ロッテがソフトバンクに2年連続で勝ち越した。0−1の5回に安田の2点二塁打で逆転し、6回に押し出し四球で1点、8回に3点を加えた。美馬は8回途中1失点で3年ぶりの10勝目。ソフトバンクの東浜は8回途中6失点だった。
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福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 3 | x | 6 |
ロッテ美馬学投手の8回途中1失点の好投は多くのものをもたらした。CS進出への可能性を残し、チームのAクラスを確定。そして自身の10勝目と規定投球回数クリア。
「気持ちを入れて、全力でいったつもりです」。シーズン最後の先発で、防御率も4点台から3点台とした。バトンを託した沢村、益田は完璧リリーフ。「マリーンズらしい勝ち方だったのかなと思います」とホッとした顔を見せた。
新天地の1年目が佳境を迎えた。勝てない時期が続き「明らかに雰囲気が良くなかった」。投手、野手関係なくコミュニケーションをとってきたからこそ感じる空気の変化。好投で“あの頃”を呼び起こした。「勝っている時の流れは今日みたいな試合。いい流れになれば」と願う。残り3試合。お立ち台で「チーム一丸で」と仲間に託した姿は、小さな瞳にはどう映っただろう。10月に1歳になった長男が、アンナ夫人と観戦。愛息の見つめる前で初めて白星を挙げた夜にもなった。
今のロッテ打線には大きな期待はできない。投手陣が踏ん張って抑えつつ、限られたチャンスをものにするしかない。それがCS進出を目指したロッテの現実的な戦い方になる。
その根拠として、打線がいかに消極的か、この試合のファーストストライクへの対応に表れている。試合が決まった6回まで、26打者のうちファーストストライクをスイングしたのは8人しかいない。
さらに、打者の振り遅れが目立つ。バッティングカウントでのファウルは、ほとんどが反対方向。打者有利のカウントで、この振り遅れは非常に気になる。こうしたところが、チーム打率がリーグ最下位の要因だと推測できる。
この試合は東浜のタイトルがかかっており、いわば東浜へのプレゼントゲームという位置付けだった。その中で、前半の東浜はどんどんストライク先行。そのストライクに対応できないというのは、個の力が足りていないことを意味している。
結局、東浜が中盤から中5日の疲労からか四球を連発して崩れた、いわゆる自滅のゲーム。つまり、ロッテは相手次第の戦い方に終始しており、それが後手後手に回る印象につながっている。残り3試合で西武とCS進出をかける。厳しい戦いを強いられるだろうが、攻撃面では自分達から攻める姿勢をもっと見せて欲しい。
ロッテが美馬学投手(34)の好投で、逆転勝ちを収めた。チームはこれで4年ぶりのAクラスが確定し、ソフトバンク戦の勝ち越しも決めた。
試合前の円陣で、井口監督が久しぶりに長い時間話した。「勝負ごとはどっちに転ぶか分からないので、だったら攻めて攻めて、神様を味方にするくらい攻めていこう。美馬に何とか10勝を」と呼びかけた。
打線の援護に支えられ、その美馬が自身2度目となる2ケタ勝利に届いた。大きな期待を受けて楽天からFAで加入し、10勝4敗。規定投球回数もこの日でクリアが決まった。「ほぼほぼ(野手に)勝たせてもらっているので、最後くらいはと」と、自身のミスで先制された後も粘った。
7月下旬からずっと4点台だった防御率は、一時期は5.71まで悪化した。好投を続け、この日の7回を投げ終えた時点で、3.97まで下げた。そこで降板せず、8回も2つのアウトを奪い、強力リリーフ陣にバトンをつないだ。
「しっかり1年間、ローテーションを守って貯金を作り、日本一になって井口監督を胴上げできるように頑張りたい」。
移籍1年目は19試合に先発し10勝4敗、防御率3.95。入団会見での決意を、半分はクリアした。残り半分への挑戦権を、仲間に託す。
ロッテは苦しむ安田尚憲内野手が試合を決めた。5回2死一、二塁で左中間へ逆転2点適時二塁打を放った。
