ロッテが競り勝ち今季2度目の6連勝を飾った。5回に藤岡の2点二塁打で試合の均衡を破った。小島は7回5安打1失点で5勝目を挙げ、9回は益田が締めて22セーブ目。日本ハムは打線がつながらず、3連敗で5位に転落した。
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北海道日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | x | 2 |
表情は淡々と、心は熱く内角を攻めた。ロッテ小島和哉投手は5回2死満塁、日本ハム松本を内角直球2球で追い込む。「田村さんにも柿(沼)さんにも強気でいこうと言われていた。低く投げることと、気持ちを込めて投げることを意識しました」。3球目、この日最大のピンチを外角チェンジアップで遊ゴロに打ち取った。
自身約2ヶ月半ぶりの本拠地勝利で、チームを今季2度目の6連勝に導いた。ZOZOマリンでは6月24日の白星を最後に4連敗していた。「朝グラウンドに来て記事を見て、ああこんなに負けてるんだと思って。勝てるように頑張りました」。今季13失点している鬼門の初回を3人で切り、直近3試合はいずれも7回を2失点以下。抜群の安定感で“連敗”を止めた。
涌井に投げ勝った8月26日の楽天戦から、心技体がかみ合う。「気持ちと体の動きがマッチして試合に入れている。早くグラウンドに出て動いたり、遠投したり、球数は増やしてないんですけど」。自分を知って、強くなる。
ロッテ田村龍弘捕手(26)が、日本ハム14回戦(ZOZOマリン)5回の打席で犠打を試みた際、投球が右手人差し指付近に直撃。死球判定となり、代走を送られた。
ロッテは9日、ZOZOマリンでスカウト会議を行い、今秋ドラフトに向けて115選手をリストアップした。高校生を中心に映像をチェック。1、2位の上位候補には早大の左腕、早川隆久投手(4年=木更津総合)ら13人を挙げた。春夏の甲子園中止もあり、候補人数は例年より少ないという。松本球団本部長は「1軍を見ると先発、リリーフ含めて全体的に左投手が不足してるかな」と、補強ポイントに左腕を挙げた。ドラフト指名が可能になったBC埼玉・田沢純一投手(34)については「115人には入っていない。今年の状況では外国人の動向もどうなるか分からないので、可能性はゼロではないけど…」と話した。
ロッテは9日、15日の西武戦(メットライフドーム)から24日の楽天戦(楽天生命パーク)までの計9試合で、「麦わらハット」を特典グッズとしたリモート応援チケットを販売すると発表した。
同時に、2000円のリモート応援チケットと9800円のミズノライブバッグをセットにした「リモート応援チケットplus(プラス)」を税込み1万円で販売する。
リモート応援チケットは、テレビやインターネット中継で応援するファンがより楽しめるよう、観戦証明書や観戦グッズをパッケージにした商品。
広報室は「ミズノライブバッグは、ユニホームやキーホルダーなどのお気に入りグッズを使って自分好みにデコレーションすることができるリュックサックで、とても便利で実用的です。色々なものを収容できますのでぜひお買い求めください」とアピールした。
ロッテ石川歩投手(32)が8月の「大樹生命月間MVP」を受賞した。石川の受賞は15年9月以来2度目。
8月は4試合に先発して全勝。チームの勝率トップタイに貢献した。「自分の成績はそんなに良くなかったと思う。すごく嬉しいですし、この成績で取れたのは、本当に野手の方に打ってもらったのと、小島が(開幕から連勝中だった楽天)涌井さんに勝ったんで、小島のおかげかなと思います」とチームメートに感謝した。
チームは9日の試合前時点で首位ソフトバンクと0.5ゲーム差と、優勝争いを続ける。「投手が粘っていれば逆転してくれますし、後ろの投手もいいんで、先発は粘って投げるということをやってます。プレッシャーにはなりますけど、良い緊張感で投げられてると思います」と話した。
ロッテの2年目左腕・小島和哉投手(24)が7回5安打1失点の好投で今季5勝目(5敗)。チームに今季2度目の6連勝をもたらした。
「初回をちゃんと0点でいけたのは良かった。いつも点を取られてたので意識して入った」。今季は先発した12試合のうち、6試合で初回に失点。自ら課題に挙げる立ち上がりを三者凡退に抑え、波に乗った。
