西武が競り勝ち3位に浮上した。1−2の2回に川越のプロ初本塁打となる2ランで逆転した。与座が5回6安打2失点でプロ初勝利を挙げた。救援陣が無失点でつなぎ、増田が8セーブ目。ロッテは拙攻が響き、4位に転落した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
埼玉西武 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 3 |
ロッテ荻野貴司外野手(34)が23日、右大腿二頭筋の筋損傷で出場選手登録を抹消された。22日の西武戦で二盗した際に痛めていた。
井口監督は「軽症ではあるけれど、ここ数試合は無理して使う必要はない。再発させないためにしっかり治してから」と抹消理由を説明し「おそらく10日間で(1軍に)戻ってくると思う」とした。荻野は今季、打率3割3分3厘、12盗塁とチームをけん引。開幕から26試合連続出塁をマークし、70年のアルトマンに並ぶ球団タイ記録を樹立していた。
ロッテは西武与座を崩しきれなかった。初回に安田の適時打などで2点を先制するも、2回以降はあと1本が出なかった。プロ17年目の鳥谷も、7番三塁で入団後初スタメン。
井口監督は「サイドスローの投手で、レアードが得意としていないので」と助っ人に代えベテランを起用したが、3打席で無安打と快音は出ず、貯金は再び1に減った。
開幕から3戦3勝と好調のロッテ岩下大輝投手(23)に、今季初黒星がついた。6回3失点だった。
初回、1番鈴木に147キロを二塁打にされると、2番源田には146キロをセンター前へ。わずか2球で先制されると、2−1とリードした2回には、川越に逆転2ランを浴びた。「ゲームの入り、2球でくじかれてしまったので、流れがつかみづらかった。立ち上がりは自分のボールが投げられていなかったです」と反省した。
3回以降は150キロ近い直球、フォークとも持ち味を出し「6回まで投げられたので粘れたのかなと思います」と持ち直しただけに、序盤だけが悔やまれる。井口監督は「入りは苦しんでいましたが、彼らしい投球をしてくれた」と評価していた。
ロッテ鳥谷敬内野手(39)が7番三塁でスタメン出場し、4打席無安打に終わった。3月に入団後、新天地でのスタメン出場は初めてだった。
2回の第1打席は一ゴロ、4回の第2打席は死球、6回の第3打席は二ゴロ、9回の第4打席は遊飛だった。
三塁でのスタメンは阪神時代の18年8月30日・ヤクルト戦(甲子園)以来。3度の守備機会をそつなくこなした。
ロッテ鳥谷敬内野手(39)が7番三塁でスタメン出場する。3月の入団後、新天地で初のスタメンとなる。
鳥谷は今季ここまで10試合に出場。主に守備固めなどでの起用で、打撃では6打数1安打。18日の日本ハム戦(札幌ドーム)で初安打を放っていた。
ロッテは23日、新型コロナウイルス感染症予防の観点に基づき、8月のZOZOマリンでの主催試合を、入場者数上限5000人で開催することを発表した。
7月28日からの楽天6連戦、8月11日からの日本ハム6連戦、同18日からのソフトバンク6連戦が対象になる。
ロッテ荻野貴司外野手(34)が23日、出場選手登録を抹消された。
22日の西武戦(メットライフドーム)の3回、二盗に成功した際に足に違和感を覚え、途中交代していた。都内の病院で受診した結果、右大腿二頭筋の軽い筋損傷と診断された。
報道陣に対応した井口資仁監督(45)は「朝の状態では軽症ではあるけれど、ここ数試合は無理して使う必要もないので。長いシーズンを考えて、しっかり治してから。再発させないために、1回抹消しようかと思います」と理由を説明した。
今後の見通しについては「おそらく10日間で(1軍に)戻ってくると思う」とコメント。荻野に代わり、右肩甲骨の亀裂骨折で戦線離脱していた福田秀平外野手(31)が出場選手登録された。
日本野球機構(NPB)は23日、オンラインでの臨時実行委員会を開催した。8月1日から上限5000人の観客数を収容50%に拡大予定だったが、8月末まで5000人を上限とすることを決めた。
