日本ハムが連敗を4で止めた。3−4の4回に清水の適時打で追い付き、6回に西川の適時二塁打で勝ち越した。9回に大田の2ランで加点した。2番手の加藤が4勝目。ロッテは1回に4点を挙げたが逃げ切れず連勝が3で止まった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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北海道日本ハム | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 7 |
千葉ロッテ | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
ロッテが60勝57敗3分けでシーズンを終えた。井口資仁監督は「ケガ人が非常に多くて」と振り返り「後半は球団にいい補強をしてもらって、後ろがしっかりしたというのがドシッと構えられたところ」と沢村らの加入で2位を守ったことを喜んだ。
14日からソフトバンクとのCSが始まる。「2位で変なプレッシャーもないと思います」と意気込んだ。
ロッテは9日、細川亨捕手(40)の現役引退を発表した。現役19年間で西武、ソフトバンク、楽天、ロッテとパ4球団を渡り歩いた。この日の日本ハム戦で通算3907試合目の出場を果たした。
8回に代打で登場し「変にこちょこちょいくよりも、バスターで本塁打狙っていこう」と強振したが空振り三振。9回にはマスクをかぶり、大田に2ランを許し苦笑いを浮かべた。「こんなに長くプロの世界でやれるとは思ってもいませんでした」と現役生活を振り返り、最後は「お腹いっぱいです」と笑った。今後は未定。
また、球団は大谷智久投手(35)に来季構想外を通知したことも発表した。大谷は現役続行を希望している。
今季で現役引退するロッテ細川亨捕手(40)が、現役最後の打席に立った。
8回2死、井上の代打で登場。温かい拍手に送られた通算3907打席目は、バスター打法で日本ハム堀と対戦。今季は2軍でも打席機会がなく、2020年の初打席だった。結果はカウント2−2からの5球目直球をスイングし、空振り三振。捕手石川亮、堀に一礼し、石川亮からはボールを受け取った。
細川はそのまま防具をつけ、9回の守備へ。16歳年下の小野とバッテリーを組んだ。本塁打王を狙う日本ハム中田には直球を3球続け、中飛に打ち取った。しかしその後、大田に2ランを被弾。イニングを終えると、苦笑いを浮かべながらマスクを外した。
ロッテ井上晴哉内野手(31)の激走三塁打が、会心本塁打に変身した。
2−1の1回2死一塁。日本ハム上原相手に粘り、9球目の146キロを捉えると右翼ポール際へ。打球は跳ね返ってグラウンドに戻り、巨体の井上が激走。「入ったか分からなかったので、とにかく全力で走りました」。今季初、自身プロ通算4本目の三塁打になった…かと思われた。
すると、自軍ベンチから井口監督が球審にリクエストを要求。結果、スタンドに入ってからの跳ね返りと判定され、めでたく今季15号の2ランになった。
三塁上に待機した井上は、本塁打判定で再スタート。スタジアムの注目を集める中、5秒かけて本塁へ走り、4点目のホームイン。ベンチ前での恒例“ごっちゃし”ポーズには、本日をもって引退する細川亨捕手(40)が、親方のように寄り添った。殊勲の弟子は「細川親方に一緒にやってもらえて嬉しかったです」と感服していた。
ロッテは9日、ZOZOマリンでCS(14日開幕、ペイペイドーム)のパブリックビューイングを開催すると発表した。
通常の公式戦と同様、マーくん、リーンちゃん、ズーちゃんの球団マスコットに、公式チアパフォーマーM☆Splash!!も登場し、盛り上げる。球団OBの立川隆史氏(45)も特別ゲストで出演する。雨天決行、荒天中止で、入場料は税込み1000円。試合開始2時間前の開場となる。
チームは8日、今季2位が確定し、CS出場が決定した。14日からソフトバンクと戦う。
ロッテは9日、大谷智久投手(35)に来季契約を更新しない旨を通知したと発表した。現役続行を希望している。
09年ドラフト2位で即戦力右腕として入団し、今季で11年目。ここまで通算340試合に登板し20勝34敗、防御率3.67の成績。今季は1軍登板はなかった。 報徳学園(兵庫)時代には3年春に甲子園優勝投手に輝いた。早大、トヨタ自動車とアマチュア球界の強豪で経験を積み、プロでも主にリリーフを中心として活躍してきた。
