巨人は3試合ぶりに出場した岡本和がオープン戦5号の満塁本塁打を放った。菅野は3本塁打を浴び5回4失点だった。ロッテの佐々木朗は4回2/3を5失点。163キロをマークしたが制球に苦しみ、走者をためて岡本和に一発を浴びた。
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千葉ロッテ | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 |
巨人 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 1 | 1 | 0 | x | 7 |
1軍より一足早く、19日にイースタン・リーグが開幕!各球団の注目若手選手をピックアップしました。
ロッテ2軍は昨季、60勝42敗6分けでイースタン・リーグ優勝を果たした。10勝を挙げてオフに支配下選手契約を勝ち取った森遼大朗投手(22)をはじめ、育成選手も含めた若手の活躍が目立った。
今季は、中森俊介投手(19)の一本立ちが大きく期待される。明石商(兵庫)時代に甲子園に3度出場し、20年ドラフト2位で入団。1学年先輩の佐々木朗の過程をなぞるように、プロ1年目の昨季は1、2軍とも公式戦登板がなかった。肉体強化、フォーム修正に費やし、今シーズンは「2軍でしっかり(先発)ローテーションで回って投げられたら」と目標を掲げる。オフには目標とする石川歩投手(33)の自主トレに同行し、1年間の礎を作った。
打者ではプロ2年目を迎える西川僚祐外野手(19)のレベルアップが注目される。東海大相模(神奈川)時代には1年冬までに30本塁打を放つなど、スラッガーとして天性の資質を持つ。昨季はイースタン・リーグで開幕早々にプロ1号弾を放つも、その後は三振を量産。秋にようやく盛り返してきた。チームには、山口やドラフト1位松川ら、若い右の強打者が増えてきた。着実な成長を示したい1年になる。
ロッテ平沢大河内野手のアピールが続く。4回2死一、二塁で左前適時打。直前の連続三振でチャンスがついえかけたところで、初球を仕留めた。
15年ドラフト1位の遊撃手もここ2年は1軍出場なし。複数ポジションを守るユーティリティーさと好調な打撃で開幕1軍が見えてきた。井口監督は、かねて開幕スタメンについて「最後まで調子のいい選手を使おうかなと思ってます」としている。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が良薬を得て、ペナントレースに入る。5回2死満塁、巨人岡本和に逆転満塁弾を浴びた。直前2打者に160キロ近くで押し続けながら計11本のファウルを打たれ、連続四球からの被弾。「ああいうところをシーズン前に経験できて。もう1回ビデオを見直してシーズンにつなげられれば」と気を引き締めた。
強烈な“東京、見参”だった。初回、いきなり161キロを2球続け、ボール球ながらスタンドをざわつかせた。3回には自己最速タイの163キロもマーク。首都圏での試合での160キロ台も初めてだ。「適応するのが大変だったと思います。気圧だったり、マウンドだったり」と本人は振り返ったが、観客1万1665人の注目を独占した。
2万2520人の1人にすぎなかった。15年9月1日、大船渡一中の修学旅行で東京ドームを訪れた。「日本ハム対ロッテ戦を見たのを覚えています」。“井口選手”が一塁を守る試合だった。その後に股関節を痛め、ストレッチを強化。希代の直球を生み出す柔軟性を得た。6年半後、108球を投げても直球平均が159.6キロという大物に育った。
試合後、井口監督は「ちょっと自分の理想の投球を求めすぎたんじゃないですかね」とし「もっと大胆にいっていいところ」と5回の失点を指摘した。今年ここまでの実戦で141球の直球を投げ、約49%の69球が160キロ台。十分にゾーンで勝負できる状況に仕上がってきた。開幕3戦目、27日の楽天戦(楽天生命パーク)の先発でスタートを切る見込み。いよいよ、毎週のように野球ファンをどよめかせる1年が始まる。
オープン戦も終盤。今試合は開幕投手が決まっている巨人・菅野と、プロ入り3年目を迎える佐々木朗が先発した。まだ打者がスピードに慣れていない時期でもあり、投手戦を期待したが、菅野が5回で4失点。佐々木朗が4回2/3で5失点だった。それでも、両投手の投球内容は正反対と言えるほど違っていた。
佐々木朗は、とてつもないスケールの大きさを感じさせた。2回の1失点はエラーが絡んだもので、5回の4失点はスタミナ切れだった。