オンライン会見に出席したNPBの井原敦事務局長は「12球団で政府の指針を確認し、8月末まで5000人で行っていく。(8月末というのは)試合がある8月中はということだと思います」。9月以降については、政府の指針に従っていく方針だ。
新型コロナウイルスの感染が再び拡大傾向。前日22日には専門家による新型コロナウイルス感染症対策分科会の提言を受け、西村康稔経済再生相が大規模イベントの人数制限緩和を8月末まで見送ると発表していた。
ロッテは23日、8月22日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で「70周年チャンピオンシリーズ」を実施することを発表した。
球団設立70周年を記念し、日本一に輝いた4度のシーズンに焦点を当てるイベントで、今回が第2弾となる。74年に日本一となったロッテオリオンズのユニホームを、来場者全員(ビジター外野応援指定席を除く)に配布する。
ロッテの岩下は6回5安打3失点で今季初黒星を喫した。立ち上がりを攻められ、2−0の1回に先頭打者から連打されてわずか2球で1点を失い2回には逆転2ランを浴びた。「2球でくじかれて流れがつかみづらかった。立ち上がりは自分の球が投げられていなかった」と反省した。
ただ、3回以降は威力のある直球を軸に立ち直り、二塁を踏ませず粘った。井口監督は「彼らしい投球をしてくれたと思う」と評価した。
ロッテは打線に勢いがなかった。1回に幸先よく2点を先制したが、2回以降はゼロ行進。3回1死一、三塁の好機で安田の痛烈なライナーを投手に好捕され、続く井上は捕邪飛に倒れた。井口監督は「序盤に点が取れなかった」と嘆いた。
明るい材料はあった。福田秀が右肩甲骨の亀裂骨折から復帰し、3回に右翼線二塁打で移籍後初安打をマーク。凡退した打席でもバットの芯で捉えた打球を飛ばしており、井口監督は「しっかり動けていると思う」と今後に期待した。
阪神は23日、新型コロナウイルス感染再拡大のために一時見合わせていた8月6日までの甲子園球場の入場券の先行販売を今月25日から再開すると発表した。1万8000人に引き上げる計画だったが、イベント入場者数の制限緩和延期を受けて上限5000枚を継続する。8月1日のDeNA戦は既に5000枚が売れているため販売しない。
ソフトバンクは8月中のペイペイドームでの試合は既に2万人として入場券を販売していたが、シーズンシート契約者を除き払い戻す。再販売などの詳細は改めて球団公式サイトで発表される。
ロッテはZOZOマリンスタジアムで行う8月中の全試合を5000人とすると発表した。1、2日の楽天戦は既に上限5000枚で販売中。11日からの日本ハム6連戦と18日からのソフトバンク6連戦は、シーズンシート契約者を優先に今月30日から順次販売される。
ロッテは23日、西武8回戦を敵地・メットライフドームで戦う。この日は、鳥谷敬内野手(39)が「7番・三塁」で先発出場。阪神からロッテに移籍後、初の先発メンバーに名を連ねた。スタメン発表で、「7番、サード鳥谷」と名前がコールされるとメットライフドームに集まったファンから大きな歓声が起きた。
ロッテの荻野が23日、東京都内の病院で「右大腿二頭筋の軽い筋損傷」と診断され、出場選手登録を外れた。22日の西武戦で3回に二塁へ盗塁した際に違和感を覚え、途中交代していた。
井口監督は「再発させないために1度抹消しようと。おそらく(最短の)10日間で戻ってくる」と軽症を強調した。
プロ野球は23日、オンラインで臨時実行委員会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って政府がイベントの入場者数の制限緩和を延期したことを受け、8月末まで観客数の上限5000人を維持することを決めた。9月以降については、あらためて政府の指針に従って判断する。
政府は5月25日に示した指針で、段階的に制限を緩和し、8月1日をめどに会場収容率の50%までの緩和が可能としていた。しかし、全国的に感染者が増えていることから、22日に西村康稔経済再生相が制限緩和を延期する方針を表明した。
ロッテの「1番・中堅」に右肩甲骨の亀裂骨折から復帰した福田秀、「7番・三塁」に鳥谷を移籍後初スタメンで起用したが、打線は8安打で2得点。4位転落となった井口監督は「(右打者の)レアードが苦手なサイドスロー(与座)だったので…」と左打ちのベテランに期待したが、3打数無安打だった。
