DeNAが競り勝った。1−1の延長11回に安打と犠打で好機をつくり、代打大和の適時二塁打で勝ち越した。ロッテは連勝が5でストップ。佐々木朗が8回1失点と好投したが、打線が9回のサヨナラ機を逃すなど振るわなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | R | |
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横浜DeNA | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
ロッテ佐々木朗希投手(20)が交流戦の最後に“鉱脈”を得た。中7日でのDeNA戦は8回1失点、勝ち負けはつかなかった。疲労もあってか直球の平均球速は157.8キロ。代わりに、ここまで比率の低かったスライダーを多用し、凡打の山を築いた。12日にも登録抹消になる見込みで、次回は最速で22日西武戦(ZOZOマリン)での先発が可能になりそうだ。真夏の中6日へと力を蓄える。
佐々木朗が新たな手札を切った。2回、DeNA牧にカーブを右翼テラス席に運ばれた後、6番桑原から空振り三振を奪った。右打者の桑原から逃げる145キロの変化球は、紛れもなくスライダーだった。
「必要だと思ったから投げました」。
理由はシンプルだ。「初めて中6日で投げ続けて、もちろん疲れとかある」との状況下で勝つため、長い回を投げるため。桑原への球を皮切りに、強く切り続けた。全94球中20球で、比率は21.3%。試合前まで今季全投球の4.0%に過ぎなかった球を、7割のストライク率で制御してみせた。「早いカウントで打ち取ることができました」と振り返る総括の、基盤を支える球種になった。
強烈なフォークで三振の山を築いてきた。一方、大船渡高時代の変化球はスライダーが7割近くを占めた。プロ入り後に「僕の中ではスライダーは特に(調整に)時間がかかるので」と話したことがある。フォークがカットボール気味に動くこともあり、捕手松川もスライダーのサインをあまり出してこなかった。
130キロ前後のカーブに緩急を求め、ここに来て140キロ超のスライダーが安定して操れるようになったのは今後にも大きい。
「思ったよりも効果的だったとは思うので。相手の選択肢が増えたら増えたで自分としても楽になるので、うまく使っていけたらなと思っています」。
牧には1−1からのカーブを運ばれた。「高かったのが全て」と反省しつつ「ああいう1発を気にしていたらしょうがないので」と攻めの投球を貫く。次回登板は早くても11日後で「まずはコンディションを整えてから」と回復が優先だ。かつての宝刀が、第4の球種として奪三振ショーに加わる。ライバルをますます悩ませる。
打順 | 選手名 | 球数 | 球種 | 球速 | S | B | 結果 |
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1回=5球 | |||||||
1 | 佐野 | 1 | 直球 | 154 | ○ | 遊ゴ | |
2 | 関根 | 2 | 直球 | 157 | ○ | 二ゴ | |
3 | 蝦名 | 3 | 直球 | 158 | ○ | ||
4 | カーブ | 130 | 空 | ||||
5 | 直球 | 160 | ○ | 遊ゴ | |||
2回=15球 | |||||||
4 | 牧 | 6 | 直球 | 158 | ○ | ||
7 | 直球 | 156 | ○ | ||||
8 | カーブ | 130 | ○ | 右本 | |||
5 | 宮崎 | 9 | 直球 | 1158 | F | ||
10 | 直球 | 158 | ○ | 中飛 | |||
6 | 桑原 | 11 | 直球 | 158 | ○ | ||
12 | スライダー | 145 | ○ | ||||
13 | フォーク | 142 | F | ||||
14 | スライダー | 145 | 空 | 三振 | |||
7 | 柴田 | 15 | 直球 | 157 | F | ||
16 | フォーク | 142 | ○ | ||||
17 | 直球 | 159 | F | ||||
18 | フォーク | 144 | ○ | ||||
19 | フォーク | 143 | ○ | ||||
20 | 直球 | 156 | ○ | 右飛 | |||
3回=12球 | |||||||
8 | 嶺井 | 21 | 直球 | 156 | F | ||
22 | スライダー | 141 | 空 | ||||
23 | 直球 | 159 | F | ||||
24 | フォーク | 142 | ○ | 二ゴ | |||
9 | 森 | 25 | 直球 | 157 | ○ | ||
26 | 直球 | 156 | ○ | 遊飛 | |||
1 | 佐野 | 27 | フォーク | 143 | ○ | ||
28 | フォーク | 142 | ○ | ||||
29 | 直球 | 159 | ○ | ||||
30 | 直球 | 158 | F | ||||
31 | 直球 | 161 | ○ | 右安 | |||
2 | 関根 | 32 | 直球 | 156 | ○ | 左飛 | |
4回=15球 | |||||||
3 | 蝦名 | 33 | スライダー | 141 | ○ | ||
34 | 直球 | 156 | F | ||||
35 | スライダー | 143 | 空 | ||||
36 | スライダー | 145 | ○ | ||||
37 | フォーク | 154 | ○ | 左飛 | |||
4 | 牧 | 38 | 直球 | 159 | ○ | ||
39 | スライダー | 147 | ○ | ||||
40 | スライダー | 145 | ○ | ||||
41 | 直球 | 160 | ○ | 遊ゴ | |||
5 | 宮崎 | 42 | 直球 | 159 | ○ | ||
43 | スライダー | 143 | 空 | ||||
44 | 直球 | 161 | ○ | ||||
45 | フォーク | 143 | ○ | ||||
46 | フォーク | 145 | ○ | ||||
47 | 直球 | 160 | ○ | 三ゴ | |||
5回=11球 | |||||||
6 | 桑原 | 48 | 直球 | 155 | ○ | ||
49 | 直球 | 158 | F | ||||
50 | 直球 | 159 | F | ||||
51 | スライダー | 145 | ○ | ||||
52 | フォーク | 144 | F | ||||
53 | スライダー | 145 | ○ | 遊ゴ | |||