ロッテは9日、細川亨捕手(40)が現役引退することを発表した。
ZOZOマリンに姿を見せ、捕手陣に交じってノックを受けた。球団を通じて「ファンの皆様、19年間応援いただき、ありがとうございました」と感謝のコメントを寄せた。
青森県出身。01年に自由獲得枠で西武に入団し、ソフトバンク、楽天、ロッテと4球団を渡り歩いた。ロッテには2年間在籍。思い出の試合として19年6月8日の巨人戦(東京ドーム)を挙げ「バント処理を三塁でアウトにして、自分もまだこんなプレーができるんだと、我ながらビックリしました」と振り返った。
「(西武に)入団した頃は、こんなに長くプロの世界でやれるとは思ってもいませんでした」と言う。「捕手としてボールを受けて投手を把握する作業を大事にしていたので、ブルペンでピッチャーのボールを受けている時間が大好きでした」としみじみ話す。
ディフェンス面で光り、08年と11年にはベストナインとゴールデングラブ賞をダブル受賞している。「捕手の醍醐味は1回から9回まで、そして3連戦のプランを練って試合を作ること。うまくいった時は本当に充実感がありました」。通算1427試合に出場したベテラン捕手が、万感の思いでユニホームを脱ぐ。
ロッテのドラフト3位、国学院大・小川龍成内野手(22)が9日、横浜市内の同校施設で永野プロ・アマスカウト部長らから指名挨拶を受けた。
前橋育英(群馬)時代から遊撃守備には定評がある。今回も「守備なら即戦力」との評価が多い中、内野手補強を目指したロッテが指名。「早くチームに合流して、ロッテの一員として野球をしたいと強く思っています」と意気込みを新たにした。
守備なら即戦力−。周囲の評価に対し「自信があるところを評価していただけるのは嬉しいです」と喜びながら「打球のスピードや走者のスピードとかも(プロでは)変わると思うので、そこへの対応力が今後のポイントになると思います」と油断はない。
プロでの活躍の場を「1番は、ショートを守りたいです」と求める。華麗なフットワークというより、安定感と堅実さが売り。「もっと確率の部分を上げていきたいなと思います」とさらなる鍛錬を誓った。
パ・リーグはレギュラーシーズンが終了した9日、今季の総観客数が206万8952人だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大による観客数制限やシーズンが143試合から120試合に短縮されたため、過去最多だった昨季の1166万9891人から激減した。
今季は6月19日に無観客で開幕。7月10日から最大5000人で観客を受け入れ、9月19日に収容人数の50%へ上限を引き上げた。全360試合のうち53試合が無観客試合だった。観客動員が200万人台にとどまるのは1972年以来。
球団別ではソフトバンクの53万2723人が最多で、楽天の23万6084人が最少だった。
今季は特例措置として延長10回で打ち切ったこともあり、平均試合時間は3時間18分で昨季よりも6分短縮された。
ロッテの細川が引退試合に臨んだ。八回に代打で出場し、9回にマスクもかぶった。最後の打席はバスター打法でフルスイングし、空振り三振で終え「意外とボールは見えていた。ホームランを狙っていった」と笑った。試合後に慣れ親しんだホームベース付近でナインに胴上げされた。
4球団を渡り歩き「ブルペンで投手の球を受けている時間が大好き」と言う生粋の捕手。捕手の後輩の田村や柿沼に積極的に助言し「あいつらどんどん質問してくるので。それに答えられなかったら、技量のない捕手になってしまう」と自負をのぞかせた。
日本野球機構(NPB)は9日、パ・リーグ球団の本拠地で24〜26日に行われるSMBC日本シリーズ第3〜5戦を、いずれも午後6時半開始のナイターで開催すると発表した。
チケットは先行抽選が一部で11日から受け付けられ、一般発売は20日に始まる。観客数は収容人数の50%を予定している。詳細はNPB公式サイトで。
セ・リーグ優勝の巨人のホームゲームとなる第1、2戦と第6、7戦は、全て京セラドーム大阪でのナイターで行われることが既に発表されている。
ロッテの井上が2−1の1回2死一塁で、右翼ポール際に15号2ランを放った。打球がフェアグラウンドに跳ね返り、三塁まで懸命に走ったが、リプレー検証の末に本塁打に覆った。11月に入って最初の一発を「監督がリクエストしてくれたおかげ」と喜んだ。
