わたしはかもめ2022年鴎の便り(6月)

便

6月2日

東京ヤクルト7−3千葉ロッテ(神宮)

ヤクルトは2−3の8回にオスナの適時打、内山壮の3点二塁打、代打中村の適時打で一挙5点を奪って逆転した。8回を三者凡退に抑えた石山が2勝目を挙げた。ロッテは小島が6回1失点と好投したが、救援陣が大きく崩れた。

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千葉ロッテ3000000003
東京ヤクルト00000115x7

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[ロッテ]小島和哉141回の拍手は届かなかった、6回1失点も救援陣が打たれて白星ならず[ニッカン]

ロッテ小島和哉投手(25)の141回の拍手は届かなかった。

今季8度の先発で白星に恵まれず、9度目のこの日は6回1失点。「あまり内容的に良くなかったところを(捕手の佐藤)都志也に強気に引っ張ってもらいました。野手の皆さんにもたくさん助けてもらった」と感謝し「このままチームが勝つように全力で応援します」と、救援陣に試合終盤を託した。 7回裏、三塁側ベンチの隅で正座の姿勢で見守った。2番手東條が本塁打を浴びた。7回手をたたいて鼓舞した。1球ごとに5回、6回と拍手を重ねる。7回裏だけで52回拍手し、ベンチ前で東條を迎えた。

8回裏、ブルペンからマウンドへ駆ける3番手ゲレーロへ、拍手を6回した。イニングが始まり、隣に捕手の佐藤都が来た。何かを言う佐藤都の背中をたたく。ゲレーロがヤクルト村上を三振にした。縦振りの大きな拍手を4回。「強気に攻めろ」と書いてある帽子のつば裏を、ベンチでも見る。しかし逆転された。小島はしばらく固まった。

5失点。長いイニングが終わった。ベンチ最前列で仲間たちを迎えた。ここだけで25回の拍手をし、8回裏の拍手は83回になった。9回表の攻撃も入れれば、拍手は141回に及んだ。

5月上旬、こんなことを話していた。

「ここで頑張っていけば後々今度は、今は野手があんまり打ててない時もありますけど、結局僕も打たれた時に助けてもらった試合も去年もたくさんあったので。チームスポーツでもありますし、お互いがうまく助け合っていければ、という感じで僕は思っているので」。

この日も初回、三塁安田と捕手佐藤都がファウルフライを懸命に追い、ピンチをしのいだ。小島はガッツポーズをせず、丁寧にキャッチャーミットとマスクを拾った。5回のピンチも捕邪飛で終了。また足早に、キャッチャーマスクを拾いに行った。やるべきことをやって待つ1勝目。今度こそ。10度目のマウンドへ準備する。

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[ロッテ]小島和哉の今季初白星逃げた…3番手ゲレーロが8回に一挙5失点で逆転負け[ニッカン]

ロッテ小島和哉投手(25)の今季初白星が逃げていった。

今季9戦目も6回1失点で何とか粘り「野手の皆さんにもたくさん助けてもらったので」と感謝し、ベンチで拍手を送り続けたが、1点リードの8回に3番手ゲレーロが乱調で一挙5失点。井口監督も「(小島は)頑張って低く低く放っていたのでね。何とか守り切らなくちゃいけないところでしたけど」と唇をかんだ。

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[ロッテ]ついに今季未勝利の小島和哉に打線援護、中村奨吾2戦連発など3点先制[ニッカン]

今季未勝利のロッテ小島和哉投手(25)に、ロッテ打線がついに力強く援護した。

初回、来日2試合目の登板となるヤクルトの左腕スアレスに対し、2番高部瑛斗外野手(24)が左中間三塁打で出塁。相手失策で先制し、さらに1死一塁。4番に座る中村奨吾内野手(30)が、2試合連続となる4号2ランを左翼席へ運んだ。

中村奨は小島の早大の先輩にあたる。試合中、球団広報を通じ「つないでくれて先制した後の打席だったので、気持ち的に楽に入ることができました。なかなか小島を援護できていなかったので、今日はしっかり援護点を取って勝ちを付けてあげたいです」とコメントを寄せた。

小島は今季ここまで8試合に先発し、防御率2.81と粘っているものの、0勝5敗だった。小島に勝利投手の権利があった54イニングでわずか9得点。1試合平均1.5点の援護しかなかった。それがこの日はわずか打者4人で3得点。一気に攻め込んだ。

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[ロッテ]佐々木朗希6勝目へバント練習含め最終調整「自分のできることを」3日巨人戦[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手が今季6勝目を目指し、3日の巨人戦(東京ドーム)に先発する。この日は神宮でのヤクルト戦前に、バント練習も含めて最終調整。「チームが勝てるように、自分のできることを精一杯頑張ります」とコメントした。

パ先発投手部門で1位を走る球宴ファン投票では、中間発表初日の前日1日から6726票増やし、4万3622票としている。

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NPB側から現役ドラフト案、各球団から2人以上、12月の保留者名簿提出後に実施[ニッカン]

今オフからの実施が目指されている現役ドラフトの概要が見えてきた。プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)との事務折衝が2日、行われ、NPB側から現役ドラフトの案が示された。

