名前 | 年俸(万円) | 前年比 |
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益田 | 20000 | − |
東條 | 2700 | ▼300 |
井上 | 5200 | ▼300 |
鳥谷 | 1600 | − |
清田 | 保留 | − |
楽天からFAで移籍したロッテ美馬学投手(34)がチームトップの10勝を挙げた。
FA移籍1年目に2桁勝利は7人、8度目。9年間在籍した楽天では通算51勝したが、10勝以上は17年の1度だけ。FA移籍した年にプロ2度目の2桁勝利は14年中田(ソフトバンク)に次いで2人目となった。
ロッテ打線は美馬を歓迎した。美馬が先発した時のロッテ打線は129イニング攻撃して援護点が87点。19試合のうち11試合で5点以上の援護があり、1試合平均の援護点は6.07点だった。今季、パ・リーグで12試合以上先発した29人の平均援護点を調べると、美馬は涌井(楽天)の6.33点に次いで多く、援護が5点以上の試合は涌井に並び最も多い。美馬を除いたロッテ先発投手は5点以上の援護が101試合のうち23試合しかなく、平均援護点は3.88点へ下がる。美馬の10勝は1失点4勝、2失点2勝、4失点4勝。今季のパ・リーグで4失点以上の勝利投手は12人、17度で、4失点以上で4勝もしたのは美馬だけだった。
パ・リーグで規定投球回に到達したのは18年9人→19年6人→20年8人。18年から3年連続は1人もおらず、19、20年の2年連続も美馬を含めてわずか4人。2年続けてローテーションを守った数少ない投手だが、防御率は19年4.01、20年3.95。パ・リーグの平均防御率が19年3.91、20年3.86だから、2年続けてリーグ平均より悪かった。原因は左打者。対左打者の被打率が19年3割3厘、20年3割1分3厘と、規定投球回以上で左打者に被打率3割以上は美馬しかいない。左打者対策を行い、来季は打線の援護が減っても2桁勝てるようにしたい。
今季のパ・リーグで 4失点以上の勝利投手 | ||||
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球団 | 月日 | 投手 | 相手 | 失点 |
ソ | 7・11 | 二保 | 楽 | 4 |
7・28 | 千賀 | 西 | 4 | |
8・11 | 千賀 | オ | 6 | |
9・3 | 二保 | オ | 4 | |
10・2 | ムーア | 日 | 4 | |
ロ | 6・24 | 小島 | オ | 4 |
8・14 | 石川 | 日 | 5 | |
8・18 | 美馬 | ソ | 4 | |
8・25 | 美馬 | 楽 | 4 | |
9・5 | 美馬 | ソ | 4 | |
9・25 | 二木 | ソ | 4 | |
9・27 | 美馬 | ソ | 4 | |
西 | 9・23 | 浜屋 | 日 | 4 |
楽 | 7・8 | 涌井 | ソ | 5 |
8・11 | 弓削 | 西 | 4 | |
楽 | 8・4 | 上沢 | 西 | 4 |
オ | 9・27 | 山崎福 | 日 | 6 |
FA移籍1年目に2桁勝利を挙げた投手 | ||||
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年 | 投手(所属) | 勝−敗 | 前所属 | 2桁回数 |
95 | 工藤公康(ダイエー) | 12−5 | 西武 | 8度目 |
00 | 工藤公康(巨人) | 12−5 | ダイエー | 11度目 |
08 | 石井一久(西武) | 11−10 | ヤクルト | 7度目 |
12 | 杉内俊哉(巨人) | 12−4 | ソフトバンク | 7度目 |
14 | 久保康友(DeNA) | 12−6 | 阪神 | 3度目 |
〃 | 中田賢一(ソフトバンク) | 11−7 | 中日 | 2度目 |
19 | 西勇輝(阪神) | 10−8 | オリックス | 6度目 |
20 | 美馬学(ロッテ) | 10−4 | 楽天 | 2度目 |
今季のパ・リーグ先発投手の平均援護点10傑 | ||||||
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順位 | 投手 | 平均援護点 | 先発 | 攻撃回 | 援護点 | 5点以上 |