課題点は山積み。まず走者を出してからの投球テンポが同じになる。打者がきりきり舞いするようなスピードがあるのに、投げるリズムが一緒だからタイミングが取りやすくなる。5回に浴びた満塁弾など、盗塁の心配がないのだから、もっと大胆にゆったりと投げたり、クイックを交えて投げてよかった。
おそらくクイックが苦手なのだろう。佐々木朗の投球フォームの欠点は上半身が突っ込んでしまうところだったが、今季は大幅に改善されている。昨年までは腕を思い切って振ろうとすると、どうしても引っかけてワンバウンドになりそうな投げ方だったが、そういう感じはしなくなった。しかし投球フォームを小さくして投げるクイックは、下半身を大きく使って投げられない。そのため上半身が突っ込みやすくなる。走者を出すと、その辺りに余裕がなくなり、リズムが単調になるのだろう。
試合では首を振って打者に集中していても、プレートを外したり、勝負センスは持っている。投球フォームを変えられなくても、ボールを長くもったりするだけでいい。160キロの速球があれば、それだけでも打者はタイミングを取りにくくなる。付け加えるなら、テークバックで力を抜いて投げられるようになるだけでも、とてつもない投手になれる予感がある。
それに比べ、菅野は心配になった。テークバックで早くトップを作ろうしているのはいいが、体が横を向いてスライドするときに胸が張れていない。だからリリース時に左肩が開いてしまう。早いタイミングで胸を張り、リリースするときに閉じるように投げられれば、左肩は開かないで投げられる。胸が張れないままスライドしていくから窮屈になり左肩を開かないと投げられなくなってしまう。
これは菅野だけではない。巨人の投手は全員に当てはまる欠点だと断言できる。だから「いい投手が出てきたな」と思っても活躍した翌年から悪くなる。今村、戸郷、高橋などはその典型で、今試合ではビエイラも同じ兆候が見られる。
キャンプでは桑田コーチがラインを出すように指導していると聞いたが、この練習はしっかり理解させてやらないと体が正面を向きやすく、左肩が開きやすくなる。
活躍した投手が悪くなるのは様々な理由がある。相手は研究してくるし、打者は慣れも出てくる。もちろん、慢心からくる本人の努力不足もあるだろう。そういう教育も含め、良かった選手が悪くなるのは指導者にも責任の一端がある。
ロッテ藤原恭大外野手(21)に待望の1発が出た。
5回、巨人菅野のカットボールを豪快に右翼ポール際へ飛ばした。「自主トレからパワーをつけることをテーマにしていたので、このタイミングで打てて良かったです」と手応えを口にした。
同じ若手左打ち外野手の高部が12球団トップの打率で猛アピールを続ける中、開幕スタメン出場へアピールの一打となった。
巨人とロッテが対戦。巨人菅野智之が、ロッテは佐々木朗希が先発。
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千葉ロッテ | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 |
巨人 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 1 | 1 | 0 | x | 7 |
ロッテ佐々木朗希投手(20)が初の東京ドーム、初の巨人戦で、強烈な印象を残した。
初回、1番吉川への初球がいきなり161キロ。2球目は161キロ。ボール球2球で、スタンドに興奮をわき起こした。2番坂本に中前打を許したが、3番ポランコ、4番岡本和はフォークに1球もかすれず連続空振り三振。スコアボードに「0」がともった。
160キロ台をどんどん続ける。これまで160キロ台を投げたのは場所は奈良、岩手、沖縄、福岡。首都圏で初めて披露した「160」だった。3回、ポランコを空振り三振に仕留めた球は自己最速に並ぶ163キロ。スタンドの巨人ファンにも、力を存分に見せつけた。
予定された球数は100球。69球で迎えた5回は、2死一塁から坂本に9球粘られ、ポランコには13球を要して連続四球を与えた。最後は2死満塁から4番岡本和に159キロを右中間席に運ばれ、逆転満塁本塁打にされた。ぼう然としばし立ちつくし、マウンドを2番手小沼に譲った。
それでもたたきだした数字は強烈だった。60球を投げた直球の平均球速は159.6キロ。変化球も含めた全108球の平均球速は、驚異の150.4キロ。かつて、大船渡一中の修学旅行で訪れた東京ドーム。観客の1人に過ぎなかったのも今は昔。唯一無二の存在としてスポットライトを浴び、いよいよペナントレースに入る。
ロッテは18日、ボール遊びイベント「マリーンズ・キッズボールパーク」を全8日程で実施すると発表した。