本拠地ZOZOマリンでの自身の連敗を4で止め、6月24日のオリックス戦以来の勝利。この日、球場入りした小島は“本拠地連敗中”と書かれた新聞記事を目にした。「記事をみて、これだけ負けてるんだと知った。見なきゃよかったと思ったが、逆に意識して頑張った」と悔しさをバネに白星につなげた。
埼玉・浦和学院高から早大を経て、昨年のドラフト3位で入団。井口監督が「走者は出すが、要所要所しっかりと低めに集めてゲームを毎回作ってくれる」と信頼を寄せる小島は規定投球回数に達し、防御率3.52はリーグ4位にランクインした。
チームは6連勝。首位のソフトバンクが勝利したためゲーム差は0.5のままだが、2010年以来の日本一を目指すチームにとって、24歳の左腕は欠かせない存在だ。
ロッテの藤岡が試合の均衡を破る2点二塁打を放った。5回1死一、二塁で、代わったばかりの加藤が投じたスライダーを右中間へ運んだ。2ボール2ストライクと追い込まれながら、不得手な左投手を攻略し「チャンスで打てて良かった」と安堵した。
打率は2割台前半だが、得点圏打率は3割を超える。勝負強さを発揮し5試合ぶりの打点をマークした。
ロッテは9日、15日の西武戦(メットライフドーム)から24日楽天戦(楽天生命パーク)の計9試合で「麦わらハット」を特典グッズとしたリモート応援チケットを販売すると発表した。
なお今回は、2000円のリモート応援チケットにミズノライブバッグ(9800円)をセットにした「リモート応援チケットplus(プラス)」を10000円(税込、送料込)で特別販売することも併せて発表した。
リモート応援チケットは、スタジアム外からテレビやインターネット中継を通してチームを応援することができる観戦証明書や観戦グッズなどをパッケージにした商品となっており、今季開幕戦から実施している。同チケットは、Mチケットオンラインにて購入できる。
球団広報は「ミズノライブバッグはユニホームやキーホルダーなどのお気に入りグッズを使って自分好みにデコレーションすることができるリュックサックで、とても便利で実用的です。色々なものを収容できますのでぜひお買い求めください」と呼びかけた。
セ、パ両リーグは9日、8月の月間最優秀選手(MVP)を発表し、セは巨人の菅野とDeNAの佐野、パはロッテの石川とオリックスの吉田正が選ばれた。
石川は2015年9月以来5年ぶりに選ばれた。16勝8敗2分けと好調だったチームをけん引し「取れると思っていなかった。すごく嬉しい」と笑顔で話した。
シーズン序盤は調子が上がらなかったが「変化球も直球も良くなってきた」と言うように7月31日から6連勝中。現在は疲労軽減のために出場選手登録を外れているが「自分が投げる試合は勝てるように」と優勝に向けてエースの責任感を口にした。
ロッテから巨人にトレードで加入した香月一也内野手(24)が9日、神奈川・川崎市のジャイアンツ球場を訪れ、オンラインで取材に対応した。
「(トレードは)びっくりしましたが、ジャイアンツに呼ばれて本当に嬉しかった。チームに貢献できるように頑張ります」。
香月は大阪桐蔭高から2014年ドラフト5位でロッテに入団。高卒6年目の内野手で、右投左打の強打者だ。過去には高校日本代表で岡本、岸田らとクリーンアップを打った“旧友”でもある。「同級生で、ジャイアンツの4番でやっている。岡本に負けないように自分も頑張っていきたいです」と力を込めた。
この日は早速イースタン・日本ハム戦(ジャイアンツ球場)に先発出場する予定。「フルスイングで今までやってきたので、それをジャイアンツでも発揮できるように」と意気込んだ。
試合前だ。ロッテ・小島は嫌な情報を知った。「新聞を見たら勝っていないと書いてあったので…」。6月24日の勝利以来、本拠地では4連敗中だった。
そんなデータもはね返した。序盤から飛ばし5回2死満塁では直球で松本の内角をえぐり、最後はチェンジアップで遊ゴロに仕留めた。7回に失点したが地元ファンの前で7回5安打1失点。今季5勝目をマークした。
同僚からの信頼も厚くなった。8月26日の楽天戦では開幕8連勝中の涌井に投げ勝った。8月の月間MVPに選出された石川からは「小島が(賞の候補だった)涌井さんに勝ってくれたおかげ」と感謝もされた。
