西武が3位に浮上した。1−3の5回にスパンジェンバーグの2点適時打と鈴木の犠飛で3点を奪い逆転。6回に鈴木の2点適時打などで4点を加えた。今井が5回3失点で2勝目。ロッテは美馬が6回途中8失点と崩れて4位に転落。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
埼玉西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 4 | 0 | 0 | x | 8 |
ロッテ安田尚憲内野手がプロ3年目にして初めて4番でスタメン出場。
初回2死二塁で、フルカウントから西武今井の151キロ外角直球をはじき返し、強烈な先制の中前適時打を放った。4番については「気負わず頑張ります」とあくまで平常心で、5回2死一塁の第3打席でも今季3度目のマルチ安打となる右前打をマーク。井口監督も「チャンスにしっかりとしたバッティングをしている」と評価した。一方、第2、第4打席では見逃し三振で、一塁走者が盗塁死し、いずれも三振ゲッツー。それでも井口監督は「安田が今、1番ボールが見えている。三振した球もおそらくボール球だと思う」とかばった。
日本野球機構(NPB)が23日に臨時実行委員会を開き、今日22日に行われる政府の新型コロナ感染症対策の分科会で協議される8月以降のイベント実施態勢について方針を確認する。
21日、井原敦事務局長が「内閣府の分科会で指針変更の可能性がある。それを受けて臨時実行委員会を開く」と話した。当初の政府の緩和方針だった8月1日からの収容50%での開催に西村康稔経済再生担当相が見直しを示唆。NPBも前日20日にJリーグと対策連絡会議の専門家からオーバーシュートには向かっていないが、感染拡大が起こり、当面は現況が続くとの分析を受けた。「西村大臣の週末のご発言からすると(緩和は)厳しいという見解をいただいた」。政府の方針に沿い、入場者数の上限を決める。
ロッテ・安田尚憲内野手(21)が21日、メットライフドームで行われた西武戦の1回に先制適時打を放った。
「打ったのはストレート。先制点が取れて良かったです。初の4番ですが気負わず頑張ります」。
1回2死二塁で迎えた第1打席。8日の対戦で2安打を放った相性のいい相手先発・今井の外角真っ直ぐを捉え、強烈な打球を中前に弾き返した。
強豪・履正社高から入団3年目。初の4番を任された21歳がチームに流れを呼び込んだ。
1軍に同行して調整を続けているロッテ・ドラフト1位の佐々木朗希投手(18)=大船渡高=が21日、メットライフドームでの西武戦の試合前の練習でキャッチボールを行った。この日は約25メートルほどの距離で山なりに60球ほど投げた。
佐々木は14日に札幌ドームで約7週間ぶりに公の場でキャッチボールを再開。翌15日も70球ほど投げていた。
最速163キロ右腕は5月26日にプロ入り後初めて実戦形式のシート打撃に登板。160キロを2度マークしたが、その後は疲労の回復が遅れノースローで調整していた。
ロッテの安田が3年目で初めて4番スタメンで出場。「気負わず頑張る」と臨んだ初回2死二塁では、今井の151キロ直球を中前適時打。「先制点が取れて良かった」と喜んだ。
3回はカーブに見逃し三振も、5回には同じカーブを右前打してマルチ安打。今井からは8日の対戦でも2安打しており、井上、レアードが不振な中で抜擢した井口監督も「相性も良かったけど、安田は今1番ボールが見えている」と話した。チームは逆転負けで4位転落。開幕戦で敗れて以来のBクラスも大器・安田が希望の光だ。
プロ野球は23日、臨時の実行委員会を開き、今後の興行について協議する。新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、8月1日からの収容人数50%への拡大は先送りされる見通し。政府の分科会は22日、イベント制限緩和について協議するが、西村康稔経済再生担当相は指針の見直しを示唆している。
日本野球機構は前日に専門家チームと現状について情報共有し、井原敦事務局長は「政府指針では8月1日から入場制限が1段階緩和だったが、西村大臣の週末の発言からすると厳しい、という見解をいただいた」とコメント。新たな政府指針が出れば、それに従い態勢を確認する。
