わたしはかもめ2020年鴎の便り(12月)

便

12月20日

契約更改

名前年俸(万円)前年比
田村7000
藤岡3500

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ロッテ田村は現状維持、投手陣の自主トレに飛び込む[ニッカン]

ロッテ田村龍弘捕手(26)が20日、ZOZOマリンで契約更改し、現状維持の7000万円(金額は推定)でサインした。

プロ8年目の今季は打率2割1分7厘、4本塁打、23打点。9月に死球で右手人さし指を剥離骨折するなど、複数の故障に泣かされた。92試合出場と、5年連続クリアしてきた出場100試合以上も途切れた。「デッドボールとか仕方ない部分もあるけど、防げるものもいっぱいある。トレーニングやケアで改善していかないと。(100試合未満が)やっぱり1番悔しかった」と振り返った。

2位でCSに出場したものの、ソフトバンクとは力量差を感じた。「来年、やり返さないといけない。向こうは甲斐さんがいますし、しっかりとした正捕手がいるんで、まずは僕のレベルを上げるのが第一」。出場100試合以上と、盗塁阻止率4割、チーム防御率3.5以下を来季の目標とした。

1月には初めて益田、二木、岩下、小野ら投手陣の自主トレに、野手1人飛び込む。以前は福浦(現2軍ヘッド兼打撃コーチ)とトレーニングしていたが、現役引退を受けて今年の1月は1人で練習に励んだ。結果、満足のいくシーズンは送れなかった。

「今、1軍で頑張らないといけないピッチャーを受けてやれって益田さんに言われたので。しっかりコミュニケーションを取って、もう1回、信頼関係からつくっていければいいかなと思いますね。初めてのことだけど、いろんなことにチャレンジしていく年かなと思うんで」。バッテリーの絆を深め、キャンプへつなげる。

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ロッテ藤岡がパパに、現状維持3500万円で更改[ニッカン]

ロッテ藤岡裕大内野手(27)が20日、ZOZOマリンで契約更改に臨み、年俸3500万円の現状維持で合意した。

今季は106試合に出場して打率2割2分9厘、4本塁打、33打点の成績。打率は昨年の2割6分4厘から落としたが、出塁率は3厘増の3割9厘。シーズン終盤には新型コロナウイルス感染による離脱があった。

「守備は3年目で1番良かったと思いますけど、打撃はまだまだ。今までは守備に重きを置いてきたのを、来年は打つ方をしっかり頑張りたい」と反省。来季の目標として打率2割6分以上と、3年ぶりの規定打席到達を掲げた。

また昨年シーズン終了後に1学年上の女性と結婚し、今年長女が生まれていたことも明かした。「いつも支えてもらっている。自分が頑張ることで、結果を残すことで喜んでもらえると思うので、来年はしっかり結果を残して、家族に恩返ししたいと思います」。

ルーキー小川ら遊撃のライバルが増える。「守備もすごくうまいと聞いている。しっかりと競争に勝って試合に出たい」と決意を新たにした。(金額は推定)

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ロッテ、今季のハイライトシーングッズ販売[ニッカン]

ロッテは20日、オンラインストア限定で27日まで、今季の印象的な場面の写真を使用した「2020ハイライトシーングッズ」を受注販売すると発表した。

写真はホーム開催試合を中心に以下の20の場面を選定。

商品は以下の通り。いずれも全20種、税込み。

広報室は「振り返れば今年も色々な印象的な試合がありました。ファンの皆さまそれぞれの忘れられない試合もあるかと思います。その中で特に印象的だった場面をピックアップし、グッズにしました。ぜひお買い求めください」とアピールした。

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ロッテ・田村「ホークスにやり返さないと」現状維持で更改[サンスポ]

ロッテ・田村龍弘捕手(26)が20日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸7000万円でサインした。今季は9月9日の日本ハム戦で死球を受けて右手人差し指を剥離骨折し、92試合の出場で、打率.217、4本塁打、23打点だった。

「来季はホークスにやり返さないといけない。甲斐さんもいるし、まずは自分のレベルを上げないと。最低100試合以上出場、盗塁阻止率4割、チーム防御率3.50(今季3.81)以下を目標にやる」。

