わたしはかもめ2020年鴎の便り(11月)

便

11月29日

ロッテ沢村が夢へ海外FA権行使決断、残留も選択肢[ニッカン]

ロッテ沢村拓一投手(32)が海外フリーエージェント(FA)権を行使する意思を固めたことが29日、分かった。今日30日に書類を提出する。9月上旬にロッテにトレード移籍。10月17日に出場選手登録日数が通算9年に達し、海外移籍も可能なFA資格を取得した。今後は大リーグ移籍、ロッテへの宣言残留、国内他球団も選択肢に入れ、決断を下す。


夢の実現へ、沢村が1歩を踏み出す。海外FA権を取得し、シーズン終了後にロッテと交渉。その上で、権利の行使を決断した。「権利を取るにあたって、ジャイアンツ、ロッテの方々には心から感謝しています。僕を1番必要としてくれるチームで、腕を振りたいと思っています。あと何年続けられるか分からない野球人生。悔いのない決断をしたいです」と語った。

すでに代理人を選定し、イチロー氏(現マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)、平野(マリナーズFA)らの日本人メジャーリーガーの担当を務めるジョン・ボッグス氏に決まった。メジャー通算3141安打のトニー・グウィンら超大物を担当するなど、豊富な経験と幅広い人脈で知られる敏腕代理人から、強力サポートを受ける。

潜在能力の高さに、複数のメジャー球団から熱視線を浴びる。今季は自己最速を更新する159キロを計測。スプリットは150キロ台前半で、メジャーでもトップクラスの数値をマークする。新型コロナウイルスの影響で不透明な部分もあるが、交渉が解禁されれば、リリーフが補強ポイントとなるマリナーズ、ブルージェイズ、パドレスらが獲得調査に乗り出す可能性があるとみられる。

日米42球団が選択肢の中、チームの勝利を最優先にしながら、自らが成長できる場所、環境が決断の条件。大リーグ移籍、ロッテ残留、国内他球団も選択肢に入れる。プロ10年間で先発、ストッパーの豊富な経験を持つが、常に刺激をモチベーションに変え、腕を振った。ロッテへの感謝の思いは強いが、あらゆる可能性を模索しながら、勝負の地を決める。

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ロッテ井口監督「キャンプからスタート」競争を歓迎[ニッカン]

ロッテ13選手がZOZOマリンでの秋季練習を打ち上げた。

若手の中で、二遊間でレギュラーを張った中村奨と藤岡も最終日まで取り組んだ。定位置は1年目の福田光も虎視眈々と狙っており、来季は大学NO.1遊撃手の国学院大・小川も入団する。井口監督は「色んな対抗馬が入ってくる。外国人も入る可能性ありますし、(来春)キャンプインからスタートになる」と競争激化を歓迎。「ここで練習しているのは来年、優勝するためのキーマンになる選手たち。しっかりオフを過ごして欲しい」と総括した。

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ロッテが21年度公式ファンクラブの会員募集[ニッカン]

ロッテは公式ファンクラブ「TEAM26」の21年度会員を募集開始したと29日、発表した。

5種類の有料コースと1種類の無料コースがあり、会員種別によって入会記念品や観戦チケットなどの特典内容が変わる。有料会員には「ファンクラブデー」と題したイベントを計9試合設定し、開催日に先着で選手ボブルヘッドなど来場特典グッズを配布する。ボブルヘッドは、ファンクラブ内で設定する「お気に入り選手登録」を活用したアンケートで、20年12月末時点の上位3選手分を製作する。

入会は球団公式ホームページで受け付け中。会員種別ごとの主な内容は以下の通り。

広報室は「チームへの期待感から、既存会員の皆様からは非常に多くの方に継続いただいており、新規会員については現在、大募集中です。この機会にぜひ公式ファンクラブにご入会ください」とアピールした。

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ロッテ秋季練習打ち上げ、安田&藤原が一本締め音頭[サンスポ]