社会貢献プロジェクト「MARINES LINKS」の活動として、未就学児から小学校6年生までを対象に行う。参加費は無料で、球場外周レフト側に設置されている子供向けキャッチボール用人工芝エリア「マリンひろば」で、キャッチボールやバッティングの体験などができる。野球道具の持参は不要。
3月30日、31日のソフトバンク戦の試合前など、ZOZOマリン公式戦と重なる全8日程で行う。参加には事前に球団公式ホームページでの応募が必要で、3月22日午後10時まで抽選受付を行う。
悔しき東京ドーム初見参…。ロッテ・佐々木朗希投手(20)が18日、巨人とのオープン戦に先発し、4回?を5安打5失点。最後は4番、岡本和にオープン戦、公式戦を通じてプロ初となる満塁弾を浴びて降板した。
「あそこはシーズンに入ったらしっかり抑えないといけない場面だったと思う。もう1回、ビデオを見直して、シーズンにつなげていけるようにと思っている」。
相手の粘りに屈した。5回2死一塁から、坂本に9球、続くポランコにも13球を要して連続四球を与えた。岡本和には2−2からの108球目、159キロの直球をバックスクリーン右に運ばれ、しゃがみ込んだ。
「球数を要してしまった。その中で疲れも出てくると思う」。
岩手・大船渡一中時代の修学旅行で、日本ハム対ロッテを観戦するために東京ドームを訪れた。憧れのマウンドは「気圧だったり、マウンドだったりと合わない部分があった。適応するのが大変だった」と反省が残ったが、G党もどよめく投球を何度も披露した。
3回には巨人の新外国人、ポランコを自己最速タイとなる163キロの直球で2打席連続の空振り三振に斬った。直球60球中、29球で160キロ台をマーク。メジャー通算96本塁打の相手助っ人も「グレートだ」とうなった。
井口監督は「いいところを狙いすぎて球数が増えた。自分の理想のピッチングを求めすぎた」と奮起を求め、開幕3戦目となる27日の楽天戦(楽天生命パーク)での公式戦初登板について「その辺になるんじゃないですか」と示唆した。
「いい勉強になりました」と佐々木朗。課題と収穫を得たオープン戦ラスト登板だった。
ロッテ4年目の藤原が5回、菅野からオープン戦1号を放った。内角のカットボールをさばいた打球は、切れずに右翼席へ飛び込んだ。9回には抑え候補のルーキー、大勢(関西国際大)から右前打を放つなど躍動。「(本塁打は)うまく回転して打つことができました。自主トレからパワーをつけることをテーマにしていたので、開幕前のタイミングで打つことができたのは良かったです」と笑顔を見せた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が満塁弾を浴びるなど5回途中を5安打5失点で降板した。試合後の井口資仁監督(47)の主な一問一答は以下の通り。
令和の怪物≠ェ東京ドーム初見参。ロッテ・佐々木朗希が巨人戦に先発した。
「シーズンにつながる投球をしたいです」。
小学6年生の修学旅行で日本ハム対ロッテを観戦するために訪れたが、プロでは初登板となった東京ドームのマウンドに、190センチの若き剛腕がそびえ立った。
1回、先頭打者の吉川への初球はでいきなり161キロを計測。挨拶代わりの160超を披露すると、4球目に162キロで中飛に仕留めた。そして、2死二塁で迎えた4番の岡本和をオール変化球の3球三振に仕留めた。
2回には味方の失策で1点を失ったが、3回2死から巨人の新外国人、ポランコに対し、追い込んでから外角低めへ自己最速タイの163キロの直球で空振り三振を奪った。ところが5回、岡本和に159キロの速球を捉えられ、逆転の満塁本塁打を被弾。この直後に降板した。4回?を5安打5失点(自責点4)、8奪三振。球数は108を数えていた。
ロッテの開幕投手は石川に決まっており、順調に調整が進めば佐々木朗の公式戦初登板は26、27日の楽天との開幕2、3試合目(楽天生命パーク)が濃厚だ。
ロッテの中村奨が巨人のエース菅野からオープン戦2号ソロを放った。1回2死で5球目の速球を完璧に捉え左翼席へ運び「しっかり捉えることができたし、まず先制することができて良かった」と振り返った。
昨季は打率2割8分3厘、9本塁打、自己最多の67打点を記録。ベストナインとゴールデングラブ賞を獲得するなど飛躍の年となった。オープン戦前半は振るわなかったが、15日の広島戦で本塁打を放ち、徐々に状態が上がってきた。
昨季まで4年連続全試合出場。今季も「全試合出てこそだと思う。そこはこだわって、しっかりコンディションを調整しながらやっていくことが自分の仕事」と連続出場継続に強い意欲を示しており、開幕を間近に控えて復調をアピールした。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が先発した。4回を終えて自己最速タイの163キロをマークするなど、3安打1失点6奪三振と好投していたが、5回につかまった。