1 | 涌井(楽) | 6.33 | 20 | 138 | 97 | 11 |
2 | 美馬(ロ) | 6.07 | 19 | 129 | 87 | 11 |
3 | 石川(ソ) | 5.84 | 17 | 114 | 74 | 8 |
4 | 河野(日) | 5.64 | 12 | 67 | 42 | 3 |
5 | 和田(ソ) | 5.46 | 16 | 89 | 54 | 4 |
6 | 岩下(ロ) | 4.97 | 16 | 96 | 53 | 5 |
7 | ニール(西) | 4.90 | 21 | 123 | 67 | 4 |
8 | 二木(ロ) | 4.78 | 15 | 96 | 51 | 6 |
9 | ムーア(ソ) | 4.73 | 13 | 80 | 42 | 3 |
10 | 杉浦(日) | 4.56 | 13 | 75 | 38 | 3 |
[注]平均援護点=援護点×9÷攻撃回数。先発12試合以上。
パ・リーグ規定投球回到達者の左右打者別被打率 | |||||
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年 | 順位 | 投手 | 防御率 | 対右 | 対左 |
19年 | 1 | 山本(オ) | 1.95 | .220 | .180 |
2 | 有原(日) | 2.46 | .184 | .198 | |
3 | 千賀(ソ) | 2.79 | .189 | .219 | |
4 | 高橋礼(ソ) | 3.34 | .217 | .225 | |
5 | 山岡(オ) | 3.71 | .196 | .275 | |
6 | 美馬(楽) | 4.01 | .226 | .303 | |
20年 | 1 | 千賀(ソ) | 2.16 | .187 | .223 |
2 | 山本(オ) | 2.20 | .172 | .192 | |
3 | 有原(日) | 3.46 | .233 | .260 | |
4 | 涌井(楽) | 3.60 | .230 | .230 | |
5 | 高橋光(西) | 3.74 | .238 | .220 | |
6 | 美馬(ロ) | 3.95 | .213 | .313 | |
7 | 田嶋(オ) | 4.05 | .241 | .206 | |
8 | 石川(ロ) | 4.25 | .273 | .268 |
ロッテ鳥谷敬内野手(39)が23日、来季の契約交渉を行い、現状維持となる年俸1600万円の1年契約でサインした。会見での主な質疑は以下の通り。(金額は推定)
ロッテ井上晴哉内野手(31)が、来季ゴールデングラブ賞獲得を狙う。23日、契約交渉に臨み、300万円ダウンの年俸5200万円で更改。 「率直に悔しいです」と、ゴールデングラブ賞の一塁手部門でソフトバンク中村晃、日本ハム中田に2票差で及ばなかったことを悔しがった。
当初から「狙います」と宣言していた訳ではない。「シーズンを進めて、これだけ試合に出て、こうやってうまくいった年もあまりない。失策も少なかったし、自分の中では結構動けてた。結構手応えはあったので、一言で言うと悔しいですね」と苦笑いした。
特にシーズン序盤は、一塁線の強い打球を巧みなハンドリングでさばき、長打を防ぐシーンが目立った。難しいファウルフライも安定して処理した。「経験というか、この打者がどういう打球を打ってくるかを頭に入れながら守れてたし、考えながらできていた。その中で結構いいプレーが出ていた」。
投内連係でも、投手とのコミュニケーションを綿密にする。「自分が捕るだけじゃなくて、投手の気持ちも考えて守備しているので」。それだけに、異例なシーズンで疲労のピークと真夏が重なり「どうしても(思うように)動かなくなったのはあります」と、終盤にミスが出たことに無念の表情。「疲れた中でどうやって力を出し切るか。出せる体をしっかり作っていきたい」と力を込めた。
三塁のレギュラーを安田がつかみかける中、来季はレアードも復帰する。競争激化が予想されるが「絶対、一塁は渡さないようにしたいと思いますし、何より内野がみんな安心してくれるファーストでありたいと思っているので、そこを目指していきます」と燃える。ゴールデングラブ賞についても「個人のモチベーションとして」と、目標の1つに掲げた。(金額は推定)
