ロッテ井口資仁監督が登録抹消中の佐々木朗希投手について、最短22日に先発する可能性を示唆した。
交流戦が明け、リーグ戦再開まで4日間試合がない。「火、水、木ないですから、そこをうまく使ってリフレッシュしながら。次にある程度いつ(投げる)というのは大体決まっているので、そこに向けて、リカバリーを含めて調整してくれればと思ってます」と話した。
佐々木朗は11日のDeNA戦(ZOZOマリン)で8回1失点の投球を見せ、翌12日に4月25日以来、今季2度目の抹消となった。ともに休養をかねたもの。22日の西武戦(同)から再登録が可能で「(登板間隔が)空きすぎるとあれなので、その辺は考えていきます」と、10日間での昇格に含みを持たせた。右腕はここまで11試合に先発して5勝1敗、防御率1.70。5月以降は中6日で金曜日の登板が続いていた。
あのパーフェクトをもう1度−。全国無料放送のBS12トゥエルビは、ロッテ佐々木朗希投手(20)が完全試合を達成した4月10日のロッテ−オリックス(ZOZOマリン)を14日午後7時から再放送する。
プロ野球新記録となった13者連続奪三振も含め、ノーカットで放送される。谷繁元信氏(日刊スポーツ評論家)斉藤和巳氏が解説を務め、当日の中継映像を見ながら佐々木朗と松川虎生捕手(18)のバッテリーを語る。
有藤通世氏が解説を務めた4月10日の実際の音声は、副音声で放送される。
試合開始を待つロッテファンが次々と、ZOZOマリン一塁側ブースに近づいてきては「これって、どうやって使うの?」と尋ねてくる。
「刺し身やギョーザに…」とご当地調味料「酢の素」の使用方法を丁寧に説明するのは、岩手・大船渡市の市役所職員だ。
6月7日、ロッテ対中日は冠協賛試合の「黄金の国いわて・大船渡ナイター」として行われた。大船渡は4月には完全試合も達成したロッテ佐々木朗希投手(20)の地元だ。場内の物販ブースは最長30人近い行列になり、場外のPRブースも盛況。1万部以上のサンプリングを来場者に配り、大船渡のPRをしていた。富山智門さんは「こういう機会を通じて、朗希投手を応援するロッテファンの皆さんにも大船渡のことを知っていただければ。興味を持ってくださる方も多く、ありがたいです」と手応えと感謝を口にした。
大船渡と岩手県のPRだけではなかった。宣伝のぼりには「丹波篠山」の文字も。大船渡市の好意で、兵庫・丹波篠山市の市役所職員たちもZOZOマリンを訪れ、街のPRをしていた。佐々木朗の1年後輩、中森俊介投手(20)が生まれ育った街だ。ふるさと大使も務める中森は今、肉体のコンディションを整備しながら、デビューの時へ着実に備えている。
PRをしながら、丹波篠山市役所の新藤元太さんは感じた。「遠いですし、普段は交流できる機会もないので。とてもいい機会だと思います」。直線距離で727キロ離れた海街との縁を喜んだ。「震災の被災地、佐々木投手の出身地。遠くからそんなイメージで感じていましたが、今回こうしてご縁を持たせていただくこともできました」。
球団の期待通りに成長していけば、佐々木朗と中森は将来、チームを代表する両腕になりうる。そんな2人の故郷が、野球を通じてつながる−。これまでなかったようなモデルが球界に生まれようとしている。
7月6日のロッテ−日本ハム(ZOZOマリン)は「丹波篠山市 黒豆ナイター」として開催される。今度は丹波篠山市が主役としてアピールし、大船渡市の関係者達もPRチラシを配る予定だ。
出場選手登録を12日に抹消されたロッテ・佐々木朗希投手(20)が、最短で再登録が可能な22日の西武戦(ZOZOマリン)に先発する可能性が13日、浮上した。井口資仁監督(47)が「登板間隔が空きすぎるのもよくないので、考えていきます」と説明した。
右腕は11日のDeNA戦(ZOZOマリン)に先発し8回1失点。疲労を考慮され、12日に今季2度目の出場選手登録を抹消されていた。今季は11試合で5勝1敗、防御率1.70、105奪三振。指揮官は「うまくリフレッシュして、リカバリーを含めて調整して欲しい」と期待した。
