ロッテが4連勝した。4回にエチェバリアと高部の適時打で2点を奪い、5投手の無失点リレーで逃げ切った。ロメロが6回を3安打で今季初勝利。益田が2セーブ目。日本ハムは2、7回の満塁機を生かせず零敗で4連敗を喫した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
北海道日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
17分間の緊迫をくぐり抜け、笑った。ロッテのドラフト3位広畑敦也投手(24=三菱自動車倉敷オーシャンズ)がプロ初ホールドで4連勝に貢献した。
2点リードの7回、2番手の国吉が大荒れ。無死一、二塁でマウンドに送られた。いい表情だった。「絶好の場面だなという気持ちで」。そのココロは。
「こういうピンチで使ってもらえるということは、そこを乗り越えていけると思われていると思うので。意気に感じて」。
アルカンタラを8球かけて三振にすると、石井に安打を打たれ満塁に。清宮が代打で登場した。いきなり3ボールで焦った。「ゾーンで打たれての方が守っている野手も気持ちいいだろうし」。開き直って直球、カーブでカウントを戻し、強い球で捕邪飛に。あと1人。1番浅間に回った。
カウント1−2に。満塁ながら、佐藤都にボールゾーンの直球を要求された。自分の意識にはなかったが、同い年の捕手を信じた。「ボール球なので打たれる心配はないので。自分が(その後)ゾーンに上手に投げればいいので」。その後も内、外、内と突き、勝負の8球目が訪れた。
カットボールを選んだ。「カットの方がゾーンで勝負できる確率が高いので。四球を出さない意味でも」。少し抜けたが、浅間は空振りした。自然とガッツポーズ。「今日の投球を継続できるのが一番だと思うので。ゼロならなんぼ打たれてもいいと思うので」。笑顔のベンチに迎えられた広畑は、野手8人をベンチ前で出迎えた。
ロッテのエンニー・ロメロ投手(31)が今季初勝利を喜んだ。「皆さんと、神様のおかげです」。
決して望んだ展開ではなかった。登板前日に口にした。「できるだけ球数を少なく投げれば1イニングでも多く投げられるし、そのことによってチームの勝利に貢献できるから」。週最初の火曜日を任される。リリーフの負担減を求められる立場だ。それがこの日は、3回までに62球。2回と3回だけで49球を投じ、そのうち18球がファウルだった。際どいコースのボール球もあった。でもロメロは折れない。
「あのイニングは粘られましたし、相手もそういう感じでやってくるところもありますけど、自分はいい球を投げるという気持ちだけで投げました」。
ピンチを乗り越える度、吠えた。6回1死、3番近藤に粘られ8球が、一塁線に切れていきそうなライナーに。一塁安田が好捕した。吠えて、パチパチパチと明瞭な音で3度、拍手した。「チームが勝つのが1番大事なので。チームの勝利に貢献するために日本に来ているので」。昨季途中で加入。ドミニカ共和国出身の左腕は、すっかりなじんできた。お立ち台で思いを口にした。
「皆さん本当に僕のことをとても温かく迎えてくれてありがたいです。できれば引退するまで、最後までこのチームでプレーしたいなと思っています」。
温かい拍手が札幌ドームに響いた。
ロッテのドラフト3位、広畑敦也投手(24=三菱自動車倉敷オーシャンズ)が好リリーフで、チームの4連勝と貯金1に貢献した。
2点リードの7回、国吉が2番手でマウンドに上がったが、5球連続で明らかなボール球という大荒れ状態。無死一、二塁となって広畑が呼ばれた。「ピンチで使ってもらえるということは、そこを乗り越えていけると思われていると思うので」。強い気持ちで、プロ2試合目のマウンドへ向かった。
アルカンタラにフルカウントから三振を奪い、石井に安打を許し、1死満塁。代打清宮は再びフルカウントから捕邪飛に。1番浅間にもフルカウントになった。「ストライクゾーンで打たれて、の方が守っている野手も気持ちいいだろうし、ヒット打たれたら点入るよねという場面なので。打たれていいという気持ちで投げていました」。ゾーンで勝負できるカットボールを選び、見事に空振り三振。修羅場をくぐり抜けた。守護神益田は試合後「よっ、ヒーロー!!」と広畑を笑ってたたえた。
