1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
北海道日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 二 | 池田 | 3 | 2 | 0 |
2 | 右中 | 和田 | 3 | 0 | 0 |
3 | 中 | 岡 | 2 | 0 | 0 |
打右 | 部 | 2 | 1 | 0 | |
4 | 一 | 山口 | 4 | 0 | 0 |
5 | 三 | 安田 | 3 | 0 | 0 |
6 | 捕 | 松川 | 2 | 0 | 0 |
打指 | 吉田 | 1 | 0 | 0 | |
打指 | 西川 | 1 | 0 | 0 | |
走指 | 加藤 | 0 | 0 | 0 | |
7 | 指 | 福田光 | 2 | 0 | 0 |
捕 | 佐藤都 | 2 | 0 | 0 | |
8 | 左 | 山本大斗 | 3 | 0 | 0 |
9 | 遊 | 茶谷 | 2 | 1 | 0 |
遊 | 小川 | 1 | 1 | 0 | |
計 | 30 | 5 | 0 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 捕 | 清水 | 2 | 0 | 0 |
捕 | 郡 | 2 | 0 | 0 | |
2 | 左 | 今川 | 2 | 0 | 0 |
左三 | 清宮 | 2 | 0 | 0 | |
3 | 中 | 細川 | 4 | 1 | 0 |
4 | 指 | 王柏融 | 3 | 1 | 0 |
5 | 二 | 杉谷 | 2 | 0 | 0 |
二 | 水野 | 1 | 0 | 0 | |
6 | 一 | 野村 | 2 | 1 | 0 |
一 | 濱 | 1 | 0 | 0 | |
7 | 右 | 万波 | 2 | 1 | 0 |
右 | 松本剛 | 1 | 1 | 0 | |
8 | 遊 | 石井 | 3 | 0 | 0 |
9 | 三 | 難波 | 2 | 0 | 0 |
左 | 佐藤 | 1 | 1 | 1 | |
計 | 30 | 6 | 1 |
名前 | 回 | 安 | 責 |
---|---|---|---|
佐々木朗 | 2 | 2 | 0 |
小島 | 2 | 1 | 0 |
土居 | 1 | 1 | 0 |
鈴木 | 2 | 0 | 0 |
東妻 | 1 | 2 | 1 |
小野 | 1 | 0 | 0 |
名前 | 回 | 安 | 責 |
---|---|---|---|
根本 | 3 | 1 | 0 |
玉井 | 1 | 0 | 0 |
柿木 | 1 | 2 | 1 |
堀 | 1 | 1 | 0 |
谷川 | 1 | 1 | 0 |
鈴木健 | 1 | 0 | 0 |
福田 | 1 | 0 | 0 |
ロッテ佐々木朗希投手(20)が、いきなりたたき出した。練習試合・日本ハム戦(名護)に先発し、自己最速タイの163キロをマーク。
今季初の実戦マウンドで、大船渡高時代に記録した数字に並んだ。直球の平均球速は160.18キロで、日本ハム新庄剛志監督(50)の存在感を薄くするほどの剛球を連発し、2回を2安打無失点。小島和哉投手(25)とともに開幕投手の有力候補に挙がる右腕が、インパクト十分のピッチングを披露した。
常識じゃ測れない。佐々木朗の今季初実戦。その初球に、プロ入り後最速の161キロを投げた。気温20度とはいえ、まだ2月。ヨーイドンで折れたバット、衝撃の数字に、擬音語のはずの「ザワザワ」が本当に聞こえるかのようだった。
空気の変化は右腕も感じた。ネット裏の球速表示は自身の球速感覚とズレがあり「速く出ちゃうかなとは思っていましたが、そこは気にせず投げました」。松川のミットに集中し、8球目に自己最速に並ぶ163キロ。スタンドからの拍手をよそに「数字は別として、球自体は良かったと思うので」。2回の18球目に再び163キロを計測したが、この時はざわめきも拍手もなし。全26球中、160キロ超が16球ともなれば、当然ともいえる光景だった。
