楽天は2回に小深田の2点二塁打と鈴木大の2点適時打で4点を先制し、6回に銀次のスクイズに悪送球が絡んで2点を加えた。岸は2安打1四球で13三振を奪い、2年ぶりの完封で4勝目を挙げた。ロッテは投打に元気がなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東北楽天 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 6 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ロッテが楽天岸に13三振を喫し、完封負けした。井口監督は「割り切って振るしかない。どんな状況でも自分のスイングをできなくちゃいけない。それがプロなので」と打線に求めた。コロナ禍で療養中だった荻野ら5人がこの日、2軍練習に復帰。指揮官は「明日(16日)にファームでシート打撃をやるので」と明かし、状況を確認した上で「どんどん(1軍に)上げていきたい」と話した。
ロッテ松本尚樹球団本部長(50)は15日、新型コロナウイルス陽性判定を受けた岩下大輝投手(24)らの行動に関する一部週刊誌報道について、9月末の札幌遠征時に岩下らが外食した事実を認めた。6日の記者会見では「誰1人行っていないです」と外食を否定しており、発言に食い違いがあったことを謝罪した。岩下は15日、保健所の許可を得た上で他4選手とともに2軍練習に合流した。
選手、スタッフ14人が新型コロナウイルスに感染したロッテ。最初に発表された岩下の行動に関する発言において、齟齬があった。
大量の感染者が出たことを受け、松本本部長は6日に会見。9月29日からの札幌遠征期間中、外食に出た選手について「誰1人、行っていないです」と答えた。しかし一部週刊誌が、岩下ら選手4人が、試合前日の同28日に札幌市内の飲食店で外食したことを報じた。同本部長は「言い方が悪い部分もありました」と外食していたことを認め、謝罪した。
球団は以前から選手、スタッフに行動記録の報告を義務づけており、岩下らの外食も把握していた。遠征では、その期間の都市の感染状況に応じ「外出禁止」「4人以内、部外者が入らないならOK」などとルールを定めてきた。報じられた9月末は「4人以内〜」のルールが設けられていた。6日の記者会見で「それを破ったことは今回もない」と明言していた同本部長は「4人以内というルールを破った選手はいなかった」とあらためて強調した。
当初は5日夜に会見予定だった。PCR検査を経ての保健所との協議に時間を要し、1日遅れでの報道対応となった。同本部長は対応への混乱があったことも認め「1個1個の質問に答えていたので、そこに誤解も多少あったところもあるので」と「誰1人〜」発言を悔やんだ。
行動記録は各自が管轄の保健所に申告し、感染経路を特定する協議が続いた。6日の会見で同本部長は「感染経路は全く分からない。そういう状況です」と説明。報道された会食と感染の因果関係は、立証されていない。
保健所からの許可を受け、陽性と判定された岩下、鳥谷、荻野、清田、三木の5選手が、ロッテ浦和球場での2軍練習に合流した。代わって1軍に上がった2年目藤原らの頑張りで、チームは優勝争いに食らいついている。態勢を整え最後の勝負に集中する。
ロッテは15日、新型コロナウイルス陽性と判定されていた鳥谷敬内野手(39)荻野貴司外野手(34)清田育宏外野手(34)三木亮内野手(28)岩下大輝投手(24)の5選手が、ロッテ浦和球場での2軍練習に合流したことを発表した。
NPBのガイドラインに従い、各保健所の許可が出たことによるもの。
ロッテは15日、千葉市の球団事務所でスカウト会議を行った。26日のドラフト会議で早大・早川隆久投手(4年=木更津総合)を1位指名することを決め、公表した。松本球団本部長は「高校時代からものがいいのは分かっていました。順調に成長しているし、1年目から2ケタ勝てる投手」と高く評価した。
編成バランス上、左腕が不足していた。地元千葉出身の最速155キロ左腕は、この上ない存在だ。同本部長は「必ず競合すると思う」と話し、藤原、佐々木朗と2年連続で引き当てた井口監督の強運に託す。
指名人数は「まだ分からない」としながら、3〜5人を想定している模様。育成選手を多く獲得したい意向も表明した。「育成にチームとして力を入れていきたい。今後も極力多くとっていきたいと思います」と、一芸に秀でた選手の獲得を目指す。