打率.333を誇る荻野が右大腿二頭筋の筋損傷で離脱。代役となった福田秀は3回に移籍後初安打となる右翼線二塁打を放ったが、これも得点に結びつかなかった。
プロ野球の臨時の実行委員会が23日、オンラインで開かれ、8月末まで現状の上限5000人の入場制限を維持することを決めた。政府が前日、分科会の答申を受けて観客数の拡大を見送り、8月末まで現状のままとするよう指針を改めていた。従来は8月1日から、収容人数の50%まで引き上げることを目安としていた。
日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「政府指針に従い5000人を上限として8月末まで行うことを確認しました」と説明。各球団は新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、既に8月以降も上限5000人を継続する方向で準備を進めていた。9月以降については、改めて出される政府の指針に沿って検討する。
大声を出すことや、マスク未着用など、NPBの感染予防ガイドラインで禁止される行為も客席では散見されるが、この日は議題に上がらなかった。27日にはJリーグと合同の新型コロナウイルス対策連絡会議を開き専門家チームと意見を交える。12球団は同日に代表者会議を予定し、問題点や今後の運営などについて協議する。
ロッテは開幕から3戦3勝と好調だった岩下が先発したが、6回5安打3失点で今季初黒星を喫した。
初回、先頭・鈴木に初球を二塁打されると、続く源田にも初球を中前に運ばれた。打線に2点を先制してもらいながらも、わずか2球で1点を失った。
「ゲームの入り、2球でくじかれてしまったので流れがつかみみづらかったです」。
2回には川越にプロ初アーチとなる逆転2ランを浴びた。「2回もホームランを打たれてしまいましたし、立ち上がりは自分のボールが投げれていなかったと思います」と反省する。
打線の援護を信じて、3回からは無失点投球。「そこから6回まで投げれたのは粘れたのかなと思います」。この試合も勝利することができれば、球団では16年涌井以来となる開幕から4戦4勝だった。
惜しくも快挙は逃したが、井口監督も「入りはちょっと苦しんでいたけれど、彼らしい投球はできていた」と評価していた。
ロッテは初回、3試合連続で4番起用された安田が2死一塁から右翼フェンス直撃の適時二塁打を放って先制点を挙げると、なお一、二塁から中村奨の右前適時打で加点。2点のリードを奪うも、先発・岩下が序盤に3点を失って逆転を許した。
岩下は3回以降は立て直して6回3失点と粘投したが、打線は拙攻が続いて得点を奪えず。岩下は今季初黒星(3勝)で、チームは4位に転落した。移籍後初スタメンの鳥谷は3打数無安打1死球だった。
3試合連続で4番起用されたロッテ・安田が先制二塁打を放った。
2死から3番・菅野が四球を選ぶと、サブマリン・与座に対し、1ボール2ストライクと追い込まれながらも、95キロのカーブを右翼フェンスを直撃する大飛球を放った。
「1打席目からチャンスで打つことができて良かったです。次の打席もしっかり集中していきたいです」。
安田はその後、二塁へと進み、中村奨の右前打で2点目のホームも踏んだ。
ロッテは新型コロナウイルス感染症予防の観点に基づき、8月に行われるZOZOマリンでの主催試合を入場者数上限を5000人として行うことを発表した。
対象試合は次の通り。楽天6連戦(7月28日〜8月2日)、日本ハム6連戦(8月11日〜16日)、ソフトバンク6連戦(8月18日〜23日)
昨季限りで阪神を退団し、今年3月に新加入したロッテ・鳥谷が23日の西武戦(メットライフドーム)で移籍後初めてスタメン出場することになった。
西武・先発がアンダースローの与座であることから、レアードがベンチスタートとなり、鳥谷は「7番・三塁」で起用される。スタメンのコールがされると、球場にどよめきが起こった。
ここまでの鳥谷は守備固めとして出場することが多かったが、12試合で6打数1安打、打率.167の成績を残している。
