わたしはかもめ2020年鴎の便り(9月)

便

9月6日

福岡ソフトバンク2−4千葉ロッテ(PayPayドーム)

ロッテが4連勝で首位ソフトバンクとのゲーム差を0.5に縮めた。0−0の5回に加藤と菅野が適時打。さらに安田が5号2ランを放った。6回2失点の二木が3勝目。ソフトバンクは3連敗。石川が7回4失点で初黒星を喫した。

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千葉ロッテ0000400004
福岡ソフトバンク0000020002

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ロッテ「5回の16分」3安打4点でついに0.5差[ニッカン]

2位ロッテが首位ソフトバンクに3連勝し、ついに0.5ゲーム差に迫った。

大型の台風10号が近づく敵地福岡で、5回に4番安田尚憲内野手(21)の5号2ランなどで効率良く4点先制。二木康太投手(25)の6回2失点の好投などで逃げ切った。仮に3連敗なら6.5ゲーム差に開き、パ・リーグの灯が消えていた直接対決3連戦。貯金を今季初めて10とし、意気揚々と帰りの新幹線に乗り込んだ。


ロッテらしさが、5回表に凝縮された。田村の四球を起点に加藤、菅野のいぶし銀コンビが適時打を続けた。そして2死一塁で4番安田だ。3球で追い込まれ「どの球種でも対応できるように」とどっしり構えた。粘ってからの6球目、見事な放物線を描いた。

若き大砲は、浮いたパワーカーブに反応した。「低めに来ると、とても打てる球じゃない。ゾーンを上げて待ちました」。ソフトバンク石川の11連勝を支えた魔球を砕いた。4番弾は右中間スタンドに届き、4点目のホームを踏んだ。

4番三塁で起用され続け、1ヶ月半が過ぎた。福岡入りする直前10試合は、わずか3安打。「苦しい時も多いですけれど、へこたれずに」。先輩達に支えられ、夏を駆けた。井口監督からのアドバイスもあった。「福岡では初心に戻ってやってみよう」。前日の左中間二塁打が13試合ぶりの長打。そして15試合ぶり、66打席ぶりのアーチが、3連戦3連勝、前のカードからは4連勝となる白星を決定づけた。貯金もついに2ケタの「10」に増えた。

安田の課題は、ロッテ打線の課題でもある。打てない時は打てない。この日もチーム全体での3安打4得点は全て、5回表の16分間だけで記録した。総攻撃時間はソフトバンクと同じ74分。それでも勝つ。10四死球で、そのうち3つを安田が選んだ。9番藤岡の3犠打も効いた。指揮官も「(5回以外も)得点圏まで出し、しっかりプレッシャーをかけることができていた」と緊迫下で経験値を高めた選手達をたたえた。

先発二木も6イニング中4イニングを5分以内で封じ、3時間9分でゲームセット。台風接近で飛行機は欠航し、連勝を土産に新幹線のぞみ号へ急いだ。博多から東京まで約5時間。オフにウインター・リーグに参戦した安田は「プエルトリコまで飛行機を乗り継いで30時間くらいだったので、大丈夫です」と気にもしない。接戦をものにし続け、若いチームがどんどんタフに頼もしくなっている。

◇ロッテとソフトバンクの攻撃時間と安打数

ロッテ
1回表…4分 0安打
2回表…5分 0安打
3回表…9分 0安打
4回表…4分 0安打
5回表…16分 3安打
6回表…3分 0安打
7回表…4分 0安打
8回表…15分 0安打
9回表…14分 0安打
合計=74分 3安打
ソフトバンク
1回裏…5分 0安打
2回裏…4分 0安打
3回裏…9分 1安打
4回裏…4分 0安打
5回裏…4分 0安打
6回裏…14分 3安打
7回裏…14分 1安打
8回裏…11分 1安打
9回裏…9分 0安打
合計=74分 6安打