7 | 柴田 | 54 | 直球 | 157 | ○ | ||
55 | カーブ | 128 | ○ | 二ゴ | |||
8 | 嶺井 | 56 | 直球 | 157 | F | ||
57 | カーブ | 133 | 空 | ||||
58 | スライダー | 144 | 空 | 三振 | |||
6回=19球 | |||||||
9 | 森 | 59 | 直球 | 154 | ○ | ||
60 | 直球 | 156 | F | ||||
61 | フォーク | 143 | F | ||||
62 | 直球 | 159 | ○ | ||||
63 | 直球 | 159 | ○ | 左飛 | |||
1 | 佐野 | 64 | 直球 | 159 | ○ | ||
65 | カーブ | 131 | ○ | 一ゴ | |||
2 | 関根 | 66 | カーブ | 128 | ○ | ||
67 | 直球 | 158 | ○ | ||||
68 | 直球 | 160 | ○ | ||||
69 | 直球 | 159 | F | ||||
70 | フォーク | 146 | F | ||||
71 | 直球 | 162 | ○ | 左安 | |||
3 | 蝦名 | 72 | 直球 | 157 | ○ | ||
73 | スライダー | 143 | 空 | ||||
74 | スライダー | 147 | F | ||||
75 | 直球 | 161 | ○ | ||||
76 | フォーク | 144 | F | ||||
77 | スライダー | 144 | 空 | 三振 | |||
7回=10球 | |||||||
4 | 牧 | 78 | スライダー | 141 | F | ||
79 | スライダー | 143 | ○ | ||||
80 | 直球 | 155 | ○ | ||||
81 | スライダー | 142 | F | ||||
82 | フォーク | 145 | ○ | 左飛 | |||
5 | 宮崎 | 83 | スライダー | 143 | ○ | ||
84 | 直球 | 158 | ○ | 二ゴ | |||
6 | 桑原 | 85 | カーブ | 127 | ○ | ||
86 | スライダー | 143 | ○ | ||||
87 | フォーク | 147 | 空 | 三振 | |||
8回=7球 | |||||||
7 | 柴田 | 88 | 直球 | 154 | ○ | 左飛 | |
8 | 嶺井 | 89 | 直球 | 155 | 空 | ||
90 | カーブ | 129 | ○ | 三ゴ | |||
9 | 森 | 91 | カーブ | 124 | ○ | ||
92 | 直球 | 157 | 空 | ||||
93 | フォーク | 142 | 空 | ||||
94 | 直球 | 158 | 空 | 三振 |
S=ストライク、=ボール、F=ファウル、空=空振り。
ロッテが延長戦で敗れ、連勝は5でストップした。延長11回、4番手の東條大樹投手(30)がDeNA大和に決勝打を許した。12日のDeNA戦に勝つと、交流戦の勝ち越しが決まる。
勝てなかったものの、先発の佐々木朗希投手(20)は8回1失点の投球を見せた。中7日での先発。初回はDeNA打線をわずか5球で内野ゴロ3つに仕留める滑り出しだった。2回、先頭の4番牧にカーブを右翼テラス席へ運ばれ、先制点を許した。その後は緩急を交えながら、8回まで94球を投げた。直球の平均球速は157.8キロと出力は普段より控えめ。今季あまり投げていなかったスライダーの比率が多く、今後への新たな可能性を示した。
チームはDeNA京山を攻めあぐね、6回にようやく高部のバント安打、盗塁を起点に中村奨の犠飛で同点に追いついたが、佐々木朗の登板中に勝ち越すことができなかった。9回は2死満塁の好機でマーティンが空振り三振。10回も無得点だった。
ロッテ益田直也投手(32)が通算150ホールドに達した。
同点の9回を無失点で抑え、ホールドがついた。達成済みの通算150セーブと合わせ、リリーバーとしての勲章がまた増えた。試合に敗れたこともあり「自分の記録よりもチームの勝利にこだわっていきたい」としながら「この数字に恥じないような選手になれるよう、これからもっと頑張ります」と引き締めていた。
ロッテ井口資仁監督(47)が試合後、報道陣の代表取材に応じ、先発した佐々木朗希投手(20)について「1回飛ばして、たぶん明日(出場選手登録を)抹消することになると思います。ずっと(登板が)続いてましたので」と現時点での方針を明かした。
5月以降は中6日で金曜日に先発し、今回は中7日での登板。この日は変化球を多めに投げ、8回94球1失点の投球だった。
DeNAが延長戦にもつれた接戦を制して4位に浮上し、交流戦の勝率5割以上を確定させた。延長11回に昨季は同カードでサヨナラ打を放った代打大和内野手(34)が決勝の適時二塁打を放った。
ロッテ先発の佐々木朗希投手(20)は8回1失点の投球を見せたが勝敗はつかなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | R | |
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横浜DeNA | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
ロッテ佐々木朗希投手(20)が8回1失点の投球を見せるも、勝敗はつかなかった。
中7日での先発となった佐々木朗は、初回はDeNA打線をわずか5球で内野ゴロ3つに仕留める滑り出し。2回、先頭の牧にカーブを右翼テラス席へ運ばれ、先制点を許した。その後は緩急を交えながら、8回まで94球を投げ、マウンドを下りた。
直球の平均球速は157.8キロと出力は普段より控えめ。今季ここまであまり投げていなかったスライダーの比率が多く、新たなスタイルを見せた。
チームはDeNA京山を攻めあぐね、6回にようやく高部のバント安打、盗塁を起点に中村奨の犠飛で同点に追いついたが、佐々木朗の登板中に勝ち越すことはできなかった。
ロッテ佐々木朗希投手(20)は5回まで、DeNA打線を牧のソロによる1失点のみに抑えている。
この日は普段よりスライダーの比率が多く、直球が160キロ台をマークしたのも5回まで5球のみ。被安打は2本、奪三振は1個のみで、打たせて取る投球になっている。
ベンチで見守る木村1軍投手コーチは試合中、球団広報を通じ「今日は緩急をつけて投げている」とし「内角の直球を使っていけば幅も広がると思う」とコメントを寄せた。
