもあるが、現状を考えれば仕方ない。6・19開幕戦は無観客でスタートする。スタンドにファンがあふれるようになる頃には、たくさんの選手から話を聞くこともできるだろう。
藤岡が“駐車場スイング”でレギュラー奪取へ前進だ。3点を追う7回1死一塁。鈴木遼の直球を捉え「入ると思わなかった」と全力疾走。打球は低いまま右中間スタンドに吸い込まれ、1点差へと迫る2ランとなった。2回の2点適時打を含む2安打4打点の活躍に「自分のスイングをしようと、それだけを心がけている。今日はそれが良かった」と納得した。
打撃好調の背景には自粛期間の過ごし方があった。鳥谷が加入しチームの内野手争いは激化。チーム活動休止により実戦でアピールできないもどかしさを胸に、藤岡は自宅の駐車場で中学生以来の素振りに明け暮れ、打撃を見つめ直した。
「色々な人の視線を感じながら。プロ野球選手って気づかれているのかは分からないですけど」と笑いつつ「野球少年みたいな感覚になった。自分で考えてやれたことが良かった」と振り返った。さらには同じ左打者の西武・森、オリックス・吉田正の打撃を必死に研究したことも、この日の結果につながった。
井口監督は「遊撃でレギュラーで出たいという気持ちが出ている」と評価。この日から本格的なレギュラー争いが始まったが「誰だろうとライバル。結果を残すしかない」と原点から奪いにいく。
再開された練習試合では、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため取材に様々な制限が設けられた。首脳陣や選手も接触を少なくするなど最大限の配慮をしながら、久しぶりの対外試合に臨んだ。
ロッテの鳥谷敬内野手(38)が2日、日本ハムとの練習試合に「3番・三塁」でスタメン出場。移籍後初の対外試合は3打数無安打で6回の守備から交代。1軍での初安打はこの日もお預けとなった。
ZOZOマリンで2日午後1時から行われるロッテ対日本ハムのスタメンが発表された。
発表されたスタメンは以下の通り。
強烈にアピールした。ロッテ・藤岡が一発を含む2安打4打点と躍動。「打席でしっかり自分のスイングをしようと、それだけを心がけている」と気迫のセリフを口にした。
バットで存在感を示した。2回1死満塁では上沢から右線に2点適時二塁打。7回には右越えに2ランをかっ飛ばし、「入ると思わなかった。一生懸命、走っていたら入ったので良かった」と笑みを浮かべた。
同じく遊撃手を本職とするベテラン・鳥谷の加入が刺激になっている。「ゲームに出られるのは1人なので、誰だろうとライバルですし、勝っていかないといけない」と闘争心を示す。
競争相手から学ぶ貪欲さも持つ。鳥谷からコミュニケーションを図ってくれることに感謝し、「色々経験を積まれた方。勉強したり、自分の成長になることは、どんどんしていきたい」と意欲を示した。
井口監督は「ショートでレギュラーで出たいという気持ちが出ている」と目を細めた。「結果を残していくしかない。一球一球、必死に食らいついてやっていく」と強い意気込みを示した藤岡。レジェンドと切磋琢磨しながら正遊撃手の座をがっちりとつかむ。
ロッテ・鳥谷が「3番・三塁」で先発出場。移籍後、初めて1軍の対外試合に出場し、1回1死三塁の場面で一ゴロに倒れるなど3打数無安打だった。
井口監督は「色々なポジションをやりながら、実戦の感覚を取り戻して欲しい」と期待した。
プロ野球は2日、首都圏と関西で練習試合を無観客で再開し、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月20日から今月19日に延期されたセ、パ両リーグの開幕に向けた調整が本格的にスタートした。
首都圏では東京ドームで西武が巨人に9−7で逆転勝ちした。ヤクルトは神宮球場で中日に15−3で大勝。横浜スタジアムでのDeNA−楽天とZOZOマリンスタジアムでのロッテ−日本ハムはともに5-5で引き分けた。
関西では阪神が広島に甲子園球場で3−2で競り勝ち、京セラドーム大阪ではオリックスとソフトバンクがナイターで対戦。
練習試合が行われるのは3月25日以来。
ロッテ・鳥谷敬内野手が「3番・三塁」でスタメン出場し3打数無安打だった。1回1死三塁の場面では先発・上沢と対戦し一ゴロ。先頭で打席に入った3回はマルティネスを相手に投ゴロ。5回2死一塁の場面では吉川を相手に中飛に倒れ、交代となった。
阪神から移籍後、1軍の対外試合出場は初となった。これまでに「色々なピッチャーと対戦をして感覚を上げていきたい」と語ってきた背番号00。実戦の感覚を養い、まずは開幕1軍をつかみ取る。
ロッテは2日、YouTube Live動画配信企画であるMarines Watch Partyを「ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社presents第9回」として追加開催することを発表した。同企画はファンから好評で人気を集め、過去計8回の合計再生回数が97万回を超えた。
プロ野球は2日、新型コロナウイルスの影響で自粛していた練習試合を解禁した。対外試合が行われるのは3月25日に3試合が行われて以来、69日ぶりとなった。
試合は全て無観客。午後1時からヤクルト−中日(神宮)、ロッテ−日本ハム(ZOZOマリンスタジアム)、DeNA−楽天(横浜スタジアム)でプレーボールとなった。午後2時から巨人−西武(東京ドーム)、阪神−広島(甲子園球場)。オリックス−ソフトバンク(京セラドーム大阪)は18時プレーボール。
試合前の練習、そして試合中も首脳陣はマスクを着用。ソーシャルディスタンスを意識し、選手は普段より座席も離れて座った。再開後、12球団で最も早く一発を放った中日・ビシエドや適時打を放った日本ハム・中田などはハイタッチができないことからエアタッチで仲間と喜び合うなど、感染対策を行っていた。
ロッテ・鳥谷敬内野手が「3番・三塁」でスタメン出場する。阪神から移籍後、1軍の対外試合出場は初となる。30、31日の1軍の紅白戦では遊撃と二塁に入った。
試合前には13年のWBCでチームメートだった日本ハム・中田翔とも談笑。久しぶりの練習試合でも普段と変わらず、準備を整えた。
日本ハムはケガからの復帰を目指す上沢が先発。昨年6月18日のDeNA戦(横浜)で左膝蓋骨を骨折してから1年ぶりの登板となる。清宮はスタメンから外れている。
両軍のスタメンは以下の通り。