わたしはかもめ2020年鴎の便り(6月)

便

6月6日

練習試合:千葉ロッテ3−8東北楽天(ZOZOマリン)

123456789R
東北楽天0000000448
千葉ロッテ0000300003

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抑えても打たれても、ロッテ石川18分間表情変えず[ニッカン]

#開幕を待つファンへ 2020年プロ野球の楽しみ方を提案します!ロッテ石川歩投手、楽天松井裕樹投手の両先発は「表情」に絞って追跡。躍動した両軍のルーキー野手にもフォーカスしました。球場に足を運べなくとも、ポイントをグッと絞ると見どころがギッシリ詰まっています。


スイッチはどこかで入ったのだろうか。ロッテ石川は、登板した3イニング18分間で表情をほぼ変えなかった。シンカーで見逃し三振を奪っても、甘い球を痛打されても。

表情だけでない。1球1球、リリースの瞬間まではVTRのよう。ロジンバッグをふわりと触り、両手首を使って帽子の位置を整える。小さく首を振り、小さくうなずく。投球間隔は14秒前後に1球。マイペースを貫く。捕手の佐藤も間合いを尊重し、時の移ろいを石川に委ねていた。

淡々と、黙々と。無類のサウナ好き。「サウナに12分から15分入って、水風呂が2、3分。外気浴などで休憩を10分弱。この3セットです」。こだわりの時間軸が、マウンドの所作からも垣間見える。イニング始めもポーン、ポーンと2度飛び、腰を左右にひねること5、6回。いつもこれ、の安心感さえある。

開幕マウンドへも、きっと涼しい顔で進む。井口監督は「まだプレッシャーを乗り越える力がない」と、伸び盛りの若手を大役に選ばなかった。裏返しにある、不動心への信頼−。

ただ1点、マウンド上で感情が行動に出る。球審からボールを受け取ると、右手を無意識に、帽子のつばに寄せる。立山連峰のふもと、夢中で白球を追った頃の名残だろうか。「優しい人です」と後輩は言う。

真顔のままベンチ裏にさがり、戻ってきたのは6回表。荻野が二塁打で出塁すると、他の誰よりも早く大きく、拍手を送っていた。

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ロッテ井口監督、益田、ジャクソン4失点も前向き[ニッカン]

試合終盤を任されるロッテ益田直也投手、ジェイ・ジャクソン投手の両右腕が不安を残した。ともに1回4失点。球速は安定していたが、制球に苦労した。

井口監督は「2人ともずっと調子は良かったから、こうやって打たれるのもいいかな」とポジティブに捉えた。「まだあまり打者に投げていないので、徐々に上げてくれれば」と今後に期待していた。

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ロッテ佐藤2戦連発「開幕スタメンもある」井口監督[ニッカン]

新人開幕マスクにまた1歩近づいた。ロッテのドラフト2位佐藤都志也捕手(22)が、楽天戦で連日の本塁打でアピールした。5回1死二塁、福井の抜けたフォークを逃さず、低い弾道で右翼席中段へ。2日で3発。巨人阿部2軍監督に憧れる左打ちの「打てる捕手」はしかし、至って冷静だった。

「好調から不調になるのはすぐだと思うので、徹底して見直していく」。

高い意識も当然だ。開幕投手に内定の石川とバッテリーを組んだ。「開幕戦のつもりで」と何度もシミュレーションした。「内角を多めに」との意思統一で、いざ試合へ。思い通りには進まない。「危ない」と反省する配球もあった。新人でも遠慮はない。感じたことは全て石川に伝えた。

1月の入寮時には、外野用グラブも持参した。今は捕手として心を固め、活動自粛の2カ月間もパ・リーグの研究に励んだ。井口監督も「パートナーを増やして、どんどん争いに食い込んで欲しい」と捕手としての資質に期待を寄せる。

腰痛でリハビリ中の正捕手田村が、19日に万全で間に合うかは微妙なところだ。指揮官はついに「(佐藤の)開幕スタメンの可能性も十分あると思う」とはっきり口にした。清水バッテリーコーチ以来、23年ぶりの新人開幕マスクなるか。

「いいときこそ、基本に返りたい」。

佐藤はやっぱり浮かれない。7日の楽天戦も英才教育。これまた開幕カードに投げる美馬と、バッテリーを組む。

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ロッテ・石川、3回無失点「順調に来ていると思う」[サンスポ]

ロッテの開幕投手を務める石川は3回を3安打無失点とまずまずの内容だった。立ち上がりは制球に苦しんだが、尻上がりに調子を上げて3回は三者凡退に抑え「直球があまり良くなかったので、制球を意識して投げた。3回は良かったし順調に来ていると思う」と納得の様子だった。

