わたしはかもめ2020年鴎の便り(10月)

便

10月29日

福岡ソフトバンク4x−3千葉ロッテ(PayPayドーム)

ソフトバンクが今季4度目のサヨナラ勝ちで4連勝。1−3の8回に甲斐の11号ソロで追い上げ、9回1死二、三塁から暴投の間に2者が生還し逆転した。3番手の嘉弥真が3勝目。ロッテは抑えの益田が誤算で3連敗を喫した。

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千葉ロッテ0001100103
福岡ソフトバンク100000012x4x

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逆転負けロッテ田村涙「苦しいのは分かるけど」監督[ニッカン]

2位死守への貴重な白星が、ロッテから逃げていった。

1点リードの9回。7試合ぶりに登板の守護神益田が1死二、三塁のピンチを招いた。松田宣へのシンカーが低く抜け、捕手田村が三塁側へはじく。2者が一気に生還。ベンチは誰も動けない。田村はうつむき立ち上がれない。悔しさに目が潤む。左翼席のファンたちも同じだった。

死球を受けた田村の右手人差し指の爪は、復帰から1ヶ月たっても青い。「気合ですよ」。勝ち抜くために懸命に投手陣をリードし、バットを振ってきた。井口監督は田村ら選手の努力に敬意を表しつつ「こういう戦いで苦しいのは分かるんですけど、その中で何かを勝ち取らないと」と言葉を絞り出した。西武も敗れたため3位転落は免れたが、1勝が欲しかった。

3連敗だが先発投手は好投を続けている。不振にあえぐ井上も右方向への本塁打を含む2安打と、兆しを見せた。「残り全部マリンなので、何とかホームでいい調整をして頑張りたいと思います」と井口監督。30日からの楽天3連戦を含め、本拠地ZOZOマリンでの9試合で全日程が終了する。西武も楽天も勢いがある。何が必要か。もがいた1年間の答えを求められる時が来た。

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ロッテ美馬7回1失点も勝利逃し、失意の田村励ます[ニッカン]

ロッテは苦しい3連敗となったが、美馬学投手(34)は粘りの投球を見せた。

初回、ソフトバンク周東に出塁を許し、3番柳田に先制適時打を浴びた。チームは先制されると8連敗中。嫌な空気が漂うものの、ここから粘った。

直球をコーナーに、フォークなどの変化球を低めに丁寧に集め、ソフトバンクに凡フライの山を築かせた。わずかな制球ミスでスタンドに運ばれる可能性がある強力打線を、何とかしのいでいった。

井口監督は当初「6回まで美馬で7、8、9回はつなごうと思っていた」という想定だった。そこを7回も志願して続投し、しっかり3者凡退で終わらせた。7回4安打1失点。見事な粘りだった。

試合はサヨナラ負けになった。自身の10勝目も消えたが、失意の捕手田村を懸命に励ました。順当ならば、次回先発は11月5日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)。「チームにいい流れを持ってこらえるように、最後の試合まで頑張ります」と前向きなコメントで、次を見据えた。

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ロッテ4位河村に指名挨拶、目標は日本代表[ニッカン]

令和の怪物と「幕張ツインタワー」結成だ。ロッテからドラフト4位で指名された星槎道都大・河村説人(ときと)投手(23)が29日、同大で指名挨拶を受けた。身長192センチの最速150キロ右腕。このまま入団が決まれば、昨年のドラフト1位の佐々木朗と並んでチーム日本人最長身となる。「(チームで)1番大きいということなので、それに見合うような活躍をしたい」と誓った。

球速アップのために、4歳下の豪腕からも学ぶつもりだ。「体の使い方など、自分よりも優れていると思う。話を聞いてみたい」。当面は5キロ増を目指す中で、最速163キロ右腕の存在は生きた教材となる。

指名挨拶に訪れた永野プロ・アマスカウト部長が期待する将来像は「短いイニングだったら、すぐ使えると思う。でも、あの上背と(決め球の)フォーク。マリンで躍動するには先発がいい」。本人も先発志望で、佐々木朗とともに先発ローテを組めれば、脅威のコンビとなりそうだ。

まずは体重87キロと線が細い肉体強化がメーンとなりそうだが、河村が目標に掲げたのは「日本代表に野球人生でなったことがない。1つのモチベーションにしたい」。大学では候補止まりだった侍ジャパン入りというビッグな夢を携え、プロ入りの準備を進めていく。

