わたしはかもめ2020年鴎の便り(11月)

便

11月8日

千葉ロッテ8−2埼玉西武(ZOZOマリン)

ロッテが逆転勝ちで13年ぶりの2位を決めた。0−2の3回に失策と菅野の適時打で追い付いて4回に藤岡のソロで勝ち越し、6回に荻野の適時打と藤原の適時二塁打などで3点を加えた。岩下が7勝目。西武は守備のミスで自滅した。

123456789R
埼玉西武0200000002
千葉ロッテ00210302x8

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ロッテ唐川が投じた4球の“魔球”、己貫きCS導く[ニッカン]

唐川侑己投手(31)の4球なくして、ロッテのCS出場決定はなかったかもしれない。

1点リードの6回2死満塁で、5番手としてマウンドに上がった。打席には第1打席で適時打を放った西武の9番呉念庭。上位打線に回したくない状況だ。

初球、143キロのカットボールが内角をえぐった。空振り。「初球だけ良かったです」という自画自賛の1球だった。似た球で2ストライクとし、外に1球。最後は外にズバッと145キロで空振り三振。バットに当てられたくない場面を、バットに当てさせず切り抜けた。

捕手田村はガッツポーズするも、唐川はクールを貫く。「本当はガッツポーズとかする場面なんですけど、初球以外はあまり良くなかったので」と飄々とベンチへ戻った。143キロ、143キロ、141キロ、145キロ。全てカットボールだった。

直球と球速が変わらない、唐川の“魔球”だ。左打者の懐にキュッと食い込む。特徴は「それほど曲がらないというところですかね」と言う。「曲げようと思えば、もうちょっと曲がりますけど、あまり求めていないというか。(バットの)軌道を外せればって感じですね」と、あえての小さな動きで好リリーフを続けてきた。

長いシーズンで、対応する打者も増えてきた。3日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)。6回に松田宣に逆転打を浴びた。カットボールを中心に6球攻め、最後に投じたカーブを引きつけられ、センターへ運ばれた。「最後に松田さんにカーブを打たれて、後悔してたのもあります」と明かす。

それ以来の登板となり、安心感を取り戻す必要があった。田村と確認を重ねてから西武打線と相対した。「中途半端にならないように、自分の考えだけはクリアにしていこうと思ってました」。己を貫いて全球カットボールでピンチを脱すると、その裏に味方打線が決定的な3点を追加した。緊迫の場面で、この上ない仕事だった。

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ロッテ「粘ってつなぎ」CS決定!下克上の再現へ[ニッカン]

苦難の末にロッテの今季2位が確定し、4年ぶり7度目のCS出場が決まった。

3位西武との直接対決。四球、小技、積極走塁で1点ずつ積み重ねた。先発要員の岩下大輝投手(24)もリリーフ起用する盤石の継投で、ロッテらしく勝った。14日から、福岡で王者ソフトバンクとのCSが開幕。シーズン3位から日本一へ上り詰めた2010年「下克上」の再現を狙う。


あかね色の秋空に、多くの腕が突き上げられた。急失速で失いかけたCS出場権を、死球を受けた爪が青いままの捕手田村が大事に捕る。CSが決まった。井口監督は「粘ってしっかりつなぐのがマリーンズの野球。本来の野球が取り戻せたかな」と、選手たちを頼もしそうに見つめた。

4回、伏兵藤岡がカーブを引っ張って決勝弾になった。スタンドは歓喜と、少しばかりの驚き。打った本人でさえ「最高の結果です」と興奮した。ただ、空中戦は今年のロッテの本分ではない。象徴的なシーンが6回にあった。6番井上が安打で出塁も、藤岡が犠打失敗。それでも1死後、田村も送りバントをした。

2死でも得点圏へ−。塁上の井上は「逆にそういうサインが出たことで、この試合の大切さが伝わってきた」と話す。今季60勝中32勝が2点差以内。チーム打率は12球団ワーストの2割3分4厘だ。益田らリリーフ陣は盤石なだけに、現実を自覚すると「四球=安打」「得点圏へ進める」のコンセプトが大事になる。

もう1つが「次の塁を積極的に」。6回の送りバントの後、荻野の内野安打で相手の連係が乱れた。二塁走者井上がホームに突進。「判断はいいけど、足遅くてトロいってよく言われます」。この好走塁が相手失策を誘うと、一塁走者の安田も生還。長所を生かして3点差とし、試合は一気に安全圏に入った。

強力打線でないことは皆が知るところ。2ボールで拍手が増える。特にこの日、井上は「スタンドのイケイケ感が半端なかったです」と感じた。「僕達は意外と普通だったのに。助けられました」。声は出せなくても、ZOZOマリンが後押しの熱気に満ちた。

8勝17敗と沈んだ10月。「自分達(のプレーぶり)を疑うような反省の仕方をしていた」という井上の言葉が深い。和製打線としてようやく吹っ切れ、ロッテらしく戦える流れが今はある。去年は最終戦でCSが消えた。「選手達も苦しかったと思いますけど、乗り越えてくれたのは大きい。CS、楽しみです」と井口監督。下克上の気配を漂わせ、いざ西の空へ。

10年ロッテの下克上
3連勝でシーズンを終え、最終戦で3位に滑り込み。CS第1Sは西武に2連勝。ソフトバンクとのファイナルSは1勝3敗と後がない状況から3連勝し、史上初めて3位から日本シリーズに出場。中日とのシリーズでは、7試合中3試合が延長戦となる接戦を4勝2敗1分けで制し、日本一をつかんだ。

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ロッテ岩下CS向け今季初救援「1番自信のある球」[ニッカン]

ロッテ岩下大輝投手がCS出場をグイッと引き寄せた。

同点に追いついた直後の4回、今季初めての救援マウンドへ。「1点もあげられない状況なので、1番自信のある球を中心に組み立てていかないと」と捕手田村と打ち合わせ、落差の大きいフォークで攻めまくった。

6回1死一、二塁とした場面で、4番手東條に後を託したが、流れが移ろいかねない中盤を無失点で抑えた投球は大きかった。7勝目となる白星も手にし「あらためてリリーフの大変さとファンの温かさが、僕の中で染みました」としみじみ。コロナ感染での離脱もあったが、大一番で存在感を示した。もともと「先発、中継ぎのこだわりは少ない」と話す馬力ある右腕。短期決戦のCSでは、救援でさらなる輝きを放つチャンスもありそうだ。

