ロッテが快勝。3回に安田の適時打とレアードの12号3ランで4点を先取し8、9回も加点して突き放した。ロメロが7回無失点で6勝目を挙げた。ソフトバンクは今季初登板の大竹耕が5回途中4失点で黒星。救援陣も粘れなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 8 |
福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
かつての甲子園球児が、球児達の熱い夏に負けない熱い一打を放った。ロッテは2試合ぶり今季3度目の4番に座った安田尚憲内野手(23)が決勝点となる先制打。3回2死一、二塁でソフトバンク大竹耕から右前打を決め、11安打8得点の口火を切った。首位相手に大勝し、4位に浮上した。安田の母校・履正社は7月18日に夏の大阪大会初戦を迎える。「打倒・大阪桐蔭」に燃える後輩達へのエールともなる白星だ。
4番が嫌な流れを断ち切った。ロッテは3回、無死一、二塁の先制機をつくったが、角中がバント失敗の末に空振り三振。続く中村奨は初球を打ち上げ遊飛に倒れた。初回、2回も先頭が安打で出ながら後が続かなかった。3度0点か…。ここで安田が発奮した。1ボールからの2球目、大竹耕の136キロを右前へ。先制打に「前の打席でやられていたので、しっかり結果を出せて良かったです」と胸を張った。
首位をいく強敵相手に11安打8得点で大勝した。その口火を切った安田が、この夏、気にかけていることがある。母校・履正社だ。もちろん、常に気にしているが、今年は特別。「新体制になった。監督は、ずっと3年間、担任をやってくださった先生なんです」。今春、お世話になった多田晃監督(44)が就任した。
後輩達は7月18日に初戦を迎える。目指すは、19年以来の夏の甲子園。そこに至るには、強敵・大阪桐蔭が立ちはだかる。安田は「それは、もう、これまでも、これからもずっとそうだと思う。そこを超えないといけない。頑張って欲しいです」と願った。自身も3年センバツ決勝、そして3年最後の夏は府大会準決勝と、大阪桐蔭に苦杯をなめた。ただ、こうも言った。「桐蔭は、すごくいいチーム」。力を認めるからこそ、倒す意味がある。
変則カードの初戦をとり、4位に順位を1つ上げた。だが、まだBクラスにとどまる。05年以来のリーグ優勝へ、強敵を倒す。後輩達の模範となる。
ロッテが勝ち、6月は13勝7敗。パ・リーグの6月勝率ではトップに立っている。今月はソフトバンクが9勝11敗、楽天が8勝11敗と、上位2チームが負け越し。ロッテは首位との差を今月4日の10ゲーム差から5ゲーム差まで詰めてきた。
首位との差が5ゲーム以内は開幕22試合目の4月24日(首位楽天と4.5ゲーム差)以来。
水道橋で食べるすしは最高だぜ!ロッテ・レアードが序盤で敵を突き放す12号3ランを放った。3回2死から安田の適時打で1点を先制し、なお一、三塁。ソフトバンク大竹耕のチェンジアップを左翼席に放り込んだ。「高めに入ってきた球をうまく捉えることができたよ。東京ドーム、ダイスキ!ネタはウニッ!」。ベンチ前でお決まりのスシさばきを披露すると、ノリノリで喜んだ。
「東京ドーム、ダイスキ!」に偽りはない。これで、同球場通算24本塁打。球場別でみると、1位ZOZOマリン(50本)、2位札幌ドーム(46本)に次ぐ。両球場は日本ハム時代を含め在籍した球団の本拠地のため、本数が増えるのは当然。今季に限れば、東京ドームでの本塁打は、これで4本目となった。ZOZOマリンの3本より多い。確かに本塁打が出やすい球場ではあるが、レアードにとって大好きな球場となっている。
チームは前カードのオリックス戦を1勝2敗で負け越した。2敗はいずれも完封負け。この日の試合前、井口監督は好調なリリーフ陣に触れつつ「あとは点を早い段階で取りたい」と話した。指揮官の期待に応える主砲の1発だった。
ロッテは「心躍る、夏のボールパーク。」をコンセプトとした夏のスペシャルイベント「BLACK SUMMER WEEKEND supported by クーリッシュ」を開催する9試合(7月16日〜18日ソフトバンク戦、同29日〜31日オリックス戦、8月12日〜14日日本ハム戦、いずれもZOZOマリン)にて、YouTubeチャンネル登録者数300万人超の宅トレクリエイターである竹脇まりなさんが、イニング間イベントに映像で出演すると発表した。