佐々木千は2軍で投げ始めたものの、唐川はコンディション不良で実戦復帰していない。国吉も安定しない。この日はゲレーロもベンチ入りしていなかった。選択肢が限られてくる中で、井口資仁監督(47)は「安定しているので。ストライクを取るには困らないですし」と火消しに広畑を指名した。満点回答に「2イニングとか長いイニングでも考えているので。今日みたいな投球をしてくれれば、もっといいところで使えると思います」と評価を高めていた。
ロッテ打線が状態を上げてきた。4回までに8安打。1、2回は2安打ずつも無得点だったが、4回はアデイニー・エチェバリア内野手(32)と高部瑛斗外野手(24)に適時打が生まれ、2点を先制した。
エチェバリアは試合中、広報を通じて「先発のロメロが頑張っているので助けたかった」と、高部は「2打席三振でチャンスをつぶしていたので、何とか打てて良かったです」とそれぞれコメントを寄せた。
日本ハム上沢から4回までに放った8安打は、全てシングルヒット。これまではフライアウトが多くなりがちで、試合前には井口監督も「しっかり強いゴロ、ライナーを」と話していた。打線全体でしっかり実践し、まずは試合の主導権を握った。
その後は投手陣が無失点で継投し、2点を守り切った。
ロッテ本前郁也投手(24)が6日の日本ハム戦(札幌ドーム)で今季初先発する。
育成選手として入団してプロ2年目の昨季、開幕直前に支配下登録され、ZOZOマリンでのプロ初登板では念願の1勝を挙げた。今季は先発、ロングリリーフの候補の左腕として、石垣島キャンプからアピールを続けてきた。
イースタン・リーグではここまで2試合に先発し、0勝1敗、防御率4.50の成績となっている。札幌出身の左腕は「去年ここで1回投げているんですけど、その時も勝ててないので、地元で初勝利したいと思います。気合は入ってます」と意気込んだ。
ロッテは5日、4月8日〜10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で「BLACK BLACK」限定グルメを数量限定で販売すると発表した。
当日は本拠地でビジターユニホームを着用しスタジアムを黒く染めるイベント「BLACK BLACK」が開催され、イベントテーマカラーのブラックを取り入れた食材や調味料を使用したメニューが球場内、球場外周諸店舗で準備される。
外周ケータリングカーで販売される「黒いデミオムナポリタン」は、ナポリタンに竹炭パウダーで黒く染まったデミグラスソースととろとろの半熟タマゴが盛り付けられている。
ロッテが4連勝。4回にマーティン、高部の適時打で奪った2点を5人の継投で守り切った。先発したロメロは6回3安打無失点で今季初勝利。2回に無死満塁のピンチを迎えたが、アルカンタラを三振、続く石井は中飛、最後は清水を右飛に打ち取り、得点を許さなかった。ロメロの試合後のインタビューは以下の通り。
ロッテの高部が5試合連続安打をマークして勝利に貢献した。4回、エチェバリアの適時打で1点を先行してなお2死一、二塁で、上沢の初球の変化球を捉えて中前へ適時打。それまで2打席連続で空振り三振に倒れていただけに「チャンスもつぶしていたので何とか打てて良かった」と安堵した。
春季キャンプから好調を維持し、オープン戦はいずれも12球団トップの打率3割9分3厘、得点圏打率6割6分7厘、出塁率4割3分5厘をマーク。1番打者としてプロ3年目で初めて開幕戦から先発出場を果たした。
国士舘大からドラフト3位で入団。俊足を生かし、リードオフマンとして期待は大きい。「1年間、1軍の戦力として戦い続けられるように頑張りたい」と飛躍を期している。
ピンチで大事なことは何か。開き直りと冷静な判断だ。2点リードの7回無死一、二塁。ロッテのドラフト3位・広畑がマウンドに上がった。プロ2度目の登板はしびれる場面となったが「自分にとっては絶好の場面。点を取られても取られなくても評価は変わらない」とクールにマウンドへと向かった。