21日からの秋季練習を打ち上げたロッテ・井口監督は29日、「1年が終わった。ここで練習している選手は来年優勝するためのキーマン。心も体もリフレッシュしてキャンプで集合できたら」と期待した。クライマックスシリーズに出場後、みやざきフェニックス・リーグを経て秋季練習に参加した安田と藤原は、この日も積極的に打ち込んだ。最後はその2人が一本締めの音頭を取った。

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ロッテが秋季練習打ち上げ、安田、藤原の飛躍に期待[サンスポ]

ロッテは29日、ZOZOマリンスタジアムで21日から行った秋季練習を打ち上げた。来季は一層の飛躍が求められる安田や藤原が精力的に打ち込んだ。井口監督は「来年、優勝するためのキーマンになる人達。オフも自覚を持って過ごして欲しい」と期待を込めた。

安田と藤原は秋季練習に当たり担当コーチと面談し、ともに「打率3割」を来季の目標に掲げた。安田はバットのトップの位置を深く取り、直球に振り負けないことを課題に取り組んでいる。河野打撃コーチは「シーズン中はなかなか修正できなかった。来年はもう少し直球への対応が良くなると思う」とうなずいた。

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ロッテ、21年「TEAM26」の会員募集開始[サンスポ]

ロッテは29日、公式ファンクラブ「TEAM26」の2021年度会員募集を開始した。「TEAM26」には5種類の有料コースと1種類の無料コースが設定されており、会員種別によって入会記念品や観戦チケットなどの特典内容が異なる。

有料会員向けに「ファンクラブデー」と題したイベントが計9試合開催され、当日は先着で選手ボブルヘッドなどの来場特典グッズがプレゼントされる。入会はマリーンズ公式サイトから受け付け中で、コースごとの詳細やその他特典についての詳細も確認できる。

球団広報は「チームへの期待感から既存会員の皆さまからは非常に多くの方に継続いただいており、新規会員については現在、大募集中です。この機会にぜひ公式ファンクラブにご入会ください」と呼びかけた。

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ロッテ・井口監督、大阪出身の「ドラ1コンビ」安田&藤原に期待[スポニチ]

ロッテはZOZOマリンで行っていた秋季練習を打ち上げた。2位だった今季はCSでソフトバンクの壁にはね返された井口監督は「ここで練習しているのは、来年優勝するためのキーマンとなる選手。しっかりと考えて明日以降、過ごしてほしい」と呼びかけた。

キーマンの候補はともに大阪出身の「ドラ1コンビ」だ。来季は高卒4年目の安田は目標を「3割、20本塁打」に設定。今季は87試合で4番を任されたが、打率.221、6本塁打に終わった。真の4番を目指し、打撃フォームで試行錯誤を続けている。

高卒3年目となる藤原の目標は「3割、10本塁打以上」。河野打撃コーチは「3割を考えると、広角に打っていかないといけない」とさらなる成長を求めた。

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ロッテ、ファンクラブ「TEAM26」会員募集開始[スポニチ]

千葉ロッテマリーンズが公式ファンクラブ「TEAM26」の2021年度会員募集を開始したことを発表した。

「TEAM26」には5種類の有料コースと1種類の無料コースが設定されており、会員種別によって入会記念品や観戦チケット等の特典内容が変わる。また、有料会員向けに「ファンクラブデー」と題したイベントを計9試合設定し、イベント開催日には先着で選手ボブルヘッド等の来場特典グッズをプレゼント。ボブルヘッドの対象選手についてTEAM26マイページ内で設定可能な「お気に入り選手登録」を活用したアンケートを開催中で2020年12月末時点でのランキング上位3選手分を製作する。

入会はマリーンズ公式ホームページから受付中。コースごとの詳細やその他特典については公式ホームページにて。公式ファンクラブ「TEAM26」会員種別ごとの主な内容は次の通り。

千葉ロッテマリーンズ広報室コメント「チームへの期待感から既存会員の皆様からは非常に多くの方に継続いただいており、新規会員については現在、大募集中です。この機会にぜひ公式ファンクラブにご入会ください」。

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公式ファンクラブ「TEAM26」の2021年度会員募集[報知]