4回表終了後に「BSW FITNESS with Marina Takewaki」と題した、座席で実施できる簡単な運動やストレッチを竹脇さんが紹介する。
竹脇さんは「お疲れさまです!宅トレクリエイターの竹脇まりなです!スポーツ観戦は楽しいですが、集中すると意外と体が疲れている事ってありますよね?楽しくスポーツ観戦するために、1分でもいいので体をほぐしてあげましょう!こういう形でマリーンズファンの皆さまと宅トレができてとっても嬉しいです!ぜひ、お家に帰ってからもやってみてね〜!皆さん、試合も楽しんでください!」とコメントした。
なお、これら9試合で、ロッテは「BLACK SUMMERユニホーム」を着用する。22年の同ユニホームは、マリーンズカラーのブラックをベースにしたシンプルかつスタイリッシュなデザイン。夏の夜空に映えるライトパープルがキーカラーとなっている。
7月23日に長崎ビッグNスタジアムで開催される「プロ野球フレッシュオールスターゲーム2022」出場選手が27日、発表された。
ロッテからは3選手がイースタン・リーグ選抜に選ばれ、各選手が意気込みのコメントを出した。
貴重な追加点となる一発が左翼席に吸い込まれた。ロッテのブランドン・レアード内野手(34)が、満員御礼の東京ドームで12号3ランを放った。
「東京ドーム大好き!今日のネタはウニ!自信を持って打席に入れている」。得意のすしポーズで振り返ったのは3回だ。1点を先制し、なお2死一、三塁で大竹耕のチェンジアップを強振した。
2本塁打を放った5日の巨人戦(東京ドーム)以来、約3週間ぶりの一発。これで今季の同球場では4試合で計4発。通算では23本塁打で、球場別はZOZOマリンスタジアム(50本)、札幌ドーム(46本)に続く多さとなった。
心躍る球場だ。関係者入り口付近に店舗を構える米国発祥のレストラン「TGIフライデーズ」が好相性の源。すしも好きだが、母国の味も大好き。東京ドームでは試合後のテークアウトがお楽しみで、この日もシーザーサラダ、バッファローウィング、ナチョスをご機嫌で持ち帰った。
ロッテ・中村奨吾内野手(30)が4−0の8回、左翼へ滞空時間の長いダメ押しの5号ソロ。6月2日のヤクルト戦(神宮)以来、18試合ぶりの一発を放った。
「打ったのはストレートです。追加点が取れて良かったです」。3回に4得点のビッグイニングを作ったあと、なかなか追加点が奪えずにいた。9回には2死二、三塁から右前にダメ押しの2点タイムリー。2安打3打点の活躍だった。
ロッテ・安田尚憲内野手(23)が3回2死一、二塁から先制の右前適時打を放った。
「打ったのはストレートかツーシームです。前の打席でやられていたので、しっかり結果を出せて良かったです」。1回2死二塁では、詰まった二塁ライナーに倒れ、先制機を潰していた。
「角中さんをカバーすることができて良かったです」。この3回は無死一、二塁から角中が送りバントを失敗した末に空振り三振に。続く中村奨も倒れた後だけに貴重な一打に。さらに直後にレアードの3ランも飛び出し、大きな大きなつなぎのタイムリー≠ノもなった。
ロッテのエンニー・ロメロ投手(31)が7回4安打無失点で今季6勝目を挙げた。 テンポのいいピッチングで83球。三塁を踏ませず走者を出しても危なげがなかった。5回から7回は走者を1人も出さなかった。
「チームメートがたくさん点を取ってくれた。自分の投球ができて、チームの勝利につながってよかった」。開幕からローテを守り、2連勝のあと4連敗したが、これで5月29日の阪神戦から4連勝。防御率も1点台復帰が目前の2.00に。
昨季途中に加入した助っ人は、どこまでも頼もしい。チームは4位浮上。再び借金「1」となり、勝率5割復帰に王手をかけた。
ロッテの安田が3回2死一、二塁で先制適時打を放った。先頭から2者連続で出塁した好機も角中が空振り三振、中村奨が遊飛に倒れた嫌な流れだった。1打席目に詰まらされて凡退した大竹耕の速球を右前へはじき返し「前の打席でやられていたのでしっかり結果を出せて良かった」と胸を張った。さらに2死一、三塁でレアードが12号3ランを放った。
安田は今季序盤から不振が続いていたが、6月になってようやく持ち味の力強いスイングが戻ってきた。井口監督が「状態は上がってきている」と話した通り、復調しつつある主砲候補が首位相手にしっかりと仕事を果たした。
ロッテのブランドン・レアード内野手(34)が「5番・DH」で出場し、左中間席に12号3ランを放った。1点を先制した3回なおも2死一、三塁。相手先発・大竹の2球目を強振した。
