ロッテが3連勝。3回にレアードの適時打で追い付き、安田の2点二塁打で勝ち越した。以降は中村奨の2点打などで加点し、継投で追い上げをしのいだ。美馬が6回途中まで4失点で3勝目。中日は中盤からの反撃も及ばなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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中日 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 6 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 3 | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | x | 9 |
シーズンもすでに4割を消化した段階ながら、ロッテ松川虎生捕手(18)の奮闘が続いている。
高卒新人捕手として史上3人目となった開幕戦スタメンを勝ち取り、この日でスタメンマスクも31試合目に。まだ本塁打は放っていないが、この日は自身2度目のマルチ安打も記録するなどアピールが続く。
一方で、ディフェンス面は相手からの研究もどんどん進むから大変だ。盗塁阻止率はなかなか上がらず、この日はファウルフライの落球で失策がつく場面も。6回、7回と失点し、救援陣の球数がかさんだ。ただ、それでも2試合続けて8回までマスクをかぶってチームの3連勝に貢献するなど、やはり18歳とは思えない力量だ。
ミスも出た試合だったが、井口資仁監督(47)は試合後に「松川もずっと色々な経験を積んでると思いますのでね。日々勉強だと思います」と、リードを守って勝利に導いたことを評価している。
9回のマスクは2試合続けて加藤匠馬捕手(30)がかぶった。井口監督は「最後、益田のところは(松川より)ベテランの加藤にというところになってます」としつつ「これからチャンスがあれば(9回も松川に)かぶせていきたいなと思っています」とも話した。4月10日、佐々木朗の完全試合でのバッテリーが大きく注目された。一方で松川が1回から9回までマスクをかぶっての勝利は、5月は1度もなかった。一塁も守る佐藤都志也捕手(24)も合わせた3人で、必死にゲームを作っている。
ロッテ美馬学投手(35)が今季3勝目を挙げた。1日のヤクルト戦(神宮)に続き、今季自身初の2登板連続勝利となった。
初回2死一塁から中日ビシエドに先制2ランを浴びるも、その後は打たせてとり、5回まで72球2失点。打線も5回までに6得点を挙げた。
しかし、6回に先頭大島に安打を許すと、続くA.マルティネスに2ランを献上。その後、ビシエドに安打され1死一塁としたところで交代となった。5回1/3を投げ6安打4失点。救援陣の踏ん張りで勝利投手となったものの「大量の援護をもらいながら6回も投げきれず、後のリリーフ陣に迷惑を掛けて申し訳ないです。それだけです」と神妙だった。
今季なかなか逆転できなかったロッテ打線が、3戦続けて逆転勝利した。
初回、中日に2点を先制されるも、その裏にブランドン・レアード内野手(34)の犠飛で1点を返し、3回にはレアードの適時打、安田尚憲内野手(23)の2点適時二塁打で逆転した。ストライク率52.7%と制球に苦しむ中日先発の鈴木を4回途中6得点でKO。その後は点の取り合いとなったが、4回以降はリードを守りきった。
得点力不足に悩むロッテは今季、相手に先制された試合は開幕から19連敗していた。不調だったマーティン、レアードの状態が上向いてきており、ようやく逆転できる機運も高まってきている。
ロッテの松川虎生捕手(18)がプロ2度目のマルチ安打をマークした。
2回2死での第1打席、中日鈴木の7球目をセンターへはじき返し、5月24日広島戦(マツダスタジアム)以来の安打。さらに6回先頭での第3打席に、中日山本の緩い変化球をうまくライト前へ落とした。プロ初安打もマークした3月27日楽天戦(楽天生命パーク)以来のマルチ安打。一方、守備では6回にファウルフライを落球し、失策が記録された。