ベンチ前に戻ると、引退試合に臨んだ細川とともに、大相撲の力士が手刀を切って懸賞金を受け取る姿をまねたパフォーマンスを披露。ともに体重100キロを超える巨漢で「細川親方に一緒にやってもらえて嬉しかった」と冗談めかした。
10月以降は打撃不振に苦しみ、チームが優勝を逃す要因の一つとなった。クライマックスシリーズ(CS)進出が決まった8日には「自分を信じてやっているのが、打球に出てきたかな」と復調の手応えを口にしていた。短期決戦に向けて、景気づけの一発となるか。
ロッテは、14日に開幕する「2020 パーソル クライマックスシリーズ パ」の全試合のパブリックビューイングを本拠地ZOZOマリンスタジアムで開催する。
同イベントでは通常の公式戦と同様に公式マスコットのマーくん、リーンちゃん、ズーちゃんや公式チアパフォーマーM☆Splash!!が登場し、試合前やイニング間でのイベントを実施する。
チケット代金は1000円(税込み)で、雨天決行/荒天中止。
球団広報は「ファンの皆さまの後押しをいただき4年ぶりのクライマックスシリーズ出場、そして2007年以来となる2位となりました。次は2010年以来の日本シリーズ出場、そして日本一に向けて突き進んでいきます。今年のチームスローガンは『突ッパ』です。クライマックスシリーズも必ず突破します!」とコメントした。
ロッテは9日、大谷智久投手(35)に来季の契約を結ばないことを通告したと発表した。現役続行を希望している。兵庫・報徳学園高から早大、トヨタ自動車を経て、2010年にドラフト2位で入団。主に中継ぎで340試合に登板し、20勝34敗、防御率3.67だった。
日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が9日、オンラインで行われ、新型コロナウイルス感染拡大への対策として、出場選手登録の入れ替えを柔軟に行えるようにする「感染拡大防止特例2020」やベンチ入り人数、外国人選手枠などを拡大した措置を来季も継続する方針をNPB側が示した。
選手会がシーズンオフの契約更改で感染拡大による経営悪化を理由とした一律の減額をしないよう求めたことに対しては、NPB側が「一律の減俸をする球団はない」と回答した。
また、ドラフトを拒否して海外へ渡った選手との契約を一定期間禁止する通称「田沢ルール」の撤廃を受け、選手会は直接米大リーグ入りし活躍した選手が日本球団と契約する際にドラフト指名を受けなければならないことについて議論が必要との認識を示した。
ロッテは9日、細川亨捕手(40)が今季限りで現役を引退すると発表した。4日に戦力外通告を受けていた。西武、ソフトバンク、楽天を含めてパ・リーグ4球団で19年間プレー。ロッテを通じて「入団した頃は、こんなに長くプロの世界でやれると思っていなかった」とコメントした。
2002年に青森大から自由獲得枠で西武に入団し、11年に国内フリーエージェント(FA)権を行使してソフトバンクに移籍。17、18年は楽天でプレーし、19年からロッテに所属した。
日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が9日、オンラインで行われ、今オフの契約更改交渉に関する選手会の要望に対し、12球団側はあらためて、今季の試合数減少に伴う一律の減俸は行わないと回答した。
今季は新型コロナウイルスの影響で開幕が大幅に遅れ、試合数は当初の143から120に減少。選手会は10月末に12球団側へ一律の減俸を行わないよう求める要望書を送付し、12球団側は今月2日の実行委員会で確認していた。
選手会の森忠仁事務局長は「今オフはあまり時間がない中での交渉になり、選手と球団が金額でもめている構造を作りたくない。(12球団側は)選手に納得してもらえるまで話をするとのことだった」と語った。
西武、ソフトバンク、楽天を含めた4球団でプレーし、日本一に5度輝いた細川が現役引退を発表し、今季最終戦で今季初出場を果たした。8回に代打で登場し、「意外と球が見えた。バスターで本塁打を狙ったがちょっと大振りになった」と痛烈なファウルも放ったが、最後は空振り三振に倒れた。
「朝起きたときは緊張した」と笑うが、9回にはマスクもかぶった。試合後は胴上げされ、井口監督は「もう1日早くCSを決めて、昨日の西武戦でやりたかったが、いい形で送り出してあげられたと思う」と球界の功労者をねぎらった。