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ロッテ鳥谷350二塁打記念の「TORI弁当」販売[ニッカン]

ロッテは29日、鳥谷敬内野手(39)の通算350二塁打達成を記念し、コラボグルメ「TORI弁当」の記念パッケージを数量限定で販売すると発表した。

30日の楽天戦(ZOZOマリン)から球場Dゲート内付近のワゴンで販売され、横断幕風の記念パッケージがデザインされる。高い人気を誇る鳥づくしの弁当で、今回は焼き鳥が1本増量される。

鳥谷選手は25日のオリックス戦(京セラドーム大阪)の8回に代打で出場し、史上46人目となる通算350二塁打を達成していた。

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ロッテ・田村、サヨナラ負けに悔し涙、益田暴投、ワンバウンド止められず[サンスポ]

ロッテは3−2の9回1死二、三塁で益田のシンカーが暴投となり、一挙に2者の生還を許してサヨナラ負け。ワンバウンドを止められなかった田村は、がっくりと肩を落として悔し涙。井口監督は「こういう戦いをして苦しいのは分かるが、その中で何かを勝ち取らないといけない」と、現実をかみしめるように話した。

最近10試合で1勝9敗と負けが込み、抑えの益田は3登板連続の黒星となった。クライマックスシリーズ(CS)に進出できる2位確保に向け、重苦しい雰囲気が漂う。ただ、残り9戦は全て本拠地で戦うだけに、井口監督は「何とかホームでいい調整をして頑張りたい」と切り替えを強調した。

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不振のロッテ・井上に一発!今月7日以来となる14号ソロ[サンスポ]

打撃不振にあえいでいるロッテの井上が今月7日以来となる14号ソロを放った。1−1の5回1死でムーアが初球に投じた高めの直球を、右中間にせり出すホームランテラス席に運んだ。「何とか投手を援護できるように、良いところで打てればと思っていた」と、嬉しそうにダイヤモンドを一周した。

試合前までの10月の打率は1割4分3厘と振るわず、ここ2試合は先発を外れていた。「7番・一塁」で先発に復帰した2打席目で持ち前のパンチ力を発揮すると、8回にも安打を放つ。ここで代走を送られて交代したが、井上の急失速が優勝を逃した一因となっただけに、クライマックスシリーズ(CS)に進出できる2位確保に向け、復調して意地を示したいところだ。

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ロッテD4位・河村「マリーンズ投手陣のピースとなれるように頑張りたい」[サンスポ]

ロッテからドラフト4位で指名された星槎道都大の河村説人投手が29日、同校で永野吉成プロ・アマスカウト部長、榎康弘チーフスカウト、柳沼強担当スカウトから指名挨拶を受けた。

192センチの長身から投げ下ろす150キロの真っ直ぐとフォークボールを武器にする右腕は「挨拶に来ていただき、また1つ気が引き締まり、プロでやっていくのだという気持ちになりました。マリーンズは若くていい選手が多いので、年齢関係なく色々な選手に色々な話を聞いてみたいです。マリーンズ投手陣のピースとなれるように頑張りたいです」と意気込みを述べた。

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ロッテ、史上初2者生還逆転サヨナラ暴投…守護神・益田、痛恨ワンバン、田村捕球できず[スポニチ]

悪夢は3度続いた。ロッテ・井口監督は守護神を投入しながら20、21日の西武戦に続き、サヨナラ負け。捕手の田村は膝をつき、手で顔を覆った。1点リードの9回1死二、三塁で益田のワンバウンドしたシンカーをはじいた。ボールの行方を見失うと、三塁走者に続き、二塁から代走・釜元の生還も許した。井口監督は「最後はミス。苦しいのは分かるが、こういう試合をものにしないと上にいけない」と言った。

7回1失点だった美馬の3年ぶりの2桁となる10勝目も消滅。敵地でソフトバンクの優勝を阻止するどころか3連敗を喫し、CSを争う3位・西武と1ゲーム差、4位・楽天も2.5ゲーム差に迫る。残り9試合は全て本拠地。指揮官は「これでビジターは終わり。ホームで調整してやりたい」とファンの後押しと、選手の底力に期待した。