21年ドラフト1位で市和歌山から入団し、今季はこの日で33試合目の出場。球宴のファン投票では8日の中間発表時点で9万5516票を集め、パ捕手部門で堂々の1位を走る。10万票到達も目前となっている。
ロッテのエンニー・ロメロ投手(31)が9日の中日戦(ZOZOマリン)に先発する。「いつも通りのルーティンとして、攻撃的にストライクゾーンにどんどん投げ込んで5回、6回、7回と1イニングでも多く投げて、チームに貢献したいです」と話した。
19年には中日で8勝を挙げた左腕。古巣との対決に「どこが相手でもやることは変わりません。過去に練習で対戦したことのある選手もいると思うので、ある程度イメージはできます」と平常心で臨む。
ロッテ8日、千葉・市原市内の全小中学校62校に「マリーンズ消毒用アルコールディスペンサー」を寄贈したと発表した。
この日、市原市立国府小学校で全校児童、球団マスコットのマーくん、公式チアパフォーマーのM☆Splush!!のHONAMIが参加し、寄贈式が行われた。今回は2320本が寄贈され、後日6960本が追加寄贈される。
ロッテは子供達の安心・安全な学校生活のため、地域振興活動として「ちばキッズスマイル・プロジェクト」と題したアルコール除菌剤の寄贈活動を行っており、今回で千葉市、船橋市に続いて3自治体目となる。
生塩工業株式会社、千葉港運倉庫株式会社、株式会社誉工業、三井ハウジング株式会社、株式会社ハシモトテクニカルサービス、株式会社ナレッジワーカー(順不同)が協賛企業となっている。
ロッテの美馬は5回1/3を6安打4失点で3勝目を挙げた。5月12日の楽天戦から3連勝となったが、中軸に2本塁打を浴びたとあって「6回も投げきれず、救援陣に迷惑をかけて申し訳ない」と笑顔はなかった。
1回にビシエドにスライダーを左翼席に運ばれた。6回はA.マルティネスに一発を献上。いずれも厳しいコースを攻めきれず、勝負どころでの制球面に課題を残した。
ロッテは美馬が初回にビシエドに先制2ランを浴びたが、打線が序盤で逆転。3連勝で交流戦勝率を5割に戻した。1−2の3回にレアードが同点の左前適時打。なおも1死一、二塁で安田が左中間へ決勝2点二塁打をマークした。
「追い込まれていたので、逆方向を意識していた」と、本拠地で今季初のお立ち台に上がり笑顔。前日には1学年下の山口が代打で逆転3ランを放っただけに、「負けないように頑張りたい」と先輩の意地を見せた。
ロッテが乱打戦を制し、3連勝で交流戦勝率を5割に戻した。
3試合連続逆転劇に、井口監督は「打線の方もしっかりとつながるようになったし、外国人の調子も上がってきている」と、マーティンが今季初の猛打賞となる3安打をマークするなど、手応えを感じている様子だ。
3回に左中間へ決勝2点二塁打をマークした安田も「追い込まれていたので、逆方向を意識した。打席の中で集中できた」と納得の表情。これには指揮官も「ヤスはチャンスに強い打者。自分の打てる球をしっかりと待ってくれている」と評価していた。
パ・リーグ6球団の共同出資会社であるパシフィックリーグマーケティング株式会社(PLM)は、パ・リーグオフィシャルスポンサーのパーソルグループである株式会社ベネッセi―キャリアと、就職活動前の学生に「はたらく」を考えるきっかけを提供するイベント「パーソルパ・リーグ大学dodaキャンパスゼミ」をオンラインにて開催すると発表した。
オンライン形式で、22日の午後6時30分〜午後8時の予定。テーマは元球団職員のパ・リーグマーケティング担当者が語る「スポーツビジネスの“やりがい”と“面白さ”」。
参加対象は応募時点で、専門学校、短大、大学、大学院に在学中の学生(24年卒、25年卒、26年卒)。
※大学1〜3年生、また大学院1年生も応募可能。
受付方法は「dodaキャンパス」のイベントページより申し込み(※300名先着順)で、参加費は無料。