佐々木朗が5回1失点で粘る一方、ロッテ打線はDeNA京山の左右の幅を使った投球に5回まで得点できていない。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が3回2死無走者から、DeNA佐野恵太外野手(27)に161キロ直球を捉えられて右前打を打たれた。今季、佐々木朗が160キロ台のストレートを引っ張られて(右打者なら左前、左打者なら右前)安打を浴びるのは初めてだった。
ちなみに、佐々木朗は3回までDeNA打線からストレートで空振りを奪うことができず、2回には牧秀悟内野手(24)に130キロのカーブを逆方向の右翼へ先制16号ソロを浴びた。
DeNA鈴木尚典打撃コーチ(50)は「力任せにならず相手のスピードを利用して、なおかつコンパクトに振り抜くことを意識して欲しい。早い段階で先制できたので、2、3点目を奪い京山を援護してあげたい」とコメントした。
ロッテ佐々木朗希投手(20)がDeNA牧秀悟内野手(24)に先制16号ソロを浴びた。
初回を約2分半で3者凡退に抑えたが、2回先頭の牧にカウント1−1からの130キロカーブを右翼テラス席へ放り込まれた。
佐々木朗は3日の巨人戦(東京ドーム)で岡本和に今季初めて本塁打を浴びた。本拠地ZOZOマリンでの被弾は今季初。この日は2回までに直球12球を投げ、160キロ台は1球にとどまっている。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が11日、DeNA戦に先発する。今季初黒星を喫した3日の巨人戦(東京ドーム)から中7日。「久しぶりのデーゲームになりますが、しっかりとアジャストしてチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」と意気込む。
DeNAとの対戦は公式戦では初ながら、練習試合では1度対戦している。昨年3月23日、シーズン開幕前の練習試合が横浜スタジアムで行われ、先発した。自身プロ入り後2度目の実戦登板でもあった。
2回を投げ、打者10人に対し2安打2失点。打者5人まではパーフェクトに抑えたが、2回2死から田中俊、柴田に連打されると、嶺井に四球で満塁。9番大貫に押し出し四球を許すと、直後にはパスボールで2点目を許した。牧には139キロのスライダーを投げ、1球で三塁ゴロに仕留めた。
当時は直球の平均球速が150.5キロで、プロ入り後ここまでの実戦で唯一、空振りを1球も奪えないマウンドだった。フォークもわずか1球しか投じていない。そこから1年2ヶ月強で、平均球速は10キロ近くアップ。別人のような投手として、強力なDeNA打線に挑む。
ロッテは11日、TEAMMATES事業として宇都宮幹汰君(10)の入団を発表した。背番号は10。
急性リンパ性白血病で長期療養中の宇都宮君は「選手の球の速さや打撃を間近で見るのがとても楽しみです。選手のみんなと仲良くなって、自分が頑張って応援することで、選手の皆さんにやる気や元気を与えられるようなTEAMMATESになりたいです」と意気込んだ。
入団会見に同席した井口資仁監督(47)は「昨日のオスナに続いて新たな助っ人、かんた君です」と報道陣に紹介。質疑の様子を見ながら「頼もしいです。うちの選手より受け答えがしっかりしています。いい助っ人になります」と喜んでいた。
ロッテは、特定非営利活動法人Being ALIVE Japanが運営する「TEAMMATES」事業に参画している。当事業は定期的なチーム活動の参加を通し、社会参加の促進と自立支援を目的とした支援を行っている。
ロッテの連勝が5でストップ。佐々木朗希投手(20)が先発し、8回3安打5三振1失点と好投したが、6勝目はならなかった。試合後、代表取材に応じた井口資仁監督(47)の一問一答は以下の通り。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が今季6勝目を目指し登板した。リカバリー具合を見ての首脳陣の判断で、今回は中7日で土曜日の先発。8回3安打1失点5奪三振と好投するも、打線の援護なく勝ち負けはつかなかった。
1回、佐野を遊ゴロ、関根を二ゴロ、蝦名を遊ゴロとわずか5球で終わらせた佐々木。しかし、2回の先頭打者、牧に一発を浴びた。3球目のカーブをうまく合わせられ、高く上がった打球は右翼席へ。1点を失ったが、その後の宮崎を中飛、桑原を空振り三振、柴田を右飛に打ち取った。球数は20球。
3回は嶺井を二ゴロ、森を遊飛にし、あっさりと2死に。続く佐野に右前打を浴びたが、関根を左飛に抑えた。球数は32球。
4回は1死走者なしで、先制弾を浴びた牧との対戦。内角をえぐる直球で遊ゴロに打ち取ると、続く宮崎を三ゴロに仕留め、3人で終わらせた。球数は47球。
5回は桑原を遊ゴロ、柴田を二ゴロ。嶺井を空振り三振(球数は58球)。6回は2死走者なしで、関根に左前に運ばれ3安打目を許すと、その関根が二盗。一打で失点のピンチとなったが、蝦名を空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。球数は77球。
その裏、中村奨の犠飛で1−1と同点に追いついたロッテ。佐々木朗は7回、牧を左飛、宮崎を二ゴロ、桑原を空振り三振と3人で終わらせた。球数は87球。
ロッテは7回、2死一、二塁としながらも、高部が二ゴロに打ち取られ、佐々木朗を援護できない。8回もマウンドに上がった佐々木朗は、柴田を左飛、嶺井を三ゴロ、森を空振り三振に斬った。球数は94球。8回のロッテの攻撃が無失点に終わったところで、佐々木朗は降板。8回3安打1失点5奪三振だった。
ロッテは11日、急性リンパ性白血病で長期療養している宇都宮幹汰君(10)の入団が決まったと発表した。療養生活を送る子供を支援するNPO法人「Being ALIVE Japan」の「TEAMMATES(チームメイツ)」事業に球団が参画した。プロ野球での事業実施は初めて。
ZOZOマリンスタジアムで記者会見した小学5年の宇都宮君は「球の速さやバッティングなどを間近で見られることが楽しみ」と言葉を弾ませた。今季終了まで月1、2回、チームの一員として活動を行う予定。背番号は10に決まった。
井口資仁監督は「一緒に今シーズンをともに戦っていこうということで非常に楽しみ。みんなと一緒に練習をしたりすると思う」と笑顔だった。
ロッテ・佐々木朗が新スタイルを披露した。2回、先頭の牧に130キロのカーブで一発を浴びると、1死から桑原の2球目に141キロのスライダーを投じた。1ボール2ストライクと追い込み、最後は145キロのスライダー。「必要だと思ったから投げた」という第4の球種で空振り三振を奪った。
4回は牧にスライダーを2球続けた後、160キロ直球で遊ゴロに仕留めるなど、15球のうちスライダーを5球投じて3者凡退。佐々木朗のスライダーはフォークと球速帯が140キロ台で重なり、打者に狙い球を絞らせない効果を生んだ。