新庄監督率いる日本ハムとの一戦。井口監督は「ザワザワするでしょうけど」と独特な雰囲気を予感していた。一転、想像を超える展開に「(今日は)朗希のスピードの方がザワザワじゃないですか。朗希の勝ちじゃないですかね」と剛球ショーを評した。
佐々木朗は「細かい制球は気にしないで、どんどんストライクゾーンで」と振り返った。言葉通り、この日の1球目は右打者の外角要求とは逆へ入るも、「(球が)垂れているわけではないと思うので。シュート回転は分かっているし、強い球がいっているので、そこはいいかなと思います」。球威十分に内角に食い込みバットを折った。あくまで初実戦。右肩上がりにクオリティーを高める。
出力の余地は「まだ分からないです」としたが、変化球には明確に進化が表れた。カーブを試しつつ、スライダーは自己最速を3キロ更新する148キロをマーク。次回登板も「細かいところはあまり気にせず、徐々に感覚を磨いていければ」と己を貫く。いつ投げるか、どれほど勝つか。それ以上に、次の球はどんな1球になるのか−。見る者をゾクゾクさせる1年になる。
佐々木朗の投球に他球団関係者も驚いた。オリックス三輪スコアラーは「去年と比べてものすごく進化している。160キロ近い体感は絶対にある」とビックリ。西武亀井スコアラーは「おそらく、170キロを目指せるのでは。今年に関しては、山本由伸と最多勝を争える唯一の存在になるだろうと思います」と早くも警戒を強めていた。
ロッテのドラフト2位池田来翔内野手(22=国士舘大)が2試合続けての活躍だ。17日巨人戦では3安打、この日は初回の右中間三塁打など2安打。3戦で11打数5安打と好調だ。
井口監督は、20日のヤクルト戦(浦添)までは二塁手としてフル出場させる構え。22日からの宮崎遠征で中村奨が合流予定で、指揮官は「(池田を)三塁などでも」と起用の幅を広げる方針をかねて示している。
ロッテ小島和哉投手(25)が今季初めての実戦登板を終え、ホッとした表情を見せた。
先発した佐々木朗の後を受けて、3回から2番手で登板。打者6人を1安打2奪三振で無失点に抑えた。明確なテーマを持った。
「とりあえず、四球を出さないことだけを考えて。この時期の四球ってすごくもったいないので。打たれるか抑えるか、どっちかでいけたらなと思っていたので、結果抜きに良かったです」。自身の現在地を知るため、あえて直球を続けてのストライク先行を意識した。
一方で、ルーキー捕手の松川と相談し、石垣島キャンプから熱心に取り組んでいるカーブも多めに配球に入れた。「打者が立った時にどういう反応になるか知りたかったので」。日本ハム清水からはカーブで空振り三振も奪うなど、昨季10勝をマークした左腕は着実に幅を広げている。
右の佐々木朗とともに、開幕投手の有力候補に挙がっている。井口資仁監督(47)は「まだ開幕まで1ヶ月以上ありますので」と話すにとどまっているが「2人ともそういうポジションを狙って欲しいなと思います」と大きな期待を寄せる。登板ごとにイニングも増え、先発投手の感覚を戻していく。
ロッテのドラフト1位松川虎生捕手(18=市和歌山)が2戦続けてスタメンマスクをかぶった。
この日は佐々木朗、小島と組んで無失点リードだった。“ドラ1”バッテリーになった佐々木朗については「変化球より直球というのを意識して入った中で、すごく良かったです」。佐々木朗の160キロ台連発にはベンチ裏で「手、痛いです」と話していたという。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が今季初実戦マウンドで自己最速タイとなる163キロをマークし、観客の度肝を抜いた。
初回、日本ハム1番清水への初球が、いきなりプロ入り後最速の161キロ。内角球でバットをへし折り、遊ゴロとした。
160キロ前後が続くと、3番細川への5球目が球場スピードガンで「163キロ」の表示。大船渡高3年春にマークした自己最速に並んだ。「そこまでは(球速は)出ていないと思いますけど」と、本人の球速感覚と完全一致はなかったようだが、それでもこの日の直球平均球速は約160.18キロ。場を圧倒した。