ロッテ・佐々木朗が22日の西武戦(ZOZOマリン)でリーグ再開後初登板する可能性が出てきた。11日のDeNA戦は8回1失点も勝敗つかず、翌12日に出場選手登録を抹消された。ここまで5勝の右腕について井口監督は最短での再登録となる22日について「その可能性もある。間隔が空きすぎるのも難しいので」と明かした。
昨季は中10日以上を空けながら先発を繰り返したが、今季は開幕から中6日を基本とし、疲労が蓄積したタイミングで休養を挟む方式を採用している。佐々木朗も現在の期間を「まずはコンディションを整えたい」と再び中6日で回る準備に充てるつもりだ。
またこの日は女房役の松川と3、4月度に続きスポーツニッポン新聞社が制定する「2022プロ野球最優秀バッテリー賞 powered by DAZN」の5月度(対象は4月26日〜5月22日)月間賞を受賞。2ヶ月連続受賞に「野手の皆さんにも感謝したい。また次回も選ばれるように頑張ります」と喜び、松川も「今回も朗希さんのおかげで頂けたと思っています」とコメントした。
スポーツ動画配信サービスのDAZN(ダゾーン)は13日、5月を対象にした「月間最優秀バッテリー賞」パ・リーグ部門にロッテの佐々木朗希投手(20)と松川虎生捕手(18)を選出したと発表した。4月に完全試合を達成したロッテの若手バッテリーが2ヶ月連続の月間賞を受賞。今回の選考対象期間は4月26日〜5月22日だった。
佐々木は期間中登板した3試合で6回以上1失点以下と開幕からの好調ぶりを継続した。計19回で27奪三振。驚異の奪三振率で開幕から無傷の5連勝としていた。「このような賞に再び選んでいただき光栄です。野手の皆さんにも感謝したいです。成績に満足することなくこれからもチームの勝利に貢献できるようなピッチングができればと思います。また次回も選ばれるように頑張ります。ありがとうございました」と感謝の言葉をつらねた。
ルーキー捕手の松川は打率1割台と打撃面で苦しむものの、佐々木との相性は抜群で、期間中の防御率は1.42。開幕から被本塁打0を継続していた。「選出いただきありがとうございます。2度続けてこの賞に選ばれたことにとてもびっくりしています。今回も朗希さんのおかげでいただけたと思っていますし、これまでと変わらずチームにどうしたら貢献できるのか日々考えながら、1日1日頑張っていきたいと思います」と謙虚に振り返り、今後の活躍を誓った。
パ部門は、ロッテバッテリーの他にソフトバンクの東浜巨投手─甲斐拓也捕手、楽天の田中将大投手−炭谷銀仁朗捕手がノミネート。選考委員を務める多村仁志さんが3組を選出し、DAZN公式ツイッター(@DAZN_JPN)でファン投票が行われた。結果は全8241票のうち、53.8%の得票率でロッテバッテリーが月間最優秀賞に輝いた。
スポーツニッポン新聞社が制定する「2022プロ野球最優秀バッテリー賞 powered by DAZN」では、今シーズンも「月間賞」を継続している。セ・パそれぞれ3バッテリーの候補を選出し、DAZN公式ツイッターのユーザー投票数で両リーグの「月間最優秀バッテリー賞」が決定する。受賞選手にはDAZN視聴券3ヶ月分が贈られる。
ロッテの井口資仁監督(47)が13日、佐々木朗希投手(20)が最短復帰する可能性を示唆した。
指揮官は12日に出場選手登録を抹消された右腕について「次はいつ、というのはある程度決まっている。そこに向けて、リカバリーを含めて調整してくれれば」と説明。11日のDeNA戦(ZOZO)では8回3安打1失点の好投を見せたが、5月以降は中6〜7日を続けてきた右腕の疲労を考慮。13〜16日は試合がなく、その期間でリフレッシュするという意味でも今季2度目となる登録抹消の措置を取った。
最短での登録は22日の西武戦(ZOZO)から可能だが「最短?まあ、そうですね。空きすぎるとまたあれなので。その辺は考えていく」と井口監督。23日は試合がなく、24日からはオリックスとの3連戦(ZOZO)が予定されている。どちらかのカードでの復帰が濃厚だ。
