わたしはかもめ2022年鴎の便り(6月)

便

6月12日

千葉ロッテ5−4横浜DeNA(ZOZOマリン)

ロッテは1回にマーティンの2ランで先制し、2−2の6回はエチェバリアと荻野の適時打で2点を勝ち越し。8回に荻野の適時三塁打で加点した。佐藤奨が6回2失点でプロ初勝利。DeNAは8回の満塁機を逸したのが響いた。

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横浜DeNA0000020024
千葉ロッテ20000201x5

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[データ]プロ初勝利のロッテ佐藤奨真、育成出身の白星は球団4人目、球界では31人目[ニッカン]

ゆる〜い球で光るロッテ佐藤奨真投手(24)がプロ初勝利を挙げた。佐野に2ランを浴びるも、DeNA打線を85キロ〜139キロの球速帯で攻め、6回2失点の力投だった。

佐藤奨真(さとう・しょうま)
1998年(平10)6月2日生まれ、東京都墨田区出身。関東第一では3年春夏に甲子園出場。専大を経て、20年育成ドラフト4位でロッテ入団。1年目は2軍で7勝5敗、防御率3.50。今季の開幕直前に支配下登録され、3月31日ソフトバンク戦でプロ初登板。今季推定年俸420万円。177センチ、78キロ。左投げ左打ち。

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[田村藤夫のファームリポート]ロッテ4年目・藤原恭大がさらにバッティングの質を上げる部分とは[ニッカン]

◇イースタンリーグ:DeNA3−0ロッテ(横須賀)

2軍戦に足を運び、気になる選手の動向をリポートする田村藤夫氏(62)は、ロッテの高卒4年目・藤原恭大外野手(22=大阪桐蔭)に注目した。


藤原はチーム全体で5安打のうち2安打をマークしていた。各々の打席を見ると、しっかり考えたバッティングをしている。それでも1軍からは声がかからない。

球場にいた各球団の編成担当に状況を聞いてみると、今のロッテ外野陣は成長著しい高部、実績のある荻野、それにマーティンという布陣で、現状では藤原になかなか出番が回って来ないということだった。

18年のドラフトでは、大阪桐蔭から2人のドラフト1位が誕生している。中日根尾とロッテ藤原。ルーキーの根尾を私が中日2軍で見てきたから感じたことだが、追い込まれてからの対応力については、藤原の方が上だと感じてきた。スイングが止まらない根尾は「まだ時間がかかるかもしれない」との印象があった。

藤原が2年目、3年目と出場機会を増やしていくのを見て、やっぱり出てきたなと感じていた。だが、シーズンを通して1軍には定着できていない。今年もやはり、まだ苦しんでいる。それはどんなところにあるのか?4打席をじっくり観察しつつ、相手投手の出来もよく考慮しながら見た。

藤原ならば2軍ではどんな投手にも対応できなければならない。対戦する投手のレベルを加味して考えなければ、ただヒット数だけをカウントしてもあまり意味はない。そういう意味ではこの日対戦したDeNAの東、砂田は1軍で実績のある両左腕だった。

先発東は、内容が良かった。真っ直ぐの最速は147キロ。カットボール、カーブ、チェンジアップをカウント球としてしっかり操っていた。1−0の打者有利なカウントでは、3つの変化球でファウル、空振りを奪い、2−0のバッティングカウントを作らせない。特にチェンジアップはカウント球、勝負球として精度は高かった。カウント球を2つ以上、しっかり制球できれば、東の実力からは1軍で十分に通用する。この日の7回3安打無失点は、内容が伴うピッチングだった。

藤原は、その東から1安打、砂田からも1安打した。決して悪くないと感じる。

第1打席、0−2から内角の真っ直ぐを空振り三振。東の力強さが際立ち、藤原は圧倒された。

第2打席はカウント2−1から3球続けてファウルで粘り、最後は外角へのカーブに何とか反応して、しぶとくバットに当てて遊ゴロ。確かに当てただけという見方もできるが、足がある藤原にとっては内野に転がせばチャンスはある。この場面では遊ゴロとして処理されたが、第1打席の内容から何とか食らい付こうという姿勢は見えた。

第3打席、ファウル、ボール、ボールでカウント2−1から、外角へのカットボールかスライダーに少し泳いだが、よくポイントを前にして捉え、右前に運んだ。3球三振の第1打席、食らい付いての遊ゴロだった第2打席から、さらに対応している。1軍クラスの東と左対左という図式の中で、あっけない打席内容ではなく、可能性を示すバッティングだった。

第4打席は、同じく左の砂田と対戦した。カウント1−1から、内角のツーシームと思われるボールをうまく腰の回転で右翼線への二塁打とした。

4打数2安打。内容は見るべきものはある。ただし、2軍で2安打したとしても、今の藤原はすぐには1軍から呼ばれない。ならば、さらに細かい部分を追求して、自分のバッティングを緻密にレベルアップすべきだろう。

第3打席、体が少し泳ぎながらのヒットは内容はある。ここを詳しく見ていくと、1つの課題が浮かび上がる。カウントは2−1。バッティングカウントだ。ここで藤原は真っ直ぐ待ちのスイングだった。だが、外角の変化球が甘く、体が反応して右手で拾うようにして右前に運んでいる。

ヒットなのだから問題ないという見方もあるだろうが、私は藤原にはさらにレベルアップした強打者になってもらいたい。このバッティングを、追い込まれた時には常に再現できることが求められる。

さらに、バッティングカウントで真っ直ぐ待ちで変化球に対応できたことはいいが、これがボール球だったらバットに当たってしまい、平凡な内野ゴロになってしまうかもしれない。追い込まれた第2打席のように、俊足を飛ばして内野安打を狙うのはいいが、第3打席はまだ追い込まれてない。例えば割り切ってパンと空振りして、もう1度スイングのチャンスを待つ、というやり方もある。