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ロッテ藤岡CS決める決勝弾「非常に苦しかった」[ニッカン]

ロッテ藤岡裕大内野手(27)が殊勲の決勝弾を放ち、チームを4年ぶり7度目のCSへ導いた。

同点の4回2死走者なし、西武松本の高めに浮いたカーブを捉えた。「入ってくれ」と願った打球はロッテファンの待つ右翼席へ。CS進出がかかる大事な直接対決で飛び出した4号ソロ。

「体が自然に反応して、良い角度で上がった。自分の本塁打で貢献して勝てて非常に嬉しかった」。

苦しい時期を経験したからこそ、喜びもひとしおだ。チームは10月初めまで首位ソフトバンクと僅差でせめぎ合う好位置につけていたが、その後失速。最大14あった貯金は1に減り、4日には1度は3位に転落した。

「最後の最後にチームが沈んで、いけると思っていたCSがどんどん遠くなる感じは戦っていて非常に苦しかった。最後に勝てばCSというところで一丸で戦えた。良い流れになるかなと思います。日本一になるチャンスは残されている。明日も勝って、いい形で終わりたい」。

藤岡にとっては初のCSが待っている。視線の先にある日本一に向け、負けられない戦いを制した勢いのまま、2位からの下克上を狙う。

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CS進出沢村「ものすごく大きい」/ロッテコメント[ニッカン]

ロッテが西武との直接対決を逆転勝利で制し、4年ぶり7度目のCS進出を決めた。選手の主なコメント以下の通り。

唐川(6回2死満塁で登板し三振切り)
「全球カットボールです。中途半端にならないように、自分の考えだけはクリアにしていこうと思いました。」
沢村(8回に登板し無失点)
「CSに行ける権利を得たのはものすごく大きい。挑戦者として、チームの一員として戦っていけたらなと思う。」
益田(9回に登板し3者凡退に抑える)
「自分達らしい勝ち方ができて良かった。失うものは何もないので。何とか下克上したいなと思います。」

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ロッテCS進出決定、山あり谷あり、波瀾万丈[ニッカン]

ロッテが西武との直接対決を逆転勝利で制し、4年ぶり7度目のCS進出を決めた。コロナ禍で変則120試合制となったシーズンの、119試合目のことだった。

山あり谷あり、まるでジェットコースターのような2020年だった。 1月、いきなり12球団の主役になった。最速163キロ右腕・佐々木朗が19年ドラフト1位で入団。新人合同自主トレ、石垣島キャンプと注目を浴び続けた。

オープン戦が始まり、3月には阪神を退団した鳥谷が電撃入団。開幕1軍入りも見えかけたころ、コロナ禍で活動休止となった。佐々木朗はシート打撃で160キロを投げた。

6月に開幕すると、チームは福田秀を故障で欠きながら、開幕2戦目から破竹の8連勝。変則シーズンならではの同一カード6連戦で、オリックスにいきなり6連勝するなど、勢いに乗った。

7月上旬に黒星が増え始めると、負は連鎖する。8回のマウンドを託していたジャクソンが電撃退団になると、直後に大麻所持容疑で逮捕された(後に不起訴処分)。レアード、種市と投打の主軸が故障で戦線離脱し、7月下旬にはしばらく4位に停滞した。

8月に持ち直した。16勝8敗2分け。俊足和田の3安打3盗塁3得点デビューに、ベテラン鳥谷の激走でのサヨナラ勝利。唐川が「7回の男」として定着し、無失点を続けた。8月21日には1日だけながら、ソフトバンクを抜いて単独首位に再浮上した。

9月上旬には、沢村が巨人から電撃トレードで加入。入団会見当日にマウンドに上がり、3者三振の衝撃デビューを飾った。一方、正捕手の田村が右手指に死球を受けて離脱。その後、荻野が故障から復帰した。フルメンバーが1度もそろわないシーズンだった。

10月に悪夢が待っていた。4日、5日と立て続けで、選手ら10人以上に新型コロナウイルスの陽性判定が出て、荻野や藤岡といったレギュラー組も療養へ。残り30試合を切り、2位を確保するための大事な時期に大きな痛手となった。

その中でも将来の1番候補・藤原が台頭。チームの連敗が立て込む中、持ち前のフルスイングで打線を必死に牽引した。一方で年間を通じチームの精神的支柱になったマーティンが、10月20日に故障。今季中の復活が厳しくなり、打線の得点力が著しく低下。ずっと守ってきた2位の座も、ついに陥落した。

シーズンを通して、突出した成績を残す選手はいなかった。耐えて粘って、何とか119試合目で抜き返した。CSでぶつかるソフトバンクは強い。井口監督も「選手層は厚いですし、経験値も含めて我々よりはるかに上だなというところですね」と話したことがある。ただ2020年のロッテが、このまま淡々と終わるとは思えない。さらなるドラマの予感が漂う。

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ロッテ藤岡4号ソロ「うまく反応することができた」[ニッカン]

ロッテ藤岡裕大内野手(27)が価値ある4号ソロを放った。

2−2の同点で迎えた4回2死、西武松本の116キロカーブをしっかり引きつけ、右中間のテラス席へ放り込んだ。

先発小島が2回2失点で降板するも、小野、岩下とパワーピッチャーが3、4回を無失点に封じた後の1発。試合中、広報を通じて「うまく反応することができました。最高の結果です。今日は絶対に勝ちます」とコメントを寄せた。

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ロッテが4年ぶりCS決めた!7人の救援陣が無失点リレー、直接対決でレオ封じ[サンスポ]

ロッテは8日、西武最終戦(ZOZOマリン)に8−2で快勝。新型コロナウイルスの集団感染を乗り越え、4年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。14日から敵地・ペイペイドームで優勝したソフトバンクと対戦する。

3連勝を飾り、逆転で4年ぶりのCS進出を決めた。井口監督は就任3年目で初の短期決戦を迎える。

「最後はずっと苦しい試合が続いていた。崖っぷちで、選手達が最高のパフォーマンスを出してくれた」。

今季119試合目。2回に小島が2点を失うと早々と継投に出て、3回以降は7人の救援陣が無失点リレーだ。打線も奮起。4回に藤岡の勝ち越しソロ、6回に3点を挙げるなど着実に加点した。