ロッテは9日、大谷智久投手(35)に、来季契約しないことを通知したと発表した。報徳学園時代の02年センバツで優勝投手となり、トヨタ自動車から09年ドラフト2位で入団した11年目の右腕は主にセットアッパーとして通算20勝、120ホールドをマーク。昨季は2試合、今季は1軍登板なしに終わった。
ロッテからドラフト3位で指名された小川が9日、横浜市内の国学院大施設で永野吉成スカウト部長らから指名挨拶を受けた。
対戦したい投手に前橋育英の2学年先輩となる西武・高橋光を挙げ「高校より体つきは変わったし、スピードも速くなっているけど、当たりたい」と目を輝かせた。
プロでも遊撃を希望するが、レギュラーの藤岡を超えるには今秋の東都大学リーグで打率.163に終わった打撃が課題。「基本的にセンター返し」と意気込んだ。
パ・リーグは9日、今季の総観客数が206万8952人だったと発表した。観客数制限や、143試合から120試合への短縮のため、過去最多だった昨季の1166万9891人から激減した。
観客動員が200万人台にとどまるのは72年以来。今季は延長10回で打ち切ったこともあり、平均試合時間は3時間18分で昨季よりも6分短縮された。
日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が9日、オンラインで行われ、新型コロナウイルス対策として拡大されたベンチ入り人数や1軍登録枠、外国人選手枠、入れ替えを柔軟に行えるようにする「特例2020」などの措置を、来季も継続する方針がNPB側から伝えられた。選手会が要望した契約更改での一律減額を求めないことについては、「一律の減俸をする球団はない」との回答があった。
また、いわゆる「田沢ルール」の撤廃を受け、直接大リーグ入りし活躍した選手のNPB球団との契約に、ドラフト指名が必要な点についての議論も交わされた。選手会の森忠仁事務局長は「“問題意識というのはある”という回答にとどまっている」と話した。
パ・リーグは9日、レギュラーシーズンの全日程が終了し、個人タイトルが確定した。投手部門は6部門中、5部門でリーグ優勝を遂げたソフトバンク勢が占めた。ソフトバンクの千賀滉大投手(27)が最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の3冠に輝いた。また、千賀、石川(ソフトバンク)とともに最多勝となった楽天・涌井秀章投手(34)は西武、ロッテ時代に続き、史上初の3球団での最多勝となった。受賞者は以下の通り。
パ・リーグは9日、レギュラーシーズンの全日程が終了し、個人タイトルが確定した。打撃部門は、オリックスの吉田正尚外野手(27)が打率.350で、打撃部門では自身初タイトルとなる首位打者となった。6部門中4部門が初受賞となった。受賞者は以下の通り。
今季限りでの引退が発表されたロッテの細川亨捕手(40)が、4−5と1点リードされた8回2死走者なしの場面で代打出場した。笑顔で打席に入り、日本ハム5番手の堀と対戦。初球は膝元のボール球を避けて、2球目はスイングするもファウル。カウント1−1から3球目はボール球を見逃し、4球目はスイングするも空振り。カウント2−2となった5球目も空振りし、空振り三振だった。
細川はそのまま9回表のマスクをかぶって、5番手でマウンドに上がった小野と最後のバッテリーを組んだ。先頭の平沼に死球から出塁を許し、続く渡辺、中田を打ち取るも、大田に一発を浴びて2点を失った。続く松本を二ゴロで打ち取ってこの回を終え、苦笑いの表情を見せた。
ロッテ・井上が“細川親方”と2人で「ごっちゃし」を行った。
2−1の初回2死一塁、左腕・上原から右翼ポール際へ大飛球を放った。打球は跳ね返り、井上は三塁まで激走したが、井口監督がリクエストを要求。判定はスタンドに入ってからの跳ねたものとなって、今季15号の2ランになった。
ベンチ前で、この日が引退試合となる細川と恒例の「ごっちゃし」ポーズを披露したあんこ型のスラッガーは「入ったか分からなかったのでとにかく全力で走りました。監督がリクエストをしてくれたおかげですね。久々にホームランを打てて、久々のごっちゃしです。今日は細川親方に一緒にやってもらえて嬉しかったです」と笑っていた。
ロッテは11月14日から開幕する「2020 パーソル クライマックスシリーズ パ」の全試合においてZOZOマリンでパブリックビューイングを開催することを発表した。(雨天決行/荒天中止、試合開始2時間前開場、チケット代金:税込み1000円)。