石垣島キャンプでのシート打撃登板が雨天で2度中止になり、打者が振ってくる中でのマウンドはこれが今年初めてだった。「細かいコントロールとかはあまり気にしないで、どんどんストライクゾーンで攻めていこうかなと思っていました」という中で並んだ160キロ台の表示。「数字は別として、ボール自体は良かったと思うので」と本人は収穫を口にした。
昨年は公式戦では投げなかったカーブも2球投じ、より高みを目指す。「細かいところはあまり気にせず、徐々に自分の感覚をしっかり磨けていければなと思います」と次回登板へのイメージを口にした。
ロッテ井口資仁監督(47)が、自己最速タイの163キロをマークした佐々木朗希投手(20)について「キャンプでやってきたことを、今日はストレート中心でしたけど、しっかりと投げ切れたんじゃないかなと思います」と評価した。
ベンチから見た160キロ台については「ちょっと(スピード)ガンが速いのかなとは思いますけど」としつつ「今日の段階では順調に来ているのかなと思います」と話した。
新庄監督で話題の日本ハムとの対戦だった。登板前日の18日には「ざわざわしてるでしょうけど、自分の投球をしてもらいたいと思います」と話していた井口監督。試合後には「(今日は)朗希のスピードの方がざわざわじゃないですか。朗希の勝ちじゃないですかね」と笑っていた。
ロッテ先発は3年目の佐々木朗希投手。1回に自己最速タイの163キロをマーク。2回を2安打無失点に抑えた。試合は1−1で引き分けた。
新庄剛志ビッグボスの日本ハムがロッテと対戦。ロッテ先発は3年目の佐々木朗希投手。1回に自己最速タイの163キロをマーク。2回を2安打無失点に抑えた。試合は1−1で引き分け。日本ハムはこれで2勝2敗2分けとなった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
北海道日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
ロッテ佐々木朗希投手(20)が自己最速タイの163キロをマークした。
初回、日本ハム3番細川への5球目が、球場スピードガンで「163」と表示された。2回には6番野村の初球にも163キロを投げた。
佐々木朗は昨年11月6日のCSファーストステージ楽天戦(ZOZOマリン)でプロ入り後最速となる159キロをマーク。プロ3年目の今季、初実戦でいきなり大台を超え、プロでの最速を4キロ更新した。
163キロを投げたのは高3春、19年4月6日の高校日本代表1次候補合宿での紅白戦以来、1050日ぶり。同試合で横浜・内海貴斗内野手(現法大2年)を相手に163キロを投げた。当時は中日スカウト陣のスピードガンによるもので、球場設置のスピードガンでの163キロは自己最速となった。
この日は予定の2イニングで26球を投げ、うち16球が160キロ台だった。直球の平均球速は約160.18キロだった。
ロッテは19日、2022シーズン選手フェースタオルを販売開始した。
白色のフェースタオルに選手名と背番号をデザインした定番応援グッズで、マリーンズストアミュージアム店とオンラインストアでは井口監督と全選手分(ロメロのみ後日入荷予定)をラインアップしている。同海浜幕張駅前店では一部選手のみラインアップ。
ZOZOマリン外周にあるマリーンズストアミュージアム店は、シーズンオフ期間中も土、日、祝日の午前11時から午後5時で営業を行っている。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が19日、日本ハムとの練習試合(名護)に先発し、プロ入り後最速の163キロをマークした。今季初の実戦登板で2回2安打無失点、1奪三振と好投。シーズン開幕まで1ヶ月以上ある中で剛速球を披露し、ビッグボスの庭≠ナ話題を独占した。
敵地タピックスタジアム名護のスタンドをどよめかせた。佐々木朗が今季初登板で剛速球を連発。スコアボードに2度、球速163キロが表示された。
「(実際よりも)速く出ちゃうかなとは思っていたので、気にせずに投げました。数字(球速)は別として、ボール自体は良かったと思います」。
