わたしはかもめ2020年鴎の便り(10月)

便

10月6日

千葉ロッテ0−3オリックス(ZOZOマリン)

オリックスが快勝した。3回に小田の今季初本塁打とT−岡田の適時打で2点を先制し、4回には大下の適時打で1点を加えた。山本は8回を散発2安打で無得点に抑え8勝目を挙げた。ロッテは打線が三塁すら踏めなかった。

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オリックス0021000003
千葉ロッテ0000000000

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#コロナに負けるな千葉ロッテ、非常事態でも前に[ニッカン]

◇#コロナに負けるな千葉ロッテ

ロッテは6日、荻野貴司外野手(34)藤岡裕大内野手(27)ら選手7人を含む11人が、PCR検査で新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。4日判明分を含め計13人。濃厚接触者認定も4選手という非常事態だ。この日は緊急昇格のドラフト3位・高部瑛斗外野手(22)を1番打者で起用も、オリックスに2安打完封負け。大変な状況だが、ソフトバンクとの優勝争いは待ってくれない。前を向いて戦う。


主力の名が連なった。陽性判定を受けたのは荻野、藤岡の他に清田育宏(34)角中勝也(33)菅野剛士(27)の外野手3人と鳥谷敬(39)三木亮(28)の内野手2人。走塁部門などを担当する伊志嶺翔大コーチ(32)とスタッフ3人の合計11人となった。スタッフ1人に熱などの症状があるものの、選手達は無症状と発表された。

4日には岩下大輝投手(24)とスタッフ1人が陽性判定。9月末からの札幌遠征時の移動便で、岩下と座席が近かった山本大貴投手(24)東妻勇輔投手(24)小野郁投手(23)和田康士朗外野手(21)の4人が濃厚接触者の認定を受けた。選手12人が登録抹消され、自宅療養に入った。

松本尚樹球団本部長(50)は「一生懸命(対策を)やっていた。謝る必要はない」と選手達を守った。それでも井口資仁監督(45)のもとに、選手達から戦線離脱を詫びるメッセージが届いた。「1日でも早く元気になって戻って欲しい」と返信。「彼らは家族のフォローもしなくちゃいけないので、そのへんも含めて頑張ってくれと伝えました」。

マーティンは“ファミリー”と表現する。全員で戦った3ヶ月半があるからこその2位。遊撃と外野を中心に、11選手が緊急昇格。主力離脱は手痛いが「逆に言えば、若い選手には非常にチャンスでもあります」と指揮官。ルーキー高部を1番打者に抜擢した。

2軍では打率3割6分8厘をマークするが、4打数3三振。1軍は甘くなかったが指揮官は「どんどん使っていきたい」と言う。藤原ら出場機会がなかった緊急昇格組の姿も見ていた。「声を出し、色々な準備をやってくれている。チャンスがあればみんなに与えたい」。

ここまでの快進撃を支えてきた縁の下の力持ち達が、療養に入る。まだ経験はなくとも、若手が代役で光ることが逆転Vへの道だ。「優勝争いで試合に出られるのは非常にいい経験。チャンスに変えて欲しい」と井口監督は願う。今のメンバーでの1勝が早く欲しい。

感染拡大防止特例2020(通称・特例2020)
新型コロナウイルスの感染者や濃厚接触者などが出た場合、影響を最小限に抑えてシーズンを円滑に進行させるため柔軟に選手を入れ替えられるようにする今季限りの特例。感染やその疑い(選手及び家族)、発熱があったり、濃厚接触者となった場合、特例2020対象の出場登録抹消選手として公示し、代替選手を指名できる。登録抹消選手は、規定の10日間を経ずに再登録可能。

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◇#コロナに負けるな千葉ロッテ

ロッテは6日、荻野貴司外野手(34)藤岡裕大内野手(27)ら選手7人を含む11人が、PCR検査で新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。前日判明分を含め計13人。濃厚接触者認定も4選手という非常事態だ。この日は緊急昇格のドラフト3位・高部瑛斗外野手(22)を1番打者で起用も、オリックスに2安打完封負け。大変な状況だが、ソフトバンクとの優勝争いは待ってくれない。前を向いて戦う。


ロッテが新たなコロナ禍に見舞われた6日、ツイッター上で「#コロナに負けるな千葉ロッテ」のハッシュタグがあふれ、トレンドの国内1位にも入った。タグを作った千葉県在住の女性は、日刊スポーツの取材に「岩下選手の感染で不安な気持ちでいっぱいになり、26番目の選手である私達ファンも何かできないかと思いました。私達ファンの心の中にある希望や選手への思い、今後の不安も全て、このタグに乗せてたくさんの人と共有していけたらと思っています」と明かした。願いを込めたハッシュタグはすでに、井口監督をはじめ球団関係者も認知している。

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ロッテ高部プロ初出場、3三振に「結果受け止め」[ニッカン]

ロッテのドラフト3位・高部瑛斗外野手(22=国士舘大)が「1番左翼」でプロ初出場初スタメンを果たした。「思ったよりは緊張しませんでしたが、守備についた時に緊張感を覚えました」と振り返った。

2軍では今季、56試合で打率は3割6分8厘。9月に限れば同4割3分1厘と、自慢のバットコントロールで安打を量産してきた。9月25日には1軍練習に参加。井口監督から「いつ呼ばれてもいいように準備しておいてくれ」と声を掛けられるほど、好調をキープしてきた。

ただ、1軍の壁は高く、この日は4打数3三振。オリックス山本からは見逃し三振2つと遊ゴロに終わった。「今日は安打が出ませんでしたけれど、いい投手と対戦できたことをプラスに捉えて、今日の結果をしっかり受け止め、次はしっかり打てるようにしたいです」と前を向いていた。

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ロッテ石川粘投も4敗「直球思い通りに投げられず」[ニッカン]

ロッテ石川歩投手がオリックス山本との投げ合いに敗れた。

やや球が浮いた3、4回にそれぞれ3安打を浴び、計3失点。それでも7回まで粘り、救援陣の負担を減らしたが「今日は思い通りの直球を全然投げることができませんでした。相手投手が山本君だったので、最少失点でいきたかったです」と悔やんだ。

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ロッテ急遽昇格の若手らに井口監督「今後も使う」[ニッカン]

コロナ禍に見舞われたロッテが、2安打完封負けを喫した。

オリックス山本に8回2安打無得点。井口資仁監督(45)は「もちろん良い投手とは分かっているので、積極的にどんどん振っていましたし、そこで安打が出なかった」と振り返った。

この日正午すぎ、球団は荻野貴司外野手(34)藤岡裕大内野手(27)ら選手7人を含む11人が、PCR検査で新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。4日判明分を含め計13人。濃厚接触者認定も4選手という非常事態だ。

2軍から11選手が緊急昇格した。その中の1人、ドラフト3位・高部瑛斗外野手(22)をさっそく「1番左翼」で起用も、4打数3三振とプロ初出場初スタメンで結果を出すことはできなかった。井口監督は若手達について「今後もどんどん使っていきたい」と話した。

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ロッテはクラスター認定受けず、感染防止さらに強化[ニッカン]

日本野球機構(NPB)はロッテの11人の感染を受けて6日、臨時実行委員会を開催し、情報を共有して試合の挙行と感染防止強化を確認した。

井原敦事務局長は挙行に「保健所の(事業を止める必要はないという)ご判断に従ったということです」と説明した。

保健所からクラスターの認定は受けず、現状では球界初の事態は避けられた。「(発生で)決めていることはありませんが(Jリーグの)鳥栖の例で分かる通り、2週間のチーム団体としての活動の休止になると思われます。保健所の判断ですので」。クラスターが起きれば、長期にわたり、チーム運営に多大な影響が出ることになる。

これまでも球界を挙げて感染防止に努めてきたが、さらに強化する。5日のJリーグとの新型コロナウイルス対策連絡会議で疫学の専門家を招いた。9月下旬から9人の感染者を出した阪神のケースを調査するが、今回のロッテも加わる。新たな強化策として、一部球団は広範囲で選手と関わるトレーナー、通訳らスタッフのPCR検査の頻度を増やすことも検討中。「これだけの備えをして、選手1人1人が自覚を持っていたにも関わらず、こういう状況が続くというのは、やはり恐ろしいウイルスであると受け止めています」と話した。

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ロッテ2軍戦は中止「チーム編成が困難なため」[ニッカン]

6日に予定されていたイースタン・リーグ公式戦ロッテ対DeNA(ロッテ浦和球場)は中止が決定した。

NPBは「千葉ロッテ球団において、複数の選手が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、チーム編成が困難なため」と説明。7日、8日のDeNA戦、さらに9日からの巨人3連戦(ジャイアンツ球場)も中止が決まった。

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NPBが臨時実行委、ロッテから感染拡大の概要説明[ニッカン]

日本野球機構(NPB)は6日、ロッテで新型コロナウイルス感染者が複数判明したことで、臨時実行委員会を開いた。

ロッテからは事例の概要説明と保健所の判断の説明があり、5日の実行委員会で確認した通りロッテ−オリックス(ZOZOマリン)を開催することが確認した。

また、各球団さらなる感染拡大の抑止に努めることを確認。井原敦事務局長はある球団の取り組みとして「複数の選手と接触可能性のあるスタッフや通訳はPCRの頻度を上げている」と紹介した。

先月の阪神の事例とロッテの事例について疫学の専門家に解析してもらい、今後に役立てることも確認された。

今回のロッテの件に関してはクラスターと認定されずに済んだが、保健所からクラスターと認定された場合、Jリーグの鳥栖が2週間のチーム団体の活動停止となった例がある。

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1番左翼高部、遊撃は茶谷、渦中ロッテスタメン発表[ニッカン]

選手ら11人の新型コロナウイルス感染を受け、ロッテのスタメンが大きく変更した。オリックス19回戦のスタメンは以下の通り。

4日までの西武3連戦(ZOZOマリン)で「1番中堅」に入っていた荻野貴司外野手(34)に代わり、2軍で打撃好調のドラフト3位・高部瑛斗外野手(22=国士舘大)が「1番左翼」が抜てきされた。プロ初1軍で、初スタメンとなる。

打撃好調で西武3連戦では3番打者で起用された菅野剛士外野手(27)に代わり、ドラフト2位・佐藤都志也捕手(22=東洋大)が8番DHに入った。

遊撃手として今季86試合でスタメン出場した藤岡裕大内野手(27)の代役には、茶谷健太内野手(22)が起用される。スタメン出場は今季2度目となる。

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ロッテを救えるか、藤原ら緊急昇格打者達の今季[ニッカン]

ロッテは6日、選手7人を含む11人が、新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。7選手は「特例2020対象選手」として、出場選手登録を抹消される。

代わりに、6日のオリックス戦(ZOZOマリン)を前に、11選手が1軍に合流した。特に外野手、遊撃手の穴は大きく、若手野手に期待が集まる。

ドラフト3位・高部瑛斗外野手(22=国士舘大)は2軍で好調を維持してきた。56試合で打率は3割6分8厘。9月に限れば同4割3分1厘と、自慢のバットコントロールで安打を量産している。9月25日には1軍練習に1日参加。その動きの良さに、井口監督からは「いつ呼ばれてもいいように準備しておいてくれ」と声を掛けられていた。

藤原恭大外野手(20)は今季、2軍では不動の1番打者として58試合に出場。75三振は目立つが、フルスイングを貫き、鋭い打球も多い。14盗塁もマーク。大阪桐蔭で甲子園春夏連覇し、2年目は2軍で英才教育を受けてきた。8月末のオンライン取材では、来季に向け「外野で何番でもいいので、1軍の投手と対戦して結果を残せるように」とすっかり日焼けした顔で思いを話していた。

遊撃手では、茶谷健太内野手(22)にかかる期待が大きい。昨秋に支配下選手登録を受け、今季は開幕1軍入り。19試合出場と出番は少なかったが、7月26日の西武戦(メットライフドーム)では遊撃でスタメン出場するなど、経験を重ねた。帝京三(山梨)時代は投手で、スローイングの強さには定評がある。