チームは6連勝で首位ソフトバンクと並んで40勝にリーグ一番乗り。1点差ゲームは16勝6敗で勝率.727だ。井口監督は「中継ぎが頑張っている」と言う。巨人から沢村もトレードで加入し、小島も「テレビで見ていた凄い人」と歓迎する。ただ、ブルペンが厚くなっても目標は変わらない。規定投球回に達した左腕は「中継ぎの人に負担をかけないのが1番」と言葉に力を込めた。
ロッテ・小島が7回5安打1失点で今季5勝目を挙げた。本拠地では4連敗中だったが「立ち上がりが悪いので、そこだけ意識して投げた」と振り返った。
0−0の5回2死満塁では松本の内角を直球でえぐった。追い込んで3球目の外角低めのチェンジアップで遊ゴロに仕留めた。「低めに投げることだけ考えた」とピンチでも丁寧だった。
2点リードの7回、清水に左翼線適時二塁打を許した。「あの1点がなければ、8回もいけた」と反省した。チームを6連勝に導き、規定投球回数に達し、防御率3.52。井口監督も「防御率を考えたら、もっと勝っていてもおかしくない」と2年目左腕を称えていた。
ロッテが9日、千葉市内でスカウト会議を行った。高校生を中心に115人をリストアップし、そのうち上位候補として13人を挙げている。松本尚樹球団本部長は「この時点で115人は例年より少ないのかなと思う。チーム全体としては左投手が不足している」と感想を口にし、地元・千葉出身の早大左腕・早川隆久投手については「もちろん(上位候補に)入っている」と明かした。
また、「田沢ルール」が撤廃され、ドラフト指名が可能となった元メジャーリーガーで、BCリーグの埼玉武蔵・田沢純一投手についても言及。「115人の中には入っていないです。外国人のこととかもあるので、可能性はゼロではないけれど…」と慎重な姿勢を見せていた。
ロッテは15日の西武戦(メットライフドーム)から24日の楽天戦(楽天生命パーク)の計9試合で「麦わらハット」を特典グッズとしたリモート応援チケットを販売すると同時に、新商品として定価2000円のリモート応援チケットと定価9800円のミズノライブバッグをセットにした「リモート応援チケットplus(プラス)」を1万円(税込み、送料込み)で販売する。
球団広報室は「ミズノライブバッグはユニホームやキーホルダーなどのお気に入りグッズを使って自分好みにデコレーションすることができるリュックサックで、とても便利で実用的です。色々なものを収容できますのでぜひお買い求めください」とPRした。
しぶとく、粘り強く最小得点差を守り切った。7回1失点の小島から、ハーマン―益田の方程式が導き出した答えは、今季16度目の1点差勝ちだった。6連勝で首位ソフトバンクとの0.5差を死守。井口監督は「いい方にいえばそうだけど、点がとれてないともいえる」と引き締めた。
ソフトバンクと同時に40勝到達。貯金12にして、今季の得失点差はマイナス15という怪現象が起きている。5点差以上では5勝10敗だが、1点差試合だけで実に貯金10。完敗もある一方で、勝てる試合をもぎ取り、優勝争いを演じている。「中継ぎ陣が頑張ってくれている」と指揮官は分析した。
自慢の救援陣には巨人からトレードで沢村が入団。この日5勝目を挙げた小島は「僕の中ではテレビで投げている人。たくさん学びたい」と目を輝かせた。実績十分の剛腕加入が、さらなる相乗効果を生む可能性を秘めている。
荻野、福田秀、レアードら主力を故障で欠き、この日は正捕手の田村が死球で途中交代。ベスト布陣にはほど遠い中、接戦を拾いに拾って15年ぶりの優勝へ希望を膨らませていく。
ロッテの田村龍弘捕手(26)が9日の日本ハム戦(ZOZO)の5回、右手に死球を受けて途中交代した。
両軍無得点の5回1死一塁で送りバントの体勢をとったが、金子の投球が右手付近を直撃。指がボールとバットに挟まれるような形となり、痛みに表情をゆがめてベンチ裏へしりぞいた。
田村にはそのまま代走が送られ、途中交代。試合後、井口監督は正捕手の状態を気にかけ。「まだ(検査結果などの)報告は入ってないが、明日(10日)はおそらく無理でしょう」と見通しを語った。
ロッテは9日、スカウト会議を開き、10月26日のドラフト会議に向けて候補選手115人をリストアップした。この日は高校生を中心に映像をチェック。1、2位の上位候補は13人で、松本本部長は補強ポイントとして左投手を挙げた。