◇一気に2人生還の逆転サヨナラ負けは史上初

ロッテは9回に益田の暴投で柳田、釜元(ソ)の生還を許して逆転サヨナラ負け。51年6月3日に国鉄の金田が巨人戦の延長11回に2者連続暴投で逆転サヨナラ負けを喫した例があるが、一気に2人が生還しての逆転サヨナラ負けは史上初。

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ロッテ・井口監督「ブロックしたように見えたので…」、9回の本塁クロスプレーでリクエスト[スポニチ]

1点リードの9回1死二塁からロッテの4番・安田が中前打を放ったが、二塁走者・荻野は中堅手・柳田からの好返球で本塁タッチアウトになった。井口監督はすぐさま、リクエストを求めたが、判定が覆ることはなかった。

試合後、指揮官はそのシーンについて説明した。「ブロックしたように見えたので…。ただ、審判の見解は“ボールが来たので仕方ない”だった」。確かに、捕手・甲斐が捕球した位置はわずかに荻野の走路とかぶっていた。一方で、プレーの流れ的には仕方ないポジショニングともいえた。

試合は痛恨のサヨナラ負け。1点を争う展開だっただけに、結果的には勝敗を大きく左右する判定となった。

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ロッテ、逆転サヨナラ負けで3連敗…試合後、捕手・田村はぼう然として立てず[スポニチ]

ロッテは9回に1点リードで守護神の益田が登板も2点を失ってサヨナラ負け。チームは2位死守へ痛い3連敗。最近10試合で1勝9敗となった。

3−2で迎えた9回。3番手として守護神の益田がマウンドに挙がると先頭の柳田にいきなり右中間二塁打を浴び、続くグラシアルには四球を与えて無死一、二塁のピンチを招く。栗原に犠打を決められて1死二、三塁になると松田宣の打席でボールカウント2−0から益田の暴投で走者2人が生還してサヨナラ負け。試合終了後、捕手の田村は立てずぼう然としていた。

ソフトバンクは先発のムーアが8回3失点も勝ち負けつかず。打線は初回先頭の周東が二安で出塁。続く中村晃の打席で二塁盗塁を成功させて12試合連続盗塁となり、1971年と74年に記録した福本豊(阪急)の11試合連続のプロ野球を46年ぶりに更新した。その後1死二塁で柳田の右前適時打で先制に成功した。しかしその後、5回に勝ち越しを許すと1−3と2点リードされて迎えた8回に甲斐の11号ソロで1点を返し、9回1死二、三塁で相手の暴投で逆転サヨナラ勝ち、チームは4連勝を飾った。

井口監督
「勝ちパターンで点を取られてしまった。最後はミスですからね。その辺を何とかしないと勝てないですね。苦しいのは分かるが、その中でもこういう試合を1つ1つものにしないと上にはいけない。」

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ロッテ、焼き鳥1本増量!祝・鳥谷350二塁打![スポニチ]

ロッテは鳥谷の史上46人目となる通算350二塁打達成を記念し、30日の楽天戦(ZOZOマリン)から鳥谷選手コラボグルメ「TORI弁当」を記念パッケージで焼き鳥を1本増量して数量限定販売する。

販売は開場時間である午後4時からDトッポゲート付近のワゴンにて行う。

記念パッケージには350二塁打達成記念パネルのロゴと「祝 通算350二塁打」という横断幕風メッセージが記念パッケージ限定としてデザインされている。

鳥谷は25日のオリックス戦の8回に代打で出場し、史上46人目となる通算350本目の二塁打をマークした。球団広報室は「TORI弁当は焼き鳥や唐揚げなど鳥づくしの内容で白米の上に鳥谷選手の似顔絵イラスト(大豆シート)がのっている弁当です。7月28日の販売開始時には20種類以上ある選手関連飲食メニューの中でNo.1の売り上げとなっており、鳥谷選手の人気を象徴するお弁当でもあります。今回、350二塁打を祈念して焼き鳥を1本増量。さらに350二塁打達成の際の記念パネルのロゴがプリントされた一品となっています。野球観戦の際はぜひご賞味ください」とPRした。

通算350二塁打達成記念パッケージ「TORI弁当」、販売価格:1200円(税込)、販売店舗:ほそや(ZOZOマリンスタジアム Dトッポゲート付近ワゴン)、「こめの弁当・ほそや」千葉C−one(シーワン)店(マリーンズ公式HPから事前予約可能)。

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ロッテ、ドラ4河村、ロッテガムのようにキレ味ある投球見せる[スポニチ]

