NPBはセ・パ両リーグの理事会と実行委員会も行い、新型コロナウイルスに伴う特例などについて協議した。日本プロ野球選手会との事務折衝を通じての合意が必要なため、中身の決定には至っていないが「感染拡大防止特例2020」(通称特例2020)と名称を決めた。従来の1軍登録29人から31人に、ベンチ入り25人から26人に、外国人は登録は4人から5人(出場は4人以内)に拡大する。また、延長12回を10回打ち切りに、支配下登録期限を通常の7月末から9月末に延ばすことが検討されているとみられる。選手会との事務折衝は10日に予定されている。
ドラフト会議の日程は11月5日から10月26日に前倒しすることが決まった。井原事務局長は「少しでも早めにという(アマチュアへの)配慮とNPBの日程が11月も続くので、試合がある日はできない。現在作成している日程で現時点で試合がないのが10月26日だった」と説明した。
ロッテが今季、高級車メーカー「メルセデス・ベンツ日本」の企業ロゴを刻印した統一試合球を使用することが決まった。実行委員会も承認済みで、9日に正式発表される。ZOZOマリンでの1軍公式戦限定で使用される。
統一試合球に企業ロゴが入るのは、球界でも極めて珍しいケースになる。井口資仁監督(45)がプロ1年目から20年以上、ベンツに乗っている縁で実現した。
フォーシームで握ると、人差し指と親指の中間に、シンボリックな円のデザインが直径9ミリで刻印されている。世界も驚くスピードボールを誇る注目ルーキー、佐々木朗希投手(18)をはじめ、いきのいい若手が多い投手陣に、ベンツの疾走感のイメージはぴったり。23日のホーム開幕戦・オリックス戦から使われる。一般的に、1試合で100球以上が使われる。
井口監督は「ZOZOマリンスタジアムにおける公式戦の統一球に、ベンツのロゴを刻印していただく運びとなり大変、光栄に思います。世界に誇る自動車のようにマリーンズも今シーズン、勝ち抜きプロ野球の頂点に立ちたいと思います」と、シーズンへの意気込みを新たにした。「自分の体の一部のように感じるほどの操縦性の良さがあります」とベンツを愛し、今でも海岸線をドライブすることが多いという。
同社とは、17年から試合協賛でのスポンサー契約を結んでいる。
日本プロ野球組織(NPB)の実行委員会が8日、オンライン会議で行われ、ドラフト会議の日程が11月5日から10月26日に変更になった。
井原敦事務局長は変更理由について「できるだけ、少しでも早めにという配慮があったんじゃないかなと思います。ドラフト会議なのでNPBの試合のある日はできない。現在、作成している日程の中で、現時点で試合がないのが10月26日だったと聞いている」と話した。
スカウトは6月1日から各学校の野球部長を通して学校長の許可をもらい、練習を見学する形がとられている。
また、新型コロナウイルス感染を防止するためのプロ野球の特例措置の正式名称が「感染拡大防止特例2020」、通称「特例2020」に決まった。
6月19日に開幕するプロ野球が全選手にPCR検査を実施することを決めた。8日、日本野球機構(NPB)はJリーグとの「第9回新型コロナウイルス対策連絡会議」を開催。専門家から開幕前と開幕後も定期的にPCR検査を行うことを提言され、12球団代表者会議で合意した。斉藤惇コミッショナーは「安全な試合開始に向け、しっかり準備を進めたい」と話した。
巨人が抗体検査を契機にPCR検査を受けた坂本と大城の陽性が判明したが、NPBはPCR検査を最初から行う方法を主導する。以前は鼻咽頭から採取するため医療従事者への感染リスクも高かったが、唾液による採取が認可された。1検体約2万円で全選手、首脳陣、スタッフ、審判員らに対し、開幕前に約2000人規模に行うとみられる。開幕後も1ヶ月に1度、の頻度で受ける。発熱など体調異常の場合も緊急対応検査として受けることを提言された。
復帰の基準も議論された。症状のあった者は回復後も復帰前にPCR検査を受けることが原則。また現在の行政指導では陽性から回復した後も自宅待機などで14日間の経過観察が求められるが斉藤コミッショナーは「厚生労働省や関係者と相談しながら健康な状態に戻り、陰性が確定したら(速やかに)戻れるようにしたい」と話した。
開幕前のPCR検査で陽性者が多発した場合は専門家メンバーの舘田氏は「走りながら考えて変えていかないと」と言う。巨人は坂本らの陽性が判明し、3日のヤクルトとの練習試合を中止した。賀来氏は「安全を期して中止していただいた方が良かったと今でも思っている」と話した。公式戦で起きた場合の想定に斉藤コミッショナーは「状況が色々あるので先に決める訳にはいかない。すぐに臨時実行委員会を開催する」と臨機応変とする。
日本野球機構(NPB)とJリーグの第9回「新型コロナウイルス対策連絡会議」(Web会議システム)が8日、実施された。
巨人が坂本勇人内野手、大城卓三捕手の2選手の新型コロナウイルス陽性を発表した際に使われた「微陽性」という表記について東北大・賀来満夫名誉教授が弁明した。