2死一塁から坂本に9球粘られた末に四球で歩かせて一、二塁となり、続くポランコには13球粘られての四球で満塁に。迎えた岡本和には108球目となる159キロの低めへの直球を中堅右への満塁弾とされた。
打たれた瞬間に思わずしゃがみ込み、打球の行方を見つめた。ここで交代を告げられると悔しそうな表情を浮かべて三塁ベンチへと戻っていった。それでもこの日の103球目に160キロを計測するなど、最後まで急速は落ちず、堂々の投球内容だった。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が先発した。1回、先頭打者の吉川への初球でいきなり161キロを計測するなど、160キロ超の剛球を立て続けに披露した。3回2死からは新外国人、ポランコを追い込んでから、自己最速タイとなる163キロの直球を外角低めを投じ、空振り三振を奪った。佐々木朗は前回登板となった5日のソフトバンク戦(ペイペイD)でも163キロをマークした。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が先発した。1回、先頭打者の吉川への初球でいきなり161キロを計測。中飛にしとめた4球目は162キロで、力強い球で東京ドームをどよめかせた。
続く坂本には中前打を許したが、3番の新外国人のポランコを145キロのフォークボールで空振り三振。岡本和はオール変化球の三球三振に仕留め、上々の立ち上がりとなった。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が18日、巨人とのオープン戦で先発し、4回2/3を5安打5失点(自責4)。3回には自己最速タイの163キロを記録するなど毎回の8三振を奪い、結果は満塁弾を浴びたが5回には岡本和に真っ向勝負を挑んだ。中学時代に訪れ、同じ岩手出身のエンゼルス・大谷翔平投手(27)も日本ハム時代の16年に当時の歴代最速163キロを記録した思い出の東京ドームで、令和の怪物が存在を示した。
逃げる訳にはいかない。佐々木朗が選んだのは、やはり直球だった。5回2死満塁。2ボール2ストライクで捕手のサインに首を振り、108球目を投じた。シュート回転した159キロ直球は岡本和のバットでバックスクリーン右に運ばれた。
「オープン戦なので結果は大事ではないけど、シーズンでは抑えなくてはいけない」。佐々木朗は淡々と振り返ったが、言葉には悔しさがにじむ。怪物は最後まで自分の直球を信じて剛速球を投じ、岡本和も受け止めた。詰めかけた1万1665人が感じたであろう「令和の名勝負」。敵将の原監督の「投げも投げたり、打ちも打ったり。見応えのある、本当にプロらしい勝負だった」という言葉が全てを物語っていた。
逃げたくない理由があった。中学時代の15年の修学旅行で日本ハム―ロッテ戦を観戦した東京ドームでの初登板。その試合で日本ハムの先発は「外国人投手だった」としか思い出せないが翌日の日本ハムの先発が大谷翔平(現エンゼルス)だったことは覚えているという。同じ岩手出身の大先輩は翌16年にこの球場で当時日本最速の163キロも記録した。
初回からエンジン全開。1球目にいきなり161キロでファンをどよめかせた。2回2死一、三塁では一塁への牽制球に一塁手の山口が反応できずにそらして適時失策。味方に投じた剛速球が皮肉にも失点につながった。それでも3回2死では大谷に肩を並べる。自己最速タイの163キロでポランコを空振り三振。岡本和に手痛い一発を浴びて結果は5回途中5失点も、直球59球中、半数以上の31球が160キロを超えた。
井口監督は「自分の理想の投球を求め過ぎたかな」と直球にこだわった右腕を評したが、昨季3勝で飛躍の足掛かりをつかんだ怪物右腕への信頼は変わらない。公式戦の最初の登板は地元の東北である楽天生命パークで25日から開催される楽天との開幕カードの2戦目か3戦目が濃厚だ。
父を亡くした東日本大震災から11年を迎えた11日、佐々木朗は「いいプレーを1つでも多く見せられるように」と決意を示した。16日深夜には最大震度6強の地震が発生するなど、まだ東北は完全復興への途上。郷土への思いも白球に込め、シーズンを駆け抜ける。
16年6月5日の巨人戦に「5番・投手」で二刀流出場。4回1死満塁でクルーズへの1ボール2ストライクからの4球目、内寄り直球で163キロを計測。甘いコースだったがクルーズはファウルがやっと。続いて122キロのスライダーを投じ、41キロ差の緩急で三塁への併殺打に斬った。試合は6安打10奪三振2失点(自責1)で完投勝利。試合後、当時の歴代最速を記録したことを振られ「ファウルになったので、あまり手応えがなかった」と淡々と話した。