ロッテからドラフト4位で指名された星槎道都大・河村説人投手(4年)が同校で永野吉成スカウト部長、榎康弘チーフスカウト、柳沼強担当スカウトから指名挨拶を受けた。

1メートル92の長身から150キロの直球と落差の大きいフォークが武器となる右腕は「マリーンズは若くていい選手が多いので年齢関係なく色々な選手に話を聞いてみたい。元々、ロッテのガムをよく噛んでいてピリッとキレのあるブラックブラックガムを持ち歩くほど、お気に入りだったので何か縁を感じます」と嬉しそうだった。

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史上初逆転サヨナラ2ラン暴投で無念の幕切れ…捕手・田村龍弘は涙流し動けず[報知]

まさかの幕切れだった。1点リードの9回1死二、三塁。守護神・益田が投じた2球目が捕手・田村の前でワンバウンド。田村が止めきれず、ボールが大きく三塁ベンチ方向のバックネット付近へとはね返る間に三塁走者が生還し、二塁走者も激走。一瞬、逆方向へ走り出した田村の必死のホーム送球も間に合わず、無念のサヨナラ負けとなった。

うつむき、その場から動くことができない田村。涙を流す田村の元へ沢村が駆け寄り肩をさすった。思いもよらぬ敗戦に井口監督も「勝ちパターンで点を取られてしまった。最後もああいう形で。ミスですからね。その辺がやっぱり…しっかりと勝てなかった」と言葉を詰まらせた。

打線は復活の兆しを見せていた。25日から3試合連続で2ケタ三振を奪われ、この日を含めた最近5試合のチーム打率は2割1分5厘。それでも4回には荻野の1号ソロ、5回には17試合ぶりとなる井上の14号ソロで一時勝ち越し。8回にも1点を追加し3−1とした。

8回に沢村が被弾し1点差に迫られたが9回1死二塁、安田の中前安打の間に二塁走者・荻野が一気にホームへ。クロスプレーで捕手・甲斐と荻野が衝突した形になったが判定はアウト。コリジョンとして井口監督がリクエストするも覆らなかった。

先発の美馬も7回1失点と好投し、3年ぶりの2ケタ勝利が目前での逆転負け。チームは10月に入ってから7勝16敗と苦しい状況が続くが「その中で何か勝ち取らないといけないし、こういう試合で1つ1つものにしていかないと上には行けない」と指揮官。3位・西武とのゲーム差は1のままで、30日からの残り9試合は全て本拠地。全ての力を出し切り、ロッテがここから立ち上がる。

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ドラ4の星槎道都大・河村「ブラックブラックガムを持ち歩くほどお気に入り」ロッテ愛を告白[報知]

26日のドラフト会議でロッテから4位指名を受けた星槎道都大(北海道)の河村説人投手(23)が29日、永野プロ・アマスカウト部長らから指名挨拶を受けた。

「挨拶に来ていただき、また1つ気が引き締まりプロでやっていくのだという気持ちになりました。ここまで自分がやってきたことが間違ってなく、報われたことを嬉しく思います」と振り返った。

白樺学園高では2015年夏の甲子園に出場。1回戦の下関商(山口)戦で先発し、5回3失点の力投も試合では3−4で敗れた。その後、亜大を1年で中退後、星槎道都大に入学。192センチの長身から投げ下ろす150キロのストレートと落差のあるフォークが武器で、マウンドでの冷静なピッチングも評価されて、念願のプロ指名を勝ち取った。

ロッテのイメージについて聞かれると「マリーンズは若くていい選手が多いので年齢関係なく色々選手に話を聞いてみたいです」と胸を弾ませた。さらに「ロッテのガムをよく噛んでいて、ピリッとキレのあるブラックブラックガムを持ち歩くほど、お気に入りだったので何か縁を感じます」と“ロッテ愛”も告白。

同じ長身の右ピッチャーとしては昨年のドラフト1位・佐々木朗がいるが、「マリーンズ投手陣のピースとなれるように頑張りたいです」と憧れの舞台での活躍を誓った。

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鳥谷敬の通算350二塁打達成を記念し「TORI弁当」をバージョンアップして販売[報知]

ロッテは29日、鳥谷敬内野手(39)の通算350二塁打達成を記念し、30日の楽天戦から鳥谷とのコラボグルメ「TORI弁当」をバージョンアップして、数量限定販売することを発表した。