ロッテは29日、公式ファンクラブ「TEAM26」の2021年度の会員募集を開始したことを発表した。

「TEAM26」にはプレミアムゴールド会員やレギュラー会員など5種類の有料コースと1種類の無料コースがあり、会員種別によって入会記念品や観戦チケット等の特典内容が変わる仕組み。また、有料会員向けに「ファンクラブデー」と題したイベントを計9試合設定し、イベント開催日には先着で選手ボブルヘッド等の来場特典グッズをプレゼントする。

プレミアムゴールド会費は1万1000円、レギュラー会員は3900円、ジュニア会員は3200円など価格は様々。入会はマリーンズ公式ホームページから受け付けている。球団広報は「チームへの期待感から既存会員の皆様からは非常に多くの方に継続いただいており、新規会員については現在、大募集中です。この機会にぜひ公式ファンクラブにご入会ください」とコメントした。

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ロッテ井口監督、来季ショート“白紙”、ベテラン鳥谷も含め競争あおる[デイリー]

ロッテ・井口資仁監督(45)が29日、来季のショートのレギュラーが“白紙”だと明かした。競争をあおりたい考えがあり「(来春の)キャンプインからのスタートになる」と強調した。

今季、遊撃のレギュラーは3年目の藤岡が担ったが攻守で課題もあり、発展途上。そこで「ルーキーも入ってきますし。色んな対抗馬というか、色んな選手が入ってくる」と指揮官。ドラフト3位で堅守が売りの遊撃手・小川(国学院大)や来季も現役一本で勝負するベテラン・鳥谷も定位置争いの候補となりそうだ。

今季は2位と躍進し、来季は悲願のリーグ制覇を目指す。そのために、センターラインを強化してチーム力を上げる。

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プロ野球、優良助っ人発掘上手な球団はどこか、過去10年タイトル獲得選手最多は…[デイリー]

プロ野球はオフシーズンとなり、来季へ向けた戦力整備が行われている。チーム浮沈のカギを握る外国人補強もその1つ。起用法や日本野球への適応で明暗が分かれることもあるが、自前で獲得した助っ人が多く活躍している球団はどこか。過去10年間を振り返る。

各球団、2011年以降で活躍した主な自前外国人選手は以下の通り。(()内は外国人選手の在籍人数、◎はタイトル獲得、△は球宴選出)

[巨人](50人)
◎ロペス、◎マシソン、◎マイコラス、メルセデス、デラロサ
マシソンやマイコラスなど、投手は超優良助っ人も多い。野手は13年のロペス以来、苦戦が続く。
[阪神](34人)
◎マートン、◎メッセンジャー、◎呉昇桓、◎ゴメス、◎ドリス、◎マテオ、△P・ジョンソン
タイトル獲得選手は6人と、12球団で最も多い。今季はソフトバンクから加入したスアレスがセーブ王を獲得するなど、リリーフの的中率は高い。
[中日](43人)
ネルソン、◎ブランコ、◎ルナ、△バルデス、◎ゲレーロ、◎ビシエド、△ガルシア、アルモンテ、◎ロドリゲス、R・マルティネス
ドミニカルートを発掘し、優良助っ人を発掘。近年はキューバ出身の育成選手が頭角を現し、今季はライデル・マルティネスが抑えとして活躍した。
[DeNA](45人)
モスコーソ、ウィーランド、パットン、◎ソト
外国人が活躍しているイメージはあるものの、ロペス(元巨人)やエスコバー(元日本ハム)などの移籍組が多く、自前は苦戦傾向。大ヒットはテスト入団を経て大化けしたソト。来季は2年目のオースティンに期待。
[広島](42人)
シュルツ、△バリントン、△サファテ、◎エルドレッド、△ミコライオ、△キラ、◎ジョンソン、ジャクソン、△フランスア
在籍しているのはほぼ自前助っ人。獲得時は年俸7000万以下の“格安”選手ばかりだが、費用対効果はナンバーワンか。特に投手では次々と優良助っ人を獲得している。
[ヤクルト](29人)
◎バーネット、◎バレンティン、オンドルセク、ロマン、ミレッジ、ブキャナン、△マクガフ
突出しているのはバレンティンとバーネットで、複数のタイトルを獲得。近年は投手陣に課題を抱えており、柱となる助っ人の出現が期待される。
[ソフトバンク](36人)
◎ファルケンボーグ、ホールトン、◎ペーニャ、バンデンハーク、スアレス、△グラシアル、◎モイネロ
大物も続々と加入し、助っ人の争いもハイレベル。近年はキューバ勢が活躍。育成契約で加入したモイネロが覚醒した。
[ロッテ](41人)
ロサ、◎クルーズ、デスパイネ、◎ボルシンガー、マーティン
18年はボルシンガーが最高勝率。19年に加入したマーティンも左の長距離砲、強肩の外野手として主軸となった。育成にも力を注ぎ始めた。
[西武](39人)
グラマン、◎ヘルマン、◎メヒア、ニール
投打ともに不発が続いていたが、昨年はニールが12勝、今季はギャレットが49登板と奮闘。助っ人補強で光が差し始めている。
[楽天](52人)
△ジョーンズ、マギー、◎ウィーラー、ハーマン、ブラッシュ
野手では13年の日本一に貢献したジョーンズ、マギーの印象が強い。巨人に移籍したウィーラーも長くチームを支えた。ブラッシュも1年目は33本塁打を放った。
[日本ハム](32人)
△スレッジ、ウルフ、メンドーサ、△クロッタ、△マーティン、◎アブレイユ、◎レアード、マルティネス
我慢強く起用するチーム方針で、レアードら長距離砲が活躍。好投手も獲得しているが、故障なども影響して“短命”に終わるケースが少なくない。
[オリックス](47人)
◎李大浩、△ディクソン、ロメロ、△アルバース
13年の李大浩、ディクソン以降は苦戦が続いていたが、ロメロ、アルバース、今季は中継ぎ右腕のヒギンスも活躍。大物ジョーンズの2年目にも期待。

