わたしはかもめ2022年鴎の便り(1月)

便

1月9日

ロッテ佐々木朗希に箱根駅伝を目指す陸前高田の旧友、青学大・佐々木塁さん[ニッカン]

20歳の飛躍を誓うロッテ佐々木朗希投手(20)には、別の世界で頂を目指す“旧友”がいる。佐々木塁さん(20=青学大2年)。昨年7月下旬、剛腕にとって懐かしの名前を出すと、笑顔でうなずいた。

塁さんは新年から話題をさらった青学大陸上部に所属し「箱根駅伝の出走が目標です」と鍛えている。生まれは岩手・陸前高田市。小3で少年野球を始め、同時期に同じ「高田スポーツ少年団」に入ったのが朗希少年だった。「すごく野球がうまくて。友達みんなで家にも遊びに行ったりしましたね」。

11年3月、東日本大震災が運命を変えた。「何が起こったか、脳で処理しきれないというか。あまり細かく覚えていないんです」。必死で高台に逃げた。野球が大好きで「塁」の名を付けてくれた父敏行さんら家族を亡くした。家も流された。同じように悲しみに暮れた朗希少年とは言葉も交わせず、それぞれ故郷を離れることになった。「突然のことで、覚悟ができないまま離ればなれに」。以後、2人のR・SASAKIは会っていない。

塁少年は母の故郷盛岡に転居後も野球を続け、河南中からは陸上に挑戦。いきなり1500メートルの中学1年日本記録4分4秒00をたたき出した。「野球の冬練でも結構走るのが好きだったので」と夢中になった。盛岡一高時代には、練習試合で自校を訪れた背の高い旧友を遠目に発見。「とてもすごいし、自分もそうなれるように」と励みにした。青学大では1万メートルで自己ベスト29分13秒65にまで成長。「28分台ぞろい」と話題になった強豪で強力なライバルと高め合い、残り2度のチャンスを狙う。9日の盛岡市の成人式も「大会が近いので」と欠席し、今年に思いをぶつける。

昨年は練習の合間に、シーズン後半戦やCSの投球をテレビ観戦した。「いつかメジャーで、大谷選手のように大活躍して欲しいです。自分もいつか日本代表になれるように、朗希君に負けないように頑張りたいです」。奇跡的に隣り合っていた強烈な才能同士が、いつか日の丸の舞台で再会する未来も−。決して夢物語ではない。

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昨季盗塁王ロッテ和田康士朗「成功率100%目標」帰塁練習続け精度に磨き[ニッカン]

ロッテ和田康士朗外野手(22)が盗塁成功率100%を掲げた。

9日、ZOZOマリンで自主トレを公開。昨年は主に代走での出場で24盗塁を決め、同僚の荻野らと並んで盗塁王に輝いた。失敗は5度あった。「目標は成功率100%。そこを目指してやっていきたい」と話し、けん制死が多かったことも反省。昨季終盤からは、課題と自覚する帰塁練習を毎日続けて精度に磨きをかけている。進化を求め、より軽量化されたスパイクを試したりもした。

個人タイトルを獲得したことで、年末年始の帰省時恒例となった“実家サイン会”の色紙も増量。家族が知人から頼まれたという100枚弱に名を入れた。今季はスタメン出場を増やすべく「オープン戦でチーム1番くらいの成績を残したい」と意気込む。初詣の埼玉・東松山市の箭弓(やきゅう)稲荷神社で引いたおみくじは大吉。今年も、いい年にする。

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ロッテ荻野貴司、和田康士朗、藤原恭大の誕生日入り卓上カレンダー販売開始[ニッカン]

ロッテは9日、荻野貴司、和田康士朗、藤原恭大の外野3選手を対象とした個人卓上カレンダーを、オンラインストアとミュージアム店で販売開始した。

表紙付きの月ごとカレンダーで、通常の祝日表記に加えて各選手の誕生日も記載されている。またカレンダー部分と写真部分が左右に分かれており、12ページの選手写真から気に入ったものをカレンダーと組み合わせられる。価格は税込み1400円。