ロッテがソフトバンクに3連勝。昨年のロッテはソフトバンク相手に3連戦3連勝を4月16〜18日と8月23〜25日に記録したが、ともに本拠地のZOZOマリンでマーク。敵地のペイペイドームで3連戦3連勝は13年5月4〜6日以来、7年ぶり。これで今季のソフトバンク戦は8勝3敗1分けとなり、ペイペイドームでは●○○○○○。同球場で5連勝は成本→ヒルマン→河本→黒木→伊良部で5連勝した96年5月5日〜8月2日以来、24年ぶり2度目だ。昨年は本拠地でソフトバンクに10勝2敗と大きく勝ち越したが、今年は敵地で圧倒している。

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ロッテ効率良く4点、首位に3連勝で0.5差貯金10[ニッカン]

2位ロッテが首位ソフトバンクに3連勝し、ついに0.5ゲーム差に迫った。

大型の台風10号が近づく敵地福岡で、5回に4番安田尚憲内野手(21)の5号2ランなどで効率良く4点先制。二木康太投手(25)の6回2失点の好投などで逃げ切った。仮に3連敗なら6.5ゲーム差に開き、パ・リーグの灯が消えていた直接対決3連戦。貯金を今季初めて10とし、意気揚々と帰りの新幹線に乗り込んだ。


ロッテらしさが、5回表に凝縮された。田村の四球を起点に加藤、菅野のいぶし銀コンビが適時打を続けた。そして2死一塁で4番安田だ。3球で追い込まれ「どの球種でも対応できるように」とどっしり構えた。粘ってからの6球目、見事な放物線を描いた。

若き大砲は、浮いたパワーカーブに反応した。「低めに来ると、とても打てる球じゃない。ゾーンを上げて待ちました」。ソフトバンク石川の11連勝を支えた魔球を砕いた。4番弾は右中間スタンドに届き、4点目のホームを踏んだ。

4番三塁で起用され続け、1ヶ月半が過ぎた。福岡入りする直前10試合は、わずか3安打。「苦しい時も多いですけれど、へこたれずに」。先輩達に支えられ、夏を駆けた。井口監督からのアドバイスもあった。「福岡では初心に戻ってやってみよう」。前日の左中間二塁打が13試合ぶりの長打。そして15試合ぶり、66打席ぶりのアーチが、3連戦3連勝、前のカードからは4連勝となる白星を決定づけた。貯金もついに2ケタの「10」に増えた。

安田の課題は、ロッテ打線の課題でもある。打てない時は打てない。この日もチーム全体での3安打4得点は全て、5回表の16分間だけで記録した。総攻撃時間はソフトバンクと同じ74分。それでも勝つ。10四死球で、そのうち3つを安田が選んだ。9番藤岡の3犠打も効いた。指揮官も「(5回以外も)得点圏まで出し、しっかりプレッシャーをかけることができていた」と緊迫下で経験値を高めた選手達をたたえた。

先発二木も6イニング中4イニングを5分以内で封じ、3時間9分でゲームセット。台風接近で飛行機は欠航し、連勝を土産に新幹線のぞみ号へ急いだ。博多から東京まで約5時間。オフにウインター・リーグに参戦した安田は「プエルトリコまで飛行機を乗り継いで30時間くらいだったので、大丈夫です」と気にもしない。接戦をものにし続け、若いチームがどんどんタフに頼もしくなっている。

◇ロッテとソフトバンクの攻撃時間

ロッテ
1回表…4分
2回表…5分
3回表…9分
4回表…4分
5回表…16分
6回表…3分
7回表…4分
8回表…15分
9回表…14分
合計=74分
ソフトバンク
1回裏…5分
2回裏…4分
3回裏…9分
4回裏…4分
5回裏…4分
6回裏…14分
7回裏…14分
8回裏…11分
9回裏…9分
合計=74分

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ロッテ加藤が対鷹3連勝貢献、3戦連続得点&適時打[ニッカン]

