ロッテは1−2の4回に安田の犠飛、柿沼の2点二塁打で3点を奪い逆転し、7回に安田の2号ソロで差を広げた。種市が7回3安打2失点で2勝目。益田が8セーブ目。日本ハムは4回から救援した村田が2/3回で3失点と崩れた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 |
北海道日本ハム | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
好打者の指標として定着している、出塁率+長打率の「OPS」。打順別の数字を追って、パ・リーグ4チーム(楽、ロ、ソ、西)の攻撃力を探った。[注]数字は途中出場を含む。成績は18日デーゲームまでのもの(野手平均OPS=.716)
チームの打順別OPS(出塁率+長打率)を野手平均OPSで割り100を掛けたもの。チームで平均のOPSを持つ打者の値が100になる。数字が大きいほど、チームの中でその打順の攻撃力も高い。数字をチーム別で比較することで、いい打者がどこに配置されているか、どの打順が重視されているかが見比べられる。
西武 | ロッテ | ||||||||
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打順 | 最多先発 | 18日 | 打順OPS | 打順攻撃力 | 打順 | 最多先発 | 18日 | 打順OPS | 打順攻撃力 |
1番 | スパンジェンバーグ | 鈴木 | .702 | 98.0 | 1番 | 荻野 | 荻野 | .844 | 117.9 |
2番 | 源田 | 源田 | .636 | 88.8 | 2番 | マーティン | マーティン | .649 | 90.6 |
3番 | 外崎 | 外崎 | .665 | 92.9 | 3番 | 菅野 | 清田 | .726 | 101.4 |
4番 | 山川 | 山川 | 1.033 | 144.3 | 4番 | レアード | レアード | .726 | 101.4 |
5番 | 森 | 森 | .770 | 107.5 | 5番 | 井上 | 井上 | .665 | 92.9 |
6番 | 中村 | 中村 | .862 | 120.4 | 6番 | 中村奨 | 中村奨 | .744 | 103.9 |
7番 | 栗山 | 栗山 | .778 | 108.7 | 7番 | 安田 | 安田 | .914 | 127.7 |
8番 | 木村 | スパンジェンバーグ | .601 | 83.9 | 8番 | 田村 | 藤岡 | .428 | 59.8 |
9番 | 金子 | 木村 | .635 | 88.7 | 9番 | 藤岡 | 柿沼 | .649 | 90.6 |
日本ハム | 楽天 | ||||||||
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打順 | 最多先発 | 18日 | 打順OPS | 打順攻撃力 | 打順 | 最多先発 | 18日 | 打順OPS | 打順攻撃力 |
1番 | 西川 | 西川 | .790 | 110.3 | 1番 | 茂木 | 茂木 | .786 | 109.8 |
2番 | 大田 | 王柏融 | .476 | 66.5 | 2番 | 鈴木大 | 鈴木大 | .839 | 117.2 |
3番 | 近藤 | 近藤 | .854 | 119.3 | 3番 | ブラッシュ | ブラッシュ | .747 | 104.3 |
4番 | 中田 | 中田 | .930 | 129.9 | 4番 | 浅村 | 浅村 | 1.092 | 152.5 |
5番 | 渡辺 | 横尾 | .520 | 72.6 | 5番 | 島内 | 島内 | .682 | 95.3 |