ロッテ4年目の藤原が5回に菅野からオープン戦1号の右越えソロ。球界屈指の右腕の140キロカットボールを捉え「直球を待っていた中でうまく回転して打つことができた」と笑顔を見せた。
オープン戦は打率1割台と苦しむ中での一発。「開幕前のこのタイミングで打つことができたのはよかった」と安どの表情を浮かべていた。
ロッテの佐々木朗希投手は、5回2死満塁から岡本和にバックスクリーン右への本塁打を浴びるなど5失点の内容だった。
「直球の精度がよくなかったのでリズムがつくれなかった。シーズンに向けていい勉強になった」。
8三振を奪ったが、3四球を含め要所でストライクを取れなかった投球を反省した。
それでも3回には自己最速タイの163キロでポランコを空振り三振に仕留めるなど、令和の怪物ぶりは十分に発揮。「ビデオを見直してシーズンにつなげたい」と佐々木朗は修正して、先発が濃厚な開幕カードの楽天戦登板に照準を合わせる。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が18日、巨人戦(東京ドーム)に先発。自己最速タイとなる163キロのストレートを計測したものの4回2/3を投げ5失点だった。
先発のコールがされ、マウンドに立った佐々木朗に観客から大きな歓声が起こった。注目の初球はいきなり大台を超える161キロにスタンドがどよめいた。初回は13球中8球がストレートで、7球が160キロ台を計測し2三振を含む上々の立ち上がりを見せた。
2回は、制球の乱れと、守備陣のエラーも重なる不運でオープン戦初失点となったが、最少失点でしのいだ。2回はストレートを15球投じて11球が160キロ台だった。
3回も球威は衰えず、先頭の吉川尚を161キロのストレートで見逃し三振を奪い、2死の3番・ポランコとの対戦では自己最速タイの163キロで三振を奪い3者凡退と圧巻の投球だった。4回は先頭の岡本和に安打を許したが、危なげなく後続を打ち取った。
しかし5回、安打と四球2つで2死満塁のピンチから4番・岡本和に159キロのストレートを捉えられてバックスクリーンに運ばれる満塁弾を浴びて逆転を許した。
佐々木朗は開幕前最後の登板で4回2/3で108球を投げ8三振を奪ったものの5失点だった。また、ストレート58球のうち30球が160キロ台だった。
ロッテは社会貢献プロジェクト「MARINES LINKS」の活動として、未就学児から小学6年生までを対象としたボール遊びイベント「マリーンズ・キッズボールパーク」を3月30日、3月31日・ソフトバンク戦(ZOZOマリン)の試合前など全8日程で開催すると発表した。
「マリーンズ・キッズボールパーク」は子供達がボールに触れる機会やスポーツに親しむ機会を創出し、野球やマリーンズを身近に感じてもらえるような機会を作りたいという考えで企画され、年8回の開催を予定している。
参加費は無料で、球場外周レフト側に設置されている子供向けキャッチボール用人工芝エリア「マリンひろば」にて、キャッチボールやバッティングの体験などを実施。参加は事前に球団公式ホームページから3月22日までの応募が必要(応募者多数の場合は抽選)。
「マリーンズ・キッズボールパーク」の詳細は次の通り。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が先発。3点リードの5回2死満塁。カウント2−2。シーズン本番なら勝利投手の権利まであと1死、あと1球まで迫ったこの試合108球目。佐々木朗の159キロは、捕手・松川が構えた外角ではなくシュート回転で真ん中へ。2年連続2冠王の岡本和は見逃してくれなかった。右中間への特大逆転満塁弾。あまりに手痛い失投を最後にマウンドを降りた快腕は「シーズンに入ったら、しっかり抑えなきゃいけない場面。いい経験ができました」と、東京Dデビューとなったオープン戦ラスト登板を振り返った。
5日のソフトバンク戦(ペイペイD)から中12日。じっくり調整したはずが、「今日は真っ直ぐの制球がよくなかった」。それでも立ち上がりから160キロ台を連発。ドームの大多数を占めるG党からも感嘆の声があがった。
3回には新外国人・ポランコを2ストライクから自己最速タイの163キロで3球三振に仕留めるなど毎回8K。苦しめられたのはG打線だけではない。2回2死一、三塁の場面では、牽制球を一塁手の山口が捕り損ねる珍プレー。味方野手まで快速球で困惑させ、今季実戦12イニング目で初失点を喫した。
4回までに69球を費やし、100球に迫った5回でやや“ガス欠”気味のKO。中6日でのフル回転を誓うプロ3年目へ、完璧な最終調整とはいかなかった。それでも「3、4回は制球を修正できた。本番までにもっといいコンディションを作りたい」と前を向いた。