開幕戦に向け、次回が練習試合最後の登板となる。井口監督は「球数とイニングをしっかり放って開幕までに調整して欲しい」と期待した。

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ロッテ・ドラ2佐藤、また打った!2戦3発で球団23年ぶりの新人開幕マスクに大前進[スポニチ]

23年ぶりの開幕マスクも夢ではない。ロッテのドラフト2位・佐藤が、5回1死二塁から右翼席へ先制2ラン。前日の1試合2発に続く猛アピールだが、結果以上に、その内容も素晴らしい。

「昨日は2本とも直球を打っていたので、今日は入りから変化球を待っていた。そこに抜けたフォークが甘く入ってきた」。これで2戦3発。東洋大時代から「強打」に注目が集まっていたが、捕手らしく配球を読みながら、1ボールから福井のフォークを捉えた。

5月30日の紅白戦から7試合目。「8番・捕手」として初めて先発起用された。しかも、開幕投手を任される石川とのコンビだった。それでも臆することなく「開幕戦のつもりで、自分の思うようなリードができた」と、4回から登板した有吉を含め、2投手を6回無失点に導いた。

開幕先発が有力となっている中日のドラフト4位・郡司の存在も刺激だ。慶大出身の同世代捕手について「意識はする」と口にする。一方で「キャンプから自分の持ち味を出そうとしてやってきた」と打力を磨いてきた。目標は通算406本塁打の元巨人・阿部慎之助氏(現2軍監督)だ。

正捕手の田村は腰痛で離脱中。球団新人の開幕マスクとなれば、97年清水将海(現バッテリーコーチ)以来となる。「開幕スタメンの可能性も十分にある。明日もスタート(先発)です」。井口監督は「強打の捕手」に大きな期待を寄せている。

佐藤都志也(さとう・としや)
1998年(平10)1月27日生まれ、福島県いわき市出身の22歳。聖光学院では2年夏と3年夏に甲子園出場。東洋大では1年春からリーグ戦に出場し、2年春に首位打者。ベストナインに4度選出された。3年から大学日本代表入り。19年ドラフト2位でロッテ入団。1メートル81、83キロ。右投げ左打ち。

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ロッテ・石川、2度のピンチで踏ん張り3回無失点、初コンビのドラ2・佐藤に「問題は何もない」[スポニチ]

開幕投手に決まっているロッテの石川が先発し、3回3安打無失点。初回1死一、二塁、2回は無死二塁とされたが、得点を許さず「今日は直球があまり良くなかったので制球を意識して投げました」と話した。

女房役を務めた佐藤については「試合で組んだのは初めて。ただただ自分がしっかり直球を投げ切れていれば良かった。問題は何もないですよ」と感想を述べた。

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ロッテドラ2佐藤、先制2ラン「完璧でした」2戦3発に井口監督「開幕スタメン十分ある」[スポニチ]

ロッテのドラフト2位・佐藤都志也捕手が5回1死二塁から右翼席へ先制2ランを放った。福井のフォークを捉えたもので、前日には2発を放っており、これで2戦3発と大当たりだ。

「高めに浮いてきたところをしっかり捉えることが出来ました。今はボールが良く見えています。完璧でした。1日1日アピールしていけたらと思います」。

東洋大時代から「強打の捕手」として定評があった。前日はDHからスタートし、途中からマスクをかぶったが、この日は捕手としてスタメンで起用された。開幕へ向け、連日の猛アピールに笑顔もこぼれる。

井口監督も「田村が(腰痛で)戦列を離れているので、開幕スタメンという可能性も十分あると思う」と期待を寄せた。

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ロッテ石川、3回3安打無失点、19日開幕戦へ順調な仕上がり[スポニチ]

ソフトバンクと激突する6・19開幕投手に決まっているロッテ・石川歩投手が先発し、3回3安打無失点と好投した。

初回1死からロメロ、島内に連打を浴びたが、浅村を空振り三振、銀次を左飛に打ちとると、2回も先頭・ウィーラーに左中間二塁打を許しながらも後続を抑えた。3回は3者凡退に封じた。

5月31日の紅白戦でも2回2安打無失点と結果を残し、ここまで順調な仕上がりを見せている。

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ドラ2佐藤都志也“阿部超え”宣言、2戦3発で新人開幕マスクに前進[報知]

