ロッテの監督・コーチ会議が18日、行われた。2月1日からの石垣島キャンプでのメンバー振り分けも行われ、ドラフト1位の松川虎生捕手(18=市和歌山)はAチームでのスタートが決まった。井口資仁監督(47)は「Aチームが沖縄本島に行った後(の2月中旬以降)は、石垣島に残してしっかり練習をさせて、といま考えています」と育成プランを明かした。
エース格の活躍が期待される佐々木朗希投手(20)もAチーム。この日はロッテ浦和球場で変化球を交えての強めのキャッチボールを行うなど、順調に自主トレを進めている。井口監督は16日に新型コロナウイルスの陽性判定を受けた安田尚憲内野手(22)については「今は症状も落ち着いているということなので」としながら、「安田に関してはまだ(振り分けは)決めていません」と様子を見ながらの判断になる。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が石垣島キャンプAチームでスタートすることが18日、決まった。監督・コーチ会議を終えた井口資仁監督(47)は「Bチームだったら、僕がたたかれます」と笑った。
エース格としての活躍が期待されている。同監督は「朗希は、シーズンが終わってからしっかりと自分で目標設定というか、逆算しながらずっとやっているので。順調にやっていると思うので楽しみです」と頼もしそうに話した。この日はロッテ浦和球場で対面。挨拶を受ける場面もあった。
その佐々木朗は、挨拶直前までは外野でキャッチボールを行っていた。志茂ブルペン捕手を相手に、最大で50メートル前後にまで距離を伸ばした。最後は約20メートルの距離で強めに投げて締めた。糸を引くような直球をかなりの球速で投げ続け、スライダーやフォークも交えた。年明けには今季の1文字に「超」を挙げていた右腕。順調な調整ぶりを見せている。
ロッテのドラフト5位、八木彬投手(24=三菱重工West)が18日、ロッテ浦和球場でブルペン投球を行った。
井口監督や松本球団本部長らが見守る中、育成ドラフト4位の村山亮介捕手(18=幕張総合)が座った状態で20球を投げた。これまでも立ち投げは行っていたが、捕手が座っての投球はプロ入り後初。「まだばらつきはありますが、指にかかった球も何球かあって、バランスはとれていたと思います」と振り返った。隣では同3位の広畑敦也投手(24=三菱自動車倉敷オーシャンズ)も同様に投球した。
八木は新人合同自主トレ初日に、内野ノックをドラフト指名順に受けていたことを井口監督から代表で「1番前に行け」と指摘された。この日あらためて「初日ということもあって、それなりに気を使ってしまった部分はあったと思います」と振り返り、監督の指摘について「おっしゃっていただいて、気を使わなくてええんやと思いました」と感謝していた。
ロッテの育成ドラフト3位、永島田輝斗投手(18=立花学園)がプロ野球のレベルを実感している。18日も新人合同自主トレの真っ盛り。動き回った後に報道陣に対応した。
「きつい感じはありますね。高校時代もあまり走ってこなかったので、体力はみんなの中でも最下位くらいのレベルだと思うので」。
指名直後にも、部全体として多く走ってこないことは口にしていた。時に苦しそうな表情を見せつつも、ガッツで食らいつく。
高1で捕手から投手に転向した。「もう1人いい捕手がいたので、レギュラーとれないと自分の中で思って、投手で輝けたらと思って」との決断が奏功した。部では投球分析システム「ラプソード」を保有しており、回転数や回転軸も意識しながら、質のいい直球を仕立ててきた。
最速は150キロに達しており、肉体強化で楽しみな存在になる。「筋肉量が少なく、体脂肪が多かったので。キャンプでもウエートがつがつやっていきたいです」と燃えている。
なお、沖縄は初めてで飛行機も「小さい時に乗った以来です。ちょっと怖いです」とのこと。立花学園では例年、シンガポールへの修学旅行が予定されているが、コロナ禍で永島田の学年は中止となってしまったという。
日本野球機構(NPB)と12球団は18日、理事会・実行委員会をオンラインで開き、昨季は行わなかった延長戦を従来通り12回で行う方向で調整した。新型コロナウイルス感染拡大を受け、20年は延長10回、21年は日本シリーズ以外は9回打ち切りとなっていた。19日の12球団監督会議で説明する。