代名詞である160キロ超の直球は8球と少なく、最速も162キロ止まり。3日の巨人戦も直球がシュート回転し、フォークも落ちずに5回5失点で初黒星を喫した。「疲れもあるし、フォークもよくない中、前回とは違ってどうにか抑えることができた」。軸になったのはスライダーだ。
過去10登板で全球種の3.4%に過ぎなかったスライダーが、この日は21球で22.3%。今回は中7日と登板間隔を1日ずらした。その中で20歳右腕は「思ったより効果的だった。相手への選択肢が増える」と手応え。三振は5個と少なかったが、打たせて取る投球で8回まで投げ、3安打1失点と試合をつくった。
井口監督は「ずっと(登板が)続いていた」と1度出場選手登録を抹消し、リフレッシュさせる方針だ。降板後、チームは延長で敗れて連勝は5でストップ。6勝目はお預けとなったものの、進化は見せた。引き出しを増やした令和の怪物のリスタートが待ち遠しい。
この試合のロッテ・佐々木朗は「剛」より「柔」。力の抜けたしなやかなピッチングでDeNA打線を料理した。
前回登板の巨人戦は直球とフォークの組み立て。力みもあって直球はシュート回転し、フォークの精度も悪かった。力勝負を挑んで粘られた挙げ句、甘い球を狙い打たれる悪循環でKOされた。
その反省を踏まえて慎重にDeNA打線を観察。初回佐野、関根が初球から直球狙いで振ってくるのを見て、配球を変えた。2回1死から桑原の2球目に141キロ外角のスライダー。1球フォークを挟み、スライダーで空振り三振。巨人戦では一球も投げなかったスライダーを右打者攻略の軸にした。右が3人並ぶクリーンアップを迎えた4回は蝦名に3球。牧に2球。宮崎に1球。スライダーでカウントを整え蝦名はフォーク。牧、宮崎は直球で詰まらせた。
甘いスライダーもあったが、直球とフォークが頭にある打者は簡単に打ち返せない。8回94球。球数を抑える効果もあった。交流戦の最後に“ニュー朗希”を見せられたことは大きい。パの球団は巨人の対応を見て佐々木朗攻略法のヒントを得たと思っていただろう。だが、この日のような投球をされると対策を見直さざるを得なくなる。勝ちにはつながらなかったが、1年間のスパンで見れば価値あるマウンドだった。
ロッテは11日、「TEAMMATES」事業として急性リンパ性白血病で長期療養中の宇都宮幹汰君(10)の入団を発表した。背番号は10。
入団会見では井口監督が「昨日のオスナに続いて新たな助っ人、かんた君です」と紹介。宇都宮君は「自分が頑張って応援することで選手の皆さんにやる気や元気を与えられるようになりたい」と抱負を明かした。「TEAMMATES」はNPO法人「Being ALIVE Japan」が運営する長期治療を必要とする子供の支援事業で、プロ野球での実施は初めてとなる。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が11日のDeNA戦(ZOZOマリン)に先発。8回3安打1失点と好投したが、打線の援護なく同点のまま降板して6勝目はお預けとなった。両リーグトップの奪三振数を105に伸ばし、防御率は1.70とした。ロッテは延長11回、1−2で敗れ、連勝は5でストップした。
DeNAとは公式戦初対決。初回を3者凡退で立ち上がった佐々木朗だったが、2回先頭の4番・牧に3球目のカーブを右翼席に運ばれるソロ本塁打を浴び、0−1と先制を許した。
佐々木朗を援護したい打線は、DeNA先発・京山の前に4回までわずか1安打に封じられる。しかし7回、先頭の高部がセーフティーバントで出塁するとすかさず盗塁。さらに後逸から無死一、三塁とチャンスを広げると中村奨が中犠飛を決めて1−1の同点に追いついた。
1点を失った佐々木朗だったが、その後は危なげないピッチング。直球の球速は抑え気味ながら、フォークやスライダーを効果的に使い、DeNA打線にを許さない。先発の役割を果たし8回1失点でマウンドを降りた。その後9回は2番手・益井がきっちりとゼロに抑え、味方の反撃を待った。
打線は9回、1死走者なしから荻野がDeNAの4番手・クリスキーのストレートをはじき返し、猛打賞となる右安打で出塁すると、エチェバリアの中安打、代打・角中の四球で満塁としサヨナラのチャンスを迎える。しかし高部が二ゴロ、マーティンが空三振に倒れて延長に突入した。
延長11回、ロッテ4番手・東條が、1死二塁から代打・大和に初球ストレートを適時二塁打され1−2と勝ち越しを許す。打線はその裏、守護神・山崎の前に得点が奪えず、そのまま試合終了。チームの連勝は5で止まった。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が11日のDeNA戦(ZOZOマリン)に先発。8回を投げ3安打1失点と好投も、1−1と同点のまま降板した。球数は64球で奪三振は5にとどまった。
DeNAとは公式戦初対決。初回を3者凡退で立ち上がった佐々木朗だったが、2回先頭の4番・牧に3球目のカーブを捉えられる。右翼席に飛び込むソロ本塁打を浴びて先制を許した。
しかしその後は直球を軸に危なげないピッチング。DeNA打線を封じて得点を許さない。抜けるような球も多く、本調子とはほど遠いようにも見えたが、先発の役割は果たしてマウンドを降りた。
3日の巨人戦は5回自己ワースト5失点で初黒星。これまで交流戦は毎週金曜日となる中6日の登板だったが、今季10試合登板の蓄積疲労から回復を図り中7日で、万全の状態でマウンドに上がった。
公式戦でDeNAとの対戦は初めてだが、昨年3月23日の練習試合で対戦。プロ2年目で初めて先発し、2回2安打2四球で2失点だった。最速154キロをマークしたが、2回に走者を背負ってから制球を乱し、押し出し四球と捕逸で失点した。クイックモーションでの投球、スタミナ面など課題が浮き彫りになった登板だったが、わずか1年で球界を代表する怪物へと成長した。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が11日のDeNA戦(ZOZOマリン)に先発。3回にU−18日本代表でチームメートだったDeNA・森敬斗内野手(20)とドラ1対決が実現した。
0−1の3回無死一塁、迎えた森の第1打席、カウント1−0から156キロのストレートで遊飛に打ち取った。ドラ1対決の軍配はまずは朗希に上がった。
朗希は3日の巨人戦で5回自己ワースト5失点で初黒星。これまで交流戦は毎週金曜日となる中6日の登板だったが、今季10試合登板の蓄積疲労から回復を図り中7日で、万全の状態でマウンドに上がっていた。