10月4日、ソフトバンクと首位を争っていたチームに激震が走った。岩下の新型コロナウイルス感染が判明し、その後にチーム関係者計14人の陽性が確認される集団感染となった。同9日に鷹にゲーム差なしまで迫ったが、多くの1軍選手が離脱した10月は8勝17敗。CS進出すら危うい状況に陥った。

15年ぶりの優勝は果たせなかった。それでも13年ぶりの2位を死守。「粘ってつなぐ本来の野球を取り戻せた。ベンチが1つになって戦えている。CSが楽しみ」。14日からソフトバンクとの決戦が始まる。優勝チームが1勝のアドバンテージを持つ4試合制(3戦先勝)。2010年以来の日本一を目指し、福岡へ乗り込む。

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ロッテ・井上が巨体揺らし好走塁「どんぴしゃりのタイミング」[サンスポ]

ロッテの井上が好走塁で追加点をもたらした。3−2の6回2死一、二塁で、荻野の一塁内野安打の間に二塁から巨体を揺らして一気に生還。投手の平井の悪送球も重なって2点が入り「体勢が悪そうだったので。どんぴしゃりのタイミング」とうなずいた。

10月は調子が上がらず、チームは25本塁打のマーティンの故障離脱も重なり西武に猛追された。「マーティンがいなくなったくらいの時に、逆にみんなが吹っ切れた。ソフトバンクに対し、失敗を恐れずに向かっていく」とクライマックスシリーズ(CS)を見据えた。

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ロッテ・藤岡が勝ち越しソロ「体が自然と反応」[サンスポ]

ロッテの藤岡が勝ち越しの4号ソロを放った。2−2の4回2死で松本の緩い変化球を右越えへ運び「体が自然と反応して、いい角度で上がった。入ってくれと願うだけだった」と喜んだ。

10月上旬に新型コロナウイルスに感染し、約2週間戦列を離れた。主力野手が抜けたチームは失速し「あの辺から沈みだした。グラウンドに立てなかったのは悔しかった」と言う。激動の1ヶ月を経て得たクライマックスシリーズ(CS)の切符。「優勝はできなかったが、日本一になるチャンスは残っている。全力でソフトバンクを倒しに行く」と誓った。

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ロッテ・益田が三者凡退締め「CSで下克上したい」[サンスポ]

今季から選手会長に就任したロッテの守護神・益田直也投手(31)が9回のマウンドを三者凡退で締めた。「最後は自分達のチームらしい戦いができた」とほっと一息。「僕らは失うものは何もないので、ソフトバンクに挑戦者の気持ちで立ち向かっていって、下克上したい」と、リーグ3位から日本一になった2010年の再現に気合を入れ直した。

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ロッテ・沢村、CS進出決定に「挑戦者としてしっかり戦ってきたい」[サンスポ]

9月に巨人からトレードでロッテに移籍した沢村拓一投手(32)は8回に救援登板し、1回無失点に抑えた。

「チームとしてホークスへの挑戦権を得るために勝たなくては前に進めなかった中で、そこ(福岡)へ行ける権利を得たのは大きい。挑戦者としてしっかり戦ってきたい」。

ロッテでは今季22試合に登板し、2敗13ホールド1セーブ、防御率1.71。CSでソフトバンクに勝てば、古巣・巨人と日本シリーズが待っている。10月17日に海外FA権を取得した右腕には複数のメジャー球団が興味を示しているともいわれ、今後の去就も注目される。

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ロッテ・唐川、6回2死満塁で鮮やか火消し「福岡で勝って、またマリンに」[サンスポ]

ロッテ・唐川侑己投手(31)が3−2の6回2死満塁で救援し、第1打席でタイムリーを放っていた呉念庭を全球カットボールで空振り三振に仕留めた。

お立ち台では「今日やっと(CS進出という)形になって、ファンの皆さんと喜び合えたことが嬉しい」と話し、「ここからがまたスタートライン。福岡で勝って、またここ(ZOZOマリン)で頑張りたい」と日本シリーズ進出を誓った。

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ロッテCS出場決定、コロナ感染の2人が投打のヒーローに[サンスポ]

ロッテが4年ぶり7度目のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。10月以降は11勝19敗2分けと失速しながらも、119試合目で2位が確定。井口監督は「崖っぷちで選手が最高のパフォーマンスを出してくれた。粘って粘ってつないでいくというマリーンズ本来の野球を最後に取り戻せて、選手は一回りも二回りも大きくなったんじゃないかと思う」と話した。運命の大一番では先発・小島を2回で見切って、8投手の継投で逃げ切った。

10月上旬に新型コロナウイルス禍に見舞われ、主力を欠いた時期もあった。それでも最後は感染した岩下が勝利投手となり、藤岡が決勝弾を放った。チームで最初にPCR検査で陽性判定を受けた岩下は3番手で2回1/3を無失点に抑え、「(コロナに感染した)責任はだいぶ感じていた。今日は久々の中継ぎと重みのある試合で緊張したが、1点もやれない状況なので、自分の1番自信のあるボール(フォークボール)で組み立てた」と振り返った。

また、2−2の4回に右翼席に4号ソロを放った藤岡は「悔しいことが多かったが、CSに行けて非常に嬉しい。あの場面はカーブがうまく引っ掛かって最高の結果になった」と白い歯をのぞかせた。

一方、敗れた西武・辻監督は「残念。(ここ2年)優勝してもCSでソフトバンクにやられて、今度は逆の立場で挑戦できるチャンスがなくなった」と無念の表情を浮かべた。ロッテとの最大9ゲーム差を逆転して、4日にはロッテに1ゲーム差をつけて単独2位に浮上。しかし、そこから3試合で1勝もできず(2敗1分け)に終戦となった。

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ロッテ・井口監督、CS進出決めた3連勝に「本来の野球を取り戻せた」[サンスポ]

ロッテが西武に勝ち、4年ぶり7度目のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。

井口資仁監督(45)は試合後のインタビューで「本当に最後ずっと苦しい戦いが続いていた中で、本当に崖っぷちというか、最後の試合で本当に選手達が最高のパフォーマンスをしてくれました」と逆境を乗り越えた選手たちをたたえた。

