わたしはかもめ2020年鴎の便り(9月)

便

9月20日

北海道日本ハム3−5千葉ロッテ(札幌ドーム)

ロッテが逆転勝ちした。2−3の9回に失策の間に追い付き、延長10回に加藤の2点三塁打で勝ち越した。益田が2勝目を挙げ、沢村が移籍後初セーブ。日本ハムは2回以降無得点に終わり、守備にミスが出て逃げ切れなかった。

12345678910R
千葉ロッテ00000200125
北海道日本ハム30000000003

ページトップ

ロッテ沢村、シーズン途中加入でセーブは球団3人目[ニッカン]

冷や汗の移籍後初セーブだ。ロッテ沢村拓一投手(32)が日本ハム戦の延長10回に3番手で登板し、巨人からトレードで加入後、初の火消しを全うした。

沢村が巨人時代の19年5月17日中日戦以来となるセーブをマークした。シーズン途中に加入した投手がセーブを挙げたのは、7月に楽天から巨人へ移籍して2セーブの高梨以来。

ロッテの途中加入投手では81年深沢恵雄(阪神から)が1セーブ、82年金井正幸(中日から)が4セーブを挙げたのに次ぎ3人目になる。

ページトップ

ロッテ沢村2死から3連続四球「大反省」初セーブ[ニッカン]

冷や汗の移籍後初セーブだ。ロッテ沢村拓一投手(32)が日本ハム戦の延長10回に3番手で登板し、巨人からトレードで加入後、初の火消しを全うした。

2死から3連続四球で満塁のピンチを招いたが、無失点でしのぎ今季初セーブ。チームは9回2死からの逆転で3連敗を防ぎ、首位ソフトバンクと1.5ゲーム差に詰めて8連戦を締めくくった。


苦しみながらも「ロッテ沢村」の歴史に「S」を刻んだ。2点を勝ち越した延長10回2死。沢村は日本ハム平沼へ全5球直球で四球を与えた。巨人から移籍後、走者を出すのは救援4試合目で初めて。続けて四球、その次も四球…。あっという間に満塁だ。吉井コーチが間を取った。続く渡辺への初球、外角低め真っ直ぐが二塁正面を突くと、ようやく安堵の笑みを浮かべた。

巨人時代の19年5月17日中日戦以来となるセーブも「大反省です。(四球は)1つくらいならしようがないと思うけど、3つ。もっと大胆に行けば良かった」。仙台移動のため新千歳空港へ急ぎながら、喜びより反省が口を突いた。全22球中2死からが15球。うち直球10球、スプリット2球がボール球だった。近藤には外角、西川には低め。際どいコースに集めて7球連続ストライクが入らないピンチを、何とか無失点で切り抜けた。

それでも起用は信頼の証し。シーズン途中で加入した投手のセーブ自体、ロッテでは38年ぶりだ。井口監督は「任せてマウンドに出している。それでいこうと思ってましたんで」。17試合無失点の唐川も準備していた。だが同点の9回に守護神益田を投入した時点で、最後は16年セーブ王に託すと腹をくくっていた。

逆転勝ちは45勝中、過半数の23度目を数える。この日も土壇場でひっくり返した。あとストライク1つで3連敗決定という9回2死。相手のバッテリーミスで追いつくと、延長10回、沢村と同じ移籍組の鳥谷が代打安打で口火を切り、途中出場の加藤が決めた。沢村が最初の四球を出した時、真っ先に三塁から声を掛けに行ったのも鳥谷だった。井口監督は「8連戦の最後、何とか全員で頑張りたい」と言っていた。ベテランも新戦力も、不可欠なピースとして溶け込んでいる。

セットアッパーだったハーマンが右手人さし指を負傷し、沢村は今後「8回の男」として浮沈のカギを握る。直球は移籍後最速タイの156キロを計測。無安打無失点で中大の2学年先輩、美馬の8回粘投に報い、3タテを阻止した。「チームが勝てたのでほっとしています。1つ勝てたのはチームにとっても良かった」と沢村。8連戦を4勝4敗で乗り切り、首位ソフトバンクに1.5ゲーム差で食らい付いた。