ロッテ益田直也投手(31)が23日、来季の契約交渉を行った。昨オフに総額6億円の3年契約を結んでおり、来季はその2年目となる。
今季はチーム60勝のうち20勝が1点差ゲーム。益田は僅差が続く中で31セーブを挙げ、13年ぶりの2位躍進に大きく貢献した。「複数年契約を去年組んでもらって、あと2年残っているからという甘えだけは絶対に持たないで1年間しっかりやっていこうと思っていた」と振り返った。
来シーズンも引き続き選手会長を務める。「1番しんどい時に打てるように、抑えるようにするには、きついことをしていかなきゃいけない。シーズンが始まるまでにみんなで詰めて、9回を勝ち切れるようにやっていきたいし、みんなもそうしてくれると思っています」とチーム一丸を強調した。(金額は推定)
ロッテ東條大樹投手(29)が22日、来季の契約交渉を行い、300万円減の年俸2700万円でサインした。
「勝っている場面での登板の確率があまり良くなかったという点ですかね」と声を落とした。
プロ5年目の今季は7月下旬に失点を重ね2軍調整となったが、8月中旬の1軍復帰後は24試合でわずか2失点(自責点は1)と、安定感を見せた。「(シーズン)前半は少し小手先というか、そういった部分があったんですけど、もうちょっと大胆にと心がけて後半は投げました」。
サイドスローからの大きなスライダーを武器に、楽天浅村ら右の主軸との対戦機会も多い。「相手の主軸なので、すごい大変な場面なんですけど、そこを抑えたらこっちに流れが来るし、打たれたら一気に向こうにいっちゃうので、すごく重要な局面で投げさせてもらってるなというのは感じましたね」と振り返り「経験値は増えたと思います」と収穫も手にしたようだ。(金額は推定)
ロッテ清田育宏外野手(34)が23日、来季の契約交渉を行い、保留した。会見で「今日はちょっと保留させていただきました。契約内容とかでいろいろ折り合わないのがあって、今日は時間がなかったので、保留という形にさせていただきました」と説明した。保留は今季チーム初。今季の年俸は6000万円だった。
清田はシーズン終了後、保有する国内FA権の行使を熟考していたが、ロッテ残留を決断している。松本球団本部長は「FAも持っているので継続して話をしてきました。彼も長くやっているのでいろいろな話があるので。1つ1つ丁寧に説明していきます」とコメント。次回の交渉予定については「今年中にできればいいかなとは思います」とした。
清田は今季70試合に出場。シーズン中盤までは代打起用も多かったが、CS争いの終盤では4番に座り、長打の少ない打線でポイントゲッターとなった。規定打席未到達ながら、長打率4割6分7厘はマーティンに次ぐチーム2位。「使われ方が本当に難しい中、自分の中で1年間ケガなく頑張ったかなって思ってたんですけど…。自分ではケガなく頑張れたことが一番良かったかなと思います」と振り返った。(金額は推定)
ロッテ井上晴哉内野手(31)が22日、来季の契約交渉を行い、300万円減の年俸5200万円でサインした。
今季は113試合に出場もスランプに悩み、打率2割4分5厘、15本塁打、67打点。「開幕してすぐ夏で、ピークと夏が一緒になって体力面が足りなかった。疲れがある中でもどう出し切るかを考えて、取り組んでいきたい」と話した。
ゴールデングラブ賞もわずか2票差で逃し「率直に悔しいです」。来季はレアードも復帰し競争も増すが「絶対に一塁を渡さないようにしたい」と意気込んでいた。(金額は推定)
ロッテ鳥谷敬内野手(39)が22日、来季の契約交渉を行い、現状維持となる年俸1600万円の1年契約でサインした。
シーズン終了直後には「(現役を)続ける可能性もあるし、辞める可能性もあるし」と話していた。この日、あらためて「来年もサポート役というだけでなく、選手としての戦力と考えてくれていると話をいただいた。今年1年はスタートからチームも決まらない中で、自分のベストな状態で1年間やることができなかったので。もう1回勝負させてもらえるということなので、来年ももう1回勝負したいなという思いが出た」と明かした。
来季でプロ18年目を迎える。「プロに入った時に40歳でショートを守りたいと思っていましたし、それが実現できる年齢までできるということと、ショートで出られるかどうかよりも、出られるだけの準備を若い選手と一緒にやっていきながら」と見すえた。