井口監督も「いいところを狙いすぎて球数が増えちゃったね。もったいなかった」と言いながらも、1軍デビュー戦だった昨年5月16日の西武戦(ZOZO)の107球を超えるプロ最多の球数を投げきった姿に安心した様子。指揮官のV構想のカギを握る令和の怪物は、楽天との開幕カード3戦目(27日・楽天生命)で2022年のスタートを切ることが有力だ。
テレビで見ていても、ものすごいスピードを感じる。初球から161キロ。フォーク、スライダーにも力とキレがある。バッターからすると、1つの球種を張っておかないと捉えるのは難しいのではないか。私なら、中ではストライク率の高い直球を狙い、変化球は捨てるだろう。全球種を追いかけていたら、いつまでたっても打てない。
欲を言えば、課題は一本調子なところくらいか。序盤から160キロを連発したが、抜くところは抜いたり、直球に緩急があってもいい。5回のピンチで対ポランコ、対岡本和でもう一段階ギアを上げられるようになれば、手が付けられない。
ロッテのブランドン・レアード内野手が、2回にオープン戦2号ソロを放った。
1点リードで迎えた2回先頭での打席で、巨人・菅野の初球を左翼席へ運んだ。おなじみのすしパフォーマンスを披露した助っ人は「スゴイッスネ!打ったのはカットボールだね。手応えはよかったよ。ちょっと差し込まれたかなという感じはあったが、狙い球は特に絞っていない中でストライクゾーンに来たら思いきりいこうと思っていたし、いい当たりでよかったよ!」と満足そうだった。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が先発。序盤から160キロ台を連発して圧巻の投球を披露した。
2回2死一、三塁から剛速球の一塁牽制球を山口が捕球できず後逸する間に1失点したが、大城は空振り三振で最少失点とした。
3回は吉川を161キロ内角直球で見逃し三振。2死からはポランコを自己最速タイ163キロで空振りの3球三振に仕留め、3回までに5三振を奪った。
ロッテが初回に中村奨吾内野手の本塁打で1点を先制した。
2死走者なしで迎えたこの日最初の打席で、カウント2−2から巨人・菅野の146キロを左翼席へオープン戦2号ソロ。開幕へ向け順調な仕上がりをアピールした主将は「打ったのはストレートです。しっかり捉えることができましたし、まず先制することができてよかったです」と笑顔をみせた。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が先発。1軍では巨人戦初登板で初回から東京ドームを沸かせた。
先頭・吉川への初球、161キロの場内表示に観客がどよめいた。2球目からも161キロ、159キロ、162キロと圧倒して中飛に抑えた。
2番坂本には161キロを中前に運ばれたが、3番ポランコは145キロのフォークで空振り三振。4番岡本和も146キロのフォークで空振り三振に抑えた。
初回は打者4人に13球中8球が直球で、うち7球が160キロ超え。圧巻の立ち上がりを見せた。
ロッテは18日、社会貢献プロジェクト「MARINES LINKS」の活動として、未就学児から小学校6年生までを対象としたボール遊びイベント「マリーンズ・キッズボールパーク」を3月30、31日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)の試合前など全8日程で開催すると発表した。
「マリーンズ・キッズボールパーク」は子供達がボールに触れる機会やスポーツに親しむ機会を作り、野球やチームを身近に感じてもらう機会として企画されたイベント。球場外周に設置されている子供向けキャッチボール用人工芝エリア「マリンひろば」でキャッチボールやバッティングの体験などを実施する。参加費は無料で、参加には事前にマリーンズ公式ホームページから3月22日までの応募が必要(応募者多数の場合は抽選)。実施日や申し込み方法など詳細は球団HPで。
収穫もあったが、課題も残る結果をロッテ・佐々木朗希は前向きに捉えた。オープン戦最終登板は自己最速タイの163キロをマークしたが4回2/3を108球5安打5失点。「全体的に良くなかったですけど、粘り強く投げられました。打たれていい勉強ができたと思います」。
東京ドームは中学時代、修学旅行で訪れたが、投げるのは初めて。「適応するのが大変でした」。気圧の違いなども感じたという。蒸し暑さなどで汗をかきながらの投球だった。それでも160キロ台の直球を連発させ球場をどよめかせた。3回はポランコを163キロ直球で空振り三振。しかし、5回になると制球に苦しむ。2死一塁から坂本、ポランコに連続四球。満塁から岡本和に159キロ直球を打たれた瞬間、思わずしゃがみこんだ。