この場面、空振りしてもまだ2−2。追い込まれるが、もう1度しっかり振るチャンスは残る。藤原は足もある。出塁すれば盗塁の可能性も期待できる。状況に応じて、力強いスイングをもう少し優先してもいい。

バッティングは水物で、1軍では何よりも結果が欲しいものだ。そして技術的にも奥が深く、メンタル面も影響する。対戦する投手の力量との戦いという側面もある。

ヒットが打てたらなそれでOKという考え方もできるが、今の藤原はあくまでも1軍に昇格して結果が求められる。誰よりもしぶとく、何とか食らい付いて出塁するバッターを目指すべきだろう。当てに行って内野ゴロで処理されるより、同じゴロでも強いゴロで何かが起こる可能性を見いだす、そういう左バッターになってもらいたい。

二塁打を放った8回の第4打席、次打者が倒れ、2死二塁となった。二塁走者の藤原は続く打者が三ゴロに打ち取られても、二塁からホームまで全力疾走した。打者走者は一塁でアウトになったが、もしも送球がそれたり、落球すれば、ホームに返球しても間に合わないタイミングでホームを走り抜けていた。こういうところに、強いメンタルを感じる。今はライバルとの力関係でチャンスは与えられていないが、必ずチャンスはやってくる。その時に内容も結果も伴う、そして常に先を狙う足でファンを魅了してもらいたい。

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[ロッテ]直球130キロ台の佐藤奨真の魅力を見いだしたスカウトの慧眼「私は捕手だったので」[ニッカン]

最速164キロのロッテ佐々木朗希投手(20)に代表されるように、令和の日本球界は投手の直球がどんどん速くなっている。その中で平均130キロ台の佐藤奨真投手(24)の素質を見い出したのは、福沢洋一スカウト(55)だ。この日は神宮球場で全日本大学選手権を視察。帰宅後に初勝利を確認し「ホッとしましたね」と喜んだ。

存在を強く認知するようになったのは、3年前のこと。きっかけは同じように担当した高部瑛斗外野手(24)だった。国士舘大のバットマンとして名をはせ、東都大学リーグ2部の歴代最多安打記録を更新した。福沢スカウトも熱心に追った。「高部が左投手にどんな打撃をするのかなというのを見ていて。そうしたら、この投手、打たれないな〜と」。対戦相手が当時、専大3年の佐藤奨だった。

球場に足を運ぶ度、どんどん気になっていく。「打者を打ち取る能力には、色々な要素があるんです。球が速いとか、ウイニングショットがあるとか、コンビネーションがいいとか。例えば大事な要素が5個あるとしたら、佐藤は3個は持っていました」。

福沢スカウトは「私は現役時代は捕手だったので」と言う。「バッテリーの仕事は、打者を打ち取ることです。捕手にとって助かる投手、という目線で見ていたら…」。それが佐藤奨だったという。

ピンチでも飄々と投げる左腕は、最初はその熱視線に気がついていなかった。昨夏、日刊スポーツのオンラインインタビューで明かした。「4年春のリーグ戦の時にはまだ、福沢さんが球場にいらしてるのも知らなかったです」。

進路を悩んでいた。社会人野球の世界に進みたい思いはあった。しかし。「進路を考えなきゃな〜って、決まらないままずっと来て。そうしたら、コロナ禍になって」。練習も、友人達の就職活動もストップ状態に。「将来や進路がどうなるのかも、全く想像できなかったです」。自身が福沢スカウトから評価されているのを知ったのは、そんな五里霧中にあった頃。迷いはなかった。

育成指名でも−。伝え聞いた本人の思いにも押され、ドラフト会議を控えたスカウト会議で推した。球が速い、変則投法、足が速い、飛距離がすごい…そんな一芸が重視されやすい育成指名とはいえ、球は速くないけれど奥行きで勝負できる投手。魅力を数値化することが難しい投手。技術や可能性の見極めが問われるスカウトという職において、推薦することに迷いはなかったのか。

「全然なかったです」。

福沢スカウトは即答した。「私自身は、佐藤がプロで通用すると思っていました。でも、それ以上に本人の頑張りも大きいですけれどね」。眼力の主は、柔らかな声色で喜んだ。

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[ロッテ]捕手佐藤都志也が天気も気にしつつ考えた、佐藤奨真のゆる〜い球の魅力の引き出し方[ニッカン]

ロッテ佐藤奨真投手(24)がプロ初勝利を挙げた。緩急と奥行きで勝負するタイプの左腕。好投の裏には佐藤都志也捕手(24)の好リードがあった。

荒天で試合開始が30分、遅れた。初回、マウンドへ向かう佐藤奨に球審が投げた球がすっぽ抜けるほど、湿度も上がっていた。

「濡れている時に投げるのって、滑ったり抜けたりすると思うので」。

得意のスローカーブやチェンジアップは、雨の影響を受けやすい−。そこを見越し、1巡目は内角直球とカットボールを多くし、打者を開かせる作業に徹底。「途中晴れてくれたので、チェンジアップの抜けとカーブのかかりがすごくよくなった」と、2巡目以降は緩い球のサインを増やしていった。

とはいえ初回、4番牧には93キロのカーブから入った。前日、佐々木朗が130キロのカーブを本塁打にされた打者だ。「朗希の場合はこういう(速い横の)カーブで、奨真のはキュッと1回目線が上がるので。カーブでの入りは自分の中で全然(ストライクを)取れるなと。初見というのもありますし、いけるなと思っていたので。そこは大胆に来てくれと話して」。

緩い球はもちろん、当たれば長打のリスクもある。「それを気にしちゃったら、あいつの持ち味なくなっちゃうなと思ったので」。左右の投げ分けと、佐藤奨自身の常日頃口にしている“奥行き”。「そういうのを全部考えていかないと抑えられないなと思ったので」と細心の注意を払いながら、序盤のDeNA打線中軸に向かっていった。