ロッテ・井口監督が23日の西武戦前にメットライフドーム内で取材対応し、荻野を出場選手登録から抹消し、福田秀を再登録したことを明かした。
前日の4回に二盗を成功させた際に、足を痛めたという荻野は都内の病院で精密検査を行った結果、右大腿二頭筋の軽い筋損傷と診断された。この日の朝の状態を確認した上で「軽症ではあるけれど、ここ数試合は無理して使う感じではない。長いシーズンを考えて抹消させる」と説明した。最短の10日間で再昇格させる意向だ。
また、6・19ソフトバンクとの開幕戦こそ出場したものの、翌20日から右肩甲骨の亀裂骨折で離脱していた福田秀については「2軍で試合にしっかりと出ていたし、打つ方も守備面も万全ということで上げることにした」と、1番・中堅でスタメン復帰させることを明言した。
ロッテは8月22日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)に「70周年チャンピオンシリーズ」第2弾として、1974年日本一に輝いたロッテオリオンズのユニホームを来場者全員に配布することを発表した。なお、ビジター外野応援指定席を除く。
「70周年チャンピオンシリーズ」は球団設立70周年を記念して、日本一に輝いた4度のシーズンに焦点を当てるイベント。第一弾は7月10日の西武戦(ZOZOマリン)で1950年日本一となった毎日オリオンズのユニホームを来場者全員に配布した。なお、配布はLゲートを除く全ゲートにて開場時間と同時に開始する。
球団広報室は「今なお人気も高く、ファンの間で愛されているロッテオリオンズ時代のホームユニホームを来場者の方に配布させていただきます。チームもまた70周年チャンピオンシリーズにあやかり、リーグ優勝、そして日本一に向けて邁進していきますので熱い応援宜しくお願いします。突ッパ!」とPRした。
プロ野球の実行委員会が23日に行われ、8月30日まで観客数を現在の上限5000人を維持することを決めた。
政府の分科会の意見を受け、西村康稔経済再生相は22日、イベント開催制限の緩和を当面見送り、8月末まで現状の上限5000人を維持する考えを示した。
NPB井原敦事務局長は実行委後のリモート会見で「それ(政府の指針)を受けて、本日12球団で政府の指針を確認し、政府の指針に従って5000人を上限として8月末までの各試合を行っていくことを確認した」と話した。
8月は30日まで試合が予定されている。9月以降については、改めて政府の指針に従う方針でいる。
ロッテの鳥谷敬内野手(38)が「7番・三塁」で移籍後初のスタメン出場を果たし、3打数無安打1死球だった。
アナウンスで鳥谷のスタメンがコールされると、球場にいるファンからはどよめきが起こった。これまで守備固めとして起用されてきたが、井口監督は試合後、「今日はサイドスローのピッチャーだったので。レアードがあまり得意としていないピッチャーだったのでそこでの起用です」と明かした。18日の日本ハム戦(札幌ドーム)で移籍後初安打をマークして以来、ヒットは出ておらず、この日も無安打ではあったものの、守備では三ゴロなどをしっかり処理した。
ロッテは23日、「70周年チャンピオンシリーズ」第二弾として、8月22日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で1974年に日本一に輝いた際のロッテオリオンズのユニホームを来場者全員に配布すると発表した。
「70周年チャンピオンシリーズ」は球団設立70周年を記念して、日本一に輝いた4度のシーズンに焦点を当てるイベント。配布はLゲートを除く全ゲートにて開場時間と同時に開始する(開場時間未定)。球団広報は「今なお人気も高く、ファンの間で愛されているロッテオリオンズ時代のホームユニホームを来場者の方に配布させていただきます。チームもまた70周年チャンピオンシリーズにあやかり、リーグ優勝、そして日本一に向けて邁進していきますので熱い応援宜しくお願いします。突ッパ!」とコメントした。
プロ野球は23日、オンラインで臨時の実行委員会を開き、現在5000人を上限としている観客の入場制限を8月も継続する方針を確認した。
