わたしはかもめ2020年鴎の便り(9月)

便

9月5日

福岡ソフトバンク4−5千葉ロッテ(PayPayドーム)

ロッテが接戦を制して3連勝。2−4の7回に清田の適時打と中村奨の2点二塁打で3点を奪い逆転した。7回4失点(自責点3)の美馬が6勝目。益田がリーグトップの20セーブとした。ソフトバンクは継投がはまらなかった。

123456789R
千葉ロッテ0101003005
福岡ソフトバンク0001030004

ページトップ

逆転のロッテ美馬、失策&不振アジャの尻に一投入魂[ニッカン]

「逆転のロッテ」がまた首位ソフトバンクに逆転勝利し、1.5ゲーム差に迫った。

美馬学投手(33)は7回4失点ながら、王者に今季3戦3勝だ。楽天からFA移籍で入団し、すっかり溶け込んだ。新天地はどんなチーム?投手目線で感じるロッテ打線の強みは?不調に悩む中大時代の後輩・井上晴哉内野手(31)にもエールを送り、一丸での3連勝を狙う。


7回の美馬が、迫力に満ちた。6回に逆転されたが、7回に味方が再逆転してくれた。「1位になるためには絶対に勝たなきゃいけないチーム。直接対決で勝たなきゃつまらないですし」。3人で抑え、強力救援陣にバトンを渡す。7回100球で締めた。

ベンチへ戻りながら、背後に大きめの影を感じた。抜かされる時に“101球目”を下からすくい上げ、大きめの尻のど真ん中にバチン。「打てよ」と笑いかけると、井上は「打ちたい!」と振り返った。「いつもいっぱい打って、助けてもらっているので」。最後の力を振り絞って、愛する後輩にゲキを飛ばした。

チームが勢いづく中、井上の調子が上がらない。この日も5打数2三振。6回は一塁守備でミスが続き、3失点に直結した。「ほんと、すいません…」と謝られた。「打てていなくて焦りもあるだろうし」。愛称アジャ。頼もしいムードメーカーに成長していた後輩の苦しむ姿なんて、見たくなかった。

新天地の打線は、いつも頼もしい。「(ロッテに)入る時に(外から見ていたチームの印象を)言ったんですよ。ビッグイニングを作るのが得意って。勢いの付け方はイメージ通りです」。シーズンも半分が過ぎ「ロッテ美馬」が定着し、あらためて感じている。

「何だろうな。強くなってきてる感じですかね。勝てる雰囲気になってきてるんじゃないですかね。流れや形ができてきている。本当にいいチームになってきていると思います」。

37勝中21勝が逆転勝利。粘り強い打線は味方投手陣の心を震わせる。1点差勝ちが多いのは、投打がかみ合っている証しだ。12本塁打の井上が本調子に戻れば、ますます加速する。井口監督も「どこの打順でも必ずチャンスが回ってくる選手。自分で(不調を)打ち破らないといけない」と願う。頼むぞ、アジャ。チームやファンの思いを結集させた美馬の101球目が、井上を、ロッテを、ますます強くする。

井口監督(ソフトバンク戦連勝に)
「まだまだ我々は上を目指していかなくちゃいけない。美馬は、初めてあんなに低めに来てるな、っていうくらい、丁寧に投げてくれました。」
中村奨(7回に2戦連続の決勝打となる逆転の2点二塁打)
「積極的にいく結果がいい方向にいっていると思います。守備で足を引っ張っているのでしっかりやりたい。」

ロッテは前日が0−2→4−3、この日が2−4→5−4と、2試合続けて逆転で1点差勝ち。これで今季の1点差試合は14勝6敗の勝率7割。両リーグ最多となる21度の逆転勝ちを記録しているロッテだが、14度の1点差勝ちも両リーグ最多。「逆転の1点差勝ち」が12度もあり、得意のパターンでソフトバンクに連勝した。

ページトップ

ロッテ益田が今季初3日連続登板「大きい」監督感謝[ニッカン]

ロッテ守護神益田直也投手が今季初めて3日連続登板した。9回を無失点で切り抜け、20セーブ目。首脳陣の方針で、前日まで3日間続けて登板した投手はゼロで、火〜日曜の1週間で4度投げた投手もいなかった。