昨オフに16年間プレーした阪神を退団し、キャンプ終了後の3月にロッテに入団した。今季は42試合に出場、打率は1割3分9厘にとどまったが、10月には通算350二塁打を達成。好走塁でサヨナラ勝利に貢献するなど、存在感を見せた。(金額は推定)
ロッテ・鳥谷敬内野手(39)が23日、ZOZOマリンスタジアムで契約交渉に臨み、現状維持の年俸1600万円で更改した。来年6月で40歳となるシーズンへ「プロに入った時に40歳で遊撃を守りたいと思っていた。それを実現できるだけの体の準備をやっていく」と意欲を示した。
通算2090安打を誇る名打者は“お口の恋人”とともにプロ18年目に挑む。親会社の関係でベンチに数種類のガムが置かれているロッテ。昨季まで16年在籍した阪神では「ほぼ駄目。噛んでいたら、やじられる可能性がある」とご法度だったが、新天地で「すごくプラス」とリラックス効果を噛み締めたという。
移籍1年目は主に守備と代走で42試合に出場し打率.139、0本塁打、6打点。1年契約での現役続行を決め「最後、もう1回勝負したい」と語気を強めた。
ロッテは23日、守護神の益田が交渉し、3年契約の2年目となる来季は現状維持の2億円で契約を更改した。今季は31セーブを挙げ、チームの2位躍進に貢献。来年の東京五輪に向けて「(日本代表に)選ばれるということは、自分がしっかり活躍できているということ。選ばれるように頑張りたい」。打率.278、7本塁打を記録した清田は条件面や起用法などについて再度話し合うために保留した。
ロッテの益田直也投手が23日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、3年契約の2年目となる来季は現状維持の2億円でサインした。今季は7年ぶりに30をクリアする31セーブを挙げ、チームの2位躍進に貢献。来季の打倒ソフトバンクに向け「大事なところで打てるか抑えるか。来年はそこで勝ち切りたい」と意気込んだ。
井上晴哉内野手は15本塁打にとどまり、300万円減の5200万円で契約を更改。30本塁打とゴールデングラブ賞を目標に掲げ「疲れたときでも力を出せる体をこのオフにつくりたい」と話した。東條大樹投手は300万円減の2700万円でサインし、清田育宏外野手は条件面や起用法などについて再度話し合うために保留した。(金額は推定)
ロッテ・井上晴哉内野手(31)が23日、千葉市のゾゾマリンスタジアムで契約交渉に臨み、300万円減の5200万円で更改した。
プロ7年目の今季は、113試合出場で打率.245、15本塁打、67打点だった。「打撃面が後半よくなかった。開幕してすぐに夏。(疲れの)ピークと夏が一緒になった。今まで経験したことのないシーズンだった」とコロナ禍で異例のシーズンを振り返った。
2018、19年とシーズン自己最多の24本塁打。来季は「30本はクリアしたいし、もっと上を目指したいです」と本塁打量産に意欲的。さらに「絶対に一塁は渡さないようにしたい」とレギュラーでの活躍を誓った。
ロッテ・鳥谷敬内野手(39)が23日、千葉市のゾゾマリンスタジアムで契約交渉に臨み、現状維持で1年契約の1600万円で更改した。
鳥谷は昨年オフに阪神を退団し、今年3月にロッテ入り。今季は42試合出場で打率.139、0本塁打、6打点の成績だった。更改後は「自分のベストな状態で1年間をやるってことができなかった。もう1回、勝負させてもらえるということなので、最後もう1回勝負したいなという思いが自分の中で出た」と現役続行の理由を語った。
来季はプロ18年目。6月26日に40歳を迎えるが「プロに入ったときに、40歳でショート守りたいと思っていた。しっかり出られるだけの準備を、若い選手と一緒にやっていきながら。新たなものを発見しながら自分のできるものを探して、伝えられるものは伝えて、学ぶものはしっかり学んで来年やっていきたい」と若手に自身の経験を伝授しながら、自身のプレーに意欲をみせた。
ロッテ・鳥谷はZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1600万円でサイン。「(プロで経験がない)日本一になって野球人生を終えたい」と引退も視野に入れ18年目の来季に突入する意向を語った。