美馬(初回3失点も立ち直り、以降8回まで無失点の粘投。自身5連勝中で負けも消え)
「初回がとても悪かったので、何とか切り替えて、2回からは投げられたかなと思います。」
佐藤(6回にプロ2号2ラン)
「打ったのは直球。打てるボールだけを待って、しっかり自分のスイングを心掛けました。完璧でした。」

ページトップ

ロッテ加藤が延長V打「ここで決めるって気持ちで」[ニッカン]

ロッテ加藤翔平外野手が23度目の逆転勝ちを決めた。延長10回2死一、二塁で、前進守備の左中間を割る2点三塁打を放った。

9回から代走で途中出場。荻野や福田秀が負傷離脱している外野で出場機会を増やし、全力を燃やす。「投手が頑張っても打線が打てない試合が続いていた。ここで決めるぞって気持ちで立ちました」と喜んだ。

ページトップ

沢村が移籍後初セーブ!ロッテ、総力戦制し首位ソフトに再接近1.5差[サンスポ]

パ・リーグ2位のロッテは20日、日本ハム18回戦(札幌ドーム)に5−3で逆転勝ちした。延長10回に加藤翔平外野手(29)の2点三塁打で勝ち越すと、沢村拓一投手(32)が3四球を与えながら無失点に封じて巨人から移籍後初セーブ。首位・ソフトバンクとのゲーム差を1.5に縮めた。

最後は肝を冷やす展開だった。沢村が5−3の延長10回にマウンドへ。簡単に2死を取った後に3者連続四球。満塁のピンチを招いたが、渡辺を155キロの快速球で二ゴロに打ち取り、巨人から移籍後初となる通算75セーブ目を挙げた。

「(3四球は)大反省です。チームが勝てたのでホッとしている」。

負けていれば同一カード3連敗。優勝争いの最中、首位・ソフトバンクの背中が遠のきかけた。それでも9回2死から敵失に乗じて追いつき、延長10回に加藤の三塁打で2点を勝ち越し。9回に抑えの益田が登板しており、10回は経験豊富な沢村に託された。制球難が顔をのぞかせたが、何とか試合を締めた。

プロ10年目の今月7日、トレードでロッテに加入。翌8日の入団会見で「(目標は)優勝です」と宣言し、同日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で3者連続奪三振に仕留める圧巻の新天地デビューを飾った。

150キロ台中盤の直球とスプリット・フィンガード・ファストボールを武器に、移籍から3試合はいずれも1回を三者凡退。無安打は続いているが、この日の乱調について「(四球は)1つくらいならしようがないと思うけど…。もっと大胆にいけばよかった」と首をひねった。

それでも勝てばいい。チームは10回の攻撃で捕手の江村に代打・鳥谷を送ったため、その裏にドラフト2位・佐藤(東洋大)のDHを解除し、捕手を守らせた。内野手の茶谷を除く野手16人を起用する総力戦を制し、ソフトバンクまで1.5ゲーム差に迫った。

4時間13分の熱戦を終えた井口監督は「(沢村は)任せて出している。8連戦を4勝4敗。何とか乗り切った。次にいい形で入れる」と安堵の表情。22日から3位・楽天と敵地で3連戦に臨む。25日からは本拠地でソフトバンクを迎え撃つだけに、何としても眼下の敵をたたく。

データBOX
ロッテ・沢村が移籍後初セーブ(S)。巨人時代の昨年5月17日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、通算75Sとした。今季、巨人では13試合に登板し、1勝1敗で0S。プロ5年目の2015年に抑えに転向し、同年は36S、翌16年にリーグトップの37Sをマーク。ちなみに現在、所属しているロッテからは交流戦でセーブを挙げていない。

ページトップ

「ここで決める」ロッテ・加藤、延長10回2死に千金勝ち越し打![サンスポ]