シーズンの大半で4番を任されたが、不調の今は7番を経て、2試合続けて9番に座る。「実力不足です。もっと練習するしかない」。
井口監督にも「バットに動きを出せるように」とアドバイスを受けながら前向きに取り組む成果が出始めた。
ロッテがレオネス・マーティン外野手(32)と来季以降の契約延長で基本合意した。河合オーナー代行兼球団社長が5日、明かした。推定年俸2億円の複数年契約とみられる。
マーティンは昨季途中に入団。2年目の今季は104試合に出場して打率2割3分4厘、65打点で、ここまでチームトップの25本塁打を記録。強肩で右翼守備でも貢献した。しかし10月21日西武戦で左足首を捻挫し、米国で治療するため4日に一時離日。井口監督はポストシーズンに進出した場合の復帰について「最後何とか、間に合ってくれればと思いますけど」と話していた。再来日後に正式契約を結ぶ。
ロッテの育成ドラフト1位、立正大淞南・谷川唯人捕手(18)が5日、島根・松江市内の同校で永野スカウト部長、黒木担当スカウトの指名挨拶を受けた。
強肩が売りで、右打者としてもコースに逆らわない打撃が魅力。「指名いただいた時はすごく嬉しかったです。まずは支配下選手を目指して必死に練習に取り組んでいきたいと思います。肩の強さなどの守備面をまずはアピールして、足りない部分はしっかりと補って、将来的にはレギュラーをつかめるような選手になりたいです」と意気込んだ。
ロッテがレオネス・マーティン外野手(32)と2年600万ドル(約6億6000万円)で契約延長したと、スポーツ専門局ESPNのエンリケ・ロハス記者が4日(日本時間5日)、自身のツイッターで伝えた。
マーティンは昨季途中にロッテに入団。2年目の今季は104試合に出場して打率2割3分4厘、いずれもチームトップの25本塁打と65打点の成績を残した。10月21日、西武戦の走塁の際に左足首を負傷。左足関節捻挫と診断され、4日に米国に一時帰国した。井口監督はポストシーズンに進出した場合の復帰について「最後なんとか、治療で帰ってきてね、間に合ってくれればと思いますけど」と話していた。
まだ終わらない。ロッテは5日、ソフトバンク最終戦(ZOZOマリン)に6−1で勝った。9番・安田尚憲内野手(21)が5回の逆転2点二塁打を含む3打点を挙げ、4年ぶりのAクラスと2年連続でのソフトバンク戦勝ち越しを決めると同時に、2位・西武に0.5ゲーム差と再接近。残り3試合、逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出へ夢をつないだ。
重苦しい空気がロッテベンチを支配する中、安田のバットから19イニングぶりの得点が入った。
「CSに出たいという気持ちだけで、何とか食らいついた」。
0−1の5回2死一、二塁で東浜の直球を捉え、左中間へ逆転の2点適時二塁打。送球間に進んだ三塁ベース上で両手を高々と上げた。バットのヘッドスピードが落ちていることを自覚し、打席ではあえて動きをつけるようにした。
チームは10月以降、9勝19敗1分けの大失速。その要因の1つが若き主砲、安田の不振だった。7月21日から86試合連続で4番に起用されていたが、10月31日の楽天戦で7番に、さらに前日4日からは9番に降格。「4番は打たせてもらっていただけで、自分で奪い取ったポジションではない。その分、精神的にしんどいときもあるが、全ては自分の実力不足」と話したが、8回にも2死満塁で押し出し四球を選ぶなど、打順が下がっても好機は常に安田を追いかけてきた。
試合前の円陣では異例の光景がみられた。井口監督自らが輪の中心に入り、「勝負事なんてどっちに転ぶか分からないんだから、攻めて攻めて神様を味方にするぐらい攻めていこう!」とナインを鼓舞。それに応えた21歳は「残り3試合も必ずいいところで打ちます」。7日にも西武のCS進出が決定する窮地に変わりはないが、天はまだ見放していない。