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ロッテ佐々木朗希インスタ新設「どちらも特別」地元岩手で成人式“はしご”[ニッカン]

まさかのダブルヘッダー!?ロッテ佐々木朗希投手(20)が地元岩手で成人式を“はしご”した。まず午前中に、生まれ育った陸前高田市の式に参加。午後からは、小4から高校時代までを過ごした大船渡市の式に駆け付けた。「ちょうど半分ずつ生活して、どちらも思い出の詰まった特別な場所。時間的にも両方、出席できる形だったので」と、ゆっくり友人達との再会を楽しんだ。「みんなに応援してくれていると言ってもらえた。また頑張ろうという思いになりました」と決意を新たにした。

またこの日、インスタグラムのアカウントを新設したと発表。記念すべき1枚目の投稿は、陸前高田市の会場で撮影したスーツ姿の写真に「成人式を健康に迎えることができてとても嬉しいです」と添えた。これからマイペースに、日々のちょっとした事柄や写真をアップしていくという。

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ロッテ・佐々木朗希、異例ダブルヘッダー$ャ人式[サンスポ]

異例のはしご≠セった。ロッテ・佐々木朗希投手(20)が9日、岩手・陸前高田市と大船渡市で行われた成人式に出席し、友人と旧交を温めた。新たな門出に「これから日々、精進して成長していきたい」と決意。節目の日にインスタグラムを開設したことも明かした。

◇岩手・陸前高田市と大船渡市両方に出席

空は晴れ渡り、冷気が心地よかった。グレーのスーツで決めた佐々木朗が、人生の記念日に所信を表明した。

「この日を健康に迎えることができて嬉しいです。これから日々、精進して成長していきたいと思います」。

岩手県の太平洋側南部に位置する陸前高田市では、成人式の式典が午前10時開始。隣接する大船渡市では午後2時開始だった。「時間的にも両方、出席できる形でした」とダブルヘッダー≠ナ式典に足を運んだ。

陸前高田市で生まれ育ち、小学3年で野球を始めた。同4年時の2011年に東日本大震災に遭い、津波で父と祖父母を失い実家も流された。人生最大の悲劇を機に、大船渡市に移り住んだ。

「18歳まで岩手にいて、ちょうど半分ずつ生活をさせていただいた。どちらも、色々な思い出の詰まった特別な場所です」。

つかの間の帰省で同級生と再会し、旧交を温めた。「とても懐かしくて、みんなから『応援している』と言ってもらえたので、また頑張ろうという気持ちになりました」と英気を養った。

新たな門出にインスタ≠開始。「日々のちょっとした写真などをアップする予定です。ぜひファンの皆さまに見ていただきたいです」。東北魂≠胸に3年目に挑む。

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ロッテが荻野、和田、藤原の卓上カレンダーを販売[サンスポ]

ロッテが9日、荻野貴司(36)、和田康士朗(22)、藤原恭大(21)3外野手毎の卓上カレンダー=価格1400円、税込み=を、球団公式オンラインストアとミュージアム店で販売開始した。サイズは横21センチ×縦15センチ。

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ロッテ・朗希2つの故郷で感謝の成人式、17キロを移動…思い出の詰まった特別な場所でハタチの誓い[スポニチ]

2つの故郷に感謝−。ロッテ・佐々木朗希投手(20)が9日、岩手県陸前高田市と大船渡市の、2つの成人式に出席した。「この日を健康に迎えることができて嬉しいです。これから日々、精進して成長していきたい」。11年の東日本大震災で父を亡くした少年は、被災した9歳まで陸前高田で過ごし、引っ越した先の大船渡で大きく育った。短い言葉には、特殊な環境の中で大きくなった青年の感情が詰まっていた。

陸前高田市が午前10時、大船渡市が午後2時から式典だったことで、2つの「はしご」が可能になった。その距離は約17キロ、車で約25分。「18歳まで岩手にいた中で、ちょうど半分ずつ生活して、どちらも色々な思い出の詰まった特別な場所。時間的にも両方、出席できたので」と迷うことはなかった。

