西武が延長10回に均衡を破った。メヒアが先頭打者で3年ぶりに10号本塁打を放ち、試合を決めた。最後を締めた2年目の森脇がプロ初セーブを挙げた。ロッテは打線が4併殺打と好機を生かせず、沢村が移籍後初黒星を喫した。
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埼玉西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ロッテのバッテリーは健闘した。だからこそ、もったいない1敗だった。
6回の攻撃。西武ニールに無安打に抑えられていたが、12球団トップの四球数を誇る打線で中村奨が四球を選び、続く藤岡もバスターエンドランで動いて無死一、二塁とした。いい形をつくり、打率1割台の柿沼は絶対に犠打を決めたい場面だったがスリーバントを失敗。結局、得点は入らなかった。
柿沼は8回無死一塁では犠打を決めたが、ベンチで出迎えられた時に笑顔を見せた。初球もファウルして、先の失敗が頭をよぎってホッとした気持ちも分かる。ただ、勝ち越した訳でもない。試合の流れで言えば6回のミスが痛恨なのは変わらない。捕手というポジションだからこそ、ゲームセットまで、その思いを持ってプレーして欲しかった。
出番の少ない若手捕手なら厳しい注文になる。だが田村の故障もある中で、チームトップの45試合で先発マスクをかぶっているのなら、見せるべき「表情」がある。私も現役の若いころは同じだったが、レギュラーに近づき、責任が増し始めた時に気付いた。気付きが早いほど、ワンプレーの重みを感じるようになり、成長が進む。
田村は9回の守備から就いた。同点の終盤から捕手が代わるのは難しい。ベンチから見る打者の感覚と実際に出た時の感覚が合えばいい。だが、勝ち越していたり、ビハインドなら思い切っていけるが、同点で感覚を探る作業は容易ではない。いきなり初球を二塁打されるも何とか抑えたが、10回も先頭のメヒアに1発を食らった。本来の正捕手の登場で、抑えて当たり前という空気で結果を出すのは簡単ではないが、それでも正解を示すことで評価が高まる。優勝争いで捕手が求められるものは大きい。
力と力の真っ向勝負が勝敗を決めた。0−0の延長10回無死。ロッテ沢村拓一投手(32)が150キロ直球を左翼席へ運ばれる痛恨の1発を被弾。移籍後初黒星を喫し、首位ソフトバンクとのゲーム差は2に開いた。打った西武エルネスト・メヒア内野手(34)は、4番の意地のフルスイングで決勝弾。負ければ自力Vの可能性が消滅するチームを勝利に導き、上位争いに踏みとどまった。まだまだパの熱い戦いは続く。
嫌な衝撃音が響いた。ロッテ沢村がカウント1−0から投じた150キロは、高々と夜空へ消えていった。両手を腰に当て、唇をかむ。力勝負に敗れた。
責められない。ここ2週間で8度目の登板。9月に巨人からの電撃移籍で入団し、力強く腕を振り続けた。1発を打たれてもなお、防御率は1.86。奪三振率は13.03。リリーフ陣に疲労がたまり始める秋に、チームの救世主になっている。井口監督も「投手に本当に申し訳ないなと思います」と声を落とした。
先発二木は8回まで西武打線を3安打無失点に封じた。本来8回を任される沢村が準備する必要がないほど、淡々とアウトを重ねていった。「中継ぎがいま頑張っているので、そこに託しましたけど、これは投手のせいじゃないと思います」と指揮官は繰り返した。
2日連続で1点差負け。6回以降に7四球をもぎとるも、3度の併殺などで誰もホームを踏めなかった。打てない。それでも、沢村がベンチで新しい仲間達を鼓舞する姿がある。チーム防御率は4.09と3点台が見えてきた。野手達がきっと、1番分かっている。逆転優勝は、打つことでかなう。
ロッテ二木康太投手(25)が攻略至難な投手になりつつある。
白星には恵まれなかったが、今季初対戦の西武打線を8回3安打無失点に抑えた。持ち前の制球もさえ、無四球。フォークの使い方にも工夫をこらしたマウンドだった。8回85球で西武ニールとの投手戦を終え「こういう我慢比べの状況でしたが、何とか最後まで我慢できたかなと思います」と振り返った。