ロッテは5日、レオネス・マーティン外野手(32)と来季以降の契約に合意したと発表した。年数は明らかにされていないが複数年契約で、年俸約200万ドル(2億860万円)とみられる。来日2年目の今季は104試合に出場し、打率.234、チームトップの25本塁打、65打点(5日現在)。河合克美球団社長は「ウチにとって貴重な戦力。来年もやってもらえるように契約しました。外国人だがフォア・ザ・チームで勝利へのこだわりが強く、チームリーダーになっている」と評価した。
マーティンは10月21日の西武戦(メットライフ)での走塁で左足首を負傷。「左足関節捻挫」と診断されて翌22日に出場選手登録を外れ、今月4日に治療のため米国に帰国していた。
自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消えたロッテに19イニングぶりの得点が入った。0−1の5回2死一、二塁で安田が左中間を破る適時二塁打。二走に続き、一走の藤岡もヘッドスライディングで生還。ソフトバンク・工藤監督のリクエストでリプレー検証となったが、左手が甲斐のタッチより一瞬早くベースに触れており、判定通り「セーフ」となった。
「打ったのはストレート。チャンスだったので何とかしたかった。気持ちで打ちました」。チームは10月以降8勝19敗1分けの大失速。その要因の1つが若き主砲の不振だった。
7月21日から86試合連続で4番に起用されていたが、10月31日の楽天戦で7番に、さらに前日4日からは9番に降格。それでも淡々とプレーする姿に、井口監督は前日の試合後「もっと、がっつきながら頑張ってくれないとレギュラーは獲れない」と厳しい言葉を投げかけていた。
先発・美馬は「CS出場できるように、とにかく全力で頑張ります」。短い言葉に決意を込めて、自身としても3年ぶり2度目の2桁勝利がかかるマウンドに上がった。今季ソフトバンク戦は6試合に登板して、4勝1敗、防御率3.23。しかし、3回2死一、二塁で柳田の投直をグラブで叩き落としながら一塁へ悪送球。二走の生還を許したが、8回途中まで4安打1失点と好投を続けた。
ロッテの河合克美オーナー代行兼球団社長は5日、マーティン外野手(32)と来季以降の契約に合意したことを明らかにした。年俸約2億円での複数年契約を結んだとみられ「勝つことに対する思いが強い。うちにとって必要な選手」と信頼を寄せた。
来日2年目の今季は104試合に出場して打率2割3分4厘、25本塁打、65打点と活躍。右翼手として強肩でも貢献した。10月21日の西武戦で左足首を捻挫し、米国で治療を受けるため4日に一時離日した。(金額は推定)
ロッテから育成ドラフト1位で指名された立正大淞南高(島根)の谷川唯人捕手(18)が5日、同校で永野吉成プロ・アマスカウト部長、黒木純司担当スカウトから指名挨拶を受けた。
二塁までの送球タイム1秒85を誇る強肩捕手。井口資仁監督(45)からの直筆サイン色紙をプレゼントされた谷川は「指名いただいたときはすごく嬉しかった。まずは支配下選手を目指して必死に練習に取り組んでいきたい。肩の強さなどの守備面をまずはアピールして、足りない部分はしっかりと補って将来的にはレギュラーをつかめるような選手になりた」と決意を新たにした。
ロッテ・細川亨捕手(40)が今季限りで現役を引退することが5日、分かった。前日に球団から戦力外通告を受け、他球団でプレーする意思はないことから決断した。
細川は青森大から01年の自由獲得枠で西武に入団。堅実な守備とパンチ力のある打撃で長く一線で活躍した。04年4月4日の日本ハム戦ではサイクルヒットを達成。10年オフにソフトバンクにFA移籍し、08、11年と2球団でベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝いた。
送りバントも得意で通算296犠打はプロ野球歴代8位だった。楽天を経て19年からロッテに所属。今季は1軍出場がなかったが、2軍では若手選手に熱心にアドバイスを送るなど、多くの関係者に慕われていた。
ロッテ・美馬学投手(34)が5日、ソフトバンク戦で7回2/3を4安打1失点(自責0)と好投し、3年ぶりの2桁勝利となる10勝目を挙げた。自力でのCS進出が消滅している中で望みをつないだ。チームは残り3試合で2位・西武に0.5ゲーム差と肉薄し、4年ぶりのAクラスも確定。逆転でCS進出を果たせば、今季ソフトバンク戦で5勝を挙げた「鷹キラー」の存在感は、さらに増す。