ドラフト5位・福田光輝内野手(22=法大)は約3ヶ月ぶりの1軍昇格になる。思い切りのいいスイングを買われて開幕1軍入り。3番でのスタメン出場もあったが、打撃の安定感を高めるため2軍調整へ。直近では三塁起用が多いものの、内野の全ポジションを守ることができる。

同じように複数ポジションを守れる松田進内野手(26)と西巻賢二内野手(21)も昇格。西巻は、同じく1軍合流の宗接唯人捕手(26)同様、2軍ではシーズン中盤から調子を上げてきている。

若手ではないが、プロ15年目の細谷圭内野手(32)も今季初の1軍だ。若手に出番を譲りつつあるが、9月16日の日本ハム戦(鎌ケ谷)では4打数4安打するなど、持ち前の爆発力が発揮されれば、チームに新たな勢いをもたらすことができる。内野手登録だが、2軍では外野守備の機会も増えてきた。

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ロッテ藤原恭大ら昇格「若い選手にチャンス」監督[ニッカン]

ロッテ井口資仁監督(45)は6日、荻野貴司外野手(34)ら選手7人が新型コロナウイルス陽性判定で離脱することを受け、報道陣に対応。「球団を含めて我々が最善の形で対策をする中で起こってしまい、主力が抜けるのは優勝争いをしている中で非常に残念ではありますが、逆に言えば若い選手にも非常にチャンスでもあります。彼らも優勝争いで出られるのは非常にいい経験になると思います」と期待を寄せた。

以下11選手が出場選手登録される。ホセ・フローレス投手(31)佐々木千隼投手(26)成田翔投手(22)宗接唯人捕手(26)松田進内野手(26)細谷圭内野手(32)福田光輝内野手(22)茶谷健太内野手(22)西巻賢二内野手(21)高部瑛斗外野手(22)藤原恭大外野手(20)。

また、古谷拓郎投手(20)も練習に合流。根元俊一2軍内野守備走塁コーチ(37)も1軍ベンチに入る。

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ロッテ選手は無症状、感染経路分からず/一問一答[ニッカン]

ロッテは6日、球団関係者全員に実施したPCR検査の結果、選手ら11人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことを発表した。

これを受け、松本尚樹球団本部長(50)が同日午後、ZOZOマリンで報道陣に対応した。以下、主な質疑応答。

≫陽性判定された11人の体調は。
松本本部長
「1人のスタッフは席や熱がある。選手に関しては無症状です。元気です。現在は自宅待機しています。」
≫感染経路は。
松本本部長
「保健所の方としっかり話をしたんですけれど、感染経路は全く分からないと。そういう状況です。」
≫阪神での感染は会食が原因だった。ロッテの会食ルールは。
松本本部長
「ビジターでは外出禁止の時もありますし、時には『4人以内、部外者とはダメ』とか。会食OKの時はルールを徹底していました。それを破ったことはありません。」
≫9月末〜10月1日の札幌遠征での会食ルールは。
松本本部長
「4人以内、部外者はダメ、だったんですけれど、誰1人(外食に)行っていないです。ビジターのホテルでの食事も、向かい合っての食事は1度もなく、ずっと横一列で食べていた。そういった中でこういうことになるので、恐ろしいウイルスだということを改めて感じました。」
≫隔離期間は。
松本本部長
「陰性が続けば、早ければ1週間くらいで終わる可能性もありますよね。人によって違うかもしれないですけど。選手に関しては症状が出ていないので、極力早く復帰できるのかなと思っています。濃厚接触者は2週間。最後に岩下に会ったのが1日なので、あと10日間という感じです。」
≫今後の試合でのルールは。
松本本部長
「手洗い、うがい、消毒、ロッカーでは常にマスク。対策は本当に徹底してきたんです。もう1段階ということで、試合中に控え選手やランナーコーチもマスクをしようと。そこまで徹底してやらないと、何が起こるか分からない怖さを知りましたので。」
≫陽性判定を受けた選手らへのメッセージは。
松本本部長
「一生懸命(対策を)やってきて、こればかりは。申し訳ありませんと謝る必要もないし、1日も早く回復して現場に戻ってきて欲しいということは伝えました。」
≫千葉市からのクラスター認定は。
松本本部長
「されていません。」

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柔軟な選手入れ替え可能/感染拡大防止特例2020[ニッカン]

ロッテは6日、1軍全選手、首脳陣、関係職員のPCR検査(4日午後受診)の結果を発表した。

選手ら11人が新型コロナウイルスの陽性と判定された。

2軍の全関係者が受けたPCR検査(5日実施)の結果は、全員が「陰性」と判定された。

6日のオリックス戦(ZOZOマリン)は予定通り行われる。

感染拡大防止特例2020
新型コロナウイルスの影響を最小限に抑えてシーズンを円滑に進行させるため、感染者や濃厚接触者などが出た場合に柔軟に選手を入れ替えられるようにする今季限りの特例。感染やその疑い(選手及び家族)、発熱があったり、濃厚接触者となった場合、特例2020対象の出場登録抹消選手として公示し、代替選手を指名できる。

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ロッテ鳥谷、角中、清田ら新たに11人がコロナ陽性[ニッカン]

選手ら11人が新型コロナウイルスの陽性と判定された。荻野貴司(34)清田育宏(34)角中勝也(33)菅野剛士(27)の外野手4人と、鳥谷敬(39)三木亮(28)藤岡裕大(27)の内野手3人。さらに走塁部門などを担当する伊志嶺翔大コーチ(32)と、チームスタッフ3人の計11人。

4日に陽性判定を受けた岩下大輝投手(24)とチームスタッフ1人を合わせ、合計13人が療養に入ることになる。

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ロッテ2軍戦中止、6日午後にPCR検査結果を発表[ニッカン]

今日6日に行われる予定だったイースタン・リーグ公式戦ロッテ対DeNA12回戦(ロッテ浦和球場)の中止が決まった。

ロッテは4日に1軍全関係者、5日に2軍全関係者のPCR検査を行っており、6日午後に検査結果を正式発表する見込みとなっている。

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9・19に観客数上限を50%に/球界のコロナ経過[ニッカン]

ロッテは6日、1軍全選手、首脳陣、関係職員のPCR検査(4日午後受診)の結果を発表した。

選手ら11人が新型コロナウイルスの陽性と判定された。荻野貴司(34)清田育宏(34)角中勝也(33)菅野剛士(27)の外野手4人と、鳥谷敬(39)三木亮(28)藤岡裕大(27)の内野手3人。さらに走塁部門などを担当する伊志嶺翔大コーチ(32)と、チームスタッフ3人の計11人。

また、4日に陽性判定を受けた岩下大輝投手(24)の濃厚接触者として、山本大貴投手(24)東妻勇輔投手(24)小野郁投手(23)和田康士朗外野手(21)の4人が認定された。

2軍の全関係者が受けたPCR検査(5日実施)の結果は、全員が「陰性」と判定された。6日のオリックス戦(ZOZOマリン)は予定通り行われる。

◇プロ野球新型コロナウイルスを巡る主な経過

2月26日
オープン戦の残り試合を無観客で実施すると決定。
3月9日
3月20日の開幕延期を決定。
26日
阪神藤浪がPCR検査を受け、NPB球団所属選手初の陽性判定。
27日
阪神伊藤隼、長坂も感染。
4月5日
阪神伊藤隼が退院。7日に藤浪、8日に長坂も退院。同24日から自主練習を再開。
17日
セ、パ交流戦の中止を決定。
5月11日
オールスターゲームの中止を決定。
6月3日
巨人が5月末のPCR検査などで坂本、大城が陽性判定と発表。2人とも正常値からわずかに外れた「微陽性」だったため、12日に退院。翌13日から練習を再開。
6月19日
当初から3ヶ月遅れでシーズン開幕。当面は無観客試合に。
7月10日
上限5000人で観客を受け入れ。
8月1日
ソフトバンクは長谷川の陽性判定を発表。翌2日の西武戦を中止に。
3日
ソフトバンクの1軍スタッフの陽性が判明。4〜6日の2軍広島戦が中止に。
9月4日
長谷川がファームの練習に合流。
12日
日本ハムが飯山内野守備コーチの陽性判定を発表。
19日
観客数の上限を各球場の50%以内まで引き上げ。
23日
オリックスが左沢の陽性を発表。翌24日には竹安も陽性判定。
24日
阪神浜地が陽性判定。
25日
阪神の岩貞、馬場、糸原、陽川の4選手とチームスタッフ2人が陽性判定。岩崎と小川は濃厚接触者として判断された。岩貞、糸原、陽川と19日に会食していた福留、江越、木浪、小林は球団が独自に濃厚接触者と同様に扱うと決定。
10月4日
ロッテ岩下と1軍チームスタッフ1人がPCR検査を受け陽性判定。

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デーブ大久保氏、ロッテ監督の立場になると「難しい」超え「恐ろしい」[サンスポ]

本紙専属評論家の大久保博元氏(53)がロッテの今後を展望。2015年に楽天を指揮した監督経験者は、若手の躍動に希望を見いだしながらも、厳しい戦いを予測した。

ロッテの監督の立場になって言わせてもらう。とても戦える状態ではない。

「控え組と2軍の選手がいる。彼らもプロではないか」と思うかもしれない。それはあくまで、ファン心理。専門家としては厳しいとか、難しいというレベルを超えて、恐ろしい!無理!!そう叫びたくなる。

感染者の復帰まで、早くて1週間。その間だけ切り取ってみても、9〜11日には首位ソフトバンクと3連戦。何というタイミングの悪さか。

パにはクライマックスシリーズがあるとはいえ、ここまで食らいついてきた以上、優勝したい。それがプロの、現場の人間の本能だ。

救いがあるとしたら、現代の若手の特性。コンプライアンス面が最重視され、怒られながら育ってきていない点か。

我々の現役時代は1軍で打席に立つことはチャンスというより、むしろピンチ。結果が悪いと怒られる。2軍に落とされる。萎縮せざるをえなかった。今の選手は、結果で怒られることがない分、緊張もしない。文字通りにチャンスを、生かしてくれるかもしれない。そこに希望を見いだせる。

ただし、「希望」の後にはやはり「的観測」がつきまとう。未知数は、どこまでいっても未知数。希望的観測では確実な計算は立てられない。例えるなら、ステーキ店に上質の肉がなく、サイドメニューで我慢してもらうようなもの。どれだけ優秀なシェフでも、看板は守れないだろう。

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ロッテがV争い窮地…計13人コロナ感染、22人入れ替え[サンスポ]

ロッテは6日、新たに鳥谷敬内野手(39)、荻野貴司外野手(34)ら1軍の7選手が新型コロナウイルスに感染したと発表した。4日に感染が判明した岩下大輝投手(24)らと合わせ、球団内で計13人の大量感染者を出す緊急事態となった。6日のオリックス19回戦(ZOZOマリン)では計22選手の入れ替えを断行して臨んだが、0−3で零敗。残り27試合、優勝争い終盤で大幅な戦力ダウンは避けられない情勢だ。

15年ぶりのリーグ優勝を目指すロッテが窮地に立たされた。

4日に岩下らが新型コロナウイルスに感染したことを受けて、同日に1軍の首脳陣、選手ら計78人、5日に2軍の計73人にPCR検査を実施した結果、新たに1軍7選手に陽性判定が出た。

選手以外にも、1軍で伊志嶺コーチとチームスタッフ3人の感染も判明。2軍関係者は全員陰性だったが、1軍で計13人の集団感染となった。また、岩下の濃厚接触者として9月28−10月2日の札幌遠征で機内の座席が近くだった1軍4選手が特定され、感染7選手とともに出場選手登録を抹消された。

非常事態を受け、松本尚樹球団本部長が会見。ロッテでは毎月実施しているPCR検査が9月分は同24、26日に実施され、1、2軍の計161人が陰性だった。それだけに戸惑いを隠せない。同部長は「感染経路は不明。感染した選手全員が無症状で自宅待機しています」と説明した上で、「ウチとしては徹底した感染防止策は取ってきた。だからこそ、コロナの怖さを改めて感じた」と話した。