3月5日のソフトバンク戦から中12日。その間、投球フォームなどを修正して臨み、直球は60球のうち実に30球が160キロ超え。朗希らしさも示したが、井口監督は「自分の理想を求めて過ぎて投げていた。もっと大胆にいってよかったですけど、開幕前に打たれてよかったと思う」とシーズンでの快投を期待する。
次回はいよいよ本番。開幕カードの仙台での楽天第2戦か第3戦での初先発が濃厚。「色々と見直してシーズンに行きます」と佐々木朗は3年目のシーズンへと向かう。
ロッテの佐々木朗希投手が、オープン戦最終登板。巨人を相手に5回途中、108球を投じ、4回2/3を5安打5失点で降板した。3回には自己最速タイ163キロ直球でポランコから空振り三振を奪うなど、160キロ以上を30球も投げ込んだが、5回には制球に苦しみ岡本和に満塁弾を浴びた。
汗をかきながらのマウンドとなった佐々木朗は「コントロールだったりとか良くない中で、球数が増えてしまった。最後打たれてしまったんですけど、中盤は粘り強く投げられた」と振り返った。
初めての東京ドームはストレートの制球に苦しんだが、次回はシーズン開幕へ向けての登板となる。井口監督は「いいところ狙いすぎで球数も増えちゃいましたね。自分の理想のピッチングを求めすぎたんじゃないですかね。5回で100球ぐらい、いっちゃうともったいないかなと思いますね」と分析。実戦4試合目で初失点となったが、シーズンに向けては「開幕前に打たれて、今までずっとほぼ万全できていたので逆に良かったんじゃないかなと思います」と前向きに捉えた。
ロッテの藤原恭大外野手がオープン戦1号本塁打を放った。5回2死無走者。2ボール1ストライクからのカットボールを高速スイングで捉え右翼席まで飛ばした。
菅野から初本塁打を放ち「打ったのはカットボールです。ストレートを待っていた中でうまく回転して打つことができました。良い感覚で打つことができてよかったです。自主トレからパワーをつけることをテーマにしていたので、開幕前にこのタイミングで打つことができてよかったです」。高部が高打率を残す中、外野のレギュラーを狙う背番号1が大きくアピールした。
ロッテの佐々木朗希投手が、オープン戦最終登板。巨人を相手に5回途中、108球を投じ、4回2/3を5安打5失点で降板した。自己最速タイ163キロ、160キロ超えを計21球も投げ込んだが、5回には岡本和に満塁弾を浴びた。
2回に“剛速球”の牽制球を一塁手・山口が捕球できず、味方の失策で初失点。だが、リズムを崩す事なく3回にはポランコに自己最速タイとなる163キロで3球三振に仕留めるなど、ベストメンバーの巨人打線をねじ伏せた。
だが、5回2死一塁から連続四球で満塁。100球前後で球威が落ち、岡本和に投じた159キロ直球をバックスクリーン右へ運ばれた。失投と思ったのか、打たれた瞬間、思わずしゃがみこんだ。
ロッテの中村奨吾内野手が15日・広島戦以来のオープン戦2号本塁打を放った。
初回2死から菅野のツーシームを捉え、左翼席へ運び、先発佐々木朗を援護した。「打ったのはストレートです。しっかり捉えることができましたし、まず先制することができてよかったです」とコメント。17日の全体練習後、グラウンドに残って打撃練習をした成果を結果で表した。
ロッテの佐々木朗希投手がオープン戦最終登板となる巨人戦で初回から160キロ台の直球を連発した。
2回に牽制球が一塁手を捕球できず、失策で初失点。だが、3回にはポランコに自己最速タイとなる163キロで3球三振に仕留めるなど、相手を圧倒した。3回まで2安打1失点、5三振を奪っている。
ロッテの佐々木朗希投手が2回2死一、三塁から一塁へ素早く牽制も剛速球を山口がとれず今年の対外試合、オープン戦を含め初失点を喫した。
一塁への送球はほぼ山口の構える正面へ投じたが、後ろへスルリ。球場もどよめく中、三塁走者のウィーラーが本塁へ。2月19日の対外試合初登板からオープン戦を含め今年の実戦12イニング目での初失点となった。
ロッテの佐々木朗希投手がオープン戦最終登板となる巨人戦で初回から160キロ台の直球を連発させた。
先頭吉川に初球、2球目と161キロ直球を続けて投じ、東京ドームがどよめいた。162キロ直球で中飛。坂本には161キロ直球を中前へはじき返されたが、ボランコにも初球に160キロの直球でボール、2球目は161キロの直球でストライクを奪うと、最後は145キロのフォークで空振り三振を奪った。岡本和には変化球で追い込み、3球三振と快投で応えた。