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ロッテ公式ファンクラブ「TEAM26」会員募集開始、イベント開催9試合[デイリー]

ロッテは29日、公式ファンクラブ「TEAM26」の2021年度会員募集を開始したと発表した。

「TEAM26」には5種類の有料コースと1種類の無料コースが設定されており、会員種別によって入会記念品や観戦チケットなどの特典内容が変わる。また有料会員向けに「ファンクラブデー」と題したイベントを計9試合設定し、イベント開催日には、先着で選手ボブルヘッドなどの来場特典グッズをプレゼントする。入会は球団公式ホームページで受付中。詳細についても球団ホームページまで。

ロッテ広報室は「チームへの期待感から既存会員の皆さまからは、常に多くの方に継続いただいており、新規会員については現在、大募集中です。この機会にぜひ公式ファンクラブにご入会ください」とPRした。

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ロッテの若き4番、安田尚憲が振り返る2020年

千葉ロッテマリーンズの安田尚憲です。プロ3年目の今年は113試合に出場をして打率2割2分1厘、6本塁打、54打点4打点。87試合で4番を打たせていただくなどいい経験をさせていただきましたが反省の多い1年でした。3年目で初めて規定打席に到達させてもらいましたが今年の成績には納得していません。もっともっと頑張らないといけないという危機感があります。

1番の課題はストレートを打ち損じてファウルになるなど、速球をしっかりと打ち返すことが出来なかった点です。甘いストレートを一発で仕留めるスイングを身に着けないといけないと思っています。特に今は150キロを越えるストレートを投げる投手が多いので、そういった力勝負に負けないスイングが必要です。そのためにしっかりと振り込んで、自分のこれだという確固たるスイングを作り上げて来年の春季キャンプに挑みたいと思っています。ただ11月14日、15日に福岡で行われたソフトバンクとのクライマックスシリーズでは少しだけ手応えを感じることが出来ました。初戦はホークス先発の千賀滉大投手から右翼に本塁打を打つ事が出来ました。2戦目も猛打賞。3安打中、2安打が課題としているストレートをはじき返すことが出来たのは良かったかなと思います。