公式戦でDeNAとの対戦は初めてだが、昨年3月23日の練習試合で対戦。プロ2年目で初めて先発し、2回2安打2四球で2失点だった。最速154キロをマークしたが、2回に走者を背負ってから制球を乱し、押し出し四球と捕逸で失点した。クイックモーションでの投球、スタミナ面など課題が浮き彫りになった登板だったが、わずか1年で球界を代表する怪物へと成長した。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が11日のDeNA戦(ZOZOマリン)に先発。2回にDeNA・牧秀悟内野手(24)に本塁打を打たれ先制を許した。
2回先頭で迎えたDeNA4番・牧との公式戦初対決の第1打席。朗希は3球目のカーブを捉えられ、右翼スタンドにソロ本塁打を被弾。先制点を許し初対決はまずは牧に軍配が上がった。
3日の巨人戦は5回自己ワースト5失点で初黒星。これまで交流戦は毎週金曜日となる中6日の登板だったが、今季10試合登板の蓄積疲労から回復を図り中7日で、万全の状態でマウンドに上がった。
公式戦でDeNAとの対戦は初めてだが、昨年3月23日の練習試合で対戦。プロ2年目で初めて先発し、2回2安打2四球で2失点だった。最速154キロをマークしたが、2回に走者を背負ってから制球を乱し、押し出し四球と捕逸で失点した。クイックモーションでの投球、スタミナ面など課題が浮き彫りになった登板だったが、わずか1年で球界を代表する怪物へと成長した。
ロッテは11日、TEAMMATES事業として急性リンパ性白血病で長期療養中の宇都宮幹汰くん(10)の入団を発表した。背番号は10。宇都宮くんは「選手のみんなと仲良くなって、自分が頑張って応援することで、選手の皆さんにやる気や元気を与えられるようなTEAMMATESになりたい」と豊富を明かした。
入団会見に同席した井口資仁監督(47)は「昨日のオスナに続いて新たな助っ人、かんた君です」と紹介し、記者からの質問にはきはき答える様子に「頼もしい。うちの選手より受け答えがしっかりしている。いい助っ人になる」と目を細めていた。
「TEAMMATES」は特定非営利活動法人Being ALIVE Japanが運営する事業で、長期治療を必要とする子供の自立支援とコミュニティの創出を支援するものであり、プロ野球での実施は初めて。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が中7日で交流戦最後の登板に挑み、DeNA相手に新たな投球スタイルで8回3安打1失点と好投した。最速は162キロで勝敗はつかなかったが、疲労もある中でスライダーとカーブを増やして打たせて取った。“モデルチェンジ”した朗希を、ロッテ担当の小田原実穂記者が「見た」。
勝ち負けはつかなかったが、佐々木朗が新たな姿を見せた一戦だった。4月下旬に一度出場選手を抹消され、抹消明けの5月6日ソフトバンク戦(ZOZO)から中6〜7日のローテーションで続けて登板するのはこの日が6度目。疲労が残る中で8回1失点の結果は正直、想像以上だった。
思い返してみると、開幕から中6日を継続し、5度目の登板となった4月24日のオリックス戦(京セラD)は、本来の姿からかけ離れていた。5回6安打2失点で白星こそついたが、制球が定まらず、プロ入り後最多の5四死球。明らかに疲労の影響が見てとれた。
だが、6度目の登板となったこの日は、2回に牧のソロで今季本拠地初被弾こそしたが、8回を無四球、94球で投げ切った。奪三振は5と控えめながら、打たせて取る投球を見せ、「ストレートのコースを間違えることなく丁寧に投げて、早いカウントで打ち取ることができた。それが長い回を投げられる要因だった」と自己分析した。直球の平均球速は157.8キロと今季2番目の遅さ。「もちろん疲れもあるし、フォークもよくない中で、前回とは違ってどうにか抑えることができてよかった」と振り返った。
直球とフォーク。2つの武器が本来のデキにない中での対応力が光った。直球は制球重視。今季最多で45球を投げたこともあるフォークはこの日、同最少17球にとどめ、スライダーを今季最多の20球投じた。「思ったよりも効果的だった。相手への選択肢は増えると思うので、うまく使っていけたら」と新たな“選択肢”に自信を深めた様子だった。
最速164キロ。完調であれば完全試合さえやってのける右腕の数少ない課題が、出力の大きさ故の蓄積疲労だ。4月にはローテで回って5登板目で“息切れ”したが、今回は6登板目で疲労がある中、新たな投球スタイルで好投。コンディションが100%ではない中でも、ゲームメイクした。
チームは今季10度目の延長の末、接戦を落とし連勝は5でストップ。それでも20歳右腕が示した新たな一面は、再び始まるパ・リーグとの対戦で大きな意味を持つと言えそうだ。
ロッテが、DeNAとの延長11回の接戦を落として6連勝を逃した。同点の11回表に4番手・東條が代打・大和に決勝の適時二塁打を浴びた。
試合を作ったのは、先発した佐々木朗希投手だった。2回に牧に右翼へ16号ソロを浴びて先取点を献上。それでもその後はこれまであまり投げてこなかったスライダーを多投するなど、DeNA打線を翻弄した。6回に中村奨の中犠飛で追いつくと、佐々木朗は8回で94球を投げて、3安打1失点、無四球5奪三振と追加点を与えぬ好投。1−1の同点でマウンドを降り、ハーラートップに並ぶ6勝目はならなかった。
9回表は益田が無失点投球。同点の9回裏に1死から荻野、エチェバリアの連打と代打・角中の四球で1死満塁の好機を作るも、高部はニゴロ、マーティンが空振り三振に倒れて延長に突入した。10回はゲレーロが3者凡退に抑え、攻撃では先頭の中村奨がヒットで出塁。だが、佐藤都が送りバントを失敗して捕ゴロ併殺打に倒れてチャンスは広がらなかった。すると11回に、東條が先頭の柴田に中前安打を浴びると、1死二塁で大和に決勝打を浴び、連勝は5で止まった。
ロッテの佐々木朗希投手は8回で94球を投げて、3安打1失点、無四球5奪三振の好投を見せたが、1−1の同点でマウンドを降り、ハーラートップに並ぶ6勝目はならなかった。
初回はたった5球、内野ゴロ3つで3者凡退に抑えて順調な立ち上がりを見せた朗希。だが、2回先頭の牧にカーブを右翼席に運ばれて先取点を献上した。前回登板の3日巨人戦(東京D)で岡本和に今季初めて本塁打を浴びており、2試合連続の被弾。本拠地・ZOZOマリンでは今季6試合目にして初めて浴びた一発となった。
160キロを超える速球は少なかったが、追加点を与えずに踏ん張った。3回は2死から佐野に右前安打を打たれるも、続く関根を初球の直球で左飛。4、5回は2イニング連続で3者凡退に抑えた。6回は2死から関根に左前安打を浴びて二盗も許して得点圏に走者を背負ったが、蝦名から空振り三振を奪って無失点。すると直後に中村奨の中犠飛で追いついた。