1回は全て直球で押した。1番・清水の初球に161キロを計測し、バットをへし折って遊ゴロに仕留めた。今川を159キロで二飛に。続く細川に中前打を許したが4球目に162キロ、5球目に自己最速タイの163キロを出した。
2回にも野村の初球に163キロをマーク。プロ入り後に最速だった159キロを4キロ更新し、2回2安打無失点の無四球。納得の26球だった。
「ストライク先行で四球を出さないように。細かいコントロールは気にせず、どんどんストライクゾーンで攻めていこうと思っていました」。
160キロ以上は16球あり、直球の平均球速は160.18キロ。ただ高性能弾道測定器「トラックマン」は設置されておらず、球団のスピードガンでは最速156キロ。球速以上の表示≠セった可能性はあるが、オリックス・三輪隆スコアラーは「体感は160キロ近くあった。昨年よりもさらに進化した」と証言。西武・亀井猛斗スコアラーは「(オリックスの)山本由伸と最多勝を争える唯一の存在。1人で貯金15はいくだろう」と持ち上げた。
昨年は3月12日の中日とのオープン戦で対外試合に初登板しており、春季キャンプ中の実戦はプロ3年目で初めて。登板予定だった12、13日のシート打撃が雨で中止となり、ぶっつけ本番で打者に投球。メンバーに入っていた侍ジャパンの強化試合(対台湾代表)が中止となり、シーズン開幕に照準を合わせることが可能となった。
開幕投手は昨季、チーム最多の10勝を挙げた小島が最有力だが、佐々木朗も候補。井口監督は「2人ともそういうポジション(開幕投手)を狙って欲しい」と期待し、ビッグボス≠ニの一戦に「朗希のスピードの方がザワザワじゃないですか。朗希の勝ちじゃないですかね」とたたえた。
「今後は制球などを修正していきたい」と佐々木朗。大きな収穫を得て、さらなる高みを目指す。
日本ハム・新庄監督は佐々木朗の投球に「球は速かったけど、大丈夫じゃない?うちの選手なら。何回か見たら。でもフォークはやっぱ、すごいね」と目を丸くした。打席で163キロを見送った後、158キロの速球を中前に運んだ細川(智弁和歌山高から入団2年目)は「速かったです。速いとしか…。ああいう球をファーストストライクから捉えていけるようにしないといけない」と表情を引き締めた。
今季初の実戦登板となったロッテ・佐々木朗希投手が先発し、2回2安打無失点の内容だった。
1回の第1球でいきなり161キロをマーク。最速163キロも2度計測するなど、剛腕健在。1回はオール直球、2回は変化球を織り交ぜて実戦感覚を確認した。全26球のうち直球は22球で160キロ台は15球あった。もっとも遅い直球は156キロだった。
今季初の実戦登板となったロッテ・佐々木朗希投手が先発。1回の先頭打者、清水への初球でいきなり161キロをマーク。バットをへし折る遊ゴロに仕留めた。3番の細川の打席では163キロも計測。その細川には158キロを中前に運ばれたが、1回はオール直球を投じ、全11球中8球で160キロ超の剛腕ぶりを発揮した。
スゴかった。圧巻とは、このことだ。佐々木朗の投球を生で見るのは今回が初めて。この時期に160キロ台を連発。仕上がっていけば、どこまで伸びるのか。楽しみしかない。
球速表示ほどスピードを感じない投手もいるが、彼は違う。打者の体感はスピードガン通りだと思う。速球1本にタイミングを合わせて振っているのに、まともなスイングをさせてもらえない。バランスのいい投球フォームには力感がない。リリースの瞬間に指先で全ての力を爆発させている感じ。打席に立っていたら、バチンという音が聞こえてきそうだ。
話を聞いても、高卒3年目とは思えないほど考え方がしっかりしている。この春はカーブの精度向上に取り組んでいるそうだ。あの速球に緩急まで効かせたら、打者はお手上げだ。近い将来、日本のエースの1人としてマウンドに立っている姿が想像できる。