ロッテは18日、社会貢献プロジェクト「MARINES LINKS」の活動として、未就学児から小学校6年生までを対象としたボール遊びイベント「マリーンズ・キッズボールパーク」を3月30、31日のソフトバンク戦の試合前など全8日程で開催すると発表した。
「マリーンズ・キッズボールパーク」は子供達がボールに触れる機会やスポーツに親しむ機会を創出し、野球やマリーンズを身近に感じてもらえるような機会を作りたいという考えで企画され、年8回の開催を予定している。参加費は無料で、球場外周レフト側に設置されている子供向けキャッチボール用人工芝エリア「マリンひろば」にて、キャッチボールやバッティングの体験などを実施する。
参加には事前にマリーンズ公式ホームページから3月22日までの応募が必要(応募者多数の場合は抽選)。「マリーンズ・キッズボールパーク」の詳細は次の通り。
ロッテの“三塁・遊撃”の競争はエチェバリア、藤岡裕大の2人がレギュラー本命かと思われたが、高卒7年目の平沢大河もオープン戦終盤に入っても必死に食らいついている。
平沢は18年に112試合に出場し、19年に51試合に出場したが、20年と21年は1軍の公式戦出場なし。今年は2019年以来となる春季キャンプを1軍で迎える予定だったが、新型コロナウイルスに感染しB組スタート。2月23日のオリックス戦から1軍に合流すると、昇格後初打席となった同戦でいきなりセンター前に適時打を放った。
2月の対外試合は、ドラフト2位・池田来翔(国士舘大)が二塁、三塁でスタメン出場しバットで存在感を見せていたが、平沢も打率.333(12−4)、0本塁打、2打点、出塁率は.469とアピール。
3月に入ると1日のオリックス戦から藤岡裕大、8日の日本ハム戦からエチェバリアが1軍のオープン戦に出場した。レギュラー候補の選手や期待の新戦力がスタメン出場し、平沢は1日のオリックス戦から4日のソフトバンク戦にかけて3試合連続でベンチスタートだったが、途中出場した1日のオリックス戦、6回の第1打席に四球を選ぶと、続く8回の第2打席で右安、2日のオリックス戦も代打で登場して四球を選んだ。
途中出場からでも結果を残し、5日のソフトバンク戦で『9番・遊撃』でオープン戦初スタメン出場を果たすと、0−0の6回無死走者なしの第2打席、育成・藤井皓哉が3ボール2ストライクから投じた9球目のやや外寄りの149キロストレートを左中間フェンス直撃の二塁打。0−1の8回無死二塁の場面では、きっちりと初球で送りバントを決めた。
『9番・遊撃』でスタメン出場した翌6日のソフトバンク戦でも、0−0の3回無死走者なしの第1打席、左の和田毅が1ボール1ストライクから投じた外角139キロのストレートをセンター前に弾き返す。0−0の5回2死二塁の第2打席は、2ボール2ストライクから4球連続ファウルで粘ると、9球目の外角のストレートを冷静に見送り、最後は10球目の低めのチェンジアップを見極め、持ち前の選球眼の良さでしっかりと四球を選んだ。
エチェバリアが合流した8日の日本ハム戦はベンチスタートも、3回の守備から途中出場し、5−1の6回無死走者なしで迎えたこの日の第1打席、日本ハムの2番手・吉田輝星が2ボール1ストライクからの4球目の144キロストレートをライト前に3試合連続安打を放つと、続く5−1の8回1死走者なしの第2打席は、2球で追い込まれるも吉田輝が投じた3球目のストレートをライト前に弾き返す安打でマルチ安打を達成。この日は2月の対外試合以降では初めて三塁の守備にもついた。
右の高橋光成が先発した11日の西武戦では、無安打に終わったが『9番・三塁』で先発出場。右の渡邉勇太朗が先発した13日の西武戦、右の九里亜蓮が先発した15日の広島戦はいずれもスタメン出場と、ここ最近の起用のされ方を見ると、右投手が先発のときはスタメンもありえる起用法となっている。
15日の広島戦では得点に繋がらなかったが、8−5の6回にこの回先頭の9番・平沢が四球で出塁すると、続く1番・部瑛斗がバント安打、2番・藤原恭大がきっちりと送って、クリーンナップに繋げるという攻撃もあった。昨季の後半は8番・藤岡が出塁して、9番・加藤匠馬が送って、1番ということもあったが、仮に平沢が9番を担当することになれば、選球眼もあり四球、あるいは打って上位につなげることも可能だ。攻撃面でも好影響を与えそうだ。
オープン戦では途中出場から安打を放つことが多く、16日の広島戦でも9回無死走者なしの場面に代打で登場し、守護神・栗林良吏のストレートをライト前に放ち出塁。柿沼友哉の犠牲フライでホームに還ってきた。打席数は少ないがオープン戦、代打で2試合・2打席で1安打、1四球だ。
3月のオープン戦に入ってからも、変わらず結果を残し続け、開幕1軍、開幕スタメンが見える位置にいる。まずは自身3年ぶりとなる開幕1軍を掴み、充実の1年を送って欲しいところだ。