ソフトバンクとの優勝争いを繰り広げるロッテは15日、今月18日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で「マリンフェスタユニホーム」を来場者先着9000人にプレゼントすることを発表した。
当日は、毎月ファン感謝デーの開催をテーマにした「マリンフェスタ supported by リポビタンD」が行われ、選手もフェスタ用の水色ユニホームを着用する。午前10時から球場外周配布ステーションで、プレゼントが行われる(当日のビジター外野応援席以外の観戦チケットが必須)。
ロッテは15日、平沢大河内野手(22)が横浜市内の病院で右肘骨棘切除・遊離軟骨除去術を行ったと発表した。
スローイング再開は術後2ヶ月後の予定。今季はここまで1軍出場はなく、2軍戦で56試合に出場している。
ロッテは15日、ZOZOマリンスタジアム内でスカウト会議を開き、26日のドラフト会議で早大の最速155キロ左腕・早川隆久投手(4年)を1位指名することを公表した。地元・千葉の木更津総合高出身の同投手を即戦力として高く評価したもの。1位指名選手の公表はオリックスの近大・佐藤輝明内野手に次いで2球団目となった。
松本尚樹球団本部長は「ドラ1は早川君で行きます。プロ1年目から先発で2桁勝てる投手」と高い評価を口にし、「高校時代からものがいいのは分かっていた。順調に成長しているし、実績も十分」と獲得を熱望。チームでは来季に向け、先発左腕の補強が急務となっていた。
早川が早大2年時に主将を務めていた同じ左腕の小島和哉が在籍するのも他球団にはないアピールポイント。最大9球団の競合も予想される中、同本部長は「監督が引き当ててくれると思う」。ロッテといえばクジ運の強さに定評があり、20011年以降のドラフトで1位指名の競合が8度あったが、抽選の末に11年藤岡、13年石川、15年平沢、18年藤原、19年佐々木朗の交渉権を獲得している。
15年ぶりのリーグ優勝を目指すロッテは投打に精彩を欠き、首位・ソフトバンクとのゲーム差は4に広がった。
「割り切って振るしかない。調子が悪いとか言って、当てに行くような打撃では駄目。どんな状況であっても、自分のスイングができないといけない。それがプロ」。
わずか2安打での零敗に、井口資仁監督(45)は語気を強めた。新型コロナウイルスの集団感染を発表した6日以降、8試合で3度目の零敗。計13得点しか奪えない深刻な打撃不振で、3勝5敗と失速している。
先発した小島も自身の2野選、1失策も絡んで7回6失点と期待に応えられず、「2回の4点が全て。チームに申し訳ない」とうな垂れた。
ただ、新型コロナに感染した8選手のうち荻野、清田、鳥谷、三木の4人の野手がこの日、2軍練習に合流。井口監督は「明日(16日)2軍でシート打撃をやるので、そこからどんどん(1軍に)上げていきたい。今週中にはほぼ全員が戻って来られると思う」との見通しを示した。
15年ぶりのリーグ優勝へ向けて残り20試合。パ・リーグのペナント争いの灯を消してはならない。
ロッテはわずか2安打で零敗を喫し、首位ソフトバンクとのゲーム差が4に広がった。最近5試合で6点しか奪えず、1勝4敗と失速。井口監督は「割り切って振るしかない。調子が悪いとか言って、当てに行くような打撃では駄目だ」と現状打破を求めた。
新型コロナウイルスに感染した荻野、清田らが2軍で練習を再開したのは朗報だ。15年ぶりのリーグ優勝へ向け、まさに今が正念場。井口監督は残り20試合へ向けて「どんな状況であっても、自分のスイングができないといけない。それがプロ」と言葉に力を込めた。
ロッテは15日、新型コロナウイルスに感染した8選手のうち岩下大輝投手(24)、荻野貴司外野手(34)ら5選手が、さいたま市のロッテ浦和球場で行われた2軍の練習に合流したと発表した。鳥谷敬内野手(39)、清田育宏外野手(34)、三木亮内野手(28)も練習を再開した。
球団によると日本野球機構(NPB)が定めた新型コロナウイルス感染予防ガイドラインに従い、管轄の保健所の許可も得たという。井口資仁監督(45)は「体調の良い選手から(1軍に)上げていきたい。今週中にはほぼ全員戻って来られる」との見通しを示した。
今月4日に岩下投手と1軍チームスタッフ1人の感染が判明したことで、同日中に1軍関係者全員のPCR検査を実施。総勢10人以上の陽性が確認され、5選手が濃厚接触者と判定されていた。
ロッテは15日、千葉市内の球団事務所でスカウト会議を開き、26日のドラフト会議で早川隆久投手(早大)を1位指名することを公表した。
松本尚樹球団本部長は「ドラ1は早川君でいきます」と明言。「(プロ)1年目から先発で2桁勝てるという評価。(指名は)競合すると思うが、井口監督が引き当ててくれるでしょう」と話した。