球団広報を通じて「打ったのはチェンジアップ。高めに入ってきた球をうまく捉えることができた」とコメントした。2本塁打を放った5日の巨人戦(東京ドーム)以来の一発。「東京ドーム、大好き!今日のネタはウニ!」と得意のすしポーズを決めた。
ロッテ・益田は今季、自宅から神宮球場まで自転車で通勤した実績を誇るが、東京ドームは無念の回避。「ここまでは無理!普通の自転車だから…」。ウオーミングアップでは済まされないようです。
ロッテのレアードは「腹ぺこ」だった。0−0の3回2死一、二塁から安田が右前打で均衡を破ると、寿司好きで有名な助っ人は大竹耕のチェンジアップを「いただきます!」とばかりにジャストミート。左越え12号3ランで続いた。「東京ドームは大好き。自信を持って打席に入れると、ボールもよく見える」。5日の巨人戦以来の一発で、東京ドームでは今季4戦4発と抜群の相性も健在だ。
ベースを一周し、ベンチ前では寿司を握るパフォーマンスも披露。「今日のネタはウニ!」と笑ったが、試合後には浮気発覚だ。袋を両手に提げ、「ハングリー!」と連呼。中身は「シーザーサラダ、バファローウイング、ナチョス」と明かして笑った。2連勝で4位浮上に導いたレアードは、急いで空腹を満たそうとしていた。
ロッテのブランド・レアード内野手が3回に12号3ランを放つなど、チームを快勝に導いた。
寿司を握るポーズをしながらベースを一周するが、試合後は「ハングリー、ハングリー!」ご大量買いしたチキンを持ち帰って行った。
なお、レアードは今季東京ドームで4戦4発。「ボールがしっかりと見える。東京ドーム大好き」と満面の笑みだった。
ロッテは27日、東京Dで首位ソフトバンクに臨み、レアードの12号3ランなどで勝利。連勝で試合のなかったオリックスを上回り4位に浮上した。先発・ロメロが7回4安打無失点で自身4連勝となる6勝目を挙げた。
今月5日の巨人−ロッテ戦の4万509人を上回る、今季東京D最多4万1791人の大観衆の「鷹の祭典」で主役を奪った。ロッテ打線は3回、2死一、二塁の場面で4番・安田がソフトバンク先発・大竹耕から右前に適時打を放ち先制する。さらに続くレアードが12号3ランを豪快に左翼スタンドに叩きこみ4−0と主導権を握った。8回には先頭の中村奨が、ソフトバンク3番手・椎野がダメ押しの5号ソロ。9回にも無死満塁から荻野の犠飛、中村奨の2点適時打で3点を奪い試合を決めた。
投げては先発のロメロが、ソフトバンク打線を相手に7回4安打無失点の快投。2番手・ゲレーロが1点を失ったが、そのまま逃げ切り。チームは連勝で4位に浮上した。
ロッテは27日、7月23日に長崎ビッグNスタジアムで開催される「フレッシュオールスターゲーム2022」の出場選手のコメントを発表した。
ロッテは夏のスペシャルイベント「BLACK SUMMER WEEKEND supported by クーリッシュ」を開催する7月16〜18日のソフトバンク戦、7月29〜31日のオリックス戦、8月12〜14日の日本ハム戦(いずれもZOZOマリン)で、YouTubeチャンネル登録者数300万人超の宅トレクリエイターである竹脇まりなさんがイニング間イベントに映像で出演することを発表した。
4回表終了後に「BSW FITNESS with Marina Takewaki」と題した、座席で実施できる簡単な運動やストレッチを竹脇さんが紹介する。
ロッテはレアードの12号3ランを含む11安打8得点でソフトバンクに快勝。2連勝で4位に浮上した。
先発のロメロは7回4安打無失点の好投でチームトップタイの6勝目。井口監督は「球数も非常に少なかったし、しっかりと早いカウントで追い込んで、緩急がうまく使えていた。この球数で投げれたことはよかったかなと思います」と勝因を分析した。
またこの日は外国人枠の関係でマーティンがベンチ外。指揮官は「近々の10試合も1割くらいですから。もう本当に外国人は競争。去年の成績とか関係なしに、現状がどうかということだけだと思う」と経緯を明かした。
これで72試合を消化しシーズンは折り返しへ。打線もつながりチームは2連勝で4位へと浮上したが「ここから調子を上げてかないと、個々の成績がチームに直結してくる。残り半分しっかり頑張っていきたいと思います」と気を引き締めた。
