楽天が今季初の3連勝とした。0−1の3回にブラッシュの適時二塁打で追い付き、5回に浅村の2試合連続の7号本塁打で3点を勝ち越した。石橋は6回2安打1失点で今季初勝利。ロッテは投打に振るわず、3連敗を喫した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
東北楽天 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 1 | 3 | 0 | x | 8 |
ロッテ美馬学投手(33)が1発に泣いた。4回まで1失点と粘ったが、5回に楽天浅村に手痛い3ランを浴びた。昨オフ、楽天からFA移籍で入団。古巣との公式戦初対戦は、黒星に終わった。
試合前、グラウンドに入るとすぐ、近くにいたグラウンドキーパーに丁寧に頭を下げた。慣れ親しんだマウンドで、しっかり足場を掘り、軸足を固めて強い球を投げていった。失点のきっかけには、不運な当たりが多かった。「あまり点を取られた感じはしないけれど、結果、取られていた感じです」と振り返り、そうなった投球に「最悪です」と声を落とした。
1回1死一、二塁。4番浅村を遊飛に打ち取り、通算1000投球回に到達。笑顔で小さく「2アウト」の仕草を周囲に示した。「ここまで積み上げられたことは良かったなと思っています」と振り返った。区切りの記録を祝いたかったが、正式達成には試合成立が必要だった。5回裏、手痛い3ランを浴びた直後に、1000投球回到達を紹介する場内アナウンス。苦い思い出も糧に、ロッテ美馬として頼もしく投げていく。
手遅れになる前に、ロッテが動く。8連勝の勢いで迎えた楽天6連戦は、わずか1勝で終わった。この日も初回の2安打の後は、8回まで安打がなく、打線が湿る。井口監督は4番レアード、5番マーティンの不調を課題に挙げた上で「打線はちょっと変えようと思います」と、7日の西武戦(ZOZOマリン)から打順組み替えを明言した。
福田秀の故障離脱で2、3番が固定できず、両助っ人に負担がかかった面もある。6番中村奨、7番井上が好調を維持し、2人の中軸起用が有力だ。「西武にも点を取れないと勝てないので」と井口監督。1番荻野が15試合連続出塁中なこともあり、最善策で得点効率を高める。野手1、2選手の昇降格も示唆した。
8連勝中は、機動力で流れを生んだ。その象徴になったのが代走の切り札・和田。オリックス戦終了時までは、5試合出場で4盗塁。接戦を制すキーマンになっていた。楽天6連戦では「そういうチャンスも少なかったですし、少ないチャンスも生かし切れなかった」と「代走和田」の機会が1度もなかった。山あり谷ありの2週間を経ての新オーダーで、新たな流れを作りたい。
ロッテに今季フリーエージェント(FA)で加入した美馬は、古巣の楽天相手に初先発して6回途中まで5失点で今季初黒星を喫した。4回までは1失点と粘ったものの、1−1の5回に浅村に3ランを浴びた。「あまり点を取られた感じはしないが、結果として取られていた感じ。最悪」と悔しさをあらわにした。
1回に2死を取ったところで通算千投球回に到達した。「ここまで積み上げてこられたことは良かった」と感慨を口にしたが、節目の登板を白星で飾ることはできなかった。
新加入のロッテ・美馬学投手(33)が5日、チームの連敗ストップをかけ、昨季まで在籍した古巣・楽天との6回戦(楽天生命パーク)に先発する。
この日の試合前、グラウンドに姿を見せると、慣れ親しんだ仙台の地のマウンドに歩み寄り、その感触を確かめた。
先月7日の楽天との練習試合(ZOZOマリン)の登板では、3回6失点(自責5)と打ち込まれただけに、前日4日には「明日はしっかりとゲームを作ってやり返したいと思います」と必勝を誓った。
昨季オフ、楽天からFA移籍で加入したロッテ・美馬が古巣を相手に初先発したが、5回2/3を9安打5失点で今季初黒星を喫した。
序盤から走者を許しながら粘っていたが、同点の5回に浅村に決勝3ランを浴びた。この回は先頭・茂木のバットをへし折りながらも遊撃への打球が内野安打になると、ブラッシュの三塁へのゴロも内野安打。不運な当たりが続き、走者をためての被弾に「あまり点を取られた感じはしないけれど結果的に取られた感じ。最悪です」と悔しがった。初回2死で通算1000投球回に達し「ここまで積み重ねてこられたことはよかった」と語ったが、節目の記録を白星で飾れなかった。
チームは8連勝で敵地に乗り込んだが、首位攻防6連戦は1勝5敗。首位・楽天に2ゲーム差をつけられた。
試合後、ロッテの井口監督が「打線がもっと打たないといけない。4、5番がこの1週間沈んでいた」とし、7日からの西武戦(ZOZOマリン)での打線の組み替えを示唆した。
今6連戦で4番レアードは20打数1安打、5番マーティンも初戦から3戦連発をマークしながら後半3試合は9打数無安打。現在、6番・中村奨が打率.313、7番・井上が同.364と好調だけに中軸を任される可能性もある。
ロッテ・美馬が昨年まで所属した古巣・楽天を相手に、公式戦初先発したが、5回2/3を9安打5失点で6回途中で降板となった。
「あまり点を取られた感じはしないけど、結果取られてた感じです」。