球団から連絡を受け「ウイルスが微量であったということで、口頭で『微陽性ですかね』と言ったことがプレスリリースに載った」と明かした。同時に「医学的な用語ではない。その言葉は使わないでいただきたい」と呼びかけた。
日本野球機構(NPB)とJリーグの第9回「新型コロナウイルス対策連絡会議」(Web会議システム)が8日、実施された。
専門家チームは有観客開催へは慎重な姿勢を示した。政府の指針では7月10日からプロスポーツにおいて観客5000人を上限とする段階的緩和措置が示されているが、東北大・賀来満夫名誉教授は「試合前後の交通機関や食事も含めた総合的な対策をとってもらいながら対策を進めて欲しい。数千人がソーシャルディスタンスをとるのは難しい面もある。海外の取り組みも見ながらやっていく必要があるのでは」と説明。開幕後の22日にJリーグとNPBのコロナ対策連絡会議が予定されており、議論を詰めていく。
プロ野球の臨時12球団代表者会議が8日、オンラインで行われ、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全球団でPCR検査を実施する方針が決まった。
会議後の会見で斉藤惇コミッショナーは「事前のPCRの実施だけを検討した。開幕前に検査ができるように努力をする。その後、月1度の検査をする。12球団が一致した」と話した。
民間の検査機関に依頼する形で、感染の第2波、第3波が来ても全選手、監督、コーチ、スタッフの検査を実施できるめどが立った。球界のPCR検査は、巨人が実施済み。ソフトバンク、広島などがすでに予定に入れている。審判員についてはNPBで実施する。
感染者が出て試合が実施できなくなった場合などは、臨時実行委員会を開いて対応していく。陽性反応者の試合復帰への段階の踏み方や、観客を入れての試合開催などに向け、次回22日の専門家会議の内容を受け、12球団代表者会議、実行委員会、リーグ理事会などで話し合う。
日本野球機構(NPB)とJリーグの第9回「新型コロナウイルス対策連絡会議」(Web会議システム)が8日、実施された。会議の合同記者会見でNPB斉藤惇コミッショナーは「開催の決定後に選手から陽性を示すデータが示された。今のところ開催には問題ないと考えている」と6月19日の開幕をあらためて明言した。また、開幕後の体制についても言及。「事前検査のプランを示してもらった。定期的な検査。試合後、開催後の緊急の検査の必要性、復帰までの基準など詳細の内容だった。検査の態勢などを整える」とした。
専門家チームの東北大・賀来満夫名誉教授、愛知医大・三鴨廣繁教授らが参加した。同教授は先日発表された巨人坂本、大城に陽性反応があったという球団リリースに触れ「微陽性という言葉が出てきた。微陽性という言葉は医学的にはない。どういう表現なのか。ウイルス量として大変、微量だった。(球団と)私との会話の中で出てきた言葉だった。それがプレスリリースの言葉になった」と説明した。開幕後は当面は無観客で開催され、政府からは感染状況次第では7月10日から5000人規模の有観客へと緩和する方針を示されているが「観戦後の対応が大事になってくる」とした。
開幕前までの検査態勢も専門家チームから提言があった。愛知医科大学・三鴨廣繁教授は「定期検査と緊急対応検査の2種類に分け定期検査はスタッフ、選手全員が行う。プロ野球は1ヶ月に1回が妥当」と、唾液によるPCR検査実施を提言している。また検査機関については「公平性を保つため同一の機関が理想。だが、複数の機関で行うのが現実的であり、妥当だろうと議論した。検査キットを開示することが大事」と話した。
日本野球機構(NPB)とJリーグの第9回「新型コロナウイルス対策連絡会議」(Web会議システム)が8日、実施された。会議の合同記者会見でNPB斉藤惇コミッショナーは「開催の決定後に選手から陽性を示すデータが示された。今のところ開催には問題ないと考えている」と6月19日の開幕をあらためて明言した。
また、開幕後の体制についても言及。「事前検査のプランを示してもらった。定期的な検査。試合後、開催後の緊急の検査の必要性、復帰までの基準など詳細の内容だった。検査の態勢などを整える」とした。
専門家チームの東北大・賀来満夫名誉教授、愛知医大・三鴨廣繁教授らが参加した。同教授は先日発表された巨人坂本、大城に陽性反応があったという球団リリースに触れ「微陽性という言葉が出てきた。微陽性という言葉は医学的にはない。どういう表現なのか。ウイルス量として大変、微量だった。(球団と)私との会話の中で出てきた言葉だった。それがプレスリリースの言葉になった」と説明した。開幕後は当面は無観客で開催され、政府からは感染状況次第では7月10日から5000人規模の有観客へと緩和する方針を示されているが「観戦後の対応が大事になってくる」とした。