6番 | 清宮 | 清宮 | .560 | 78.2 | 6番 | ロメロ | ロメロ | .949 | 132.5 |
7番 | 野村 | 渡辺 | .611 | 85.3 | 7番 | 銀次 | 銀次 | .586 | 81.8 |
8番 | 宇佐見 | 石井 | .496 | 69.3 | 8番 | 太田 | 足立 | .651 | 90.9 |
9番 | 中島 | 石川亮 | .587 | 82.0 | 9番 | 辰己 | 小深田 | .704 | 98.3 |
8月1日からの収容人数50%でのプロ野球開催は、新型コロナウイルス感染の再拡大で難しい情勢となった。18日、政府の西村康稔経済再生担当相が会見で、プロスポーツやコンサートなどイベントに対する8月以降の入場者数の緩和について「慎重に考えなければいけない」と停止も視野に再検討する姿勢に転じた。新型コロナ感染症対策の分科会を近く開き、緩和の是非を議論する。「緩和すれば(大勢の)人の移動が起きる」とも話し、東京都を中心に感染が再拡大している中で、ストップがかかる公算が大きい。
現状、プロ野球は5000人での制限となっているが8月1日をメドに収容50%での開催準備を進めていた。日本野球機構(NPB)は分科会の見解を受けて、Jリーグとの対策連絡会議の専門家と協議するが、政府の方針に沿う流れとなることは必至だ。日本ハムは、8月初旬の主催試合は今後の感染状況で変更はあるとしながら、上限5000人を維持してチケットを販売。収容50%での実施が遠ざかれば、球団経営へのダメージが大きくなる。
ロッテが誇る“柿の種バッテリー”の戦略が、日本ハム打線を湿らせた。
4回に4−2と逆転し、その裏の投球。種市篤暉投手(21)は先頭の3番近藤に四球を与え、4番中田を迎えた。嫌な展開ながらフルカウントまで追い込むと、最後は145キロで内角を突いた。詰まらせ、遊ゴロ併殺打に。相手主砲に力勝ちして勢いに乗り、7回を2失点で投げ抜いた。
布石は、2回裏に浴びた2本のソロ。柿沼友哉捕手(27)は「直球が動いている」と感じた。普段はあまりない、種市のシュート回転。話し合い、それを生かすことにした。中田への勝負球もナチュラルに食い込んだ。「タネがしっかり投げきってくれた」と理想の球筋で勝った。
シュート回転は長打につながりやすい。ただ種市は「試合中にフォームの修正はあまりできない」と考える。「できるだけインコースを突こう」という逆転の発想が、相手打線のスイングを崩していった。
英才教育中のロッテ安田尚憲内野手が、打線での存在感を色濃くしてきた。7番三塁で出場した日本ハム戦の7回、井口のスライダーを右翼席へ。2号ソロで勝利を決定づけた。
「練習で下半身を意識して、試合でもいいスイングができるようになってきました」。体が前に突っ込まなくなった打撃に手応えを感じている。
数字は如実だ。出塁率+長打率で算出する打撃指標OPSで、安田は今季初めて0.5を超えた。不振の2週間前は0.1台。それでも井口監督が「上のレベルに合わせていかなくちゃいけない選手。我慢も時には必要」と起用を続け、安田自身も必死にもがきながら答えを出し始めた。
ロッテ打線のOPSは1、2番が1.0に迫り、3〜6番は0.7台、7〜9番は0.5前後の現状にある。指揮官も「1、2番が調子がいいので、4番以降で点を取る方法を考えないと」と打順の再構築を検討する。四球や犠飛も増えた安田が、さらにOPSを高めると頼もしくなる。「7番でしっかり結果を出して、また中軸を任せてもらえるように自分の打席をしっかりやりたいです」。よりマークが厳しくなるこれからが、21歳の踏ん張りどころだ。
プロ17年目のロッテ鳥谷敬内野手(39)が、新天地での記念すべき初安打を放った。