こんな試合をしたかった。残り3試合で、2位・西武と0.5ゲーム差。逆転CSに望みをつないだ美馬は、満面の笑みだった。2年連続で規定投球回数に達し、17年以来の2桁となる10勝目を手にしたからではない。チームが本来の姿を取り戻したからだ。
「ほとんど打線に勝たせてもらっている。今日も自分のエラーから始まったけど、いつもヤス(安田)がいいところで打ってくれる。最後は沢村、益田とつないで、マリーンズらしい戦いができた」。
10月上旬までソフトバンクと首位を争ったが、そこから大失速。前夜は西武にも抜かれて3位に転落し、自力CS進出の可能性も消えた。美馬は「チームの雰囲気は悪かった。みんな周りばかりを気にしている」と感じた。
だから、ベテランは立ち上がりから飛ばした。「普段通りでなく、気持ちを入れて全力でいった」。そんな姿が伝わった。チームは今季12球団トップの472四球を生かして得点した。3回には自らの一塁悪送球で1点を先制されたが、打線は5回に安田の2点二塁打で逆転し、6、8回と押し出し四球を選び追加点を入れてくれた。
8回2死満塁で代打デスパイネが登場すると、ここまで1点と好投してきたが、美馬は交代となった。「投げたい気持ちはあったけど、沢村は三振を取れる投手なので“そうだな”と思った」。ベンチ前で、沢村がリリーフカーから降りるまで拍手を送った。「頼むぞ!」と託し、中大の後輩は空振り三振に仕留めてくれた。
楽天からFA移籍して1年目。「鷹キラー」として期待され、5勝1敗と結果を残した。チームは12勝11敗1分けと2年連続勝ち越しも決め、ライバルの「完全優勝」を阻んだ。それでも満足感はない。「(楽天に在籍した)昨年はCSでソフトバンクに負けた。まだ戦いは終わっていない」。もう1度、王者を倒すため、美馬はマウンドに上がるつもりだ。
ロッテは打撃不振の安田が0−1の5回2死一、二塁で左中間に逆転の2点二塁打を放った。2球で追い込まれたが、3球目の直球を捉え中堅手と左翼手がお見合いする形で落ちた。「捕られるかと思ったが一塁走者の藤岡さんが走ってくれた」。ロッテに19イニングぶりの得点をもたらした。
7月21日〜10月30日の86試合で4番を務めたが、以降は7、9番と打順を下げた。落ち込むことはあっても「自分の打順は頭にない。打てないのは実力不足。練習をするしかない。残り3試合も必ず良いところで打つ」と言う。
試合前の円陣では「勝負事はどっちに転ぶか分からない。神様を味方にするくらい攻めていこう」と声を出した井口監督も、「安田が苦しみながら結果を出してくれた」と喜んだ。
ロッテ・河合克美オーナー代行兼球団社長(68)が5日、レオネス・マーティン外野手(32)と来季以降の契約を延長することで合意したと明かした。年俸2億円程度の2年契約とみられ、「勝つことに対する思いが強い選手」と評価した。
来日2年目の今季は104試合に出場し、打率.234、25本塁打、65打点。10月21日の西武戦で左足首を痛めたため、現在はポストシーズンでの復帰に向け米国で治療を受けており、再来日後に正式契約を結ぶ。シーズン途中にロッテ入りした昨季は52試合で14本塁打を放ち、オフに1年契約を結んでいた。
ロッテがソフトバンクとの対戦成績を12勝11敗1分けとし、今季の勝ち越しを決めた。先発の美馬学投手(34)が7回2/3を4安打1失点の快投。楽天時代の17年に11勝を挙げて以来となる2桁10勝目を手にし、規定投球回もクリアした。
「絶対に勝つという気持ちを持ってマウンドに上がった。大事な試合で勝てたことが1番嬉しい」。
8回2死二塁で交代の際には、2番手の沢村が来るまでマウンドに残った。「僕は頼むぞと鼓舞するつもりだったが、あの場面で(沢村は)落ち着いた感じで来てくれた」。沢村はデスパイネを空振り三振に仕留めて、ほえた。
打線も安田尚憲内野手(21)が1点を追う5回2死一、二塁から、左中間二塁打を放った。二塁走者に続き、一塁走者の藤岡がヘッドスライディングで生還した。「気持ちで何とか食らいついた。藤岡さんがよく走ってくれました」。走攻守、全員が気持ちでつながった。