ロッテ・松本尚樹本部長は15日、同日に発売された一部週刊誌で新型コロナウイルスに感染した岩下大輝投手(24)らが札幌遠征中の9月28日に外食していたことが報じられた件について釈明した。同部長は6日の会見で「誰1人行っていない」としていたが、「伝わり方も色々あって多少の誤解を与えたかもしれないが、(部外者を含まない)4人以内(の外食はOK)のルールを破った選手はいないということ。そう理解していただきたい」と話した。
ロッテは15日、新型コロナウイルスに感染した8選手のうち岩下大輝投手(24)、荻野貴司外野手(34)ら5選手が、さいたま市のロッテ浦和球場で行われた2軍の練習に合流したと発表した。鳥谷敬内野手(39)、清田育宏外野手(34)、三木亮内野手(28)も練習を再開した。
球団によると日本野球機構(NPB)が定めた新型コロナウイルス感染予防ガイドラインに従い、管轄の保健所の許可も得たという。
今月4日に岩下投手と1軍チームスタッフ1人の感染が判明したことで、同日中に1軍関係者全員のPCR検査を実施。総勢10人以上の陽性が確認され、5選手が濃厚接触者と判定されていた。
1974年以来、46年ぶりとなるリーグ1位を目指すロッテは15日、10月18日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で来場者先着9000人にマリンフェスタユニホームをプレゼントすると発表した。配布はZOZOマリン外周配布ステーションで、当日の観戦チケット(ビジター外野応援席を除く)持参者を対象に午前10時から行う。
当日は2020年最後(4回目)の「マリンフェスタ supported by リポビタンD」となる。マリンフェスタは15年から続く、「マリーンズをもっと身近に、そしてもっと多くの人に応援してもらえるように」との思いで選手と球団がファンサービスに取り組む企画試合。
ロッテは15日、平沢大河内野手(22)が横浜市内の病院で右肘骨棘切除および遊離軟骨除去手術を行ったと発表した。術後2ヶ月からスローイングを開始できる見込みで、今季中の復帰は絶望的。2016年ドラフト1位で仙台育英から入団した同選手はプロ5年目の今季は1軍出場はなく、2軍で出場56試合、打率.142、1本塁打、10打点だった。
ロッテは15日、千葉市内の球団事務所でスカウト会議を開き、26日のドラフト会議で早大の早川隆久投手(22)を1位指名することを決めた。1位指名を公表したのはオリックスの近大・佐藤輝明内野手(21)に次いで2球団目。地元・千葉出身で最速155キロを誇る左腕を即戦力として評価した。同じくスカウト会議を行った日本ハムでも1位の最有力候補に挙がっており、最大6球団の争奪戦が展開される。
スカウト会議を終えた松本尚樹球団本部長は開口一番に「簡単に言うとドラ1、早川で行きます」と言い切った。さらに「1年目から2桁勝てるピッチャーという評価です」と大きな期待を寄せた。
早川は木更津総合3年時に春夏連続で甲子園に出場し、いずれも8強入り。ロッテは当時から地元・千葉出身の左腕を密着マークしていた。進学した早大でも1年からリーグ戦に出場し、3年時には大学日本代表として日米大学選手権に出場。今秋は先発で3試合連続2桁奪三振、救援含む4試合で46三振を奪ってリーグ単独首位の原動力になっており、松本本部長は「元々評価していた。順調に成長し、今も実績は十分」と語った。
今季はソフトバンクと優勝争いをしているが、左腕は駒不足の実情がある。先発左腕に限れば、早川と同じ早大出身で2年目の小島が7勝を挙げているのが最多。その他は同じ2年目の中村稔が2勝しているだけで、ウイークポイントの補強にも当てはまる。
最速155キロを誇る即戦力左腕を他球団も放っておくはずがなく、松本本部長は「競合はすると思うので、そこは監督が引き当てるかな」と期待した。井口監督は18年のドラフトで3球団競合の末、藤原(大阪桐蔭)の交渉権を獲得。昨季も4球団競合の末、最速163キロを誇る右腕・佐々木朗(大船渡)を引き当てており、指揮官のくじ運に懸ける。
日本ハムもスカウト会議を行い、大渕隆スカウト部長は「今年は大学生が豊作。大学生の中から1番いい投手を選びたい」と大学生投手を1位で指名すると明言した。日本ハムは「その年のNo.1選手を指名する」というスタンスを貫いており、早川の1位指名が最有力となっている。