当初は政府の指針に従い8月1日をメドに収容人数の50%まで上限を引き上げる予定だったが、新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、安倍首相は22日に5000人を上限とする制限を8月末まで維持する方針を表明。政府の方針変更に伴い、プロ野球も緩和を凍結し、8月も引き続き入場者5000人までで開催することになった。
当初は8月1日から、上限が収容の50%まで緩和される予定となっていた。だが、感染状況は拡大。22日に開かれた有識者による新型コロナウイルス感染症対策分科会での答申を受け、西村経済再生担当相が大規模イベントの人数制限緩和を8月末まで先送りすることを発表していた。
実行委員会後に会見に臨んだ日本野球機構(NPB)の井原事務局長は「12球団で政府の指針を確認し、指針に従って5000人を上限として8月末までの各試合を行っていくことを確認した」と話した。9月以降についても、政府の指針に従っていくという。
最後まで快音は響かなかった。ロッテ・鳥谷が「7番・三塁」で移籍後初スタメンも3打数無安打。チームも1点差で敗れて4位に転落した。
2回無死から一ゴロに倒れると、以降も死球、二ゴロ、遊飛とHランプをともせず。「相手がサイドスローの投手。レアードが得意ではないタイプなので」と井口監督は起用の意図を明かしたが、期待に応えられなかった。
新天地では守備固めでの出場がほとんど。限られた打席の中で18日の日本ハム戦(札幌ドーム)では移籍後初安打を放っていたが…。
入団会見の際、鳥谷は「現状は空いたところに入ってチャンスをつかむ方法しかない」と言った。好機はまた巡ってくるはず。次こそ逃しはしない。
今季初めてスタメン出場したロッテ・鳥谷は、第2打席で死球により出塁したが、3打数無安打に終わった。
「7番・三塁」の鳥谷は2回、1死走者なしで第1打席へ。西武先発の與座の前に、一ゴロに倒れた。
第2打席は4回。1死一塁で打順がまわり、死球を受けた。6回の第3打席は二ゴロ。9回の第4打席は遊飛だった。
試合は初回に安田と、中村奨の適時打で2点を先行したものの、岩下が2回に西武・川越に逆転1号2ランを許した。與座からの西武の救援陣を打ち崩せず敗れた。與座は5回2失点で、3年目でプロ初勝利を挙げた。
阪神を昨季限りで退団しロッテに加入した鳥谷敬内野手(39)が「7番・三塁」で移籍後、初スタメンする。今季は新天地でも開幕1軍入りを果たし、代走や守備固めなどで12試合に出場し、6打数1安打だった。またこの日、出場選手登録された福田秀も「1番・中堅」で即スタメン復帰した。
両チームのスタメンは以下の通り。
ロッテは23日、8月22日・ソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム、17時試合開始)に「70周年チャンピオンシリーズ」第二弾として、1974年に日本一に輝いたロッテオリオンズのユニホームを来場者全員に配布すると発表した。ビジター外野応援指定席を除く。配布はLゲートを除く全ゲートにて開場時間と同時に開始する(開場時間未定)。
「70周年チャンピオンシリーズ」は、球団設立70周年を記念して、日本一に輝いた4度のシーズンに焦点を当てるイベント。第一弾は10日の西武戦(ZOZOマリンスタジアム)で1950年に日本一となった毎日オリオンズのユニホームを来場者全員に配布した。
ロッテ広報室は「今なお人気も高く、ファンの間で愛されているロッテオリオンズ時代のホームユニホームを来場者の方に配布させていただきます。チームもまた70周年チャンピオンシリーズにあやかりリーグ優勝、そして日本一に向けて邁進していきますので熱い応援よろしくお願いします。突ッパ!」と力強くコメントした。
プロ野球は23日、臨時の実行委員会を開き、有観客の入場制限について、現行の上限5000人を8月末まで継続していくことを決めた。
当初は8月1日より、上限が収容の50%まで緩和される予定となっていた。だが、新型コロナウイルスの感染状況は拡大。22日に開かれた有識者による新型コロナウイルス感染症対策分科会での答申を受け、西村経済再生担当相が大規模イベントの人数制限緩和を8月末まで先送りすることを発表していた。