ロッテ加藤翔平外野手(29)が3戦連続得点で、対ソフトバンク3連勝に貢献した。

5回1死二塁で、ソフトバンク石川の直球を中前へはじき返した。チーム初安打は貴重な適時打になった。「ベンチから角さん(=角中)が声で後押ししてくれているので打てました」とコメントした後に「…と言え、と言われました」と静かに添えた。

大事な3連戦に全て「1番中堅」で起用され、結果を残した。井口資仁監督(45)も3連戦前に「2人(荻野、福田秀)がケガをしている中で、しっかり頑張ってくれているなと思います」と話し、加藤に期待を寄せていた。

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ロッテ唐川15イニング無失点、防御率0.00継続[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(31)が強力打線を封じ、防御率0.00を継続した。

今季15試合目は、2点リードの8回に登場。ソフトバンク柳田にしぶとく左前安打を打たれたが、打者4人で無失点に。今季初登板の7月30日楽天戦(ZOZOマリン)以降、15イニング連続無失点となった。

「7回の男」を任されているが、チームの継投方針で前日5日はハーマン、この日は益田に登板予定がなく、2日間はともに8回を任された。

ともにソフトバンクの中軸を相手にしながら、振れている4番グラシアルにも安打を許さなかった。直球とほぼ同じ球速のカットボールを中心に攻め、快投が続いている。

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ロッテ二木6回2失点3勝目、ソフトバンク戦好相性[ニッカン]

ロッテ二木康太投手が6回2失点で3勝目を挙げた。「5回まではすごくいい投球ができました」と話すように、許した走者は1人だけ。

6回に死球から崩れたが「2点取られた後に何とか粘れたのは良かったと思います」と気持ちを切り替えた。ソフトバンク戦は昨季も4勝0敗。大事な試合で相性の良さを発揮した。

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ロッテ3連勝、首位ソフトバンク本拠で5連勝と圧倒[ニッカン]

ロッテがソフトバンクに3連勝。昨年のロッテはソフトバンク相手に3連戦3連勝を4月16〜18日と8月23〜25日に記録したが、ともに本拠地のZOZOマリンでマーク。

敵地のペイペイドームで3連戦3連勝は13年5月4〜6日以来、7年ぶり。これで今季のソフトバンク戦は8勝3敗1分けとなり、ペイペイドームでは●○○○○○。同球場で5連勝は成本→ヒルマン→河本→黒木→伊良部で5連勝した96年5月5日〜8月2日以来、24年ぶり2度目だ。昨年は本拠地でソフトバンクに10勝2敗と大きく勝ち越したが、今年は敵地で圧倒している。

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ソフトバンク、ロッテ戦は通常通り開催[ニッカン]

ソフトバンクは6日、非常に強い台風10号接近にともなう対応を発表した。

ペイペイドームで午後1時開始予定のロッテ12回戦は通常通り開催する。 ソフトバンクホークスお客様サポートセンターは6日は午後5まで営業、7日は終日休業となる。

ペイペイドームに隣接するBOSS E・ZO FUKUOKAについては6日は午後3時までの短縮営業で、7日は全館休館となる。

ペイペイドームの各施設についても6日はロッテ戦終了までか、午後3時までの短縮営業となり、7日はいずれも店休日。

ちなみに福岡市内の公共交通機関の状況は各ホームページによると以下の通り。

西鉄天神大牟田線とバスはともに6日午後5時から運休予定で7日は始発から運転見合わせ。

福岡市地下鉄は6日中は通常通り、7日は始発から運休予定。

JR九州は九州新幹線と特急は、多くが6日から運休。在来線も6日午後から本数を減らし、午後6時以降は多くが運休。7日は全て運休予定となっている。

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ロッテ、安田弾で0.5ゲーム差、首位・鷹に福岡で7年ぶり3連戦3連勝[サンスポ]