ロッテでは手洗い、うがい、消毒の徹底に加え、ロッカーでもマスク着用を義務付けてきた。また、遠征時の外出についても各地の感染状況を考慮しながらルールづくりをしてきた。前回の札幌遠征では「部外者を含まない4人以内の外食は可」としていたが、感染者の中に外出した選手はいなかったという。

現時点で新たに感染した11人の行動履歴を調査(PCR検査摂取から48時間前以降の記録)した結果、全員が2−4日ともにZOZOマリンへの車での移動、練習、試合参加以外の外出記録はなく、11人の濃厚接触者はいないとの見解だ。

6日のオリックス戦は「管轄の保健所からクラスター(感染集団)とは認定されなかった」(松本本部長)として、計22人の選手を入れ替えた上で開催された。陽性者の復帰までのメドは早ければ1週間ほどと見込んでいるが、優勝争いの佳境で大量感染者が出たことで戦力ダウンは計り知れない。

特に深刻なのが野手陣で、新たに感染が判明した7選手全てが野手。特にリードオフマンの荻野、3番打者の菅野、内野の要である遊撃手の藤岡の離脱は手痛い。

さらに角中、清田は代打、和田、三木は代走の切り札。鳥谷はチームの精神的支柱でもある。また、9日からの首位・ソフトバンクとの3連戦に向けて、二木、岩下、美馬を予定していた先発ローテーションも再編を迫られる。

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コロナショック…ロッテ、わずか2安打で零敗、緊急昇格3人も沈黙[サンスポ]

コロナショックを勝利で払拭することはできなかった。ロッテは6日、オリックス19回戦(ZOZOマリン)で打線がわずか2安打に抑え込まれ、0−3で敗れた。昨年から続く本拠地でのオリックス戦での連勝も11でストップ。首位・ソフトバンクも敗れたため、2ゲーム差は変わらないが、今後の厳しい戦いを予感させる零敗だった。

試合時間2時間27分での“泣き面に蜂”の完敗。“1軍半”の打線がわずか2安打、三塁すら踏めなかった。それでも、井口監督は努めて明るく振る舞った。

「優勝争いをしている中で主力が抜けることは非常に残念だが、若い選手にとってはチャンスだし、いい経験になる。ピンチをチャンスに変えて欲しい」。

1軍選手の新型コロナウイルス集団感染で、計22選手を入れ替えて臨んだ一戦。荻野、菅野、藤岡のレギュラー3人を欠く中、2軍から緊急昇格した選手を即スタメン起用した。1番にプロ初出場となる高部、9番に茶谷。しかし、高部が3三振、茶谷は1打席目に三振を喫して交代。途中出場した福田光も2打数無安打で、3人で計7打数無安打に終わった。オリックス先発は防御率、奪三振の2冠を独走する山本とはいえ、チームは山本との今季過去2試合では対戦打率.311(45打数14安打)と攻略に成功していた。

ZOZOマリンは5日に球場内が入念に消毒され、さらにこれ以上の感染者を増やさないため、球団は控え選手や一、三塁の各ベースコーチに試合中のマスク着用を新たに指示した。その中で今季9戦全勝だった本拠地でのオリックス戦に零敗を喫した。

指揮官が自身のPCR検査結果、そして選手の集団感染を知らされたのは5日深夜。「最善の感染防止策を取ってきた中でのことなので仕方ない。彼らには1日も早く元気になっって欲しい」と話した。この日の朝には鳥谷ら陽性者からLINEなどで「申し訳ない」と連絡があったという。

残り27試合で、首位・ソフトバンクとは2ゲーム差。9試合の直接対決を残す。井口監督は「現状いる選手でやるしかない。これ以上、(感染者が)増えなければ、今戦っているメンバーでまたいけると思う」と、自らに言い聞かせるように繰り返した。今季本拠地開幕戦となった6月23日から右翼席に掲げられるファンが製作した「コロナ禍を共に乗り越えよう!」の横断幕。今が、そのときだ。

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ロッテ、コロナショック…わずか2安打で零敗[サンスポ]

緊急事態下で開催されたオリックス戦。1、2軍で計22選手を入れ替えて臨んだロッテは散発2安打に終わり完敗したものの、井口監督は「試合に関しては全然難しくない。しっかり入れたと思う。若手はみんな声を出して、しっかり準備してやってくれていたので、レギュラーを取れるようにアピールして欲しい」と前を向いた。

指揮官が自身のPCR検査の結果と選手の集団感染を知らされたのは、5日深夜だった。「最善の感染防止策を取ってきた中でのことなので仕方ない。彼らには家族へのフォローも含め、1日も早く元気になって欲しい」。この日の朝には、鳥谷ら陽性者からLINEなどで「申し訳ない」と連絡があったという。

5日に全面消毒されたZOZOマリン。球団はこれ以上の感染者を増やさないため、控え選手や一、三塁の各ベースコーチに試合中のマスク着用を指示した。

試合では先発メンバーに2軍から昇格した高部が1番、茶谷が9番に名を連ねた。ZOZOマリンでのオリックス戦は今季9戦全勝、昨年の9月1日から1分けを挟んで11連勝中だったが、エース石川が4回までに3失点。荻野、菅野、藤岡とレギュラー野手3人が感染した打線も、山本の前に8回までわずか2安打に抑え込まれた。

残り27試合で、首位ソフトバンクとは9試合を残す。「現状いる選手でやるしかない。これ以上、(感染者が)増えなければ、今戦っているメンバーでまたいけると思う」と井口監督。自らに言い聞かせるかのようだった。

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ロッテ2軍、5試合中止に、コロナ感染での選手補充で[サンスポ]

プロ野球のイースタン・リーグは6日、ロッテの2軍公式戦5試合を中止にすると発表した。対象試合は7日からのDeNA2連戦(ロッテ浦和)と9日からの巨人3連戦(ジャイアンツ)。1軍で複数の選手が新型コロナウイルスに感染し、2軍から選手が補充されたことでチーム編成が難しくなったため。

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ロッテ、会食制限しても感染防げず…経路不明で困惑[サンスポ]

ロッテは新たに11人の新型コロナウイルス陽性者を出したが、感染経路は特定できていない。PCR検査を受けた48時間前からの行動を調べたが、陽性になった全員が球場への車の移動と練習、試合以外で外出していなかったという。松本尚樹球団本部長は6日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで「対策は徹底的にやった。コロナは恐ろしいと改めて感じた」と話した。

球団は、遠征時の会食は部外者を含まない4人以内とするなど感染対策を行い、外食そのものを禁じた日もあった。1日までの札幌遠征で外食した選手は1人もいなかったという。それでも4日に岩下大輝投手の陽性が判明し、飛行機内で近くに座っていた4人が濃厚接触者と認定された。

9月26日までに実施した定期検査では全員陰性だった。わずかな期間で感染が拡大した形だ。球団は試合中も控え選手や一、三塁のベースコーチにマスク着用を義務付けることを決めた。

陽性者の復帰までのめどは、早ければ1週間ほどだという。陽性と判定された選手から謝罪の連絡を受けた井口資仁監督は「最善の対策をした中で起こってしまったこと。1日でも早く元気になって戻ってきて欲しいと伝えた。優勝争いしている中で残念だが、逆に言えば若い選手にはチャンス」と強調した。

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コロナ禍のロッテ、岩下代役は古谷とチェン・ウェイン[サンスポ]

ロッテ・井口資仁監督(45)は6日、8日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発予定だった岩下大輝投手(24)に代わって、古谷拓郎投手(20)を先発起用する方針を明らかにした。また、指揮官は「来週はチェンが入ってくる」と、15日の楽天戦(同)で台湾出身左腕のチェン・ウェイン投手(35)が新加入後初先発することを示唆した。

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非常事態のロッテが藤原、高部らを1軍登録へ[サンスポ]

ロッテは6日、1軍選手の新型コロナウイルス大量感染を受け、2軍から藤原恭大外野手(20)、高部瑛斗外野手(22)、西巻賢二内野手(21)、茶谷健太内野手(22)、福田光輝内野手(22)、宗接唯人捕手(26)、松田進内野手(26)、細谷圭内野手(32)、成田翔投手(22)、佐々木千隼投手(26)、ホセ・フローレス投手(31)の野手8人、投手3人を1軍に昇格させる予定。井口資仁監督(45)は「高部、藤原は1軍でチャンスがあれば、と思っていた選手。2軍でやってきたことを1軍でしっかり出して欲しい」と話した。また、感染した伊志嶺翔大走塁兼打撃補佐兼外野コーチ補佐(32)に代わり、根元俊一2軍内野守備走塁コーチ(37)がベンチ登録される見込み。

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ロッテ・井口監督「ピンチをチャンスに変えて」[サンスポ]

ロッテ・井口資仁監督(45)は6日、選手の新型コロナウイルス大量感染を受け、「最善の感染防止策を取ってきた中でのことなので仕方ない。優勝争いをしている中で主力が抜けることは非常に残念だが、若い選手にとってはチャンスだし、いい経験になる。ピンチをチャンスに変えて欲しい」と話した。

残り28試合で、首位・ソフトバンクとは2ゲーム差(5日現在)。指揮官は「現状いる選手でやるしかない。これ以上、(感染者が)増えなければ、いけると思う」と自らに言い聞かせるように繰り返した。

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ロッテの大量感染、経路は不明、選手は全員が無症状[サンスポ]

ロッテは6日、選手の新型コロナウイルス大量感染を受けて、松本尚樹球団本部長が会見。「管轄の保健所とも話したが、感染経路は不明。感染した選手全員が無症状です」と話し、選手は全員が自宅待機しているという。また、ZOZOマリンの消毒については「5日に1日かけてやりました」と説明した。

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ロッテ、6日のオリックス戦は開催、クラスター認定されず[サンスポ]

ロッテは、新たに選手7人、コーチ1人、チームスタッフ3人の計11人が新型コロナウイルス感染したことを発表。4日の岩下大輝投手(24)とチームスタッフ1人に続く大量感染者が出たが、管轄の保健所にクラスター(感染者集団)には認定されなかったことで、日本野球機構(NPB)との協議の上、予定通り6日のオリックス戦(ZOZOマリン)は開催することが決まった。濃厚接触者4人を含む計11選手の出場選手登録を抹消し、2軍から9選手を出場選手登録する予定。

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ロッテV争い暗雲、鳥谷ら7選手がコロナ感染、濃厚接触者4選手含め計11選手を登録抹消[サンスポ]

ロッテは6日、新たに鳥谷敬内野手(39)、角中勝也外野手(33)、清田育宏外野手(34)、荻野貴司外野手(34)、菅野剛士外野手(27)、藤岡裕大内野手(27)、三木亮内野手(28)の計7人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。ほかに伊志嶺翔大走塁兼打撃補佐兼外野コーチ補佐(32)、チームスタッフ3人の感染が確認された。さらに4日に感染が発表された岩下大輝投手(24)の濃厚接触者として、東妻勇輔投手(24)、小野郁投手(23)、山本大貴投手(24)、和田康士朗外野手(21)の4選手が指定された。

ロッテは岩下の感染を受けて、4日に1軍の監督、コーチ、選手、スタッフ、5日に2軍関係者全員がPCR検査を行っていた。2軍は全員陰性だった。

ロッテでは感染した7選手、濃厚接触者の4選手の計11選手の出場選手登録を抹消し、2軍選手と入れ替えた上で、6日に予定されているオリックス戦(ZOZOマリン)は開催する。現時点で新たにコロナウイルス感染した11人の行動履歴を調査(PCR検査摂取から48時間前以降の記録)した結果、全員が2〜4日ともにZOZOマリンへの車での移動、および練習、試合参加以外の外出記録はなかった。現時点で11人の濃厚接触者はいないとの見解が示されている。

パ・リーグ2位のロッテは5日時点で、首位ソフトバンクを2ゲーム差で追い掛けている。残り28試合と終盤戦に差し掛かる中、15年ぶりのリーグ優勝へ向けて戦力ダウンは免れない状況となった。