190センチの長身から投げ下ろす直球は、140キロ少々。130キロ台もある。驚く速さはないが、フォークにスライダーを交え、独特の間で投げ込む。他球団からは「直球とフォークで腕の振りが同じ。打ちづらい」との評価がある。
攻略の難しさは、数字にも出る。セイバーメトリクスの投手評価の重要指標に「WHIP」がある。投手が1イニングあたりに許した走者数を示す。二木の数値は西武戦を終え「0.92」までに下がった。
一般的に先発投手で「1」を切れば、かなり優秀とされる。2日終了時点で、パ・リーグで今季50イニング以上投げた投手は28人おり、二木はその中でWHIPが1位になる。「今最も出塁しづらい先発投手」なのだ。
開幕直後は打ち込まれ、防御率も12.86。2軍でフォーム、主に右足親指の使い方を改善し、一気に安定感を増した。井口監督も「直球が走っているのが1番。自信を持って投げていますし、追い込んでも直球投げられるようになってきている」と成長を喜ぶ。
優勝争いをする首位ソフトバンクにも今季すでに2勝。残り9試合の直接対決を残す中で、逆転優勝へのキーマンの1人になりそうだ。
ロッテ二木康太投手の頼もしさが増している。今季初対戦の西武打線に8回3安打無失点と粘り、ニールとの投手戦を繰り広げた。
「こういう我慢比べの状況でしたが、何とか最後まで我慢できたかなと思います」。白星には恵まれなかったが、6月末には12.86だった防御率も、この日で3.55まで改善した。
延長10回にロッテ3番手沢村が西武メヒアに決勝ソロを浴びた。先発二木が8回3安打無失点の好投をみせたが、打線が援護できず。
首位ソフトバンクとのゲーム差は2に開いた。移籍初黒星の沢村はここ2週間で8度目の登板。9月に巨人からの電撃移籍で入団し、力強く腕を振り続けた。1発を打たれてもなお、防御率は1.86。奪三振率は13.03。井口監督は「中継ぎがいま頑張っているので、そこに託しましたけど、これは投手のせいじゃないと思います」と打線の奮起を期待した。
ロッテは3日の西武戦(ZOZOマリン)で、来場者先着5000人にキシリトールハンドタオルをプレゼントすることを2日、発表した。
3日は「キシリトールスペシャルデー」として実施する。始球式には球団OBの初芝清氏、小林宏之氏が登場する。
ロッテは2日、05年の日本一の関連グッズを販売することを発表した。同日からの西武3連戦(ZOZOマリン)で実施される「70周年チャンピオンシリーズ」の一環で販売される。
ラインアップは復刻レプリカキャップ、フェースタオル、ユニホーム型カーサインなど。マリーンズストアミュージアム店、球団オンラインショップで販売する。
3連戦では05年当時の「誠ユニホーム」を着用する。球団広報室は「いよいよ本日から『誠ユニホーム』を着用しての3連戦となります。05年は本当にチームに勢いがあり、ペナントレース、プレーオフ、日本シリーズ、アジアシリーズと駆け抜けアジア1となりました。この3日間はファンの皆様もグッズを手に、あの時の感動を思い出しながら応援していただきたいと思います」とコメントした。
日本野球機構(NPB)は2日、今季のポスティングシステム(入札制度)の申請期間について検討中とした。
通常なら11月1日から12月5日までだが、新型コロナウイルスの感染拡大でプロ野球の開幕が遅れ、レギュラーシーズン終了は11月初旬、日本シリーズ終了は11月末になる。現状では選手にとって例年より熟慮する時間が少なそうだ。
期間の変更には大リーグ機構(MLB)との協議が必要になるとみられる。
幕張の夜空に高く舞い上がった白球を呆然と見つめた。0−0の10回、ロッテ・沢村拓一投手(32)が、先頭のメヒアに勝ち越しソロを被弾。巨人から移籍後、10試合目の登板で初黒星を喫した。
150キロの速球を完璧に捉えられた打球は、打った瞬間に本塁打と分かる左翼席への一発。9月30日の日本ハム戦(札幌ドーム)での移籍後初失点に続き、得点を許した。