来年6月で40歳。今季限りで引退した阪神の先輩・藤川氏からテレビ企画で「カズさんのように頑張って!」と53歳で現役の横浜FC・三浦知良を引き合いに出され「絶対に無理」と即答した男は「そこまでの精神力はない。自分が思ったところでパッとやめます」と独自の野球観も語る。プロ入りした際の目標は「40歳でショートを守りたい」。今季は主に代打や守備要員で42試合の出場に終わったが「年齢が年齢なのでチームに必要なピースになることを考えながら、野球選手なので当然、スタメンで出ることも考えている」と本音も隠さなかった。
移籍2年目の楽しみもある。元同僚で阪神からオリックスに移籍した能見との対戦だ。「スタメンで出場して、左の能見さんが登板した瞬間に代打を出されたら1番寂しい。そうならないようにやりたい」と気を引き締める。コロナ感染予防の人数制限で報道陣は4人だけ。これには「人生でこんな少ないのはないよ」と笑う。常に多くの報道陣に囲まれてきた通算2090安打のレジェンドは、少しうれしそうだった。
ロッテの守護神・益田は3年契約2年目となる来季も現状維持の年俸2億円でサイン。コロナ禍で変則シーズンとなったが選手会長としてもチームをまとめ、31セーブで2位躍進にも貢献した右腕は「契約があと2年残っているという甘えは持たないようにやってきた。貢献できてよかった」と胸を張った。
東京五輪も控える来季に向けては「(日本代表に)選ばれるということは活躍しているということ。選ばれるように頑張りたい」と決意を込めた。
ロッテの井上は300万円減の年俸5200万円でサインした。昨年まで2年連続24本塁打も今季は打率.245、15本塁打。「今年は開幕してすぐに夏が来て、疲れのピークも一緒に来た。体力面が足りなかった」と振り返る。
今年は2票差で惜しくも逃した一塁手のゴールデングラブ賞獲得も目標に掲げた長距離砲は「疲れても、どうやって力を出すか。30本をクリアして、もっと上を目指したい」と決意を語った。
ロッテ・益田直也投手(31)が23日、ZOZOマリンで来季の契約更改交渉を行い、現状維持の年俸2億円でサインした。昨オフに3年契約を結んでおり、来季は2年目となる。
新型コロナウイルスの影響で、変則シーズンとなったが「あと2年、契約が残っているからという甘えは持たないようにとしっかりとやってきた。チームに貢献できたのはよかった」と31セーブをマークし、チームの2位躍進を大きく支えた。
来季は東京五輪が控える。「日本を代表して戦えることはそうそうあることではない。選ばれるということは自分が活躍しているということ。選ばれるように頑張りたい。その中で個人よりチームを優先して頑張りたい」と新たな目標も掲げていた。
ロッテ・東條大樹投手(29)が23日、ZOZOマリンで契約更改を行い、300万円ダウンの年俸2700万円でサインした。
貴重なサイドスローとして、今季は中継ぎとして39試合に登板し、防御率2.54だった。日本ハム・中田、楽天・浅村ら、右の強打者に対して登板する機会も多いが「相手の主軸なんですごく大変な場面だが、そこを抑えるとこちらに流れが来る。重要な場面で投げさせたもらった」と、来季は今季以上の信頼を勝ち取る意気込みだ。
ロッテの清田育宏外野手(34)が23日、ZOZOマリンで契約更改交渉を行ったが、保留した。今季年俸は6000万円だった。チームでは今オフ初の保留者となった。
「ちょっと、契約内容とか折り合わないところがあったので、今日は時間もなかったので、保留させてもらった。今年1年間は使われ方が難しい中で、自分の中では1年間、頑張れたかなと思った」。
今季はスタメン、代打などで70試合に出場し、シーズン終盤から4番も任され、打率.278、7本塁打をマークした。
ロッテの井上晴哉内野手(31)が23日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、300万円ダウンの年俸5200万円でサインした。
昨年まで2年連続で24本塁打をマークしていた和製大砲も、新型コロナウイルスの影響で、6月開幕となった異例のシーズンで夏以降に失速。打率.245、15本塁打に終わった。
「開幕してすぐに夏だった。例年ならば、開幕から徐々に慣れて、少し疲れがピークを迎えてから夏が来た。今年は夏とピークが一緒に来て、今まで経験したことないシーズンだった。体力面が足りなかった」。