2回には首位打者経験もある5番宮崎が、高めのボール気味のカットボールを不自然な形で空振りした。「普通はそのままキュッと曲がってくるんですけど、あの時だけちょっと浮いたんですよね。宮崎さんもそれをカーブと思ったのかは分からないですけれど」。ただ、佐藤奨の良さを感じた瞬間でもあった。「何がそうさせているのか。カーブの使い方がいいのか。インコースを気にしているのか。その後に生きたなと思います」。

スピード全盛期の球界で、珍しいタイプの軟投派を勝利へ導いた。捕手目線での“奥行き”とは何か。「何て言えばいいんだろう…。前に出すっていうか。打席の中で泳がせる…みたいな。分からないですね、業界用語すぎて」と笑った。熱投するロメロに、個性あふれる佐藤奨。対極の左腕を勝利に導き、捕手としての経験をどんどん積んでいる。

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[ロッテ]佐藤奨真“自分らしさ”発揮しプロ初勝利、前日佐々木朗希からの緩急で最遅は85キロ[ニッカン]

ゆる〜い球で光るロッテ佐藤奨真投手(24)がプロ初勝利を挙げた。佐野に2ランを浴びるも、DeNA打線を85キロ〜139キロの球速帯で攻め、6回2失点。「1勝目、やっと取れてホッとしています」。応援に訪れた父に渡すウイニングボールを手に、笑った。

荒天で30分遅れた試合開始。初回、4番牧に93キロのスローカーブから入り、131キロの直球などを挟みつつ、チェンジアップで空振り三振に。「追い込んでからチェンジアップがいいところにいってくれたので、三振7個につながったと思っています」。雨で緩い球が抜けやすい状況。捕手の佐藤都も天候の変化を見ながら良さを引き出した。

11日には佐々木朗が平均157.8キロを投げ、その翌日の緩急ショー。「ちょっと怖いところもあるんですけど。160キロでも打たれるのを前日に見てるので」としつつ「それで相手が勝手に混乱してくれれば」という願い通りの展開になった。育成ドラフト4位で専大から入団。今季開幕直前に支配下登録を勝ち取ったばかりの左腕は、中学時代から独学で奥行きや間合いを研究していた。年季が違う“自分らしさ”で、歩みの正しさをしっかり証明。チームを交流戦勝ち越しへ導いた。

佐藤奨真(さとう・しょうま)
1998年(平10)6月2日生まれ、東京都墨田区出身。関東第一では3年春夏に甲子園出場。専大を経て、20年育成ドラフト4位でロッテ入団。1年目は2軍で7勝5敗、防御率3.50。今季の開幕直前に支配下登録され、3月31日ソフトバンク戦でプロ初登板。今季推定年俸420万円。177センチ、78キロ。左投げ左打ち。

20年育成ドラフト4位で入団したロッテ佐藤奨がプロ初勝利。育成ドラフト入団選手の勝利は通算31人目。ロッテに入団した選手では西野勇士(19勝)本前郁也(2勝)、今年5月26日広島戦で初勝利を挙げた小沼健太(1勝)に次いで4人目。

井口監督(佐藤奨について)
「楽天の辛島だったり、元ハムの武田勝、ああいうタイプですよね。バッターに絞らせない。」

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[ロッテ]佐藤奨真がプロ初勝利、佐々木朗希の翌日に最速141キロ左腕が緩急で6回2失点[ニッカン]

ロッテ佐藤奨真投手(24)が嬉しいプロ初勝利を挙げた。左腕からの独特の緩急を存分に生かし、6回を2失点。佐野に2ランを浴びたものの、佐々木朗が平均157.8キロの直球を披露した翌日に、対極の投球で強力打線を手玉に取った。

荒天のため30分遅れてのプレーボール。初回、いきなり1番佐野に安打されるものの、落ち着いて2死に。前日11日に佐々木朗の130キロのカーブを本塁打にした4番牧には、いきなり93キロのスローカーブでストライクを取り、最後は120キロのチェンジアップで空振り三振に仕留めた。最速は139キロながら、打者1巡目だけで4つの三振を奪った。自身の長所を「奥行き」と表現する左腕。変化球を増やした2巡目以降は、力のないフライを量産した。

同じチームに最速164キロ右腕の佐々木朗がいることもあり、何かと球速が注目される。自己最速が141キロの佐藤奨は、球速については「半分あきらめているというか。そこまで自分にも期待してないので。160キロ?アニメのような夢の数字ですね」と苦笑いしつつ、プロ入り後も個性を磨いてきた。

東京・墨田区出身。関東第一(東京)から専大を経て、20年育成ドラフト4位で入団した。プロ1年目の昨季は2軍で2完封を含む7勝をマーク。今シーズン開幕前の3月22日に支配下選手登録され、この日で4試合目の先発マウンドだった。佐藤奨の粘りの投球で、チームも交流戦勝ち越しを決めた。

佐藤奨真(さとう・しょうま)
1998年(平10)6月2日生まれ、東京都墨田区出身。関東第一では3年春夏に甲子園出場。専大を経て、20年育成ドラフト4位でロッテ入団。1年目は2軍で7勝5敗、防御率3.50。今季の開幕直前に支配下登録され、3月31日ソフトバンク戦でプロ初登板。今季推定年俸420万円。177センチ、78キロ。左投げ左打ち。

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[ロッテ]新外国人オスナが2軍公式戦で来日後初登板、3安打浴び2失点も直球軸に2三振奪う[ニッカン]

ロッテの新外国人右腕ロベルト・オスナ投手(27)が、来日後初めて2軍公式戦で登板した。

0−1の6回、先発種市の後を受け2番手で登板。3安打を浴び2失点。一方で150キロ台の直球を軸に2つの三振も奪った。

井口資仁監督(47)は10日の入団会見で「週末に1度ファームで投げてから、パ・リーグが再開した時に上(1軍)の方で投げてもらう、今のところその予定になっています」と話していた。

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[ロッテ]種市篤暉が右肘手術後に初めて2軍公式戦で先発、DeNA相手に5回7奪三振[ニッカン]