今年は新型コロナウイルスの影響で春夏の甲子園大会が中止となり、スカウト活動が制限された。同本部長は「この時期にしては115人は少ないが、スカウトは1、2年かけて見てきているし、(コロナの影響で)評価できなかったとは感じていない」と話した。
また、ドラフト拒否選手に対する復帰制限(通称・田沢ルール)の撤廃に伴い、今秋ドラフト対象選手となったBC埼玉武蔵の田沢純一投手(34)については、「115人には入っていないが、可能性はゼロじゃない」と説明。新型コロナウイルスの影響など来年に向けた外国人補強の見通し次第では、リストに追加される可能性もありそうだ。
若武者が奮起した。7回を5安打1失点で5勝目。2年目のロッテ・小島が、チームを6連勝に導いた。
「立ち上がりだけ意識して入りました」と課題の1回を無失点に抑えてリズムに乗った。直球が走り、変化球がさえた。井口監督は「要所で低めに集め、ゲームをつくってくれた」とたたえた。本拠地登板の連敗をようやく4で止めた左腕は「意識して勝てるように頑張りました」と声を弾ませた。
巨人からトレードで新加入した沢村の存在も刺激になった。「テレビで投げているのを見ていた人」と自身が注目してきた“豪腕”が同僚になった。「色々気持ちの部分とかを聞きたい。たくさん学びたい」と目を輝かせる。
24歳の奮闘でチームは、ソフトバンクとともにリーグ40勝一番乗り。宿敵に離される訳にはいかない。首位の座を奪い、頂点に立つには若い力も必要だ。小島は「1戦1戦、頑張ります」と決意をにじませた。
ロッテ・田村龍弘捕手が、負傷交代した。5回の攻撃で1死一塁の場面。送りバントの構えを見せたが、金子の投球が右手人差し指付近に直撃した。田村は苦悶の表情を浮かべて、右手を押さえてベンチに退いた。死球となり、代走に柿沼が送られた。
試合後、井口監督は「明日は無理でしょうから。それを含めて考えていきたい」と心配そうな表情を浮かべていた。
首位・ソフトバンクを猛追する2位・ロッテが6連勝。貯金を今季最多の12とした。
打線は0−0で迎えた5回、日本ハム先発・金子から1死から井上が中前打で出塁。田村の死球で一、二塁とし、2番手加藤から藤岡が右中間への決勝2点二塁打を放った。
先発・小島は7回5安打1失点の好投で5勝5敗。8回はハーマンが抑え、9回は益田が締めて22セーブ目を挙げた。
なお、田村の5回の死球はバントを試みた際の右手の人差し指に受けたもので、ベンチ裏で治療後、そのまま交代している。
ロッテ・田村をアクシデントが襲った。
0−0で迎えた5回、1死一塁で打席を迎え、送りバントを試みた。だが投球はバットを支えた右手の人差し指を直撃。苦痛の表情を浮かべてもん絶した。
田村はベンチ裏に下がって治療。判定は死球だったが、代走・柿沼が送られて、そのまま交代となった。
ロッテ・石川歩投手(32)が9日、8月度の「大樹生命月間MVP賞」を受賞した。同投手の受賞は2015年9月以来、5年ぶり2度目。8月は4試合に先発し無傷の4勝をマークしてチームに貢献した。
会見に臨んだ右腕は「すごい嬉しい」と?を緩めた。開幕投手を務めた今季の序盤は苦しんだが、「前半に比べて変化球も真っ直ぐも良くなってきたと思います」と手応えを口にした。
巨人からトレードで移籍し、同僚となった沢村拓一投手は同い年。「同級生だなと思って見ています。同級生が多くなった」と右腕の新加入を歓迎した。
現在チームは2位で0.5ゲーム差と肉薄する首位・ソフトバンクと、熾烈なV争いを展開。「プレッシャーにはなりますけど。いい緊張感で投げられている。一試合一試合、自分の投げる試合は勝てるように。長いイニングを投げられるように頑張って。優勝に貢献したい」と覚悟を示した。
ロッテからトレードで巨人に移籍した香月一也内野手(24)が9日、川崎市のジャイアンツ球場でオンラインの入団会見を行った。
「ビックリしたのもあるんですけど、ジャイアンツに呼ばれて嬉しかったです」とトレードを知らされた時の率直な思いを告白。会見前には2軍練習に合流し「強いチームというのは分かっていたんですけど、それ以上にみんな優しくて。選手、スタッフ、監督みんな優しくて良かったです」と笑顔だった。
この日のイースタン・日本ハム戦に先発出場する予定。ユニホームの手配が間に合わないため、実松2軍バッテリーコーチの背番号82を着用して臨む。