事務折衝の後、会見を行った選手会の森忠仁事務局長によると、実施時期は各球団から保留者名簿が出された後となる。対象選手は各球団が選ぶが、2人以上は出すことになっている。森事務局長は「必ず各球団、誰かが出て、誰かが入る設計にはなっている。2人以上出す球団もあれば、2人だけというところもあると思う」と話した。なお、保留者名簿の公示は毎年12月2日と定められている。

今後は、選手会でNPB側の案を検討する。森事務局長は「特に大きな問題があるような案とは思っていない。細かいところ、除外選手について多少はあるかも知れないが、大きなところでは進めていけるんじゃないか」と話した。

現役ドラフトの対象から外れる除外選手については「外国人を外すとか、色んな条件で除外すると。FA選手とか、条件的なもので除外していく」という案になっている。

広島の会沢翼会長(34)も「現役ドラフトは、選手にとって大事なことだと思う。しっかり理解した上で選手に伝えないといけない」とした上で、「(NPBの案は)前向きな感じでは捉えています」と話した。


選手会はNPBに対し、プロ志望届を出したアマチュア選手向けにプロ野球についての案内を行うことを提案した。キャンプで新人選手にアンケートを取ったところ「プロに入る前に野球界の制度を知りたかった」という意見があったという。森事務局長は「アマ側、学生側も、そういうのがあれば欲しいと。一緒に何かアナウンスできるものを作りませんかと提案した」と話した。

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[ロッテ]エディ・ボーイが応援ラップ、バブル・ボーイと「ボーイ」つながり、12日DeNA戦[ニッカン]

ロッテは2日、12日のDeNA戦の試合前セレモニーで、BMSG所属のラッパーedhiii boi(エディ・ボーイ)が交流戦マリーンズ応援ラップ「GRAB THE WIN」をグラウンド上でパフォーマンスすると発表した。

同曲は日本生命セ・パ交流戦2022に向けての特別企画として、マリーンズの応援用に製作された楽曲。5月24日に球団公式Youtubeチャンネルで公開したミュージックビデオには、ロッテオリオンズ時代のマスコットである「バブル坊や」が「BUBBLE BOY(バブル・ボーイ)」として現代風にパワーアップして出演しており、「ボーイ」つながりでedhiii boiとのコラボレーションが実現した。

edhiii boiは球団を通じ「今回バブル坊やがBUBBLE BOYにパワーアップされるのをきっかけにedhiii boiが「ボーイ」つながりによってコラボさせていただくことになりました。自分がこうやってBUBBLE BOYとコラボして、このような企画に参加できて本当に光栄です。この曲で、マリーンズの選手やファンの皆さまを熱く応援できればと思っています。これから暑くなりますので、皆さま熱中症にも気をつけて、試合を楽しんでくださいね!」とコメントを寄せた。

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NPBジュニアトーナメント、12・27から神宮と横浜で3日間開催[ニッカン]

日本野球機構(NPB)は2日、今年のNPBジュニアトーナメントの開催を発表した。

12月27日から29日に神宮球場と横浜スタジアムで行う。今大会で18回目で、選手は小学5、6年生で編成される。

また、株式会社コナミデジタルエンタテインメントの特別協賛を得て、公式タイトルを「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2022」とする。同社の特別協賛は3年連続。

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プロ野球選手会がNPBへ審判に関する質問状提出、佐々木朗希の騒動など背景に建設的協議目指す[ニッカン]

プロ野球選手会の森忠仁事務局長は2日、審判に関する質問状を日本野球機構(NPB)に送ったことを明かした。

4月24日のオリックス−ロッテ戦で、マウンド上のロッテ佐々木朗希投手(20)に対し、白井球審が詰め寄ったことが問題となっていた。この日のNPBとの事務折衝後、森事務局長は「選手の方も審判について、いろいろ知らなきゃいけない。質問書を出して、回答をもらって、色々協議していければということで、質問書を出しました」と話した。

質問状は全部で10項目あるという。審判団が技量向上のため、日ごろ、どのような取り組みをしているのかや、試合運営において審判団は個人の責任でやっているのか、などを問うている。選手会の山崎弁護士は「選手は審判に向き合うしかない。話し合うことで、それが審判だけの問題なのか。構造的な問題なら論点が変わってくる」と趣旨を説明。あくまで建設的なものとした。

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ロッテ・小島、6回1失点も待望1勝目スルリ、井口監督「何とか守り切らなくてはいけなかった」[サンスポ]

待望の1勝目がスルリと逃げた。小島が先発し、6回5安打1失点。2四球を与え「内容的に良くなかったところを、(捕手の佐藤)都志也に強気に引っ張ってもらいました」と感謝した。2点のリードを守って降板したが、8回に逆転を許し今季初勝利はお預け。井口監督は「何とか守り切らなくてはいけなかった」と逆転負けを悔やんだ。

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ロッテ・小島は9試合白星なし、6回1失点好投も…救援がリード守れず[サンスポ]