350二塁打達成記念パッケージとし、焼き鳥を1本増量して販売。当日は開場時間の午後4時からDトッポゲートのワゴン付近で販売を開始する。価格は1200円(税込)で、球団公式HPから事前予約も可能。

球団広報は「7月28日の販売開始時には20種類以上ある選手関連飲食メニューの中でNo.1の売り上げとなっており、鳥谷選手の人気を象徴するお弁当でもあります。野球観戦の際はぜひご賞味ください」とコメントした。

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ロッテ・田村、号泣…ワンバン止めれずサヨナラ2ラン暴投[デイリー]

勝利を目前にしての結末は、残酷だった。守護神のワンバウンドを止めきれなかったロッテの捕手・田村はその場にうずくまり、涙を流した。最後はチームメートに抱えられ手で目を拭いながらベンチへ戻った正捕手。そのシーンが、まさかの2ラン暴投で逆転サヨナラ負けを喫したダメージを物語っていた。

3−2の9回に守護神・益田を投入したが、1死二、三塁のピンチを招いた。松田宣に対し、低めの変化球がワンバウンドとなり、捕手・田村が後逸。ボールがファウルゾーンを転々とする間に2者の生還を許し、痛恨の3連敗だ。

井口監督は、厳しい表情を浮かべて「最後はああいう形でミスですからね。しっかりとやらないと勝てないということ」と言葉を絞り出した。そして「こういう試合を1つ1つものにしていかないと、上に行けない」と前を向く。

3位・西武が敗れゲーム差は1のままだが、チームは最近10試合で1勝9敗と危機的な状況。CS進出に向けて踏ん張りどころを迎えた。

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ロッテまさか…暴投で2者生還し逆転サヨナラ負け、ガックリ田村立ち上がれず[デイリー]

まさかの結末が待っていた。ロッテは1点リードの9回、守護神・益田が登板。1死二、三塁で松田宣を迎え、2ボールからの3球目が、ワンバウンドとなった。ボールをはじいた捕手・田村が一瞬ボールを見失った間に、2者が生還して逆転サヨナラ負けとなった。

記録は益田の暴投。責任を感じた田村はその場でうずくまり、しばらく立ち上がれなかった。チームメートに肩をたたかれ、慰められながらベンチに引きあげた。

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ロッテ・沢村が被弾、甲斐に左中間に運ばれる、ロッテ移籍2本目[デイリー]

ロッテ・沢村が一発を浴びた。

7回1失点の先発・美馬の後を受けて、2点リードの8回に登板。先頭のバレンティンを捕邪飛に仕留めたが、1死走者なしで迎えた甲斐に、真ん中低めの156キロのストレートを左中間席に運ばれるソロ本塁打を打たれた。続く周東、中村晃は打ち取った。

沢村は10月2日の西武戦でメヒアに決勝の本塁打を打たれており、ロッテ移籍後の被本塁打は2本目。

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ロッテ・鳥谷の「TORI弁当」通算350二塁打達成記念パッケージで数量限定販売[デイリー]

ロッテは29日、鳥谷敬内野手の史上46人目となる通算350二塁打達成を記念し、30日の楽天戦(ZOZOマリンスタジアム、18時試合開始)から同内野手のコラボグルメ「TORI弁当」を記念パッケージ(焼き鳥を1本増量)で数量限定販売すると発表した。

販売は開場時間の16時からDトッポゲート付近のワゴンで行う。350二塁打達成記念パネルのロゴと「祝 通算350二塁打」という横断幕風メッセージが記念パッケージ限定としてデザインされている。

鳥谷は25日・オリックス戦(京セラドーム大阪)の8回に代打で出場し、通算350本目の二塁打を放った。

ロッテ広報室は「TORI弁当は、焼き鳥や鶏唐揚げなど鳥づくしの内容で白米の上に鳥谷選手の似顔絵イラスト(大豆シート)がのっている弁当です。7月28日の販売開始時には20種類以上ある選手関連飲食メニューの中で.1の売り上げとなっており、鳥谷選手の人気を象徴するお弁当でもあります。今回、350二塁打を記念して焼き鳥を1本増量。さらに350二塁打達成の際の記念パネルのロゴがプリントされた一品となっています。野球観戦の際はぜひご賞味ください」とPRした。 詳細は以下の通り。

通算350二塁打達成記念パッケージ「TORI弁当」、販売価格:1200円(税込み)