パブリックビューイングでは通常の公式戦と同様に公式マスコットのマーくん、リーンちゃん、ズーちゃんや公式チアパフォーマーM☆Splash!!が登場し、試合前やイニング間でのイベントを実施する。
さらに、特別ゲストとしてマリーンズOBの立川隆史氏も出演する。球団広報室は「ファンの皆様の後押しをいただき4年ぶりのクライマックスシリーズ出場。そして2007年以来となる2位となりました。次は2010年以来の日本シリーズ出場、そして日本一に向けて突き進んでいきます。今年のチームスローガンは『突ッパ』です。クライマックスシリーズも必ず突破します!」とPRした。
ロッテは9日、大谷智久投手(35)に対し、来季契約を更新しないことを通知したと発表した。
トヨタ自動車から09年のドラフト会議で2位指名を受けて入団し、通算11年間で20勝120ホールドをマークするなど、セットアッパーとして活躍したが、昨季はわずか2試合、今季は1軍登板なしに終わった。本人は現役続行を希望している。
報徳学園時代には02年センバツで優勝投手となり、早大でも東京六大学リーグで通算18勝をマークするなど、アマチュア時代から注目を集める右腕だった。
ロッテから戦力外通告を受けた細川亨捕手(40)が9日、今季限りで現役を引退することを発表した。
ベストナインに2度輝いた名捕手はロッテ球団を通し、「ファンの皆様、19年間、応援頂き、ありがとうございました。入団した頃はこんなに長くプロの世界でやれるとは思ってもいませんでした」とコメントした。
西武、ソフトバンク、楽天、ロッテの4球団でプレーし、5度の日本一を経験した優勝請負人は「私は捕手としてボールを受けて投手を把握する作業を大事にしていたので、ブルペンで投手のボールを受けている時間が大好きでした」と打ち明ける。ロッテでは2年間のプレーとなり、今季の1軍出場はかなわなかったが「マリーンズでの思い出は昨年6月8日の巨人との東京ドームでの交流戦でバント処理を三塁でアウトにしたことです。自分もまだこんなプレーが出来るんだと我ながらビックリしました」と振り返った。
「捕手の醍醐味は1回まで9回まで、そして3連戦のプランを練って試合を作ること。それがうまくいった時は本当に充実感がありました。西武、ソフトバンク、楽天、ロッテの4球団で色々な方に本当にお世話になりました。感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました」。
ファンに感謝を伝える最後の言葉まで、どこまでも捕手らしかった。
ロッテからドラフト3位指名された国学院大・小川龍成内野手(22)が9日、横浜市内の同大施設で永野吉成スカウト部長らから指名挨拶を受けた。
ドラフト当日、東都大学リーグで覇を競った東洋大卒の佐藤都志也捕手(22)からメッセージをもらったという。「都志也さんには大学侍ジャパン合宿などでゴハンにも連れて行ってもらいましたし…。チームの雰囲気も教えて頂きました」。
守備なら即プロで通用するとの評価には「打球のスピードは違うだろうけど、自分の持ち味だと思うので…。ショートを守りたい」と慣れ親しんだポジションを切望した。
対戦したい投手には群馬・前橋育英の2学年先輩、西武・高橋光成投手(23)を挙げた。「(高校より)体つきは変わったし、スピードも速くなっているけど、当たりたいですね」と目を輝かせた。守備と比べ、今秋リーグ戦も打率.163に終わった打撃が課題と自覚している。「基本的にセンター返し」と力を込めた。
来季の「JERA セ・リーグ公式戦」と交流戦の日程が9日、発表された。今季は新型コロナウイルスの影響で公式戦が120試合に縮小されたが、来季は3月26日にセ・パ同時開幕で143試合を実施。今季は中止となった交流戦、オールスター戦、セのクライマックスシリーズ(CS)に加え、地方開催も“復活”する。
今季は開幕が当初の3月20日から6月19日となり、カードも変更された。来季のセ開幕カードは今季当初予定していた巨人・DeNA、ヤクルト・阪神、広島・中日。2年ぶりに開催予定の交流戦は5月25日に巨人・楽天など6試合で開幕し、各球団18試合を行う。