ドラフト2位・佐藤都志也が“阿部超え”を宣言した。5回1死二塁、福井の高めに浮いた変化球を完璧に仕留めた。フォロースルーの体勢のまま打球を見つめて本塁打を確信。右翼席中段に飛び込む先制2ランで、5日の楽天戦から2戦3発。「ちょっと、どうしていいか分からなかった」と自戸惑うほどの大活躍だ。

目指すのは巨人・阿部(現2軍監督)のような「打てる捕手」。阿部の中大と同じ東都リーグの東洋大出身で、球界を代表する左打ち捕手に小学生の頃から憧れてきた。「打てる捕手として代表的な阿部さんを超えられるように、頑張っていきたい」と誓った。

守っては、開幕投手を務める石川と試合で初のバッテリーだったが、試合中のベンチでも横に座ってコミュニケーション。6回までマスクをかぶり、石川、有吉の2人を好リードして無失点に抑えた。「開幕戦のつもりで、打者の特徴を生かしながら思うようなリードができた」。田村が故障で離脱している中、開幕マスクへまたも一歩前進だ。

「好調から不調になるのはすぐだと思う。まずは自分の持ち味を出すことを意識してキャンプからやってきた」。開幕1軍どころか、球団では97年清水将海以来23年ぶりのルーキーの開幕マスクへ、そして憧れの名捕手超えへと歩んでいく。

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ドラ2・佐藤都志也が2試合連発、5回に先制2ラン[報知]

ドラフト2位ルーキー・佐藤都志也捕手(22)が絶好調だ。

豪快な打球音に誰もが本塁打を確信した。5回1死二塁、楽天・福井の変化球を完璧に捉え、ライトスタンド中段へと運ぶ先制2ラン。5日の楽天戦では、先発・則本からの同点ソロを含む1試合2発で開幕1軍へこの上ない猛アピールをしたが、この試合も打撃で見せた。

この試合は「8番・捕手」でスタメンマスクをかぶり、開幕投手の先発・石川を3回無失点でリードした。

球団97年以来となるルーキーの開幕マスクが現実味を帯びてきた。

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開幕投手の先発・石川歩が3回無失点の好投[報知]

ロッテの先発・石川歩投手(32)が3回を投げ、3安打無失点と好投した。初回1死からロメロと島内の連続安打で得点圏にランナーを背負ったが、落ち着いた投球で後続を三振、左飛に打ち取り無失点で切り抜けた。

その後もウィーラーに左越え二塁打を浴びたものの、先発マスクをかぶったドラ2ルーキー・佐藤の好リードもあり、無失点のままマウンドを降りた。

当初開幕投手だった美馬が3月上旬に左脇腹を痛めたことにより、2年連続2度目の開幕投手に任命された石川。「6・19」の開幕へ向け、順調な仕上がりを見せている。

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練習試合、ロッテ対楽天、スタメン発表、ロッテは開幕投手の石川歩、楽天は松井裕樹が先発[報知]

ZOZOマリンで6日午後1時から行われるロッテ対楽天のスタメンが発表された。ロッテは2年連続2度目の開幕投手を務める石川、楽天は今季から先発に再転向した松井が先発する。

[ロッテ]
1(指)福田秀
2(中)荻野
3(左)清田
4(三)レアード
5(右)マーティン
6(二)中村奨
7(一)井上
8(捕)佐藤
9(遊)藤岡
先発 石川
[楽天]
1(中)山崎
2(右)ロメロ
3(左)島内
4(二)浅村
5(一)銀次
6(三)ウィーラー
7(捕)山下
8(指)渡辺直
9(遊)小深田
先発 松井

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ロッテ・ドラ2佐藤、2戦3発!球団23年ぶり新人開幕マスク見えた![デイリー]

また輝きを放った。ロッテのドラフト2位・佐藤(東洋大)が「8番・捕手」で先発出場し、2戦連続アーチに加え好リードと躍動。球団の新人捕手では97年・清水将海以来、23年ぶりの開幕スタメンが現実味を帯びてきた。

バットで猛アピールした。5回1死二塁。福井の高めに浮いたフォークを捉え、右翼席に運ぶ先制の2ラン。「今はボールがよく見えて見えています。完璧でした」。5日の楽天戦から2試合で3本塁打と好調ぶりは止まらない。

開幕投手を務める石川とバッテリーを組んだ。「開幕戦のつもりで、自分の思うリードができた。持ち味を生かすことができた」。石川は3回無失点。この日は2投手の好投を引き出し、マスクをかぶった六回まで相手に得点を許さなかった。