同点の7回は、桑原からフォークでこの試合4つ目の三振となる空振り三振を奪うなど3者凡退。8回無安打無失点投球を見せた4月17日日本ハム戦(ZOZO)以来となる8回のマウンドに上がった。球数も90球を超えたが3者凡退で締めくくった。
最速は162キロ。スライダーを右打者に対して今季最多20球を投げ込んだ。三振は5つだけだったが、打たせて取る投球でDeNA打線を翻弄した。
ロッテの佐々木朗希投手が11日、DeNA戦(ZOZO)に先発。6回3安打1失点と粘投を見せると、味方打線が6回裏にようやく援護点を奪った。先頭の高部が三塁へのセーフティーバントで出塁すると二盗などで無死一、三塁の好機を作り、中村奨の中犠飛で追いついた。
初回はたった5球、内野ゴロ3つで3者凡退に抑えて順調な立ち上がりを見せた朗希。だが、2回先頭の牧にカーブを右翼席に運ばれて先取点を献上した。前回登板の3日巨人戦(東京D)で岡本和に今季初めて本塁打を浴びており、2試合連続の被弾。本拠地・ZOZOマリンでは今季6試合目にして初めて浴びた一発となった。
160キロを超える速球は少なかったが、追加点を与えずに踏ん張った。3回は2死から佐野に右前安打を許すも、続く関根を初球の直球で左飛。4、5回は2イニング連続で3者凡退に抑えた。6回は2死から関根に左前安打を浴びて二盗も許して得点圏に走者を背負ったが、蝦名から空振り三振を奪って追加点を与えず、直後の同点打が出た攻撃につなげた。
ロッテの佐々木朗希投手が11日、DeNA戦(ZOZO)に先発。2回に牧に2ランを浴びて先取点を献上したが、6回終了時点で77球、3安打1失点、3奪三振の好投を見せている。
初回はたった5球、内野ゴロ3つで3者凡退に抑えて順調な立ち上がりを見せた朗希。だが、2回先頭の牧にカーブを右翼席に運ばれて先取点を献上した。前回登板の3日巨人戦(東京D)で岡本和に今季初めて本塁打を浴びており、2試合連続の被弾。本拠地・ZOZOマリンでは今季6試合目にして初めて浴びた一発となった。
160キロを超える速球は少なかったが、追加点を与えずに踏ん張った。3回は2死から佐野に右前安打を許すも、続く関根を初球の直球で左飛。4、5回は2イニング連続で3者凡退に抑えた。6回は2死から関根に左前安打を浴びて二盗も許して得点圏に走者を背負ったが、蝦名から空振り三振を奪って追加点を与えなかった。
前回登板の3日巨人戦(東京D)では、5回89球を投げて8安打5失点(自責4)で今季初黒星。5月6日のソフトバンク戦(ZOZO)からは5試合連続で金曜日に投げる「金曜朗希ショー」を続けてきたが、疲労回復などを考慮して中7日で土曜日の登板となった。前日の10日には球団を通して「久しぶりのデーゲームになりますが、しっかりとアジャストしてチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」と意気込みを口にしていた。
ロッテの佐々木朗希投手が11日、DeNA戦(ZOZO)に先発。2回に牧に右翼へ16号ソロを浴びて先取点を献上したが、5回まで2安打1失点と好投している。最速は161キロで奪った三振は2つだけだが、打たせて取る投球を見せている。
初回は順調な立ち上がりを見せた右腕。先頭の佐野を初球の154キロ直球で遊ゴロ、続く関根も初球の157キロ直球でニゴロに打ち取った。2死から蝦名も3球目の160キロで遊ゴロ。全球ストライクでたった5球で三者凡退に抑えた。
だが、2回先頭の牧にカウント1−1からカーブを右翼席に16号ソロを浴びて、先取点を献上。今季は開幕から9試合連続で本塁打を浴びていなかったが、巨人戦の岡本和に続いて2試合連続での被弾となった。それでも1死で桑原からこの試合初めての三振をスライダーで奪うなど、後続を3人で抑えた。
3回は先頭の嶺井をフォークでニゴロ。森との同学年対決では156キロ直球で遊飛に抑えた。2死から佐野に161キロ直球を右前安打にされたが、続く関根を初球の156キロ直球で左飛に打ち取ってチャンスを広げられることはなかった。
4回は先頭の蝦名をフォークで左飛。1打席目に本塁打を浴びた牧は160キロ直球で遊ゴロに打ち取った。宮崎に対してはこの試合初めてフルカウントになったが、最後は160キロ直球で三ゴロに打ち取った。右打者3人を3者凡退。スライダーを6球投げるなど、これまでになかったような配球を見せた。5回も2死で嶺井からスライダーで空振り三振を奪うなど3者凡退で抑えた。
佐々木朗は前回登板の3日巨人戦(東京D)では岡本和に今季初めて本塁打を浴びるなど、5回89球を投げて8安打5失点(自責4)で今季初黒星を喫した。5月6日のソフトバンク戦(ZOZO)からは5試合連続で金曜日に投げる「金曜朗希ショー」を続けてきたが、疲労回復などを考慮して中7日で土曜日の登板となった。前日の10日には球団を通して「久しぶりのデーゲームになりますが、しっかりとアジャストしてチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」と意気込みを口にしていた。
ロッテの佐々木朗希投手が11日、DeNA戦(ZOZO)に先発。2回に牧に右翼へ16号ソロを浴びて先取点を献上したが、4回まで2安打1失点と好投を見せている。右打者に対してはスライダーも交えながらの投球になっている。
初回は順調な立ち上がりを見せた右腕。先頭の佐野を初球の154キロ直球で遊ゴロ、続く関根も初球の157キロ直球でニゴロに打ち取った。2死から蝦名も3球目の160キロで遊ゴロ。全球ストライクでたった5球で三者凡退に抑えた。
だが、2回先頭の牧にカウント1−1からカーブを右翼席に16号ソロを浴びて、先取点を献上。今季は開幕から9試合連続で本塁打を浴びていなかったが、巨人戦の岡本和に続いて2試合連続での被弾となった。それでも1死で桑原からこの試合初めての三振をスライダーで奪うなど、後続を3人で抑えた。
3回は先頭の嶺井をフォークでニゴロ。森との同学年対決では156キロ直球で遊飛に抑えた。2死から佐野に161キロ直球を右前安打にされたが、続く関根を初球の156キロ直球で左飛に打ち取ってチャンスを広げられることはなかった。
4回は先頭の蝦名をフォークで左飛。1打席目に本塁打を浴びた牧は160キロ直球で遊ゴロに打ち取った。宮崎に対してはこの試合初めてフルカウントになったが、最後は160キロ直球で三ゴロに打ち取った。右打者3人を3者凡退。スライダーを6球投げるなど、これまでになかったような配球を見せた。