今年は4番を打ったというよりも、打たせてもらった1年でした。来年はバージョンアップして帰ってきて、自分の力で4番に座れる選手になりたいと思っています。そしてなによりも優勝をしたいです。今年、ソフトバンクとクライマックスシリーズを戦ってその気持ちが強くなりました。自分も日本シリーズの舞台に立ちたい。優勝を味わいたい。そしてそのためには今年のような成績では駄目です。もっともっと打って、リーグ優勝に貢献したと胸を張れる選手になりたいです。

最後にファンの皆様、今シーズン、本当に熱い応援ありがとうございました。そして来年の安田に期待をしてください。声援に応えられる選手に慣れるようにこのオフ期間、しっかりと自分を磨いてまいります。

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打線が苦しんだ2位・ロッテ、特に試合終盤の9回の攻撃に課題[BASEBALL KING]

2007年以来13年ぶりとなる2位でクライマックスシリーズ進出を果たしたマリーンズ。打線はチーム打率、得点圏打率はリーグワーストの.235、.230、得点はリーグワースト2位の461、本塁打もリーグワースト2位タイの90本塁打と、昨季リーグ2位の642得点をマークした得点、そしてマリン移転後最多となる158本塁打を放った前年から大きく打撃成績を落とした。

イニング別でみると、9回の打率、得点、得点圏打率が他のイニングに比べて極端に低かった。

◇ロッテのイニング別打率、得点、得点圏打率

9回はビハインドで迎えれば、各球団の守護神がマウンドに上がっている展開ということもあり、打率.215、20得点、得点圏打率.154はある程度仕方がないことなのかもしれない。ただ、他球団に目を向けると、他の5球団は9回のチーム打率は2割3分以上打っており、得点圏打率も2割を超えている。数字だけみると、マリーンズは試合終盤の大事な局面であと一本が出なかったということになる。

◇他球団の9回の打率、得点、得点圏

◇9回にチャンスを作った試合も…

今季を振り返ると、9回のチャンスで得点していれば、という場面は何度もあった。10月1日の日本ハム戦がその1つといえるだろう。マリーンズは3連勝で、9月30日終了時点で首位・ソフトバンクとゲーム差なしに迫った。勝利すれば首位浮上の可能性もあった10月1日の日本ハム戦は、1−3の8回に角中勝也の適時打で1点差とし、迎えた9回は宮西尚生の前に簡単に2死とされたが、田村龍弘、福田秀平の連続安打、マーティンの四球で満塁の好機を作った。ここで4番・安田尚憲が3ボール2ストライクから粘りに粘った8球目、外角ストレートに手が出ず見逃し三振に倒れた。同試合でソフトバンクが楽天に勝利し、再び1.0ゲーム差とされた。その後、10月9日のソフトバンクとの直接対決に勝利し再びゲーム差なしとなったが、マリーンズは深刻な打撃不振により思うように白星を伸ばすことができなかった。

ソフトバンクとのクライマックスシリーズでも、0勝2敗で後がない第2戦の4−6の9回、守護神・森唯斗から先頭の藤原恭大の遊安、1死後、安田尚憲の中安、代打・角中の四球で満塁としたが、中村奨吾が空振り三振、代打・佐藤都志也が中飛に打ち取られた。今季の打撃陣の低迷は、9回に全てが凝縮された結果となってしまっている。

ポジティブな面を探すと、9回のチーム打率、得点、得点圏打率はいずれもリーグ最下位だが、出塁率は.3西武の.340に次ぐリーグ2位の.332だった。今季リーグトップの549四死球によるところが大きい。選手個人でみても、代打で抜群の存在感を示した清田は9回の打率.538(13−7)、2打点、マーティンは9回の打率.333(15−5)、1本塁打、1打点、福田秀は9回の打率.333(15−5)と打っていた選手ももちろんいる。

来季に向けて、ZOZOマリンスタジアムで行われている秋季練習に参加した選手達は、グラウンドで1時間以上の特打で汗を流し、かなり速いマシンを打ち込む日もあった。3年目の安田は特守のあと、自ら志願してロングティーを行うなど、多くの選手が現状に満足することなく鍛錬を積んでいる。

今年は投手陣に助けられることが多かった。来季は野手陣が投手陣をカバーする試合を増やして欲しいところだ。

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