ロッテ種市篤暉投手(23)が20年9月に受けた右肘のトミー・ジョン手術後、公式戦としては初めて先発マウンドに上がった。

初回、DeNA伊藤光に適時二塁打を浴びたものの、2回以降は140キロ台中盤の直球とフォークを主体にアウトを重ね、5回までに3連続を含む7個の三振を奪った。5回85球1失点で役目を終えた。

種市は八戸工大一(青森)から16年ドラフト6位で入団し、今季でプロ6年目を迎える右腕。通算11勝を挙げ、手術前の20年7月25日には西武戦でプロ初完封もマークしている。

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[ロッテ]佐藤奨真、初球カーブでDeNA牧から三振奪う、前日佐々木朗希のカーブ打った相手に[ニッカン]

プロ初勝利を目指すロッテ佐藤奨真投手(24)が初回、DeNA牧秀悟内野手(24)から三振を奪った。

初回、1番佐野にスローカーブを安打され、2死一塁で牧と対戦。初球、いきなり93キロのスローカーブをひざ元に落とすと、130キロの直球、カットボール、直球でカウントを整え、最後は120キロのチェンジアップを空振りさせた。

前日11日に佐々木朗が130キロのカーブを牧に本塁打された。それより37キロ遅いものの同じ球種をいきなり投げ込み、形を作った。

初回を無失点で終えた佐藤奨を応援するように、その裏にいきなりレオネス・マーティン外野手(34)が先制7号2ランを放った。

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[ロッテ]吉田裕太がコロナ陽性判定、11日にPCR検査、無症状で現在は隔離療養[ニッカン]

ロッテは12日、吉田裕太捕手(30)が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。

9日に2軍選手1人が陽性判定を受けたことにより、11日にPCR検査を行っていた。吉田は無症状で、現在は隔離療養を行っている。

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ロッテ−DeNAは荒天で試合開始が遅れる、開始直前の強い風雨に「アトラクションかい」の声も[ニッカン]

午後2時開始予定のロッテ−DeNA3回戦(ZOZOマリン)は荒天で試合開始が遅れている。

東京方面から流れてきた雨雲が、同1時40分頃にZOZOマリンがある千葉市内に到達。ゲリラ豪雨を思わせる強い風雨に、マウンド上と塁上にシートが掛けられた。センターのビジョンには「激しい雨や雷にご注意ください」と表示された。

内野2階席でも両チームのファン達がコンコースに避難したが、そこにも風に押された大きな雨粒が一気に入り込み、ちょっとした叫び声も。「アトラクションかい」「さっき暑いって言ったの返せ」「私を盾にするな」などといった声が通路に響いた。

同1時50分過ぎには雷鳴も響いたが、2時を回ると空は明るくなってきた。同3分にシートが外され始めると、スタンドからは拍手も起きた。ロッテの先発は、プロ初勝利を目指す佐藤奨真投手(24)。開始遅れや気象の変化は独特の緩急に影響するのか、注目される。試合開始は午後2時30分になる見込みと場内発表された。

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[ロッテ]佐々木朗希を登録抹消、4月にもリフレッシュで抹消経験[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)が12日、出場選手登録を抹消された。

佐々木朗は11日のDeNA戦(ZOZOマリン)で8回1失点の投球。試合後、井口資仁監督(47)は「1回飛ばして。明日たぶん抹消することになると思います。ずっと(週1回の登板が)続いてましたんでね」と話していた。

今季はここまで11試合に先発し5勝1敗、防御率1.70。今季は4月25日にも1度、リフレッシュのために登録抹消となっている。

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ロッテ・佐々木朗希、インタビュアー・本田真凜に逆質問も[サンスポ]

フィギュアスケート女子の本田真凜(20)が12日、マンスリーMCを務めるテレビ東京系スポーツニュース番組「みんなのスポーツ Sports for All」(月〜木曜後11:55、金曜後11:58、土曜後10:30、日曜後10:54)に出演。2週連続企画のロッテ・佐々木朗希投手(20)へのインタビュー後編が放送され、オフの日の過ごし方などプライベートに迫った。

その中で、佐々木は「僕いいですか?」と切り出すと、インタビュアーの真凜へ「小さい頃から注目されて大変だったと思うんですけど、注目されることに対してどういう風に消化してますか?」と逆質問。真凜は妹・本田望結(18)の「お姉ちゃん」として注目され始めたことを振り返り、「結果が残せてその上で注目されているうちは動揺とかもなかったんですけど、自分の成績以上に注目度が上回ったときに色々悩んだりすることはあったりして。それこそ田舎でひっそり暮らしたいなって思ったこともあった」と苦悩を吐露した。

佐々木は「僕も今同じ状況です」と同調。本田は「何をやるにも話題になったり、注目されたり…そういうのが私も得意ではない」と語りつつ、佐々木に対して「多分お話を伺っている限りもっと得意ではなさそうなので、ちょっと大変かもしれないですよね」と指摘。佐々木は否定せず、笑みを浮かべていた。

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ロッテ・佐藤奨真がプロ初勝利、育成2年目悲願!記念球は先発4試合全て観戦の父にプレゼント[サンスポ]

2年目のロッテ・佐藤奨真投手(24)が先発し、6回4安打2失点でプロ初勝利を飾った。チームを交流戦勝ち越しに導き「ホッとしています」と笑みを浮かべた。

元中日・今中慎二、阪急などで活躍した星野伸之両投手を参考にしたというカーブは、最も遅いもので85キロを計測。最速139キロの直球と最大54キロの緩急差をつけ、チェンジアップを交えて打者を幻惑した。

2−0の6回に佐野に同点2ランを浴びたが「勝ち越されないように、しっかり切り替えようと思った」と後続を打ち取り、その裏の勝ち越しにつなげた。記念球は先発した4試合全てに駆けつけてくれた父・泰平さんにプレゼントした。