特に盗塁阻止率は2015年に両リーグトップの.429を記録して以降は下降気味で、今季はリーグ5位の.222。「まだまだ伸びる年齢」と強肩復活を誓った。

来年1月には沖縄・石垣島で益田、二木、岩下ら投手陣の合同自主トレに野手で1人だけ参加。プロ9年目で初の試みで「チームの将来を背負っていく若い投手としっかりコミュニケーションを取って、もう1回、信頼関係を築いていければいい」と正捕手としての強い自覚をにじませた。

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ロッテ・田村、来年1月に沖縄・石垣島での投手陣自主トレに参加[サンスポ]

ロッテ・田村龍弘捕手(26)が20日、来年1月に沖縄・石垣島で益田直也(31)、二木康太(25)岩下大輝(24)、小野郁(24)ら投手陣と合同自主トレを行うことを明らかにした。投手陣の自主トレに参加するのはプロ9年目で初の試み。「野手は僕1人ですけど、色んなことにチャレンジしていく年」と話した上で、「益田さんから『今、1軍で頑張らなきゃいけないピッチャーの球を受けてくれないか』といわれて。チームの将来を背負っていく若い投手としっっかりコミュニケーションを取って、信頼関係を新たに築いていければいい」と正捕手としての強い自覚をにじませた。

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ロッテ、27日まで「2020ハイライトシーングッズ」販売[サンスポ]

ロッテは20日、今月27日までマリーンズオンラインストア限定で2020年シーズンの印象的な場面の写真をグッズにした「2020ハイライトシーングッズ」の受注販売を開始すると発表した。

写真はホーム開催試合を中心に、益田直也投手(31)の通算100セーブや鳥谷敬内野手(39)の通算350二塁打達成など計20場面を選定。販売はマリーンズオンラインストアで27日午後11時59分まで受注している。

ロッテ広報室は「振り返れば、今年も色々な印象的な試合がありました。ファンの皆さまそれぞれの忘れられない試合もあるかと思います。その中で特に印象的だった場面をピックアップし、グッズにしました。ぜひお買い求めください」とPRした。

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ロッテ・藤岡、昨オフに結婚していた、今年に第1子女児も誕生[サンスポ]

ロッテ・藤岡裕大内野手(27)が20日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸3500万円(推定)でサインした。3年目の今季は106試合に出場し、打率.229、4本塁打、33打点だった。

CS進出を決めた11月8日の西武戦(ZOZOマリン)で決勝本塁打を放った藤岡だが、優勝争い渦中の10月上旬に新型コロナウイルスに感染。「どこで感染したのか分からないが、まさか自分が感染するとは…。まだまだこれからも気の抜けない状態なので、私生活を見つめ直していきたい」と話した。

また、昨オフに1歳上の一般女性と結婚し、今年に第1子となる女児が誕生していたことも明らかにし、「支えてもらっている家族に恩返ししたい。来季は規定打席をクリアして最低でも打率.260以上は」とパパの顔をのぞかせた。

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ロッテ・田村、現状維持7000万円で更改「盗塁阻止率上げる」[サンスポ]

ロッテ・田村龍弘捕手(26)が20日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸7000万円(推定)でサインした。昨季は右大腿裏肉離れでプロ入り後初めて負傷離脱を経験。8年目の今季も9月9日の日本ハム戦で死球を受けて右手人さし指を剥離骨折したこともあり、6年ぶりに出場試合数も2桁の92試合にとどまり、打率.217、4本塁打、23打点だった。

開幕前には急性腰痛症もあって、「(出場100試合未満に終わって)そこが1番悔しかった。骨折以外にも本当にけがが多かったシーズン。防げるけがもあるし、しっかり体のケアとトレーニングで改善していきたい」。また、来季に向けては「ホークスを倒すには、自分もチームももっとレベルアップが必要。完成されている訳でもないので、まだ伸びる年齢。(今季.222でリーグ5位だった)盗塁阻止率を上げて、チーム防御率3.50以下」と目標を掲げた。

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ロッテ・田村、「甲斐超え」の3箇条「盗塁阻止率4割以上、100戦出場、チーム防御率3.50以下」[スポニチ]

ロッテの8年目・田村が、打倒ソフトバンクへ決意を新たにした。千葉市内の球団事務所で現状維持の年俸7000万円で契約更改した正捕手は「ホークスの強さは終盤に改めて感じた。僕の実力を上げないと。向こうには甲斐さんがいる」と、ゴールデングラブ賞に輝いた敵の司令塔をライバル視した。