2位の西武とは0.5ゲーム差に詰め寄ったが、自力CS進出の可能性はない。直接対決も1試合残っているが、ロッテが残り3戦に全勝しても、西武が残り4試合でロッテ戦以外で3勝したらCS進出はできない。勝って西武に重圧をかけ続けるしかないが、美馬が「負けられない試合しかない。何とか(CSの舞台となる)福岡にいけるように」と話せば、安田も「残り3試合、いい場面で打つ」と気合十分に話した。
ロッテの美馬学投手(34)が7回2/3を4安打1失点の快投。楽天時代の17年に11勝を挙げて以来となる2桁10勝目を手にした。
3回2死一、二塁で、柳田の投手強襲の球をはじき、捕球後に一塁へ投げたが、これが悪送球。自らの失策で先制点を許したが、4回から7回までパーフェクト投球を見せ、流れを渡さず、打線の逆転を呼んだ。
2位の西武とは0.5ゲーム差に詰め寄ったが、自力CS進出の可能性はない。直接対決も1試合残っているが、ロッテが残り3戦に全勝しても、西武が残り4試合でロッテ戦以外で3勝したらCS進出はない。
勝って西武に重圧をかけ続けるしかない中、美馬がチームの窮地を救った。
ロッテの安田尚憲内野手(21)が逆転2点打を放った。1点を追う5回2死一、二塁から、左中間二塁打を放った。二塁走者に続き、一塁走者の藤岡がヘッドスライディングで生還。藤岡の本塁生還は微妙なタイミングで、ソフトバンク・工藤監督がリクエストしたが、セーフ判定は覆らなかった。
安田は7月下旬から4番を務めたが、前日4日からは9番まで下がっていた。まさに意地の一打となった。
3位ロッテは2位の西武と1ゲーム差。しかし同率で並んでも、今季の対戦成績で西武に負け越しているため、ロッテは勝率で上回る必要がある。この試合を含めて残り4試合全勝して西武に重圧をかけるしかない状況だ。
ロッテ・河合克美オーナー代行兼球団社長が5日、レオニス・マーティン外野手と来季以降の契約を延長することで合意したと明かした。2年契約と見られ、「勝つことに対する思いが強い選手」と評価した。
来日2年目の今季は104試合に出場し、打率.234、25本塁打、65打点をマーク。10月21日の西武戦で左足首を痛めたため、現在はポストシーズンでの復帰を目指して米国で治療している。再来日後に正式契約となる。
ロッテから育成ドラフト1位指名を受けた立正大学淞南・谷川唯人捕手が5日、同校で、永野吉成プロ・アマスカウト部長、黒木純司担当スカウトから指名挨拶を受けた。
強肩が武器の谷川は「指名いただいた時はすごく嬉しかったです。まずは支配下選手を目指して必死に練習に取り組んでいきたいと思います。肩の強さなどの守備面をまずはアピールして足りない部分はしっかりと補って将来的にはレギュラーをつかめるような選手になりたいです」とあらためて意気込みを語った。
安田は重圧を振り払うように、フルスイングで難敵の東浜に立ち向かった。1点を追う5回2死一、二塁。148キロ直球を捉えて、左中間に逆転の2点二塁打。「チャンスだったので何とかしたかった。気持ちで打ちました」。8回は押し出し四球を選んで3打点。不振で10月31日から7番、今月4日からは9番に降格していたが、今季86試合で4番を張っていた男の意地だった。試合前には連日の特打を敢行。井口監督から「バットが走っていない」と指摘され「動きをつけてリラックスして打席に入ろう」と修正。5回の逆転打は、しっかりと振り抜けた。
指揮官はチーム練習を早めに切り上げてミーティングを行い、試合前の円陣では「神様を味方にするくらい攻めていこう!」とハッパをかけた。4日までの10試合で3度の零封負けを喫していた打線が、9試合ぶりの2ケタとなる10安打で6得点。ソフトバンク戦の連敗を7で止め、カード勝ち越しを決めた。
試合のなかった2位・西武とのゲーム差は0.5に。井口監督は就任1年目の5位、2年目の4位から着実に順位を上げ、4年ぶりのAクラス入りを確定させた。ようやく打線に火が付き、13年ぶりの2位とCS出場をかけて、7日からの残り3試合に全てをかける。