走者を背負いながら、持ち味の粘り強さを発揮していたが、同点の5回に浅村に浴びた3ランが痛かった。また、美馬は通算1000投球回も初回に達成。史上357人目の記録で、「1000回に関してはここまで積み上げてこれたことは良かったなと思っています」と振り返った。
今季からロッテにFAで加入した美馬学投手(33)が5日、昨季まで所属した古巣・楽天戦(楽天生命パーク)に先発登板。6回途中5失点(自責4)で降板し、今季2勝目とはならなかった。
美馬は、今季3度目の先発で古巣と初対戦。初回に味方打線が先制すると、立ち上がりから2回まで走者を出しながらも後続を打ち取って得点を与えなかった。
しかし、3回、1死一塁から3番・ブラッシュに左翼線適時二塁打を浴びて同点。4回は無失点で切り抜けてリズムを作り直したかったが、5回に2つの内野安打で1死一、三塁とされ、元チームメートの4番・浅村にフォークを左翼席まで運ばれ、勝ち越しを許した。
6回には2死一、二塁から2番・鈴木に内野安打を許し、味方の悪送球も重なって5点目を失った美馬。ここで降板となり、5回2/3を投げ、9安打5失点(自責4)4四球、4奪三振で、防御率は4.08となった。
また、この日は5回を投げ終えて1000投球回を達成したが、白星で飾ることはできず、17年以来の開幕2連勝を逃した。
首位攻防6連戦の6戦目。ロッテ・清田が2試合連続となる先制適時打をマークした。
初回1死三塁で1ボール1ストライクから石橋のシュートを中前にはじき返した。
「打ったのはシュートです。いい流れで回ってきたので返せて良かったです。追加点を取れるように頑張ります」。
ここまで楽天との直接対決で1勝4敗。前日は7回降雨コールドで敗れ、首位陥落となっただけに、気合がこもっていた。
試合は5回終了した時点で、1−4とリードされている。
ロッテの先発・美馬学(33)が昨季まで在籍していた古巣・楽天相手に公式戦初登板したものの、5回2/3を9安打5失点で降板した。
通算1000投球回到達まであと2/3回に迫っていた美馬はこの試合の初回でプロ野球357人目となる通算1000投球回を達成。「1000回に関してはここまで積み上げてこれたことは良かったなと思っています」と振り返った。だが同点で迎えた5回1死一、三塁、好調の楽天・浅村に7号3ランを浴び、6回にはコントロールが定まらず2四球と内野安打などでさらに1失点。6回途中でマウンドを降りた。
昨季までの“本拠地”でかつてのチームメートに打ち込まれた美馬。「あまり点を取られた感じはしないけど、結果取られてた感じです。最悪です」と唇をかんだ。
楽天を1ゲーム差で追う2位ロッテが清田育宏外野手(34)の一打で先制した。
初回、先頭の荻野が初球打ちで左翼線二塁打とすると、1死三塁から清田が楽天の先発・石橋の変化球を捉え中前適時打。清田は4日の楽天戦から2試合連続となる先制打。楽天を1ゲーム差で追うロッテが1点を先制し、試合をスタートさせた。
ロッテは貧打にあえぎ今季初の3連敗。最近3試合はいずれも1得点に終わり、井口監督は「打つ方がなかなか上がってきていない」と嘆いた。
8連勝後、対楽天6連戦で1勝5敗と急失速。打開策として打順の組み替えや1、2軍の入れ替えも検討し「立て直して、やっていきたい」と巻き返しを誓った。
ロッテは貧打にあえぎ今季初の3連敗を喫した。この日は初回の1点のみに抑え込まれ、最近3試合はいずれも1得点に終わった。
井口監督は「打つ方がなかなか上がってきていない。向こうの勢いのままいかれたなという感じ」と嘆いた。
敵地での楽天6連戦の初戦に4−15と大敗したことが分岐点だった。「ああいう形で負けると、どうしてもズルズルきてしまう」と指揮官。8連勝後、対楽天6連戦で1勝5敗の急失速となった。
攻撃面が今後の課題で「打線がもっと、もっと点を取らなくちゃいけない」と野手陣に奮起を促した。打開策として打順の組み替えも検討。「立て直して、やっていきたい」と言葉に力を込めた井口監督。7日からの本拠地6連戦で巻き返すしかない。
FAで楽天からロッテに移籍した美馬が古巣との一戦に初登板。初回に先制の1点をもらったが、逆転された。5回2/3を9安打5失点で降板。巨人を除く11球団目からの勝利を逃した。
「あまり点を取られた感じはしないけど結果、取られてた感じです。最悪です」とコメントした。
立ち上がりから安定感を欠いた。初回、逆にFAでロッテから楽天に移籍した鈴木大に中前打を浴びるなど1死一、二塁のピンチを招いた。2死後、島内に右前打を打たれたが、右翼マーティンの好返球で2走・鈴木が本塁憤死。何とか無失点に切り抜けた。
3回は右前打の鈴木大を一塁に置いて、ブラッシュに同点適時二塁打を浴びた。5回は2本の内野安打など、不運な形で1死一、三塁とされ、浅村に左越え3ランを浴びて勝ち越しを許すと、マウンドでしゃがみ込んで悔しがった。
4回は2四球で2死一、二塁のピンチを招き、鈴木大の内野安打の間に悪送球がからんで5点目を失って降板。鈴木大は4打数3安打。FAで所属チームが入れ替わった2人の明暗は分かれた。
美馬はこの日、1000投球回を達成。「ここまで積み上げてこれたことは良かったなと思っています」と語った。