加藤が3−3の延長10回2死一、二塁で勝ち越しの2点三塁打を放った。右横手投げの鈴木健のスライダーを捉え、前進守備の中堅手の頭を越えて左中間へ運んだ。「投手が頑張っても、野手が打てない試合が続いていた。『ここで試合を決めるぞ』という気持ちだった」。開幕から2ヶ月以上を2軍で過ごしたが8月29日に昇格してからは打率.288。「ファームの選手の励みになれれば」と一層の活躍を期した。

ページトップ

ロッテ・沢村が移籍後初セーブ!2死から3連続四球も無失点[サンスポ]

ロッテ・沢村が5−3とリードした延長10回からマウンドに上がり、巨人から移籍後では初となるセーブを挙げた。ロッテ移籍後4試合目の登板となった沢村。先頭の代打・杉谷を遊飛、大田を空振り三振に仕留める。あと1人の場面で平沼を四球で出塁させ、近藤、西川も歩かせたものの、続く渡辺を二ゴロに打ち取った。沢村は移籍後、安打を許していない。

ページトップ

ロッテ・沢村、ドタバタ移籍初セーブ、2死から3連続四球「大反省」[スポニチ]

もう笑うしかない。自ら招いた絶体絶命を切り抜けてつかんだ移籍後初セーブ。ロッテ・沢村は(四球も)1個ぐらいならいいけど3個ですから。もう大反省の初セーブです」と苦笑いし、チームメートに頭を下げた。

同点の9回に守護神・益田を使い、2点を勝ち越した直後の延長10回に出番が来た。簡単に2死を取ったが、ここから3者連続四球で満塁。一打同点、長打が出ればサヨナラ負けの危機を迎えたが、最後は渡辺を二ゴロに仕留めた。巨人時代の昨年5月17日以来492日ぶりとなる通算75セーブ目を挙げた。

直球は最速で156キロを計測。巨人時代にチームメートだった大田を空振り三振に斬ったスプリットも151キロを計測したが、球が荒れてしまい「際どいところばかりでなく、もう少し大胆にいけばよかったかな」と振り返る。それでも移籍後4試合連続無失点。まだ安打を許しておらず、井口監督は「任せて送り出している」と厚い信頼を寄せている。

ドタバタのセーブとなったが、4時間13分の激闘を制した。連敗を2で止めて8連戦を4勝4敗で乗り切り、首位のソフトバンクに1.5ゲーム差に詰め寄った。試合終了は午後6時13分。チームは新千歳空港から航空機で仙台に移動するため、バスの球場出発は同6時30分だった。沢村は勝利のエアタッチを交わした後、わずか17分で肩と肘のアイシング、荷物を出してスーツに着替えなくてはならなかった。

「3連敗して帰れないので、ホッとしている」。最後までドタバタだったが、笑顔が消えることはなかった。

ページトップ

ロッテ・加藤、決勝の2点三塁打「ここで試合を決めるという気持ちだった」[スポニチ]

途中出場のロッテ・加藤が3−3の延長10回2死一、二塁で決勝2点三塁打を放った。

3ボール1ストライクから右横手投げの鈴木健のスライダーを捉え、打球は左中間を抜けた。「ここで試合を決めるという気持ちだった。外野手が前進守備なのは分かっていたので打った瞬間、抜けると分かった」とガッツポーズ。今季は開幕2軍スタートも、8月下旬に1軍昇格後は打率.288と好調だ。

ページトップ

沢村拓一、移籍後初セーブも10回2死から3四球「はっはっはっ!大反省です」[報知]

ロッテの沢村は底抜けに明るかった。2点リードの延長10回。2死から3四球で満塁とされたが、ギリギリで踏みとどまった。試合後のベンチ裏。移籍後初セーブと知らされると、野太い声で笑った。

沢村
「はっはっはっ!大反省です!(四球)1つくらいならしょうがないけど、今日は3つなので。」

拭った汗には、冷や汗も交じっていただろう。守護神の益田が同点の9回に登板していたため、2点を勝ち越した直後の10回、クローザー役を託された。元同僚の大田を空振り三振に仕留めるなど簡単に2死を奪ったが、最後に移籍後初の試練が待っていた。