9回2死、フルカウントから日本ハム吉田侑の直球をセンター前に運んだ。この日は7回から三塁で途中出場していた。
鳥谷は昨オフに阪神を退団し、今年3月にロッテに入団。今季はここまで3打数無安打だった。
ついに覚醒!?ロッテ・安田尚憲内野手(21)が2点リードの7回2死、駄目押しの2号ソロを右翼席に運んだ。
「どの球場でもホームランを打てたら嬉しいけど、こういう広い球場で打つと自信になります。これからも続けていきたいです」。
日本ハム4番手、井口の内角スライダーを完璧に捉えた。7日の西武戦(ZOZOマリン)以来、自身9試合ぶりの一発。4回には同点の中犠飛も放った高卒3年目の長距離砲の活躍で、チームは首位・楽天に再び1ゲーム差まで迫った。
履正社高(大阪)時代は高校通算56本塁打を記録した左のスラッガー。昨季のセ新人王で今季は4番に定着するヤクルト・村上や、日本ハム・清宮らと同じ1999年度生まれだ。2018年にドラフト1位で入団し、1年目にプロ初本塁打をマークしたが、昨季は1軍にお呼びがかからなかった。
勝負の3年目。1軍の舞台で活躍する同期たちを横目に「自分のことで精一杯。毎日が必死です」ともがいている。ここまで18試合の出場で打率.185、2本塁打、5打点。三塁のポジションには主砲のレアードもいるため、結果を残さなければ、即2軍落ちの危機感を持ちながら、アピールしている。
昨季は2軍で19本塁打、82打点。イースタン・リーグの2冠に輝くなど、潜在能力を秘めているだけに、井口監督は「今年は1軍のレベルに合わせていかないといけない」と期待を寄せた。未来の4番候補がロッテ打線の起爆剤となる。
ロッテ・鳥谷が阪神から移籍後初安打をマークした。安田に代わって7回から三塁の守備に入り、9回に吉田侑の速球を中前打。今季11試合目の出場、5打席目に出た通算2086安打目を「守備がメインの中、打席に立たせていただいて、1本打ててよかった」と喜んだ。井口監督は「ベンチは大盛り上がりでした。いい存在です」とプロ17年目のベテランを称賛した。
ロッテ3年目の安田が2号ソロを放った。4−2の7回2死で井口の内角スライダーを広い札幌ドームの右翼席に運び「いいスイングができた。本塁打はどの球場でも嬉しいが、広い球場で打てたのは自信になる」と喜んだ。
今季は初安打まで15打席を要したが、徐々に打席内容が良くなり、出番が増えてきた。期待が大きいだけに、井口監督は「今年は1軍のレベルに合わせていかないといけない」とハッパを掛けた。
ロッテは1−2の4回に安田の犠飛、柿沼の2点二塁打で3点を奪い逆転し、7回に安田の2号ソロで差を広げた。種市が7回3安打2失点で2勝目。益田が8セーブ目。日本ハムは4回から救援した村田が2/3回で3失点と崩れた。
ロッテの鳥谷敬内野手(39)が18日の日本ハム戦(札幌ドーム)の9回、吉田侑投手から中前打を放ち、今季初安打を記録した。
調子は良くない。投球の軸となる直球がシュート回転する。ロッテ・種市は「腕を振り切れないとシュートすることが多い」と明かす。1点リードの2回、横尾と渡辺に対し、外から甘く入った球を痛打されてソロ2発を浴びた。
ならば、どうするか。21歳右腕はシュート回転を「修正」せず、「利用」することを選んだ。150キロの剛速球と落差あるフォークが武器だが、ベンチに戻ると27歳捕手・柿沼と「動いている球を生かそう。できるだけインコースを突いていこう」と確認し合った。
4回の攻撃で逆転し、その裏。種市は先頭・近藤に四球を許したが、続く4番・中田を内角への「ナチュラルシュート」で遊ゴロ併殺に仕留めた。反撃を許せば、試合の流れを手放す局面だった。
5年目で自身初のヒーローインタビューを受けた柿沼は「種が(サインに)首を振ってしっかりと投げ切ってくれた。今までにない球種になった」と、7回3安打2失点で2勝目を飾った後輩を称えた。