まずはアルカンタラを空振り三振。その後に1死満塁とされたが清宮を捕邪飛、浅間を空振り三振に抑えプロ初ホールドを手にした。特筆すべきは浅間との勝負。最後に選択したのはカットボールだった。チェンジアップでタイミングを外すことも考えられたが「カットボールの方が(高低が外れず)ストライクゾーンで勝負できる」と冷静に判断した。
3アウトは全てフルカウントから奪った。“打たれたくない”という思いで制球を乱す投手は多いが「押し出しが1番ダメ。どうせなら打たれた方が」と新人らしからぬ思考で攻めた。チームは4連勝で貯金1。勝負どころで新人右腕を投入した井口監督も「広畑はストライクをとることに困らない」と目を細めていた。
昨季途中に加入したロッテの助っ人左腕ロメロが6回3安打無失点で今季初白星を飾った。
2回無死満塁のピンチもあったが、「ファウルで粘られたが、自分の投球をするだけ」と後続をしのぐと、スコアボードに「0」を並べた。
チームは4連勝で貯金1となったが、井口監督は「自分達の野球をやるだけ」と気を引き締めていた。
ロッテのドラフト3位・広畑敦也投手がプロ初ホールドをマークした。
2点リードの7回無死一、二塁から登板。まずはアルカンタラを空振り三振。その後に1死満塁とされたが清宮を捕邪飛、浅間を空振り三振に仕留めた。
「自分の準備はできていた。絶好の場面だと思って、自分の投球をしようとした。こういうピンチで使ってもらえるということは乗り越えていけると思われている。それを意気に感じて投げられた」。
今季2試合目の登板はしびれる場面だったが、ルーキー離れした堂々たる投球だった。
ロッテは本拠地でビジターユニホームを着用しスタジアムを黒く染めるイベント「BLACK BLACK」が開催される4月8〜10日のオリックス戦で、「BLACK BLACK」の限定グルメを数量限定で販売する。
限定グルメはイベントテーマカラーのブラックを取り入れた食材や調味料を使用したメニューが並ぶ。その中でも「黒いデミオムナポリタン」はナポリタンに竹炭パウダーで黒く染まったデミグラスソースととろとろの半熟タマゴが盛り付けられたおすすめメニューだ。
ロッテのドラフト3位・広畑敦也投手がチームを救う好投を見せ、プロ初ホールドを挙げた。
2点リードの7回、チームは勝ちパターンの国吉を投入。だが先頭の渡辺に四球、続く野村に内野安打を許しわずか6球で交代が告げられた。
3番手でマウンドに上がった広畑はアルカンタラから変化球で空振り三振を奪うと、続く石井一には左前安打を浴び1死満塁のピンチ。ここで代打・清宮を捕邪飛、最後は浅間を変化球で空振り三振に仕留め、リードを死守した。
「自分の準備は出来ていたので、回ってきても、僕からしたら絶好の場面っていう気持ちで。点を取られても取られなくても評価は変わらないから自分のピッチングしようと思いました」と右腕。プロ初ホールドについては「場面としてそういう展開だったので自然と付いてくるもの。そういうことは気にせずに自分が抑えることだけを意識してやっていきたい」と表情を引き締めた。
ロッテのエンニー・ロメロ投手が106球を投げ6回3安打無失点の好投で今季初白星を挙げた。
「厳しいイニングもあったけど何とかゼロに抑えられたし、神様のおかげでもあるかなと。1勝できたのは嬉しいです」と振り返った左腕。
2回には無死満塁のピンチを招くいたが、アルカンタラを空振り三振、続く石井一を中飛、清水を右飛に打ち取り、無失点で切り抜けると、2点リードの5回にも2者連続四球で再び無死一、二塁のピンチ。それでも続く清水のスリーバント失敗を誘い、なおも1死一、二塁から浅間を三ゴロ併殺に打ち取り、ピンチを切り抜けた。走者を出した2、5回以外は全て3者凡退で6回3安打無失点の粘投。
「僕らは与えられたところで、2試合目でも3試合目でもやることは一緒。日本に来たってことはチームの勝利に貢献するためにきてるのでその仕事をやるだけです」と次回登板へ意気込んだ。