パ・リーグ2位のロッテは6日、ソフトバンク12回戦(ペイペイドーム)で4−2の勝利。敵地では2013年5月4〜6日以来、7年ぶりとなる同一カード3連戦3連勝を飾った。5回に新4番・安田尚憲内野手(21)が15試合ぶりとなる5号2ランを放つなど、投打がかみ合い、4年ぶりの貯金10。首位との直接対決で3連勝を飾り、一気に0.5ゲーム差まで詰め寄った。

敵地に悲鳴とどよめきがわき起こった。2点を先制した5回1死一塁。安田がソフトバンク先発、石川が投じたカーブを完璧に捉えた打球はグングンと伸びて、右中間スタンドに飛び込んだ。

「いいスイングができた。最近、打てていなかったので何とかつなごうと。いい結果が出て良かった」。

8月20日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)以来、15試合ぶりの一発。三塁側ベンチに戻ってきた新4番を井口監督は拍手で出迎えた。

チームは5回に加藤、菅野の適時打と安田の2ランで4得点。開幕から6勝無敗だった相手右腕、石川を一気に攻略した。3.5ゲーム差で迎えた直接対決を制し、敵地では2013年5月4〜6日以来、7年ぶりの3連戦3連勝。0.5ゲーム差まで肉薄し、16年8月22日以来、4年ぶりの貯金10となった。

昨季は17勝8敗と大きく勝ち越したソフトバンクに今季も8勝3敗1分け。選手の奮闘ぶりに井口監督は「あまり意識はしていないけど、上位のチームなので、本当にみんなが必死に戦ってくれている」と目を細めた。

指揮官の信頼に応えたかった。履正社高から入団3年目。安田は7月21日の西武戦(メットライフ)で初めて4番に抜擢されてから、全試合で4番を任されている。「最初は何も考えずに勢いで行っていた」というが、8月下旬から調子を落とし、前日までの10試合で33打数4安打(打率.121)と苦しんでいた。

井口監督は「頭でっかちにならないように、言い過ぎないようにしている」という。普段は自主性を重んじる指揮官だが、不振の21歳を見かね、福岡に入った4日に「もう1回、初心に帰って、キャンプからやってきたことを思い出してやってみよう」と助言を送った。試合に出るために、がむしゃらになってバットを振り込んだ日々を思い出させてくれた。

チームは試合後、すぐにバスに乗り込み、博多駅に移動。通常の福岡遠征では空路で帰京するが、九州地方に接近中の台風10号の影響で福岡空港では夕方以降の発着便が全て欠航となっていたため、新幹線で帰京した。

「打てないとチームの勢いも出てこない。何とかチャンスで1本出せるように準備してやっていきたい」と安田は責任感たっぷりだ。5時間に及ぶ長旅も、今のロッテには全く苦にならない。残り52試合を全力で駆け抜ける。

◇データBOX

(1)
ロッテの貯金10は2016年8月22日(61勝51敗1分け、試合なし)以来4年ぶり。
(2)
ソフトバンク3連戦で3連勝したのは今季初めてで、昨年8月23〜25日(ZOZOマリン)以来。敵地・ペイペイドームでの3連戦3連勝は13年5月4〜6日以来7年ぶり。
(3)
今季はリーグ最多の21度の逆転勝ちをしているが、先取点試合も27勝6敗1分けの勝率.818と巨人と並ぶ両リーグ最高勝率。ソフトバンク戦に限れば5戦全勝で先制した試合は負けていない。

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ロッテ・安田、0.5差弾!打率ブービーでも不敗神話継続5号2ラン、ソフトBに“雪辱”3連勝で貯金10[スポニチ]

2位のロッテは6日、首位のソフトバンクを4−2で下し、同一カード3連戦3連勝。0.5ゲーム差に詰め寄った。4番の安田尚憲内野手(21)が5回に右中間へ5号2ラン。15試合ぶりの一発で貴重な追加点を挙げ、石川柊太投手(28)の18年から続いた連勝を11で止めた。4連勝で2016年以来4年ぶりの2桁となる貯金10に到達。若き主砲が勢いをもたらした。