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ロッテ衝撃、鳥谷ら7選手がコロナ感染、濃厚接触者4選手も判明[サンスポ]

ロッテは6日、新たに鳥谷敬内野手(39)、角中勝也外野手(33)、清田育宏外野手(34)、荻野貴司外野手(34)、菅野剛士外野手(27)、藤岡裕大内野手(27)、三木亮内野手(28)の計7人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。ほかに伊志嶺翔大走塁兼打撃補佐兼外野コーチ補佐(32)、チームスタッフ3人の感染が確認された。

さらに4日に感染が発表された岩下大輝投手(24)の濃厚接触者として、東妻勇輔投手(24)、小野郁投手(23)、山本大貴投手(24)、和田康士朗外野手(21)の4選手が指定された。

ロッテは岩下の感染を受けて、4日に1軍の監督、コーチ、選手、スタッフ、5日に2軍関係者全員がPCR検査を行っていた。2軍は全員陰性だった。

6日に予定されているオリックス戦(ZOZOマリン)は開催する方向。管轄の保健所が陽性者と濃厚接触があった人物の特定を進めている。

パ・リーグ2位のロッテは5日時点で、首位ソフトバンクを2ゲーム差で追い掛けている。残り28試合と終盤戦に差し掛かる中、15年ぶりのリーグ優勝へ向けて戦力ダウンは免れない状況となった。

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ロッテ零敗…新型コロナ新たに11人判明22人入れ替え…松本球団本部長「コロナは恐ろしい」[スポニチ]

ロッテは6日、新たに荻野貴司外野手(34)、角中勝也外野手(33)ら7選手を含む11人の新型コロナウイルス感染が判明したと発表。4日に感染が発表された岩下大輝投手(24)らと合わせ計13人の大量感染となった。同日、岩下の濃厚接触者も含めて11人の出場選手登録を抹消。藤原恭大外野手(20)ら11人が2軍から緊急昇格してオリックス戦に臨んだが、わずか2安打で零敗を喫した。 

 

わずか2時間27分。今季10戦目で、ついに本拠地でオリックスに敗れた。打線が山本の前に沈黙し、今季ワーストタイの2安打で8度目の零敗。井口監督は「相手投手がいい調子だと分かっていた。積極的に振っていったが、ヒットが出なかった」と振り返った。

試合前には4日に実施したPCR検査結果が発表されていた。7選手、伊志嶺コーチ、スタッフ3人の計11人が感染。球団は検査を受けた48時間前からの行動を調べたが、陽性になった全員が球場への車の移動と練習、試合以外での外出記録はなかった。松本尚樹球団本部長は「保健所と話したが、感染経路は全く分からない。対策は徹底的にやった。コロナは恐ろしいと改めて感じた」と話した。

7選手には荻野、角中、清田、藤岡ら主力の名前が並んだ。4日に陽性となった岩下と飛行機などで隣席だった和田、小野ら4人は濃厚接触者として特定された。松本本部長は陽性者の復帰のメドについて「早ければ1週間」としたが、陰性となるまで戻れない。濃厚接触者は2週間の隔離が必要となる。

球団はコロナ対策を徹底。手洗い、うがい、ロッカールームでもマスクを着用させた。外出ルールも地域の状況を見ながら「外出禁止」「4人以上での会食禁止」などを厳命。先週の日本ハム3連戦についても、松本本部長は「誰も外食に出ていない」とヒアリングの結果を報告した。

9月下旬に計9人の感染を出した阪神は、会食が原因とされるが、同じ行動履歴は見当たらない。それでも、球界最大の感染者が出た。この日からナインはマスク姿で円陣を組み、試合中の控え選手はマスク着用し、警戒レベルを上げた。

5日にPCR検査を受けた2軍が全員陰性だったことで、計22人の入れ替えも断行。外野陣は荻野、菅野、角中、清田が抜け、緊急昇格したドラフト3位の高部が1番でデビューした。さらに正遊撃手の藤岡に加え、鳥谷、三木も離脱したため、同じく昇格した茶谷が遊撃で先発出場。しかし、高部は4打数無安打3三振。茶谷は3回の初打席で空振り三振を喫し、交代した。

若い野手陣はいずれも結果を残せなかったが、9回に今季初登板した4年目の佐々木千は1回無失点と好投。指揮官は「チャンスがあればみんなに与えたい。これからも若手を使っていく」と言った。ピンチをチャンスに変えるには、若い力が必要。今は耐えながら、2ゲーム差の首位ソフトバンクに食らいつく。

感染拡大防止特例2020(通称・特例2020)
新型コロナウイルスの影響を最小限に抑えてシーズンを円滑に進行させるため、感染者や濃厚接触者などが出た場合に柔軟に選手を入れ替えられるようにする今季限りの特例。感染やその疑いで出場選手登録を外れた場合は代替選手を指名できる。また、体調の回復や感染がなかったことを証明する医師の所見などがあれば、規定の10日間を待たずに再登録できる。

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ロッテ、遊撃、外野ポジションに偏り…開幕前の懸念が現実に[スポニチ]

◇[記者の目]

ロッテは4日の岩下を含め、計12選手が「特例2020」で出場選手登録を抹消された。2週間前の阪神も10選手だったが、ロッテは遊撃、外野手とポジションの偏りが目立つ。これこそ、開幕前からプロ野球が懸念していた問題の1つだ。

まだ春先、新型コロナウイルス対策連絡会議の専門家からは「何人以上感染したらリーグを中断するなど、独自のルールを考えては」という提言もあった。しかし、人数で定めることは難しい。例えば感染者が3人といっても、投手2人と野手1人の場合と、捕手3人など専門的なポジションに偏ったケースでは、試合開催へのハードルが大きく異なる。結果的に、事例ごとに臨時実行委員会で検討する形に落ち着いた。

今季の遊撃スタメンはここまでほぼ藤岡で、他は鳥谷3試合、三木1試合、茶谷1試合。経験した4人中3人を一気に欠いた。5人抜けた外野も同様に手痛い。

12球団はこの問題も念頭に感染対策を練り、阪神などは会食に「同一ポジションの選手は同席しない」というルールを設けていた。それだけ避けたかった事態が起きた。

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ロッテ、2軍公式戦5試合中止、1軍に選手補充されチーム編成難しく[スポニチ]

イースタン・リーグは、ロッテの2軍公式戦5試合を中止にすると発表した。対象試合は7日からのDeNA2連戦(ロッテ浦和)と9日からの巨人3連戦(ジャイアンツ球場)。

1軍で複数の選手が新型コロナウイルスに感染し、2軍から選手が補充されたことでチーム編成が難しくなったため。

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ロッテ・ウェイン、陽性岩下の代役で15日の楽天戦で先発へ[スポニチ]

4日からチームに合流したロッテのチェン・ウェインが来週中に1軍デビューすることになった。岩下の離脱を受けて、井口監督が先発ローテーションに「岩下のところに、古谷が元々先発予定で入っていたし、来週はチェンが入ってこられると思うので回せる」と言及した。

高卒2年目の古谷が8日のオリックス戦で1軍デビューし、チェン・ウェインは15日の楽天戦(ZOZOマリン)が候補となりそうだ。

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NPB臨時実行委員会、保健所判断でロッテの活動停止せず[スポニチ]

ロッテの大量感染を受け、12球団と日本野球機構(NPB)は臨時の実行委員会を開き、試合開催の可否などについて協議した。NPBの井原敦事務局長は、活動停止は必要ないとする保健所の判断に基づき、試合開催を決めたと説明。阪神の集団感染の事例とともに疫学の専門家に解析を依頼した。

感染防止対策の強化も確認され、選手と接する機会が多いトレーナーや通訳などのPCR検査の頻度を増やす案などが挙がっているという。

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ロッテ・井口監督「若手はこれからも使っていく」、2安打零敗にも若手に期待[スポニチ]

ロッテ・井口監督は敗戦にも、しっかりと目線を上げて言った。

「(選手が入れ替わっても)試合に関しては難しくない。しっかりと入れた。相手の投手がいい調子と分かっていたので積極的にどんどん振っていったが、そこでヒットがでなかった。若手はこれからも使っていきたいと思う」。

試合前に円陣を組んだ。6日に球団は新たに1軍選手7人と伊志嶺コーチとスタッフ3人の計11人の新型コロナウイルス感染を発表。さらに4日に感染が判明した岩下の濃厚接触者に4選手が特定され、「特例2020」で11人ずつ、計22人の入れ替えを行い、試合を戦った。

オリックス先発の山本に5回2死までノーヒットに抑えられるなど、散発2安打で零敗。1軍初昇格で「1番・左翼」で出場したドラフト3位の高部瑛斗外野手(22=国士舘大)も4打数無安打3三振に終わった。それでも指揮官は「(高部は)なかなか厳しい判定も多かった。またチャンスあればどんどん使っていきたい」と決して責めない。主力が戻ってくるまで、このメンバーで戦い抜くしかない。

今季初登板となった4年目の佐々木千隼は9回に登板して3者凡退に抑えた。収穫もある。

「今いないポジションの人もいるので、そこでレギュラーを獲れるようにしっかりとやって欲しい。(遊撃手は)3人上がっているので、その中で誰かつかんでくれれば。佐々木千隼は久しぶりに試合の投球を見られた。スピードも出ていたいし、よければ先発でもどんどん使っていきたいし、色々な幅が広がっていく」。

ピンチはチャンスと言えるほど、楽観はできない。だが、この窮状を全員でカバーし、優勝争いの中で戦い抜くことこそ、近未来のロッテにとって、大きな財産となる。

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有藤通世氏、ロッテ、作ってきた雰囲気変えないことが大事、経験豊富な福田秀がリーダーシップを[スポニチ]

◇[有藤通世 視点]

優勝争いをしている中で、新型コロナウイルス感染によるロッテの大量離脱は痛い。大変なことになった。昇格した藤原や茶谷ら若手には「チャンス」と言いたいが、シーズン残り30試合を切って、今からは選手をお試しする余裕はない。毎試合、経験があろうとなかろうと結果を求められる厳しい戦いになってくる。

この日「1番・左翼」で初先発した高部は、大卒新人だが春季キャンプから注目していた。2軍では打率.368と結果を出しているし、初打席の初球をフルスイングする積極性もある。ただ、オリックス先発の山本由伸は球界を代表する好投手なのだからバットを短く持つなど工夫も欲しかった。繰り返しになるが、もう打席内容を評価してもらえる時期ではない。使ってもらいたいなら結果を出すしかない。

マーティン、井上、中村奨ら主軸が残ったとはいえ、荻野、角中、清田の不在は大きい。この日も山本の調子がよかったとはいえ、わずか2安打。あまりにも気持ちよく投げさせてしまった。ロッテは打順(個の力)で戦ってきたチームではない。打線で勝ってきたチームだ。この日も打線に荻野や角中の名前があれば、山本もあそこまで自由には投げられなかっただろう。

ブルペン陣は7回の唐川、8回の沢村、9回の益田がいる。離脱した岩下の代役はチェン・ウェインで埋めることになるだろう。投手陣に関してはそう悲観していない。だが、点を取らなければ勝てない。毎日山本が投げる訳ではない。割り切って切り替えた方がいい。今いる打者で、どう「線」を作るか。今後の戦いはベンチワークにかかってくるだろう。

22人のメンバーが入れ替わったが、チームが変わったのでない。これまで勝ってきたことを忘れてはいけない。ベンチでも積極的に声を出すなど、今まで作ってきた雰囲気を変えないことが大事だ。その意味で声も出るし、ソフトバンクでの優勝経験も豊富な福田秀にリーダーシップを取ってもらいたい。

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コロナ禍に揺れるロッテ零敗、オリックス山本の前にわずか2安打[スポニチ]

緊急事態の中で勝利をつかむことはできなかった。ロッテはオリックス先発の山本に5回2死までノーヒットに抑えられるなど、散発2安打で零敗。1軍初昇格で「1番・左翼」で出場したドラフト3位の高部瑛斗外野手(22=国士舘大)も4打数無安打3三振に終わった。