ともに苦しみを乗り越えた絆は変わらない。「久しぶりに同級生に会えて、とても懐かしかったし、“応援している”と言ってもらえたので、また頑張ろうという思いになりました」と故郷から大きな期待を背負っていることも再確認した。

2年目の昨季は3勝をマークし、今季はエースの活躍が求められる。この日、自身のインスタグラムを開設した。「日々のちょっとした写真とかもアップする予定です。ぜひ見ていただけたら」と現代風の20歳の誓いとなった。初投稿は式典会場前のスーツ姿でニッコリ。マウンドでは「令和の怪物」と呼ばれる163キロ右腕も、旧友たちにとっては今も昔と変わらぬ笑顔だ。

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ロッテ・和田、2年連続盗塁王へ「目標は盗塁成功率100%」昨季は5度の盗塁死[スポニチ]

昨季盗塁王のロッテ・和田がZOZOマリンで自主トレを公開し、「目標は盗塁成功率100%」と掲げた。

昨季は24打席ながら、代走の切り札として24盗塁したが、盗塁死も5度あった。「牽制死が多かったので、シーズン終盤から帰塁の練習をしていた。課題にしたい」。

年末年始は埼玉県東松山市の実家に帰省。地元の箭弓稲荷神社を参拝し、おみくじは大吉だった。今季は打席数を増やし、2年連続盗塁王を狙う。

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ロッテ朗希、2つの故郷の成人式に出席「ちょうど半分ずつ生活。どちらも特別」、インスタも開始[スポニチ]

ロッテ・佐々木朗希投手が9日、故郷・岩手県の陸前高田市と大船渡市の成人式に出席した。

節目の日を地元で迎えた最速163キロ右腕は「この日を健康に迎えることが出来て嬉しいです。これから日々、精進して成長していきたいと思います」と喜びの気持ちを口にした。

幼い頃から、苦楽をともにした仲間達と旧交を温め、「今日は久しぶりに同級生に会うことができて、とても懐かしかったですし、みんなに応援してくれていると言ってもらえたのでまた頑張ろうという思いになりました」と野球選手として大きな刺激にもなった。

生まれた故郷、育った故郷の2つの式典に参加した理由も明かした。

「陸前高田市と大船渡市の両方の成人式に出席した理由は18歳まで岩手にいた中で、ちょうど半分ずつ生活をさせていただいて自分にとってはどちらも色々な思い出の詰まった特別な場所で今日は時間的にも両方、出席できる形でしたので出させていただくことにしました」。

また、この日から個人のSNSも開始。「本日からインスタを始めました。日々のちょっとした写真とかもアップする予定ですのでぜひファンの皆様に見ていただけれたらと思います」とPRも忘れなかった。

インスタURL:https://www.instagram.com/rouki.sasaki/

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ロッテ荻野、和田、藤原のイケメン三銃士、卓上カレンダーに![スポニチ]

ロッテマリーンズは荻野貴司、和田康士朗、藤原恭大外野手のそれぞれ3選手を対象とした卓上カレンダーをマリーンズオンラインストアとミュージアム店で販売開始。表紙付きの月毎カレンダーとなっており、通常の祝日表記に加えて各選手の誕生日も記載されている。

また、カレンダー部分(左側)と写真部分(右側)が分かれており、12ページの選手写真の中からお気に入りのものをカレンダーに組み合わせて使用できる。

価格:1400円(税込)、サイズ:横21センチ×縦15センチ、販売:マリーンズストアオンラインストアとミュージアム店で販売。

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[ロッテ]佐々木朗希、インスタ開設、初投稿は成人式スーツ姿「日々精進して参ります」[報知]

ロッテの佐々木朗希投手が9日、岩手・陸前高田市と大船渡市の成人式に出席した。成人の日を前に写真共有アプリ「インスタグラム」で公式アカウントを開設し、初投稿ではグレーのスーツ姿の写真とともに「日々精進して参ります」などとハタチの誓いを記した。