ロッテのレジェンドOB・落合博満は現役時代、決め球を狙い打ちしていた。相手投手に与えるダメージが大きいからだ。それが、4番の仕事。安田も石川のウイニングショット、124キロのパワーカーブを仕留めた。

「浮いた変化球をワンスイングで仕留められた。低い球は打てないので、ゾーンを上げて待っていた」。5回に2点を先制し、なおも2死一塁。3度のファウルで粘り、カウント2−2から真ん中に入った失投を逃さなかった。本塁打を打てば、今季5戦5勝。不敗神話を持つ4番打者が、首位ソフトバンクとの直接対決で0.5ゲーム差に肉薄する3連戦3連勝に導いた。

打率は規定打席到達者でブービーの.221。それでも井口監督は「今年は上(1軍)のレベルに合わせなくてはならない。我慢の時期も必要」と主砲として育てるため、昨季2軍で本塁打&打点の2冠に輝いた高卒3年目の21歳を7月21日から4番で使い続ける。

安田は福岡に入った4日、井口監督から「もう1回初心に帰って、キャンプからやってきたことを思い出してやってみよう」と助言された。それは引きつけて打つことでボールを見極めること。首位との対決を前に原点に立ち返った。「どんな形でもつなげればいい」。そんな思いが15試合ぶりの一発につながり、3四球も選んで全打席出塁につながった。

ちょうど1年前の9月6日。チームは千賀にノーヒットノーランをやられた。これ以上ない屈辱だが、当時2軍で泥まみれになっていた安田はいなかった。今では攻撃を「点」でなく「線」にできる「つなぎの4番」として機能している。05、10年の日本一の立役者、サブローのように。チームも昨季17勝8敗のソフトバンク戦で、今季も8勝3敗1分けと圧倒している。

台風10号の影響で福岡空港から帰京する航空便が欠航。急遽、博多駅から新幹線で約5時間の大移動となった。そんな事態にも、昨オフ、プエルトリコのウインター・リーグに参加した安田は「プエルトリコに行ったときは飛行機で、乗り継ぎを入れて30時間ですからね」と豪快に笑い飛ばした。こんなタフさも頼もしかった。

◇1年前屈辱ノーノー雪辱

ロッテはソフトバンク・千賀に4回まで完全投球を許す。その後も出した走者は四死球による4人だけ。9回には連続四球で無死一、二塁としたが、最後は4番・井上が空振り三振。毎回の12三振を奪われ、育成ドラフト出身初のノーヒットノーランを許した。

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“鷹キラー”だ!ロッテ・二木、6回2失点で3勝目も「まだまだだなと思う」[スポニチ]

ロッテ・二木が好相性ぶりを発揮した。昨季4勝無敗だったソフトバンク打線を、6回2失点に封じて3勝目を飾った。

5回までは1安打投球。ただ、6回に得意のフォークを痛打されて2点を失い「つかまったのでまだまだだなと思う」と振り返った。大事な3連戦に3連勝し「今日勝って3連勝するのと、2勝1敗では全然違った。何とか勝てて良かった」と息をついた。

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ロッテ・二木「3連勝と2勝1敗では全然違った」6回2失点で3勝目、首位ソフトBと0.5差に迫る[スポニチ]

2位・ロッテがソフトバンクとの首位攻防3連戦を3連勝。3日の西武戦から4連勝とし、ゲーム差を0.5に肉薄した。

先発の二木は「いつも通り、テンポよく、ピッチャー有利のカウントを作っていこう」と意気込んで臨んだこの試合。

6回4安打6奪三振2失点の投球内容を振り返り「5回までは良いピッチングが出来ていたんですけど、6回につかまってしまったので、まだまだだなと」と悔しさをにじませた。