ロッテの小島は6回5安打1失点と好投し、勝利投手の権利を持って降板したが、救援がリードを守れず今季初勝利を逃した。昨季はチーム最多の10勝を挙げたが、今季は9試合で防御率2.67と安定した投球をしながら開幕5連敗と白星から見放されている。

毎回走者を許しながらも「あまり内容的に良くなかったところを引っ張ってもらった」と佐藤都の好リードにも助けられながら要所は締めた。井口監督は「甘い球も多かったが頑張って低く投げていた」と及第点を付けた。

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[指揮官一問一答]ロッテ・井口監督が逆転負けに「何とか守り切らなくてはいけないところでした」[サンスポ]

ロッテ・小島和哉投手(25)が先発し、6回5安打4三振1失点と試合を作ったが、今季初勝利はならなかった。試合後、代表取材に応じた井口資仁監督(47)の一問一答は以下の通り。

≫1回に3点を先制した。
井口監督
「そのあとが、少し続かなかったですね。」
≫小島は試合を作った。
井口監督
「まだ少し甘い球が多かったけど、頑張って、低く低く投げていたので、良くはなっていると思います。」
≫小島の降板理由について。
井口監督
「球数(6回を94球)で、いっぱいいっぱいだったので。」
≫小島に白星を付けたかった。
井口監督
「そうですね。何とか守り切らなくてはいけないところでした。(8回は)最終的に、エラーが出て大量失点になってしまった。」

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ロッテ・佐々木朗、3日の巨人戦先発へ「自分のできることを精一杯頑張りたい」[サンスポ]

ロッテの佐々木朗が3日、開幕6連勝を懸けて東京ドームでの巨人戦に先発する。2日はチームのヤクルト戦に同行し、神宮球場でキャッチボールなどをして調整。「チームが勝てるように、自分のできることを精一杯頑張りたい」と意気込みを口にした。

巨人戦での登板は公式戦では初めて。今年のオープン戦で対戦したが、岡本和に満塁本塁打されるなど5回途中5失点だった。

佐々木朗は今季9試合に先発して5勝0敗、防御率1.33。94三振は12球団トップ。

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ロッテ・中村奨吾が2試合連弾「小島に援護点を取って勝ちを付けてあげたい」[サンスポ]

ロッテ・中村奨吾内野手(30)が「4番・二塁」で先発出場し、2試合連発となる左越え4号2ランを放った。

1点を先制した1回1死一塁。相手先発スアレスの直球を捉えた。球団広報を通じて、「結果的にホームランになって良かったです。なかなか(味方先発の)小島を援護できていないので、今日はしっかり援護点を取って、勝ちを付けてあげたいです」とコメントした。

プロ初の4番で先発出場した1日のヤクルト戦(神宮)では2回に同点の左越え3号ソロを放って、史上15人目となる全打順本塁打を達成した。

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NPBが現役ドラフト制度案を提示、全球団が移籍実施前提[サンスポ]

日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が2日、オンラインで行われ、出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる現役ドラフト制度について、全球団が移籍を実施することを前提とした制度案をNPB側が提示した。選手会の森忠仁事務局長は「大枠では(このまま)進めていけるんじゃないか」と前向きな姿勢を示した。

制度案は12球団が指名対象となる選手を2人以上出し合い、各球団が獲得する選手を指名していく方式。選手会は7月下旬の臨時大会で選手らの意見を確認した上で、今季終了後の導入へ向けNPB側と細部を詰める。

森事務局長は「必ず各球団で誰かが出て、誰かが入るような設計になっている」と説明。事務折衝に出席した選手会の会沢翼会長(広島)も「前向きに捉えている」と評価した。

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NPB、ジュニア大会を12月に開催[サンスポ]

日本野球機構(NPB)は2日、12球団が小学5、6年生で編成するチームによる「NPB12球団ジュニアトーナメント2022」を12月27〜29日に神宮球場と横浜スタジアムで開催すると発表した。

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プロ野球選手会が審判員に関する質問状をNPBに提出[サンスポ]

日本プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)の事務折衝が2日、オンラインで行われ、選手会側が審判の能力向上に関する質問状をすでに提出していたことを明かした。

「選手の方も(審判員について)色々知らないといけない。質問書の回答をもらって協議できればというところで、(質問書を)出しました」。

選手会の森事務局長は5月20日にNPB側に質問書を提出したと説明した。選手が審判員への理解をより深めることを目的に、審判員の技術向上のための仕組みなど10項目が記載されているという。今季のプロ野球では判定を巡る選手側と審判員による衝突≠ェ物議をかもしている。

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ロッテ・朗希、3日巨人戦で6連勝狙う「自分のできることを精一杯頑張りたい」[スポニチ]

3日の巨人戦(東京ドーム)に先発するロッテの佐々木朗が神宮でキャッチボールなどを行った。

開幕から5連勝中の右腕は「チームが勝てるように、自分のできることを精一杯頑張りたい」といつも通りの言葉を繰り返した。プロ3年目で巨人戦の公式戦登板は初めてだが、今年3月のオープン戦では岡本和に満塁弾を浴びるなど、5回途中5失点で降板。雪辱のマウンドとなる。

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ロッテ・小島、また勝てず…救援陣打たれ逆転負け[スポニチ]