今季は9月9日の日本ハム戦で死球を受けて右手第2指末節骨を剥離骨折。92試合の出場で盗塁阻止率.222にとどまった。元来の負けず嫌いは「死球は仕方ないけど、それ以前にもケガがあった。痛くてもやれる、というのが大事。自分はまだ伸びる年齢だと思っている」と年間通して戦える体づくりをテーマに掲げた。

ソフトバンクを倒すために来季の目標を「盗塁阻止率4割以上、100試合以上の出場、チーム防御率3.50以下」に据えた。15年に盗塁阻止率.429を記録した強肩捕手が、「甲斐超え」で05年以来のリーグ優勝に導く。

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ロッテ・藤岡「家族に恩返し」、昨オフ結婚&今年第1子長女誕生を報告[スポニチ]

ロッテ3年目の藤岡が現状維持の年俸3500万円で契約を更改。会見で昨年オフに20代の一般女性と結婚し、今年第1子の長女が誕生したことを明かした。

鳥谷らとの遊撃の定位置争いを制した今季だが、10月には新型コロナウイルスに感染して離脱。藤岡は「家族もできたので頑張らないと。支えてもらっているので恩返ししたい」と来季の活躍を約束した。

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ロッテ・安田、兄弟対談の反響「すごい」、兄からは「パーフェクトやったな!」[スポニチ]

ロッテ・安田尚憲内野手(21)が「兄弟対談」の反響の大きさに驚きの声をあげた。20日、東京都江東区のスポーツニッポン新聞東京本社で収録された「プロ野球最強『将棋王』決定戦」に参加し、19日付の紙面でPL学園、明大、三菱重工名古屋でプレーする兄・亮太捕手(33)との爆笑対談が掲載されたが、「反響がすごくて、色んな人から“面白かった”と言われます」と報告した。

その時点で、安田自身は「対談」のネット記事を読んだだけだったが、あらためてスポニチ本社にあった紙面を熟読した。ユーチューブのスポニチチャンネルでは紙面掲載されなかった部分まで「安田兄弟、爆笑トーク」(https://www.youtube.com/watch?v=4GtLT7ZRllg)として公開されている。その中では幼少期に「ひーくん」と呼ばれていたことを暴露され、ファンの間では早くも「ひーくん」のニックネームが定着しつつあることに苦笑いも浮かべた。兄との後日談としては、「パーフェクトやったな」と伝えられたことも明かし、兄弟のコンビプレーのよさもうかがえた。

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ロッテ・藤岡、20代一般女性との入籍を公表、すでにパパに[スポニチ]

ロッテの3年目・藤岡裕大内野手(27)が20日、千葉市内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の3500万円でサイン。会見では昨オフに1歳上の一般女性と入籍していたことを明かした。今年、第1子となる長女も誕生したという。

「家族も出来たので頑張らないといけない。支えて貰っているので恩返ししたい」。

今季は阪神から新加入したベテラン・鳥谷らとのポジション争いを制し、開幕スタメンを獲得。10月には「まさか自分が感染するとは。間近にそういう病気があるんだな」と驚いたという新型コロナウイルスの感染が判明するアクシデントもあったが、11月8日の西武戦(ZOZOマリン)で決勝の4号ソロを放ってチームを4年ぶり7度目のCSへ導くなど、今季106試合に出場してチームに貢献した。来季は「最低規定打席はクリアしたい」と目標を掲げた。

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ロッテ・田村は現状維持で更改「ホークスの強さ感じた。向こうには甲斐さんがいる」[スポニチ]

ロッテの8年目・田村龍弘捕手(26)が20日、千葉市内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の年俸7000万円でサインした。

今季はソフトバンクと優勝争いを演じながら、終盤に突き放された。「言い訳はしない。ホークスの強さは終盤に改めて感じた。倒すには自分のレベルアップ、チームのレベルアップが必要」。来季は優勝に向けて再挑戦の年。「僕の実力を上げないと、向こうは甲斐さんがいる。試合に出ている人がしっかりしないとチームの能力は上がらない」と引き締めた。

今季は9月9日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で右手に死球を受けて右手第2指末節骨を剥離骨折するなどアクシデントにも見舞われ、正捕手ながら92試合の出場にとどまった。

球団からは「ケガとか苦しい中、最後までよくでてくれた」とねぎらわれたという。田村は「死球とかは仕方ないけど、それ以前にケガがあった。若いけど(来年は)9年目。普通のケアじゃ駄目。痛くてもやれる、というのが大事」と、高い意識を持って打倒・ソフトバンクを掲げて来季に臨む。