東京ドームはやっぱりこの男だ。安田の適時打で1点を先制した直後の3回2死一、三塁。レアードが大竹の変化球を豪快に振り抜き左翼席へとたたき込む12号3ラン。5日の巨人戦(東京ドーム)以来の1発で、東京ドームでは今季4試合中4本目と相性抜群。「トウキョウドームダイスキ!」と話していた“すし大砲”がこの日も再び東京ドームですしを握った。
ロッテは27日、7月16〜18日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)など計9試合で、YouTubeチャンネル登録者数300万人超の宅トレクリエイター・竹脇まりながイニング間に映像でイベント出演することを発表した。
他に対象となる試合は7月29〜31日のオリックス戦、8月12〜14日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で当日は夏のスペシャルイベント「BLACK SUMMER WEEKEND supported by クーリッシュ」を開催。4回表終了後に「BSW FITNESS with Marina Takewaki」と題した、座席で実施できる簡単な運動やストレッチを竹脇さんが紹介するイニング間イベントを実施する。
竹脇さんは「スポーツ観戦は楽しいですが、集中すると意外と体が疲れている事ってありますよね?楽しくスポーツ観戦するために、1分でもいいので体をほぐしてあげましょう!こういう形でマリーンズファンの皆さまと宅トレができてとっても嬉しいです!」とコメントした。
「プロ野球フレッシュオールスターゲーム2022」(7月23日・長崎ビックNスタジアム)の出場予定選手が27日、発表された。
ロッテからはドラフト2位・池田来翔内野手、同3位・広畑敦也投手、育成2年目の山本大斗外野手の3選手が選ばれた。
池田は「アマチュア時代からも含めてこういう選抜チームに選んでいただけることが初めてなのですごく楽しみです!ホームランを狙って、MVPを取れるように頑張りたいです!」とコメント。
広畑は「フレッシュオールスターに選んでいただきとても嬉しいです!しっかりフレッシュに頑張りたいと思います。鳥越2軍監督が指揮をとられるので、起用に応えられるように頑張ります!いつも三振を狙いませんが、今回はせっかくの機会なので三振を狙っていきます!」。山本斗は「選んでいただいて素直に嬉しいです。自分の持ち味である長打力と肩の強さを見てもらいたいので、ホームランを狙いたいですし、守備でもアピールしたいと思います!MVPを狙います!」とコメントした。
得意の東京ドームでお目覚めの一撃を見舞った。3回に1点を先制し、なおも2死一、三塁。ロッテのレアードが大竹耕のチェンジアップを捉え、左翼席へ運ぶ12号3ラン。ベンチに戻ると満面の笑みですしポーズを決め、三木に振る舞った。
同球場での5日・巨人戦以来の一発に「東京ドーム、ダイスキ!ネタはウニだよ」と上機嫌だ。今季だけでも4戦4発と相性抜群で、来日8年目で通算23本目。ZOZOマリンスタジアム、かつての本拠地・札幌ドームに次いで3番目の多さだ。「東京ドームでは本当に自信を持って打席に立てているし、本当にボールもよく見えて、しっかりと自分の打撃ができているんだ」と言う。
ソフトバンクの恒例イベント「鷹の祭典」で主役の座を奪い、チームは4位浮上。勝率5割まであと1勝だ。L砲は打率.215と本来の姿ではないが、「本塁打を打ってチームに貢献できたのは、大きい。チームのために打点を挙げていきたい」。この一打をきっかけにすると誓う。
ロッテの井口資仁監督が、今季東京ドームで4戦4発のレアードに脱帽した。
3回は無死一、二塁から角中が送りバントを失敗、中村奨が遊飛に倒れて2死と追い込まれてから、安田の右前適時打で先制。続くレアードが左越え12号3ランを放ち、大竹耕を攻略した。
今季はここまで打率2割台前半に苦しみながらも東京ドームでは打ち続けるレアードの一発に、井口監督は「東京ドームで8割ぐらい打ってますからね。毎日、東京ドームでやったらいいんじゃないですか」と不思議そう。
終盤には中村奨の左越え5号ソロなど、11安打8得点で、ビジターゲームの鷹の祭典で快勝し、4位に浮上。「敵地でしたけど、どちらかというと、ホームに近い場所でしたから、やりやすさもあった」と井口監督。最大で借金9のチームが5割復帰まであと1勝となり「しっかりとチーム全員で。個々の成績がチームに直結してくると思うので、残り半分、しっかりできるように頑張っていきたい」とシーズンを折り返して、気を引き締めた。