ロッテの小島はまたも勝てなかった。今季9度目の先発で6回1失点。2点リードで救援陣にバトンを託したが、3−2の8回にゲレーロが5失点で逆転負けを喫した。

防御率2.67でも勝ち星に恵まれない左腕。井口監督は「低めに投げていた」と称え「エラーが出て大量失点になってしまった」と同点とされた8回、なおも1死一、二塁で二塁手の中村奨が長岡のゴロをはじいた失策を悔やんだ。

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ロッテ痛恨の逆転負けで、小島また勝てず、課題の打線は初回3点も2回以降沈黙[スポニチ]

ロッテ・井口監督は痛恨の失策を悔やんだ。

1点リードの8回1死一、二塁から3番手ゲレーロがオスナに左前適時打を浴びて、同点に追いつかれたところまでは仕方なかった。

ここで踏ん張れば、勝負は分からなかったが、続く長岡の平凡な二ゴロを、名手・中村奨がまさかのファンブル。これで満塁となり、内山に走者一掃の3点二塁打を許し、勝負が決した形だ。

「8回は何とか守り切らなくちゃいけないところでしたけど、エラーが出て大量失点になってしまった。ああいうところを、もっとしっかりやらないと…」。

今季9度目の先発となった小島は6回1失点と好投も、またも白星をつかむことができなかっただけに、井口監督の声も歯切れは悪い。

打線の課題も浮き彫りとなった。初回に幸先よく3点を先制したが、その後は沈黙。ワンチャンスで集中打を発揮するのが、ロッテの持ち味だが、強打のヤクルト打線を相手に最少失点で終盤に突入するのは厳しい展開ともいえた。

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ロッテ・中村奨吾、4番で2戦連発!!初回に左翼席中段へ4号2ラン[スポニチ]

2試合続けて4番に入ったロッテ・中村奨吾内野手(30)が初回に2試合連発となる4号2ランを放った。

初回に敵失で1点を先制し、なお1死一塁の場面。相手先発・スアレスのカウント1─1からの148キロ直球を左翼席中段まで運んだ。

前日のヤクルト戦ではプロ8年目で初めて4番で出場し、2回に左越え3号ソロを放った。「打順は意識せずいつもと同じ気持ちで打席に入った」が、この一発で史上15人目となる全打順での本塁打達成。球団では4人目となり「4番が公式戦初なのは分かっていたが、記録は知らなかった」と驚いた様子だったが、この日もチームを勢いづけるアーチとなった。

中村奨(初回に2戦連発となる左越え4号2ラン)
「打ったのはストレート。つないでくれて先制した後の打席だったので、気持ち的に楽に入ることができました。結果的にホームランになってくれて良かったです。なかなか小島を援護できていなかったので今日はしっかり援護点を取って勝ちを付けてあげたいです。」

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ロッテ、12日のDeNA戦でラッパーedhiii boiが応援ラップを披露[スポニチ]

ロッテは6月12日のDeNA戦(ZOZOマリン)の試合前セレモニーとして、BMSG所属のラッパーedhiii boi(エディ・ボーイ)が交流戦マリーンズ応援ラップ「GRAB THE WIN」をグラウンド上でパフォーマンスすることを発表した。

「GRAB THE WIN」は日本生命セ・パ交流戦2022に向けての特別企画としてロッテの応援用に製作された楽曲で、5月24日に球団公式YouTubeチャンネルで公開したミュージックビデオには、ロッテオリオンズ時代のマスコットである「バブル坊や」が「BUBBLE BOY(バブル・ボーイ)」として現代風にパワーアップして出演し、「ボーイ」つながりでedhiii boiとのコラボレーションが実現た。

edhiii boi
「今回バブル坊やがBUBBLE BOYにパワーアップされるのをきっかけにedhiii boiが『ボーイ』つながりによってコラボさせていただくことになりました!自分がこうやってBUBBLE BOYとコラボして、このような企画に参加できて本当に光栄です!この曲で、マリーンズの選手やファンの皆さまを熱く応援できればと思っています。これから暑くなりますので、皆さま熱中症にも気をつけて、試合を楽しんでくださいね!」

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朗希&松川がトップキープ、全体1位は西武・山川、オールスターファン投票中間発表[スポニチ]

「マイナビオールスターゲーム2022」(7月26日=ペイペイドーム、同27日=松山・坊っちゃんスタジアム)は2日、ファン投票2回目の中間発表が行われ、ロッテ・佐々木朗希投手(20)がパ・リーグ先発投手部門で4万3622票でトップを走っている。前日より6726票上乗せした。

同捕手部門でもロッテのドラフト1位ルーキー・松川虎生捕手(18)が4万5348票で1位につけている。

ちなみに12球団全体トップはリーグトップの17本塁打をマークしている山川穂高内野手(30)の6万1261票。セ・リーグトップは阪神・佐藤輝明外野手(23)の4万9042票だった。

なお中間発表は28日まで、土・日を除く毎日更新される。最終結果発表は7月6日午後4時。監督選抜を含む出場メンバーは同13日午後4時に発表される。

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12球団Jrトーナメント、今年も12月27〜29日開催[スポニチ]