先発の石川も3回に小田に左越え先制ソロを許すなど2点を失い、さらに4回にも3連打で1失点。7回8安打3失点と粘ったが、4敗目を喫した。9回にはこの日昇格した4年目の佐々木千隼が今季初登板で1回無失点だった。

ロッテは6日に新たに1軍選手7人と伊志嶺コーチとスタッフ3人の計11人の新型コロナウイルス感染を発表。さらに4日に感染が判明した岩下の濃厚接触者に4選手が特定され、「特例2020」で11人ずつ、計22人の入れ替えを行い、試合を戦った。

石川(7回8安打3失点も今季4敗目)
「今日は思い通りのストレートを全然投げることができませんでした。相手投手が山本君だったので、最少失点でいきたかったです。」

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ロッテのルーキー高部が初昇格で1番・左翼、オリックス戦スタメン[スポニチ]

ロッテは6日のオリックス戦で、特例2020代替選手として出場選手登録された中で、1軍初昇格となったドラフト3位ルーキーの高部瑛斗外野手(22=国士舘大)が「1番・左翼」で先発メンバーに名を連ねた。

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井口監督「1日も早く元気に」、藤原ら1軍昇格、優勝争いへ「若い選手はチャンス」[スポニチ]

ロッテ・井口監督は新型コロナウイルス感染者が大量に出たことに「(6日の)朝、彼らから、申し訳ないとのメッセージをもらったが、全員が万全の対策をしていた中で起こってしまったことなので、これは仕方ない。1日も早く元気になって戻ってきて欲しいと伝えました」と語った。さらに「彼らも家族のフォローをしっかりとしなくてはならないので、その辺も含めて頑張ってくれと伝えました」と選手とともに家族も思いやった。

感染者は鳥谷敬内野手、藤岡裕大内野手、三木亮内野手、荻野貴司外野手、清田育宏外野手、角中勝也外野手、菅野剛士外野手と伊志嶺翔大コーチ、スタッフ3人。4日に感染が判明していた岩下大輝投手とスタッフ1人ら2人を加え、計13人の大量感染となった。さらに岩下の濃厚接触者として東妻勇輔投手、山本大貴投手小野郁投手、和田康士朗外野手、が特定された。

代わって12選手が1軍練習に合流。投手は佐々木千隼、成田翔、古谷拓郎、フローレス、捕手は宗接唯人、内野手は福田光輝、松田進、細谷圭、茶谷健太、西巻賢二、外野手は藤原恭大、高部瑛斗で、さらに、根元俊一2軍内野守備走塁コーチも合流した。

6日からオリックス3連戦、そして9日から首位ソフトバンクとの3連戦となる。井口監督は「主力が抜けるということは非常に残念であるが、若い選手にとってはチャンス。彼らにもとっても優勝争いしている中で試合に出られるのはいい経験になる。2軍でやってきたことを1軍でしっかりと出して欲しい」と力を込めた。

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ロッテ藤原ら2軍から12選手が1軍合流、オリックス戦前練習に参加[スポニチ]

ロッテは6日のオリックス戦に向け、12選手が1軍練習に合流した。投手は佐々木千隼、成田翔、古谷拓郎、フローレス、捕手は宗接唯人、内野手は福田光輝、松田進、細谷圭、茶谷健太、西巻賢二、外野手は藤原恭大、高部瑛斗。

さらに、根元俊一2軍内野守備走塁コーチも合流した。

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ロッテ7選手陽性に濃厚接触者4選手、ロッテ松本本部長「9人は入れ替える」[スポニチ]

ロッテは6日、鳥谷、角中ら1軍選手7人、伊志嶺翔大コーチ、スタッフ3人の計11人の新型コロナウイルスの感染を発表。それ以外の1軍67人はPCR検査で陰性だったが、4日に陽性判定を受けていた岩下の濃厚接触者として、東妻勇輔投手、小野郁投手、和田康士郎外野手、山本大貴投手の4選手が特定された。2軍は73人が陰性だった。

松本尚樹本部長は「保健所と話したが、感染経路は全く分からない。9月26日のPCR検査では全員陰性だったので、それ以降になるのだが…。うちとしても対策はしてきたし、手洗い、うがい、ロッカーでのマスクは徹底してきた。さらにレベルを上げるために、試合中も控えの選手はマスクをし、ランナーコーチもマスクをしようとなった。何があるか分からないので。これまで外出禁止とか、外での食事も4人以内で部外者なしとか状況によって決めてきた。このルールを破った者は今回、1人もいなかった」と説明した。

ロッテは日本野球機構にも報告を行った。現時点では保健所からも6日に発表された11人の濃厚接触者はいないと言われているという。6日のオリッククス戦へ向け、5日のZOZOマリン球場内を消毒。管轄の保険所と日本野球機構に相談の上、試合開催を決めた。

松本本部長は「2軍から今日は若い選手が来て、9人は入れ替える」と語った。

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ロッテ、コロナ集団感染「経路は全く分からない」、6日オリックス戦は開催、大幅入れ替えへ[スポニチ]

ロッテは6日、新たに1軍選手7人の新型コロナウイルス感染を発表した。ロッテ松本尚樹本部長は「保健所と話したが、感染経路は全く分からない」とコメント。さらに「ルールを破った者は今回、1人もいなかった」と話した。6日のZOZOマリンスタジアムでのオリックス戦は予定通り開催する。

ロッテは4日に岩下大輝投手(24)と1軍チームスタッフ1人が感染しており、新型コロナウイルス陽性と判定され、球団は4日の西武戦(ZOZOマリン)後に1軍の監督、コーチ、選手、スタッフ全員にPCR検査を実施していた。

ロッテは6日のオリックス戦(ZOZOマリン)へ「特例2020」を適用して、大幅な入れ替えを行うことになる。

感染者は以下の通り。

[選手]
荻野貴司外野手
角中勝也外野手
清田育宏外野手
菅野剛士外野手
鳥谷敬内野手
藤岡裕大内野手
三木亮内野手
[コーチ]
伊志嶺翔大コーチ
他チームスタッフ3人
松本尚樹本部長
「保健所と話したが、感染経路は全く分からない。9月26日のPCR検査では全員陰性だったので、それ以降になるのだが…。2軍から今日は若い選手が来て、9人は入れ替える。うちとしても対策はしてきたし、手洗い、うがい、ロッカーでのマスクは徹底してきた。さらにレベルを上げるために、試合中も控えの選手はマスクをし、ランナーコーチもマスクをしようとなった。何があるか分からないので。これまで外出禁止とか、外での食事も4人以内で部外者なしとか状況によって決めてきた。このルールを破った者は今回、1人もいなかった。」

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激震!ロッテ新新たに1軍7選手感染 優勝争いへ影響必至[スポニチ]

ロッテは6日、新たに1軍選7選手が、新型コロナウイルス陽性と判定されたと発表した。

4日に岩下大輝投手(24)と1軍チームスタッフの計2人が、新型コロナウイルス陽性と判定され、球団は4日の西武戦(ZOZOマリン)後に1軍の監督、コーチ、選手、スタッフ全員にPCR検査を実施していた。

チームは6日からオリックス3連戦(ZOZOマリン)、そして9日から敵地でソフトバンク3連戦を控える。大量感染で、優勝争いへ影響することは必至だ。

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コロナで選手入れ替え完封負けも悲観するのはまだ早い、若手に活気「ひょっとしたら」の期待感…記者が見た[報知]

ロッテは6日、荻野貴司外野手(34)、菅野剛士外野手(27)、藤岡裕大内野手(27)ら選手7人とコーチ1人、球団スタッフ3人の計11人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。岩下大輝投手(24)と1軍スタッフ1人の感染を発表した4日に、選手ら78人にPCR検査を実施して判明。また岩下の濃厚接触者として和田康士朗外野手(21)ら4人を特定。計22人を入れ替えてオリックス戦(ZOZO)に臨み、2安打完封負けを喫した。

普段よりもさらに声が出て、活気にあふれていたように見えた。オリックス戦前のロッテの練習風景のことだ。新型コロナウイルス感染の影響で、計22人の入れ替えが行われ、1軍には若手が増えた。オリックスの先発は球界を代表する右腕の山本。プロ初出場の高部や、佐藤、茶谷が名を連ねたスタメンを目にして、嫌な予感よりも「ひょっとしたら…」という怖いもの知らずの若さに期待している自分がいた。

だが、勝負の世界は甘くなかった。初回、プロ初打席を迎えた高部は空振り、ファウルで追い込まれると、内角高めに来た152キロの直球にバットが出ず、見逃し三振。4打数無安打3三振の高部だけではなく、佐藤、茶谷、途中出場の福田光はいずれも無安打。山本に、役者の違いを見せつけられた。

ロッテの安打は田村とマーティンが放った2本だけ。山本は直球、変化球とも切れて、制球も良かった。もし荻野、菅野、藤岡がいるベストメンバーで臨んでいたとしても、攻略は容易ではなかっただろう。抜擢された若手は結果を残せなかったが、井口監督が「みんなしっかり声を出して準備してやってくれていた。これからも使っていく」というように必死にくらいつき、ファンのため息よりも拍手の方が目立った。

試合時間は今季チーム最短の2時間27分だったが、決して淡泊な攻撃とは映らなかった。オリックスに本拠地で敗れるのは今季10戦目で初となったが、首位ソフトバンクとのゲーム差は2のまま。悲観するのはまだ早い。

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阪神モデルなら復帰は20日前後か、井口監督「若手にとってはチャンス」…計11人がコロナ感染[報知]

ロッテは6日、荻野貴司外野手(34)、菅野剛士外野手(27)、藤岡裕大内野手(27)ら選手7人とコーチ1人、球団スタッフ3人の計11人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。岩下大輝投手(24)と1軍スタッフ1人の感染を発表した4日に、選手ら78人にPCR検査を実施して判明。また岩下の濃厚接触者として和田康士朗外野手(21)ら4人を特定。計22人を入れ替えてオリックス戦(ZOZO)に臨み、2安打完封負けを喫した。

恐れていた事態が現実になった。15年ぶりのリーグ優勝を目指す中、9日からはソフトバンクとの首位攻防3連戦が控えている。正遊撃手の藤岡、主に3番で起用された菅野、堅守も光る荻野、精神的支柱のベテラン鳥谷や、俊足を武器に頭角を現した和田らを欠いて戦わざるを得なくなった。

9月25日に5選手の新型コロナウイルス感染を発表し、濃厚接触者を含めて計19人の入れ替えを行った阪神は10日後の5日になって福留らが練習を再開。「特例2020」によって通常の10日間を経ずに再登録は可能だが、阪神をモデルケースとすると、復帰は20日前後とみるのが妥当だろう。そこからの残り約15試合のうち、10月27〜29日、11月3〜5日とソフトバンクとの直接対決は6試合ある。主力不在の状況で、どこまで食らいついていけるかが鍵になる。

井口監督は「若手にとってはチャンス」と前を向き、この日出場選手登録してすぐにスタメン起用した高部、茶谷らに期待を込めた。怖いもの知らずの若さが、戦線離脱したレギュラー陣の経験を上回れるか。チームで決めた外食などのルール違反がなかったことは救いだが、ロッテにとってはまさに正念場だ。

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新たに11人コロナ、22人入れ替え完封負け…主力抜きで優勝争い[報知]

ロッテは6日、荻野貴司外野手(34)、菅野剛士外野手(27)、藤岡裕大内野手(27)ら選手7人とコーチ1人、球団スタッフ3人の計11人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。岩下大輝投手(24)と1軍スタッフ1人の感染を発表した4日に、選手ら78人にPCR検査を実施して判明。また岩下の濃厚接触者として和田康士朗外野手(21)ら4人を特定。計22人を入れ替えてオリックス戦(ZOZO)に臨み、2安打完封負けを喫した。

試合前のZOZOは緊迫感に包まれていた。午後1時前、マスクをつけた松本球団本部長が鳥谷、清田、荻野、角中、三木、菅野、藤岡の7選手と伊志嶺走塁兼打撃コーチ補佐兼外野コーチ補佐、さらに球団スタッフ3人の計11人が新型コロナウイルスに感染したと発表。衝撃が走った。