それでも、打線の援護もあり、3勝目(2敗)。19年4月6日から続く同一カードでの連勝を5に伸ばした。首位ホークスとのゲーム差は、わずか0.5。「3連勝するのと、2勝1敗にするのとでは全然違ったと思うので、何とか勝ててよかったです」と声を弾ませていた。

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ロッテ、首位攻防戦3連勝!ソフトバンクに0.5差肉薄、加藤V打、二木が3勝目[スポニチ]

2位・ロッテがソフトバンクとの首位攻防3連戦を3連勝。3日の西武戦から4連勝とし、ゲーム差を0.5に肉薄した。

この日は4回まで0−0と両者一歩も譲らぬ白熱した投手戦となったが5回、ここまで無安打に抑えられていたロッテ打線は、四球と犠打で1死二塁のチャンスを作ると、1番・加藤のチーム初ヒットとなる中前適時打で先制した。

続く2番・マーティンが空振り三振に倒れ2死二塁となったが、3番・菅野が三塁手の頭を超える技ありのヒットを放ち2点目。さらに4番・安田の5号2ランも飛び出し、一挙に4点を奪った。

先発の二木はテンポの良い投球でソフトバンク打線を翻弄。6回4安打6奪三振2失点で3勝目(2敗)を挙げ、19年4月6日から続く同一カードでの連勝を5に伸ばした。

ソフトバンクは6回に2番・中村、3番・柳田の連続適時打で2点を返したが、あと一歩およばず、3タテを食らった。石川は今季初黒星(6勝)を喫した。

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ロッテ・安田が17日ぶりアーチ、5号2ラン「追い込まれていたので、どの球種にも対応できるように」[スポニチ]

ロッテ・安田が5回に8月20日以来となる5号2ランを放った。

「打ったのはカーブです。追い込まれていたので、どの球種にも対応できるようにと思っていました。結果的にホームランになってくれてよかったです」。

打線は4回まで石川の前に無安打と抑えられていたが、5回に加藤と菅野の適時打で2点を入れると、なおも2死一塁で若き4番が右翼席へ17日ぶりの一発を運んだ。

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21歳主砲・安田尚憲、5号2ランで首位ソフトバンクに最接近0.5差…4年ぶり貯金10[報知]

高めに浮いたソフトバンク・石川の決め球「パワーカーブ」を見逃さなかった。「低めにきたら打てないボール。ワンスイングで仕留められてよかった。いいスイングができました」。5回、2点を先取してなお2死一塁で、21歳の主砲・安田が5号2ランを右翼席にたたき込んだ。

終わってみれば、得点したのも安打が出たのもこのイニングだけ。4番のアーチで締めくくった集中攻撃で奪った4点を守り抜き、敵地でタカに3連勝するのは13年5月4〜6日(当時はヤフオクD)以来、7年ぶり。首位・ソフトバンクに0.5ゲーム差まで急接近し、貯金も2016年8月22日以来の2ケタに到達した。

安田は8月20日のソフトバンク戦(ZOZO)以来、15試合ぶりのアーチ。4番を任されて約1ヶ月半が過ぎ、「やっぱりチャンスで回ることが多いし、そこで打たないとチームに勢いが出ない」と、その重みを実感している。一方で、「ボール(ゾーン)からボールへの変化球は振らないように、目付けを上げている」と、相手の厳しいマークをくぐり抜けるしたたかさも身につけつつある。

4日の試合前練習で直接指導をするなど、新主砲育成に力を注ぐ井口監督は「頭でっかちになるから、言い過ぎないようにはしている」と、安田自身が悩み、考えながら成長することを願っている。失投を見逃さなかった一撃に、「まだ打ち損じも多いけど、うまく叩いたね」と、着実な成長に目を細めた。

台風10号の接近で飛行機が欠航となり、試合後は博多駅から地元まで新幹線で約5時間の長旅になったが、安田は「(オフのウィンターリーグに参戦した)プエルトリコは飛行機で30時間でしたからね」と、足どりも軽く球場を後にした。