20年から導入した特例も継続し、今季も選手入れ替えの緩和や登録枠の拡大を行う。出場選手登録は従来の29人から31人、外国人選手登録は4人から5人、ベンチ入りは25人から26人となっている。また、2万人以下の有観客で準備している春季キャンプに関して、巨人、ソフトバンク、オリックスなどがキャンプを行う宮崎県の河野俊嗣知事がこの日、県内の来客が中心と想定している旨を発言。井原敦事務局長は「地方自治体の方針に従う」と強調した上で、「(県外からは)自粛してくださいという要請だと思う。皆さんが従っていただくのを信じることになる」と続けた。
リプレー検証についても話し合われた。審判団が確証を持って判断できない映像は、どのようなものかを具体的に定義し、そのような映像の場合は最初のジャッジに従うことを明確にする。この点も、12球団監督会議で説明する。
ロッテ種市篤暉投手(23)が18日、ロッテ浦和球場でブルペン投球を行った。
捕手が座った状態で、変化球を交えて73球を投げた。20年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、昨季は丸1年リハビリに費やした。復活を目指し、昨秋からブルペン投球を再開している。
昨冬の契約更改では、石垣島キャンプでの初日のブルペン入りについて「僕は投げる気しかないです。トレーナーさんや監督さんは何というか分かりませんが、僕は行く気満々です」と意気込んでいた。
ロッテ井口資仁監督(47)が18日、新型コロナウイルスの陽性判定を受けた安田尚憲内野手(22)について「基本的にはキャンプは間に合うと聞いています」と状況を明かした。
安田は16日に陽性判定を受けていた。現状について同監督は「今は症状も落ち着いているということなので」とし、「急いでケガをしても元も子もないですし、何とか初日に間に合ってくれるように」と願った。AチームかBチームかについては「安田に関しては、まだ決めていません」とした。
2月1日からの石垣島キャンプについては「また大人数で集団生活が始まるので、我々もしっかりと気をつけながら。どうしてもかかると、隔離期間も含めて(自主トレで)やってきたことが無駄になってしまうので、しっかり対策してキャンプもやっていきたいなと思います」とあらためて気を引き締めていた。
ロッテ井口資仁監督(47)は18日、外国人選手の今後の合流予定について言及した。
この日は監督・コーチ会議が行われ、「(外国人選手の合流については)ある程度の日程は今日、話がありました」とした。ブランドン・レアード内野手(34)とレオネス・マーティン外野手(33)の全体合流については、3月上旬のZOZOマリンでのオープン戦を予定していることを明かし「実績もありますし、自分達でしっかりと向こうで動いてくれていますので」と期待した。
アデイニー・エチェバリア内野手(32)は石垣島キャンプの途中から合流の見込みとなっている。
ロッテは18日、監督・コーチ会議を行い、石垣島キャンプのメンバー割り振りなどについて話し合った。
井口資仁監督(47)は会議後に報道陣の代表取材に応じ、ドラフト1位の松川虎生捕手(18=市和歌山)については「基本的には上で考えています」とAチームでのスタートを明かした。2月中旬以降にAチームが沖縄本島へ移動した後は、Bチームとともに石垣島に残留し、体力強化などを優先させる方向だ。
また佐々木朗希投手(20)のAチームでのスタートも明言した。
ロッテ・井口資仁監督(47)が18日、さいたま市のロッテ浦和球場で開かれた監督・コーチ会議後に、2月の沖縄・石垣島キャンプで佐々木朗希投手(20)を3年連続で1軍スタートさせることを明かした。
「朗希がBチーム(1軍以外)だったら僕がたたかれます。昨シーズン後から、しっかりと目標設定をして、逆算しながら練習している。順調なので楽しみです」と期待を寄せた。
プロ3年目を迎える右腕はこの日、同球場で自主トレを行い、キャッチボールなどで汗を流した。昨季は、5月16日の西武戦(ZOZOマリン)でプロ初登板。計11試合に登板し、3勝2敗、防御率2.27をマークした。