ロッテの鳥谷が移籍初安打をマークした。7回の三塁守備から出場。3点リードの9回2死から吉田侑の145キロ直球を中前へはじき返し、今季5打席目で通算2086本目の安打を記録した。
昨季限りで阪神を退団。昨年9月22日のDeNA戦で代打で左前適時打を放って以来300日ぶりの快音に「守備がメインの中で打席に立たせてもらい、1本打たせてもらってよかったです」とコメントした。守備固めで試合終盤から出場するのが現在のパターンだが、井口監督は「打撃練習では本当に調子がいい。どこかで打席を、と思っていた」と笑顔で話した。
3年目のロッテ・安田が同期入団の清宮が一塁を守っている前で右越え2号ソロを放った。2点リードの7回2死から井口のスライダーを捉えた。
「インコースをうまくスイングできたと思う」と振り返った。1−2の4回には同点の中犠飛もマーク。7日の西武戦で今季初アーチを放つまで、20打数1安打だったことから、打率はまだ.185だが「ボールも見えてきている。こういう打席を継続していきたい」と力を込めていた。
ロッテ・鳥谷が移籍後初安打をマークした。種市が7回2失点で今季2勝目。柿沼が決勝二塁打を放ち、自身初のヒーローインタビューを受け、若き大砲・安田も2号ソロを放った。
そんな見どころ満載だった一戦の中で、ロッテベンチが一番盛り上がったのは、ベテランが放った中前打だった。7回の三塁守備から途中出場し、3点リードの9回2死走者なしで打席が回ってきた。吉田侑に対してフルカウントから145キロの直球をはじき返した。
今季5打席目で、通算2086安打目。昨オフ限りで退団した阪神で放った昨年9月22日のDeNA戦以来となる300日ぶりの快音だ。「守備がメインの中で打席に立たせてもらい、1本打たせてもらってよかったです」。新天地では守備固めでの出場機会が多いベテランらしいコメントだった。
ロッテ・柿沼が勝ち越し二塁打をマークした。安田の中犠飛で同点に追いついた4回、さらに1死一、二塁で三塁線を破った。一塁走者の藤岡も生還する2打点に、「打ったのは真っすぐかシュートですね。種市が頑張っているので、何とか援護できたのはよかったです」と笑みを浮かべた。
柿沼がプロ5年目で初のヒーローインタビューに選ばれた。同点の4回1死一、二塁で左翼線への適時二塁打で2点を勝ち越し。プロ初の二塁打を「ようやくって感じですよね。やっと得点圏打率に数字が付きました」と笑った。
先発・種市とは、ファンの間で「柿の種バッテリー」と言われており、開幕から種市が登板した5試合全てで組んできた。2回に2発を浴び一時逆転された種市をバットで援護。エースはその後、立ち直り7回116球3安打2失点で今季2勝目を挙げた。
種市は5学年上の女房役を「めちゃくちゃ優しい。僕が打たれて落ち込んでいる時でも、スッと寄ってきて優しく配球の話をしてくれます」と感謝する。この日も2発を打たれた直後、すぐにコミュニケーションを取った。ともに打たれたのは直球だったが、種市は「ホームランを打たれた後も『インコースに行きましょう』と話ができていた」と勝利の要因を振り返った。
チームの正捕手は5年連続100試合以上出場の田村だが、今季の先発は田村が13試合、柿沼が12試合と拮抗。昨年の盗塁阻止率5割5分2厘と強肩が持ち味の柿沼は「何とか種(種市)に勝ちがついて良かった」と謙虚に相方を立てた。2人でもっと絆を深めていく。
期待の若武者が完璧なバットさばきでアピールした。
2点をリードした7回2死。ロッテの安田が日本ハム・井口の真ん中に入ったボールを仕留めた。カウント1−1。待っていたかのようにタイミングは完璧。豪快な打球音とともに打球は右翼席へと飛び込んだ。