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田村龍弘が現状維持の7000万円でサイン、オフは益田ら投手陣と初自主トレ[報知]

ロッテの田村龍弘捕手(26)が20日、ZOZOマリンで契約交渉し、現状維持の年俸7000万円でサインした。

今季は右人差し指のはく離骨折や、腰のコンディション不良なども重なり、出場は92試合。15年から5年連続で100試合以上出場を続けてきたが、「そこが1番後悔しているし、悔しかった。100試合以上出るのが今年の目標でもあったので」と振り返った。

CSではソフトバンクの強さを見せつけられ「来年やり返さないといけない」と燃える田村は今オフ、初めて、益田、二木ら投手陣と一緒に石垣島で自主トレを行う。「益田さんに『1軍で頑張らないといけない投手の球を受けてやれ』と言われたのでしっかりコミュニケーションを取って。色んなことにチャレンジしていく年だと思うし、もう1回投手との信頼関係を作って行けたら」。リーグ優勝を目指す来季へ向け、レベルアップを図る。

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藤岡裕大が現状維持の3500万円でサイン、昨オフに一般女性と結婚し第一子が誕生していた[報知]

ロッテの藤岡裕大内野手(27)が20日、ZOZOマリンで契約交渉し、現状維持の年俸3500万円でサインした。

「(今年は)今までなかった経験なので、大変な1年だったけど、チームとしては2位という成績を収められて、最低でもCSに出場できた。良い経験ができたと思います」と振り返った。今季は106試合に出場し4本塁打、打率2割2分9厘。10月には新型コロナウイルスに感染し離脱を余儀なくされたが、復帰してからも遊撃手のレギュラーとしてチームを牽引した。

来季からは大学NO.1遊撃手の呼び声も高いドラ3・小川が加入し内野手争いはさらに激しくなる。「もちろん競争だと思うのでそこはしっかり勝っていきたい」とキッパリ。

会見の最後には、昨シーズン終了後に1学年上の一般女性と結婚していたことを明かし、左薬指にはキラリと輝く結婚指輪。さらに今年、第一子となる女の子も誕生したという。「家族もできたので家族のために結果を残して、いつも支えてくれるので恩返ししたい」と新米パパは意気込んだ。

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ロッテ・藤岡、結婚&第1子長女誕生を発表、鳥谷イズムで全試合出場目指す[デイリー]

ロッテ・藤岡裕大内野手(27)が20日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、現状維持の3500万円でサインした。来季も引き続き先輩の鳥谷から貪欲に吸収する考えを示した。(金額は推定)

3年目の今季は10月に新型コロナウイルス感染が判明し、106試合の出場で打率.229。来季は正遊撃手として、ルーキーイヤー以来となる全試合出場が目標だ。憧れの存在である鳥谷を手本とし「(試合に)出続ける難しさは分かっていると思う。勉強して聞きながらやっていきたい」と精神面や練習に取り組む姿勢を学ぶ。

昨季終了後に1学年上の会社員の女性と結婚し、第1子となる長女が今年誕生したことを明かした。「家族のために結果を残したい」。決意も新たに来季に臨む。

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ロッテが“写真グッズ”発売 鳥谷神走塁、藤原プロ1号先頭打者初球本塁打など[デイリー]

ロッテは20日、マリーンズオンラインストア限定で今季の印象的な場面の写真をグッズにした「2020ハイライトシーングッズ」の受注販売を開始したと発表した。

写真はホーム開催試合を中心に計20の場面を選定。7月7日の安田のZOZOマリンでの初HR、8月20日の鳥谷の二塁からの“神走塁”、10月14日の藤原の初球先頭打者プロ入り初HR、10月16日の藤原のプロ1号から連続先頭打者HR、10月25日の鳥谷の通算350二塁打達成など。

商品はピクチャーボードSサイズ1200円、ピクチャーボードMサイズ2500円など。販売はマリーンズオンラインストアで27日23時59分まで受注する。

ロッテ広報室は「振り返れば、今年も色々な印象的な試合がありました。ファンの皆さま、それぞれの忘れられない試合もあるかと思います。その中で特に印象的だった場面をピックアップしグッズにしました。ぜひお買い求めください」とPRした。

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ロッテ・藤岡、現状維持の3500万円で更改、長女誕生に「家族のためにも結果を」[デイリー]

ロッテ・藤岡裕大内野手(27)が20日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、現状維持の3500万円でサインした。(金額は推定)