先発の二木が8回無失点と好投したが、打線が終盤に3つの併殺打を重ねて零封負け。井口監督は「(敗戦は)投手のせいではない。(打線が)やるべきことができないので、勝てなかった」と厳しい表情だった。
今回の西武3連戦で、2005年に優勝を飾った年の「誠ユニホーム」を着用。15年ぶりの歓喜へ向けて弾みをつけたかったが、首位・ソフトバンクとのゲーム差は2に。優勝争いの勝負どころで痛恨の2連敗となった。
ロッテは6回以降に塁上をにぎわせながら得点できず、延長10回に沢村がメヒアにソロを浴びた。併殺打やバントミスが響いて0−1で敗れ、井口監督は「やるべきことをできず勝てなかった。投手に申し訳ない」と頭を下げた。
6回無死一、二塁で柿沼が痛恨のスリーバント失敗。続く荻野は遊ゴロ併殺打に倒れた。井口監督は「バントの場面。あそこが全てじゃないですか。しっかりできるように気を引き締めてやっていきたい」と語気を強めた。
ロッテは2日、マリーンズストアにて「70周年チャンピオンシリーズ」の一環として2005年の日本一に関連したグッズの販売を開始した。
同シリーズは球団設立70周年を記念して日本一に輝いた4度のシーズンに焦点を当て、70年間の歩みを振り返るイベントで、本拠地ZOZOマリンでのこの日からの西武3連戦で「2005年誠ユニホーム」を着用して試合に臨む。
今回販売される主な商品は以下の通り。
2005復刻47レプリカキャップ(3300円)、同47PROモデルキャップ(8800円)、フェイスタオル(1400円)、ネーム&ナンバーTシャツ(3500円)、2005年CHAMPIONグッズTシャツ(3500円)、同フェイスタオル(1800円)で価格は全て税込み。
球団広報は「2005年は本当にチームに勢いがあり、ペナントレース、プレーオフ、日本シリーズ、アジアシリーズと駆け抜けアジア一となりました。この3日間はファンの皆さまもグッズを手に、あの時の感動を思い出しながら応援していただきたいと思います」と呼びかけた。
日本野球機構(NPB)は2日、新型コロナウイルス感染を調べるため月に1度行うPCR検査の9月分の結果について、12球団の全選手と監督、コーチ、球団スタッフら2185人と審判員59人のうち、陽性はオリックスの竹安大知投手の1件だけだったと明らかにした。
竹安を除く阪神とオリックスの計6選手は定期検査以外で陽性が判明した。
ロッテ・沢村が0−0の延長10回に登板したが、先頭のメヒアに150キロを左翼席へ運ばれた。巨人から移籍し、10試合目で初黒星。先発・二木が8回3安打無失点と好投し9回は守護神の益田が無失点に抑えて延長戦に入っていた。井口監督は「二木はいい形で投げてくれた。90球近く投げていたので、中継ぎに託した。これは投手のせいではない」と投手陣をねぎらった。
一方で打線は8四死球を選んだが、4併殺と拙攻を連発。指揮官は「6回のバント、あれが全て」と6回無死一、二塁で柿沼が送りバントを決められなかったシーンを指摘した。この日は前回リーグ優勝&日本一に輝いた05年に採用された「誠ユニホーム」を着用して戦ったが、神通力も効かず、痛恨の敗戦で2連敗を喫し、首位ソフトバンクと2ゲーム差となった。
ポスティングシステムの申請期間が見直される可能性が出てきた。従来は11月1日から12月5日が申請期間で、獲得希望球団と申請から30日間交渉できた。今季は新型コロナウイルスの影響でレギュラーシーズン終了が11月8日以降にずれ込み、日本シリーズは第7戦を11月29日に予定。申請期間をずらすことについて日本野球機構は「検討中」と回答した。
また9月の同ウイルスの定期検査数が発表され、12球団と審判員の計2244人が検査を受け、陽性はオリックス・竹安の1人だけ。阪神の浜地ら9人の感染者は9月中旬の定期検査では陰性で、その後に陽性反応を示した。
0−0の延長10回に3番手として登板したロッテ・沢村が巨人から移籍後10試合目で初黒星を喫した。先頭・メヒアに150キロを豪快に左翼席へ運ばれた。
8回無失点の先発・二木を代えて、9回から継投策に出た井口監督も「二木はいい形で投げてくれたと思う。90球近く来ていたので、中継ぎが今頑張っているので託した。これは投手のせいではない」と責めることはなかった。