日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団は2日、「NPBジュニアトーナメント」を12月27〜29日に神宮球場と横浜スタジアムで開催すると発表した。またコナミデジタルエンタテインメントを特別協賛とし、公式タイトルは「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2022」に決定。同社の特別協賛は20年から3年連続となる。

同大会は、子供達がプロ野球への夢という目標をより身近に持てるようにと、05年に創設され今年で18回目の開催となる。なお選手は小学5、6年生で編成されている。

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[ロッテ]佐々木朗希、今日先発「自分のできることを精一杯頑張ります」巨人にリベンジだ[報知]

ロッテの佐々木朗希投手(20)が3日の巨人戦(東京D)で“リベンジ”に挑む。2日は神宮で最終調整。オープン戦で5失点した巨人戦を前に「チームが勝てるように、自分のできることを精一杯頑張ります」と意気込んだ。

3月18日のオープン戦では3点リードの5回2死満塁から、岡本にプロ入り後初めて満塁アーチを浴び、4回2/3、5失点(自責4)で降板。当時の最速タイ163キロをマークしたが、井口監督は「あの時は1番良くなかった(時期の)朗希」と分析する。実際、その1週間後に164キロをたたき出し4月には史上最年少で完全試合を達成した。

打席に立つのは昨年の5月27日の阪神戦(甲子園)以来。大船渡高では俊足強打の中心打者だっただけに、打撃にも注目が集まる。開幕から無傷の5連勝中。3月とは違った姿で6勝目を狙う。

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現役ドラフト「各球団2人以上のリスト提出。1人以上獲得と1人以上他球団移籍」リストは非公開か[報知]

日本プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)の事務折衝が2日、オンラインで行われ、今オフ開催を目指す現役ドラフトの具体案が12球団側から示された。選手会の森忠仁事務局長によると、開催は保留者名簿提出後の12月を予定。各球団が任意で2人以上の選手リストを提出する。最低1人以上獲得し、1人以上は他球団へ移籍する案となっている。

森事務局長は「必ず各球団誰かが出て、誰かが入るような設計。特に大きな問題がある案だとは思っていません。除外選手(外国人選手やFA権取得選手など)について多少あるかもしれませんけど、大きなところでは進めていける」と好意的に受け止めた。会沢選手会会長(広島)も「前向きな感じにとらえています」とコメント。今後、7月の選手会総会で詳細を検討するが、基本的にはこの日提出された案での開催が有力視される。

◇プラスα

選手会の念願だった現役ドラフトの青写真が見えてきた。森事務局長が説明した案が採用となれば、各球団が提出するリストはFAの人的補償の「プロテクトリスト」同様に、非公開となるだろう。

現案では、リストに提出された選手が必ずしも移籍できるとは限らず“指名漏れ”の可能性がある。リストの名前が公表され、もし残留となれば該当選手の士気に影響する。指名を受け、移籍が決まった選手のみが公になる可能性が高そうだ。

目的は出場機会が少ない選手の移籍活性化。大きな一歩となるが、運営方式など詰めるべき事項も多く、今オフ導入されて以降も、年々改良していく必要がある。

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[ロッテ]小島和哉が6回1失点、今季初勝利へ勝ち投手の権利を持って降板[報知]

ロッテの先発・小島和哉投手が94球を投げ6回5安打1失点。今季初勝利へ勝ち投手の権利を持って降板した。

初回から中村奨の2ランなどで3点のリードをもらった左腕は、初回から5回まで全てのイニングで走者を出しながらも後続を断ち切り無失点を継続。6回には先頭の山田に左翼席への12号ソロを浴びたがその後は得点を与えず、6回まで5安打1失点でまとめた。昨季チーム最多の10勝を挙げた左腕だが、この日の試合前まで8試合に登板も援護に恵まれず未勝利。この日は2点リードのまま7回からは東條にバトンを渡し、勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

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[ロッテ]6・12のDeNA戦でラッパーのedhiii boiが交流戦マリーンズ応援ラップ「GRAB THE WIN」を披露[報知]

ロッテは2日、12日のDeNA戦(ZOZOマリンス)の試合前セレモニーでBMSG所属のラッパー・edhiii boi(エディ・ボーイ)が交流戦マリーンズ応援ラップ「GRAB THE WIN」をグラウンド上でパフォーマンスすることを発表した。

「GRAB THE WIN」は日本生命セ・パ交流戦2022に向けての特別企画としてロッテの応援用に製作された楽曲。5月24日に球団公式YouTubeチャンネルで公開したミュージックビデオには、ロッテオリオンズ時代のマスコットである「バブル坊や」が「BUBBLE BOY(バブル・ボーイ)」として現代風にパワーアップして出演しており、「ボーイ」繋がりでedhiii boiとのコラボレーションが実現した。

edhiii boiは「今回バブル坊やがBUBBLE BOYにパワーアップされるのをきっかけにedhiii boiが「ボーイ」つながりによってコラボさせていただくことになりました!自分がこうやってBUBBLE BOYとコラボして、このような企画に参加できて本当に光栄です!この曲で、マリーンズの選手やファンの皆さまを熱く応援できればと思っています。これから暑くなりますので、皆さま熱中症にも気をつけて、試合を楽しんでくださいね!」とコメントした。