井口監督は「新人ながら、いいリードをしている」と高評価。正捕手の田村が腰痛で離脱中のため「開幕スタメンという可能性も十分ある」と大抜てきを示唆した。

評価が急上昇中の佐藤。少年時代から、巨人で活躍した阿部慎之助が憧れの存在だった。同じ左打ちの“打てる捕手”を目指し、「阿部さんを超えられるように頑張っていきたい」と夢は大きい。“阿部2世”と呼ばれるためにも、結果を出し続けて大役をたぐり寄せる。

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ロッテ・ドラ2佐藤が2戦連発、福井の変化球を豪快2ラン[デイリー]

ロッテのドラフト2位・佐藤都志也捕手(東洋大)が2試合連続のアーチをかっ飛ばした。「8番・捕手」でスタメン出場。0−0の5回1死二塁の場面。福井の変化球を完璧に捉え、右中間スタンドにたたき込んだ。若武者が先制2ランを放って躍動した。

5日の同戦で2本塁打を放ったルーキー。開幕スタメンマスクに向けて再び強烈にアピールした。

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[千葉魂]励まされた母の言葉、和田、果敢走塁で支配下昇格[千葉日報]

普段はあまり表情に出さない若者が嬉しそうに笑った。和田康士朗外野手が6月1日、支配下登録となった。育成選手として入団をして苦節3年。黙々と練習を繰り返し、試合では必死にアピールをする姿が認められた。

「とても嬉しいです。正直、何度も心が折れそうになることがあった。今年で3年目。今年駄目だったら終わりと思っていた」。

背番号「63」。新たに支給されたばかりの真新しいユニホームに袖を通しながら和田はしみじみと振り返った。昨年は2軍で103試合に出場。それでもスタメン出場の機会は多くはなかった。途中出場。それも点差が開いてから出番が回ってきた。自分よりも年下で注目度の高い若手野手がスタメンに名を連ねている状況に危機感は募るばかりだった。

「ファームでもなかなか試合に出れない時もあって、すごく落ち込んだ時期もありました」と和田は振り返る。月に1回ほど休みを利用して埼玉県東松山の地元に戻った。友達の親が経営している行きつけの散髪店で髪を切るのが目的だが、駅に着くと決まって母親が迎えに来てくれた。「もう駄目かもしれない」。車の中で思わず弱音を口にした。

厳しく言い返されると思った。高校の時には野球を諦め、陸上部に入部。走り幅跳びの選手に転じ、1度は野球から離れた。ただ、再び野球への情熱が芽生え、高校1年の3学期に陸上部に退部届を出すと、地元のクラブチームに入り野球を再開した。これまでの過程を考えると育成選手とはいえプロの舞台でチャンスをもらえている現状での弱音を親は受け入れてくれないと思っていた。しかし返ってきたのは優しい言葉だった。「それならそれで仕方がないけど中途半端にはならないように、悔いの残らないようにね」。母の優しさが身に染みた。

「1度、野球を諦めた身。ワガママを言ってまた野球を始めた。だから優しい言葉が返ってきたのがとても印象的だった。励まされました」。

元々はフルスイングが売りの選手でもあったが、少ないチャンスをものにするため足を生かす事に決めた。代走で出場するとアピールのチャンスとばかりに燃えた。19年はイースタン・リーグでは2位となる23盗塁を決めた。1軍の舞台で同じく育成から支配下登録され足で注目を集めるホークス周東佑京内野手の存在も大きかった。「代走のポジションであそこまでやれることを証明してくれたと思います」と和田。目指すべき具体像が見えた。

そして今春の石垣島キャンプ。そのアグレッシブな走塁が1軍首脳陣の目に留まる。そのまま練習試合も1軍帯同となると代走から盗塁を決め、果敢に本塁を狙う姿勢を見せ続け、ついに支配下登録となった。井口資仁監督は「和田は自分の力で支配下選手契約を勝ち取った。彼の1番の魅力は足。十分に1軍戦力として貢献してもらえると思っている」と期待を込めた。そして和田は支え続けてくれた両親への感謝の言葉を並べた。

「両親に感謝の気持ちを伝えたいです。ここまでの道のりはとても長く感じました。両親に励ましてもらい、その言葉がこれまでの自分の支えでした」。

支配下登録されたばかりの練習試合では6月3日から6日までいずれも途中出場をすると4試合連続で盗塁を決めた。

今は全てが勉強。映像を見て相手投手の特徴を頭に叩き込み、塁に出れば積極的にスタートを切る。次の目標は開幕1軍だ。貪欲に次の塁を狙う姿はマリーンズの新しい風となる。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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