さらに球団は、4日に陽性反応があったと発表した岩下の濃厚接触者として、直近の札幌遠征で飛行機の席が近かった東妻、小野、和田、山本が特定されたと発表。同日中にPCR検査を受けた井口監督、コーチら78人のうち、67人は陰性。5日にPCR検査を受けた今岡2軍監督、コーチら73人は全員陰性だった。

球団は、陽性確定者と岩下の濃厚接触者の出場選手登録を抹消し、6日のオリックス戦は管轄の保健所、NPBと相談した上で開催することになったと説明。2軍から藤原ら計11人が1軍に昇格し、根元2軍内野守備走塁コーチと先発要員の古谷が合流した。また陽性の11人について、濃厚接触者はいないとの見解を公表。11人はいずれも2〜4日はZOZOへの車での移動、練習、試合以外の外出はなかったという。

松本球団本部長は「体調は選手に関しては無症状で元気です。1人のスタッフにせきや熱がある。全員が自宅待機しており、入院はしていない。保健所の方と話をしたが、感染経路は分からない」と説明した。

9月28日から10月2日までは日本ハム戦(札幌D)のため札幌市内に滞在。7月以降、遠征先でのルールは適宜、決められており、今回の札幌遠征では4人以内で部外者を交えなければ外食を認められていたが、誰もしなかったという。それだけに松本球団本部長は「コロナ対策をしてきた中でこういうことになり、本当にコロナの怖さを感じた」と困惑を隠さなかった。

5日深夜に感染者の詳細などを知ったという井口監督は「(感染者は)1日も早く元気になって欲しい。主力が抜けるのは残念ではあるが、若い選手にはチャンス。2軍で調子のいい高部、藤原らの選手が上がってきてくれた。いい経験になる」と語った。現在2位で首位ソフトバンクを追いかけるロッテ。優勝争いの真っただ中も、いるメンバーで難局を乗り切るしかない。

感染拡大防止特例2020(通称・特例2020)
新型コロナウイルス感染や感染の疑い(家族を含む)が発生した場合、濃厚接触者となった場合、体調不良の場合に適用できる。通常の登録抹消と別にリーグに申告し、代替選手を指名。再登録には医師の所見や診断結果が必要。選手数、同一選手の適用回数に制限はなく、当該選手は10日を経ずに再登録可。再登録により抹消される選手は代替選手でなくてよい−などの規定がある。

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編成困難で2軍戦6試合中止…コロナ感染者続出で11人が1軍へ[報知]

ロッテで新型コロナウイルス感染者が続出したことに伴い、ロッテの2軍戦6試合が中止となった。6日のDeNA戦(ロッテ浦和)が中止となったことに加え、この日イースタン・リーグは7日以降の5試合も中止にすると発表した。

この日「特例2020」により、新たに陽性が判明した7選手と濃厚接触者4選手が出場選手登録を抹消され、代わって11選手が1軍に昇格。2軍の選手数が不足し、チーム編成が困難となったため、この日のDeNA戦に続き、7、8日のDeNA戦(ロッテ浦和)、9日〜11日の巨人戦(G球場)も中止となった。

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井口監督は藤原恭大らの1軍昇格を明かす「こういうことをチャンスにして欲しい」[報知]

ロッテの井口資仁監督(45)は6日、新型コロナウイルス陽性者の鳥谷敬内野手(39)らに代わり、藤原恭大外野手、高部瑛斗外野手(22)、西巻賢二内野手(21)、茶谷健太内野手(22)、福田光輝内野手(22)、宗接唯人捕手(26)、松田進内野手(26)、細谷圭内野手(32)、成田翔投手(22)、ホセ・フローレス投手(31)、佐々木千隼投手(26)を出場選手登録すると明かした。

また、伊志嶺翔大走塁兼打撃コーチ補佐兼外野コーチ補佐に代わり、根元俊一2軍内野守備走塁コーチ(37)が1軍に合流。古谷拓郎投手(20)は近日中に先発要員として出場選手登録される見込みだ。

5日深夜に感染者の詳細などを知ったという井口監督は「(感染者は)1日も早く元気になって欲しい。主力が抜けるのは残念ではあるが、若い選手にはチャンス。下で調子のいい高部、藤原らの選手が上がってきてくれた。いい経験になる。2軍でしっかりやってきたことを1軍で出して欲しい。こういうことをチャンスにして欲しい」と前向きに話した。

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北村義浩医師、ロッテのコロナ感染に「選手、スタッフ…みな流行地に住んでいる。感染しないようにするという取り組みはほぼ不可能」[報知]

TBS系情報番組「ひるおび!」(月〜金曜・前10時25分)は6日、プロ野球のロッテで、岩下大輝投手(24)に続き10人以上の新型コロナ感染者が出たことを取り上げた。

ウイルス感染の専門家、日本医科大・北村義浩特任教授は、ロッテに限らず、プロ野球、サッカーJリーグで頻繁にPCR検査を実施している現状を説明し、「こういう風に隠さず、しっかりPCRを受けてすぐに見つかって、10人くらいの規模。多いとおっしゃいますけど、結局よくぞ見つけてくれた。これで早期隔離をすることでもっと広がらないで済むんだということです」とした。

またプロ野球の本拠地について「東京含めた首都圏、大阪を含めた関西圏、それ以外に宮城、北海道、広島、福岡と意外に地方のしっかりした中核の賑わった都市が多くて、どれも感染者がずっといる。感染者0になってピタリ収まったところがあまりなくて。選手、選手のご家族、スタッフ、観客の方々、みな流行地に住んでいるということなんですよね。その流行地を行ったり来たりしながら試合を進めていくということをやっているので、感染しないようにするという取り組みはほぼ不可能で、それよりも早くに見つけて感染を食い止める方が正しいので、ロッテさんの取り組みは非常に素晴らしいですね」と話した。

ロッテは首位ソフトバンクと2ゲーム差の2位につけている。落語家・立川志らく(57)は「これは想定内のこと。プロ野球を開催するということはこういうことも起こりうると。ただ、ロッテの場合は優勝争い、1位と2位じゃ全く違う訳なんで、これはもうロッテの選手達はここをどう乗り切るかだよね」と話した。

インフルエンザが流行する季節も近づいている。北村教授は「グラウンドの中ではマスクを外してしまいますし、その流れで本来はベンチの中もマスクした方がいいと思うんですけど、やはり外してたりするんで…。あと、換気の悪そうなロッカーのある部屋とか、色んな人が触った場所とかありますので、必ずしもスタジアムとか練習場が非常にクリーンで安全という訳ではない。(選手の)皆さんも頻繁にPCRやってるからとかで、あまり安心なさらない方がいい。それはインフルエンザも全く一緒なので、是非手洗い、手の消毒、マスクはしっかりやられたらいいのでは」と基本的な予防対策を改めて訴えた。

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新たに11人のコロナ陽性を発表した松本尚樹球団本部長「感染経路は分からない」[報知]

新たに11人の新型コロナウイルス感染者を発表したロッテの松本尚樹球団本部長は6日、ZOZOマリンスタジアムで「体調は、選手に関しては無症状で元気です。1人のスタッフにせきや熱がある。全員が自宅待機しており、入院はしていない。保健所の方と話をしたが、感染経路は分からない」と説明した。

直近の遠征先は1日まで日本ハム戦の行われた札幌だった。会食する場合は4人以内で部外者は交えないとしていたが、チームの関係者は今回、誰も外食をしなかったという。岩下の濃厚接触者4人は札幌移動の際の飛行機の席が近かったため。「コロナ対策をしてきた中でこういうことになり、本当にコロナの怖さを感じた」と松本本部長。今後は試合中に控えの選手もや一、三塁ベースコーチもマスクを着用する方針だ。

戦力ダウンは避けられないが「(感染者には)1日も早く回復して現場に戻ってきて欲しいと伝えました。若い選手にとっては、優勝争いをしているなかでチャンスですから」と話した。

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新たな新型コロナウイルス感染者は鳥谷敬ら7選手とコーチ1人、スタッフ3人と発表[報知]

ロッテは6日、鳥谷敬内野手(39)、清田育宏外野手(34)、荻野貴司外野手(34)、角中勝也外野手(33)、三木亮内野手(28)、菅野剛士外野手(27)、藤岡裕大内野手(27)、と伊志嶺翔大走塁兼打撃コーチ補佐兼外野コーチ補佐(32)と球団スタッフ3人の計11人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

ロッテは4日に岩下大輝投手(24)と1軍スタッフ1人の感染を発表して同日中に1軍監督、コーチ、選手、スタッフら78人にPCR検査を行った。

11人を除く67人は陰性だったが、岩下の濃厚接触者として、東妻勇輔投手(24)、小野郁投手(23)、和田康士朗外野手(21)、山本大貴投手(24)が特定された。5日にPCR検査を受けた2軍の監督、コーチ、選手ら73人は全員陰性だった。

ロッテは陽性確定者と岩下の濃厚接触者の出場選手登録を抹消し、6日のオリックス戦は管轄の保健所、NPBと相談した上で開催することになったと発表。2〜4日に対戦した西武には濃厚接触者はいないという。

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ロッテ激震、鳥谷ら11人コロナ感染、V争いの中、痛い主力離脱…11人緊急昇格[デイリー]

ロッテは6日、新たに鳥谷敬内野手(39)ら1軍の7選手を含む11人の新型コロナウイルス感染が判明したと発表した。4日に感染が発表された岩下大輝投手(24)らと合わせ球団内で計13人の集団感染となった。この日のオリックス戦(ZOZOマリン)は陽性者、岩下の濃厚接触者4選手を2軍選手11人と入れ替え、開催。逆転優勝を目指すロッテにとっては大きな試練となりそうだ。

ロッテに激震が走った。岩下の感染を受けて1軍の選手や監督、コーチ、スタッフがPCR検査を行った結果、新たに1軍の7選手の陽性が判明した。

その中には阪神を昨季限りで退団し、今季からロッテに加入した鳥谷の名前もあった。開幕1軍入りを果たし、代打や守備固めなど“スーパーサブ”として奮闘したレジェンド。チームの精神的支柱としても頼りにされてきたベテランが、痛恨の離脱となった。

その他ではレギュラーの荻野と藤岡、左右の代打の切り札である角中と清田に加え、菅野、三木の1軍選手、伊志嶺コーチとチームスタッフ3人の感染も判明。また、東妻、小野、山本、和田の4選手が岩下の濃厚接触者と判定された。

新たに判明した陽性者の感染経路について松本球団本部長は「全然、分かっていない」と話した。球団は遠征先では状況によって外出禁止、会食は4人以内で部外者はNGなどのルールを決め、感染対策を徹底してきた。1日までの札幌遠征で外食した選手は一人もいなかったという。

感染した7選手は自宅待機しており、無症状だという。陽性と判定された選手から謝罪を受けた井口監督は「『1日でも早く元気になって戻ってきて欲しい』と伝えた」と明かした。陽性者の復帰までのめどは早ければ1週間ほどだという。

陽性者、濃厚接触者の離脱を受け、1、2軍で大幅な入れ替えを余儀なくされた。野手ではドラフト3位・高部(国士舘大)、同5位・福田光(法大)、藤原、西巻、茶谷、宗接、松田、細谷、投手では成田、フローレス、佐々木千が代替選手として昇格した。

「逆に言えば若い選手のチャンス。彼らも優勝争いの中でいい経験になる。チャンスに変えて戦っていきたい」と指揮官。熾烈な優勝争いの中、突如として襲い掛かった試練だが、15年ぶりの悲願達成のためにも一丸で乗り越えるしかない。

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ロッテWショック、お得意様オリに完封負け…打線組み替えもわずか2安打のみ[デイリー]

ロッテは重苦しい雰囲気を吹き飛ばせなかった。新型コロナウイルスの集団感染で、鳥谷ら1軍選手が大量離脱。2軍選手との大幅な入れ替えを余儀なくされて臨んだが、今季8度目の完封負け。連勝が2で止まった。