PLMは、なりたい職業ランキングに「スポーツビジネスパーソン」をランクインさせることをひとつの目標に掲げ、これまでもスポーツ業界への転職イベント「スポーツキャリアフォーラム」の開催や、国内外のスポーツビジネスを学べるパ・リーグ6球団の球団職員向け講座「パ・リーグビジネススクール」の開設など、人材領域に力を入れてきた。
ロッテは8日、千葉県市原市内全40校の小学校と全22校の中学校に「マリーンズ 消毒用アルコールディスペンサー」2320本(後日、追加で6960本)を寄贈したと発表した。
子供達の安心・安全な学校生活のため、地域振興活動として「ちばキッズスマイル・プロジェクト」と題したアルコール除菌剤の寄贈活動を行っており、市原市立国府小学校にて全校児童80人、球団マスコットのマーくん、公式チアパフォーマーのM☆Splash!!HONAMIが参加してアルコール除菌剤の寄贈式を行った。
「ちばキッズスマイル・プロジェクト」で寄贈を行ったのは市原市が千葉市、船橋市に続いて3市目で、今後も県内他自治体でも展開予定。
ロッテが1点を追う3回に、安田尚憲内野手の2点二塁打などで逆転。その後も点の奪い合いをしのいで逃げ切り3連勝。交流戦の成績を7勝7敗の五分に戻した。
先発の美馬学投手は、初回にビシエド、6回にはA.マルティネスにそれぞれ2ランを浴びるなど6回途中4失点。前回1日のヤクルト戦(神宮)に続き自身2連勝となる3勝目をあげたものの、降板後は「大量の援護をもらいながら6回も投げ切れず、後のリリーフ陣に迷惑をかけて申し訳ないです」と浮かない顔だった。
ロッテは8日、地域振興活動「ちばキッズスマイル・プロジェクト」の一環として、市原市立国府小学校で「マリーンズ 消毒用アルコールディスペンサー」の寄贈式を行った。
同プロジェクトでは、市原市内全40校の小学校と全22校の中学校にアルコールディスペンサーを寄贈。これまでに千葉市と船橋市でも実施しており、今後も千葉県内の各自治体で展開する予定だ。
寄贈式には国府小の児童80人と球団マスコット・マーくん、公式チアパフォーマーのM☆Splash!!HONAMIが参加した。
安田の決勝打でロッテは3連勝となった。
3回、同点としてなお1死一、二塁から「追い込まれていたので何とかバットに当てる気持ちだった」と左中間へ決勝の2点適時二塁打。1日のヤクルト戦(神宮)以来、6試合ぶりの打点も「まだまだの部分がたくさんある。必死に戦っていくだけ」と気を引き締めていた。
ロッテが乱打戦を制して、チームは3連勝となった。
初回に先発・美馬が2点の先制を許すが、1点を追う2回には安田の勝ち越しとなる左中間2点適時二塁打などで3点を奪い逆転。その後も点差を詰められながら、攻撃陣が追加点を奪い中日を突き放した。
井口監督は「先制はされたが、今日は打線がしっかりと投手陣を援護できたんじゃないかと思う」と攻撃陣を評価。決勝打の安田にも「調子も上がってきている。1本、チャンスで打てるのがヤス(安田)のいいところだと思う」とたたえた。
ロッテ・安田が6試合ぶりの打点となる勝ち越し打だ。
3回。同点に追いついてなお1死一、二塁で、中日先発・鈴木のから左中間越えの勝ち越し2点適時二塁打を放った。
1日・ヤクルト戦(神宮)以来となる打点を挙げ「昨日からチャンスで打てず悔しい思いをしていた。しっかりと自分のスイングができて、勝ち越しの適時打になってくれてよかったです」と喜んだ。
ロッテは8日、地域振興活動「ちばキッズスマイル・プロジェクト」の一環として、千葉・市原市内の小中学校、全62校に「マリーンズ消毒用アルコールディスペンサー」を2320本(後日6960本を追加予定)寄贈したと発表した。
この日は市原市立国府小学校で、全校児童80人とロッテのマスコット・マーくん、公式チアパフォーマンスチーム「M☆Splash!!」のHONAMIが参加しての寄贈式が行われた。
同プロジェクトでの寄贈は市原市が3市目。これまでに千葉市、船橋市でも子供達の安心、安全な学校生活のため、球団からの除菌剤寄贈が行われている。