ロッテ・藤岡にとっては「晴れのち雨」だった。
打っては1点リードの2回、1死二塁で「甘く入ってきたボールをうまく捉えることが出来た」と右中間に適時二塁打。
再び1点差とされた4回には、2死二塁の場面でバットを折られながら左前適時打を放った。詰まった打球に「ラッキーです。いいところに落ちてくれた」と喜んだ。
しかし3−4と逆転を許して迎えた6回。1死満塁で藤岡は栗山のゴロを処理。併殺を狙って二塁に投げようとしたが、その瞬間にボールをお手玉してしまった。
結局、ここから美馬が2本の適時打を許してこの回4失点。2本の適時打を放っていた藤岡にとっては痛恨の失策だった。
ロッテは中盤に先発・美馬が崩れて西武に大敗。西武と入れ替わって4位に転落し、6月19日の開幕戦に敗れて以来のBクラスとなった。
美馬は4回まで1失点も、5回に3安打を集中され3失点で逆転を許す。6回には味方失策も絡んで4点を失った。
5回2/3を8安打8失点(自責6)で2敗目を喫した美馬は「悔しいです。もっとできたと思う。次、チャンスをもらえるなら頑張りたい」と唇を噛んだ。
井口監督は「(美馬は)5、6回はボールが浮いてしまった。6連戦(の頭)で長いイニングを投げて欲しかった」と話した。
ロッテの3年目・安田がプロ初の4番でスタメン出場。初回にいきなり適時打を放った。
相手先発は右腕の今井。安田は今季、3、5〜7番でのスタメンはあったが、16試合目の先発出場で初の4番となった。
今季はここまで打率.172、2本塁打、5打点。初回には2死二塁の好機で打席に入り、今井の151キロ直球を中前にはじき返す先制タイムリーを放った。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手が、西武戦の試合前練習でキャッチボールを行った。
外野のグラウンドで吉井投手コーチを相手に、約20メートルの距離で70球。力は入れずに山なりのボールだった。佐々木朗は先週も遠征先の札幌ドームでキャッチボールを行っている。
5月26日のシート打撃に登板した際は、最速160キロの直球を披露。しかしその後はコンディションが上がらず、ノースローでの調整などを続けていた。
高卒3年目の安田がプロ初4番起用に応える2安打1打点と存在感を放った。初回2死二塁の好機で1打席目が回ってくると、今井から中前適時打を放った。さらに5回にも右前安打で3戦ぶりの複数安打を記録。「気負わず頑張ります」という言葉通りの働きを見せた。チームは連敗で4位に転落したが、井口監督は「今は1番安田がチャンスにもしっかりと打てる打撃をしている」と評価した。
ロッテが中盤に大量失点を許し、連敗を喫した。
初回にプロ初4番の安田が適時打、2、4回に藤岡の2打席連続適時打でリードを奪うも、先発・美馬が5回に3失点、6回に4失点で6回途中8失点で降板。打線も5回以降は無得点と沈黙した。
これで連敗で貯金は1となった。ロッテの美馬学投手(33)が、6回途中8安打8失点で降板した。
4回までは中村のソロ本塁打の1失点に抑えていたが、5回先頭、森が放ったボテボテの三塁への内野安打からリズムを崩す。続く中村の安打、栗山の四球で満塁のピンチを招くと、スパンジェンバーグに同点2点打、鈴木に勝ち越し犠飛を許した。
さらに6回には1死満塁から栗山の打球を遊撃・藤岡が失策する間に1点を許すと、再びスパンジェンバーグに適時打、鈴木に2点打を浴びた所で降板となった。
ロッテの藤岡裕大内野手(26)が、2打席連続適時打を放った。1点リードの4回2死二塁。今井のチェンジアップを、バットを折られながらも左前に運んだ。貴重な一打に「ラッキーです。いいところに落ちてくれました」とコメントした。
藤岡は1点リードの2回1死二塁にも、今井のスライダーを捉える適時二塁打を放っていた。
ロッテの藤岡裕大内野手(26)が、適時二塁打を放った。1点リードの2回。先頭打者の角中が二塁打を放ち好機を作ると、1死から8番の藤岡が今井のスライダーを捉え、適時二塁打を放った。