昨年11月3日に20歳になった右腕は球団を通じて「この日を健康に迎えることができて嬉しいです。久しぶりに同級生に会うことができて、とても懐かしかったですし、みんなに応援してくれていると言ってもらえたのでまた頑張ろうという思いになりました」とコメントを発表。両市の成人式に出席した理由については「18歳まで岩手にいた中で、ちょうど半分ずつ生活をさせていただいてどちらも色々な思い出の詰まった特別な場所。時間的にも両方、出席できる形でしたので」と説明した。

インスタは「日々のちょっとした写真とかもアップする予定ですので、ぜひファンの皆様に見ていただけたらと思います」とファンサービスの一環でもある。プロ3年目、視野を広げながらスターへの階段を上る。

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[ロッテ]佐々木朗希がインスタ開設、陸前高田市と大船渡市の成人式出席をファンに報告[報知]

ロッテの佐々木朗希投手が9日、陸前高田市と大船渡市の成人式に出席した。さらにこの日、自身のインスタを開設して早速、スーツ姿の写真とともにファンに向けて、成人式出席の報告をした。

球団を通じて発表したコメントは次の通り。

「この日を健康に迎えることができて嬉しいです。これから日々、精進して成長していきたいと思います。今日は久しぶりに同級生に会うことが出来て、とても懐かしかったですし、みんなに応援してくれていると言ってもらえたのでまた頑張ろうという思いになりました。陸前高田市と大船渡市の両方の成人式に出席した理由は18歳まで岩手にいた中で、ちょうど半分ずつ生活をさせていただいて自分にとってはどちらも色々な思い出の詰まった特別な場所で今日は時間的にも両方、出席できる形でしたので出させていただくことにしました。あと本日からインスタを始めました。日々のちょっとした写真とかもアップする予定ですのでぜひファンの皆様に見ていただけれたらと思います。」

佐々木朗のインスタのURLはhttps://www.instagram.com/rouki.sasaki/

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[ロッテ]荻野貴司、和田康士朗、藤原恭大の卓上カレンダーを発売[報知]

ロッテは9日、荻野貴司外野手、和田康士朗外野手、藤原恭大外野手のそれぞれの卓上カレンダーをマリーンズオンラインストアとミュージアム店で発売開始したと発表した。

卓上カレンダーは表紙付きの月毎カレンダーとなっており、通常の祝日表記に加えて各選手の誕生日も記載。また、カレンダー部分(左側)と写真部分(右側)が分かれており、12ページの選手写真の中から気に入ったものをカレンダーに組み合わせて使用できる。

価格は税込みで1400円。サイズは横21センチ、縦15センチ。

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[ロッテ]昨季盗塁王の和田康士朗が定位置奪取へ「オープン戦でチーム1番の成績残したい」[報知]

ロッテの和田康士朗外野手が9日、千葉市のZOZOマリンで自主トレを公開し、今季のレギュラー奪取を誓った。

昨季出場96試合のうちスタメンは2試合。その試合で盗塁は決めておらず、24盗塁は全て代走を含む途中出場での記録。それでも同僚の荻野らとパ・リーグ盗塁王に輝いた。外野の定位置確保への思いは強く「今年こそはスタメンで出るぞ、という新年を迎えました」。まずはチーム内でのライバルとの競争を勝ち抜くために「オープン戦で圧倒的な成績を残さないとスタメンは無理だと思います。オープン戦で、チームで1番の成績を残したいです」と気合は十分だ。

初詣で訪れた埼玉・東松山市の箭弓(やきゅう)稲荷神社で引いたおみくじは大吉。運も味方につけて、5年目の飛躍を目指す。

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ロッテ・佐々木朗「日々、精進」陸前高田市&大船渡市成人式にW出席「特別な場所」[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手(20)が9日、岩手県陸前高田市と大船渡市の、2つの故郷の成人式に出席した。「この日を健康に迎えることができて嬉しいです。これから日々、精進して成長していきたいと思います」と新たな誓いを立てた。