ロッテが効果的に得点を重ね、オリックスを抜いて4位に浮上した。
3回2死一、二塁から4番・安田が右前に先制適時打。続くレアードが左越えに12号3ランを放ち、この回4点を奪った。
8回には中村奨の左越え5号ソロで突き放し、9回には荻野の右犠飛、中村奨の右前2点適時打でダメを押した。
先発のロメロは威力ある直球にスライダー、チェンジアップを巧みに交えて、7回を83球、4安打2奪三振無失点。6勝目を挙げた。
ソフトバンクは和田、グラシアルら選手、チームスタッフ計8人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けた中、大竹耕が代役先発を務めたが、4回0/3を7安打4失点で降板。打線もつながりを欠いた。
ロッテの先発・エンニー・ロメロ投手が、7回4安打無失点と好投。6勝目の権利を得てマウンドを後にした。
初回は変化球をしっかりと低めに集めて三者連続で内野ゴロに打ち取る立ち上がりだった。3回2死から三森、周東に連打を許したが、力強い投球で流れを渡さず。ソフトバンク打線を封じ込めた。
83球を投げきりベンチに戻ると、チームメートとグータッチを交わし、役目を終えた。
ロッテのブランドン・レアード内野手が12号3ランを放った。
3回、1点を先制しなお2死一、三塁で大竹耕が投じた123キロの変化球を捉えると、打球は左翼席に吸い込まれ、ソフトバンクを突き放す一撃となった。
余裕の表情でダイヤモンドを一周しベンチへ戻ると、お決まりの“すしポーズ”を披露し、「東京ドームダイスキ!今日のネタ?ウニ!幕張スシ、さいGO!」と喜んだ。
レアードは東京ドームで通算では23本塁打目。今季は交流戦巨人3連戦で3本放っており、東京ドーム4試合で4本の本塁打を放っている。
ロッテは27日、7月と8月の本拠地開催9試合でYouTubeチャンネル登録者数300万人超の宅トレクリエイターの竹脇まりなが、イニング間イベントに映像で出演すると発表した。
登場するのはイベント「BLACK SUMMER WEEKEND supported by クーリッシュ」を開催する7月16〜18日・ソフトバンク戦、7月29〜31日・オリックス戦、8月12〜14日・日本ハム戦(いずれもZOZOマリンスタジアム)の計9試合。4回表終了後に座席で実施できる簡単な運動やストレッチを紹介するイニング間イベントを実施する。
竹脇まりなプロフィールは次の通り。
1989年秋田県生まれ。YouTubeチャンネルでは、自宅で楽しくできるフィットネスやダイエット料理動画を発信しており、チャンネル登録者数は300万人を突破。
「お疲れ様です!宅トレクリエイターの竹脇まりなです!スポーツ観戦は楽しいですが、集中すると意外と体が疲れている事ってありますよね?楽しくスポーツ観戦するために、1分でもいいので体をほぐしてあげましょう!こういう形でマリーンズファンの皆さまと宅トレができてとっても嬉しいです!ぜひ、お家に帰ってからもやってみてね〜!皆さん、試合も楽しんでください!」とコメントした。
ロッテは27日、長崎ビッグNスタジアム(長崎市)で7月23日に開催される「プロ野球フレッシュオールスターゲーム2022」出場選手が発表され、広畑敦也投手、池田来翔内野手、山本大斗外野手が選出されたと発表した。
3選手のコメントは以下の通り。
位置 | イースタン・リーグ選抜 | ウエスタン・リーグ選抜 | ||||||||
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監督 | 88 | 鳥越裕介 | ロ | 78 | 平田勝男 | 神 | ||||
コーチ | 76 | 二岡智宏 | 巨 | 90 | 小久保裕紀 | ソ | ||||
88 | 三木肇 | 楽 | 88 | 片岡篤史 | 中 | |||||
投手 | 30 | 廣畑敦也* | ロ | 2021年ドラフト3位 | 右右 | 20 | 森木大智* | 神 | 2021年ドラフト1位 | 右右 |
62 | 横川凱 | 巨 | 2018年ドラフト4位 | 左左 | 64 | 岡留英貴* | 神 | 2021年ドラフト5位 | 右右 | |
130 | 宮森智志* | 楽 | 2021年育成ドラフト1位 | 右右 | 70 | 田上奏大 | ソ | 2020年ドラフト5位 | 右左 | |