佐々木朗は前回登板の3日巨人戦(東京D)では岡本和に今季初めて本塁打を浴びるなど、5回89球を投げて8安打5失点(自責4)で今季初黒星を喫した。5月6日のソフトバンク戦(ZOZO)からは5試合連続で金曜日に投げる「金曜朗希ショー」を続けてきたが、疲労回復などを考慮して中7日で土曜日の登板となった。前日の10日には球団を通して「久しぶりのデーゲームになりますが、しっかりとアジャストしてチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」と意気込みを口にしていた。
ロッテの佐々木朗希投手が11日、DeNA戦(ZOZO)に先発。2回に牧に先取点となる16号ソロを浴びたが、3回まで1安打1失点に抑えている。3回終了時点で最速は161キロ。160キロ超えは2球だけで、直球の平均球速は157.6キロで丁寧な投球を見せている。
初回は制球重視で慎重な立ち上がりを見せた右腕。先頭の佐野を初球の154キロ直球で遊ゴロ、続く関根も初球の157キロ直球でニゴロに打ち取った。2死から蝦名も3球目の160キロで遊ゴロ。全球ストライクでたった5球で三者凡退に抑えた。
だが、2回先頭の牧にカウント1−1からカーブを右翼席に16号ソロを浴びて、先取点を献上。今季は開幕から9試合連続で本塁打を浴びていなかったが、巨人戦の岡本和に続いて2試合連続での被弾となった。それでも1死で桑原からこの試合初めての三振をスライダーで奪うなど、後続を3人で抑えた。
3回は先頭の嶺井をフォークでニゴロ。森との同学年対決では156キロ直球で遊飛に抑えた。2死から佐野に161キロ直球を右前安打にされたが、続く関根を初球の156キロ直球で左飛に打ち取ってチャンスを広げられることはなかった。
佐々木朗は前回登板の3日巨人戦(東京D)では岡本和に今季初めて本塁打を浴びるなど、5回89球を投げて8安打5失点(自責4)で今季初黒星を喫した。5月6日のソフトバンク戦(ZOZO)からは5試合連続で金曜日に投げる「金曜朗希ショー」を続けてきたが、疲労回復などを考慮して中7日で土曜日の登板となった。前日の10日には球団を通して「久しぶりのデーゲームになりますが、しっかりとアジャストしてチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」と意気込みを口にしていた。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が11日、DeNA戦(ZOZO)に先発。2回に先取点となるソロ本塁打を牧に浴びた。
初回は制球重視で慎重な立ち上がりを見せた右腕。先頭の佐野を初球の154キロ直球で遊ゴロ、続く関根も初球の157キロ直球でニゴロに打ち取った。2死から蝦名も3球目の160キロで遊ゴロ。全球ストライクでたった5球で三者凡退に抑えた。
だが、2回先頭の牧にカウント1−1からカーブを右翼席に16号ソロを浴びた。今季は開幕から9試合連続で本塁打を浴びていなかったが、巨人戦の岡本和に続いて2試合連続での被弾となった。
佐々木朗は前回登板の3日巨人戦(東京D)では岡本和に今季初めて本塁打を浴びるなど、5回89球を投げて8安打5失点(自責4)で今季初黒星を喫した。5月6日のソフトバンク戦(ZOZO)からは5試合連続で金曜日に投げる「金曜朗希ショー」を続けてきたが、疲労回復などを考慮して中7日で土曜日の登板となった。前日の10日には球団を通して「久しぶりのデーゲームになりますが、しっかりとアジャストしてチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」と意気込みを口にしていた。
ロッテの佐々木朗希投手が11日、DeNA戦(ZOZO)に先発。初回はたった5球で3者凡退に抑えた。
先頭の佐野は154キロ直球で遊ゴロ。続く関根も157キロ直球でニゴロに打ち取った。蝦名に対しては見逃しストライク、空振りから3球目の最速160キロで遊ゴロ。好守にも助けられて3者凡退で抑えた。ボール球は1球もなかった。
佐々木朗は前回登板の3日巨人戦(東京D)では岡本和に今季初めて本塁打を浴びるなど、5回89球を投げて8安打5失点(自責4)で今季初黒星を喫した。5月6日のソフトバンク戦(ZOZO)からは5試合連続で金曜日に投げる「金曜朗希ショー」を続けてきたが、疲労回復などを考慮して中7日で土曜日の登板となった。
試合前の時点で、今季は10試合に登板してリーグ3位タイの5勝(1敗)を挙げ、防御率1.77もリーグ3位と安定した投球を見せている。DeNA戦は、プロ22試合目の登板で初めて。前日の10日には球団を通して「久しぶりのデーゲームになりますが、しっかりとアジャストしてチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」と意気込みを口にしていた。
6勝目は手にできなかったが、リーグ戦再開後に向けて大きな収穫を得た。ロッテ・佐々木朗が8回を投げ3安打1失点。最速は162キロをマークもスライダーを多投する新たなスタイルでDeNA打線を抑えた。
「思ったよりも効果的だったと思います。選択肢が増えたら増えたで自分も楽になる。うまく使っていけたら」。4月24日・オリックス戦以来のデーゲーム登板。今季初のサタデー朗希で新たな境地に手応えだ。
前回3日の巨人戦では5回を自己ワースト5失点。直球を痛打された反省もあり、これまでの直球とフォーク中心から配球を一変させた。全94球のうち投じたスライダーは20球。6回2死二塁では蛯名を144キロのスライダーで空振り三振に仕留め、グラブをたたいて喜んだ。「早いカウントで整えて打ち取ることができた。長い回を投げられる要因になった」。いつもより少なめの5奪三振も計11個の内野ゴロを築き、4月17日・日本ハム戦以来の8イニングを投じることができた。
井口監督は「明日、抹消することになる」と疲労を考慮し、ローテを1回飛ばす方針を明かした。この日の平均球速は157.8キロ。直球48球のうち160キロ超えは8球と少なめも「疲れもある中で抑えることができてよかった」と朗希。リフレッシュして今度はパ・リーグ打者相手に抑え込む。
ロッテの井口資仁監督は勝ち星はつかずも、配球を変え、スライダーを多投し、8回を1失点に抑えた佐々木朗希投手と松川のバッテリーを称えた。
前回3日の巨人戦は序盤から制球に苦しみ、球数が多くなり5回で降板。この日は94球で8回まで投げ抜いた。「球数通りですね」と、納得した指揮官は、直球とフォーク中心に頼らずに、元々球種として持っているスライダーを有効に使った投球を評価した。「変化球を交ぜながら、うまくカウントを取って、いい投球ができたと思います」。
井口監督はリーグ戦再開後についても言及。開幕からローテで投げ続け、11試合に登板していることもあり「1回、飛ばして、明日、多分抹消することになると思います。ずっと(登板が)続いてましたので」と明かし、17日から始まるリーグ戦再開後の日本ハム3連戦(札幌ドーム)での先発は現段階で、考えていない方針を明かした。