井口監督は「ハーマンも(継投方針で)使えない状態だったので、益田が行けるということで行ってもらいました。その中で勝てたのは大きいと思います」と感謝していた。

ページトップ

ロッテ逆転勝ちで首位ソフトバンクに1.5差迫る[ニッカン]

ロッテは2回に先頭中村奨の6号ソロで先制。先発美馬は3回までソフトバンク打線を2安打無失点に抑えた。

2点を追うソフトバンクは4回にグラシアルの6号ソロで1点差とし、6回にグラシアルの適時打などで3点を挙げ逆転した。

ロッテは2点を追う7回に3点を挙げ、再逆転してカード2連勝。先発美馬は6勝目。首位ソフトバンクと1.5ゲーム差とした。

ページトップ

ロッテ石川1軍登録抹消、リフレッシュとローテ再編[ニッカン]

4日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)で6勝目を挙げた石川は、開幕からここまで12週連続で金曜日の先発を任されてきた。今回の登録抹消はリフレッシュと、先発ローテーション順の再編の狙いがあるとみられる。再登録は西武戦(メットライフドーム)が行われる15日以降となる。

ページトップ

ロッテ、“鷹キラー”中村奨の逆転V打で1.5ゲーム差に[サンスポ]

パ・リーグ2位のロッテが、首位ソフトバンクに敵地で連勝。1.5ゲーム差に詰めた試合の主役は、中村奨吾内野手(28)だった。

5−4の9回、1死三塁のピンチ。二塁手の中村奨は川島のライナーをきっちり捕球。走者が飛び出した三塁に転送し、併殺で勝利を決めた。

「守備で迷惑を掛けている。何とか打てて良かった」と中村奨。3−4の7回1死二、三塁で左翼へ勝ち越しの2点二塁打を放ったが、笑顔よりもほっとした表情。6回の守備では、1死二、三塁で足元に来たライナーを捕り損ね、一塁送球間に三塁走者の生還を許していた(記録は二ゴロ)。借りを返す一打だった。

試合を動かしたのも中村奨だった。第1打席で右翼席へ運ぶ先制の6号ソロ。前日4日の勝ち越し打に続く、2安打3打点の活躍だ。開幕から5つの打順に座る28歳は、この2試合は5番で出場し、4安打5打点。「チャンスで回ってくる。何とか(走者を)返そうという気持ち」。井口監督の起用に応えている。

リーグ最多21度目の逆転勝ち。昨季17勝8敗と勝ち越したソフトバンクに、今季も7勝3敗1分けだ。なかでも中村奨は同カードで39打数18安打、打率.462と抜群の強さを発揮する。

「何とかここで勝って勢いを付けたい」とプロ6年目のバット職人。6日も勝ってソフトバンクを3タテすれば、0.5ゲーム差に接近する。

ページトップ

若菜嘉晴氏、ロッテの粘る打線と安心の継投−強さは本物になりつつある[スポニチ]

◇若菜嘉晴 視点

両軍の投手陣が投じた球数の合計に注目してみると、ロッテが121球だったのに対してソフトバンクは176球。チーム打率.245と決して高くはないロッテ打線だが、ファウルなどで食らいつき、球数を多く投げさせていた。この粘り強さこそ、リーグ最多21度の逆転勝ちの原動力だ。

レアードの故障離脱で長打力が落ちた中、新人の佐藤をDHで使うなど、井口監督は選手起用を工夫している。前日に続く2桁11残塁と粗さは目立つが、4番に座る安田や足が魅力の和田ら、若手選手が経験を積んできめ細かく攻撃できれば、さらに得点力は増すだろう。

加えて唐川、ハーマン、益田と終盤の継投を確立できているのが大きい。8回に柳田らクリーンアップを3人で片づけた唐川の充実ぶりは特に目を見張るものがある。接戦の中で白星を重ね、強さは本物になりつつある。

ページトップ

ロッテ・中村奨、2戦連続7回のV打!連日の首位ソフトB討ちで1.5差[スポニチ]