日本野球機構(NPB)の理事会と12球団による実行委員会が8日、オンライン形式で開かれ、今秋のドラフト会議を10月26日に開催することを発表した。アマ側も同意し、当初の11月5日から前倒しする。高校野球は春の選抜大会に続いて、夏の全国選手権大会と地方大会も中止となり、各都道府県高野連が代替大会の実施を検討中。ドラフトの実施決定は、プロを目指す球児達にとっても、大きな励みとなる。
今秋も運命のドラフト会議が開催される。当初の11月5日から10日間の前倒しで、10月26日に実施されることになった。
NPBは日本高野連と協議を重ねており、井原敦事務局長は「できるだけ早めにという(アマチュア選手への)配慮です」と説明した。開幕延期の影響で「11月もNPBの日程が続く。現在作成中の日程で試合がないのが10月26日だった」という理由もあるが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で進学、就職なども難しくなっている状況も加味された。
新型コロナは開幕が大幅に延期されたプロ野球だけでなく、アマ野球にも大きな影響を与えている。高校野球は春の選抜大会に続いて、夏の全国選手権大会と地方大会の中止が決定。8月に開催予定だった全日本大学野球選手権や社会人の日本選手権も軒並み中止が発表され、プロを目指す選手達にとって、絶好のアピールの場が失われている。
緊急事態宣言の解除を受け、プロのスカウトは感染防止に最大限の注意を払った上で、6月1日からようやく活動が解禁。高校野球では各都道府県の高野連が独自の代替大会を模索している。プロ側は、プロ志望届を提出した選手を対象にしたトライアウトの実施を検討するなど、球界全体でバックアップ態勢を整えている。
昨秋のドラフトではロッテD1位・佐々木朗(大船渡高)やヤクルトD1位・奥川(星稜高)が大きな注目を集めたが、今年も中京大中京高の148キロ右腕・高橋や昨夏の甲子園8強の明石商高の151キロ右腕・中森、早大の151キロ左腕・早川ら好投手や好打者がアマ球界には、大勢いる。
プロを目指す選手達の夢の入り口は10月26日。野球に飢える男達のドラマが今年も生まれる。
大リーグ機構(MLB)は今年のドラフト会議を6月10、11日(日本時間11、12日)に開催する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時は中止も検討されたが、例年と同じ時期の実施となる。ただし、従来は40巡目までだった指名は、各球団が財政難のために5巡目までに縮小される。1日目に1巡目、2日目に残りの指名が行われる。
出場選手登録人数の拡大など新型コロナウイルスの影響による特別ルールの名称は「感染拡大防止2020」(通称特例2020)に決まった。感染疑いでPCR検査のために登録を外れても、陰性なら規定の10日間を待たずに再登録できる措置などが検討されているとみられる。トレードなどによる新規選手の獲得期限を通常の7月31日から9月30日に変更する案も挙がっている。
日本野球機構(NPB)はオンラインで12球団代表者会議を開き、19日の公式戦開幕前に全12球団の監督、選手、スタッフと全審判員が、新型コロナウイルスに感染しているかを調べるPCR検査を受けることを決めた。開幕後は月1度のペースで実施する方針。
代表者会議に先立つ「新型コロナウイルス対策連絡会議」で、事前検査の導入を専門家から提言されていた。斉藤惇コミッショナー(80)は「検査は民間の検査機関に依頼。数日のうちに、実施期間や日にちを決定する」と説明した。
プロ野球では3月下旬の阪神3選手に続き、今月3日に巨人の坂本と大城の新型コロナ感染が判明。チームは直後に関係者全員がPCR検査を実施し、全員が陰性と判定された。斉藤コミッショナーは陽性者が出た場合について「ルールを破ることはできない」と、14日間の隔離後に陰性が2度続けば退院という厚労省の基準に従い、万全を尽くす方針を示した。
ロッテが今季、本拠地ZOZOマリンスタジアムで開催する1軍公式戦で使用する試合球に、スポンサーであるメルセデス・ベンツ日本のロゴマークが刻印されることになった。
井口資仁監督(45)がベンツを愛用していることがきっかけで実現し、8日に球団を通じて「プロ1年目の22歳のときから現在に至るまで20年以上、ベンツに乗っています。世界に誇る自動車のようにマリーンズも今シーズン、プロ野球の頂点に立ちたい」とコメントした。
メルセデス・ベンツ社は2017年から試合協賛を行っている。統一球にスポンサーのロゴが入るのは12球団初で、パ・リーグは既にロゴの使用を承認。試合球に刻まれる“ベンツマーク”は直径9ミリほどの大きさとなっている。
プロ野球が、無観客で開幕する公式戦序盤は始球式を自粛する方針であることが8日、分かった。恒例となっている始球式だが、外部からのゲストや関係者が来場することになるため、新型コロナウイルスの感染防止策としてしばらくは行わない。また、球団マスコットやチアリーダーに関しては、人数を制限した上で参加可能とする方針。おなじみの“応援団”が無観客試合を盛り上げることになりそうだ。