一方で、ドラフト1位・松川(市和歌山高)も1軍スタートが決定。将来の正捕手候補について「チームに入って、どんな動きになるか見たいので」と説明した。17日に新型コロナウイルス感染が判明した安田については「基本的にはキャンプに間に合うと聞いている」と見通しを明かした。
日本野球機構(NPB)の理事会と12球団による実行委員会が18日、オンラインで開かれ、コロナ禍で昨季は行わなかった延長戦を今季は3年ぶりに従来通りの12回制で実施する方向で調整した。今後の感染状況の推移を見守り、3月7日の理事会で最終決定する。
新型コロナの感染拡大を受けた営業時間短縮要請への対応や選手の負担軽減のため、2020年は10回、昨季は日本シリーズ以外は延長戦なしで行われていた。
また、今季もコロナ感染者やワクチン接種による体調不良者が出た際に出場選手登録の入れ替えを柔軟に行えるように「特例2022」を設置。昨季同様に出場選手登録は31人、外国人選手登録枠は5人、ベンチ入りは26人となる。
日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は18日、宮崎県の河野俊嗣知事が新型コロナウイルス感染拡大防止のためプロ野球春季キャンプで県外ファンの来県を控えるよう求めたことに対し、「自治体の方針に従うことは変わらない」と述べた。
宮崎県では2月1日から巨人、ソフトバンクなど5球団が1軍キャンプを行う。河野知事はファンの見学について「県内の来客を中心に想定している」と発言。井原事務局長は「(県外ファンへの)自粛の要請だと思うので、皆さんが従っていただくことを信じる」と話した。
昨年は感染拡大により、沖縄県も含めキャンプは無観客となった。NPBと12球団は、今年は2年ぶりに観客を入れて実施する方針で準備を進めている。
プロ野球12球団と日本野球機構(NPB)による実行委員会が18日、オンラインで開かれ、新型コロナウイルス感染対策として「特例2022」を設置することを決めた。この日は内容について意見交換を行い、詳細は19日の12球団監督会議で報告された後に発表される。
「特例」は新型コロナウイルスの感染者や濃厚接触者、感染の疑いが出た際に出場選手登録の入れ替えをスムーズに行うもので、昨季の「特例2021」ではワクチン接種での副反応があった場合も適用対象となった。
また、今年のフレッシュオールスターゲームは7月23日に長崎ビッグNスタジアムで、年間表彰式のNPBアワーズは11月25日に開催することを承認した。
ロッテの井口監督は18日、さいたま市内で監督・コーチ会議を開き、佐々木朗を新人から3年連続で、沖縄県石垣市で行うキャンプで1軍スタートさせることを決めた。「シーズンが終わってからしっかりと自分で逆算してやっている。順調だと思うので楽しみ」と期待した。
ドラフト1位ルーキー松川(市和歌山高)も1軍メンバーに入れ「基本的には上で。チームに入ってユニホームを着てどんな動きになるのか見てみたい」と説明した。
新型コロナウイルス感染が17日に判明した安田については「症状も今は落ち着いているとのこと。急いでケガすると元も子もないが、何とか初日に間に合ってくれれば」と話した。
ロッテはさいたま市内で監督・コーチ会議を開催。佐々木朗を新人から3年連続で沖縄県石垣市で行うキャンプでAチーム(1軍)でスタートさせることを決めた井口監督は「順調だと思うので楽しみ」と期待した。
将来の正捕手候補であるドラフト1位の松川(市和歌山)もAチームに入れて主力投手のボールを受けさせる意向。新型コロナウイルス感染が17日に判明した安田については「キャンプは間に合うと聞いている。症状も落ち着いている」と見通しを語った。
昨年11月、村山と入団の契約を交わした永野吉成アマスカウト部長(現統括コーディネーター)は「こんな近くに、こんなにいい選手がいた」と笑った。それもそのはず。高校通算38本塁打の大型捕手の村山は「学校から歩いて行ける距離で、試合を見に行くこともあった」と振り返る。母校の幕張総合からZOZOマリンまで、わずか1.9キロ(徒歩30分)という距離だった。