ロッテ・中村奨は前に出た。1点リードの9回1死三塁の守備。三塁走者は快足の周東だった。

「紙一重の勝負になったのは自分のミスからなので、守りながらも攻めの気持ちだった」。二塁手として、一、二塁間のライン上より前で守ると、代打・川島の痛烈なライナーをつかんだ。周東は戻れず三塁転送で併殺。連日の首位ソフトバンクとの1点差試合を制した。6回1死二、三塁の守備で、栗原のライナー(記録は二ゴロ)をはじき、勝ち越しとなる三塁走者の生還を許したが、同じライナーでも攻めの姿勢が違った。

ミスからの切り替えは7回の打席にもつながる。1死二、三塁から左翼線へ逆転2点二塁打を運んだ。前夜は1死満塁で中前2点打を放っており、2日連続で7回のV打。2回には武田の初球を捉え、右中間へ6号ソロ。ソフトバンク戦では今季39打数18安打、打率・462で2本塁打12打点と打ちまくる男は「最後まで諦めない気持ちを持っている」と力を込めた。

打線全体では好球必打の積極性を持ちながらも、いかに辛抱して球数を投げさせるかなど、チームとしての戦術も徹底。両リーグ最多の21度目の逆転勝ちは決して偶然ではない。井口監督は7月から4番に3年目・安田を据え、ドラフト2位の佐藤、さらに育成選手からはい上がった21歳の和田も積極起用する。「大差よりも1点差で勝った方が選手は成長する。相当疲れるけどね」と指揮官は笑うが、辛抱強く起用された若手は集中力を切らすことなく、自信と成功体験を積み重ねる。

首位攻防3連戦に初戦から連勝し、1.5ゲーム差となった。中村奨は「何とかここで勝って勢いを付けたい」と引き締めた。ソフトバンク戦は7勝3敗1分け。今のロッテにはゲーム差が気にならない力がある。

ページトップ

ロッテ、今季両リーグ最多21度の逆転勝利!終盤に粘り、7回以降で12度[スポニチ]

ロッテは7回に中村奨が2点二塁打を放ち逆転勝ち。チームの逆転勝利はソフトバンクと西武の各16度を上回る今季両リーグ最多の21度目。うち、7回に逆転するのは4度目。イニング別では5、8回に並ぶ最多回数で、7回以降の逆転勝利が半数以上の合計12度と、終盤の粘りが光っている。

また、逆転勝利試合の個人別決勝打回数を見ると最多はマーティンの4度で、この日V打の中村奨はこれに次ぐ3度。両者が決勝打を放ったイニングを見ると、マーティンが4回1度、5回3度と前半のみなのに対し、中村奨は7回2度、9回1度と全て終盤に打っている。

ページトップ

ロッテ・美馬、ソフトB戦3戦3勝、逆転許すも直後に味方が逆転し6勝目[スポニチ]

ロッテの美馬がソフトバンク戦を3戦3勝とした。2−1の6回に失策が絡んで3失点して逆転されたが、直後に味方が逆転して6勝目を手に入れた。

楽天時代の昨季も同カード3勝1敗で「1位になるためには勝たなければいけない相手」と話した。井口監督は1点リードの9回に益田を今季初めて3日連続で投入。守護神を含め、終盤の投手陣が安定しており「強くなっている感じ。勝てる雰囲気になっている」と手応えを口にした。

ページトップ

ロッテ・中村奨、先制の6号ソロ、連日の殊勲「積極的に打ちにいった」[スポニチ]

ロッテ・中村奨が2回、武田から右中間へ先制6号ソロを放った。

「打ったのはストレートです。初球から積極的に打ちにいきました。まず先制することができて良かったです」。

前夜は同点に追いついた7回1死満塁から中前2点適時打をマークし、決勝点をたたき出し、連日の殊勲の一打となった。

ページトップ

W鷹キラーで1.5差…中村奨吾が2戦4安打5打点、美馬学は3戦3勝[報知]

好相性を象徴するように、最後の打球は“タカキラー”中村奨のグラブに吸い込まれた。1点リードの9回1死三塁で代打・川島の痛烈なライナーをキャッチ、三塁走者も刺して併殺でゲーム終了。ロッテが前夜に続く今季21度目の逆転勝ちで、首位ソフトバンクに1.5ゲーム差と迫った。