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ヤクルト・スアレス−ロッテ・小島和哉…スタメン発表[報知]

[ロッテ]
1(左)荻野、2(中)高部、3(捕)佐藤都、4(二)中村奨、5(一)レアード、6(右)岡、7(三)安田、8(遊)エチェバリア、9(投)小島
[ヤクルト]
1(中)塩見、2(左)浜田、3(二)山田、4(三)村上、5(一)オスナ、6(遊)長岡、7(捕)内山壮、8(右)太田、9(投)スアレス

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現役ドラフト今オフ開催へ前進、最低でも1人獲得し1人が他球団へ移籍する案[報知]

今オフの導入を目指す現役ドラフトの原案が2日、12球団側から日本プロ野球選手会に提出された。この日プロ野球選手会と、日本野球機構(NPB)の事務折衝がオンラインで行われた。

取材に応じた選手会の森忠仁事務局長は「人数は各球団が2名以上(任意で選手のリストを提出)。後は除外選手を設けてやるという感じで、必ず各球団誰かが出て、誰かが入るような設計になっています」と概要を説明。保留者名簿が公示された後、12月に開催する見込みだ。

今後、来月に開催される選手会大会でこの案を検討する。森事務局長は「特に大きな問題がある案だとは思っていません。除外選手について、多少あるかもしれませんけど、大きなところでは進めて行けるんじゃないかと感じています」と、話した。

広島・会沢会長も「選手にとってすごくプラスなことが多い。しっかり理解した上で選手に伝えないといけない。前向きな感じに僕はとらえています」とコメント。

今オフ開催へ向け前進している。

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ロッテ・小島、6回1失点も初星スルリ、井口監督「良くはなっている」[デイリー]

ロッテ・小島が6回1失点も今季初勝利ならず。

毎回のように走者を背負いながら1失点でしのぎ、「内容的に良くなかったが(佐藤)都志也に強気で引っ張ってもらった」と感謝。救援陣が逆転を許して白星は消滅も、井口監督は「まだ甘い球は多かったが、頑張って低く放っていた。良くはなっている」と左腕をねぎらった。

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ロッテ・井口監督、痛恨の逆転負けに「もっと守りをしっかりやっていかないと」[デイリー]

ロッテ・井口監督は守りのミスが絡んでの敗戦を悔やんだ。

初回に4番・中村奨の4号2ランなどで3点を先制。だが、その後も走者を出しながら、2つの併殺打もあって追加点を奪えず。

1点差に迫られた8回は、同点後の1死一、二塁から中村奨の失策が絡み満塁となり、内山壮の右中間への3点適時二塁打を浴びるなど、一挙5点を失って逆転負けとなった。

今季0勝5敗の先発・小島の白星も消えてしまい、井口監督も「何とか守り切らなくちゃいけないところだったが、最終的にはエラーが出て大量失点になった。もっと守りをしっかりやっていかないと」と話した。

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佐々木朗、3日巨人戦に先発開幕6連勝懸ける[デイリー]

ロッテの佐々木朗が3日、開幕6連勝を懸けて東京ドームでの巨人戦に先発する。2日はチームのヤクルト戦に同行し、神宮球場でキャッチボールなどをして調整。「チームが勝てるように、自分のできることを精いっぱい頑張りたい」と意気込みを口にした。

巨人戦での登板は公式戦では初めて。今年のオープン戦で対戦したが、岡本和に満塁本塁打されるなど5回途中5失点だった。

佐々木朗は今季9試合に先発して5勝0敗、防御率1.33。94三振は12球団トップ。

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ロッテ・小島、6回2失点の力投も遠い初勝利、8回に味方が逆転許す[デイリー]

ロッテ・小島が6回2失点の好投で、救援陣が得点を奪われて今季初勝利の権利が消滅した。今季の成績は0勝5敗。

早大時代に慣れ親しんだ神宮で、プロ入り後初の登板。初回に3点の援護を受けると、その裏の2死一、二塁の危機はオスナを三邪飛。5回2死二塁でも浜田を捕邪飛に打ち取り粘りの投球。6回に山田のソロを浴びたが勝利投手の権利を経て救援陣につないだ。

「あまり内容は良くなかったところを(捕手の佐藤)都志也に強気で引っ張ってもらった」と女房役に感謝。だが、1点に迫られた8回に3番手・ゲレーロが逆転を許し、今季初勝利はお預けとなった。

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ロッテ・中村奨が2戦連続の4番弾、左中間席中段へ4号2ラン[デイリー]

ロッテ・中村奨が2試合連続の“4番弾”を見せた。

初回、1点を先制してなお1死一塁で、前日に続いて4番に座った中村奨。ヤクルト先発のスアレスが投じた直球を完璧に捉え、左翼席中段へたたき込む4号2ランを放った。

今季勝ち星がない先発・小島へ大きな援護点をプレゼントし「つないで先制をした後の打席だったので、気持ち的に楽に入ることができた。結果的にホームランになって良かった」と喜んだ。