東京五輪の延期に伴い、7月19日から8月12日は公式戦を休止する。ヤクルトの本拠地・神宮とDeNAの本拠地・横浜は五輪前後に使用できない期間があるため、両球団は東京Dなどの代替球場で開催。DeNAは神宮でも主催試合を実施する。五輪が中止となった場合は、休止期間に公式戦を組み込むなどして日程を再編する可能性がある。
ロッテは9日、細川亨捕手(40)が今季限りで現役引退することを発表した。
この日引退選手・特例登録として1軍に登録された細川は8回2死から代打で出場。登場曲には氷川きよしの「ズンドコ節」が流れ、「懐かしい気持ちで打席に立てた」と笑顔。「変にちょこちょこ行くよりも最初までホームラン狙って行こう」と強振したが現役最後の打席は空振り三振。9回からはマスクをかぶり、5番手・小野をリード。大田に2ランを浴びリードを広げられたが「小野とは楽天の時から自主トレとか、ご飯とかも行ってたので、組ませてもらって嬉しかった。(小野は)ストレートも強くなってて、1軍の強打者からファウルを取れるような真っ直ぐになっていた。よくなったなと思った」と最後は後輩の成長も感じていた。
チームは敗戦したものの、引退セレモニーとして最後はホームベース上で胴上げ。幕張の夜空に6度舞った。引退を決断したのは4日に戦力外通告を受けてから3、4日後。今後については未定だという。「選手として1軍も経験させてもらって。この年なのに選手として見てもらって、使ってもらって感謝しかないです」と細川。19年間の現役生活については「お腹いっぱいです」と笑い、現役生活に別れを告げた。
ロッテの細川亨捕手(40)が今季限りで現役引退することを9日、球団が発表した。
2001年の自由獲得枠で青森大から西武に入団。10年にソフトバンクにFA移籍し、08年、11年にはベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝いた。19年からロッテに移籍し、今季はこれまで1軍出場はなかったものの、パ・リーグ4球団を渡り歩き5度の日本一を経験した”優勝請負人”が、プロ19年目でついにユニホームを脱ぐ。
細川は球団を通じ、「ファンの皆様、19年間、応援頂き、ありがとうございました。入団した頃はこんなに長くプロの世界でやれるとは思ってもいませんでした。私はキャッチャーとしてボールを受けてピッチャーを把握する作業を大事にしていたので、ブルペンでピッチャーのボールを受けている時間が大好きでした。マリーンズでの思い出は昨年6月8日の巨人との東京ドームでの交流戦でバント処理を三塁でアウトにしたことです。自分もまだこんなプレーが出来るんだと我ながらビックリしました。キャッチャーの醍醐味は1回まで9回まで、そして3連戦のプランを練って試合を作る事。それが上手くいった時は本当に充実感がありました。西武、ソフトバンク、楽天、ロッテの4球団で色々な方に本当にお世話になりました。感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました」とコメントした。
日本野球機構(NPB)は9日、来季の「JERA セ・リーグ公式戦」日程と交流戦日程を発表した。今季は新型コロナウイルスの影響で、公式戦試合数が当初予定された143試合から120試合に縮小されたが、来季は143試合が組まれた。今季は中止となった交流戦は5月25日に開幕し、各球団18試合を予定している。
開幕日は3月26日。予定通り開催されれば今季の開幕カードとなるはずだった巨人・DeNA、ヤクルト・阪神、広島・中日の対戦でスタートする。交流戦は5月25日に開幕。開幕カードは今季予定されていた巨人・楽天、ヤクルト・日本ハム、DeNA・オリックス、中日・ソフトバンク、阪神・ロッテ、広島・西武となる。今季は中止となったオールスター戦、セで中止となったクライマックスシリーズも開催する予定となっている。
1年延期となった東京五輪開催期間(7月19日〜8月12日)は公式戦休止期間とする。仮に五輪が中止となった場合は、日程を再編する可能性がある。ヤクルトの本拠地・神宮球場とDeNAの本拠地・横浜スタジアムは五輪期間前後に使用できないため、両球団は東京ドームでの主催試合を予定している。DeNAは神宮でも主催試合を行う。今季は開催が見送られた地方球場での開催も予定されている。
今季は新型コロナウイルスの影響で開幕が3月20日から6月19日にずれ込み、公式戦試合数は当初予定された143試合から120試合に縮小された。それに伴い、交流戦とオールスター戦は中止に。過密日程に伴い、屋外球場の多いセはCSも中止となり、パのCSは1位と2位による最大4試合制に変更された。