17勝8敗と圧倒した昨年に続き、今季も7勝3敗1分けのソフトバンク戦。大暴れしているのが中村奨だ。前カードの西武戦は3試合で10打数無安打とさっぱりだったが、前日の決勝打に続き、この日も2回に先制ソロ、7回には逆転の2点二塁打と、2試合で4安打5打点。今季の通算打率2割8分2厘が、タカ相手では4割6分2厘(39打数18安打)にはね上がる。ヒーローインタビューで相性のよさについて聞かれると「そう言われるとよくない方向にいくので、なるべく言わないようにお願いします」と控えめに笑ってみせた。

投げても、やはり“タカキラー”の美馬が、7回4失点で今季ソフトバンク戦3戦3勝。中10日で投入した井口監督の期待に応えた右腕は「1位になるためには直接対決に勝たなきゃね」とニンマリ。楽天にいた昨年まで、ロッテには「ビッグイニングを作るのが得意。勢いがついたら止まらない」というイメージを持っていた。勢いに加え、劣勢をはね返す粘りも発揮している新天地の仲間達。「強くなってる。勝てる雰囲気になってるよ」と、逆転Vの手応えを口にした。

今季14度目の1点差勝利に、井口監督も「(1点差勝ちは)選手を成長させると思う」と満足そう。「せっかくだから3ついきたい」と、マッチレースに持ち込む同一カード3連勝を狙う。

ページトップ

ロッテ・中村奨、先制弾&V2点打、ソフトバンクに相性抜群の打率.462[デイリー]

執念で白星をつかみ取った。ロッテは首位・ソフトバンクとの直接対決で連勝し、1.5ゲーム差に接近した。

中村奨が2安打3打点とまた躍動した。2回に先制の6号ソロ。7回は1点差に迫り、なおも1死二、三塁で左翼線に逆転の2点二塁打だ。4日の同戦でも勝ち越し打を放ち、今季の対ソフトバンク戦は打率.462。抜群の相性を誇るが「そう言われるとよくない方向にいく。言わないようにお願いします」と謙虚だった。

守備のミスを挽回した。6回に同点とされなおも1死二、三塁の場面。栗原のライナーを二塁・中村奨がファンブルし、一塁へ送球した間に、三走・柳田に本塁へ突入された。「守備で迷惑をかけているので打てて良かった」と語り、井口監督は「奨吾(中村奨)が取り返してくれた」と目を細めた。

宿敵に肉薄したが勝負どころは、これからだ。指揮官は「上を目指さないといけない。明日、しっかり勝てるように」と同一カード3連勝を誓った。

ページトップ

ロッテ逃げ切り3連勝!首位に1.5差、美馬が6勝目&中村奨V打[デイリー]

ロッテが3連勝を飾り、首位ソフトバンクとのゲーム差を1.5とした。

投打の鷹キラーが奮闘した。先発美馬は7回を投げ、7安打4失点の力投。7回に味方が逆転し、6勝目の権利が転がり込んだ。

打では中村奨吾内野手が、7回に逆転打を放った。2点を追う7回に1点を奪い、なおも1死二、三塁の好機。この場面で代わったばかりの松本から左線に運ぶ2点適時打を打った。

中村奨は2回に武田の初球を捉え、右中間のホームランテラスにぶ6号ソロを放っていた。試合前の時点で対ソフトバンク戦の打率.444の“キラー”の中村奨が、大暴れした。

9回は益田が1死三塁のピンチを招いたが、二直で三走が戻れず併殺に。ゲームセットとなった。

ページトップ

ロッテ・中村奨が先制の6号ソロ&逆転打、鷹キラーぶり発揮[デイリー]

ロッテ・中村奨吾内野手が、2回に先制の6号ソロを放った。相手先発のソフトバンク・武田の初球を捉え、右中間のホームランテラスに運んだ。

さらに2点を追う7回には1点を奪い、なおも1死二、三塁の好機で打席に。この場面で代わったばかりの松本から左線に運ぶ2点適時打を打った。

チームは、4日の首位・ソフトバンクとの3連戦初戦で勝ち2.5ゲーム差と肉薄したが、7回に勝ち越しの2点適時打を放ったのが中村奨だった。この日の試合前の時点で対ソフトバンク戦の打率.444の“キラー”の中村奨が、また躍動した。

ページトップ