ロッテの河合克美球団社長(68)が5日、レオネス・マーティン外野手(32)と契約延長に合意したことを明らかにした。年俸約2億円の複数年契約とみられる。
河合球団社長は「マーティンはうちにとっては貴重な戦力。彼は外国人選手ですが、勝つことに対するこだわりが強い。リーダー的な部分を担ってくれている」と信頼を口にした。
マーティンは今季、104試合に出場しチームトップの25本塁打を放つなどチームに貢献も10月21日の西武戦で負傷。「左足関節捻挫」と診断され、治療のために4日、米国に一時帰国した。
ロッテから育成ドラフト1位指名された立正大淞南高の谷川唯人捕手(18)が5日、島根・松江市の同校で永野吉成プロ・アマスカウト部長、黒木純司担当スカウトから指名挨拶を受けた。
谷川は「指名をいただいた時はすごく嬉しかったです。まずは支配下選手を目指して必死に練習に取り組んでいきたいと思います」と抱負を口にした。
さらに「肩の強さなどの守備面をまずはアピールして、足りない部分はしっかりと補って、将来的にはレギュラーをつかめるような選手になりたいです」と目を輝かせた。
ロッテがレオネス・マーティン外野手(32)と2年600万ドル(約6億2700万円)で契約を延長したと4日(日本時間5日)、米スポーツ専門局ESPNのエンリケ・ロハス記者が自身のツイッターで明かした。
マーティンは19年のシーズン途中にインディアンスを戦力外となった後にロッテと契約。昨年12月に1年1億6000万円で契約を延長しており今季が契約最終年となっていた。今季は104試合に出場しチームトップの25本塁打、打率は2割3分4厘とチームに貢献。10月21日の西武戦で左足を負傷し、「左足関節捻挫」と診断されリハビリメニューを行っていた。井口監督は「最後にもう1度やってくれれば」とクライマックスシリーズでの回復を待っているが、治療のため4日に一時帰国が発表され、今季中の復帰は絶望視されていた。
意地が詰まった決勝打だった。ロッテは1点を追う5回2死一、二塁。9番の安田が東浜の直球を捉えると打球は左中間に落ちた。「チャンスだったので、何とか食らいついた。気持ちで打ちました」と頬を緩めた。
3年目の今季は86試合で4番に座ったが、極度の不振にあえいだ。10月31日から7番、前日4日からは9番に下がった。自身と向き合い「実力不足でしかない」とはっきりと口にした。
4番の重圧に苦しんだ。「打てなくて負けた試合がたくさんあった。精神的にきつい時もありました」。それでも「もっともっと練習するしかない」と前を向き、この日の試合後も室内練習場で打ち込んだ。
チームは今季のソフトバンク戦を12勝11敗1分けで勝ち越し、相手の完全Vを阻止。4年ぶりのAクラスを確定させ、CS進出を争う2位・西武には0.5差に迫った。「CSに出たい。その気持ちだけです」。残り3試合、必死に食らいつく覚悟だ。
ロッテがレオネス・マーティン外野手(32)と来季以降の契約で合意したことが5日、分かった。年俸2億円の複数年契約になるとみられる。
河合オーナー代行兼球団社長は「うちにとって貴重な選手。勝つことに対するこだわりが強い」と評価。マーティンは今季104試合に出場して打率.234、25本塁打、65打点をマーク。強肩を生かした外野守備でもチームに貢献した。左足首の捻挫で離脱中の助っ人は4日に治療のため、米国に一時帰国した。
ロッテが逆転勝ちで2位西武との差を0.5差に縮めた。
1点を追う5回、2死一、二塁から安田の左中間への打球をソフトバンクの左翼・グラシアル、中堅・真砂がお見合いする形で2者が生還して逆転した。6回には2死満塁から藤岡が押し出し四球を選んだ。8回にも3点を加えた。
8回のピンチで沢村の救援を仰いだが、先発の美馬が10勝目を挙げた。
ロッテ・沢村拓一投手が、圧巻の火消しを見せた。
3−1の8回2死二塁。先発し好投した中大の先輩でもある美馬からバトンを受け取った。相手は代打で登場した強打者のデスパイネ。豪腕は1ボール2ストライクと追い込むと、152キロのスプリットで空振り三振に仕留めた。