東京・関東第一高から専大を経て育成ドラフト4位で昨年入団。今年3月に支配下登録を勝ち取った技巧派左腕が頭角を現し、先発陣に厚みが増した。

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落合博満氏、ロッテD1位・松川虎生は「もっと脚光を浴びてもいい」、“褒めたい人”として挙げる[サンスポ]

元中日監督の落合博満氏(68)が12日放送の日本テレビ系「行列のできる相談所」(日曜後9:00)に出演。ロッテのドラフト1位・松川虎生(こう)捕手(18)=市和歌山高=へ称賛の言葉を並べた。

この日の番組のテーマは「もっと評価されてもよくないですか?あの人を褒めたい」。“褒めたい人”を問われた落合氏は松川の名前を挙げた。松川は2022年ドラフト1位でロッテに入団。高卒1年目ながら開幕スタメン出場を果たすと、4月10日のオリックス戦では好リードでバッテリーを組んだ佐々木朗希投手(20)のプロ野球史上16人目となる完全試合達成に貢献した。

落合氏は「佐々木朗希は素晴らしいピッチャーなんだけど、あの160キロを超えるボールとフォークボールを捕球できるっていう、その落ち着きがありますよね」と高評価。さらに、4月24日のオリックス戦で球審の白井一行審判員(44)に佐々木が詰め寄られた場面で、松川が2人の間に入ったことも評価しているそうで、「白井球審が佐々木に歩み寄ったときに松川が後ろから行って何か言ってるんですよ。その冷静さというのは素晴らしいなと思いました。それだけ見てももっと伸びるんだろうなっていう、もっと脚光を浴びてもいい」とべた褒めしていた。

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[指揮官一問一答]ロッテ・井口監督、プロ初勝利の佐藤奨真に「しっかりと低めに丁寧に投げて試合を作った」[サンスポ]

ロッテ・佐藤奨真投手(24)が先発し、6回4安打7三振2失点でプロ初勝利を飾った。荻野貴司外野手(36)は、今季初の打順1番で4打数3安打2打点、1四球。試合後、代表取材に対応した井口資仁監督(47)の一問一答は以下の通り。

≫交流戦の勝ち越しを決めた。
井口監督
「(佐藤)奨真がしっかりと、試合を作ってくれた。最後(8回)に点を取れたことも勝利につながったと思います。」
≫佐藤奨が2年目でプロ初勝利。
井口監督
「しっかりと低めに丁寧に投げて、一発(6回に同点2ラン)は打たれたけど、それ以外はしっかりと投球してくれた。ここまで何試合か好投したが、打線の援護がなかった。今日は奨真に勝ちをつけれたことがよかったと思います。」
≫1番に起用した荻野が2試合連続で1試合3安打。
井口監督
「状態も上がってきた。そういう意味できょうは1番に置いたので、思い通りの活躍をしてくれたと思います。」
≫来週からパ・リーグの公式戦に戻る。
井口監督
「交流戦最後を、非常にいい形で終えられたと思います。北海道(17日の日本ハム戦)から始まるので、しっかりと戦っていきたいです。」

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ロッテ・吉田裕太捕手が新型コロナ感染[サンスポ]

ロッテは12日、2軍の吉田裕太捕手(30)が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。11日にPCR検査で陽性判定を受けた。症状はなく隔離療養中。球団は、一般社団法人日本野球機構(NPB)事務局に報告し、所轄保健所や医療機関と連絡をとりながら対応を行っている。

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ロッテ・マーティンが先制7号2ラン「YES マーティン!」[サンスポ]

ロッテのレオネス・マーティン外野手(34)が「2番・右翼」で先発出場し、先制7号2ランを放った。1回無死一塁。石田の初球を捉えて右翼スタンド中段に運んだ。6月5日の巨人戦(東京ドーム)以来の一発。球団広報を通じて、「打ったのはストレート。初球からしっかり自分のスイングができた!まずはリードを取ることができてよかった。YES マーティン!」とコメントした。

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ロッテ・佐々木朗が登録外れる、再登録は22日以降に[サンスポ]

ロッテの佐々木朗希投手が12日、出場選手登録を外れた。今季2度目で、再登録は22日以降となる。疲労を考慮し、8回1失点だった11日のDeNA戦後に井口資仁監督が抹消を示唆していた。

佐々木朗は4月25日に今季初めて出場選手登録を外れ、復帰した5月6日から6試合を投げて「もちろん疲れもある」と話していた。今季は11試合で5勝1敗、防御率1.70、105奪三振。

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ロッテ・佐藤奨、プロ初勝利!育成出身2年目左腕が6回2失点、自己最多7K[スポニチ]

野球は球速を争う競技ではない。投手ならば、打者を抑え、相手に点を与えないか。これが全てだ。開幕前に育成から支配下登録されたロッテの2年目左腕・佐藤奨が6回4安打2失点、自己最多7三振を奪ってプロ初勝利を挙げた。

「最近はカーブ、チェンジアップがいいので、直球もこのままでいけると思う。6回に(佐野に)2ランを浴びたが、それ以外は理想の投球ができた」。

専大時代に141キロを記録したが、この日は最速139キロ。元中日・今中慎二、元オリックス・星野伸之を参考にした超遅87キロカーブを交えながら、「追い込んでからチェンジアップがいいところに決まった」と牧、宮崎のバットに空を斬らせた。前日に162キロを投げた佐々木朗は5奪三振。23キロ遅くても同じ相手から、それ以上の三振を奪った。

東京都墨田区出身で、ロッテで現役だった渡辺俊介、今江敏晃に野球教室で指導してもらいファンとなった。2点リードの8回1死満塁は、西野が牧を投ゴロ併殺でしのいだ。「1勝目がやっと取れてほっとした。いずれ100勝、150勝と重ねていけるような投手になりたい」。4度目の先発でつかんだウイニングボールは、今回も球場で観戦してくれた父・泰平さんに贈る。