ロッテは4日、ソフトバンクに敗れたことにより自力でのCS進出の可能性が消えたが、5日からの3連勝でチャンスをつかみ取った。井口監督は「今年は粘って粘って、つないでいくというのがマリーンズの野球だったんで、本来の野球を取り戻せたと思う」と3連勝を評価。「厳しい戦いが続いていたので、選手達は苦しかったと思う」と労い、「ここを乗り越えたんで。ひと回りもふた回りも大きくなったんではないかなと思います」とさらなる飛躍に期待した。さらに「明日良い調整をして臨みたいと思います」と14日開幕のCSでの健闘を誓った。

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ロッテ、4年ぶり7度目のクライマックスシリーズ進出決定!西武に競り勝つ[サンスポ]

ロッテが西武に勝ち、4年ぶり7度目のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。先発・小島が2回に2点を失ったが、3回に菅野の左前適時打などで同点に追いつくと、4回、藤岡にソロ本塁打が飛び出して勝ち越し。6回には藤原の適時二塁打などで計3点を取って突き放し、8回にも2点を追加した。

ロッテは7日にオリックス最終戦に4−3で競り勝ち、西武に0.5ゲーム差をつけて単独2位に浮上していた。2位争いを演じている両チームは、残り1試合。8日に直接対決で勝ったことで両チームのゲーム差は1.5となり、西武のCS進出は消えた。

コロナ禍でパ・リーグは1位と2位による対戦のみに短縮して、14日からCSを開催。3戦先勝方式(1位球団にアドバンテージの1勝)で行う。

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ロッテ・井口監督、運命の大一番を前に「何とか今日決めたい」[サンスポ]

8日の西武戦(ZOZOマリン)に勝てば、4年ぶり7度目のクライマックスシリーズ(CS)進出が決まるロッテ・井口資仁監督(45)は試合前「何とか今日決めたいという思いはみんなある」と話した。西武先発・松本は今季ロッテ戦に2試合先発して、0勝2敗、防御率9.00。打線が打ち込んでいるだけに、指揮官は「イメージは良くいけると思う。お互い継投になると思うので、とにかく先制して勝ちパターンの継投にどっちのチームが早くもっていけるか」とゲームプランを描いていた。

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ロッテ、9日のホーム最終戦でサインボール抽選会[サンスポ]

ロッテは8日、レギュラーシーズン最終戦となる9日の日本ハム戦(ZOZOマリン)の試合終了後、グラウンドでレギュラーシーズン最終戦セレモニーの実施を発表した。

当日は来場者から監督および1軍選手全員のサインボールが当たる抽選会も行われ、当選のチケット番号は5回終了後にスタジアムのメインビジョンにて発表される。

球団広報は「イレギュラーな形でスタートした1年もついに明日の試合で120試合目となります。例年とは違う環境の中で行われたシーズンにおいて本当に熱い応援をいただき、後押しいただきありがとうございました。まずはクライマックスシリーズ進出を果たし、ファンの皆さまの期待に応えシーズンを終えたいと思っています」とコメントした。

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ロッテ、4年ぶりCS進出!井口監督、熱弁16分48秒「崖っ縁で最高のパフォーマンス」[スポニチ]

ロッテは8日、0.5ゲーム差の3位西武とのCS進出争いの直接対決で勝ち、4年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。井口資仁監督(45)が8投手をつぎ込む執念継投。今季残り1試合、119試合目でリーグ優勝したソフトバンクへの挑戦権を手にした。

今季119試合目。試合後の井口監督は、報道陣の質疑に16分48秒も答えた。普段は5分ほどで切り上げるが、穏やかな笑顔が全てを物語っていた。

「選手達は崖っ縁で最高のパフォーマンスを出してくれた。今年はつないで、つないでというのがマリーンズの野球。本来の野球を取り戻せた」。

勝てばCS進出決定、負ければ残り1試合で再び自力CSが消滅する大一番。指揮官は「最初からつないでいくと決めていた」と先発・小島を2回2失点で降板させ、3回から継投策に打って出た。

同点とした4回からは、今季初救援の岩下を投入し、2回1/3を無失点。6回途中から唐川、7、8、9回はハーマン、沢村、益田とつないだ。執念の8投手リレー。「1年の集大成」とし、西武との直接対決で全てを出し尽くし、3回以降は無失点に封じた。

10月4日、岩下の新型コロナウイルス陽性が判明した際には、首位ソフトバンクと2ゲーム差。8選手が感染し、濃厚接触者を含めて計13選手が離脱し、チームは急降下した。感染は責められない中で岩下は「責任を感じていた」と胸の内を明かす。チームの雰囲気も重かった。

今月4日には1度、自力CS進出が消滅。ここで指揮官が動いた。翌5日のソフトバンク戦で、井口監督自ら試合前の円陣に参加。「神様を味方にするくらい攻めていこう」。ここから3連勝でCSを決めた。昨年は3位争いしながら残り10試合を3勝7敗で、CSを逃した。指揮官は「10月はきつかったと思う。昨年もCSに行けるかというところで敗れた。2つ乗り越えられたのでCSが楽しみ」とナインに目を細めた。

次なる目標は10年に実現した「下克上での日本一」だ。守護神・益田は「僕らは失うものはない。下克上したい」と宣言。どん底からはい上がってきた男達は強い。

藤岡(同点の4回、決勝の右越え4号ソロ)
「入ってくれと願うだけだった。ホークスに勝って、必ず日本シリーズに出たい。」

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ロッテ、必死の継投、5番手・唐川、2死満塁も三振奪う「四球だけはやめようと」[スポニチ]

ロッテの救援は必死につないだ。

1点リードの6回2死満塁から登板した5番手・唐川は、呉念庭(ウー・ネンティン)をカットボールで空振り三振。「四球だけはやめようと思った。結果的に良かった」。8回、7番手で登板した沢村は、1死から中村に中前打も後続を抑え「福岡に行って、挑戦者としてしっかりと戦っていきたい」と力強かった。

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ポスティング申請手続き開始、例年より1週間遅く…12月12日まで[スポニチ]

ポスティングシステムの申請手続き期間が8日、スタートした。12月12日に締め切られる。昨年までは11月1日から12月5日までだったが、コロナ禍で変則日程となった今年は1週間遅くなった。