前日にプロ初なる4番で出場。1点を追う2回に左翼への同点ソロを放ち、史上15人目となる全打順本塁打を達成していた。打線が低調な中で、新4番が2試合連続で存在感を示した。

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プロ野球、全球団が移籍実施NPBが現役ドラフト案[デイリー]

日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が2日、オンラインで行われ、出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる現役ドラフト制度について、全球団が移籍を実施することを前提とした制度案をNPB側が提示した。選手会の森忠仁事務局長は「大枠では(このまま)進めていけるんじゃないか」と前向きな姿勢を示した。

制度案は12球団が指名対象となる選手を2人以上出し合い、各球団が獲得する選手を指名していく方式。選手会は7月下旬の臨時大会で選手らの意見を確認した上で、今季終了後の導入へ向けNPB側と細部を詰める。

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ロッテ、6・12DeNA戦、エディ・ボーイがマリーンズ応援ラップを披露へ[デイリー]

ロッテは2日、ZOZOマリンスタジアムで開催される12日・DeNA戦で、ラッパーedhiii boi(エディ・ボーイ)が交流戦マリーンズ応援ラップ「GRAB THE WIN」をグラウンド上で披露すると発表した。試合前セレモニー(13時50分頃予定)として行う。

「GRAB THE WIN」は日本生命セ・パ交流戦2022に向けての特別企画として千葉ロッテマリーンズの応援用に製作された楽曲。5月24日に球団公式YouTubeチャンネルで公開したミュージックビデオには、ロッテオリオンズ時代のマスコットである「バブル坊や」が「BUBBLE BOY(バブル・ボーイ)」として現代風にパワーアップして出演しており、「ボーイ」繋がりでedhiii boiとのコラボレーションが実現した。

edhiii boiのプロフィールとコラボに関するコメントは次の通り。

「今回バブル坊やがBUBBLE BOYにパワーアップされるのをきっかけにedhiii boiが「ボーイ」繋がりによってコラボさせていただくことになりました!自分がこうやってBUBBLE BOYとコラボして、このような企画に参加できて本当に光栄です!この曲で、マリーンズの選手やファンの皆さまを熱く応援できればと思っています。これから暑くなりますので、皆さま熱中症にも気をつけて、試合を楽しんでくださいね!」。

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プロ野球「現役ドラフト」12球団から具体案、7月臨時総会で議論へ[デイリー]

日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が2日、オンライン形式で開かれた。出場機会に恵まれない選手を救済する「現役ドラフト」について12球団側から具体案が示され、選手会側は7月の臨時総会で議論する方向だ。

12球団側の「現役ドラフト」案は、実施時期は保留者名簿提出後とし、各球団が外国人やFA選手などをのぞいた中から2人以上の選手を選出。必ず各球団で選手の入れ替えが生じるというもの。

12球団案に関して選手会・森事務局長は「具体的に出してもらったので、それを協議したい」とした上で「特に大きな問題がある案だとは思っていない。大きなところでは進めていけるのではと感じている」と話した。

た、事務折衝に出席した会沢会長(広島)も「現役ドラフトは選手にとって大事なところ。(12球団案は)前向きな感じでは僕は捉えている」とした。

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プロ野球選手会、NPBへ審判員関連の質問状の早期回答求める[デイリー]

日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が2日、オンライン形式で開かれた。選手会側はすでにNPB側へ送っている審判員に関しての質問状に対して、早期での回答を求めた。

審判員に関しては24日のオリックス−ロッテ戦(京セラ)で、ボール判定に不満げな態度を示したロッテ・佐々木朗に、球審を務めた白井審判員が詰め寄った行動が物議を醸していた。

一連の問題に関連して選手会側も選手と審判員の関係改善のために、コミュニケーション不足の解消や、審判員の技術向上の取り組みについて選手が理解する必要があるとして、5月下旬にNPB側へ質問状を提出した。

選手会・森事務局長は「(質問状送付後に)向こうからも質問がいくつかあり、それを返したので、なるべく早く(回答を)お願いしますという話をした」と経緯を説明した。

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佐々木朗希を「そりゃ呼びたい」、侍ジャパン・吉井投手コーチが語る成長の過程[Full-Count]

◇吉井理人氏にも意外なほど速かった成長「ここまで来るのか」

ロッテの3年目、佐々木朗希投手の快進撃が止まらない。今季は自己最速に並ぶ164キロを連発し、4月10日のオリックス戦ではプロ野球新記録の13者連続奪三振、さらに史上16人目、28年ぶりの完全試合まで達成した。野球日本代表「侍ジャパン」で投手コーチを務める吉井理人氏は、来春に予定される「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の日本代表にも「そりゃ、呼びたいですよ」と招集を熱望する。プロ入りから日本代表レベルに至るまで、わずか2年あまり。吉井投手コーチの目に映った20歳右腕の成長過程を明かしてくれた。