佐藤奨真(さとう・しょうま)
1998年(平10)6月2日生まれ、東京都出身の24歳。小1から野球を始め、関東第一では3年春夏と甲子園出場。3年夏は広島新庄・堀(現日本ハム)と初戦で投げ合うも敗退。専大では東都2部で14勝。20年育成ドラフト4位で入団し、今季開幕前に支配下登録された。1メートル77、78キロ。左投げ左打ち。

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ロッテ・朗希、登録抹消、休養期間利用しリフレッシュ、再登録は22日以降[スポニチ]

11日のDeNA戦で8回1失点と好投しながらも勝敗はつかなかったロッテの佐々木朗が出場選手登録を外れた。4月25日に抹消されたのに続き今季2度目で、再登録は22日以降となる。

「多分、1度飛ばすと思う」と井口監督が示唆していた通り、交流戦後の休養期間を利用し、リフレッシュを図る。12日は試合前練習で笑顔で汗を流した。

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ロッテがパ球団唯一の交流戦勝ち越し、佐藤奨がプロ初勝利「思い上がらずに取り組んでいきたい」[スポニチ]

ロッテは12日、DeNAを5−4で振り切り、交流戦を10勝8敗の3位で終えた。先発した育成出身で2年目の左腕、佐藤奨真投手(24)が6回4安打2失点に抑え、今季4度目(5試合目の登板)の先発でプロ初勝利を挙げた。チームはパ・リーグ球団で唯一の勝ち越しとなった。

「1勝目をやっととれて、ホッとしています。立ち上がりは先頭バッターを出しちゃったんですけど、その後を抑えられて、その裏にマーティンが2ランを打ってくれて、それで気持ちが楽になりました。嬉しいですね」。そう言って佐藤奨はヒーローインタビューで笑顔をのぞかせた。

突然の雨で30分試合開始が遅れたが「メンタルは崩れることはなかった。ただ、30分遅れるだけという気持ちで投げた」と佐藤奨。初回先頭の佐野に右前打で出塁を許したが、後続を打ち取ってリズムに乗った。2点リードの6回には無死一塁から佐野に初球の甘く入った速球を右翼席へ同点2ランされたが、その裏にエチェバリアの左前適時打、荻野の左前適時打で2点を勝ち越し。勝利が転がり込んだ。7三振を奪ったことには「追い込んでからチェンジアップがいいところにいってくれた」と話した。

今年の開幕前に支配下登録され、念願の初勝利をもぎとった。直球は130キロ台後半だが、90キロ台のスローカーブと、宝刀チェンジアップの組み合わせで打線を幻惑する。「自分の中ではちょっとうまくいきすぎているかなというのはあるので、そこで思い上がらずに、また明日からしっかりと取り組んでいきたい」と語った。

初勝利のボールは「父親が見に来ているので、父親に渡したいと思います。勝つまで毎試合応援に来てもらったので、そこは感謝しています」と語った佐藤奨。「今日みたいなピッチングを毎試合できるように。いずれ、100勝、150勝って重ねていけるようなピッチャーになりたいと思います」と前を見据えた。

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ロッテ西野が2点リードの8回1死満塁、3ボールから4番・牧を投ゴロ併殺[スポニチ]

ロッテ・西野勇士投手が絶体絶命のピンチの切り抜けた。

2点リードの8回1死満塁で、打席には4番・牧を迎えた。3ボールとなり、真ん中に直球を投げ込んだが、牧が強行も投ゴロで1−2−3の併殺と、最高の結果となった。

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ロッテ佐藤奨6回2失点と好投、勝ち投手の権利を持って交代「ホームランだけは悔しい」[スポニチ]

開幕前に育成から支配下登録されたロッテの2年目左腕・佐藤奨真投手がプロ初勝利を目指して先発し、6回4安打2失点と好投した。

2点リードの6回に佐野の同点2ランを浴びたが、その裏に打線がエチェバリアの左前適時打などで勝ち越した。

佐藤奨
「何とか6イニング投げて試合をつくることができて良かったです。ただホームランだけは悔しいです。野手の皆さんには点を取っていただき感謝です。ここからはチームの勝利を願って応援します。」

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ロッテ吉田裕太がコロナ陽性、症状なく、現在は隔離療養[スポニチ]

ロッテは12日、吉田裕太捕手が前日のPCR検査を受けた結果、新型コロナウイルスが陽性判定だったことを発表した。症状はなく、現在、隔離療養を行っている。

球団は9日に2軍の選手が陽性となったことを受け、PCR検査を行っていた。

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[ロッテ]佐藤奨真が6回2失点でプロ初勝利「何とか試合を作れてよかった」[報知]

ロッテの2年目左腕・佐藤奨真投手が6回4安打2失点でプロ初勝利を挙げた。

この日直球の最速は139キロ。カーブ、チェンジアップ、カットボールなど多彩な変化球を織り交ぜ緩急を付けたピッチングで5回まで2安打無失点。2点リードの6回には無死一塁から佐野に2ランを浴び同点とされたがチームはその裏にエチェバリア、荻野の適時打で勝ち越し。勝利投手の権利が舞い込み、先発では今季4度目の登板で念願のプロ初勝利を挙げた。

「何とか6イニング投げて試合を作ることができて良かったです。ただホームランだけは悔しいです。野手の皆さんには点を取っていただき感謝です」とコメント。

佐藤奨は20年育成4位で入団し、昨季はイースタンリーグで2度の完封を含む7勝をマーク。今季の開幕直前に支配下登録を勝ち取っていた。

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[ロッテ]新外国人のロベルト・オスナがイースタン・DeNA戦で来日初登板 1回を3安打2失点[報知]

ロッテの新外国人、ロベルト・オスナ投手がイースタン・DeNA戦で来日初登板。1点を追う6回から2番手で登板し、2死三塁から粟飯原に右前適時打、続く細川に右翼方向への2点適時二塁打を浴び1回を3安打2失点、最速は154キロだった。

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[ロッテ]吉田裕太がコロナ陽性、9日には東妻勇輔が陽性判定[報知]