「この2年間を振り返って、全然できることがなかった中で、今年これだけ試合に出続けられているというのは収穫としてありますし、充実させることはできているんじゃないかなと思います。ただ、もっともっとできるなという部分の方が多く、満足はしていないです」。
開幕から全試合に出場するロッテの部瑛斗は、打率.270、64安打、18盗塁をマークし、盗塁数はリーグトップ、安打数もリーグ2位につけるなど、レギュラーポジションをモノにしつつある。
プロ入りから2年連続ファームで打率3割以上をマークしながら、昨季は1、2軍を何度も往復し、1軍定着とはならなかった。今季に向けてオフは技術、フィジカル、メンタルの向上を図り、2月の対外試合で打率.387(31−12)と打ちまくり、オープン戦でも打率.393、22安打、5盗塁、出塁率.435はいずれも12球団トップと文句なしの成績を残した。
“結果”を残し自らの手で掴みとった開幕1軍。開幕前日は「やるしかないなという気持ちだった。気負うことなく過ごせたなと思います」と、緊張感で眠れないということはなかったという。
迎えた3月25日の楽天との開幕戦。『1番・左翼』でスタメン出場すると、0−0の6回1死一塁の第3打席、先発・則本昂大が投じた初球、三塁線へセーフティバントを決め今季初安打を放つ。9回の第5打席には小峯新陸からレフト前に弾き返す安打で、開幕戦でいきなりマルチ安打をマークする幸先の良いスタートとなった。
「スタートダッシュでヒットが出たというのはホッとはしました。シーズンに入って流れというのを切らさないで、入れたというのは大きかったと思います」。
これで勢いに乗った。3月29日のソフトバンク戦では0−1の8回に一時同点となる適時打を放てば、4月中は5試合連続安打を2回記録し、4月30日の日本ハム戦ではプロ入り3年目で初の猛打賞を達成。4月を打率.269(108−29)で終えると、5月に入ってからも13日のオリックス戦では先頭打者で出塁した初回の第1打席(中安)、3回の第2打席(四球)、8回の第4打席(四球)はいずれも盗塁を決め、ホームに還ってくるなど、これぞリードオフマンという働き。
さらに21日のソフトバンク戦も3安打2四球で全打席出塁し、24日の広島戦も2安打1四球、6月も8日の中日戦で1安打2四球2得点と、いまやマリーンズ打線に欠かせない打者の1人になっている。
打線において欠かせない存在になっているということは、当然相手からのマークも厳しくなってくる。
「初球から振っていくタイプ。前の攻め方はストレートから入ってきたりしますけど、いきなりフォークであったりとか振らせにくるボールから入ってきているなと感じます。最初よりも内角が増えてきて、多少なりとも違うなと感じます」。実際に打席内で相手投手の攻めの変化を感じている。試合を見ていると、インコースに攻めてくることが増え、二塁や一塁へのゴロアウトが多くなった印象だ。
「内角の球を引っ張るというのがセオリーだと思うんですけど、2ストライクになったときに内角でも逆方向に打てるというのは強み。決めつけたりせず、いくときはいく、追い込まれてから逆方向という感じで幅広くやっていけたらなと思います」。
相手投手からのマークだけでなく、開幕から59試合を消化し、そろそろ疲れも出てくる時期だ。
「もちろん(体力的なキツさを)感じていますけど、それでも自分と見つめあってできているなと思っています」。
ロッテはZOZOマリンスタジアムを本拠地にしており、暑い夏場をどう乗り越えていくかも1年間戦っていくうえでカギとなる。「体重を落とさないように。フィジカル面で頑張らなきゃいけないなと思います」と話す。
4月、5月、そして交流戦もレギュラーとしてプレーし、あとは夏場以降にどれだけ調子を落とすことなくプレーできるか。「1年間しっかり試合に出て、それに見合う結果を残せるように1試合、1試合見つめながら、全力でプレーしていきたいと思います」。部が1年間レギュラーで活躍できれば、チームの未来も明るくなる。最後までトップバッターとして、チームを引っ張っていって欲しい。