7月7日の西武戦(ZOZOマリン)以来、9試合ぶりの今季2号ソロ。昨季は1軍出場はなく、18年は本塁打1本。開幕1軍を果たした3年目の今季は開幕から1ヶ月で1軍では初の2本目をマークした。期待が大きい若武者の貴重な一発で日本ハムを5−2と突き放した。
レジェンドに待望の1本が飛び出した。9回2死走者なし。ロッテ・鳥谷がフルカウントから吉田侑の145キロ直球を捉え、しぶとく中前に運んだ。その瞬間のチームの様子を井口監督は「ベンチが大盛り上がりでした」と明かした。敵地ながら大きな拍手も起こった。
11試合目の出場、5打席目で放った移籍後初安打。阪神時代の昨季9月22日・DeNA戦(甲子園)以来のヒットだ。鳥谷は「守備がメインの中、打席に立たせていただいて、1本打てて良かったです」と控えめに心境を語った。
新天地で挑む今季。虎の歴史を彩ったスターが“黒子”に徹してきた。開幕1軍入りしたが、代走や守備固めなどの出場でスタメンは1度もない。この日も7回の守備から三塁で途中出場した。
役割はしっかり果たしてきた。マウンドで投手が苦しんでいれば駆け寄って声を掛ける。試合前の練習中も年下のナインと積極的に言葉を交わす。だからこそ指揮官は「いい形で引っ張ってくれている。いい存在感を出していると思います」と目を細めた。
“記念”の一打で通算2086安打とした39歳のベテラン。獲得してくれたロッテに恩返しするため、今後もひたむきにチームに貢献する。
ロッテ・安田尚憲内野手が2号ソロを放って貴重な追加点をたたき出した。
4−2の7回。井口の変化球をすくい上げるように捉えた。打球は右翼スタンド最前列に消えた。
7月7日以来の本塁打。ダイヤモンドを気持ちよさそうに一周した若武者は、ベンチ前でガッツポーズをして喜びを表現した。
阪神を昨季限りで退団しロッテに加入した鳥谷敬内野手(39)が移籍後、初安打をマークした。9回2死走者なし。フルカウントから吉田侑の145キロ直球を捉え、中前に運んだ。その瞬間、球場内に大きな拍手が起こった。
鳥谷はこの日、7回裏から守備固めで三塁手として出場していた。ロッテに移籍後、1軍の公式戦5打席目で初の安打となった。
1軍帯同の調整で外野を黙々と走るロッテ・佐々木朗希(左手前)=6月27日プロ野球が開幕して約1カ月。そんな中で1軍同行が続いているのがロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=だ。
5月26日にプロ初のシート打撃に登板し、160キロを2度マークして周囲の度肝を抜いた。その後の状態を首脳陣は見守っていた。井口監督は「体調面が戻らないところがある。疲労もなかなか抜けづらくなっている」とし、その後の実戦デビューを見送った。体調面に不安を抱えいたためノースロー調整を行ってきた。
そんな“最速163キロ右腕”が、キャッチボールを再開したのは今月14日。日本ハムとの6連戦初戦(札幌ドーム)の試合前練習中に山なりのボールを60球投げた。それ以前に室内練習場でボールを使った練習は再開していたが、公の場でボールを投げたのは5月26日以来だった。15日も2日連続でキャッチボールをした。
佐々木朗が1軍に同行しているのは指揮官や首脳陣が管理し、日々の調整を見守るため。右腕は1軍の試合が行われる球場で体を動かしている。ボールを使わない日でも、黙々とランニングをし肉体強化にも励んでいる。
今回の日本ハム戦の遠征中(札幌ドーム)に少しだけ、いつもとは違う姿を見た。試合前の練習の合間にグラウンドで先輩のハーマンや石川と積極的に会話をしていた。1軍でトレーニングをするだけではない。18歳のルーキーなりに何かを吸収して、自身の糧にするように心がけているのだろう。
無限の可能性を秘めた日本球界の宝。今は技術を磨き、体や心を鍛える時期。延期を重ねながらようやく開幕を迎えた今季のプロ野球。黄金新人は、1軍の舞台でマウンドに上がる日を目指して日々の鍛錬を続けている。