一方で、8四死球をもらいながら、4併殺と得点できなかった打線には厳しかった。指揮官は「6回のバントの場面、あれがすべて」と指摘。6回の先頭・中村奨が四球で出塁し、藤岡が左前打で続いたが、無死一、二塁で柿沼がバントを3球連続で失敗し、直後に荻野が遊ゴロ併殺に倒れた。
ロッテは先発の二木が8回85球を投げて、3安打無四球無失点の好投も味方の援護がなかった。9回に登板した2番手の益田は無失点で抑えたが、延長10回に3番手の沢村が先頭のメヒアに移籍後初被弾となる10号ソロを浴びて敗戦投手となった。ロッテは2連敗。
西武は0−0の10回に飛び出したメヒアの決勝弾で2連勝。先発のニールが7回106球を投げて、1安打4四球無失点の好投も勝ち負けはつかなかった。ニール降板後は8回は平良が無失点、9回も増田が無失点で抑えて今季3勝目をマークした。10回は4番手で森脇が1点のリードを守り切り今季初セーブをマークした。
ロッテは10月3日の西武戦(ZOZOマリン)を「キシリトールスペシャルデー」として実施し、キシリトールハンドタオルを来場者先着5000人に配布する。配布は全ゲートにて開場時間である正午から開始する。
球団広報室は「当日は初芝清氏と小林宏之氏による始球式などが予定されている球団設立70周年を記念したイベント『70周年チャンピオンシリーズ』も実施しており、さらなる盛り上げとしてキシリトールハンドタオルをプレゼントさせてもらいます。来場の際はぜひゲットしてください」とPRした。
ロッテはマリーンズストアで10月2日から「70周年チャンピオンシリーズ」の一環として2005年の日本一に関連させたグッズを販売する。
05復刻'47レプリカキャップ(3300円)、05復刻'47PROモデルキャップ(8800円)フェイスタオル(1400円)。ネーム&ナンバーTシャツ(3500円)など。
なお、10月2日から4日の西武戦(ZOZOマリン)では05年の日本一を記念してマリーンズは「05年誠ユニホーム」を着用してプレーする。
球団広報室は「いよいよ本日から誠ユニホームを着用しての3連戦となります。05年は本当にチームに勢いがあり、ペナントレース、プレーオフ、日本シリーズ、アジアシリーズと駆け抜けアジア一となりました。あれがら15年も経ったとは思えないほどつい最近に感じます。この3日間はファンの皆様もグッズを手に、あの時の感動を思い出しながら応援していただきたいと思います」とPRした。
1球に泣いた。左翼手・岡が打球を追うのをやめると、マウンドの沢村はあ然と左翼席を見つめた。0−0の延長10回に登板した沢村が、先頭のメヒアに対して投じた2球目だった。外角真ん中に入った150キロのストレートを豪快に振り抜かれ、打球は左翼スタンド中段へ。移籍後10試合目にして初めて浴びた一発が両軍唯一の得点となり、沢村は移籍後初黒星を喫した。
先発・二木が西武打線を8回3安打無失点。9回は抑えの益田。しかし、新セットアッパーの沢村が9月30日の日本ハム戦(札幌D)での移籍後初失点から2試合連続での失点となった。
だが、井口監督は「ピッチャーのせいではない」と振り返った。この日は球団設立70周年を記念したイベントで、日本一に輝いた05年の「誠ユニホーム」を着用した。それ以来、15年ぶりのリーグ制覇へ、伝説のユニホームに力を借りたいところだったが、打線は5回までノーヒットで、わずか3安打。6回無死一、二塁で柿沼がスリーバント失敗し、続く荻野が遊ゴロ併殺打。指揮官は「あそこ(バント失敗)が全てじゃないですかね」と表情を曇らせた。
8四死球を奪うも今季最多の4併殺を喫し、7度目の零封負け。首位・ソフトバンクとは2ゲーム差に広がり、井口監督は「やるべきことをできずに勝てなかった。もっと練習しなきゃと思う」と気を引き締め直した。