バッテリーを組んだ松川にも驚いた。まだ卒業式を終えていない高校生なのに、体がスゴく大きい。佐々木朗の速球を普通に捕り、打席でのボールの見送り方など、もう何年もプロでやっているような雰囲気を持っている。背番号2の大型捕手。まるでジョー(城島健司)みたいだ。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が19日、日本ハムとの練習試合に先発し2回2安打無失点、今季初実戦でいきなり163キロを叩き出した。プロ入り後の公式戦では159キロが最速だったが、初球から161キロを計測すると、全26球中16球が大台突破。大船渡3年春の高校日本代表合宿でマークした163キロの自己最速タイも2度記録し、3年目を迎えた「怪物」の進化を見せつけた。
グッシャ−−。鈍い音が響くと、スタンド全体がざわついた。初回だ。佐々木朗が2022年の初球を投じた。直球はシュート回転しながら清水のバットをへし折り、遊ゴロに仕留めた。球場のスピードガンでは「161キロ」が表示された。
どよめきを察知した20歳は「(バックネット裏の表示計で)見られるので…」と昨年11月の楽天とのCSファーストSで記録したプロ公式戦最速の159キロを上回ったことを確認した。ここから、剛速球は加速する。2死で迎えた細川の5球目には163キロをマーク。大船渡3年だった19年4月6日の高校日本代表候補合宿で記録した自己最速に、1050日ぶりに並んだ。
まだ2月。最速165キロのエンゼルス・大谷でも、この時期に160キロ以上を投げたことはない。しかも初実戦でもあったが、それでも冷静だった。「そこまでは出ていない。(ここの球場は)速く出ると思っていたので気にせず投げた」。球速表示は設置位置などで異なる。事前情報として「数字が甘め」の球場と把握していた。事実、ロッテの球団スピードガンでは最速156キロだったという。
2回2安打無失点。2回にも163キロを計測し、全26球中16球が160キロ以上で、直球22球の平均は160.2キロだった。抜群の出力を示すと同時に、自分のテーマとしっかり向き合っていた。2回には「少し練習したかった」と、キャンプで取り組んできたカーブを投じた。昨季は計976球を投げ込んだ中でわずか1球だけだった球種を、先頭・杉谷の2、3球目に2球連続で試した。いずれもボールだったが、30キロ以上もの緩急という武器まで手に入れば、文字通り鬼に金棒だ。
新庄監督の話題で盛り上がる名護での登板。目立つことは苦手で「大変。静かにやりたい」とも口にしていた。井口監督も「朗希は(新庄フィーバーなどで)ザワザワしているのが嫌いなタイプ」と心配していたが、「朗希の球速で球場はザワザワしていた。朗希の勝ちじゃないですかね」と笑った。たった1球で球場を支配できる。3年目の怪物はそんな存在となった。
ロッテ・小島和哉投手が19日、日本ハムとの練習試合(名護)で2番手として3回から登板し、2回1安打無失点と好投した。
昨季10勝をマークした左腕にとって、これが今季初実戦で「石垣のBP(打撃投手)とかシート打撃が雨で流れて、初めて打者に投げたので、とりあえず四球を出さないことだけ考えた。打たれるか、抑えるか、どっちでいけたらなと思っていたので、よくできたかな」と無四球投球を振り返った。
緩いカーブも試した。「今年はちょっと遅い球をブルペンで練習してたので、打者が立った時にどんな反応になるのかを知りたかった」と清水をカーブで三振に奪うシーンもあった。
ロッテ・佐々木朗希投手が19日の日本ハムとの練習試合(名護)で今季初実戦登板し、2回2安打無失点。大船渡時代に計測した自己最速タイの163キロを2度マークするなど、計26球(変化球4球)を投げ、160キロの大台を16球も記録した。
3回からは左腕・小島がマウンドに上がった。
ロッテ・佐々木朗希投手が19日、日本ハムとの練習試合(名護)に先発し、自己最速タイとなる163キロをマークした。
大船渡時代の高校日本代表候補合宿で163キロを計測したことがあったが、プロ入り後は1年目のシート打撃で160キロを記録しているものの、公式戦では159キロが最速だった。
この日は初回先頭の初球に161キロを出すと、打者3人目となった細川への5球目に163キロをマークするなど、大台を連発した。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が19日、練習試合の日本ハム戦(名護)で今季実戦初登板。いきなりプロ入り後最速で高3春以来の自己最速タイとなる163キロをマークした。全26球中22球が直球で、うち16球が160キロ台の“快速ショー”で2回を2安打無失点にまとめ、プロ3年目で初の開幕投手に一歩前進だ。