早川にはロッテ、日本ハムに加え、ヤクルトと広島も指名する可能性がある。即戦力投手が欲しい楽天とDeNAも参戦すれば、最大で6球団の競合となりそうだ。運命のドラフト会議まであと10日。大学No.1左腕が最大の目玉となる。
ドラフト会議で1位指名が6球団以上重複したのは17年の清宮幸太郎(早実=7球団)まで9人。最多は89年の野茂英雄(新日鉄堺)と90年の小池秀郎(亜大)の8球団。大学生の6球団以上指名は小池の他に79年岡田彰布(早大)、07年大場翔太(東洋大)、10年大石達也(早大)各6球団。早川に6球団以上の指名が集まれば、左腕では小池以来2人目、早大では3人目となるがどうか。
ロッテはリクエストが悪い方向に出た。2回無死一、二塁。バントを捕球した小島が三塁封殺を狙った送球はアウトの判定も、楽天側のリクエストで覆った。さらに無死満塁の右飛でマーティンが好返球。三塁走者が自重すると、捕手の田村は田中和が飛び出した二塁に転送した。際どい判定はセーフで井口監督のリクエストも覆らず。小島は7敗目を喫し肩を落とした。
今季10度目の零敗で首位ソフトバンクに4ゲーム差をつけられた井口監督は「打線が機能していない」と奮起を促した。
ロッテの松本尚樹球団本部長(50)は15日、週刊新潮が新型コロナウイルスに感染した岩下ら4選手が札幌市内で会食していたと報道したことを受けて「(遠征中の会食は部外者を含まない)4人以内という(球団独自の)ルールを破った選手はいない」と強調した。9月29日から今月1日まで札幌ドームで日本ハム3連戦があり会食は9月28日に行われたとされる。
同本部長はチーム内の集団感染を発表した6日に札幌遠征中に外食した選手は1人もいなかったという趣旨の説明をしていたが「言い方が悪かった。1つだけ言えるのは、ルールを破った選手はいなかったということ」と発言を訂正した。
また、この日は陽性と判定されていた岩下、鳥谷、荻野、清田、三木の5人が15日に保健所の指示を受けた隔離期間を終え、浦和球場での2軍練習に合流したと発表した。
ロッテ打線は岸に完璧に封じ込められた。わずか2安打で今季10度目の零敗。首位・ソフトバンクと4ゲーム差に開いた一方で、3位・楽天には4ゲーム差に迫られた。
4回まで走者は四球の1人のみ。5回に先頭・安田がチーム初安打となる二塁打を放ったが、後続が封じ込められた。
8回まで毎回の13三振。前日にプロ初アーチの1番・藤原も4打数ノーヒットで2三振と抑えられた。
先発・小島も7回9安打6失点で7敗目。2回に2死満塁から連続適時打を浴び「2回の4点が全て。申し訳ない」と悔やんだ。
今季10度目の零敗を喫したロッテ・井口監督は「チーム全体として打線が機能してない。割り切って振るしかない」と奮起を促した。楽天・岸の前にわずか2安打で三塁すら踏めなかった。
ほんの数センチを巡るリクエスト合戦が明暗を分けた。
「暗」はロッテ。2回無死一、二塁から小島がバントを捕球して三塁へ送球。一度は封殺と判定されたが、楽天ベンチのリクエストで覆った。
無死満塁でプレー再開。和田の右飛をマーティンが本塁に送球。三塁走者のロメロは自重したが、二塁走者の田中和が飛び出した。すかさず田村が送球し、西巻がタッチも判定はセーフ。井口監督がリクエストを要求したが、約5分間のリプレー検証でも覆らなかった。小島は続く下妻を三振に取ったが、2死から小深田に先制の右線2点二塁打を浴びた。
リクエストが成功していれば終わっていたイニングで、2死から4失点。結局、7回6失点で7敗目を喫した小島は「2回の4点が全て。申し訳ない」とうな垂れた。
2回の楽天の攻撃中に、両チームによるリクエストの応酬があった。
まず無死一、二塁の場面。銀次の送りバントを処理したロッテ・小島は三塁へ送球した。最初の判定はアウトだったが、走者のロメロがベンチにアピール。三木監督がリクエストを要求した。
長いリプレー検証の結果、判定はセーフに。楽天は無死満塁とチャンスを広げた。
続くプレーでは今度はロッテがリクエスト。和田は右翼への浅い飛球で、右翼手のマーティンは本塁へノーバウンド返球。ここで二塁走者の田中和が飛び出しており、捕手の田村からベースカバーに入った西巻に転送。タッチプレーはセーフと判定された。
これに対して井口監督はリプレー検証を要求。今度も長い検証となったが、判定は変わらずそのままセーフ。
2度のリクエストは、結果的にいずれも楽天側を利する形に。そして2死後、楽天は小深田、鈴木大の連続適時打で一気に4点を先制した。
ロッテは新型コロナウイルス陽性と判定されていた岩下大輝投手(24)、鳥谷敬内野手(39)、荻野貴司外野手(34)、清田育宏外野手(34)、三木亮内野手(28)の5人が15日、保健所の指示を受けた隔離期間を終えて浦和球場での2軍練習に合流したと発表した。