不用意な1発だった。両軍無得点の延長10回、ロッテのマウンドにあがったのは沢村拓一投手(32)だ。守護神・益田が9回に登板し、その後に3番手で登板。2球目だった。先頭のメヒアに150キロのストレートを豪快に振りぬかれた。ぐんぐん伸びる打球は左翼手・岡も追うのを止めるほど。そのまま大歓声のレフトスタンドへと飛び込んだ。延長10回でまさかの1発を浴び、先制点を献上。移籍後10登板目での初被弾に悔しい表情を隠しきれない沢村だったが、続く栗山、スパンジェンバーグをスプリットで二ゴロに抑え、2死から山川を147キロのスプリットで空振り三振に仕留め、マウンドを降りた。
試合はそのまま0−1で敗れて、沢村は移籍後初黒星を喫した。
豪腕が1球に沈んだ。セットアッパーのロッテ・沢村が巨人からトレード移籍後、10試合目の登板で初被弾&初黒星。チームは痛恨の2連敗を喫した。
0−0の延長10回。名前がコールされると本拠地に大きな拍手が起こった。気合も十分だった。先頭のメヒアに1ボールから渾身の力を込めて150キロ直球を投じたが…完璧に捉えられ、高々と舞い上がった打球は左翼席に消えた。打球の方向に視線を送った右腕は、厳しい表情を浮かべ、マウンドで凍りついた。
それでも井口監督は「中継ぎが今、頑張っている。そこに託しました。これはピッチャーのせいじゃない」と責めなかった。先発・二木が8回を無失点に抑え、9回に守護神・益田を投入。3番手でマウンドに上がった沢村が想定外の決勝アーチを浴びたが、投手陣は奮闘した。
阪神を倒して日本一に輝いた05年から採用された「誠ユニホーム」を復刻させた一戦。首位・ソフトバンクとのゲーム差は2に広がったが、残り30試合、懸命に追っていく。
ロッテが痛恨の2連敗を喫し、首位ソフトバンクとのゲーム差が2に広がった。
打線が沈黙した。延長10回まで戦い、完封負け。3安打ながらも8四死球と出塁はしたが4併殺打も響き、本塁が遠かった。井口監督は、険しい表情を浮かべて「チャンスはあった。やるべきことができないで勝てなかった。もっと練習しないといけない」と苦言を呈した。
投手陣は奮闘した。先発・二木が8回を無失点に抑え、9回に守護神・益田を投入。3番手でマウンドに上がった沢村が、延長10回にメヒアに決勝アーチを食らった。沢村は巨人からトレード移籍後、10試合目の登板で初被弾&初黒星。自身が登板した2試合連続で失点を喫した。
だが指揮官が、投手陣を責めることはなかった。「中継ぎが今、頑張っている。そこに託しました。これはピッチャーのせいじゃない」とはっきりとした口調で語った。打線が拙攻を繰り返しただけに「ピッチャーに申し訳ないかなと思います」と厳しい表情を浮かべた。
これ以上、宿敵のソフトバンクに差を広げられる訳にはいかない。井口監督は「明日から引き締めてやっていきたい」とナインに奮起を促すように語った。
ロッテが延長の末に敗れ、2連敗。沢村拓一投手が決勝弾を浴び、移籍後初黒星を喫した。
厳しい表情で打球を見送った。沢村は0−0の10回から登板。先頭メヒアに1ボールからの150キロの直球を仕留められ、左翼席へ運ばれた。
巨人から移籍後、8試合連続で無失点に抑えていたが、9月30日の日本ハム戦に続き、2戦連続の失点となった。
打線は西武ニールの前に沈黙し、力投の二木を援護できず。粘り強く接戦に持ち込んだが、痛い黒星となった。
巨人からトレードで移籍した沢村拓一投手が、0−0の延長10回に登板。移籍後、10試合目の登板で初めて本塁打を浴びた。
先頭のメヒアに1ボールから投じた2球目だった。渾身の力を込めた150キロ直球を左翼スタンドに豪快に運ばれた。右腕は打球の方向を見つめ、勝ち越しを許しただけに厳しい表情を浮かべた。沢村は、登板した2試合連続で失点を喫した。
ロッテは2日、ZOZOマリンスタジアムで行われる3日の西武戦(14時試合開始)を「キシリトールスペシャルデー」として実施し、キシリトールハンドタオルを来場者先着5000人に配布すると発表した。配布は全ゲートにて開場時間である12時から開始する。
ロッテ広報室は「当日は初芝清氏と小林宏之氏による始球式などが予定されている球団設立70周年を記念したイベント『70周年チャンピオンシリーズ』も実施しており、さらなる盛り上げとしてキシリトールハンドタオルをプレゼントさせてもらいます。来場の際はぜひゲットしてください」とPRした。