日本野球機構(NPB)は8日、オンライン形式で12球団代表者会議を開き、6月19日までに全12球団の監督、コーチ、選手、スタッフと全審判員が新型コロナウイルスに感染しているかを調べるPCR検査を受けることを決めた。
この日、Jリーグが連携して感染症の専門家チームから意見を聞く「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第9回会議で、専門家チームから公式戦の開幕前と開幕後はスクリーニングのような形で定期的にPCR検査を受けるべきとの骨子案が示された。
斉藤惇コミッショナー(80)は「開幕前と、その後は月に1度定期的に行う方針で、12球団が一致した。数日のうちに実施期間や日にちを決定する」と語った。
斉藤コミッショナーによると、検査は唾液によるもので、民間の検査機関に依頼する。巨人は坂本勇人内野手ら2選手の感染が判明した直後に原辰徳監督以下、チーム全員がPCR検査を受けて全員陰性の判定が出ており、開幕前は除外される見通し。検査で陽性者が出た場合については「ルールを破ることはできない。ルールの範囲内でどうベストを尽くすか」とし、14日間隔離した後、陰性が2度続いたら退院という基準に従うことを明らかにした。
日本野球機構(NPB)とJリーグが連携して感染症の専門家チームから意見を聞く「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第9回会議が8日、オンライン形式で開かれ、専門家チームから選手、スタッフらが感染しているかどうかを調べる検査方法についての骨子案が示された。
公式戦の開幕、再開前に唾液によるPCR検査を行い、その後はスクリーニングのような形で定期的にPCR検査を実施するというもの。6月19日に開幕するプロ野球の斉藤惇コミッショナー(80)は「開幕前に全球団でやるような仕組みを作りたい」と語り、夕方の12球団代表者会議で具体策を協議する。
7月4日にJ1、6月27日にJ2とJ3が再開するJリーグは、既に2週間に1度のペースで検査を実施することを決めている。
プロ野球の臨時12球団代表者会議が8日、オンラインで開かれ、全選手を対象とした定期的なPCR検査の導入を決めた。19日の公式戦開幕前に最初の検査を行う。代表者会議に先立つJリーグとの「新型コロナウイルス対策連絡会議」で、専門家チームから実施するよう提言された。定期検査は、開幕後は月に1度のペースで実施する方針だ。
事前のPCR検査実施には、安全な開催を求める観点から全12球団が合意した。斉藤惇コミッショナーは「開幕前に検査できるよう努力する。その後、月に1度程度の検査を定期的に行う方針を全球団一致して確認しました」と説明した。対象には選手、監督、コーチ、スタッフのほか、審判員も含めた。
検査は民間に委託し、唾液のPCR検査で行う方針。日取りは未定で斉藤コミッショナーは「急いでやるとしか言えない」とした。
代表者会議前に行われた対策連絡会議では「事前検査を開幕前に行う。それ以降は定期的に行う」(三鴨広繁氏)と専門家チームから提言を受け、骨子案が示された。Jリーグの定期検査は2週間に1度の方針だが「サッカーほどボディーコンタクトはなく月に1度が妥当」(同)とされた。巨人・坂本らのように無症状の陽性者の復帰は、24時間以上の間隔で2回続けて陰性を確認することを原則とした。発熱などの体調不良時には、速やかに緊急対応検査としてPCR検査を受けることも盛り込まれた。
事前検査について、これまで斉藤コミッショナーは「やりたいが難しい問題がある」と漏らしてきた。ただ新規感染が減少し、唾液によるPCR検査の認可などで、「需要と供給」のバランスが好転してきた。「検査がぎりぎりな状況で野球選手が全員PCR受けますというのは、現実的に認められるものではなかった。それが変わってきた」と続けた。
今後は陽性者への対応を詰める必要もある。「現在は(自宅待機などで)14日間見なくてはいけない」とした上で「厚生労働省や関係者と相談しながら、健康な状態に戻り、陰性が確定したら(速やかに)戻れるようにしたい」と話した。感染者が増えるなど試合挙行に影響する事態については「そういう時にはすぐに臨時実行委員会を開く」と臨機応変にあたる構えを示した。
専門家チームの座長を務める賀来満夫氏は巨人・坂本らが陽性となった際に球団が説明に用いた「微陽性」の表現について「自分が言ったが、医学用語ではなく会話の中で用いた言葉だった」と釈明した。
巨人から検査後に相談を受けた際のやりとりを説明。ウイルスが微量であることを表現するときに「微陽性」という言い回しをしたが、学術的に存在する用語ではないという。報道陣に「会話の中で出てきたものなので、今後は使わないようお願いします」と恐縮していた。