これを受けて、松本尚樹球団本部長が感染者が出た時期の札幌遠征中に外出した選手はいなかったという当初の説明を訂正。「(外出者はいたが)4人ルールを破った選手はいないという認識だった」と、遠征時の会食は部外者を含まない4人以内とする感染対策を破った選手はいなかったと修正した。
ロッテが15日、千葉市内の球団事務所でスカウト会議を行い、松本尚樹球団本部長が26日のドラフト会議で早大の本格派左腕・早川隆久投手(4年)を1位指名することを明言した。1位指名選手を公表したのはオリックスの近大・佐藤輝明に次いで2球団目。
松本本部長は「元々評価していた。時間かからずに決まった。順調に成長し、1年目から2桁(勝利)期待できる」と説明した。
早川は地元千葉県出身の最速151キロを誇る左腕で、木更津総合では3年時に甲子園春夏ベスト8進出。早大では1年時からリーグ戦に出場し、3年時は大学日本代表として日米大学選手権に出場した。
ロッテは新型コロナウイルス陽性と判定されていた鳥谷敬内野手、荻野貴司外野手、清田育宏外野手、三木亮内野手、岩下大輝投手の5人が15日、隔離期間を終えて浦和球場での2軍本隊の練習に合流したことを発表した。
ロッテは5年目の平沢大河内野手(22)が15日、横浜市内の病院で右肘骨棘切除・遊離軟骨除去術を行ったと発表した。
術後2ヶ月でスローイングを開始できる見込み。仙台育英から15年ドラフト1位で入団した平沢は、1年目から1軍出場を経験するなど236試合に出場し、打率.197、7本塁打。今季は2軍で56試合に出場したが、打率1割台で1本塁打に止まっている。
ロッテの松本尚樹球団本部長が15日の楽天戦前に取材に応じ、一部週刊誌が新型コロナウイルスに感染した岩下ら4選手が会食していたと報道したことを受け、「4人以内というルールを破った選手はいなかったということ」と強調した。チームは9月29日から10月1日まで札幌Dで日本ハムとの3連戦を行い、会食は9月28日に行われたとされる。
松本本部長はチーム内での集団感染を発表した6日に、札幌遠征で外食した選手は1人もいなかったという趣旨の説明をしていた。「言い方が悪かった。1つだけ言えるのは、ルールを破った選手はいなかったということ」と釈明した。
ロッテは15日、新型コロナウイルスに感染していた岩下大輝投手(24)、鳥谷敬内野手(39)、荻野貴司外野手(34)、清田育宏外野手(34)、三木亮内野手(28)の計5人がロッテ浦和での2軍練習に復帰したことを発表した。
岩下は4日に陽性が判明、6日には鳥谷を含む計7選手の感染が新たに報告されていた。自宅待機を経て、保健所の許可を得ての復帰となった。濃厚接触者含めた他8人は自宅待機などで復帰を目指している模様だ。
思わず表情を曇らせた。楽天先発・岸を相手に打線はわずか2安打無得点と撃沈。井口監督は「どんな状況であっても、自分のスイングができないといけない。それがプロ」と不甲斐ない打線に奮起を求めた。今季10度目の零封負けで、首位・ソフトバンクとのゲーム差は4に広がった。
ツキも味方しなかった。初回1死で加藤が二盗し1度はセーフも、相手のリクエストで判定が覆った。2回にも無死一、二塁から銀次の送りバントを小島が三塁に送球。判定はアウトもこれまたリクエストでセーフとなった。無死満塁から和田の右飛でマーティンが本塁に返球。この時、二塁走者・和田が飛び出し、捕手・田村から遊撃・西巻へ転送したがセーフ。逆に、井口監督のリクエストは覆えらなかった。
チームは計8選手の新型コロナウイルス感染により、この日まで計30人の入れ替えを実施。若手中心に何とか乗り越えようとしたが、主力が離脱する前までの8試合の1試合平均得点は4.1点、入れ替えをしてからの8試合は1.6点と急降下。指揮官は「割り切って振るしかない」と厳しい表情で指摘した。
しかし、まだ下を向いてはいけない。この日、感染していた岩下、鳥谷、清田、荻野、三木の計5選手が2軍練習に復帰。1軍合流も目前で、井口監督は「今週中には全員戻ってくるかな」と早期復帰を示唆した。首位ソフトバンクとのゲーム差は開いたが、今月27日からの敵地3連戦にはベストメンバーがそろう可能性は高い。さらに11月3日からも本拠地3連戦が待ち、直接対決は残り6試合。指揮官は「最後まで我々は突っ走らないといけない。状態どうこう言ってる場合じゃない」と力を込めた。現状に耐え、しのぎ、主力の復帰とともに逆襲する。