プロ初昇格のドラフト3位・高部(国士舘大)を1番でスタメンに抜擢するなど打線を組み替えたが、振るわなかった。山本に5回2死まで無安打。結局、右腕に8回を2安打無得点に封じ込められた。

井口監督は「(山本の)調子が、いいのは分かっている。積極的にどんどん振ってましたし。そこでヒットが出なかった」と努めて前向きに捉えた。4打数無安打の高部についても「また、どんどんチャンスがあれば使っていきたい」と奮起を期待した。

緊急昇格させた若手を積極起用し、経験を積ませながら今後も戦う。「現状いる選手で当然、やらないといけない」。首位ソフトバンクが敗れ、ゲーム差は2のまま。結束して逆境に立ち向かう。

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井原事務局長「やはり恐ろしい」、ロッテ11人陽性でNPBが臨時実行委[デイリー]

日本野球機構(NPB)と12球団は6日、ロッテで新たに計11人が新型コロナウイルスの陽性と判定されたことを受け臨時の実行委員会を開いた。ロッテから経緯の報告を受け、この日のロッテ−オリックス戦の挙行を確認。さらに感染防止対策を強化していくことを再確認した。

NPBの井原事務局長は、9月下旬の阪神に続いて複数選手の感染が出たことについて「やはり恐ろしいウイルスであることを受け止めています」と神妙な面持ち。試合挙行の判断に至った理由については「保健所のご判断に従ったということです」と説明した。

感染防止対策の強化としては、選手と接する機会が多いトレーナーや通訳などのPCR検査の頻度を増やす案を検討している球団があることを明らかに。また、阪神で起きた事例とともに、今回の事例も疫学の専門家に感染経路などの解析を依頼したといい、解析結果を今後のリスク回避などに役立てていく考えを示した。

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コロナ禍のロッテ、井口監督は完敗も下向かず「積極的に振ってましたし」[デイリー]

ロッテは完封負けを喫した。新型コロナウイルスの集団感染が判明。1軍選手が大量に離脱し、2軍選手と大幅な入れ替えを敢行して臨んだ。

プロ初昇格したドラフト3位・高部(国士舘大)を1番として先発で抜擢するなど打線を組み替えた。だが序盤から相手先発の山本に手も足も出ない、5回2死まで無安打に抑え込まれるなど8回を2安打無得点と苦しめられた。

井口監督は「(山本の)調子がいいのは、分かっている。積極的にどんどん振ってましたし。そこでヒットが出なかった」と振り返った。

抜擢した高部は4打数無安打だったが、「また、どんどんチャンスあれば使っていきたい」と明言。9回にマウンドに上がった佐々木千が、1回を打者3人で無安打無得点に抑え、「スピードも出てましたし。良ければどんどん先発で使えると思う。色々な幅が広がってくる」と期待した。

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コロナ直撃のロッテ、わずか2安打で完封負け、主力離脱の重い空気を吹き飛ばせず…[デイリー]

ロッテがわずか2安打、今季8度目の完封負け。連勝が2で止まった。

7選手が新型コロナウイルスの陽性判定、4選手の濃厚接触者を含めて試合前に計22人の大量入れ替え。だが、緊急昇格した高部が1番、茶谷が9番に入った打線はオリックス・山本の前に沈黙した。

5回2死、田村の右前打が出るまでノーヒット。3点を追う7回は3番マーティンが中前打を放ったが、安田、井上、福田秀が凡退した。

先発の石川は7回8安打3失点と試合は作ったが、援護なく4敗目となった。

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ロッテ、11人が新たに陽性1軍7選手含む大量感染[デイリー]

プロ野球ロッテは6日、新たに荻野貴司外野手、鳥谷敬内野手ら1軍の7選手を含む11人が新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で陽性と判定されたと発表した。球団内の感染者は、4日に判明した岩下大輝投手らと合わせて13人となった。6日のオリックス戦は千葉市のZOZOマリンスタジアムで予定通り開催された。

陽性と判定された選手は他に角中勝也外野手、清田育宏外野手、菅野剛士外野手、藤岡裕大内野手、三木亮内野手。伊志嶺翔大コーチとチームスタッフ3人も陽性だった。球団によるとスタッフの1人に熱やせきがある以外は無症状だという。感染経路は不明。

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ロッテの2軍戦、5試合を中止コロナ感染での選手補充で[デイリー]

プロ野球のイースタン・リーグは6日、ロッテの2軍公式戦5試合を中止にすると発表した。対象試合は7日からのDeNA2連戦(ロッテ浦和)と9日からの巨人3連戦(ジャイアンツ)。1軍で複数の選手が新型コロナウイルスに感染し、2軍から選手が補充されたことでチーム編成が難しくなったため。

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激震ロッテ、1番に緊急昇格の高部を起用、二遊間は中村奨&茶谷[スタメン][デイリー]

両軍のスタメンが発表された。ロッテは7選手が新型コロナウイルスに陽性判定となり、計22選手を大量入れ替え。1番には緊急昇格した高部が入った。二遊間は中村奨と茶谷。中軸はマーティン、安田、井上が並んだ。

オリックス先発は山本。

両軍のスタメンは以下の通り。

[ロッテ]
1番・左翼 高部
2番・二塁 中村奨
3番・右翼 マーティン
4番・三塁 安田
5番・一塁 井上
6番・中堅 福田秀
7番・捕手 田村
8番・DH 佐藤
9番・遊撃 茶谷
投手 石川
[オリックス]
1番・二塁 福田
2番・左翼 T−岡田
3番・遊撃 安達
4番・右翼 吉田正
5番・一塁 モヤ
6番・DH ジョーンズ
7番・三塁 大下
8番・中堅 小田
9番・捕手 伏見
投手 山本

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ロッテ、大量22選手を入れ替え、コロナ感染の鳥谷ら抹消、藤原、高部らに期待[デイリー]

ロッテは6日、新型コロナウイルスの陽性判定を受けた鳥谷敬内野手ら7選手と、濃厚接触者とされた小野郁投手ら4選手の出場選手登録を抹消。代わって藤原恭大外野手ら11選手が昇格した。

チームは15年ぶりの優勝を目指し、ソフトバンクと首位争いを展開。井口監督は「主力が抜けるのは残念ではあるけど、逆に言えば若い選手のチャンス。高部、藤原に関しては1軍でチャンスあればと思っていた選手。2軍でしっかりやってきたことを1軍で出して欲しい」と、背中を押した。

[出場選手登録]
高部瑛斗外野手、藤原恭大外野手、西巻賢二内野手、茶谷健太捕手、宗接唯斗捕手、松田進内野手、細谷圭内野手、福田光輝内野手、成田翔投手、フローレス投手、佐々木千隼投手
[同抹消]
鳥谷敬内野手、藤岡裕大内野手、三木亮内野手、荻野貴司外野手、清田育宏外野手、角中勝也外野手、菅野剛士外野手、小野郁投手、和田康士朗外野手、東妻勇輔投手、山本大貴投手

※抹消の11選手は「特例2020」の対象。昇格の佐々木千以外の10選手はその代替選手。佐々木千は、4日に陽性が確認された岩下の代替指名選手。

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千葉市長もロッテにエール「苦境を乗り越えてくれると願っている」新型コロナ新たに11人感染[デイリー]

千葉市の熊谷俊人市長が6日、ツイッターを更新し、千葉市に本拠地を置くプロ野球のロッテで新型コロナウイルスでこの日だけで11人の感染者が出たことに「苦境を乗り越えてくれることをホームタウンとして願っています」とエールを送った。

熊谷市長は「千葉ロッテマリーンズ球団で新たに11名(千葉市民2名)の陽性が確認され、計13名に」と切り出し「市、保健所は調査・検査・感染防止に向けた指導等を行っています」と市としての動きを説明した。

そして「主力の欠場は辛いですが、マリーンズは特定の選手ではなくチーム一丸で戦ってきており、苦境を乗り越えてくれることをホームタウンとして願っています」とエールを送った。

ロッテは4日に岩下大輝投手らが感染。この日は角中勝也外野手ら7選手を含む計11人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表している。

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激震ロッテ、大量感染もルール違反者なし「彼らも謝る必要ない」「コロナの怖さ」[デイリー]

ロッテの鳥谷敬内野手、角中勝也外野手ら7選手を含む計11人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことが6日、分かった。

感染したのは鳥谷敬内野手、藤岡裕大内野手、三木亮内野手、荻野貴司外野手、清田育宏外野手、角中勝也外野手、菅野剛士外野手と伊志嶺翔大コーチ、スタッフ3人。すでに、4日に感染が判明していた岩下大輝投手ら2人を加え、計13人の大量感染となった。新たに判明した11人のうち、選手は無症状、スタッフ1人が発熱しているという。

同日、松本本部長が会見し、感染経路について「全然分かっていない。それがコロナの怖さ」とした。

球団は11人の行動履歴も発表。PCR検査から48時間前以降の記録を調査したところ、いずれの選手、スタッフも10月2〜4日はZOZOマリンスタジアムへの車での移動および練習、試合参加以外の外出記録はなかったとした。

遠征先では状況によって外出禁止、会食は4人まで、部外者との会食はNGなどと決めていたという。松本本部長は「それを破った人は1人もいない」とし、「彼らは頑張っていて、こういう状況でかわいそう」と思いやった。9月末の札幌遠征でも外食に行った選手はいないという。

岩下の濃厚接触者として小野郁投手、和田康士朗外野手、東妻勇輔投手、山本大貴投手が特定。15年ぶりの優勝へソフトバンクと激しい首位争いをしている中、チームは緊急事態に陥った。

井口監督には選手から謝罪のLINEなどが入ったというが、松本本部長は「野球選手だけじゃない。彼らも『申し訳ございません』と謝る必要はない。これはどうしようもない。『1日も早く回復して現場に戻ってきて欲しい』と伝えた」と語った。

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激震のロッテ「破ったものは1人もいない」コロナ感染も球団ルール徹底[デイリー]

ロッテの鳥谷敬内野手、角中勝也外野手ら7選手を含む計11人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことが6日、分かった。

感染したのは鳥谷敬内野手、藤岡裕大内野手、三木亮内野手、荻野貴司外野手、清田育宏外野手、角中勝也外野手、菅野剛士外野手と伊志嶺コーチ、スタッフ3人。すでに、4日に感染が判明していた岩下大輝投手ら2人を加え、計13人の大量感染となった。

同日、松本本部長が会見し、感染経路について「全然分かっていない。それがコロナの怖さ」とした。

球団は11人の行動履歴も発表。PCR検査から48時間前以降の記録を調査したところ、いずれの選手、スタッフも10月2、3、4日ともにZOZOマリンスタジアムへの車での移動、および練習、試合参加以外の外出記録はなかったとした。

遠征先では外出禁止、会食は4人まで、部外者の会食はNGとしていたという。松本本部長は「それを破った人は1人もいない」とし、「彼らは頑張っていて、こういう状況でかわいそう」と思いやった。9月末の札幌遠征でも外食に行っていた選手はいないという。

そして、「彼らも申し訳ございません、と謝る必要はない。これはどうしようもない。1日も早く回復して現場に戻ってきて欲しいと伝えた」と語った。

ロッテは岩下らの陽性判定を受け、4日に1、2軍の選手らを含めて関係者全員のPCR検査を行っていた。

また、岩下の濃厚接触者として小野都投手、和田康士朗外野手、東妻勇輔投手、山本大貴投手が特定。15年ぶりの優勝へソフトバンクと激しい首位争いをしている中、緊急事態に陥った。

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ロッテ、藤原ら11選手が緊急昇格へ、井口監督は感染者思いやる「対策はしてきた」[デイリー]

ロッテの鳥谷敬内野手、角中勝也外野手ら7選手を含む計11人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことが6日、分かった。

15年ぶりのV争いを繰り広げるなか、痛恨の大量離脱。これを受け、ファームから高部、藤原、西巻、茶谷、宗接、福田光、松田、細谷、成田、フローレス、佐々木千が昇格する方向となった。また、古谷が先発要員、根元コーチも合流する。