平沼に四球を与えて新天地4試合目で初の走者を許すと、7球連続ボールを含め、3連続与四球。慎重な沢村が顔をのぞかせたが、土壇場で開き直った。2死満塁からストレートにめっぽう強い“直球破壊王子”の異名を持つ渡辺に直球勝負で二ゴロ。トレード加入後、4試合連続無安打無失点で初セーブをマークした。

沢村
「ホッとしました。チームが連敗中だったので、1つとれたのは大きい。でも、個人的には、もっと大胆に行けば良かった。反省点です。」

新加入の剛腕が踏ん張り、首位ソフトバンクと1.5ゲーム差に再接近。試合後は猛スピードで着替え、チームとともに仙台へ移動した。「また勝利に貢献できるように頑張りたいです」と話す沢村の表情は使命感に満ちていた。必要とされる喜びを力に変え、次戦もブルペンの電話が鳴る時を待つ。

ページトップ

ロッテ・沢村、移籍後初セーブ、3者連続四球に「大反省」[デイリー]

制球に苦しみながらも新天地で初の火消し役を全うした。2点を勝ち越した直後の延長10回。ロッテ・沢村が3番手で登板して無安打無失点に抑え、巨人から移籍後初セーブをマークした。

「大反省です。1個ぐらいだったらしようがないけど、今回は3個なんで…」。試合後に口にしたのは与四球の数だ。最初の2人をあっさりと凡退させたが、3人目の平沼から3者連続で歩かせて、2死満塁のピンチを自ら招いてしまった。

それでも渡辺を二ゴロに仕留め、移籍後は4試合連続無失点。負ければ今季初の同一カード3連戦3連敗だっただけに「1つ勝てたのはチームにとってもよかった」と胸をなで下ろした。自身のセーブは巨人時代の昨年5月17日・中日戦(ナゴヤドーム)以来、492日ぶりとなった。

ページトップ

ロッテ沢村、ヒヤリ演出で仲間に“謝罪”、笑顔の鳥谷と喜びを分かち合う[デイリー]

ロッテが執念の逆転勝ち。10回のマウンドには沢村拓一投手が立ち、移籍後初セーブを飾った。

悪癖が顔をのぞかせた。沢村は2死から3連続四球で満塁のピンチ。額から大粒の汗が流れ、吉井コーチが間を取ってひと呼吸置いた。

突然の制球難に苦しみ、一打逆転サヨナラの場面となったが、渡辺は初球155キロ直球で二ゴロ。何とか抑えて逃げ切ると、沢村は安どの笑みを浮かべ、マウンドに集まってきた仲間に帽子を取って頭を下げた。剛腕の“謝罪”に藤岡らは笑い、三塁を守っていた鳥谷が満面の笑顔で「オーケー」とうなずき、勝利の喜びを分かち合った。

沢村は移籍後4試合連続で無安打無失点。この日の四球が初めて許した走者だった。

チームは1点を追う9回に追いつき、10回は途中出場の加藤が2点三塁打。執念の逆転勝ちで首位ソフトバンクとのゲーム差を1.5とした。

ページトップ

ロッテ・沢村が移籍後初セーブ!3連続四球でヒヤリも逃げ切り、4戦無失点継続[デイリー]

ロッテは執念の逆転勝ちで首位ソフトバンクとのゲーム差を1.5とした。

10回に登板した沢村が移籍後初セーブ。この日を含めて、ここまで4試合無安打無失点に抑え、新天地で勝利に貢献した。

この試合は杉谷、大田を抑え、平沼には四球を与えて移籍後初めて走者を許した。続く近藤にも3−1から四球を与え、西川にはストレートの四球。2死からの3連続四球で満塁としてヒヤリとしたが、渡辺を抑えて逃げ切った。

チームは1点を追う9回に追いつき、10回は途中出場の加藤が2点三塁打を放ち、これが決勝点となった。

ページトップ