プロ野球各球団が所属選手のポスティングを認めた場合、日本野球機構(NPB)を通じ大リーグ機構に通知。現行の協定では選手は大リーグ全球団と交渉可能で、契約が成立すれば契約金と年俸の総額に応じて日本球団への譲渡金の額が決まる。昨オフは筒香が同制度でDeNAからレイズへ移籍。今年は日本ハムの有原、西川らの動向が注目されている。

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ロッテ、2試合連続“3本の矢”でCS進出決定!7回ハーマン、8回沢村、9回益田が無失点[スポニチ]

ロッテが2試合連続の7回ハーマン、8回沢村、9回益田の勝利の方程式“3本の矢”で、4年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。

4点リードの7回からハーマン、8回を沢村、9回を益田がいずれも無失点。前日7日のオリックス戦同様のリレーでリードを守って勝利した。3投手とも最終盤で調子を取り戻し、防御率はハーマン2.15、沢村1.71、益田2.25となった。

井口監督も「今日は最初からつないでいくのを決めていた。出ていった投手がしっかり抑えてくれた」と、14日からのソフトバンクとのCS(ペイペイD)に向けて手応えを感じている様子だった。

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ロッテ・沢村、1イニングをピシャリ!5試合連続無失点で防御率1.71[スポニチ]

ロッテの沢村拓一投手(32)が8日の西武戦に7番手で登板。直球主体の投球で、1回無失点の好救援を見せた。

4点リードの8回に、6番手のハーマンに代わってマウンドへ。1死から中村に中前打されたものの、森を左邪飛に打ち取り、スパンジェングバーグは149キロのスプリットで空振り三振に仕留めた。

これで5試合連続の無失点投球の安定ぶりで、防御率は1.71となった。

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ロッテ・唐川「僕のやることだけを、と思って投げた」絶体絶命の6回2死満塁で三振斬り![スポニチ]

ロッテの唐川侑己投手(31)が8日の西武戦に5番手で登板し、好救援を見せた。

1点リードの6回2死満塁で、4番手の東條に代わってマウンドへ。呉念庭と対戦し、空振り三振に斬って取った。この三振で勢いを得たチームは、この直後に3得点。リードを4点に広げ、クライマックスシリーズ(CS)進出を引き寄せた。

試合後、お立ち台に上がった唐川は「シーズン中、苦しい時もありましたけど、今日こういった形になってファンの皆さんと喜び合えたことが嬉しい。前の投げていた投手達が一生懸命につないでくれたので、僕は僕のやることだけを、と思って投げた。四球だけはやめようと思って、結果的によかったです」と笑顔。そして、「今日CSは決まりましたが、これでやっとスタートライン。ファンの皆さんの力を借りながら福岡でしっかり戦って勝って、また皆さんの前で頑張りたいと思うので応援よろしくお願いします」と本拠地のファンに呼びかけた。

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ロッテ・井口監督「崖っぷちで選手達が最高のパフォーマンス」4年ぶりCS進出決定![スポニチ]

ロッテが逆転で西武を下し、クライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。4回に藤岡の右越えソロで勝ち越し、その後も好機に確実に加点した。

試合後、井口監督は「最後ずっと苦しい試合続いた中で、最後、崖っぷちで選手達が最高のパフォーマンスを見せてくれた。今年は粘って粘って、しっかりつないでいくというのがマリーンズの野球だったので、本来の野球が取り戻せた。10月に厳しい戦いが続いたので選手達も非常に苦しかったと思いますが、これで乗り越えたのでひと回りも二回りも大きくなったと思う」と選手達を称えた。7投手の継投には「今日は最初からつないでいくのを決めていた。出ていった投手がしっかり押さえてくれた」と言い、打線委は「相手の失策にもしっかりつけこんで、いい試合ができた」と話し、SCに向け「しっかり調整したい」と意気込んだ。

ロッテは2点を追う3回1死一、三塁から荻野の三ゴロ失で三走・田村が生還。さらに2死一、二塁から菅野が左前適時打して同点とした。4回2死からは藤岡の右越えソロで勝ち越し。6回には荻野の適時内野安打、藤原の左中間適時二塁打で3点を追加。8回には中村奨の右前2点適時打で加点。7投手のリレーで西武打線を2得点に抑えた。

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ロッテ・藤原、6回に適時二塁打!2試合連続で貴重な打点「インコースを狙って思い切っていきました」[スポニチ]

ロッテの藤原恭大外野手(20)が8日の西武戦に「2番・中堅」で先発出場。6回に貴重な追加点を叩き出した。

荻野の適時内野安打などでリードを3点に広げ、なおも2死二塁。代わったばかりの西武・小川の投球を捉え、左中間適時二塁打した。

前日7日のオリックス戦では、4回に逆転の右越え3ラン。クライマックスシリーズ進出がかかった大事な試合で連日の活躍を見せた藤原は「打ったのはスライダーです。インコースを狙って思い切っていきました。タイムリーになって良かったです」とコメントした。

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ロッテ・藤岡、CS決定弾!お立ち台で「ファンの皆さんとCSに行けて嬉しい」[スポニチ]

ロッテの藤岡裕大内野手(27)が8日の西武戦に「7番・遊撃」で先発出場。同点の4回に勝ち越しの右越え4号ソロを放った。

4回2死から西武の先発・松本の甘く入った変化球をジャストミート。打球はグングンと伸び、右翼フェンスを越えた。

藤岡は、お立ち台でクライマックスシリーズ(CS)進出を決める一発に「非常に嬉しいです。苦しいことが多かったけど、こうやってファンの皆さんとクライマックスシリーズに行けて嬉しい。とにかく塁に出ることを考えて打席に入り、カーブがうまく引っ掛かって最高の結果になった」と笑顔。そして「全然、狙ってなかったですけど、本当に体が反応してくれて、いい角度で上がったんで、行ってくれと思いました。ファンの皆さんと一緒で嬉しかった」と声を弾ませた。CSに向けては「苦しいこともたくさんありましたけど、ファンの方の応援のおかげでここまで来ることができました。クライマックスではホークスに必ず勝って日本シリーズに行けるように頑張るので応援よろしくお願いします」とファンに呼びかけた。

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ロッテ逆転勝ちで4年ぶりCS進出決定!藤岡勝ち越し弾、西武は投手陣踏ん張り切れず[スポニチ]

ロッテが8−2で西武に逆転勝ちしクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。4回に藤岡の右越えソロで勝ち越し、その後も好機に確実に加点した。西武は2点を先取したが、投手陣が崩れた。