高校時代の異名は「幕張のアジャ」。現在の体重は高校時代の112キロから106キロと少しスリムになったが「アジャ」のニックネームで親しまれる先輩の井上を彷彿させる巨漢ぶりに、ファンは2人の姿を重ねた。
「幕張のアジャは結構、気に入っていました」と村山。昨年12月10日の新入団発表の翌11日にはロッテ浦和球場で井上と念願の初対面を果たした。自己紹介の挨拶をすると先輩からは「これからよろしく!」と優しく声を掛けてもらった。
当面の目標は支配下登録だが、将来は18、19年に24本塁打をマークした井上級のパワーを備える強打の捕手を目指す。同期のドラフト1位には同じ捕手で高校通算43本塁打を誇る松川(市和歌山)がいる。「経験の差があると思う。(昨年の)夏の大会も初戦で負けたので150キロの球も試合で打てたことがあまりない。そういうところが1番劣っている」と自己分析する。
ここまでの新人合同自主トレは順調だが、唯一の不安がある。「寮のご飯がおいしい。1杯でやめるようにしているけど…」。体を絞ってきただけに、笑いごとではなかった。
日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は18日、宮崎県の河野俊嗣知事が春季キャンプで県外のファンに来場自粛を求めたことに対して、自治体の方針に従うと改めて強調した。「地方自治体の方針に従うことは変わらない」と話した。
巨人やソフトバンクなど5球団がキャンプを行う宮崎県はこの日、1日当たり過去最多となる160人の感染が確認された。感染が急拡大しており、「まん延防止等重点措置」の適用を政府へ要請。河野知事は「不要不急の来県自粛をお願いしている。(キャンプは)有観客としても、県内の来客を中心に想定している」と話した。
昨年のキャンプは感染拡大の影響を受け、無観客で開催。今春は宮崎、沖縄両県とも2年ぶりの有観客開催を目指している。井原事務局長は「人の往来についてのチェックは自治体もできないと思う。(県外ファンへの)自粛の要請だと思うので、皆さんが従っていただくことを信じるということ」と話した。
日本野球機構(NPB)の理事会と12球団の実行委員会がオンラインで行われ、コロナ対策として今季の公式戦で実施する特例について議論した。
公式戦は20年は延長10回のみ行い、21年は9回打ち切りだったが、今季は従来の延長12回制に戻す方針を確認した。出場登録枠などの拡大の特例は継続する。井原事務局長は「明日(19日)の12球団監督会議で報告する」とした。
また、自主トレ中の選手達の感染事例を共有し、有観客となるキャンプの感染対策ガイドラインを改定することを確認した。
ロッテは18日、沖縄・石垣島での春季キャンプに向けた監督・コーチ会議を行い、ドラフト1位・松川虎生捕手(18=市和歌山)のAチーム(1軍)スタートなどの方針を固めた。
井口監督は会議後、松川については「基本的には上で考えている。チームに入ってユニホームを着てどんな動きになるか見てみたい」と話した。チームが沖縄本島に移動し、実戦が中心となる2月中旬以降については、石垣島に残留して体力強化を優先する。
また佐賀県内での自主トレ中に新型コロナウイルスに感染した安田について、井口監督は「キャンプは間に合うと聞いている。症状も落ち着いている」と心配していない様子だった。
ロッテ・藤原は全身がバネのような男である。体全体を使ったフルスイングは圧巻で、それではじき返された打球は、あっという間に右翼席上段にまで到達する。
中日の大島が日本生命グラウンドで行っている自主トレに、藤原は参加している。とにかく、きついトレーニングをこなし、「体を重視的にやっているので、筋肉量も体重も、1番重くなっている。本当に自信ある」と充実感を漂わせている。
昨季は7・8月の月間MVPに輝いたが、9月以降はどん底の不振に陥った。「昨年、打っていた時期と打てなかった時期の体重、筋肉量を比べたらデータに出ていた」。体重80キロ、筋肉量66キロのときは好調で、体重76キロで筋肉量63になったら、スイングスピードも約8キロも落ちていたのだ。
リーグは違えど、師匠である大島は誰もが認めるヒットメーカーだ。その理由も、藤原の話を聞いていると、すぐに納得できた。