ロッテは15日、千葉市内の球団事務所でスカウト会議を行い、松本球団本部長が26日のドラフト会議で地元千葉出身の早大・早川を1位指名することを公言した。同本部長は「元々評価していたので時間はかからずに決まった。順調に成長しているし、実績は十分。1年目から2ケタ勝てるという評価」と先発候補として期待した。
全体の指名人数に関しては「まだ分からないけど3〜5人くらいかな。育成は多く獲りたい」と説明。大学NO.1投手ということもあり「必ず競合すると思う。そこは監督が引き当てるということで」と昨年、4球団競合の末、佐々木朗を引き当てた指揮官に信頼を寄せた。
ロッテは15日、新型コロナウイルスに感染していた鳥谷敬内野手(39)、荻野貴司外野手(34)、清田育宏外野手(34)、三木亮内野手(28)、岩下大輝投手(24)の計5人が隔離期間を終え、ロッテ浦和での2軍練習に合流したことを発表した。
岩下は4日にPCR検査の結果、陽性と判明しその他の選手は5日に陽性が判明。自宅待機を続けており、約10日間の隔離期間を経て練習に復帰した。
1974年以来、46年ぶりとなるリーグ1位でのリーグ優勝を目指すロッテが15日、本拠地で開催される18日の日本ハム戦でマリンフェスタユニホームを先着9000人にプレゼントすることを発表した。
ユニホームの配布はZOZOマリンの外周配布ステーションで当日の観戦チケット(ビジター外野応援席を除く)を所有する人を対象に10時から行う。また当日は、2020年最後の「マリンフェスタ supported by リポビタンD」を開催。球団広報は「マリンフェスタのユニホームは今年、8月23日、9月27日と2回、配布し大好評をいただきました。今回が最後のマリンフェスタで最後の配布となります。この機会にぜひご入手ください」とコメントした。
ロッテは15日、平沢大河内野手(22)が横浜市内の病院で右肘のクリーニング術(右肘骨棘切除・遊離軟骨除去術)を行ったことを発表した。
2015年にドラフト1位でロッテに入団した平沢は、ここまで通算236試合に出場し、7本塁打、打率1割9分7厘。今季はプロ5年目で初めて1軍出場がなく、ファームではチームで3番目に多い56試合に出場するも打率1割4分2厘と不調。術後2ヶ月からスローイングを開始する見込みで、内野手争いへ期待がかかる選手であったが、今季中の復帰は絶望となった。
ロッテはわずか2安打で零敗を喫し、首位ソフトバンクとのゲーム差が4に。最近5試合で1勝4敗と失速。
井口監督は貧打に「割り切って振るしかない。調子が悪いとか言って、当てに行くような打撃では駄目だ」と現状打破を求めた。15年ぶりのリーグ優勝へ向け、正念場。井口監督は「どんな状況であっても、自分のスイングができないといけない」と力説した。
ロッテは15日、ZOZOマリンスタジアムでスカウト会議を開き、26日に行われるドラフト会議で早大の早川隆久投手を1位指名することを決めた。松本尚樹球団本部長は「1年目から2桁勝てる投手。そんなに時間はかからなかった」と高い評価を口にした。
早川は千葉・木更津総合高出身の左投手で、2016年の甲子園大会で春夏ともに8強に入った。早大では球速が155キロまで上がり、松本本部長は「高校時代からものがいいのは分かっていた。順調に成長している」と獲得を熱望した。
ロッテの松本尚樹球団本部長は15日、週刊新潮が新型コロナウイルスに感染した岩下大輝投手ら4選手が会食していたと報道したことを受け「(会食は)4人以内というルールを破った選手はいない」と強調した。
会食は札幌遠征中の9月28日に行われたとされる。同本部長はチーム内での集団感染を発表した6日に、札幌遠征で外食した選手は1人もいなかったという趣旨の説明をしていた。「言い方が悪かった。1つだけ言えるのは、ルールを破った選手はいなかったということ」と釈明した。
ロッテは15日、新型コロナウイルスに感染した8選手のうち岩下大輝投手(24)、荻野貴司外野手(34)ら5選手が、さいたま市のロッテ浦和球場で行われた2軍の練習に合流したと発表した。鳥谷敬内野手(39)、清田育宏外野手(34)、三木亮内野手(28)も練習を再開した。
球団によると日本野球機構(NPB)が定めた新型コロナウイルス感染予防ガイドラインに従い、管轄の保健所の許可も得たという。
今月4日に岩下投手と1軍チームスタッフ1人の感染が判明したことで、同日中に1軍関係者全員のPCR検査を実施。総勢10人以上の陽性が確認され、5選手が濃厚接触者と判定されていた。
2位ロッテが痛い連敗。3位楽天との差を4ゲームに詰められた。