ロッテは2点を追う3回1死一、三塁から荻野の三ゴロ失で三走・田村が生還。さらに2死一、二塁から菅野が左前適時打して同点とした。4回2死からは藤岡の右越えソロで勝ち越し。6回には荻野の適時内野安打、藤原の左中間適時二塁打で3点を追加。8回には中村奨の右前2点適時打で加点した。小刻みな投手リレーでリードを守り切った。

西武は2回無死一、二塁からスパンジェンバーグの中前適時打、さらに1死二、三塁からの呉念庭の左前適時打で2点を先取。しかし、投手陣が踏ん張り切れず逆転を許した。

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勝てばCSのロッテ、6回に荻野&藤原の適時打で4点リードに![スポニチ]

ロッテ−西武の最終戦が8日、ZOZOマリンで行われ、ロッテは1点リードの6回に荻野の適時内野安打、藤原の左中間適時二塁打などで3点を加点し4点リードとした。

6回2死一、二塁から荻野は一塁前への詰まった打球を俊足を生かして内野安打。一塁ベースカバーに入った平井が本塁へ悪送球する間に一走の安田も生還した。さらに2死三塁から藤原が左中間適時二塁打した。

2位争いを演じている両チームはこの試合を含めて残り2試合。0.5ゲーム差でリードしているロッテが勝利すれば、クライマックスシリーズ(CS)進出が決まる。

藤原(6回、適時二塁打)
「打ったのはスライダーです。インコースを狙って思い切っていきました。タイムリーになって良かったです。」

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ロッテ・藤岡、4回に勝ち越しアーチ!勝てばCSの大一番で右越え4号ソロ[スポニチ]

4回2死から西武の先発・松本の甘く入った変化球をジャストミート。打球はグングンと伸び、右翼フェンスを越えた。

2位争いを演じている両チームはこの試合を含めて残り2試合。0.5ゲーム差でリードしているロッテが勝利すれば、クライマックスシリーズ(CS)進出が決まる。

藤岡(4回・4号勝ち越しソロ)
「打ったのはカーブです。うまく反応することができました。最高の結果です。今日は絶対に勝ちます。」

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勝てばCSのロッテ反撃開始!3回に相手失策&菅野の適時打で2点差追いつく[スポニチ]

ロッテ−西武の最終戦が8日、ZOZOマリンで行われ、ロッテは2点を追う3回に相手失策と菅野の適時打で同点とした。

3回1死一塁から安田の左中間への安打で一、三塁とし、荻野の三ゴロをスパンジェンバーグが失策する間に三走・田村が生還。さらに2死一、二塁から菅野の左前適時打で同点に追いついた。

2位争いを演じている両チームはこの試合を含めて残り2試合。0.5ゲーム差でリードしているロッテが勝利すれば、クライマックスシリーズ(CS)進出が決まる。

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ロッテ・小島、2回4安打2失点で降板、西武との2位争い直接対決で結果出せず[スポニチ]

ロッテの小島和哉投手(24)は8日、ZOZOマリンでの西武戦に先発登板。2回4安打2失点で降板した。

初回は1死一、二塁のピンチをしのいだが、2回無死一、二塁からスパンジェンバーグに甘く入った直球を中前適時打され、さらに1死二、三塁から呉念庭に左前適時打。この回を終えたところで小野にバトンタッチした。

2位争いを演じている両チームはこの試合を含めて残り2試合。0.5ゲーム差でリードしているロッテが勝利すれば、クライマックスシリーズ(CS)進出が決まる。

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ロッテ、11・9日本ハム戦後に最終戦セレモニー、サインボール抽選会実施[スポニチ]

ロッテはレギュラーシーズン最終戦となる11月9日の日本ハム戦(ZOZOマリン)の試合後に、シーズン最終戦セレモニーを実施することを発表した。

また、当日の来場者からチケット番号で井口監督及び1軍選手全員のサインボールが当たる抽選会を行う。

当選のチケット番号は5回裏終了後に球場のメインビジョンで発表し、試合終了30分後までに球場外周正面の特設テントにてチケットの半券もしくはQRコードのご提示でサインボールと引き換える。

球団広報室は「イレギュラーな形でスタートした1年もついに明日の試合で120試合目となります。例年とは違う環境の中で行われたシーズンにおいて本当に熱い応援をいただき、後押し頂きありがとうございました。まずはクライマックスシリーズ進出を果たし、ファンの皆様の期待に応えシーズンを終えたいと思っています。本日、明日と引き続き熱いご声援宜しくお願いします」とコメントした。

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4年ぶりCS、西武との直接対決勝利で2位確定…コロナ感染「責任感じた」藤岡裕大がV弾、岩下大輝が好救援[報知]

ロッテが3位・西武との「11・8決戦」を制して2位を確定させ、4年ぶり7度目のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。新型コロナウイルスに感染し戦線離脱を経験した藤岡が決勝弾を放ち、岩下は好救援で7勝目。リーグ覇者ソフトバンクとのCSで、史上初めて3位から日本一になった2010年の再現を狙う。

最後の打者・金子の打球が田村のミットに収まると、球場は割れんばかりの大歓声に包まれた。苦難を乗り越え、つかんだCS切符。ナインが強く握りしめた拳に、これまでの思いが詰まっていた。

勝利をたぐり寄せたのは藤岡だ。同点の4回、西武・松本の変化球を完璧に捉えた。「行ってくれ」と願った打球は右翼席のファンの手招きに導かれるようにホームランラグーンへ着弾。4試合ぶりのアーチが決勝弾となった。藤岡は10月上旬にチーム内で新型コロナウイルスに感染した13人のうちの1人。チームはそれまで首位ソフトバンクと優勝争いを演じてきたが、多くの1軍選手が離脱したことで急失速した。藤岡は「責任を感じたし、行けると思っていたCSが段々遠ざかって、個人的にもチーム的にも苦しかった」と振り返った。

2回に先発の小島が2点を失うと、継投に切り替えた。先発ローテの岩下を中継ぎに回し、7人の救援陣が無失点リレー。岩下もコロナに感染し「(失速の)責任は感じた」という一人だが、40球の力投を見せた。打線は9四球を奪い、チーム490四球はリーグトップ。つなぎの野球で13年ぶりの2位をつかんだ。