プロ野球の今季の1軍の選手登録枠が29人から31人、出場可能なベンチ入り人数が25人から26人に拡大されることが8日、分かった。12球団代表者会議後に行われた実行委員会で協約・ドラフト改定委員会から報告された。10日の日本プロ野球選手会との事務折衝で協議し、成立を目指す。
感染症対策や開幕が遅れたことで生じる過密日程に対し、対策連絡会議の専門家チームからは、選手の心身の負担を軽減する特別ルールの導入を提言されていた。1日の選手会との事務折衝で既に提示されており、選手会も大筋で同意している。また外国人選手枠については、1軍登録を4人から5人に増やし、ベンチ入りは4人のままとする案なども議論されている。
今季限りの特例措置は「感染拡大防止特例2020(通称・特例2020)」として、感染疑いで登録抹消されても、陰性なら規定の10日間を待たずに再登録できる措置などが検討されている。負担軽減へは、延長戦を現在の12回から10回打ち切りとする案も協議されており、導入される見込み。開幕が遅れたことで、新戦力獲得期限は7月31日から9月30日へ繰り下げられる見通しとなっている。
日本野球機構(NPB)の理事会と12球団による実行委員会がオンラインで行われ、当初11月5日に予定していたドラフト会議を10月26日に変更することが決まった。
アマチュア側とは合意しているという。今季は開幕が遅れ、11月上旬までレギュラーシーズンが続く。井原敦事務局長は「試合がある日はできない。早めにという配慮と、現在組む日程で試合のない月曜日で」と説明した。
ロッテが今季本拠地の1軍主催公式戦で、「メルセデス・ベンツ日本」の企業ロゴが刻印された統一試合球を使用することになった。
井口監督が長年ベンツを愛用していることが縁で実現。指揮官は「世界に誇る自動車のようにマリーンズも今シーズン、勝ち抜きプロ野球の頂点に立ちたい」と意気込んでいるという。
本拠地初戦は開幕2カード目となる23日のオリックス戦。最速163キロを誇るドラフト1位の佐々木朗が「メルセデス・ボール」で球界最速165キロの更新するかも注目されそうだ。
ロッテの先発6番手を狙う二木が9日の中日戦に先発する。すでに井口監督は「開幕5戦目までは伝えています」と明言しており、石川、美馬、種市、西野、小島は当確で、最後の枠を二木と岩下が競い合っている。
昨季7勝をマークした右腕は3日の日本ハム戦では3回4失点だった一方で、ライバルとなる岩下は4日の同戦で2回無失点だっただけに、今回はきっちりと結果を残したいところだ。
プロ野球は8日、12球団代表者会議をオンラインで行い、新型コロナウイルス対策連絡会議の専門家チームから提言を受けた開幕前の全選手へのPCR検査について、実施することを全会一致で決めた。
「会議では専門家の先生方からご提案をいただいた選手らへの事前のPCR検査の実施についてだけ検討しました。開幕前に検査ができるよう努力する。やるということで全員合意しています」と斉藤惇コミッショナーは説明した。
また同様に提言されていたシーズン中の定期検査の実施にも合意した。同コミッショナーは「月に1度程度の検査を定期的に行う方針を全球団一致して確認しました」と続けて明かした。
検査対象は選手のほか、監督、コーチ、スタッフらも含む。また同じグラウンドに立つ審判員にも開幕前の事前検査と、シーズン中の定期検査を行っていく方針だという。
開幕前の事前検査の日取りは未定。「民間の調査会社に依頼する。できるだけ早くやりたいが、現時点で日にちをいつと決めるのは難しい。とにかく急いでやるとしか言えない」とした。
巨人は坂本勇人内野手と大城卓三捕手が陽性反応を示し、1軍関係者全員にPCR検査を行ったばかり。また広島は既に全関係者へのPCR検査の準備を進めていた。「巨人さん(の1軍は)は受けているので、受けたということになると思う。広島さんが予定しておられるので、そこは事務方で調整する」と同コミッショナー。ソフトバンクは抗体検査を全スタッフが受けたが、PCR検査は受診していない。「ホークスさんは今後受けていかれると理解しています」と見解を示した。
プロ野球とJリーグが合同で設置した新型コロナウイルス対策連絡会議の第9回が8日、オンラインで行われた。既にJリーグは開幕前に全選手へPCR検査を行うことを発表しているが、専門家チームからはプロ野球でも6月19日の開幕までに全チームの全選手へPCR検査を行うことが提言された。
専門家チームの三鴨廣繁氏は「Jリーグは事前検査を実施していきますが、プロ野球も実施していくことでほぼ合意を得ています」と説明。検査方法は2日に厚生労働省で認可された唾液のPCR検査を提言しているという。「従来の鼻腔と比べても、唾液による検査はほぼ同等」という知見が得られているという。