ロッテは12日、吉田裕太捕手が11日に行ったPCR検査で陽性判定を受けたことを発表した。

吉田は無症状で、現在隔離療養中。チームでは9日に東妻が陽性判定となったことを受けPCR検査を行っていた。

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ロッテ・佐藤奨真−DeNA・石田健大…スタメン発表[報知]

[DeNA]
1(一)佐野、2(左)関根、3(右)蝦名、4(二)牧、5(三)宮崎、6(遊)大和、7(指)ソト、8(捕)嶺井、9(中)桑原、投=石田
[ロッテ]
1(左)荻野、2(右)マーティン、3(二)中村奨、4(指)レアード、5(一)山口、6(捕)佐藤都、7(遊)エチェバリア、8(三)安田、9(中)高部、投=佐藤奨

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ロッテ・佐藤奨、プロ初星!緩急駆使して7奪三振「ホッとしています」[デイリー]

3月に支配下登録を勝ち取ったロッテ・佐藤奨が4度目の先発でプロ初勝利。「1勝目をやっと取れてホッとしています。勝利の味はやっぱ嬉しいです」と喜びを噛み締めた。

直球最速は139キロ。それでも緩急の使い手は最遅85キロのカーブで活路を開いた。佐々木朗が160キロ超の快速球で抑えた翌日に変化球と制球のよさで7奪三振。元中日・今中、元オリックス・星野を参考にしてきた決め球で抑え込み「相手が混乱してくれたらいいと思ってました。自分の間でストライク先行で投げた」と喜んだ。

ウイニングボールは先発全4試合を観戦してくれた父・泰平さんに渡す。「勝つまで毎試合、応援してくれたので、感謝してます」。リーグ戦再開後も貴重な先発左腕として、勝利を重ねる。

佐藤奨真(さとう・しょうま)
1998年6月2日生まれ、24歳。東京都出身。177センチ、78キロ。関東第一から専大を経て2020年度育成ドラフト4位でロッテ入団。22年のオープン戦でアピールして同3月に支配下登録。プロ初登板は同31日のソフトバンク戦。

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ロッテが交流戦4年ぶり勝ち越しで3位、井口監督「非常によい形。リーグ戦は打線でカバーできるように」[デイリー]

ロッテが交流戦最終戦を勝利で締め、10勝8敗で4年ぶりの勝ち越しで3位となった。

今週の中日、DeNA戦を5勝1敗で終え、チーム状態も上向き。勝ち星はいずれも先発陣につく理想的な展開に井口監督は「非常によい形で終えられた。まあ、ここまでピッチャーが頑張ってくれました」と評価した。

助っ人野手陣も復調気配で交流戦はレアードが17打点、マーティンもこの日を含め3本塁打を放ち、リーグ戦再開後の打線への手応えを明かした。「チームとしてはいつも言うようにいい打線になってきましたので、何とかこれを続けながら調子を上げていけたら。再開後は打線で何とかカバーできるようにマリーンズらしい野球をしたい」。リーグ戦は借金4の5位。ここからの巻き返しと上位進出へ力を込めた。

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ロッテ育成出身の佐藤奨が父が観戦する前でプロ初勝利「1勝目やっと取れてホッとしてます」[デイリー]

育成出身のロッテ・佐藤奨真投手が6回を投げ4安打2失点、7奪三振と力投し、プロ初勝利を挙げた。

前回巨人戦(4日)に続き、カーブ、チェンジアップを有効に使いDeNA打線を封じた。初回2死一塁から牧をチェンジアップで空振り三振に仕留めて、無失点で切り抜けると、2回は宮崎をチェンジアップで空振り三振。大和は一転、この日最速の139キロ直球で見逃し三振に。2死二塁では嶺井からチェンジアップで空振り三振を奪い、本拠地ファンも奪三振ショーに歓声が上がった。

佐藤奨は6回を投げ終えて降板。その裏、打線が2点を奪って勝ち越し、勝利投手の権利を得た。8回は3番手・西野が1死満塁のピンチを招いたが、牧を投ゴロ併殺打に抑え、無失点で切り抜けるとベンチで手をたたいて喜んだ。

この日は父・泰平さんがスタンドで観戦。お立ち台に上がった左腕は「1勝目をやっと取れてホッとしてます」と笑み。初勝利の味を聞かれ「嬉しいです」と感激の様子で答えた。お立ち台に上がり、まーくん人形をもらった左腕。ウイニングボールについても「父親が見に来てくれているので、父親に渡したいと思います」と育ててくれた父に感謝の思いを明かした。

5月14日のオリックス戦は6回1失点。前回6月4日・巨人戦も7回2失点。先発としてゲームメークの役割を果たしている左腕に井口監督は「もちろん、こういう投球をしてくれれば、ローテーションで回ると思いますし、来週以降3つ(17日からの日本ハム3連戦)は決まっているので、それ以降、考えていこうと思います」と、貴重なローテ左腕として期待を寄せた。

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ロッテ、先発・佐藤奨にプロ初勝利の権利が再点灯、エチェバリア勝ち越し適時打[デイリー]

ロッテは6回1死三塁からエチェバリアの左前適時打で勝ち越し、6回を4安打2失点と好投した先発佐藤奨にプロ初勝利の権利が再点灯した。

3月に育成から支配下登録された左腕は初回から90キロ台のカーブを駆使し、5回まで無失点。6回無死一塁から佐野に右越え2ランを浴び同点とされたが、ここから踏ん張り関根を直球で空振り三振。蛯名をチェンジアップで空振り三振。2死一塁から宮崎を遊ゴロに仕留め、その裏に味方の援護点を受けた。

エチェバリアは「来たボールに対してしっかり対応できた。それだけだよ。パンテーラ。ガオー!」とコメント。ベンチで戦況を見つめた左腕は勝ち越し適時打が左前へ弾むと両手をたたいて喜んだ。

さらに荻野が左線適時打を放ち突き放した。

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ロッテ「YES!マーティン」7号先制2ラン、30分順延もなんの[デイリー]