3年目の今季は遊撃のレギュラーとして106試合に出場し、打率.229だった。来季に向けて「打つ方に重きを置いて頑張りたい」と決意を示し、「やるからには全試合に出たい」と目標を掲げた。

今季、家族が心の支えだった。藤岡は19年シーズン終了後に1学年上の会社員の女性と結婚したことを自ら明かした。今年、長女が誕生した。「家族のために結果を残したい。支えてもらっているので、恩返ししたい」と決意を新たに21年シーズンに挑むことを誓った。

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「狂ったように野球をやっているか?」、澤村拓一が巨人からロッテに移籍して意識していること[文春オンライン]

周囲からは、変わったと言われる。今年、ジャイアンツからマリーンズに移籍した澤村拓一投手はトレード後、22試合に登板をして防御率1.71、13ホールド、1セーブの成績を残した。環境の変化でなにか変わったのか。シーズンオフ。無休でトレーニングを続ける澤村は振り返った。

◇感情を表に出すという選択をした理由

「オフになると1人でいる時間が多いのでボクもなにか変わったのかなあと考えることがあります。1つ、変わったことがあるとすればチーム全体を見れるようになったこと。振り返るとジャイアンツではチームを引っ張るキャプテンのような人がいつの時代もいて、それに乗っかっている感じだった。自分ではそんなつもりはなくてチームを考えながら行動していたつもりではいたけど、その自覚が足りなかったのかもしれない。環境が変わって今は客観的に状況を見て何をしないといけないのか。チームのためにするべきことはなにかを積極的に考えている自分がいる」。

誰もいないロッカーで澤村は静かに自己分析をした結果、導き出した答えを教えてくれた。マリーンズに入った澤村は表情が豊かになったと人は言う。ピンチで打者をねじ伏せマウンドで絶叫する澤村。ベンチにて笑顔で後輩達に話しかけ、勝利すると全身で喜びを表現する澤村。その表情にファンだけではなくチームメートも魅了されていた。

なるほどである。感情を表に出すという選択をしたのはチーム全体を考えての事だったのだろう。その絶叫がチームを奮い立たせ、笑顔が後輩達をリラックスさせ、乗せる。若手が多く、比較的大人しい選手の多いマリーンズにあって感情を出すことがチームの士気を高めることを理解した上で、進んでその役を買って出ていたのだと察した。

◇「誰かが言うだろうという考え方は捨てよう」

澤村はシーズン中、チームが窮地に直面した時、メッセージを伝え続けたのも組織全体を想っていたからだ。何度かチームのグループLINEに鼓舞する言葉を書き込み投稿した。ホークスがリーグ優勝を決めた10月27日、試合後にこんなメッセージを残している。

「優勝できなかったことはチームとして悔しいですが、まだ日本一になる権利は残っています。頑張れば、努力すれば報われる。ではなくて、報われるまで頑張り続け、前に進みましょう。切り替えてまた明日戦いましょう」。 何度となく優勝を経験している男の言葉は熱く重かった。初めて優勝争いの重圧を身を持って感じた若い選手達に突き刺さるメッセージだった。全てはチームの事を考えての言葉だ。

「チームのため、組織のため言うべきことはしっかりと自分の言葉で言おうと思いました。誰かが言うだろうという考え方は捨てようと。今はその意味が分からなくてもいい。分かってくれる日は必ず来ると信じている。4年後、5年後。若い子が引退をした時に分かってくれてもいい」。

◇「狂ったように野球をやっているか?」

大事にしていることがある。先輩から教えてもらったことだ。

「狂ったように野球に打ち込め。今は投げられる。野球が出来る。でもあと何年出来るか分からない。狂ったように野球をやっているか?もっと狂ったように熱中しろ」。

ハッとさせられたことだった。野球が大好きだ。野球しかないと思っている。しかし日々、本当にその野球と全身全霊、向き合っているのか。1人で過ごしている時に自分に投げかけ問いただすと、まだまだ余白はある事に気が付かされる。だからこそ今という一瞬を大切にし、いつ燃え尽きてもいいようにボールを投じ、チームの事を考え続け、行動を起こしている。

「狂ったように野球の事を考える。全身全霊、チームの事を考える人間でありたいと思っている」。

澤村の表情から充実感がにじむ。日々と精一杯向き合っているからこその表情なのだろう。愛する野球に全集中し、チームの事を考え行動し続けた2020年シーズンは特別な1年となった。

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