またシーズン開幕後も、1ヶ月に1度の定期検査を行うよう進言した。Jリーグでは2週間に一度の隔週で定期検査を行っていくが、「プロ野球はサッカーほどボディコンタクトはない。月に1回程度が妥当だろうと」と三鴨氏。加えてシーズン中の緊急対応検査のため、本拠に近い医療施設で速やかに検査が行えるよう、事前交渉しておくことを指示した。
プロ野球の斉藤惇コミッショナーは「第1回の検査を開幕前に全球団でやる仕組みをつくりたい」と明言。12球団はこの会議後の8日夕方、代表者会議を行い事前検査についても協議する。これまではPCR検査の供給など検査体制が整っていないため、一斉の事前検査は困難との見方があった。ソフトバンクや巨人は個別に抗体検査を実施していた。ただ、新規感染者数が減少し、新たに唾液による検査が認められるなど、PCR検査に関する「需要と供給」のバランスが改善されてきた。今後、検査実施時期や方法を含めて議論していく。
ロッテは8日、今季の主催公式戦で「メルセデス・ベンツ日本」の企業ロゴが刻印された統一試合球を使用することを発表した。
同社とは17年からスポンサー契約を結び、井口監督がプロ1年目の22歳から20年以上もベンツを愛車としていることから実現した企画。シーズンを通して本拠地でスポンサーロゴが刻印された統一試合球を使用するのは初の取り組みで1試合につき、9〜10ダース(1ダース12個)使用する。井口監督は「公式戦の統一球にベンツのロゴを刻印していただく運びとなり大変光栄に思います。世界に誇る自動車のようにマリーンズも今シーズン、勝ち抜きプロ野球の頂点に立ちたいと思います」と力強く誓った。
プロ野球の理事会、実行委員会が8日、オンラインで行われ、11月5日に予定されていたドラフト会議の開催日を10月26日に変更すると決めた。現時点の日程案では11月5日に公式戦が組み込まれていることに加え、学生の進路決定への配慮から開催日を前倒しした。
また、新型コロナウイルスの影響に伴う今季の特例の名称を「感染拡大防止特例2020」(通称・特例2020)とすると発表。出場選手登録人数は現行の29人から31人に、ベンチ入りは同25人から26人に拡大予定。外国人枠を現行4人から5人に拡大する特例(ベンチ入りは現行通り4人まで)も検討されている。さらに選手の負担軽減を目的に延長10回打ち切りとするルールが挙がっており、10日に選手会と協議する。
また、トレードなどの補強期限は7月31日から9月30日に変更予定。「特例2020」と感染防止策を定めた独自のガイドラインは10日をめどに発表される。
プロ野球は8日、19日のシーズン開幕前に全球団がPCR検査を受けることを決めた。この日、Jリーグとの第9回「新型コロナウイルス対策連絡会議」で専門家チームから提言を受け、その後の臨時12球団代表者会議で決定。斉藤コミッショナーは「安全な試合開始に向けて準備をしていきたい」。今後民間の機関に依頼し、審判員も含めて唾液を用いる検査を行う予定だ。
専門家チームは開幕前に加え、開幕後も1ヶ月に1回程度、監督、コーチ、選手、スタッフらを対象に検査実施を提言。さらに同チームの三鴨氏は「感染者がひっ迫して同一の機関でできなくなることもあるので、きちっと精度管理が行われた複数の機関で行うことが現実的。その場合、どういう方法、機械をつくって検査しているか開示していただくことも大事」と示した。
定期検査の他に緊急対応検査についても提言があり、発熱などを発症した場合は医師の診察を受け、PCR検査の結果が出るまでチームから隔離され、濃厚接触者も検査を受ける。それに加え、三鴨氏は「遠征先で起こることもあり得ますので、球場に近い医療施設に交渉していただくことが重要になる」と各球団に要望した。
また陽性者が出た場合、現在は厚生労働省によって発症日から14日間経過し、かつ症状軽快から72時間経過した時点で退院が可能などと定められているが、それに加え、復帰前のPCR検査を原則とする見通しも示した。
※退院後の経過観察期間=「14日間」などについては、厚労省や自治体との協議による短縮を視野。
プロ野球の理事会と実行委員会が8日、オンラインで行われ、新型コロナウイルスの影響に伴う特別ルールなどを協議した。
実行委員会では11月5日に予定されていたドラフト会議を10月26日に変更することを決めた。開幕遅れに伴い、現時点で11月5日に公式戦日程が組み込まれていることや、学生の進路決定への配慮から開催日を早めたという。
プロ野球は8日、19日の公式戦開幕に向けて、臨時12球団代表者会議を開いた。直前に行われたJリーグとの第9回「新型コロナウイルス対策連絡会議」で専門家チームから全球団へのPCR検査の提言を受けていたが、斉藤コミッショナーは「専門家の方からご提案を頂きました選手らへの事前のPCR検査の実施について、開幕前にまず検査が出来るように努力をする、そして月に1度、検査を定期的に行う方針を全球団一致して確認致しました」と明かした。
また審判員も検査を受ける方針を示した。