実行委員会後に会見に臨んだ日本野球機構(NPB)の井原事務局長は「12球団で政府の指針を確認し、指針に従って5000人を上限として8月末までの各試合を行っていくことを確認した」と話した。9月以降についても、政府の指針に従っていくという。
プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)と12球団は23日、臨時の実行委員会をオンラインで開き、政府がイベントの入場者数の制限緩和を延期したことを受け、観客数の拡大を見合わせ8月末まで5千人の上限を維持することを決めた。各球団は新型コロナウイルスの感染が再び拡大していたため既に5千人で継続する方向で準備を進めていた。
従来の政府の指針では、8月1日から収容人員の50%まで上限が引き上げられることになっていた。6月19日に無観客で開幕したプロ野球は、今月10日から最大5千人で観客を受け入れ、来月から指針の範囲内で人数を増やすことを目指していた。
西武・高橋光成投手VSロッテ・小島和哉投手。22日にメットライフドームで実現したこの2人の投げ合いは小島に軍配が上がった。高橋光は2013年夏の甲子園で群馬・前橋育英高を、小島は同年春の選抜大会で埼玉・浦和学院高を、共に2年生エースとして全国制覇に導いた甲子園春夏優勝投手による珍しい対戦だった。
この日は6回2/3を5安打1失点に抑えた小島が今季2勝目(2敗)を挙げ、高橋光は7回8安打2失点の“粘投”が報われず、3敗目(2勝)を喫した。軍配の上がった小島がお立ち台で「真っ直ぐを低めに、強く集めることができた」とうなづけば、高橋光も「良かったところは粘れたこと」と満足げに振り返った。
同学年の2人は、共に高1の秋からエースとなり、12年秋の関東大会2回戦で直接対決。5−3で浦和学院が勝ち、この時も小島に凱歌が上がっている。小島はそのまま同大会で優勝し、翌年の選抜への切符を手中にして、全国制覇へ驀進した。夏の甲子園にも出場したが、初戦で宮城・仙台育英高に敗れた。高橋光はその夏に初めて甲子園の土を踏み、優勝へ駆け上がった。2人とも3年生の夏は県大会で敗退している。
高橋光は14年ドラフト1位で西武入りし、昨季は初の2桁勝利(10勝6敗)をマーク。身長190センチ、体重105キロの“メジャーサイズ”を誇る高橋光に対し、177センチ、85キロの小島は高校卒業後、早大を経由し、東京六大学リーグ通算22勝の実績を積んでプロの世界に飛び込んだ。ドラフト3位でロッテ入りし、1年目の昨季は3勝5敗。
近い将来のエースと目されている高橋光への期待値は高く、西武・辻監督はめったに手放しではほめない。今季2勝目を挙げた6月30日のオリックス戦でも、6回まで無失点で抑えながら、3点リードの7回にロドリゲスの2ランを含む3連打を浴びて降板。投球数が100に近づき、いったん崩れ始めると歯止めがきかず、指揮官は「急にガタッと馬力が落ちた。厳しいことを言うようだが、もう少し頑張ってもらいたい」とおかんむりだった。
その点、この日は負けたとはいえ、求められていた粘りを見せた。2点ビハインドで迎えた7回、2死満塁のピンチを招いたが、この日120球目にして149キロを計測して4番・安田を中飛に仕留め、追加点を許さなかった。辻監督も「粘ったといえば粘ったが、相手投手にもいいピッチングをされて、粘り切れずに先に点を与えてしまったところが今一つ」と注文を付けながら「全体的には2失点で頑張った」と評価した。
一方、ようやく“呪縛”を解いたのが小島だ。埼玉県出身で、メットライフドームはいわば“地元”。昨年4月4日にこの球場でプロ初登板(先発)を果たしたが、2回8失点で黒星を喫した。同7月17日にも再びメットライフの先発マウンドに上がったが、4回1/3で4点を失い返り討ち。今年も今月8日にZOZOマリンで行われた西武戦に先発したが、6回2失点で3たび敗戦投手となった。西武戦は過去3戦3敗だっただけに「去年ここで負けてから、早く1勝がほしかった」と胸をなでおろした。
今季防御率は高橋光が5.34で、小島が4.78。ともに先発ローテの柱としては胸を張れる数字ではない。この日を“ライバル伝説”の序章として、お互いを高め合っていって欲しいものだ。