「今日も(ウエートトレーニングで)1番重い重量を上げて、1番しっかりできていたのが大島さんだった。本当に、36歳かなと思うくらい、本当にすごい」。
1年間、安定した結果を出すために、体の貯金をこの時期につくる考えだという。過去2年間、抜群のポテンシャルを披露した一方で、活躍が続かない21歳にとって、まさに手本なのだ。
藤原が目指すゴールは決まっている。「トリプルスリー」だ。「柳田さんまでは無理かもしれないけど、芯をちょっと外しても入るくらいのパワーが欲しい」と理想を掲げる。
個人的にはあの豪快なスイングをもう少し抑えれば、もっと簡単に高い打率を残せるのでは…と思った。でも、やっぱり藤原に、そんな考えはなかった。大阪桐蔭の同級生で、一緒に合同自主トレに参加している中日・根尾が「恭大は高校の頃からトリプルスリーを目指してやると言っていた」と明かしていた。なるほど、と思った。
甲子園優勝、ドラフト1位、大きな目標を次々とかなえてきた男は、これからも愚直に目標へ向かって突き進んでいくのだろう。今年は昨年以上、豪快なスイングが見られそうだ。
ロッテの監督・スタッフ会議が18日、さいたま市内で開かれ、ドラフト1位・松川虎生捕手=市和歌山高=のキャンプ1軍スタートが内定した。会議に出席した井口資仁監督が「基本的には上(1軍)で考えている。チームに入ってユニホームを着て、どんな動きになるか見てみたいので」と明らかにした。
井口監督は、佐々木朗希投手、平沢大河内野手らのキャンプ1軍メンバー入りも示唆。佐賀県内での自主トレ中に新型コロナウイルス感染した安田尚憲内野手については「基本的にはキャンプは間に合う」としながらも、1軍メンバー入りについては未定とした。
プロ野球が今季公式戦で3年ぶりに延長12回制を復活させる方針を固めたことが18日、分かった。この日、12球団の実行委員会で確認された。コロナ禍を考慮し20年は延長10回、昨季は9回打ち切りで行われていたが、昨年は引き分け数が激増。全858試合中102試合を数えた。セ・リーグの勝利数では阪神77勝、ヤクルト73勝だったが、引き分け数が多いヤクルトが勝率で上回り優勝していた。
延長12回を基本線としているが、感染状況や地方自治体からの要請次第では11、10回となる可能性も視野に入れ、3月に最終決定するとみられる。
1軍の外国人枠は登録5人、ベンチ入り4人のルールを継続。また、感染者や濃厚接触者などが出た際に出場選手登録の入れ替えを柔軟に行えるよう定めた「特例2021」は「特例2022」として基本継続する。
日本野球機構(NPB)の機構理事会と12球団による実行委員会が18日、オンラインで開かれ、今季の公式戦では3年ぶりに従来の延長12回までの試合方式とする方針を固めた。19日の12球団監督会議で詳細が報告される。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け一昨年は延長10回打ち切り、昨季は日本シリーズを除き延長戦なしの9回打ち切りで実施されていた。
コロナ禍が続く中、少しずつプロ野球が本来の形を取り戻しつつある。この日の会議では、今季の公式戦に関して従来通りの延長12回までの試合方式に戻す方針が固まった。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、20年シーズンは選手らの負担軽減を考慮して延長10回打ち切りで実施。昨年は飲食店などへの営業時間短縮要請が出ていたことも踏まえて、日本シリーズ以外は延長戦を行わず9回打ち切りの形で試合が実施されていた。
9回打ち切りとなった昨季は引き分ケガ激増。セ・リーグは巨人の20試合、パ・リーグはソフトバンクの21試合が最多となった。セのレギュラーシーズンではヤクルトは2位・阪神の勝利数を下回ったが、勝率で上回りリーグ優勝。ペナントレースの戦い方にも変化を及ぼしていた。
現状でも新型コロナの変異株「オミクロン株」が猛威を振るっている中ではあるが、過去2年間の経験、データを基にした感染予防対策を軸に、本来の形式で143試合を戦う前提で準備を進める。