楽天先発・岸の前に4回まで無安打。5回に無死から安田の二塁打で初安打を記録したが、続く中村が見逃し三振、福田秀が投ゴロ、井上が空振り三振に倒れた。
放った安打は8回の井上の左前打との2本だけ。13三振を喫し、2安打完封負けとなった。
先発小島は2回、無死からロメロ、田中和の連打と犠打野選で満塁とされ、小深田の2点二塁打、鈴木大の2点適時打で4点の先制を許した。6回は1死二、三塁から銀次のスクイズをホームにグラブトスしたがこれが悪送球(記録は野選と失策)となり2点の追加点を許した。
ロッテの松本尚樹球団本部長は15日、週刊新潮が新型コロナウイルスに感染した岩下大輝投手ら4選手が会食していたと報道したことを受け「(会食は)4人以内というルールを破った選手はいない」と強調した。ロッテは9月29日から10月1日まで札幌ドームで日本ハムとの3連戦があり、会食は9月28日に行われたとされる。
松本本部長はチーム内での集団感染を発表した6日に、札幌遠征で外食した選手は1人もいなかったという趣旨の説明をしていた。「言い方が悪かった。1つだけ言えるのは、ルールを破った選手はいなかったということ」と釈明した。
ロッテは15日、ZOZOマリンスタジアムでスカウト会議を開き、26日に行われるドラフト会議で早大の早川隆久投手を1位指名することを決めた。松本尚樹球団本部長は「1年目から2桁勝てる投手。そんなに時間はかからなかった」と高い評価を口にした。
早川は千葉・木更津総合高出身の左投手で、2016年の甲子園大会で春夏ともに8強に入った。早大では球速が155キロまで上がり、松本本部長は「高校時代からものがいいのは分かっていた。順調に成長している」と獲得を熱望した。
ロッテは15日、平沢大河内野手が横浜市内の病院で右肘骨棘切除・遊離軟骨除去術を行ったと発表した。
2ヶ月後にスローイング開始予定。今季中の復帰は絶望となった。
平沢は仙台育英高から16年ドラフト1位で入団。昨季までの1軍通算打率.198、7本塁打。今季は1軍でのプレーはなく、2軍での打率は規定打席中最下位の.142、1本塁打の成績だった。
ロッテは15日、新型コロナウイルスに感染した8選手のうち岩下大輝投手(24)、荻野貴司外野手(34)ら5選手が、さいたま市のロッテ浦和球場で行われた2軍の練習に合流したと発表した。鳥谷敬内野手(39)、清田育宏外野手(34)、三木亮内野手(28)も練習を再開した。
球団によると日本野球機構が定めた新型コロナウイルス感染予防ガイドラインに従い、管轄の保健所の許可も得たという。
今月4日に岩下投手と1軍チームスタッフ1人の感染が判明したことで、同日中に1軍関係者全員のPCR検査を実施。総勢10人以上の陽性が確認され、5選手が濃厚接触者と判定されていた。
チームの緊急事態に、期待の若手が頭角を現した。プロ2年目、20歳のロッテ・藤原恭大外野手が14日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われた楽天戦でプロ初本塁打を放った。「1番・左翼」で先発出場し、初回、楽天先発・涌井の初球の143キロ速球を右翼席中段へ運ぶ先制弾だった。
2018年、現中日の根尾らとともに大阪桐蔭高を春夏連続全国制覇に導いた藤原は、ドラフト1位でロッテ入りしたが、1年目の昨季はわずか6試合出場、19打数2安打、打率.105に終わった。今季は開幕から2軍暮らしが続いていたが、主力選手が新型コロナウイルスに感染し大量離脱したことを受けて、今月6日に緊急昇格。4打数2安打1打点のこの日を含め、今季6試合に出場し、22打数8安打3打点、打率.364と予想を超える活躍を見せている。
元ヤクルトの名外野手でゴールデングラブ賞7度、盗塁王1度を誇る飯田哲也氏は、「本塁打は、涌井がマウンドで足を滑らせてバランスを崩し、真ん中に来た球でしたが、藤原の思い切りの良さが光りました。昇格後これまでのプレーは、十分1軍レベルに達しています」と指摘する。
3回1死走者なしの第2打席では、ワンバウンドしそうな低めのシンカーを拾い、中前へ運ぶ技ありのヒット。飯田氏は「ボール球ですから、褒められた打ち方ではないが、センスの良さを感じた」と評した。
走塁でも見どころがあった。3回のヒットの後、加藤の死球で二塁へ進塁。続くマーティンの打球はセンターの定位置付近への中飛だったが、藤原は思い切りよくタッチアップで三塁を狙った。微妙なタイミングだったが、中堅手・田中の送球が藤原の左手に当たり、まんまと三塁を陥れた。