グレーのスーツで、午前中は9歳まで過ごした陸前高田市の式典に出席。午後は東日本大震災被災後に引っ越した、大船渡市の式典に向かった。「18歳まで岩手にいた中で、ちょうど半分ずつ生活をさせていただいて自分にとっては思い出の詰まった特別な場所です。時間的にも両方、出席できる形でしたので出させていただきました」と説明した。

成人式出席を機に自身のインスタグラムを開設した。「日々のちょっとした写真とかもアップする予定ですので、ぜひファンの皆さまに見ていただけたら」。式典では久しぶりに同級生と再会を果たし「とても懐かしかったですし、みんなに応援してくれていると言ってもらえたのでまた頑張ろうという思いになりました」とさらなる飛躍を意気込んだ。

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佐々木朗希投手が成人式岩手2市で、成長誓う[デイリー]

東日本大震災で父と祖父母を亡くしたプロ野球ロッテの佐々木朗希投手(20)が9日、岩手県陸前高田市と大船渡市の成人式に出席し、球団を通じて「この日を健康に迎えることができて、嬉しい。日々精進して成長していきたい」とコメントした。

陸前高田市出身で、大船渡高でプレーした。両市の式典の時間帯がずれていたため双方に参加することができて「18歳まで岩手にいてちょうど半分ずつ生活し、自分にとっては、どちらも思い出の詰まった場所」と振り返った。

昨季はプロ初勝利を含む3勝を挙げ、3年目の今季は、さらなる飛躍が期待される。

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ロッテ・佐々木朗が異例の成人式はしご、その理由とは?[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手が9日、岩手・陸前高田市と、大船渡市の成人式に出席した。

昨年11月3日に20歳となった佐々木朗は式典に出席後「この日を健康に迎えることができて、嬉しいです。これから日々、精進して成長していきたいと思います。今日は久しぶりに同級生に会うことができて、とても懐かしかったですし、みんなに応援してくれていると言ってもらえたのでまた、頑張ろうという思いになりました」と気持ちを新たにした。

陸前高田、大船渡と2つの市の式典に出席した理由については「18歳まで岩手にいた中で、ちょうど半分ずつ生活をさせていただいて、自分にとってはどちらも色々な思い出の詰まった特別な場所で今日は時間的にも両方、出席できる形でしたので、出させていただくことにしました。あと本日からインスタを始めました。日々のちょっとした写真とかもアップする予定ですので、ぜひファンの皆さまにいただけたらと思います」とコメントした。

インスタURLは(https://www.instagram.com/rouki.sasaki/)

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ロッテの和田「帰塁を課題に」打撃向上でスタメン狙う[デイリー]

昨季盗塁王を獲得したロッテの和田康士朗外野手が9日、ZOZOマリンスタジアムで練習を公開し「去年は牽制死が多かったので、シーズン終盤くらいから帰塁の練習をしていた。今年はそれを課題にやっていきたい」と語った。キャッチボールやダッシュなどで軽めに動いた。

昨季は代走の切り札として起用され24盗塁で初のタイトルに輝いたものの、打席数はわずか24で打撃での見せ場は少なかった。定位置獲得へ向け「今年こそスタメンで出たい。そのためには打撃の向上が大切だし、出塁率も上げないと。オープン戦ではチームで1番くらいの成績を残したい」と意気込んだ。

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ロッテ・和田、目標は「盗塁成功率100%」昨季は.828[デイリー]

ロッテの和田康士郎外野手が9日、ZOZOマリンスタジアムで自主トレを公開。“足元”を大事に盗塁成功率100%を目指していくと意気込んだ。

昨季はスタメン出場2試合で、主に代走で盗塁王に輝いた快足は年末年始、埼玉の実家へ帰省。「サインの量がすごかった。家族の知り合いから頼まれた」と、100枚近くサインしたという人気ぶりだった。チームきっての快足は今年の盗塁目標について「目標は成功率100%。そこを目指してやっていきたい」と決意を込めた。昨季は24盗塁だったが、5度の失敗があり、成功率.828だった。