井口監督は「最善の形で感染対策はしてきた。1日も早く元気になって戻って来て欲しい」と陽性判定を受けた選手を思いやり、昇格した選手について「優勝争いのなかでできるのはいい経験。チャンスに感じて戦ってもらいたい」と背中を押した。

感染したのは鳥谷敬内野手、藤岡裕大内野手、三木亮内野手、荻野貴司外野手、清田育宏外野手、角中勝也外野手、菅野剛士外野手と伊志嶺コーチ、スタッフ3人。また、岩下の濃厚接触者として小野郁投手、和田康士朗外野手、東妻勇輔投手、山本大貴投手が特定された。

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ロッテ、15年ぶりVへ暗雲、コロナ感染で荻野、藤岡ら主力も大量離脱の緊急事態[デイリー]

ロッテの鳥谷敬内野手、角中勝也外野手ら7選手を含む計11人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことが6日、分かった。

感染したのは鳥谷敬内野手、藤岡裕大内野手、三木亮内野手、荻野貴司外野手、清田育宏外野手、角中勝也外野手、菅野剛士外野手と伊志嶺翔大コーチ、スタッフ3人。すでに、4日に感染が判明していた岩下大輝投手ら2人を加え、計13人の大量感染となった。また、岩下の濃厚接触者として小野都投手、和田康士朗外野手、東妻勇輔投手、山本大貴投手が特定された。

15年ぶりのリーグ優勝へ、緊急事態に陥った。3日の西武戦では荻野貴が1番、菅野が3番、藤岡が8番でスタメン出場。また、代走や堅守で活躍していた和田、中継ぎで33登板の小野の離脱も痛い。

首位ソフトバンクとは2差。6日オリックス戦は予定通り開催される方向で、チームの総合力が試される。

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ロッテ激震、鳥谷、角中7選手ら計11人がコロナ陽性 濃厚接触者4選手も離脱へ[デイリー]

ロッテの鳥谷敬内野手、角中勝也外野手ら7選手を含む計11人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことが6日、分かった。

感染したのは鳥谷敬内野手、藤岡裕大内野手、三木亮内野手、荻野貴司外野手、清田育宏外野手、角中勝也外野手、菅野剛士外野手と伊志嶺翔大コーチ、スタッフ3人。すでに、4日に感染が判明していた岩下大輝投手ら2人を加え、計13人の大量感染となった。

ロッテは岩下らの陽性判定を受け、4日に1、2軍の選手らを含めて関係者全員のPCR検査を行っていた。

また、岩下の濃厚接触者として小野都投手、和田康士朗外野手、東妻勇輔投手、山本大貴投手が特定された。15年ぶりの優勝へソフトバンクと激しい首位争いをしている中、緊急事態に陥った。

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ロッテ、コロナ陽性の鳥谷、角中ら11人の行動履歴も発表、2〜4日は球場への移動のみ[デイリー]

ロッテの鳥谷敬内野手、角中勝也外野手ら7選手を含む計11人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことが6日、分かった。

感染したのは鳥谷敬内野手、藤岡裕大内野手、三木亮内野手、荻野貴司外野手、清田育宏外野手、角中勝也外野手、菅野剛士外野手と伊志嶺コーチ、スタッフ3人。すでに、4日に感染が判明していた岩下大輝投手ら2人を加え、計13人の大量感染となった。

球団は11人の行動履歴も発表。PCR検査から48時間前以降の記録を調査したところ、いずれの選手、スタッフも10月2、3、4日ともにZOZOマリンスタジアムへの車での移動、および練習、試合参加以外の外出記録はなかったとした。

ロッテは岩下らの陽性判定を受け、4日に1、2軍の選手らを含めて関係者全員のPCR検査を行っていた。

また、岩下の濃厚接触者として小野都投手、和田康士朗外野手、東妻勇輔投手、山本大貴投手が特定された。15年ぶりの優勝へソフトバンクと激しい首位争いをしている中、緊急事態に陥った。

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ロッテ、新たに11人感染1軍7選手も、試合開催へ[デイリー]

プロ野球ロッテは6日、新たに荻野貴司外野手、角中勝也外野手ら1軍の7選手を含む11人の新型コロナウイルス感染が判明したと発表した。4日に感染が発表された岩下大輝投手らと合わせ、球団内で計13人の集団感染となった。6日に千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われるオリックス戦は予定通り開催する。

岩下投手の感染を受けて、1軍の選手や監督、コーチ、スタッフのPCR検査を行った。陽性となった選手は他に清田育宏外野手、菅野剛士外野手、鳥谷敬内野手、藤岡裕大内野手、三木亮内野手。伊志嶺翔大コーチとチームスタッフ3人の感染も判明した。

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ロッテ、1軍の複数選手が感染コロナ、6日の試合は開催へ[デイリー]

プロ野球ロッテで新たに1軍の複数選手が新型コロナウイルスに感染していることが6日、関係者への取材で分かった。4日に岩下大輝投手(24)と1軍チームスタッフ1人の感染が判明。同日に1軍の監督、コーチ、選手、スタッフのPCR検査を行っていた。

5日には2軍の関係者も全員がPCR検査を受けた。陰性が確認された2軍選手と入れ替えた上で、6日に千葉市の本拠地ZOZOマリンスタジアムで予定されているオリックス戦は開催する方向。管轄の保健所が陽性者と濃厚接触があった人物の特定を進めている。

パ・リーグ2位のロッテは5日時点で、首位ソフトバンクを2ゲーム差で追い掛ける。

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激震のロッテ、6日オリックス戦は予定通り開催へ、鳥谷ら11人の感染判明も[デイリー]

ロッテの鳥谷敬内野手、角中勝也外野手ら7選手を含む計11人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことが6日、分かった。

同日のオリックス戦(ZOZOマリンスタジアム)は保健所、日本野球機構に相談のうえ、予定通り行うという。10月2日から4日に対戦した西武にも濃厚接触者はいないとした。

感染したのは鳥谷敬内野手、藤岡裕大内野手、三木亮内野手、荻野貴司外野手、清田育宏外野手、角中勝也外野手、菅野剛士外野手と伊志嶺翔大コーチ、スタッフ3人。すでに、4日に感染が判明していた岩下大輝投手ら2人を加え、計13人の大量感染となった。

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主力複数がコロナ感染の疑い、会食人数制限なし、危険な放任主義、他球団関係者「やっぱり」[夕刊フジ]

1974年以来の勝率1位でのリーグ優勝を狙うロッテに、最悪のタイミングでウイルス禍が襲いかかった。4日に岩下大輝投手(24)が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性となったことを受け、1軍首脳陣、選手らを一斉に緊急検査。5日までに、さらに選手7人を含む複数に陽性反応が出たことが分かった。感染が疑われるのは鳥谷敬(39)、藤岡裕大(27)、三木亮(28)の3内野手と、荻野貴司(34)、清田育宏(34)、角中勝也(33)、菅野剛士(27)の4外野手。これだけの主力野手が1軍から離脱となれば、逆転優勝へラストスパートを図るチームが、大幅な戦力ダウンを強いられることは必至だ。

岩下に続いて複数の陽性反応が確認されたことで5日、球団は対応に追われた。保健所が濃厚接触者を特定し、感染拡大を予防するために行う疫学調査への協力として、行動履歴および接触状況を報告。前日4日まで3連戦を戦った西武、その前カードの日本ハムにも感染が疑われる選手らの名前を伝えて、接触者の確認を求めている。

先月に集団感染が発生した阪神では、名古屋遠征中に上限4人の球団内規を破った8人での会食が問題視された。いまだに遠征中の外食を全面禁止して高い警戒レベルを維持する球団も多くあるなか、ロッテは会食の人数制限さえ設けない放任主義。他球団関係者は「この間も『パ・リーグで1番先に感染者が出るのはロッテだろう』と話していたところだった。感染者が出たと聞いても、やっぱりなとしか思えない」と明かす。

今回陽性が判明した選手7人はいずれも野手。鳥谷と所属事務所が同じで親交が深い清田、その同期の荻野といった関係性からみて、札幌遠征中の会食が感染ルートになった可能性が疑われる。

ロッテは今世紀に入って05、10年に日本一に輝いているが、前者はシーズン勝率2位からプレーオフ(現クライマックスシリーズ)を勝ち上がってのリーグ優勝扱い。後者もシーズン3位から、「史上最大の下克上」で頂点まで上り詰めた。

勝率1位でシーズンを終え優勝を勝ち取ったのは、金田正一監督が率いた1974年が最後。45年間にわたり、勝率1位から遠ざかっているのはプロ野球史上最長だ。

目下2ゲーム差で追走する首位ソフトバンクとは、昨季に続いて10勝4敗1分と抜群の相性を誇り、まだ直接対決を9試合も残している。この千載一遇のチャンスが、見えない脅威への警戒を怠ったせいで潰えてしまうのか。今週9日からの首位攻防戦を前に、井口ロッテは今季最大の危機を迎えた。

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[千葉魂]安田「誠」ユニまとい躍動、新たな伝説へ存在感示す[千葉日報]

誠ユニホームがよく似合っていた。マリーンズは本拠地で行われた10月2日から4日のライオンズ戦において日本一に輝いた2005年シーズンのホームユニホームの1つである誠ユニホームを着用して試合に臨んだ。この3連戦でひときわ、存在感を見せていたのは安田尚憲内野手。2連敗で迎えた3日の試合で勝ち越しの6号3ランを放つと翌4日も勝ち越し2点適時二塁打。05年のレジェンド達の想いが乗り移ったかのような力強い打球だった。

「このユニホームを着て身が引き締まる想いがありました。日本一になったユニホームを着て思ったのは自分達も日本一になりたいということ」。

3連戦を終え帰路に就く安田は充実した表情で振り返った。あれは9月15日のことだった。遠征先のホテルで試合が終わり、自室でリラックスしている時に野球の動画を見ていた。たまたま05年のマリーンズの軌跡を振り返る動画を見つけた。90分間という長い動画だったが、見ていると時間はあっという間に過ぎた。見終わった時、何ともいえない高揚感があった。

「たまたま見ました。05年のホークスとのプレーオフや日本シリーズの戦い。その中で先輩達が誠ユニホームを着ているのを見て、これが今度、自分達も着るユニホームかと思いました。先輩方が戦っている姿は本当にカッコよかった。自分もこういう舞台でプレーをしたいと思いました。すごくモチベーションになりました」と安田。

05年といえば、まだ安田は幼稚園に通っていたころ。当然、この時期のプロ野球の思い出はない。それだけにじっくりと90分間かけてマリーンズ伝説の1年を振り返られたことは意義深いことであり、誠ユニホームがファンにとって特別な価値を持つものであることを知ることができた。だからこのユニホームを着用して試合に臨む3連戦は絶対にファンと共に喜び合える、そんな時にしなくてはいけないと燃えていた。3試合を振り返ると想い通りの活躍となった。

ペナントレースはついに残すところ28試合となった。6月19日に開幕した異例のシーズンがついに決着の時を迎えようとしている。そして安田はそんなイレギュラーな年において7月21日から4番に座り続ける。「終盤の僅差の場面においてチャンスで打席に立つとやっぱり震えますよ」と21歳の若者は本音を口にする。ただ、打てないかもしれないという恐怖や重圧から逃げようとはしない。「打席で楽しむことはできないけど、こういう緊張感の中でやれているということは選手としてやりがいがあることだと思います。毎日、震えていますけど、その分、毎日が充実している」と胸を張る。

こんな若者だからこそ井口資仁監督は4番として使い続ける。4番は志が高く強い責任感を持ち合わせた男にしか務まらない。安田には天賦の長打力と共に4番としての資質が備わっている。だからこそ1974年以来46年ぶりとなるリーグ1位を目指すチームの4番を打つ。秋が深まっている。マリーンズはまだまだ熱い。その中心に21歳の若者がいる。新しい伝説の真っただ中にいる。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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