来季はあらためて30本塁打以上を目標に掲げる。「オフは体をしっかりとつくりたい。疲れても、どうやって力を出すか。30本をなかなか達成できていない。30本をクリアして、もっと上を目指したい」と意気込んだ。
また、一塁手のゴールデングラブ賞を受賞した日本ハム・中田、ソフトバンク中村晃とはわずか2票差だったこともあり、「失策も少なかったし、自分の中では動けていた。自信はあったけれどすごく悔しいですね」と来季は守備のタイトルも狙っていく覚悟だ。
ロッテの鳥谷敬内野手(39)が23日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1600万円でサインした。
新型コロナウイルスの感染拡大を予防するために代表取材となっているだけに、記者会見にはテレビ、新聞社を合わせて記者4人だけ。阪神時代から常に注目を浴びてきたレジェンドだが、控えめな性格でもあるだけに「人生で、こんな少ないのはないよ」と、逆にうれしそうだった。
11月にソフトバンクとのCSに敗退した直後には「現役を続けるかもしれないし、辞めるかもしれない」と話していたが、「球団から来年もサポート役だけでなく、選手としての戦力としても考えていると言ってもらえた。もう1回勝負させもらえる。最後勝負したいなと思った」と18年目のシーズンへの意気込みを口にした。
色紙には「日本一」と記した。「阪神にいるときもかなわなかった。1度は経験して野球人生を終えたい。そう思って、これを掲げた」と悲願成就を誓った。
結論から言えば、導入した方がいいと思う。陸上競技の花形種目は100メートルであり、マラソンであることに異論はないだろう。ボクシングなら1番多くのファンを興奮させているのはヘビー級だ。何故か。いずれも「究極」だから。もちろん200メートル、400メートルの王者が劣っている訳ではない。彼らのコーナーリングの技術、無酸素状態での筋持久力の維持は「究極」だ。私も個人的には1万メートルやハードル競技が好きだ。だが、やはり五輪や世界陸上で100メートルの決勝を見逃したことはない。
ボクシングは当初、無差別階級で行われていた。結果、体格差が全ての殴り合いになり果てた。選手の安全を守り、スポーツとして生き残るため、階級制度が19世紀後半になって導入された。当初は5階級だったが、現在は17階級と細分化された。階級が増えたことの賛否はあるが、体格差で補えない部分は技術で埋めることになった。それでもヘビー級が1番人気を集めるのは、「本当に1番強いのは誰か」を教えてくれるからだ。
DH制のないセ・リーグでは、バットを振る意思のない投手にも、3球以上投げないといけないし、見る側も楽しめない。無駄な「アウト」でしかない。しかも継投策に入った試合後半になると打線が崩れる。ときには終盤に「4番・投手」となる。投手と打者による力と力、技と技の「究極」の勝負をより楽しむにはDH制の方が効率がいい。かつて川上哲治氏はDH制を「邪道に走る」と懸念したが、野球が21世紀以降も生き残るには必要な進化だったのだ。
アメリカンフットボールではNFLはもちろん、大学チームにもキッカー専任の選手がいる。蹴ることに特化した「究極」の存在。米国の合理主義が生んだ超人気スポーツの象徴的ポジションだ。同じ米国発祥の野球だからDH制もキッカーと同じと考えれば納得もいく。
ただ、枠を作ればぶち壊してくれる選手も現れる。ボクシングではオスカー・デラホーヤやマニー・パッキャオは主要タイトル6階級を制覇した。陸上でも複数競技で頂点に立つ選手は多い。セ・パ両リーグともにDH制が導入されたら、投手は投げるだけの存在になってしまうのか。そうとは言い切れない。我々は、大谷翔平という「究極」を目の当たりにしたではないか。
ロッテの清田育宏外野手(34)が23日、千葉・ZOZOマリンで契約更改に臨み、保留した。今季年俸は6000万円で、チームとしては今オフ初の保留者となった。
清田は「契約内容とか色々折り合わないことがあった。今日は時間がなかったので保留という形にさせていただきました」と説明。提示額についても「決まった時に話します」と増減も一切明かさなかった。今季は出場70試合中21試合が代打。代打では打率5割をマークし、シーズン終盤には4番を任された。