ロッテの益田直也投手が同点の9回から登板。1イニングを無安打無失点に抑え、通算150ホールドを達成した。
すでに170セーブを挙げておりセーブ数と合わせて通算「150ホールド&150セーブ」を達成。元阪神・藤川球児、オリックス・増井浩俊に続く史上3人目の快挙となった。チームは延長11回にリリーフが捕まり敗戦したため「達成できたことは素直に嬉しいです。ただ、試合に負けてしまったので、自分の記録よりもやはりチームの勝利にこだわっていきたい」と悔しい胸のうちも明かした。
今後に向けては「この数字に恥じない選手になれるようこれからもっともっと頑張ります。明日も試合は続きますし、交流戦が終わり、リーグ戦も再開するのでさらに気を引き締めて戦っていければと思います」と勲章を糧に上位進出へ力を込めた。
ロッテの佐々木朗希投手が8回を投げ94球、今季先発2番目に少ない5奪三振ながら、3安打1失点無四球に抑えたが、勝ち星はつかず6勝目はお預けとなった。
中7日での登板で最速は162キロ。この日はスライダーをこれまで以上に多めに投じた。2回は桑原をスライダーで空振り三振。5回にも嶺井にスライダーで空振り三振を奪った。2回は牧にカーブを右翼席に運ばれたが、3回以降は無失点に。直球、フォークのみならず20球、投じたスライダーについて「思ったよりも効果的だったと思います。相手の選択肢が増えるので、うまく使っていけたら」と今後への手応えを明かした。
現段階では次回はリーグ戦再開の17日の日本ハム3連戦は登板しない見込みで、ローテを1回飛ばす予定。
ロッテが延長11回までもつれ込んだ接戦を落とし、連勝が5で止まった。
佐々木朗希投手が8回を投げ94球、今季最少2番目の5奪三振ながら、3安打1失点無四球に抑えたが、延長11回に東條が大和に左中間適時二塁打を浴びた。佐々木朗の最速は162キロだった。
佐々木朗が降板後、9回1死満塁の好機で高部が二ゴロ。マーティンが空振り三振に倒れ、サヨナラ機を逸した。10回は先頭の中村奨が中前打で出塁も佐藤都が送りバント失敗で併殺打。無得点で終わると、11回に勝ち越された。
チームは延長戦2勝7敗1分けと、打線の勝負弱さを露呈した。
ロッテの佐々木朗希投手が8回を投げ94球、今季最少2番目の5奪三振ながら、3安打1失点無四球に抑えた。最速は162キロだった。
5月27日・阪神戦以来のZOZOマリンスタジアムで初回は三者凡退に抑えたが、2回に牧にカーブを捉えられ右翼席へ先制本塁打を浴びた。3回以降は150キロ台後半の直球にフォーク、スライダーを有効に使い凡打の山を築いた。
6回2死二塁では蛯名をフォークで空振り三振を奪い、グラブをたたいて喜んだ。8回は2死からは森を158キロ直球で空振り三振を奪った。
4月24日・ソフトバンク戦以来のデーゲーム登板。佐々木朗見たさにこの日は2万8116人が来場した。
ロッテの佐々木朗希投手が今季初の中7日で先発し2回に今季初の本拠地ZOZOで本塁打を浴びた。
初回を三者凡退で抑え、上々の立ち上がりをみせ、迎えた2回。先頭牧へ1−1からの3球目。カーブを捉えられ、右翼ホームランラグーンに飛び込んだ。3日の巨人戦、岡本和に続く2試合連続被弾。悔しそうに打球の行方を見つめたが、後続の宮崎、桑原、柴田は抑えて1失点で切り抜けた。
ここまで10試合に登板し、5勝1敗、防御率1.77。前回3日の巨人戦では5回5失点で今季初黒星を喫した。
“令和の怪物”と称されるロッテ・佐々木朗希投手は11日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われたDeNA戦に先発。8回3安打1失点で勝ち負けは付かなかった。今季ZOZOマリンでは6試合で45回3失点(自責点3)、防御率0.60をマークしているのに対し、ビジターゲームでは5試合29回12失点(自責点11)、防御率3.41と大きな差がついている。
6月3日の巨人戦では敵地・東京ドームで今季初黒星。岡本和に右中間へ16号2ランを浴びたが、これが今季初被本塁打で、5失点はプロ3年目で自己ワーストだった。ちなみに3月18日のオープン戦で岡本和に満塁本塁打されたのも東京ドームだった。
楽天、巨人、西武、ヤクルトで名コーチとして鳴らし、現在BCリーグ・新潟の監督を務めながら評論家活動も行っている橋上秀樹氏は「ZOZOマリンでは佐々木君の良さがさらに生きる。グラウンドレベルでは本塁から中堅方向へ強い風が吹くことが多いため、フォークは落差が増し、ストレートは浮き上がるような軌道になる。強いストレートと、しっかり落ちる縦の変化球を軸とする投手には有利です。逆に技巧派の投手は、変化球が曲がり過ぎて制球に苦しむことが多い」と指摘する。
佐々木朗は4月10日にZOZOマリンで行われたオリックス戦で、完全試合とともにNPB最多タイの1試合19奪三振をマークした。もう1人の記録保持者である野田浩司氏(当時オリックス)が1995年に19三振を奪ったのも、千葉マリンスタジアム(現ZOZOマリン)で、得意のフォークが威力を発揮した。「セ・リーグの本拠地球場では投手も打席に入らなければならず、リズムが変わってしまうことも佐々木君にとってはマイナスでした」と橋上氏は付け加えた。
もちろん、調子さえ良ければ球場に関わらず、簡単に前に飛ぶ球ではない。「近年、あそこまでの投手は見たことがない。日本ハム時代の大谷(翔平)君以上の凄みを感じます」と話す橋上氏は、楽天ヘッドコーチを務めた2015年と西武作戦コーチ時代の2016年に、大谷と何度も対戦し対策を練った。「大谷君と佐々木君では、ストレートのスピードガン表示は同じくらいですが、打者のスイングとのズレは佐々木君の方が大きいと思います」と証言する。
「打者というものは投球が手元に来る前に、この辺りに来るだろうと予測してスイングを始める。佐々木君の好調時のストレートは、他の投手と軌道が全く違うから当たらないのでしょう。垂れ方が小さいから、まるでホップしたように見える。打者にとって、脳に焼き付いた軌道を修正することは非常に難しいことです」と分析する。
また、佐々木朗の投球を見ていると、橋上氏がヤクルト選手時代および楽天コーチ時代に仕えた恩師、野村克也氏の言葉を思い出すと言う。「野村さんは『投手はストレートの球威不足を補うために配球を考え、コントロールを磨き、変化球を使う。真っ直ぐをど真ん中に投げて前へ飛ばないのなら、それだけ投げておけばいい』とおっしゃっていました。ほぼストレートとフォークの2種類で相手打者を圧倒する佐々木君のスタイルは、野村さんが思い描いていた理想の投手に近いと思います」と感嘆する。ZOZOマリンでは一層凄みを増す怪物に、立ち向かえるチームはあるのか。興味は尽きない。