41 | 柴田大地* | ヤ | 2021年ドラフト3位 | 右右 | 67 | 上田洸太朗 | 中 | 2020年育成ドラフト2位 | 左左 | |
16 | 達孝太* | 日 | 2021年ドラフト1位 | 右右 | 206 | 松木平優太 | 中 | 2020年育成ドラフト3位 | 右右 | |
15 | 徳山壮磨* | デ | 2021年ドラフト2位 | 右右 | 209 | 福島章太 | 中 | 2020年ドラフト4位 | 左左 | |
30 | 三浦銀二* | デ | 2021年ドラフト4位 | 右右 | 16 | 森翔平* | 広 | 2021年ドラフト2位 | 左左 | |
16 | 隅田知一郎*☆ | 西 | 2021年ドラフト1位 | 左左 | 15 | 椋木蓮* | オ | 2021年ドラフト1位 | 右右 | |
59 | 大曲錬 | 西 | 2020年ドラフト5位 | 右右 | 56 | 小木田敦也* | オ | 2021年ドラフト7位 | 右右 | |
捕手 | 67 | 山瀬慎之助 | 巨 | 2019年ドラフト5位 | 右右 | 59 | 藤田健斗 | 神 | 2019年ドラフト5位 | 右右 |
27 | 古川裕大 | 日 | 2020年ドラフト3位 | 右左 | 79 | 渡邉陸 | ソ | 2018年育成ドラフト1位 | 右左 | |
95 | 持丸泰輝 | 広 | 2019年育成ドラフト1位 | 右左 | ||||||
内野手 | 00 | 池田来翔* | ロ | 2021年ドラフト2位 | 右右 | 45 | 遠藤成 | 神 | 2019年ドラフト4位 | 右左 |
55 | 秋広優人 | 巨 | 2020年ドラフト5位 | 右左 | 67 | 寺望夢 | 神 | 2020年ドラフト7位 | 右左 | |
63 | 入江大樹 | 楽 | 2020年ドラフト5位 | 右右 | 46 | 川原田純平 | ソ | 2020年ドラフト4位 | 右右 | |
60 | 武岡龍世 | ヤ | 2019年ドラフト6位 | 右左 | 61 | 矢野雅哉 | 広 | 2020年ドラフト6位 | 右左 | |
39 | 有薗直輝* | 日 | 2021年ドラフト2位 | 右右 | ||||||
56 | 川野涼多 | 西 | 2019年ドラフト4位 | 右両 | ||||||
外野手 | 124 | 山本大斗 | ロ | 2020年育成ドラフト3位 | 右右 | 31 | 正木智也* | ソ | 2021年ドラフト2位 | 右右 |
9 | 吉野創士* | 楽 | 2021年ドラフト1位 | 右右 | 42 | ブライト健太* | 中 | 2021年ドラフト1位 | 右右 | |
4 | 丸山和郁* | ヤ | 2021年ドラフト2位 | 左左 | 124 | 木下元秀 | 広 | 2019年育成ドラフト2位 | 左左 | |
58 | 梶原昂希* | デ | 2021年ドラフト6位 | 右左 | 27 | 元謙太 | オ | 2020年ドラフト2位 | 右右 | |
39 | 池田陵真* | オ | 2021年ドラフト5位 | 右右 |
※出場者は(1)怪我等による辞退、(2)マイナビオールスターゲーム出場が決定した場合、は変更される。
6月1日、中村奨吾(ロッテ)が4番初打席で今季3号を放ち、入団以来「全打順本塁打」を達成した。長いプロ野球の歴史のなかでも22人しか成し遂げていない珍しい記録だが、これまでのどんな選手が達成してきたのか。
達成打順4番の選手が最多の8人ということを考えると、下位から試合に出始めて、打者としてキャリアップし、チームの中心選手となっていったのは想像に難くない。
今年プロ8年目の中村奨吾や、昨年プロ10年目にして自身初タイトルである打点王を獲得した島内などはその最たる例である。
また現在ロッテの監督を務める井口も入団当初は下位からスタートし、その後、中軸として活躍。2003年にチーム打率.297を誇った"ダイハード打線"では、3番打者として日本一に貢献した。だが当時は、2004年に三冠王を獲得する松中信彦という"不動の4番"がいたため、井口が4番に座ったのはメジャーから日本球界に復帰した2009年のロッテだった。