前回8日の西武戦(ZOZO)では、相手先発・今井の前に打線が7回2安打無得点と沈黙したが、この日は2回までに2点を奪った。
ロッテの安田尚憲内野手(21)が、プロ初の4番起用に応える適時打を放った。「4番・一塁」でスタメン出場。1打席目は初回2死二塁の好機で打席に立つと、フルカウントから西武先発・今井の直球を捉え、中前適時打を放った。
前回7月8日に本拠地で対戦した時には今井から2安打をマークしていたが、この日も起用に応える一打を放った。
ロッテの安田尚憲内野手(21)が、高卒3年目で初の4番でスタメン出場する。前カード19日の日本ハム戦(札幌D)では「5番・三塁」でスタメン出場していたが、この日は「4番・一塁」でスタメン出場。3番・菅野、5番・レアードとともに中軸を形成する。
この試合前まで打率1割7分2厘、2本塁打、5打点だった。
ロッテは逆転負けで4位に転落した中、3年目の安田が気を吐いた。
西武・今井との相性の良さを買われ、プロ3年目で初めて4番に抜擢された。1回の先制適時打を含む2安打をマーク。井口監督は「いい形で1番、ボールが見えている。チャンスで打てるバッター」と若武者の奮闘に目を細めた。
日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は21日、内閣府が22日に行う新型コロナウイルス感染対策分科会の結果を受け、23日に臨時の実行委員会を開催する方針を明かした。
井原事務局長は「政府指針に従う大前提、大方針は変わらないが、方針が変われば指針通りに興行を続けていくことの確認になる」と説明。当初は8月1日からイベントなどの観客上限が緩和される方針だったが、西村経済再生担当大臣が18日に「慎重に考えなければいけない」と再考の可能性を示していた。
すでに巨人、日本ハムは当面の間は現状の上限5000人を維持する考えを示し、阪神、西武、中日でも8月1日以降のチケットの販売を見合わせるなど対応を行っている。
前日のJリーグと専門家チームとの意見交換会では専門家から「8月1日から一段階緩和されるが、大臣の週末の発言からすると厳しいという見解をいただいた」と井原事務局長。政府が方針変更となれば、プロ野球も球場収容人数の50%という観客の上限緩和は見送られることになる。
ロッテは逆転負けで4位に転落した。大事な6連戦の初戦を託した美馬学投手は5回2/3を8安打8失点(自責6)で降板。8失点は楽天からFA移籍後、自身ワーストだった。
立ち上がりはまずまずの投球だったが、2点リードの5回につかまった。無死満塁とピンチを招き、スパンジェンバーグに右前打を浴びて同点に追いつかれた。さらに鈴木の右犠飛で勝ち越された。6回にも4失点を喫した。完全に強力打線にのみ込まれた。
美馬は「悔しいです。もっとできたと思います。次チャンスをもらえるなら頑張りたいです」と険しい表情を浮かべた。井口監督は「(美馬は)5、6回はボールが浮いてしまった。6連戦(の初戦)で長いイニングを投げて欲しかった」と語った。
ロッテ・美馬学投手が楽天からFA移籍後、自身ワーストの8失点(自責6)で降板した。
立ち上がりはまずまずの投球だったが、2点リードの5回につかまった。無死満塁とピンチを招き、スパンジェンバーグに右前打を浴びて同点に追いつかれた。
さらに鈴木の右犠飛で勝ち越された。6回にも4失点を喫した。強力打線にのみ込まれ、5回2/3を8安打8失点(自責6)だった。
ロッテ・安田尚憲内野手が、プロ3年目で初めて4番で先発出場し、先制打を放った。1回2死二塁。フルカウントから西武先発・今井の151キロ直球を捉え、鮮やかに中前に運んだ。
安田は「先制点が取れて良かったです」と喜びをにじませ、4番については「気負わず頑張ります」と謙虚にコメントした。若武者が、大胆な策を取った井口監督の期待にしっかりと応えた。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=が、試合前の練習でキャッチボールを行った。
吉井投手コーチを相手に約20メートルの距離で山なりのボールを60球投げた。右腕が、公の場でキャッチボールをするのは15日・日本ハム戦(札幌ドーム)の試合前練習以来となった。