成長を感じていたとはいえ、ここまでとは…。完全試合をはじめとして、日本プロ野球の記録をいくつも塗り替えるほどの快進撃は、吉井氏にも驚きでしかなかった。

「(完全試合は)いつかやるとは思っていたけど、3年目の春だとは全く思っていなかった。成長のスピードが速いということでしょうね。去年を見ていても、投げる度に良くなっていった感じがありますが、ここまで来るのかと。3年目は中6日で、100球くらいなら(ローテーションを)回れるかなと思っていました」。

吉井氏は2年前の春、ロッテの投手コーチとして佐々木朗と出会った。まず感じたのは体力不足。「3球以上、投げられるかな?」と思うほどだったという。それが「今は100球を超えても160キロを投げるでしょう。3年でここまで強くなるとは思わなかった」。超速の進化には、いくつもの節目があった。

プロ1年目は、2軍でも全く実戦登板を行わないという異例の育成法がとられた。ただ吉井氏は「結果的にそうなっただけで、本当は投げさせたかったんです」と、決して狙い通りではなかったと振り返る。1年目の5月、試合で投げられるところまで仕上がったと思わせる瞬間があったという。

ただ当時は、新型コロナウイルスが猛威を奮いはじめ、試合どころか練習まで制限される世の中だった。練習再開後に投球練習をしてみると、大きく後退していた。そこで下した“投げさせない”という決断は「自分の中では簡単でしたけど、監督がよく我慢してくれたと思います」。チーム、球団の「大きく育てる」という意思統一がなければ不可能だった。

◇長い手足を自在に操作「こんなに体幹が弱いのに、よく安定させているな」

佐々木朗の身体的な特徴は長い手足だ。これを思うように動かせる感覚と、投球フォームは天性のものだった。広く、大きい肩の可動域が、160キロを軽く超える剛速球を生む。不思議なのは、その大きな動きと制球力を両立させていることだ。

「指先をはじめとした感覚が優れているんでしょうね。こんなに体幹が弱いのに、あれだけ足を上げてよく安定させているなと思うこともあります。これでもっと体が強くなればさらに良くなりますよ」。

さらに上を目指した強化メニューは「本人任せ」なのだという。取り組んでいるのは自重や、軽めの重りを使ったトレーニングだ。吉井氏は「これは制球がいい要因でもあるんですけど、関節の位置とかには本当に敏感ですね。重いウエートトレーニングをして、変化がありすぎると修正できないと思っているのかもしれない」。繊細な感覚を大切にしながら、強化を図っている。

それでも、160キロを超えるボールを次々に、制球良く決めていく姿は驚きでしかない。球速と制球は本来、トレードオフの関係にあるはずだ。思いきり力を込めて投げればボールは暴れ、狙ったところに投げることを重視すれば球速は抑えられてしまう。両立を可能にしているのは繊細な感覚があってこそ。さらに上の世界への可能性も秘める。

「もしかしたら、今でも『6〜7割の力で投げているのかな』と思うことがありますよ。100の力を出せてないのか、出してないのかは分かりませんが…。だって、クイックで投げても160キロが出る訳です。そこで足を上げたらもっと出るはずなので、多分セーブしているはずですよ」。

◇天性のフォーム守る説得「プロで1球投げるまでは、今のままで行こうや」

吉井氏は長身投手に縁がある。引退直後、日本ハムでの1回目の投手コーチ時代にダルビッシュ有投手(現パドレス)と出会い、2016年に戻ってくると大谷翔平投手(現エンゼルス)がいた。佐々木朗を含めた3人の共通点をあえて挙げるとすれば「みんな好奇心、向上心が強いところかな」と笑う。

「自分のやり方で上手くなりたいと思っている。コーチの言うことも聞いてはくれるんですけど、自分で『そうだな』と思ったことしか取り入れないとか。上手いと思いますし、それでいいんです」。

そして、投球や体形は三者三様だ。比較的手が短いダルビッシュは、最初から上手く使えていた。そして大谷は手足の長さを、ようやく投球で上手く使えるようになっているという。制球力の向上がその証拠だ。そして佐々木朗は、入団当初から手足を思うように扱えていた。長身投手が大成するための準備を、高校までに整えていたと言える。“神様のプレゼント”のような投球フォームだった。

「だから、フォームを変えちゃだめだと思いました。でも、2年目の春のキャンプで、本人が変えてきたことがあって…。説得して、戻してもらいましたよ。『プロで1球投げるまでは、今のままでいこうや』って。なかなか頑固なので、色んな人に話してもらったりして時間はかかりましたが」。

実は、昨季の1年間はフォームを元に戻すための「修正期間」だったというのだ。それでも後半戦に1軍昇格して3勝2敗、防御率も2.27という好成績を残し、投球イニングを上回る68個の三振も奪った。そして「今、1年目の仕上がった時にやっと戻ってきたかなという感じなんです。やっと自分本来の感覚があるんじゃないかな」とも。

来春に開催予定のWBCで投手陣を預かる吉井氏は、佐々木朗の代表入りについて「そりゃ、呼びたいですよ。日本のエースになる可能性もある」と即答するほど惚れ込んでいる。100%を出せる体の力が備わった時、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。吉井氏も「まだまだ良くなる、としか言いようがないな」と、完成形を楽しみにしている。

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