昨季、終盤はスパイクの変更も模索したが「軽さに特化したものを渡されましたが、薄すぎて痛かったので、色々と話させていただきました」と、スパイクの大幅な軽量化をせず、盗塁王を目指す。

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ロッテ、黄金時代に向け準備を着々と、ビジョンをもって若手を育成[BASEBALL KING]

◇バランスの良い年齢構成

1974年以来となる勝率1位でのリーグ優勝を目指すロッテは、25歳以下の若手選手が増えてきている。今季に向けては25歳以下の若手が37人おり、井口資仁監督が就任した2018年は、25歳以下の選手は育成選手を含めて22人しかいなかった。

18年は23歳以下の捕手は1人もおらず、内野手と外野手も25歳以下の右打ちがいない少し歪な年齢構成だった。22年でいえば、捕手は高卒1年目の松川虎生(市和歌山高)、村山亮介(幕張総合高)、高卒2年目の谷川唯人がおり、25歳以下の内野手は右打ち、左打ちともに4人ずつ、両打ちが1人、外野手も右打ち、左打ちともに3人ずつとバランスよく構成されている。

近年のドラフト会議は“的確”さが光っている。昨年のドラフト会議では、20代後半の捕手が多く、育成選手の谷川を除くと、支配下選手では“97年世代”の佐藤都志也、植田将太がもっとも若かった中で、1位で松川を指名。2位で指名した池田来翔選手(国士舘大)も補強ポイントの1つだった“右打ちの内野手”だ。特に二遊間で右打ちの日本人内野手というと、1軍でプレーしていたのはキャプテンの中村奨吾と守備のスペシャリスト・三木亮しかおらず手薄だった。

3位には“社会人ナンバー1”と高い評価を受けていた廣畑敦也投手(三菱自動車倉敷オーシャンズ)を指名し、4位には左腕の秋山正雲投手(二松学舎高校)、5位で八木彬投手(三菱重工West)を指名した。ロッテの左投手事情でいえば、95年世代の土肥星也、山本大貴から98年世代の鈴木昭汰、佐藤奨真にかけて2人ずつ在籍。98年以降の世代では左腕がいなかったところで、高校生左腕を指名したことは年齢構成を見ても的確だったといえる。

ロッテ25歳以下の選手
[投手]
2018年:11人
2022年:17人
[捕手]
2018年:3人
2022年:5人
[内野手]
2018年:4人
2022年:9人
[外野手]
2018年:4人
2022年:6人

◇黄金時代に向けた準備

若い選手を増やしているだけでなく、黄金時代に向けた準備もしっかりしている。

美馬学、福田秀平、ハーマンなど積極的に選手を補強した2019年オフに、松本球団本部長は「補強もしっかりしたんですけど、とにかく若い野手、投手が増えてきましたので、この辺(96年、97年世代)の年代が将来、2、3年後にでてきてくれれば」とコメントしたように、96年世代の小島和哉は昨季チームトップの10勝をマークし、岩下大輝も自己最多の8勝、リリーフでも小野郁、東妻勇輔が存在感を示した。

野手は97年世代の選手がチームを引っ張るような活躍を見せられていないが、98年世代の和田康士朗が盗塁王に輝き、99年世代の安田尚憲は春先に一時打点でリーグトップになれば、00年世代の藤原恭大は7、8月度の月間MVP、山口航輝は9本のアーチを描いた。

高卒の投手は1年目からいきなり1軍で起用するのではなくウエイトトレーニングやランニング、投げ込みなど体づくりを行い、昨季高卒1年目だった中森俊介は「高校の時の時と違ってウエイトトレーニングの頻度が増えたのかなと思います」と振り返り、「投げる部分において下半身が大切になってくるので、ウエイトトレーニングで重い重量をあげることもそうですし、日々のキャッチボールから下半身を意識して投げることをやっていました」と目的意識を持って取り組んだ。