ビッグボスフィーバーに沸く名護での初実戦。登板が決まった時には「静かにやりたい」と苦笑していた佐々木朗が、逆に自らの投球で球場をザワつかせた。
日本ハム“ガラポン打線”の先頭・清水への初球。昨季マークしたプロ最速の159キロをいきなり更新する161キロでバットをへし折った。「細かいコントロールとかはあまり気にしないで、どんどんストライクゾーンで攻めていこうかなと思っていた」と、初回の11球は全て直球。3番・細川の5球目には、高3だった19年4月の高校日本代表候補合宿で記録した自己最速に並ぶ163キロ。電光掲示板に160キロ台が表示される度に、場内はどよめきに包まれた。
予定の2回を投げ、打者8人に計26球で2安打無失点。変化球はカーブを2球、フォークとスライダーを1球ずつ投げただけ。2度マークした163キロを始め160キロ台が16球と、ひたすら快速球を投げ込んだ試運転に、令和の怪物は「数字は別として、ボール自体はよかったと思う」と納得の表情だ。
球団スタッフの計測ではMAX156キロ、日本ハム側のスピードガンも全体的に5キロほど遅かったものの、ほとんどの打者が振り遅れていたのは事実。「逆球もあったが、去年のようにとんでもないコースには外れない。すごく進化している」(オリックス・三輪スコアラー)、「170キロも目指せる。山本(オリックス)と最多勝を争える唯一の存在」(西武・亀井スコアラー)と、ネット裏の他球団偵察部隊からも感嘆の声が上がった。
前日は「(球場がビッグボス人気で)ザワザワしてるだろうけど…」と心配していた井口監督も「朗希のスピードの方がザワザワじゃないですか。朗希の勝ちですね」とニヤリ。2番手で同じく2回無失点の小島との開幕投手争いに「しっかり調整してもらって、2人でそういうポジションを狙って欲しい」と、ハイレベルな競争を期待していた。
ロッテは19日、名護で日本ハムと練習試合を行う。午後1時試合開始。先発は3年目右腕の佐々木朗希投手で、佐々木朗とともに開幕投手候補に挙がっている小島和哉投手が2番手で登板する予定となっている。ロッテの先発メンバーは以下の通り。
ロッテは19日、2022シーズン選手フェイスタオル(税込1400円)ホームデザインの販売を開始した。
同商品は白色のフェイスタオルに選手名と背番号をデザインした定番応援グッズ。マリーンズストアミュージアム店とマリーンズオンラインストアでは井口監督と全選手(支配下及び育成選手)をラインナップしている(ロメロ投手のみ後日入荷予定。海浜幕張駅前店では一部選手のみのラインナップ)。
スタンドがざわつく。スコアボードに、度肝を抜く球速表示が刻まれた。ロッテの佐々木朗希投手(20)が19日、日本ハムとの練習試合(名護)で先発。今年初の実戦マウンドで、高校3年時に記録した自己最速に並ぶ、163キロを記録した。
初回だった。「数字は別として、球自体は良かったと思う。あとはコントロールとかそういったところを次に向けて修正していきたい」。初球でプロ自己最速を上回る161キロが表示されると、その後も160キロ台を連発。3番・細川の5球目に投げた直球で163キロを記録した。
練習試合のため球速は非公式ながら、大船渡時代の2019年4月に、高校日本代表候補合宿の実戦形式の練習で記録した自己最速に並んだ。2回にも野村への初球で再び163キロが表示されるなど、計26球で160キロ台は16球を数えた。結果的に2回で1奪三振を含む2安打無失点。新庄ビッグボスの前で圧巻のピッチングを見せ、主役の座を奪った。
ただし、登板後は全く浮かれることはない。「速く出ちゃうかなとは思っていた。そこは気にせず投げた」とボソリ。試合が行われたタピックスタジアム名護は、球速が実際よりも高く表示されるとされ、球団独自のスピードガンでの最速は156キロだったというが、調整は順調だ。