ロッテ・井口資仁監督が2日、戦列離脱中のフランク・ハーマン投手の故障が順調に回復していると明かした。
助っ人は、9月16日に「右手第2指伸筋腱損傷」で出場選手登録を抹消されたが、既にキャッチボールを再開。指揮官は「もうスローイングのOKが出ている。後は、どれだけ上げていけるかだと思います」と説明した。
今後は2軍で実戦登板をする見通し。「しっかりと調整しないといけない。(今季の)最後には合流できると思いますし」と語った。今季セットアッパーを担ったハーマンが復帰すれば現状の唐川、沢村、益田を加えリーグ屈指の勝利の方程式が確立されそうだ。
ロッテは、2日からマリーンズストアにて「70周年チャンピオンシリーズ」の一環として2005年の日本一に関連させたグッズを販売すると発表した。
「70周年チャンピオンシリーズ」は、球団設立70周年を記念して日本一に輝いた4度のシーズンに焦点を当て、70年間の歩みを振り返るイベント。なお2日から4日の西武戦(ZOZOマリンスタジアム)では、2005年の日本一を記念してマリーンズは「2005年誠ユニホーム」を着用してプレーする。
商品の詳細は以下の通り。
※サイズや対象選手等詳細、その他商品については球団公式ホームページまで。販売はマリーンズストアミュージアム店にて2日13時から開始した。マリーンズオンラインストアでも全商品を販売する。
ロッテ広報室は「いよいよ本日から誠ユニホームを着用しての3連戦となります。05年は本当にチームに勢いがあり、ペナントレース、プレーオフ、日本シリーズ、アジアシリーズと駆け抜けアジア一となりました。あれから15年もたったとは思えないほど、つい最近に感じます。この3日間はファンの皆さまもグッズを手に、あの時の感動を思い出しながら応援していただきたいと思います」とPRした。
昨年のドラフト会議からまもなく1年になろうとしています。あっという間。まさにそんな気持ちです。
あの時、緊張はしておらず、どこに行くのかなあという楽しみな気持ちでした。あれから1年。プロの試合ではまだ投げていませんが、心も身体も成長していると実感しています。
実は身長も伸びました。これまでは190センチだったのですが、この前、測ってみると192センチになっていました。自分でもビックリでした。マリーンズに入ってから身体強化と成長に重点を置き、栄養にも気をつけながらいろいろなことに取り組んでいる結果かなあと思っています。とても嬉しかったです。
そう思うと勉強をしながら野球をしていた日々が今やもう信じられません。午後4時ぐらいまで授業をして、その後に練習。テスト期間もある。今こうやって朝から夜まで野球中心で、精いっぱいやっている日々が普通になってしまうと、たった1年前であるのに学業と両立していたのが遠い昔のように感じます。
こんなにプロ野球を見たのも初めてだと思います。先輩方がプレーをしている姿を見て、やっぱり野球は奥が深く面白いなあと改めて思いました。
ドラフトからここまであっという間だったように、ここから1年後もきっとあっという間に過ぎると思います。目標に向かって真っ直ぐ進むことはもちろん大事ですが、前進と後退を繰り返しながらも少しだけでも前に進むことのできる、そんな人間でありたいと思います。
完璧な人間なんていませんので後退をすることもありますし、そもそも後退をすることも成長をする上でとても大切なことだと思います。もちろん、なかなかそこまで達観した気持ちになることはできず、どうしても最短で目標に向かいたいとは思ってしまいますが、失敗する自分もしっかりと受け止め、充実した日々を過ごしていければと思います。
今、チームが優勝争いをしています。ですが自分自身はそんなチームをグラウンドの外から見ている状態で生ではその緊張感を経験できていません。
来年のこの時期にはマウンドで優勝争いに貢献できる投手でありたいと思います。そのためにも今はしっかりと体作りをして心も磨き目標に向かってしっかりと頑張ります。