ファームの若手投手陣は2019年以降、小野晋吾投手コーチ(昨季まで2軍投手コーチ)と面談を行い、何を取り組むべきかその都度確認している。育成の佐藤奨真は「自分の中でも、コーチの中でも(ストレートの強さとチェンジアップの強化)一致していたところ。そこが大事だと思います」と、意見が一致したことで、明確な目的意識を持って課題克服に励んでいる。

野手は体づくりと並行しながら試合に出場し、安田尚憲、山口航輝は2年目までファームでみっちりと鍛え、3年目に1軍の舞台に上がるという流れができている。

◇育成の振り返りも

球団として育成方針を振り返ったり、この先の若手選手を育成していくための蓄積されたデータを球団としてしっかり管理もしている。

河合克美オーナー代行兼社長は昨年11月16日に行われた総括会見で、「今までがあまりにもうちのチームは、データの整備ができていませんでした。新人になればなるほどデータが揃っている。それに対してどこまで目標に達しているのか、達していないのか、1シーズンで見たときに好不調ってでますけど、育成段階の選手はシーズン通してパフォーマンスをフルに出せるだけの体力がないじゃないですか。同時に体力がない中で、あるレベルで維持させられるかという経験もない。厳しいですよね。若い選手達は体力的にも経験的にも1年通して、疲れが溜まっているところでもそれを乗り越えて、パフォーマンスを下げずにやっていけるか。これは経験しかない。データで示して、このとき体重が落ちているとかね、色んなことがデータとしてありますから選手と向き合って、コーチと向き合うことによって、来年度どういう体を作っていくのか、(体力が)落ちそうになったときにどうするのかというのをお互いに納得しながら、ここがクリアできれば、もう一歩上にいけるよねと各選手、コーチが考えるためにもデータが1番。そうでないと、単なる掛け声になってしまう。そうすると選手達も納得しないでしょう」と話した。

2020年からは順天堂大学・医学部と提携を結び、コンディショニング、運動能力測定、救急対応、栄養管理部門などのサポートを受け、春季キャンプから現場に帯同している。

年齢構成もバランスよくなっているだけでなく、球団として明確な育成ビジョンをもって取り組んでいる。あとは選手達が花を咲かせるだけ。それが今年になるのか、来年以降になるのか分からないが、球団が“常勝軍団”を作るために若手育成を行っていることは確かだ。

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ジョニー黒木が語る印象深い打者5人。イチローよりも生涯打率.250の打者に苦しんだ[Sportiva]

「ジョニー」の愛称で親しまれ、1998年には最多勝、最高勝率のタイトルを獲得するなど、ロッテのエースとして一時代を築いた黒木知宏氏。イチローを筆頭した同世代の強打者と数々の名勝負を演じてきた黒木氏に、今も忘れることのできない思い出のバッター5人を挙げてもらった。

◇同世代の強打者達

僕の同世代(1973年)には球界を代表する打者が数多くいたのですが、その中でもイチロー(元オリックスなど)は別格でした。どれだけすごいバッターなのかは今更説明不要ですが、とにかくバットの芯に当てる技術は群を抜いていました。

普通、投手というのはストライクゾーンのボール1つ分外のコースをいかに振らせられるかを考えるのですが、イチローはそこをヒットにしてしまう。なので、さらに1つ分外に外すと明らかなボールゾーンですから見逃されてしまう。結果、カウントが苦しくなってストライクで勝負するとやられてしまう。その繰り返しでした。

イチローを打ちとるにはどうすればいいか、本当に色んなことを考えました。タイミングを外しても、バットコントロールが長けているから泳がしても、詰まらせてもヒットにしてしまう。ならばと、ルーティンのタイミングを外そうとしても、結局はイチローの間合いにされてしまう。ホントお手上げ状態です。結局、イチローに攻略法など存在しなかった訳です。だから、目をつぶってど真ん中に投げて打ち損じを狙うとか…それぐらいしかなかったですね。

でもイチローとの対決は、怖いとか、やりづらいというよりも、ただただ楽しかった。あれだけのバッターと対戦できるというのは、そうあることではないですからね。同じ時代に生きた者として幸せな時間でした。