これとは逆に、主軸から下位へと打順を下げて達成したのは、川上哲治や千葉茂とともに巨人「花の(昭和)13年入団組」の1人である岩本章。巨人から名古屋(現・中日)に移籍後、本塁打王を獲得するなど主軸として活躍したが、「全打順本塁打」は広島時代の8番で達成した。
全打順を任されるだけあって、スラッガーはもちろん、俊足選手もいて、多くのタイトル獲得者がいる。
また達成者22人中、200本塁打以上の打者は8人もいる。島谷(229本)、山崎(270本)、栗橋(215本)、松永(203本)、田中(287本)、井口(251本)、浅村(242本)、T−岡田(204本)だ。
※2022年6月26日現在
一方で、本塁打が最も少ないのは五十嵐の26本。しかし五十嵐は2000年に史上2人目の「全ポジション出場」も達成している。「全打順」「全ポジション」と、その打順に応じたバッティング、そのポジションに応じた守り。まさに球界最高のユーティリティ・プレーヤーと言っても過言ではない。
最後に、次に「全打順本塁打」の期待がかかる選手は誰か。実は、偉業達成に王手がかかった選手は10人もいる。以下がその選手達だ。
※数字は本塁打0本の打順
DH制のないセ・リーグは9番に投手が入ることが多く、記録達成は容易ではないが、交流戦のある今、以前ほど難しくはなくなっている。果たして、次に「全打順本塁打」を達成するのは誰なのか。決して華やかではないが、チーム事情、個人の立ち位置など、様々な要素が絡みあって達成される、実に味わいのある記録なのである。
「怪我をせずに毎日しっかり野球ができているので、そこはいいことかなと思います」。
ロッテの山口航輝は、今季ここまでをこのように振り返る。
プロ3年目の昨季78試合に出場して打率.207、9本塁打、20打点の成績だったが、シーズン最終戦となった10月30日の日本ハム戦でプロ入り後初の猛打賞を達成。楽天とのCSファーストステージでは、第1戦で則本昂大からセンター前にCS初安打を放つと、第2戦では第1号ソロ本塁打を含む猛打賞。ファーストステージでは2試合合計6打数4安打、1本塁打、2打点の大暴れ。オリックスとのファイナルステージは無安打に終わったが、2022年に向けて期待を持てる打撃内容でシーズンが終了した。
シーズン終了後にZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習での打撃練習、普段は弾丸ライナー系の打球を飛ばすことが多いが、この時は角度のついたフライ系の打球が多かった。22年に向けて本塁打数を増やすために意識して練習していたのだろうか−。
「ホームランを打つためにどういう軌道でというのを確認しながらやっていました。だからそういう風になっていたのかなと思います」。
ただ山口は「角度を気にしながら打っていたので、フライが多くなっていたかもしれないですけど、どうですかね、あまりライナーを打とうとか、フライを打とうとか考えずに、きたボールにだけ集中してしっかり捉えることを意識していますね。あとは角度次第になっているのかなと思います。まだ、そこまでの技術はないので」と、現在はフライ系、弾丸ライナー系といった打球をそこまで意識せずにきた球に対して素直に打っている。
シーズンオフの自主トレでは、「年間通してまず怪我のないように1年間この舞台で戦えるようにと思って、オフは怪我しない体づくりを1番のメインに、ウエイト重視で筋量もあげてきました」と体づくりに重点を置き、「その点に関しては、まだ上手くいっている方かなと思います」と自己評価した。
昨季は開幕1軍スタートを切ったものの、途中ファームで過ごす時期もあったが、今季は開幕から1軍でプレーし続けている。
「(1軍でやっていける)自信はあまりないですけど、1日1日やるべきことをしっかりやって1日に悔いを残さないようにだけはと思っています。その中で負けてしまったら仕方ないし、自分の力不足だと思うので、後悔しないように1日1日過ごしています」。
“後悔しないように−”。去年の経験を踏まえて、今季新たに始めたことがある。
「1日の始まりと終わりはしっかり打ってはじまって、打って終わるようにしています。しっかり、どんな時でも試合終わりは形とかを気にしてバッティングをしています」とバットを振ることが日課になった。
「悪い日なら次の日向けて、修正したり、良い日ならそれを継続できるように試合終わり、バッティングすることは去年から成長したというか、1軍を経験して感じたことだったので、そこはやっています」。