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4番・安田尚憲の2ランなどで4点を先取[報知]

ロッテが5回に、4番・安田尚憲内野手(21)の5号2ランなどで4点を先取した。

4回までソフトバンクの先発・石川の前に無安打だったが、5回に田村龍弘捕手(26)の四球を足がかりに1死二塁とし、1番・加藤翔平外野手(29)がチーム初安打となる中前適時打でまず1点。さらに2死二塁で3番・菅野剛士外野手(27)が左前適時打を放ち2点目を奪うと、続く安田が2−2からのカーブを右翼席に運んだ。

8月20日のソフトバンク戦(ZOZO)以来、15試合ぶりのアーチとなった安田は「追い込まれていたので、どの球種にも対応できるようにと思っていました。結果的にホームランになってくれてよかったです」と笑顔で語った。

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ロッテ・安田、4番弾!チーム4連勝で4年ぶり貯金10、首位ソフトバンクと0.5差[デイリー]

一振りで宿敵を沈めた。ロッテは首位・ソフトバンクに同一カード3連勝し、ついに0.5差と肉薄。価値ある一発を放った安田は「最近ずっと打ててなかった。いい結果が出て良かった」と充実感をにじませた。

5回に2−0と先制し、なおも2死一塁の場面。石川の浮いたカーブを仕留め、右中間に運ぶ15試合ぶりの5号2ランだ。「なかなか甘い球が来なかった。いいスイングができた」と自画自賛した。

7月21日の西武戦でプロ3年目にして初めて4番に座り、固定されてきた。そこには主砲を育成するという井口監督の覚悟があり「まだまだ打ち損じが多い」と厳しいのは期待の裏返し。4番の重圧もかかるが、若武者は「苦しい時が多い。へこたれずに」と前向きに取り組んできた。

それでも今回のカードが始まる前は調子を落としていた。3連戦初戦の試合前に指揮官から声をかけられた。「もう1回初心に返って。キャンプからやってきたことを思い出してやっていこうと」と安田。リラックスして打席に立ち、首位チームを倒した。

チームは4連勝で貯金10は4年ぶり。首位浮上のために4番の打棒は不可欠だ。「自分のスイングができるように準備をしてやっていきたい」と初々しく覚悟を示した。

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ロッテ、4連勝で首位に0.5差接近!安田弾&継投で逃げ切り、鷹痛恨の3タテ[デイリー]

2位・ロッテが逃げ切り、4連勝。首位ソフトバンクとの直接対決で同一カード3連勝を飾り、0.5ゲーム差と肉薄した。

一気にたたみかけた。5回、加藤のチーム初安打が適時打となり、先制点を奪取。菅野も適時打で続くと、安田が5号2ラン。一挙4点を入れた。

先発二木は6回4安打2失点の力投。7回から東條、小野、唐川、9回はハーマンが締めた。

ソフトバンクは先発の石川は7回を投げ、3安打4失点。安打を打たれたのは6回だけだったが、要所で粘れず、今季初黒星となった。自身の連勝は11で止まり、黒星は18年8月2日の西武戦以来となった。

ロッテは敵地での3連勝で、今カードの対戦成績を8勝3敗1分けと大きくリードした。

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ロッテ、勢い止まらず安田が5号2ラン、ソフトバンクとの第3ラウンド[デイリー]

5日に首位・ソフトバンクに1.5ゲーム差と接近したロッテが均衡を破った。

4回まで相手先発・石川に無安打に抑え込まれ、迎えた5回。先頭の田村が四球で出塁し、続く藤岡が手堅く送りバントを決め1死二塁。この場面で1番に入った加藤が中前にはじき返し、1点を先制した。さらに菅野の左線への適時打で1点を追加した。