新庄ビッグボスとの初顔合わせでもあった一戦。井口監督は「朗希のスピードの方がザワザワしていた。朗希の勝ちじゃないですか」と鼻高々だ。まだ決まっていないとされる開幕投手争いでも、頭1つ抜け出した。
ロッテ・佐々木朗希投手が、初回と2回にプロ入り最速となる163キロを2度も計測した。調整段階の2月とは思えない、驚異的な球速となった。
初回、打者3人目の細川の4球目に163キロをマーク。大船渡高校時代に記録した自己最速タイとなった。
プロでの最速は昨年記録した159キロ。3年目の今季はキャンプから順調な調整を重ねているが、“令和の怪物”は着実に進化を遂げている。
この日は初回、先頭清水に対して161キロでバットをへし折って遊ゴロ。今川は159キロで二飛。細川は163キロを計測した後の5球目、中前打を打たれたが、王を161キロで二ゴロに仕留めた。
2回も6番・野村の初球に163キロをマーク。結局、2回2安打無失点1奪三振と上々の実戦初登板となった。
ロッテの佐々木朗希が19日、沖縄県名護市のタピックスタジアム名護で行われた日本ハムとの練習試合で先発し、プロ入り後最速となる163キロをマークした。今季の実戦初登板で2回2安打無失点と順調さを示し「数字は別として、球自体は良かった」とうなずいた。
1回は「細かい制球は気にせず、どんどんストライクゾーンで攻めていこう」と全て直球で勝負した。先頭打者の清水への初球にいきなり161キロをマークし、バットをへし折って遊ゴロに打ち取ると、今川を159キロで押し二飛に。続く細川には安打を許したが、4球目に162キロ、5球目に163キロを出した。
ロッテは19日、「2022シーズン選手フェイスタオル」(税込1400円)ホームデザインを本日から販売開始したと発表した。
フェイスタオルホームデザインは白色のフェイスタオルに氏名と背番号をデザインした定番応援グッズで、マリーンズストアミュージアム店とマリーンズオンラインストアでは井口監督と全選手(支配下及び育成選手)をラインナップしている(ロメロ投手のみ後日入荷予定。海浜幕張駅前店では一部選手のみのラインナップ)。
現役時代5年連続2桁勝利を挙げ、2005年のリーグ優勝・日本一に“エース”として貢献し、現役引退後は2年間投手コーチを務めたロッテOBの清水直行さんに“7つのテーマ”でロッテ投手陣について語ってもらう第6回は、“延長12回制の戦い方”だ。
今季は3年ぶりに9回で決着がつかなかった場合、最大で延長12回まで戦う方針となっている。そうなると、先発投手が1イニングでも長く投げること、試合を立て直すロングリリーフの存在が重要になっていきそうな予感だ。
清水さんは「ロングリリーフはあえて置く必要はない」とのこと。では、先発が1イニングでも長く投げた方が良いのか−。
「もちろん、先発が完投してくれたら1番良い。基本的な考えとして中6日でローテーションを回っているのだから、先発が球数を使わず1人で投げ切ってくれた方がいい。これは基本として変わらない」。
「その中にも展開というのが出てくる。ピンチや精神的な疲れなど、ベンチが判断した中で、球数は投げていないけど、試合の流れ、相性というところでブルペンの出番がくる。ただ、基本的に先発が投げきるのがいいと思います」。
その一方で、ロングリリーフ要員をブルペンで1枚置くのであれば、ベテランがその役割を担うべきだと考えている。
「僕の持論では、若い投手がロングリリーフを担当する必要はない。登板があるか分からない投手がブルペンで1軍帯同して、あまり試合に投げないのは有効ではない。長く投げられるベテランが役割を担ってくれると、チームとしてはありがたいんじゃないかなと思います」。
9回で試合の決着がつかず延長戦に入ったときのリリーフ勝負になる。
延長戦で投げるタイプの投手は「表、裏とかあると思うけど、基本的には良い投手から投げさせるべき」とのことだ。
清水さんは「勝利の方程式の益田から投げさせるのか、勝ちパターンで投げるピッチャーなどを投げさせて、それでも決着がつかなかったら残っているピッチャーですね」と話した。
第6回まで先発、リリーフの中心に語ってもらったが、最終回となる次回は「若手を含めた教え子達の現状をどう見ているのか」について語ってもらう。