BS12トゥエルビは、「BS12プロ野球中継特別編〜佐々木朗希投手 完全試合 ノーカット放送〜」を14日の午後7時から放送する。4月10日、ロッテ・佐々木朗希投手が、プロ野球史上16人目の完全試合をオリックス戦(ZOZOマリン)で達成した一戦。解説に谷繁元信氏と斉藤和巳氏を迎え、当日の中継映像を見ながら朗希投手&松川虎生捕手の若きバッテリーについて語り合う。
令和の怪物による13者連続奪三振(プロ野球新記録)、1試合19奪三振(プロ野球タイ記録)と記録づくめの快挙に日本中が沸いた一戦。18歳の高卒ルーキー捕手・松川と同じく高卒1年目から1軍で活躍していた名捕手・谷繁氏が、当時の自分と比較した話や、現役時代、圧倒的な投球で試合を支配していた沢村賞投手・斉藤氏ならではの朗希投手の分析など、事後に収録したからこそ出てくる興味深い話のオンパレードは必見だ。
また副音声はリアルタイムで放送された、有藤通世氏と吉田伸男氏による解説・実況。当日の臨場感を体感したい方は、副音声で楽しめる。
ロッテ・佐々木朗希投手の次回先発は、最短で出場選手登録抹消期間があける22日・西武戦(ゾゾ)を視野に進められる。
右腕は疲労を考慮されて12日に今季2度目の登録抹消となった。今季はすでに昨季と並ぶ11度の登板を果たしており、井口監督は「(間隔が)空きすぎてもいけない。その辺は考えていきます」と慎重に決めていく方針だ。
「もっと走れるなという場面もありますし、その中でも自制であったり、ここをいってはいけない場面だなという勘といいますか、そういうのも大事だと思います。もっともっと走れると思っていますが、全部いくんじゃなくてちゃんと、考えた上で、根拠を持ってやっていきたいと思います」。
ロッテの部瑛斗は交流戦終了時点で12球団トップの21盗塁を記録し、交流戦も12球団トップの8個の盗塁を決めた。
昨季ファームで9月・14試合で10盗塁を決めるなど28盗塁をマークしてファームの盗塁王に輝いた韋駄天は、1軍の舞台で変わらず盗塁数を積み重ねている。
盗塁をするうえで1軍と2軍の違いについて「多少は感じますけど、そこまで変わりはないんじゃないかなと思います」と話す。
部のイニング別での盗塁数を見てみると、1回と8回の6個が最も多い。
ここまでチームトップの57試合で1番を務める部は、攻撃に勢いをつけるため初回の盗塁が多いのはなんとなく理解できるが、失敗が許されない試合終盤に盗塁数が多いのは自信、それこそ部が話していた根拠がなければ走れないのではないだろうか−。
勝っている場面で盗塁を失敗すれば相手に流れが傾く可能性があり、負けている場面であればアウトカウントが1つ増え、チャンスの機会を潰してしまう。どちらにしてもリスクしかない。
部は初回と8回の盗塁が多い理由について「序盤と後半というので、序盤はなんとか勝負するというところだと思いますし、後半の8回というのはどうしても1点が欲しいときに先に進めたいと思うので、その結果前半と後半で分かれているんじゃないかなと思います」と自己分析した。
試合終盤の盗塁に関して、「覚悟を決めて、腹をくくって決めています」と、緊張やプレッシャーを跳ね除けて、次の塁を積極的に狙っている。12日のDeNA戦でも4−2の8回2死走者なしから安打で出塁し、1番・荻野貴司の打席中に二塁盗塁を決め、荻野の三塁打で生還。9回に2点を失い5−4で勝利したことを考えると、次の1点を奪う上で大きな意味を持つ安打と盗塁だった。
部は2位の松本剛(日本ハム)に5個差をつけて盗塁ランキングトップを走る。このペースで盗塁を決めていけば、シーズン終了時には48盗塁という計算となり、球団のシーズン盗塁ランキングで小坂誠(97年・56盗塁)、西村徳文(88年・55盗塁)に次いで球団3位の記録となる。
もちろん50盗塁以上走り、シーズンの球団記録を塗り替えて欲しいところ。今季初めて1軍のレギュラーとして出場する部にとっては、疲れた時期に盗塁のペースを落とさず、伸ばしていけるかがポイントになっていきそうだ。