ロッテのレオネス・マーティン外野手が5日の巨人戦以来6試合ぶりの本塁打を放ち、先制点をもたらした。

初回、先頭荻野が右前打を放ち無死一塁。石田の直球を捉え、右翼席中段へ7号2ラン。試合前に雨が強く降り30分順延したゲームで2点をもたらし「打ったのはストレート。初球からしっかりと自分のスイングができたよ!まずはリードを取ることができて良かった。YES マーティン デューシース!!」。

11日のDeNA戦では9回2死満塁のサヨナラ機で空振り三振。13打席ぶりの安打でお目覚め弾を放った。

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登録抹消のロッテ・佐々木朗希、開幕から11試合に先発、井口監督は中6日以上のプラン[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手が12日、出場選手登録を抹消された。

11日のDeNA戦(ZOZO)では勝敗はつかなかったが8回を3安打1失点に抑える好投。開幕から11試合、先発で登板していることもあり井口監督は「1回飛ばして、多分抹消することになると思います」と話し、次回登板は中6日以上空けるプランを明かしていた。

この日はZOZOマリンスタジアムでの練習に参加。4月24日・オリックス戦以来のデーゲーム登板だったが、好投した佐々木朗は「ナイターデーだったので、リズムが難しい中だったんですけど、しっかりそこはアジャストできたかなと思います」と話していた。

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好リードが光るロッテの捕手・佐藤都志也、先発マスクの試合は4連勝中![BASEBALL KING]

◇捕手として自信

「去年と違って先発での出場が多いので、体力的にもまだまだだなと感じるときはありますが、充実したシーズンを送れているんじゃないかなと思います」。

ロッテの佐藤都志也は今季63試合中62試合で出場し、昨季記録したシーズン自己最多出場数に並んだ。

“打てる捕手”としてプロ入りから期待されてきたが、昨季までの2年間は打撃面で存在感を示す一方で、守備面での課題が多かった。今季は昨季までの守備での不安定さが消え、捕手として大きな成長を見せている。

左腕のエンニー・ロメロが先発する試合は開幕から10試合全てでマスクを被り、小島和哉(4試合)、河村説人(4試合)、本前郁也(3試合)、佐藤奨真(3試合)、二木康太(2試合)が先発する試合でも捕手として出場している。

今週は9日の中日戦でロメロを8回無失点、10日のDeNA戦で小島を6回1失点で今季初勝利、12日のDeNA戦で佐藤奨真を6回2失点でプロ初勝利に導くなど好リードが光った。現在佐藤が先発マスクを被った試合は、チームは4連勝中だ。

「少しでも上達できるようにと思って、このオフは過ごしてきました。そういった意味では、配球、リード、基本的なスローイング、ブロッキングも去年の自分とは比べものにならないくらい自信になっています」。

具体的に自信につながった部分というのはどういったところなのだろうか−。

「まずは練習でどれだけ自分でどう入っていくかがポイント。去年ファームにいるときからバッテリーコーチの金澤コーチと一緒にタイミングであったり、自分の中で動きやすいポジションなのかというのを全部1回洗いざらいやりました」。

「オフシーズンの自主トレでは、益田さんとやらせてもらったんですけど、そこに田村さんとか一緒について、色々教わったことを実戦でやっていくという中で、徐々に止めていけたり、刺していけたりというのが自信につながっていったと思います」。

佐藤が話したように、12日終了時点で盗塁阻止率は.367。6月5日の巨人戦から盗塁を4回連続で刺している。

「1個刺せるとよかったと思うところもあるんですけど、キャッチングというか捕る位置が前で捕らず、受け身にならず、ちょうど自分の中で“ここで捕ったら”という部分で捕れている。それが1番リズムよく、テンポよく送球できているのが要因なのじゃないかなと思います」。

二塁に送球しやすい捕球場所を見つけたことが、送球の安定、盗塁阻止率のアップに繋がった。

◇捕手として自信を掴んだ裏には…

捕手として自信を掴んだ裏には、投手とのコミュニケーション、試合に挑むまでの準備の質が上がったことも関係している。

「自分の意見とピッチャーがどう思っているのか、試合後の照らし合わせを含めてやることで、これでよかったんだなと思うこともあります。今まではどれを投げさせようかなというところから、自分は『根拠があってこういうサインを出したんですけど』と、逆にピッチャーに聞くことができている。そこは自分でも成長できているところなのかなと思います」。

「前日とかだと映像はかなり見ますし、どうやって配球していこう、ピッチャーの特徴はどうかなと考えたりしています。今年に入ってからインコースを使ったりしていると思うんですけど、結局後半にやられることが多いので、どれだけ意識づけさせることが大事かなと思いながらも、ピッチャーとしてのコミュニケーションを含めてそこが勝敗を左右するところ。事前の準備はかなりやっていると思います」。

◇最後までマスクを被りたい

佐藤は捕手だけでなく、一塁も守れることができるため、チームが3点差以内で勝っている試合終盤には捕手から一塁へポジションを移すことが多い。

「最初から最後まで被るのが理想。もっと信頼されるようなキャッチャーになれば、1試合任せてもらえるかなと思っている。まずはできることを確実にやっていくこと、積み重ねがそういったところにいくんじゃないかなと思っています。最終的には1試合、全試合被りたい気持ちではいます」。

今は試合終盤の抑え捕手として加藤匠馬、柿沼友哉(現在1軍登録抹消中)が出場しているが、2−1で勝利した10日のDeNA戦のように、1試合通してマスクを被り勝利に貢献することができれば、捕手としての自信を今以上にもてるはずだ。

交流戦が終わったとはいえ、80試合残されている。ロメロ、小島、佐藤奨を勝利に導くなど、捕手として成長を見せる佐藤。信頼度を上げていき、シーズン最終盤には、最後まで捕手として出場したいところだ。そのためにも、捕手として出場する試合で勝ち続けることが大事になってくる。

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