日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が9日、行われ、NPB側から選手会に対し、新型コロナウイルスの影響を考慮して今季導入された1軍枠の拡大などの特別ルールについて、来季も継続する方針と報告された。
プロ野球は今季、新型コロナウイルス選手の影響を踏まえ、選手の負担軽減を目的に1軍枠や外国人枠を拡大する特別ルールを導入した。選手会によると、1軍の試合に出場可能な出場登録選手は29人から31人、ベンチ入りは25人から26人、外国人枠は4人から5人に拡大されたが、これらは来季も継続の予定と説明があったという。
新型コロナ感染や感染疑いが発生した際に1、2軍の入れ替えが幅広く可能になる「特例2020」も継続の見通し。本来12回までの延長戦を10回打ち切りとすることについても、選手会の森事務局長も「そのあたりも今年と同じ扱いになると認識している」と話した。
また、選手会は今オフの契約更改について、120試合に縮小された異例のシーズンを踏まえ、球団側に査定に関して選手が納得するまで説明することや、減収に伴い一律の減俸をしないことなどを要望。この日の事務折衝でNPB側の回答があり、「一律何%のような減俸をする球団はないと回答があった。選手に納得してもらうまで話はするということだった」と説明した。
ロッテ・安田が8試合ぶりに4番に座った。0−1の1回に左犠飛。3回に中前打を放ち4試合連続安打をマークした。
今季86試合連続で4番に座ったが不振にあえぎ打順が7番、9番と下がっていた。CSに向け井口監督は「かなり状態が上がっている。楽しみです」と期待した。
ロッテは9日、細川亨捕手(40)が今季限りで現役を引退すると発表した。4日に戦力外通告を受けていた。
青森大から2001年度ドラフト自由獲得枠で西武に入団しソフトバンク、楽天を含めてパ・リーグ4球団で19年間プレーし「入団した頃は、こんなに長くプロの世界でやれるとは思ってもいませんでした」と振り返る。出場選手登録されたこの日は日本ハム戦の8回に代打で登場。空振り三振に倒れ、9回にはマスクをかぶった。
日本プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)の事務折衝が9日に開かれ、新型コロナウイルスの影響で今季設定された特別ルールについて、NPB側から来季も引き続き適用する方針であることが報告された。
選手会によると、1軍登録31人、ベンチ入り26人、1軍外国人登録5人(出場は4人まで)について継続する方向で、延長10回制も「同じ扱いと認識している」と選手会の森事務局長。コロナ感染やその疑いがある選手を登録抹消した際の運用について定めた「特例2020」についても、来季も適用する方針を示されたという。
また、通称「田沢ルール」の撤廃を受け意見交換。選手会は、直接米大リーグに渡り活躍した選手が12球団と契約する際にドラフト指名が必要という現状について、議論が必要との認識を示した。
NPBは9日、パ・リーグが公式戦全日程を終了し観客動員数を発表した。コロナ禍の影響が大いにあり、合計360試合で206万8952人、1試合平均5747人だった。
プロ野球は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で当初の予定から約3ヶ月遅れの6月19日に無観客で開幕した。143試合を120試合に減らしてのスタート。7月10日から5000人の人数制限で有観客試合とした。9月19日からは会場の収容人数の50パーセントを上限とし、5000人の人数制限を撤廃していた。
1チーム143試合の2019年は429試合で1166万9891人、1試合平均2万7203人だった。
コロナ禍により各球団とも入場料収入が激減し、経営面で大打撃を受けたシーズンとなった。
ロッテが、今季のレギュラーシーズンを終えた。10月に大失速しながらギリギリで巻き返し、4年ぶりのCS進出を決めた。井口資仁監督は今季を振り返り、打線については「いい形でみんなつないで、うちの持ち味というか。何とか出塁しながらというところ」と粘り強さを評価した。