そのため、今年も感染対策として「特例2022」の設置を決定。出場選手登録31人、ベンチ入り選手26人、外国人登録枠5人と拡大した特例は継続となる。今後の感染状況にも柔軟に対応しながら、プロ野球が日常を取り戻す方向へ進んでいく。
ロッテのドラフト5位・八木彬投手=三菱重工West=が18日、ロッテ浦和球場での新人合同自主トレでブルペン入りし、初めて捕手を座らせて投げた。「指にかかった球も何球かあった。バランスよく投げられた」と納得の表情で振り返った。
新人合同自主トレ初日のノックではドラフト1位・松川から指名順で、支配下入団では最後にノックを受け、井口監督から「順位は関係ない。1番前に行け!」と喝を受けたが、この日は先頭でノックを受ける積極性も。「言われてから気を使わんでいいやと思って、今日に限らず、気を使わず自分を出していく」と話した。
日本野球機構(NPB)の理事会と12球団による実行委員会が18日、オンラインで開かれ、昨季は行わなかった延長戦を今季は従来通りの12回まで実施する方向で調整した。19日の12球団監督会議で説明する。
新型コロナ感染拡大を受けた営業時短要請への対応や選手の負担軽減のため、2020年は延長戦を10回までとし、昨季は日本シリーズ以外は9回で打ち切った。
20年から実施の選手入れ替え規定の緩和や出場選手登録枠、外国人選手登録枠の拡大特例は今季も継続する。出場選手登録は従来の29人から31人、外国人選手登録枠を4人から5人、ベンチ入りは25人から26人となっている。
ロッテの井口監督は18日、さいたま市内で監督・コーチ会議を開き、佐々木朗を新人から3年連続で、沖縄県石垣市で行うキャンプで1軍スタートさせることを決めた。「シーズンが終わってからしっかりと自分で逆算してやっている。順調だと思うので楽しみ」と期待した。
ドラフト1位ルーキー松川(市和歌山高)も1軍メンバーに入れ「基本的には上で。チームに入ってユニホームを着てどんな動きになるのか見てみたい」と説明した。
新型コロナ感染が17日に判明した安田については「症状も今は落ち着いているとのこと。急いでケガすると元も子もないが、何とか初日に間に合ってくれれば」と話した。
ロッテは18日、ロッテ浦和で監督、コーチ会議で、石垣島キャンプの振り分けを行い、平沢大河内野手が19年以来、3年ぶりの1軍キャンプに入った。
仙台育英から2015年度のドラフト1位で入団。20年には右肘の手術を行うなど、過去2年間は1軍出場機会がなかった。井口監督は「もちろん大河には本当に頑張ってもらわないといけないと思っている。本人が1番、分かっていると思う」と昨年、秋季練習で藤原、安田らとともに振り込ませただけに、今季への熱い期待を明かした。
ロッテは18日、ロッテ浦和で監督、コーチ会議を行い、AチームBチームの振り分けを行った。ドラフト1位・松川虎生捕手はAチーム入りも、佐賀・嬉野自主トレで新型コロナウイルスに感染した安田尚憲内野手は振り分けについて、熟考することになった。
井口資仁監督は「基本的にはキャンプは間に合うと聞いている。何とか初日に間に合うように頑張って欲しい」と万全のキャンプ地入りを願った。佐々木朗希投手も順当にAチーム入りの予定。
ロッテ・荻野貴司外野手が自主トレ中に行った打撃練習が話題になっている。球団公式ツイッターはマシン打撃を行うベテランを撮影した映像を公開。「どういう意図か教えて」「うわ、落合博満や」などとファンから注目されている。
何とも変わった打撃練習だ。荻野は遅い球をライナーで打ち返しているが、その打ち方が実に見慣れない。打席内でステップを踏み、フォロースルー後は体の正面が投手に完全に見える状態となっている。球団ツイッターは「スローボールを打つ荻野貴司選手を投手側から。体の使い方を意識した練習のようです」と解説した。
フォロワーからは「荻野貴司は、基本的に、普通の野球選手がしない謎な練習メニューを沢山やってるので、ぜひ見て欲しい。笑」「荻野が凝縮されたような映像…」「自分に合った練習方法を考えてやっていて1番凄い人だなと思う」などとコメント。
プロ13年目の昨季は自身初の全試合出場して最多安打と盗塁王のタイトルを獲得。「将来コーチとして残ったときにどんな結果が出るのかめっちゃ気になる」と指導者として期待する声もあった。