ロッテの河合克美オーナー代行兼球団社長は5日、マーティン外野手(32)と来季以降の契約に合意したことを明らかにした。年俸約2億円での複数年契約を結んだとみられ「勝つことに対する思いが強い。うちにとって必要な選手」と信頼を寄せた。
来日2年目の今季は104試合に出場して打率2割3分4厘、25本塁打、65打点と活躍。右翼手として強肩でも貢献した。10月21日の西武戦で左足首を捻挫し、米国で治療を受けるため4日に一時離日した。(金額は推定)
公正取引委員会は5日、日本のドラフト指名を拒否して外国のプロリーグでプレーした選手とは一定期間契約できないとするプロ野球の「田沢ルール」を巡り、独禁法違反(共同の取引拒絶)の疑いで日本野球機構(NPB)内の「日本プロ野球組織」を調査した結果、NPB側がルールを撤廃したため、調査を打ち切ったと公表した。
同ルールは米大リーグ、レッドソックスなどで活躍した田沢純一投手が2008年に大リーグ挑戦を表明した際に取り決められた申し合わせ。それぞれ帰国から高校生の場合は3年、大学生と社会人の場合は2年、プロ野球12球団との契約が禁じられていた。
ロッテがレオニス・マーティン外野手(32)と2年600万ドル(約6億2700万円)で契約延長した、と4日(日本時間5日)、米スポーツ専門局ESPNのエンリケ・ロハス記者が自身のツイッターで伝えた。
キューバ出身のマーティンは19年シーズン途中にインディアンスを戦力外になった後、ロッテと契約。52試合の出場で打率.232、14本塁打、39打点を残し、堅実な守備は高く評価された。
昨年12月に1年約1億6000万円で契約延長。今季はここまで104試合に出場し、打率.234、リーグ4位の25本塁打、65打点、同3位の72得点、同6位の出塁率.382をマーク。本塁打と打点はチームトップ。10月21日の西武戦で負傷し、左脚関節捻挫と診断され、現在は14日開幕のクライマックスシリーズに向けて回復を待っている。(記録は4日現在)
千葉ロッテマリーンズといえば、親会社がお菓子メーカーです。昨年、ドラフト会議を終えてスカウトさんに指名挨拶に来ていただいたときも、たくさんのお菓子を持ってきていただきました。
新入団会見でもフォトセッションはお菓子を持ちながら行いましたし、スケジュールには浦和のお菓子工場見学も組み込まれていて、「コアラのマーチ」や「ガーナミルク」の生産過程を1時間ほどの工程で見て回りました。2月の石垣島キャンプでは、かむ事の大切さを教えてくれるセミナーがあり、これはマリーンズだけだと聞いています。もちろん、ZOZOマリンスタジアムにはロッカーにお菓子やアイスがありますし、ベンチにはガム、飴が常備されています。
今思えば、ロッテのお菓子は小さい時から身近な存在でした。まだ岩手県陸前高田市で暮らしていた頃。自宅の隣には父方の祖父母が住んでいました。同じ敷地内ということもあり、よく出入りしていましたが、リビングには決まって煎餅とロッテの「チョコパイ」が置いてあって、よく食べさせてもらったことを思い出します。僕にとってロッテのお菓子といえばチョコパイです。そしてチョコパイを見ると、平成23年の震災の時に津波で亡くなった祖父母を思い出します。
今年3月1日、大船渡高校の卒業式に出席をした際には、学校で「コアラのマーチ」600個をプレゼントしました。式典の前に全校生徒や教職員の方々にサプライズプレゼントするため、野球部の部員に手伝ってもらいながら全クラス、職員室に配りました。早い段階から、ロッテらしいプレゼントをお世話になった皆さんにしたいと思っていました。チョコパイも考えましたが、チョコパイの場合、1つの大きめの箱にいくつか小分けで入っています。コアラのマーチの方が1つ1つを1人1人に配りやすいかな、と思い決めました。喜んでもらえたと思います。
これまでは1軍で練習をしていましたが、現在は2軍で実戦登板に向けて状態を上げている状況です。2軍は浦和にあり、隣がロッテの工場ということもあり時折、チョコレートの甘い匂いがします。チョコレートの匂いに包まれながら実戦登板に向けて、しっかりと準備をしていきたいと思っています。