販売店舗:ほそや(ZOZOマリンスタジアム Dトッポゲート付近ワゴン)、「こめの弁当・ほそや」千葉C-one(シーワン)店(マリーンズ公式HPから事前予約可能)。

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ロッテのドラ4河村「ロッテのガムをよく噛んでいて、縁を感じます」指名挨拶[デイリー]

ロッテからドラフト4位指名された河村説人投手(星槎道都大)が29日、同大で永野吉成プロ・アマスカウト部長、榎康弘チーフスカウト、柳沼強担当スカウトから指名挨拶を受けた。

河村は「挨拶に来ていただき、また1つ気が引き締まり、プロでやっていくのだという気持ちになりました。ここまで自分がやってきたことが間違ってなく、報われたことを嬉しく思います。マリーンズは若くていい選手が多いので年齢関係なく、色々な選手に色々な話を聞いてみたいです。マリーンズ投手陣のピースとなれるように頑張りたいです」と抱負を語った。

そして「元々、ロッテのガムをよく噛んでいて、ピリッとキレのあるブラックブラックガムを持ち歩くほど、お気に入りだったので何か縁を感じます」と話した。

河村は192センチの長身から投げ下ろす大型右腕。最速150キロの直球と落差のあるカーブが武器の逸材だ。

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6年前からの数奇な縁、ロッテ1位・鈴木、楽天2位・高田の法大2投手が歩んだ同じ道[Full-Count]

◇切磋琢磨した4年間で2人は左右のエースに成長し、“真夏の春”の東京六大学制した

4年越しの夢が叶った。ロッテからドラフト1位指名を受けた鈴木昭汰投手と、楽天から2位指名を受けた高田孝一投手。法大の左右のエースは切磋琢磨しながら、最上級生となった今年、“真夏の春”の東京六大学野球リーグで優勝するなど、成長の階段を共に昇ってきた。高校3年生の秋、2人は夢を封印し、プロ志望届を出さなかった。あの時の決断は間違っていなかったと、今は胸を張って言える。

26日のドラフト会議終了後、DeNA育成1位で指名された法大・石川達也投手と3人でオンライン会見に臨んだ。鈴木は「4年間、一緒に頑張れたメンバーとプロに進めるのは嬉しいです」と仲間の顔を見渡した。会見が終わったのは午後9時すぎ。人生で最も長く感じたという1日。体は心地よい疲労感に包まれていた。

鈴木は中学時代にU−15に選ばれ、当時、侍ジャパンの鹿取義隆監督に才能をさらに見出された逸材。常総学院(茨城)で3度、甲子園に出場するなど、世代屈指の左腕だった。しかし、3年夏の甲子園の後、侍ジャパン高校日本代表に選出漏れし、自信を失っていた。

当時、左投手は豊富で、寺島成輝(履正社→ヤクルト)、高橋昂也(花咲徳栄→広島)、堀瑞輝(広島新庄→日本ハム)、早川隆久(木更津総合→早大→楽天1位)が選出されていた。全員が活躍し、アジアの頂点に立った。鈴木の“落選”は甲子園までの登板過多、コンディションを判断してのこと。実力不足が直接的な理由ではなかったが、相当な悔しさを味わった。

日本代表になりたい、プロに行きたい…そのことが頭の大半を占めていた17歳。スカウトからの評価は高かったが、ぶつかった壁も高く、出すつもりでいたプロ志望届は、学校や家族と相談し、胸の奥にしまった。

「あの時、足りない部分はたくさんありました。もう1度、力をつけて、4年後、絶対にドラフト1位になってやる、という気持ちでいました」。

自信を取り戻すための4年間がスタートした。自信は技術で身に付くもの。175センチと身長はそう高くないが、リリースポイントや体幹トレで球速を早く見せるフォームを身につけた。変化球でかわすのではなく、速球を軸に変化球を自在に操るイメージに近づけるため、スピード強化にも取り組んだ。高校時代の最速は142キロだったが、4年間で約10キロアップ。「以前はここまで真っ直ぐで押せなかったと思います」と当時からの変化を感じ取っていた。

だが、成長の1番の要因は良き相談相手でもあるライバルの存在だった。「高田がいたから、僕は4年間、頑張れたと思います。負けたくなかったし、支えになりました。それは今でも思っています」。刺激し合ってきたからこそ、4年生でリーグ優勝、さらにはNPB球団から高い評価を受けるまでになった。