日本野球機構(NPB)とJリーグが設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第9回が8日、感染拡大防止の観点からWeb会議システムにて実施された。
その後に行われたWeb上での会見で専門家チームから開幕前の事前検査や開幕後の検査体制についての提言を受け、その上で専門家チームの三鴨氏は「すでにJリーグは事前検査を実施していくことになっていますが、プロ野球も実施していくことでほぼ合意を得ています。これについては定期検査と緊急対応検査の2種類に分けることで考えている。定期検査は監督、コーチ、選手、スタッフ全員が定期的に行うことが必要と提言しています。最初の検査は開幕前に行う。それ以降は定期的に行うことを提言していまして、プロ野球はサッカーほどボディーコンタクトが少ないので、だいたい月に1回程度が妥当だろうと。定期検査は唾液と鼻腔での検査はほぼ同等だと分かっているので、唾液によるPCR検査で行うことを提言しています」と明かした。
斉藤コミッショナーも「検査自体は開幕前に全球団出来る仕組みを作っていきたい」と話した。
プロ野球は19日の公式戦開幕に向けて、8日にJリーグとの対策連絡会議後、臨時12球団代表者会議と実行委員会を開く。新型コロナウイルスの影響に伴い、出場選手登録人数の拡大やイニング制限、補強期限の繰り下げなどの特例を協議する。
専門家から選手の負担軽減を目的とした特別ルールの必要性を提言されたことを受け、1軍枠は現行の登録29人が31人、ベンチ入り25人が26人へ拡大される見通し。並行して外国人枠を4人から5人への拡大する案(ベンチ入りは現行通り4人まで)も出ているが、公平性も考慮して慎重に導入の是非を判断する。今季に限り延長10回打ち切りとする特例も検討されている。
開幕の遅れに伴い、トレードなどの補強期限は現行の7月31日から9月30日に変更される見込み。選手らに対する検査態勢や、開幕後に罹患者が出た場合の試合挙行に関するルールも協議されるとみられる。
ロッテが今季、本拠地ZOZOマリンスタジアムで開催する1軍公式戦で使用する試合球に、スポンサーであるメルセデス・ベンツ日本のロゴマークが刻印されることになった。井口監督がベンツを愛用していることが縁で実現し、8日に球団を通じて「プロ1年目から現在まで、20年以上乗っている。大変光栄に思う」とコメントした。
ロッテがシーズンを通して、スポンサー企業のロゴが刻印された試合球を使用するのは初めて。メルセデス・ベンツ社は2017年から試合協賛を行っており、担当者は「これまで以上に親しんでいただければ」と話している。
プロ野球は8日、臨時の12球団代表者会議を開き、12球団の選手、監督、コーチ、スタッフ全員を対象としたPCR検査を実施することで一致した。開幕前、および開幕後の定期検査となる見込みで、斉藤惇コミッショナーは「できるだけ早いうちに、実施期間を決定する」と話した。
会議に先立って開かれた新型コロナウイルス対策連絡会議で、専門家チームが検査の骨子案を提示。同会議後に会見に臨んだ愛知医科大の三鴨廣繁教授は「まずは開幕前にやって、定期的にやっていく。プロ野球は月に1回」と説明。検査方法は「唾液での検査を提案している」とした。
専門家の骨子案は定期検査と緊急検査の2種類を予定。検査場所については公平性を担保する理由から「きちっと制度管理された複数の機関でやっていくことが現実的だろう」と三鴨教授。緊急検査の場合、遠征先でも速やかに検査を受けられるように、各球場のある自治体との事前交渉も必要とした。
事前検査は巨人はすでに検査を終えており、残りの11球団で実施する。審判も同様にPCR検査を受ける。1件につき2万円弱と言われる検査費用の負担については、今後の協議となる。開幕まで2週間弱。安全な開催を目指すべく、急ピッチで態勢を整えていく。
ロッテが今季、「メルセデス・ベンツ日本株式会社」の企業ロゴが刻印された統一試合球を、ZOZOマリンスタジアムでの主催1軍公式戦で使用することが8日、分かった。
球団初の試みだ。シーズンを通して使用する試合球は、直径約9ミリのベンツマーク入り。11年の統一球導入後、当時の加藤良三コミッショナーのサインが刻印されたことはあったが、企業ロゴとなると珍しい。
パ・リーグのアグリーメントには、統一試合球への「スポンサー名(商品名含む)の捺印、印刷」などについて「都度実行委員会に上程し、諮ることとする」とあり、ロゴマークの大きさは「縦1センチ、横3.5センチ以内」で既に承認を受けている。
井口監督がプロ1年目から20年以上、ベンツを愛車にしてきた縁もあって実現した。メルセデス・ベンツ社は17年から試合協賛を行っており、担当者は「これまで以上に親しんでいただければ」とコメントした。
新たな取り組みをして挑む今季。「大変光栄に思います」と井口監督。「ベンツは自分の身体の一部のように感じるほどの操縦性の良さがあります。世界に誇る自動車のように勝ち抜き、プロ野球の頂点に立ちたい」との決意を示した。