井口監督も「本来の野球を取り戻せた。(8勝17敗の)10月は厳しい戦いが続き、みんな苦しかったと思う。ひと回りもふた回りも大きくなれたかな。CSが楽しみ」と満面の笑み。さあ、ロッテに下克上の時が来た。

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藤原恭大は4打数2安打1打点でCS進出に貢献、空振りでも観客を沸かす[報知]

3試合続けて「2番・中堅」でスタメン出場した藤原は6回、左中間に適時二塁打。決勝の3号3ランを放った7日のオリックス戦に続いて打点を挙げ「インコースを狙って思い切っていきました。タイムリーになって良かったです」と笑顔を見せた。

5回の打席で初球を空振りした際には、迷いのないフルスイングでファンを沸かせた。続く2球目をまたしてもフルスイングで引っ張り、鋭いライナーで右翼線に弾き返す二塁打。得点にはつながらなかったが、好機を演出した。

18年ドラフト1位で大阪桐蔭高から入団し、2年目のシーズン終盤で覚醒しつつあるスター候補生は、14日に開幕するソフトバンクとのCSでも大暴れしそうな予感だ。

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新型コロナウイルスに感染していた岩下大輝が4回から好救援で7勝目[報知]

ロッテの岩下が4回から3番手で登板。2回1/3を1安打無失点の好投で、勝利への流れを作った。

救援でのスタンバイは、1日の楽天戦で吉井投手コーチから伝えられたという。「久々の中継ぎだったのでだいぶ緊張はしましたが、試合前から僕が投げるとしたら早い段階だと思っていたので、心の準備はできていたと思います」と落ち着いたマウンドさばきをみせた。

10月4日にコロナウイルス感染が発表された。5日には7選手の感染も確認され、コーチ、スタッフを含む計13人の大量感染となった。優勝争いしていたチームは失速。先発ローテの一角としてチームを支えてきた右腕が、責任を感じないはずはなかった。順調に回復し、10月25日のオリックス戦で復帰登板し6勝目。この日の救援での7勝目とチームに貢献した。

14日に始まるソフトバンクとのCSでも救援登板の可能性はある。「与えられた場所で仕事ができるように戦っています。全力で頑張りたいです」と勝利のために腕を振る決意だ。

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4年ぶり7度目のクライマックスシリーズ進出が決定、決勝弾の藤岡裕大は「ホークスに必ず勝つ」[報知]

ロッテが3位・西武を下して、4年ぶり7度目のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。

唐川とともにお立ち台に上がった藤岡は同点で迎えた4回2死、西武・松本のカーブを捉えて、4号ソロを右翼席に運んだ。「ファンの皆さんとCSにいけて非常に嬉しいです。(4回は)とにかく塁に出ることを考えて打席に立ちました。カーブがうまくバットに引っかかった。最高の結果になりました」と胸を張った。

「ホークスに必ず勝って、日本シリーズにいけるように頑張ります」と14日に開幕する首位・ソフトバンクとのCSでの必勝を誓うと、ファンから歓声が沸きおこった。

今季、チームはソフトバンクと優勝を争ってきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で10月に失速。何とか持ち直して3連勝し、追い上げてきた西武を土壇場で退けた。今季のレギュラーシーズン最終戦となる9日の日本ハム戦(ZOZO)にも勝って、4連勝締めで勢いをつけて、ソフトバンクとの決戦に臨みたいところだ。

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西武との直接対決に快勝し4年ぶりCS進出決定、13年ぶり2位死守で下克上への挑戦権[報知]

勝てばCS進出が決まる3位・西武との直接対決を制したロッテが、13年ぶりの2位となり4年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。

井口監督率いるロッテが大一番を制して、下克上への挑戦権を得た。勝てばCS進出が決まる大一番。先取点を奪ったのは西武だった。両軍無得点の2回にロッテ先発の小島が、スパンジェンバーグ、呉に適時打を浴びて2点を献上。井口監督は、2回4安打2失点だった先発小島の交代を決断。3回に2番手・小野を送り、早くも継投に入った。4回からは本来先発の岩下もマウンドに送った。

打線も2回までは西武先発・松本の前に無安打に沈黙していたが、3回に敵失と菅野の適時打で同点に追いついて、試合を振り出しに戻した。4回には藤岡が右翼へソロを放って勝ち越し。6回には藤原の適時二塁打などで3点を追加。8回にも2点を入れて、リードを広げた。投手陣も継投策が成功。3回以降は小野、岩下、東條、唐川、ハーマン、沢村、益田が無失点リレーをして逃げ切った。

今季のCSは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が遅れたことから、パ・リーグでは上位2チームのみが出場。4試合制で、1勝のアドバンテージを優勝したソフトバンクが持っている。14日から福岡のペイペイDで対戦する。

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藤岡裕大の4号ソロで勝ち越し、勝てばCS「絶対勝つ」[報知]

執念の一振りだった。同点の4回2死。藤岡が西武・松本の変化球を完璧に捉えた。打球はライトスタンドで手招きするロッテファンに導かれるようにホームランラグーンへと着弾した。

「打ったのはカーブです。うまく反応することができました。最高の結果です」と笑顔を見せた。チームは現在西武に0.5ゲーム差をつけ、この試合に勝てば4年ぶりのCS出場が決定する。「今日は絶対に勝ちます」。藤岡の一振りがロッテを勝利へと近づけた。

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9日の日本ハム戦で「レギュラーシーズン最終戦セレモニー」を実施[報知]

ロッテは8日、本拠地で開催される9日の日本ハム戦終了後に、ファンへ感謝を込めてグラウンドで「レギュラーシーズン最終戦セレモニー」を実施することを発表した。

また、当日来場した人の中からチケット番号で監督と1軍選手全員のサインボールが当たる抽選会も行う。当選のチケット番号は5回裏終了後、ZOZOマリンのメインビジョンで発表される。球団広報は「イレギュラーな形でスタートした1年もついに明日の試合で120試合目となります。例年とは違う環境の中で行われたシーズンにおいて本当に熱い応援をいただき、後押し頂きありがとうございました。まずはクライマックスシリーズ進出を果たし、ファンの皆様の期待に応えシーズンを終えたいと思っています。引き続き熱いご声援よろしくお願いします」とコメントした。

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ロッテ、4年ぶりCS進出!執念の8投手リレー、崖っぷちから3連勝[デイリー]