今季の山口を見ると、バットを立てて打ったり、タイミングの取り方を変えたりと工夫が見られる。
「ピッチャーによってタイミングは違うので、タイミングの取り方は変わったりするかもしれません。そこに関してもタイミングを取るのが上手くない方なので、まだまだ上手くタイミングが取れていないですし、ピッチャーに応じて色んな形、その日の調子によってバッティングフォームが少しずつ変わっているかもしれませんね。ただ一流の人達は必ず自分の形をもってやっている。まだまだそういうところは、甘いのかなと思います」。
試行錯誤しながら、その時に対応しやすいフォームで打っているが、そこは自身の引き出しに繋がっているのだろうか−。
「今上手くいくためにどうするかということを考えてやっているので、引き出しといったら引き出しかもしれないですけど、1試合1試合、どういう風な形でいけるか考えながらやっています。その点においてフォームが変わってきたりしているのかなと思います」。
今季はプロ入りしてから指導を受けてきた福浦和也コーチが、1軍の打撃コーチを担当している。1年目は当時選手兼任2軍打撃コーチだった福浦コーチから「お尻を落とさないこと」、「背筋を伸ばすこと」といったことを常々言われてきたが、現在も「そこはずっと意識していますし、まだまだできていない部分もあります」と山口。
「(1年目から指導を受けてきた福浦コーチが)常に見てくれて、アドバイスもくれますし、困った時には福浦さんを頼りにできるので、そこが今の強みかなと思います」と1軍でプレーする上で、福浦コーチの存在も大きいという。
福浦コーチもそうだが、同学年の藤原恭大、1学年先輩の安田尚憲、2学年先輩の和田康士朗などファームのときから切磋琢磨してきた仲間達がともに1軍でプレーしている。
「若い選手がやると自分もやらないと、と思って自分を成長させてくれる先輩、同級生だと思います」。
若い選手達の活躍がリーグ優勝、その先のチームの未来を明るくしていく。「1年間しっかり1軍にいることと、与えられたチャンス。そのチャンスを生かして、チームに貢献できるように1本でも多く、ヒットやホームランを打てるように頑張りたいと思います」。自分に自信を持って、パワフルなバッティングを1軍の舞台で披露し続けて欲しい。
2人の対戦に注目が集まった。6月19日、札幌ドームでのファイターズ戦。試合はマリーンズ2点リードのまま9回を迎えていた。ファイターズは4番手の投手として柿木蓮をマウンドに送り出した。1死後、打席に向かったのは藤原恭大外野手だった。2人は大阪桐蔭高で共に戦い、甲子園春夏連覇を達成したチームメートだった。あれから4年。スタンドのファンからも拍手が沸き起こった。
「やっぱり意識をしましたね」。
試合後、藤原はそのように語った。柿木は昨年までのプロ3年間で1軍登板なし。これが1軍の舞台での初めての対戦となった。
「彼が苦しんでいたのは知っていた」と藤原。青春の時間を共に過ごした仲間の想いを分かっているからこそ、この対戦に集中をして臨んだ。だから、あえて目を合わせなかった。
注目の対決は1球で終わった。初球147キロの高めストレート。「もちろんストレート狙いでした。力んでしまいましたね」と藤原が悔しがった打球はファウルゾーンで遊撃手のグラブに収まり、終わった。
藤原もまた今年は開幕から結果を出せずに苦しんだ。開幕1軍を果たすものの、打撃不振に悩み、5月27日に2軍落ち。2軍では「下半身を使って打つこと。初球から思いっきり振りにいくことを意識して取り組んだ」と振り返るように原点に戻り徹底的に振り込んでこの対戦の前日の6月18日に1軍の舞台に戻ってきた。それは苦しんできた者同士の対戦でもあった。
元々、そんなに高校時代の仲間達と連絡を取り合うタイプではない。プロ入り後もそれほど多くは近況を伝える機会を持たなかった。それでもやはり苦楽を共にした高校時代のチームメート達のプロでの動向はチェックするし刺激になる。柿木が1軍に昇格し対戦のチャンスがあるかもしれないということは頭の中にインプットして気持ちを奮い立たせながら北の大地に降り立った。
「球威を感じました。ナイスボールでした」。ついに実現した旧友との対決はわずか1球で終わったがシーズンは折り返しに入ったばかり。まだまだこれからたくさん、対戦の機会はあるだろう。その中で幾多の名勝負が繰り広げられることを多くのファンは期待をしている。背番号「1」もまた次の対戦でフルスイングでのリベンジを誓う。楽しみな対戦は続く。