この回は、4番の安田が一発を放って相手に大きなダメージを与えた。2死一塁。石川のパワーカーブを完璧なタイミングで捉えて右中間に5号2ランを運んだ。

若き4番は「追い込まれていたので、どの球種にも対応できるようにと思っていました。結果的にホームランになってくれて良かったです」と納得顔で振り返っていた。

ロッテは、5日からのソフトバンクとの直接対決で連勝。勢いをつけて、この日の重要な第3ラウンドに臨んだ。

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今年のロッテなぜ強い?チーム防御率&打率は下位も、専門家が指摘する「しつこさ」[Full-Count]

◇「これで安田まで打ち出したら、手がつけられなくなる」

パ・リーグ2位のロッテは5日、敵地PayPayドームで首位ソフトバンクを5−4で破り、1.5ゲーム差に肉薄した。リーグ3位からクライマックスシリーズを勝ち上がり日本一に輝いた2010年以来の、“マリーンズ旋風”が吹き荒れるのだろうか。

好調のロッテだが、チーム防御率はリーグ5位の4.38(成績は5日現在、以下同)。打線の方も、チーム打率はリーグ4位の.245、規定打席到達者の中での打率チームトップは.277の中村奨とそれほど目立った成績ではない。それでも貯金9を稼ぎ首位に迫れているのは、なぜか。元ヤクルト外野手で、昨年までソフトバンクのコーチを5年間務めた飯田哲也氏は「ロッテの強みは、送りバントでも進塁打でも、とにかく走者を得点圏にキッチリ進め、しつこく1点を取る野球を徹底できているところ」と分析する。

この日もしかりで、2点ビハインドの7回、先頭の加藤が三塁手・松田宣のエラーで出塁すると、以降の打者はライト方向への打撃を徹底。マーティンが右前打、清田も右前適時打と続いて1点差に迫り、なおも1死一、二塁から、4番・安田は初球の真ん中の速球を一塁ゴロにして走者を二、三塁に進めた。続く中村奨の逆転2点二塁打へ、効果的につなげたのだった。

確実に得点圏に走者を進めるからこそ、19本塁打・48打点のマーティン、12本塁打・52打点の井上の存在も、より相手にとって脅威となる。

◇「ロッテは次世代を見据え、育てながらこれだけ勝てているのだから立派」

対照的に、負けたソフトバンクは1点ビハインドの5回、先頭の明石が右前打で出塁したが、続く甲斐は送りバントをファウルにした挙句、カウント1−2からバスターエンドランのサインに対し、低めのボール球を空振りし三振。スタートを切っていた一塁走者・明石も刺されて併殺となり、チャンスの芽を摘んでしまった。柳田ら主軸が好調の時は、豪快に打ち勝つ野球を展開できるソフトバンクだが、現状のように打棒が振るわない時には、ロッテのように自分がアウトになっても走者を進めて次へつなげる姿勢が必要になる。

また、井口監督は7月中旬からプロ3年目・21歳の安田を4番に置き、打率.217、4本塁打の不振にも関わらず動かしていない。育成型の4番といえる。飯田氏は「確かに、安田の長打力には非凡なものがある。首脳陣は、同い年のヤクルト・村上があれだけ打っているのだから、おまえもやってみろ、とハッパをかけているのではないですか?」と評する。「ロッテは次世代を見据え、育てながらこれだけ勝てているのだから立派。今のロッテ打線で、安田が打ち始めたら手がつけられなくなる。そういう意味で、今季の残り試合のキーマンといえるかもしれません」と続けた。

今季のロッテは、オリックス(12勝2敗1分)とソフトバンク(7勝3敗1分)の2球団から“大口”の貯金を稼ぎ、日本ハムとはほぼ5分(7勝5敗)。西武(5勝9敗)、楽天(6勝9敗)には負け越している。優勝にこぎつけるには、“お得意様”との関係を維持しつつ、苦手なチームからも星を拾いバランスを取ることも必要になりそうだ。

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