試練を乗り越えた。ロッテは逆転勝ちで4年ぶりのCS進出が確定するとナインは、ガッツポーズで喜びを表現した。井口監督は「ずっと苦しい試合が続き、崖っぷちで選手達が最高のパフォーマンスを出した」と目を細めた。

王手をかけた一戦で執念のリレーを見せた。本調子ではない先発・小島を2回2失点で降板させ継投に入った。ローテで回っていた岩下が、4回から3番手で今季初めてリリーフ登板。右腕は「準備はできていた」と2回1/3を無失点に抑えた。

10月上旬に岩下の新型コロナウイルス感染が判明した。1軍野手も大量感染。首位を争っていたチームは大失速した。「責任はだいぶ感じました」と岩下。苦しんだ男が期待に応え勝利投手になった。セットアッパー・沢村、守護神・益田ら勝ちパターンも投入。8投手の小刻みな継投を繰り出した井口監督は「全員でつなぐと決めていた」と語った。

4日に3位に転落し自力CS進出の可能性が消滅。その後、3連勝と巻き返した。5日から2試合連続で試合前の円陣で、ナインにゲキを飛ばした指揮官。「ようやくベンチが1つになって戦えている。CSを突破して、ここ(本拠地)に戻ってこられたら」。まずはチーム一丸で宿敵のソフトバンクを倒す。

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ポスティング申請期間開始、例年より1週間後ろ倒し[デイリー]

海外FA権を取得する前にプロ野球12球団の所属選手が米大リーグへ移籍する際に利用するポスティングシステムの申請手続き期間が8日、スタートした。12月12日に締め切られる。昨年までは11月1日から12月5日までだったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で変則日程となった今年は、日米間の交渉の結果1週間遅くなった。

プロ野球の各球団が所属選手のポスティング制度利用を認めた場合、NPBを通じてMLBに契約可能選手として通知される。昨オフは筒香嘉智外野手がこの制度でDeNAからレイズへ移籍した。

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ロッテ、4年ぶりCS進出パ・リーグ2位確定[デイリー]

パ・リーグは8日、2位ロッテが3位西武を8−2で下し、4年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。2004〜06年のプレーオフを含めて7度目の出場。14日からペイペイドームでリーグ優勝したソフトバンクと対戦する。ロッテは13年ぶりの2位が確定した。

今年のCSは新型コロナウイルス感染拡大により開幕が遅れた影響で、パのみが上位2チームに縮小して開催。優勝チームが1勝のアドバンテージを持ち、4試合制で日本シリーズ進出を争う。

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ロッテが4年ぶりCS進出、執念継投策、6回1死満塁1人1殺、藤岡が決勝4号ソロ[デイリー]

ロッテが逆転勝利で2位を確定させ、16年以来4年ぶりのCS進出を決めた。

2点を追う3回、西武先発・松本を攻略。スパンジェンバーグのタイムリーエラーと菅野の適時打で同点。4回2死から藤岡の4号右越えソロで勝ち越した。

執念の継投策で勝利をたぐり寄せた。先発・小島を2回2失点で降板。3回には勝ちパターンの小野、4回からは岩下をマウンドに送った。

1点リードの6回は岩下が3四死球で1死満塁のピンチを招くと、東條にスイッチ。東條は愛斗を空振りの三振に仕留めて降板。続く呉は唐川が空振り三振に斬って大ピンチを脱した。

その裏には待望の追加点。2死一、二塁から荻野の一塁適時内野安打と敵失で2点を追加。さらに2死三塁とし、藤原が左中間に適時二塁打を放ち、計3点を奪い4点差とした。

7回はハーマンが三者凡退2三振。8回は沢村が抑え、9回は守護神・益田が締めくくった。全員で歓喜のエアタッチをかわした。

CSは14日からペイペイドームで開催。3勝先取制で行われ、パ・リーグ覇者のソフトバンクに1勝のアドバンテージが与えられる。

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ロッテが逆転、藤岡が勝ち越し4号ソロ、勝てばCS進出[デイリー]

勝てばCS進出が決まるロッテが逆転した。

2点を追う3回、西武先発・松本を攻略。スパンジェンバーグのタイムリーエラーと菅野の適時打で同点。4回2死から藤岡の4号右越えソロで勝ち越した。

ロッテは2回2失点の先発小島を降板。3回には勝ちパターンの小野、4回からは岩下をマウンドに送る執念の継投策で流れを引き寄せた。

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勝てばCS出場のロッテ、先発・小島が2回2失点で降板[デイリー]

勝てばCS出場、敗れれば3位に転落するロッテは早めの継投で勝負に出た。先発の小島は2回に四球と安打で無死一、二塁とされ、スパンジェンバーグの中前適時打で先制点を失った。さらに1死二、三塁から呉にも左前適時打を浴びて計2失点。

井口監督は3回から2番手で勝ちパターンの右腕・小野を投入した。

7日のオリックス戦で逆転勝ちし単独2位に浮上。この日の西武との直接対決で勝てば2位とCS進出が確定する。重要な一戦で、今季中はなかった“短期決戦バージョン”の早め継投策を繰り出した。

小島は2回4安打2四球で2失点だった。

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ロッテが9日にレギュラーシーズン最終戦セレモニー、サインボール当たる抽選会も[デイリー]

ロッテは8日、今季最終戦となる9日の日本ハム戦(ZOZOマリンスタジアム)終了後に、グラウンドでレギュラーシーズン最終戦セレモニーを実施することを発表した。シーズンを通して熱い声援を送ってくれたファンに感謝の気持ちを込めて行う。

当日の来場者からチケット番号で監督および1軍選手全員のサインボールが当たる抽選会も実施する。当選のチケット番号は5回裏終了後にZOZOマリンスタジアムのメインビジョンで発表。試合終了30分後までに球場外周正面の特設テントでチケットの半券もしくはQRコードの提示でサインボールの引き換えが可能となる。

ロッテ広報室は「イレギュラーな形でスタートした1年もついに明日の試合で120試合目となります。例年とは違う環境の中で行われたシーズンにおいて本当に熱い応援をいただき、後押しいただきありがとうございました。まずはクライマックスシリーズ進出を果たし、ファンの皆さまの期待に応えシーズンを終えたいと思っています。本日、明日と引き続き熱いご声援よろしくお願いします」と熱い口調で呼びかけた。

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