今季取得した海外FA権の行使を熟考していたが、今月上旬に残留を決断。「今年は使われ方が難しい中で1年間けがなく頑張れたかなと思ったけど…」と表情を曇らせた。松本球団本部長は「引き続き話をして丁寧に説明していく。今年中に(次回交渉が)できれば」とコメントした。
ロッテの鳥谷敬内野手(39)が23日、ZOZOマリンで契約更改交渉を行い、現状維持の1600万円(年俸は推定)、1年契約でサインした。
昨オフに阪神を戦力外となり、今年3月にロッテに入団。42試合に出場し、打率1割3分9厘、0本塁打、6打点に終わったが、走塁や守備固め、若手の手本としてチームに貢献した。
鳥谷は「今季は自分のベストの状態で1年間やることができなかった。そういう意味ではもう1回大勝負させてもらえるとのことなので。来年もう1度勝負したいという思いが出た」と語った。来季は18年目のシーズン。戦力としてチームを支える。
ロッテ・鳥谷敬内野手(39)が23日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、現状維持の1600万円の1年契約でサインした。(金額は推定)
阪神を昨季限りで退団し、今年3月にロッテに入団。今季は5試合の先発出場や代走など42試合に出場し、打率.139に終わった。球団からは選手としての戦力と評価されて現役続行を決め「最後、もう1回勝負したいという思いが自分の中で出た」と心境を明かした。
プロ18年目となる来年6月で40歳の節目を迎える。阪神入団時に「40歳でショートを守りたい」と思い描いてきた。ただ、まずは試合で力を発揮できる体の状態を整え、準備を進める。その上で「スタメンで出ることを目標にやっていきます」と力強く誓った。
オリックスに移籍した能見の存在も刺激だ。来季、かつての同僚と対決する可能性があり「(左の)能見さんが出てきたら代打を出される。1番寂しい。そうならないようにやりたい」と笑った。そして「その(対戦の)時は特別な感情が生まれると思います」と予告した。
来季は現役を続行するが、引き際については「自分が、やめると思ったタイミングでやめます。区切りを自分で来年までとか、再来年までとかは一切考えていない」とはっきりとした口調で語った。まずは来季の目標に日本一を掲げ「阪神にいる時も、かなわなかった。1度は経験して野球人生を終えたいという思いがある」と強い覚悟を示した。
ロッテの鳥谷敬内野手が23日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、現状維持の1600万円でサインした。通算2090安打をマークし、来年6月で40歳となるプロ18年目に向け「プロに入った時に40歳で遊撃を守りたいと思っていた。それを実現できるだけの体の準備をしっかりやっていく」と意欲を示した。
昨季限りで阪神を退団してから所属が決まらず、キャンプ後の3月にロッテ入団。難しい調整を強いられ、出場した42試合は途中出場が多かった。クライマックスシリーズ(CS)敗退後は、球団から戦力としての必要性を伝えられて現役続行を決意した。(金額は推定)
ロッテの益田直也投手が23日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、3年契約の2年目となる来季は現状維持の2億円でサインした。今季は7年ぶりに30をクリアする31セーブを挙げ、チームの2位躍進に貢献。来季の打倒ソフトバンクに向け「大事なところで打てるか抑えるか。来年はそこで勝ち切りたい」と意気込んだ。
井上晴哉内野手は15本塁打にとどまり、300万円減の5200万円で契約を更改。30本塁打とゴールデングラブ賞を目標に掲げ「疲れたときでも力を出せる体をこのオフにつくりたい」と話した。(金額は推定)
ロッテ・鳥谷敬内野手(39)が23日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉を行い、現状維持の1600万円、1年契約でサインした(金額は推定)。
今季は5度の先発を含む42試合に出場し打率.139。それでも代打や代走、守備固めなどスーパーサブとして奮闘し、ロッテ4年ぶりのCSに貢献した。安田ら若手に的確な助言を送ってきた。球団ではリーダーシップを高く評価し、契約を更新する方針を固めていた。
40歳になる21年。レジェンドが、プロ18年目のシーズンに挑む。