この場面を飯田氏は「手に当たっていなければ、アウト。次の打者は4番の安田でしたから、無理をする場面ではなかった。ただ、中堅手の田中が送球態勢を取らずにボールを捕ったのを見て、咄嗟にスタートを切ったのだとすれば、大したものですよ」と指摘した。
5回1死二塁で迎えた第3打席。空振りした2球目のストレートは、涌井のこの日のMAX148キロを計測した。「涌井が明らかにギアを上げたシーンでした。球界を代表する右腕を本気にさせたのだから、藤原にとって収穫でしょう」と飯田氏。7回の第4打席で、内角低めのスライダーに空振り三振を喫したあたりは、プロ16年目の貫録を見せつけられた格好だ。
限りない可能性を感じさせる藤原のプレー。降って湧いたような1軍昇格だったが、転がり込んできたチャンスを手放しては、プロとして生き残れない。鳴り物入りで入団してきた期待株が、このままスターダムにのし上がるか。
ロッテのチェン・ウェイン投手が14日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われた楽天戦で9年ぶりにNPB公式戦登坂を果たした。先発して6回2失点と好投したが、試合には1−4で惜敗。首位ソフトバンクとの差は3ゲームに開いた。現役時代は外野守備の名手として鳴らし、ヤクルトとソフトバンクでコーチを歴任した飯田哲也氏が、この試合の持つ意味を分析した。
ロッテのチェン・ウェイン投手が14日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われた楽天戦で9年ぶりにNPB公式戦登坂を果たした。先発して6回2失点と好投したが、試合には1−4で惜敗。首位ソフトバンクとの差は3ゲームに開いた。現役時代は外野守備の名手として鳴らし、ヤクルトとソフトバンクでコーチを歴任した飯田哲也氏が、この試合の持つ意味を分析した。
かつて中日に2004年から11年まで在籍し、通算36勝30敗。その後メジャーに移籍し、オリオールズ、マーリンズで2桁勝利を3度マークするなど、MLB通算59勝(51敗)を挙げたチェンが、久しぶりに日本のマウンドに帰ってきた。
ストレートの球速は140キロ台前半にとどまったが、スライダー、チェンジアップを交え相手に的を絞らせない。3回までは、二塁も踏ませず無失点。飯田氏は「球威や変化球のキレ自体は驚くほどのものではないが、テークバックが小さく、右肩が開くのが遅いので、打者にとっては球の出どころが見づらい。タイミングを合わせにくい投球フォームだ。テンポが良く、ストライクを先行させていたことも、試合をつくれた要因だと思う」と指摘した。
今季はマリナーズとマイナー契約を結ぶも6月に自由契約となり、9月にロッテ入り。当初は2軍戦で試運転を行ってから1軍に昇格する予定だったが、新型コロナウイルスの感染者がでたことでロッテ2軍は試合開催が不可能に。やむなく8日にシート打撃登坂をこなしただけの“ぶっつけ”で、1軍デビューとなった。
1点リードの4回には1死一、三塁から、ロメロに同点右犠飛を許した。5回には明らかにすっぽ抜ける球が目立ち始め、1−1の同点で迎えた6回、先頭の浅村にカウント3−1から、真ん中に入った140キロ速球を左翼席へ放り込まれた。結局この回限りで降板し、投球数88で7安打4奪三振無四死球2失点。敗戦投手となったが、飯田氏は「先発投手として十分合格点をもらえる内容だし、今後は投げるたびに、実戦感覚を取り戻し、スタミナも増していくと思う。残り21試合で逆転優勝を狙うロッテにとって、貴重なピースになりうる」と評した。
一方で、飯田氏は「“ぶっつけ本番”とあって、5回の段階で疲れは見えていた。5回74球で交代させ、いいイメージのまま次回登板につなげる手もあったのではないか」との見解も示した。
チェンの降板後、ロッテは7回に“勝ちパターン”の唐川を投入。8回は東條が3者凡退で切り抜けた。ところが、1点ビハインドのまま迎えた9回、防御率4.50の佐々木千をマウンドに送ると、下位打線に送りバントを挟んで3連打を浴び、致命的な2点を失った。
飯田氏は「結果論になってしまいますが、シーズンも終盤に入り、7回に唐川を投入した以上、1点ビハインドであっても9回はセットアッパーの澤村で行ってもよかったかなと思う。1点差のまま9回裏の攻撃となれば、展開は変わっていたかもしれない。澤村が前日(13日)の試合には登板せず、休養が取れていただけになおさらです」と指摘した。
コロナ禍で主力選手が大量離脱し、ただでさえ苦しいやりくりを強いられている井口監督。逆転優勝を狙うには、継投をはじめ選手起用の1つ1つがますます重要になってくる。