投手陣は故障者などが出て離脱し「最初はバタバタした」。だが今季途中に巨人からトレードで沢村を獲得。沢村は豪腕セットアッパーとして勝利の方程式の一角を担った。「球団にいい補強をしてもらった。後ろ(勝ちパターンの投手)が、しっかりして、どしっと構えられた」と語った。
CSでも戦い方は変わらない。突出した打者がいない中、打線はつなぎ、四球を選び、相手の隙を突いて得点を奪う。指揮官は「ホークスは最少失点で抑えないとなかなか勝てない相手」と投手陣の奮起にも期待した。短期決戦に向けて「突破を目指して頑張りたい」と決意も新たにしていた。
パ・リーグは9日、ソフトバンク−西武、ロッテ−日本ハムの2試合が行われてレギュラーシーズンの全日程を終えた。クライマックスシリーズ(CS)は14日にペイペイドームで開幕し、優勝したソフトバンクと2位ロッテが日本シリーズ進出を懸けて対戦する。
今年のCSは新型コロナウイルス感染拡大により開幕が遅れた影響で、パは例年の上位3チームによる2ステージ制から、上位2チームのみの対戦に縮小して開催。優勝チームが1勝のアドバンテージを持ち、4試合制で争う。
日本シリーズは21日に開幕する。セ・リーグは今年はCSを開催しないため、優勝した巨人が出場を決めている。
今季限りで現役を引退することが発表されたロッテ・細川亨捕手が、レギュラーシーズン最終戦で出場選手登録されてベンチ入りした。8回2死走者なしの場面で代打で登場。名前がコールされるとスタンドから大きな拍手が起こった。
左腕の堀を相手にバスター気味に構え、140キロ直球に空振り三振に倒れた。細川はそのまま捕手道具を付け9回の守りにもついた。
西武、ソフトバンク、楽天、ロッテとパ・リーグ4球団で19年間プレーした細川。「入団した頃は、こんなに長くプロの世界でやれるとは思ってもいませんでした」。長年、捕手として所属チームを支えてきた男が、ユニホームを脱ぐ。
ロッテ・井上晴哉内野手が、リプレー検証の結果、判定が三塁打から本塁打になった。
初回に2点を奪い逆転に成功し、なおも2死二塁から井上は右翼ポール際へ大飛球。打球はフェンスに当たってように見え、外野を転々とした。巨体を揺らして三塁に到達。ここで井口監督がリクエスト。外野フェンスを越えていたと判定され15号2ランとなり、リードを広げた。
10月29日のソフトバンク戦以来の本塁打となり「打ったのはストレートです。入ったか分からなかったのでとにかく全力で走りました。監督がリクエストをしてくれたおかげですね。久々にホームランを打てて、久々のごっちゃしです。今日は(今季限りで現役を引退する)細川親方に一緒にやってもらえて嬉しかったです」とコメントした。
ロッテは9日、細川亨捕手(40)が今季限りで現役を引退すると発表した。4日に戦力外通告を受けていた。西武、ソフトバンク、楽天を含めてパ・リーグ4球団で19年間プレー。ロッテを通じて「入団した頃は、こんなに長くプロの世界でやれると思っていなかった」とコメントした。
2002年に青森大から自由獲得枠で西武に入団し、11年に国内フリーエージェント(FA)権を行使してソフトバンクに移籍。17、18年は楽天でプレーし、19年からロッテに所属した。
ロッテは9日、大谷智久投手(35)に対して千葉市内で来季契約を更新しない旨を通知したと発表した。
大谷は報徳学園時代に02年の春のセンバツで優勝を経験。早大でプレーし、トヨタ自動車から2009年・ドラフト2位でロッテに入団。主に中継ぎとして活躍した右腕。15年には自己最多の56試合に登板。14年には49試合に登板し、防御率1.94の成績も残した。
同投手は現役続行を希望している。
日本プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)の事務折衝が9日、オンラインで開かれ、新型コロナウイルスの影響で今季適用されたルールについて、NPB側から来季も引き続き適用していく方針であることを報告された。
選手会によると、今季拡大された1軍登録31人(通常は29人)、ベンチ入り26人(通常は25人)、1軍外国人登録枠5人(通常は4人)について継続する方向だという。また、新型コロナウイルス感染やその疑いがある選手を登録抹消した際の運用について定めた「特例2020」についても、来季継続の方針を示されたという。
また、今オフの契約更改交渉について、一律減俸を行わないことなどを求めた要望書について、改めてNPB側から回答。一律減俸を行わないことや、きめ細かな話し合いを行うことなどが確認された。