イチローのほかにも同世代には中村紀洋や松中信彦といったスラッガーがいましたが、小笠原道大(元日本ハムなど)も特別な選手でした。

ピッチャーとして嫌なのは、コツコツと当てられるのではなく、フルスイングされることなんです。短打を重ねられるよりも、一発長打というのが怖い。

フルスイングしてくるバッターと対戦する時にタイミングを外すというのは鉄則なのですが、小笠原にはそれがまったく通用しなかった。足を上げて投げようとした時には、グッと視線をこっちに向けて待ち構えている。その迫力もすごかったですし、どの球種を投げても対応してくる技術力の高さがありました。

色々配球を考えてうまく攻めたと思っていても、最後にやられてしまう…。緩急が通用しなかったという点で、小笠原は別格でした。

身体はそこまで大きくないけど、スイングの速さ、遠くに飛ばす能力はすごかった。イチローもそうでしたけど、いいバッターほどごまかしが効かない。ベストピッチを心がけて、「打たれたら仕方ない」という割り切りが必要でしたね。

◇打ちとるのに苦労した打者

対戦成績は悪くないのに、大事な打面で打たれたのがプリアム(元オリックス)でした。"七夕の悲劇" (※)もそうでしたし、その翌年もシーズン最初の登板で対戦してホームランを打たれました。打たれたのはわずか数本だったのですが、そのほとんどがホームランで、しかも印象に残る場面で打たれたものばかりでした。

※1998年、プロ野球記録に並ぶ16連敗中だったロッテは、7月7日のオリックス戦に黒木が先発。黒木の好投もあって、9回2死まで3対1でロッテがリードしていたが、プリアムに1ボール2ストライクと追い込みながらも、勝負球のストレートをレフトスタンドに運ばれ土壇場で同点に追いつかれる。結局、試合は延長12回にオリックスの広永益隆がサヨナラ本塁打を放ち、ロッテはプロ野球ワースト記録となる17連敗を喫してしまった。

苦手意識や脅威に感じることはなかったのですが、やはりピンチの場面で対戦すると嫌な感じはありました。

打ちとるのに苦労したという点は、鈴木健(元西武など)さんも印象に残っている打者の1人です。まず懐の深そうな構えが嫌で、どこに投げても打たれそうな雰囲気がありました。実際、バットコントロールがうまく、一発の怖さもあって、手強い打者でした。

僕のピッチングスタイルの基本は"インコース攻め"だったのですが、健さんにはそれが通用しなかった。インコースのボールの捌き方もうまかったのですが、避け方も超一流で、厳しいコースを突いてもまったく効果がない。インコースで体を起こしてから、アウトコースで打ちとるというプランが成立しないバッターでした。 めちゃくちゃ打たれた訳じゃないのに、僕の中に嫌な印象があって、最後までそれを払拭することはできなかったですね。

◇何を投げても打たれた天敵

そして最後に挙げたいのが、野口寿浩(元日本ハムなど/生涯打率.250)さんです。おそらく最も打たれたバッターだと思います。とにかく何を投げても完璧に打たれるから、絶対にクセを盗まれていると思ったんです。ただ僕自身、ボールの握りかえも得意でしたし、クセはないはずという自負がありました。それでもあれだけ打たれたら「もしかしたら…」と不安になりましたね。

1度、野口さんに「絶対に僕のクセを知っていますよね」と聞いたことがあったんです。「そんな訳ないだろう」って否定されましたが、「でも、ジョニーの球は何が来ても打てる」とも。波長が合ったのか、何を投げてもタイミングがあったんでしょうね。まさにお手上げのバッターが野口さんでした。

もし大谷翔平と対戦したら、ですか?僕が絶好調で、大谷が絶不調の時にようやく勝負できるという感じじゃないですかね(笑)。正直、打ちとれるイメージは湧きません。それでも勝負するとしたら、アウトコース高めにカーブを投げますね。大谷の中で1番予想していないボールかなと。それを仕留められたら、どうしようもありません。ただ、対戦してみたかったという思いはありますね。

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