次代を担う正捕手候補が、開幕を目前にして台頭してきた。ロッテのドラフト2位・佐藤都志也捕手(22)=東洋大=だ。
強打が最大の魅力。5、6日の練習試合・楽天戦(ZOZOマリン)で2試合連続本塁打など計3発と大暴れした。佐藤について井口監督は「彼は打撃が売りの選手。思い切りの良さも含めて」と目を細めて大きな期待を寄せる。
「開幕1軍」を目標にプロ生活を送ってきたルーキー。ここにきてチーム事情も、置かれた立場も変わった。正捕手の田村が腰痛で離脱し、佐藤が開幕スタメンに大抜擢される可能性が浮上。ロッテの新人捕手が開幕戦でスタメンマスクをかぶれば、97年の清水将海以来23年ぶりの快挙となる。
「チャンスをものにできるかどうかは自分次第」と強い決意を示す若武者。そのためには、やはり最大の“長所”を生かすしかないだろう。今後も打撃で猛アピールを続け、正捕手の座をつかみ取る。
プロ野球は8日、理事会と実行委員会をオンラインで開いた。実行委員会では前例のないシーズンにおける特例(感染拡大防止特例2020、通称『特例2020』)について協議。タイトな日程における選手の負担軽減の一環で、出場選手登録人数を29人から31人、ベンチ入り人数を25人から26人に、それぞれ拡大することが明らかになった。
また、1軍外国人枠を4人から5人に拡大することや、延長戦を現行の12回から10回打ち切りにすることに加え、移籍期限を9月30日に変更することについても協議。井原事務局長は「(10日の)選手会との事務折衝での協議内容となるので」と内容の明言は避けた。
また、今年のドラフト会議が当初予定の11月5日から10月26日に前倒しされることが決定。アマチュア側との間で合意に至っているといい「(学生の進路決定の側面から)できるだけ早めにという配慮があったのではないか」と変更の理由を説明した。
プロ野球の今季の出場選手登録枠が29人から31人、ベンチ入り人数が25人から26人に増やされることが8日、球界関係者への取材で分かった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で公式戦開幕が遅れたことに伴う日程過密化などで生じる、選手の負担を軽減するのが目的。10日の日本プロ野球選手会との事務折衝で協議し、成立を目指す。
1日に開かれた選手会との事務折衝で、日本野球機構(NPB)側が提案。選手会も大筋で同意しており、今後は外国人選手枠を広げるかどうかなどの細部を詰める。
日本野球機構(NPB)の理事会と12球団による実行委員会が8日、オンラインで開かれ、今年のドラフト会議の日程を11月5日から10月26日に変更すると決めた。NPBの井原敦事務局長は「11月もNPBの日程が続く。現在作成中の日程で試合がないのが10月26日だった」と説明した。
プロ野球審判員の採用を目的とした12月の「NPBアンパイア・スクール」は、密集や密接が避けられないとして中止が決まった。
プロ野球の臨時12球団代表者会議が8日、オンラインで開かれ、全選手を対象とした定期的なPCR検査の導入を決めた。19日の公式戦開幕前に最初の検査を行い、開幕後は月1度のペースで実施する方針。
代表者会議に先立つ「新型コロナウイルス対策連絡会議」で、公式戦開催に当たって感染者がいないか確認するための事前検査の導入を専門家から提言されていた。斉藤惇コミッショナーは記者会見で「安全な試合開始へ向け、しっかりと準備を続けてまいりたい」と語った。
監督、コーチや審判員も検査対象。時期や実施機関は今後詰める。プロ野球は8日、感染拡大に連携して対応するためサッカーのJリーグと合同で設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第9回会議をオンラインで開いた。
3日に巨人の坂本、大城両選手がPCR検査の結果、新型コロナウイルスに感染していることが判明したが、斉藤コミッショナーは「開幕については問題ありません。今後も感染防止に取り組んでいきたい。検査の態勢を整えて、試合に臨んでいきたい」と開幕には影響がないとした。
感染症の専門家チームの提言を受け、6月19日の開幕を前に全球団の監督、選手、スタッフ全員を対象に、唾液によるPCR検査を行うことを明言。また、その後も定期検査を行い、月1度のPCR検査を実施するという。
Jリーグではすでに2週間に1度の検査を行うとしているが、プロ野球の場合はサッカーより肉体的な接触が少ないとして、頻度が低くなったという。
19日に開幕するプロ野球は、8日に12球団代表者会議や実行委員会などを開く。
開幕日や当面の公式戦日程は発表されており、移籍期限や戦力外通告期限などといった“コロナ特例”について協議し、決定する見通し。登録枠拡大もその1つで、1軍の外国人枠については現行ルールの「4」から「5」に増えることが濃厚となっている。また、代表者会議に先立ち、専門家を交えての新型コロナウイルス対策連絡会議も開かれる。