ロッテのエンニー・ロメロ投手が今季2度目の登板で6回3安打無失点の好投。106球を投げ、勝利投手の権利を持ったままマウンドを降りた。
2回にヌニエス、渡辺、野村に連続安打を浴び無死満塁のピンチを招くもアルカンタラを空振り三振、続く石井一を中飛、清水を右飛に打ち取り、大ピンチを切り抜けた。2点リードの5回にも2者連続四球で再び無死一、二塁のピンチを背負ったが、続く清水がスリーバント失敗。なおも1死一、二塁から浅間を三ゴロ併殺に打ち取り、ピンチを切り抜けた。走者を出した2、5回以外は全て3者凡退で6回3安打無失点の粘投。「満塁での場面を無失点で切り抜けられたこと。次のイニングもフォアボールを二つ出したが切り抜けられた。チームが勝利に近づくピッチングが出来たと思う。このまま勝利することを願うよ」と今季初白星へ、勝利投手の権利を持ったままマウンドを降りた。
ロッテの3年目左腕・本前郁也投手が6日の日本ハム戦(札幌ドーム)に今季初先発する。
昨季は開幕直前に支配下登録され、1軍で8試合に登板し、4月2日のソフトバンク戦(ZOZO)でプロ初登板で初勝利をマークした。
今季はここまでファームで2試合に登板し0勝1敗、防御率4.50。北翔大卒で札幌出身の左腕は「去年ここで1回投げてるけど、その時も勝ててないので地元で初勝利したいです。気合入ってます」と凱旋登板に気持ちを高ぶらせた。
ロッテのドラフト3位・広畑敦也投手=三菱倉敷オーシャンズ=がチームを救う好投を見せた。
2点リードの7回、チームは勝ちパターンの国吉を投入。だが先頭の渡辺に四球、続く野村に内野安打を許しわずか6球で交代が告げられた。3番手でマウンドに上がった広畑はアルカンタラから変化球で空振り三振を奪うと、続く石井一に左前安打を浴び1死満塁のピンチ。ここで代打・清宮を捕邪飛、最後は浅間を変化球で空振り三振。強心臓のドラ3ルーキーが大ピンチを切り抜け、2点のリードを死守した。
ロッテは5日、本拠地でビジターユニホームを着用しスタジアムを黒く染めるイベント「BLACK BLACK」が開催される8日〜10日のオリックス戦(ZOZO)で「BLACK BLACK」限定グルメを数量限定で販売することを発表した。
限定グルメはイベントテーマカラーのブラックを取り入れた食材や調味料を使用したメニューがそろい、中でも竹炭パウダーで黒く染まったデミグラスソースととろとろの半熟タマゴが盛り付けられた「黒いデミオムナポリタン」がおすすめメニュー。他にはソーセージチーズ黒カレー(850円)や黒ゴマ香るピリ辛ヒレカツ弁当(980円)なども販売される(全て税込み)。詳細は球団公式HPを要確認。
1番打者のロッテ・高部が適時打を含む2安打を放ち、4連勝に貢献した。5試合連続安打となり「1試合1試合切り替えて、良いところも悪いところもうまく生かせている」と胸を張った。
国士舘大から入団し3年目。オープン戦での打率.393、出塁率.435はともに12球団トップで、1番の座をつかんだ。井口監督も「いい働きをしてくれている」と評価した。
ロッテは5日、本拠地でビジターユニホームを着用しスタジアムを黒く染めるイベント「BLACK BLACK」が開催される4月8〜10日のオリックス戦(ZOZOマリンスタジアム)で「BLACK BLACK」の限定グルメを数量限定で販売すると発表した。
限定グルメはイベントテーマカラーのブラックを取り入れた食材や調味料を使用したメニューが揃えられている。中でも「黒いデミオムナポリタン」はナポリタンに竹炭パウダーで黒く染まったデミグラスソースととろとろの半熟タマゴが盛り付けられたおすすめのメニューとなっている。
BLACK BLACK限定グルメ商品一覧は次の通り。黒いデミオムナポリタン(ヒーローズ:外周ケータリングカー):700円、うまか黒マー油とんこつラーメン(幕張横丁:ライトスタンド下):900円、竹岡醤油BLACKキクラゲラーメン(海の幸と大地の恵み かずさ家:レフトスタンド下):960円などが販売される。