2人の出会いは、高校時代まで遡る。

◇高校2年秋の関東大会で選抜出場切符を争った常総学院と平塚学園

2014年10月27日、秋季関東大会の準々決勝(現ZOZOマリンスタジアム)で常総学院は5-3で平塚学園を破り、センバツ出場を確実にした。この試合、平塚学園先発の高田は9回5失点で完投負け。鈴木は5回途中から救援登板し、相手打線を抑えた。喜ぶ鈴木に、肩を落とす高田……。この時の思いは今も忘れてはいない。高田は甲子園出場はないものの、1年生の時から公式戦登板を果たすなど、2人はスカウトが注目する投手になっていた。

高田も4年前を回顧する。「順調に高校の最終学年までは来たんですが、最後、自分の思うような球が投げられなかったんです。プロに行けると思わなかったので、(プロに行けるか、行けないかという)賭けに出るよりは、力をつけて、上のレベルで技術を磨こうと思いました」。鈴木同様、プロ志望届は出さず、次のステージへ視線を向けた。

2人が再会したのは約1年後の法大の練習会だった。言葉を多く交わした記憶はないが、“選抜をかけて戦った相手”という存在に気がついていた。そして、翌春。寮生活がスタートした。

先に大学のリーグ戦に登板したのは鈴木だった。高田は「僕は1年生から試合に出られるとは思っていなかったので」と感情を表に出すことはなかったが、2年になると立場は逆転。高田がリーグ戦で先発を任されるようになると、鈴木は調子を落とし、スタンドで応援する日々だった。

負けん気の強い鈴木は感情を隠そうとはしなかった。「すごい悔しかったです。自分は何をしているんだろう、と」。大学初勝利は2年春の高田の方が早かった。鈴木は2年時、1試合もリーグ戦で登板することなく終えた。力の差を感じていた。

また自信を失いかけそうになった時、鈴木の目に入ってきたのはライバル・高田の練習に取り組む姿だった。

◇来年は違うユニホームでプレー、同じパ・リーグでもし投げ合ったら…

「自分がやるべきことをやっていなかったなと思えました。練習ってサボるのは簡単。ちょっと手を抜いてしまいそうになった時、高田を見ると、一切、手を抜いていなかった。同じ投手メニューをこなしていたので、これでは負けてしまうな、と。それがモチベーションに変わりました」。

鈴木は気持ちを表に出すタイプで、高田は胸に秘めるタイプ。互いに自分の持っていない「良さ」に気づき、リスペクトしあうようになっていった。高田は鈴木に直接、伝えたことはないが「マウンドで感情を出して向かっていけるメンタルの強さ」「打者を見ながら投球ができるところ」など、羨ましく感じていたという。

3年生になり、2人は初めて、一緒にベンチ入り。4年生になると鈴木が投手リーダー、高田がサブリーダーとなり、投手陣を引っ張った。グラウンドだけでは足りず、時には寮の部屋でチームが勝つためにはどうすればいいかを話し込んだ。気分転換に鈴木が高田の部屋へ、用もなく入り浸ったこともあった。過去には休日に映画を2人で見に行ったこともある。かけがえのない時間が2人の成長を後押しした。

鈴木は照れくさそうに、高田に言った。「ここまで高いモチベーションを保ってこられたのは高田のおかげだと思っている。“ありがとう”、じゃないけれど、これからも一緒に頑張っていけたらと思っている」。一方、高田は鈴木に「高校の関東大会で負け、大学で4年間一緒にやった。カードの1戦目を(鈴木)昭汰に取られた時は悔しかったけど、この野郎!とは思わなかった。野球への取り組み方や結果を見ていれば、納得した。これからも見習ってきたいなと思う」。ドラフト会議を約1週間後に控えた頃の出来事。お互いが初めて、本音をぶつけ合った。

来年は違うユニホームで別々の道を歩むも、パ・リーグという同じフィールドで対戦する。もしも、お互いが投げあうとしたら「無茶苦茶、意識すると思う」と声を揃えた。鈴木が指名されたロッテの本拠地は、あの時、2人が投げ合った場所。野球の神様はもしかしたら、同じ場所を用意するのではないだろうか。

同じ道を歩んだ4年間は終わろうとしている。ただ、2人だけの物語はいつまでも続いていく。

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