わたしはかもめ2022年鴎の便り(10月)

便

10月23日

[ロッテ]吉井理人監督「(挨拶に)行きたいですよ」1位指名専大・菊地吏玖との対面心待ち[ニッカン]

ロッテ吉井理人監督(57)が、ドラフト1位で指名した専大・菊地吏玖投手(22=札幌大谷)との対面を心待ちにしている。

現在は宮崎でのフェニックスリーグに帯同し、若手主体の戦いぶりを見つめている。11月上旬には投手コーチを務める侍ジャパンに同行する。過密日程ながら「(挨拶に)行きたいですよ。侍もあるので、本当にタイミング合うかどうか分からないですけど、なるべく行きたいなと」。菊地自身もまだ、リーグ戦の途中にある。

最速152キロ右腕には先発候補として、即戦力の期待をかける。20日のドラフト指名後には「のびしろがあって現時点でもすごくコントロールの良い投手、真っ直ぐも威力のあるボールを投げるので選択しました」と評価理由を説明した。性格なども早い段階でつかむべく、まずは指名挨拶の実現を願っている。

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[ロッテ]盗塁王の高部瑛斗が来季へ着々、「天と地と」の東都2部からのドラ1専大・菊地も歓迎[ニッカン]

盗塁王を獲得したロッテ高部瑛斗外野手(24)が、来季への準備を始めている。現在はZOZOマリンでの秋季練習に参加。「1年間出続けられたのは良かったですけど、これを来年も続けなきゃいけないというプレッシャーを自分自身にかけて」と励んでいる。

シーズンの疲れは「そこら辺はあまり感じてなく」としつつ、20日のドラフト会議は「…寝てました」。自身は3年前にドラフト3位で国士舘大から入団。「ニュースとか見てもドラフトやってて。そういう時もあったな〜と思って。入ってくる子達には何か聞かれたりしたら、なるべく助けてあげたいなと思ってます」とほほ笑んだ。

ドラフト1位の専大・菊地吏玖投手(4年=札幌大谷)とは、同じ東都2部リーグの出身になる。高部が4年生の時の1年生。「でも、対戦はしていないんですよ。多分(菊地は)1年生の時にケガしてたと思うので。投げているのを見たこともないです」。

自身は、東都2部で安打のリーグ記録を作った。夏に行った日刊スポーツのインタビューでは「安打数は僕的にはただの目安で。よく打ったなとかは別に感じなかったので。特にうぬぼれることもなく、少しでも評価してもらえたら嬉しいなと思ってたくらいです」と回想していた。

現在はロッテでの後輩になった専大・佐藤奨真投手とも対戦している。「20打席ちょっとくらいやってるんじゃないですかね。対戦打率は…3割くらいですかね。でも、やっぱりいい投手でしたよ」。

4年間、東都2部リーグで過ごした。1位も6位も経験した。「ビリになれない気持ちもありましたし、1部に上がりたいという気持ちもあったんで。両方が見える、天と地が見えるという緊張感の中でやれました」。2部とはいえ「とてもいい投手がたくさんいたので」と振り返る。

今年のドラフト1位も、そんな“天と地と”で揉まれた環境からやって来る。「佐藤奨真もそうですけど、身近でやってたチームの人達と一緒のチームでできるのを楽しみにしながらやりたいと思います」。2部魂で、来季こそ頂を目指す。

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ロッテ・マーティン、WBCキューバ代表入り辞退[サンスポ]

ロッテのレオネス・マーティン外野手(34)が来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のキューバ代表入り要請を辞退したと22日(日本時間23日)、米国でキューバ系選手の動向を報道するスイング・コンプレトが伝えた。

マーティンは2009年の第2回WBCにキューバ代表として出場。10年に東京で行われた世界大学野球選手権終了後に亡命し、米大リーグ、レンジャーズ入りした。19年途中にロッテに入団。4年目の今季は打率.163、9本塁打で、家族の事情で8月下旬に帰国していた。

野球キューバ代表は、五輪で3度の金メダルに輝くなど強豪として名をはせていたが、選手の相次ぐ亡命により戦力が低下。WBCでは06年大会こそ準優勝だったが、その後の3大会はいずれも2次ラウンドで敗退。昨夏の東京五輪は予選で敗退していた。

キューバは台湾開催の1次リーグA組で台湾、オランダ、イタリア、パナマと戦う。日本とは東京ドーム開催の2次ラウンドで対戦する可能性がある。

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試合序盤での盗塁が多かったロッテ・部、イニング別では1回の15盗塁が最多[BASEBALL KING]

昨季ファームで9月・14試合で10盗塁を決めるなど28盗塁をマークしてファームの盗塁王に輝いたロッテの部瑛斗が、今季は一軍の舞台で44盗塁を記録し自身初の盗塁王に輝いた。ちなみに球団ではファームで盗塁王を獲得した翌年に、1軍で盗塁王となったのは初の快挙。

部は開幕前の3月の取材で盗塁する上で、1軍と2軍の違いについて「多少は感じますけど、そこまで変わりはないんじゃないかなと思います」と話したように、開幕してからはファームでプレーしていたときと変わらず積極的に次の塁を狙った。

3.4月に7盗塁をマークすると、5月に8盗塁。今季14盗塁目を決めた5月24日の広島戦で当時盗塁トップを走っていた松本剛(日本ハム)に並ぶと、交流戦で12球団トップの8盗塁をマーク。6月は月間10盗塁で、盗塁ランキングで争っていた松本を引き離した。オールスター以降は、8月が6盗塁、9.10月も9盗塁と順調に盗塁数を伸ばしていった。

[月別盗塁数]
3.4月:7盗塁
5月:8盗塁
6月:10盗塁
7月:4盗塁
8月:6盗塁
9.10月:9盗塁

◇イニング別盗塁数

部のイニング別盗塁を見ると1回の15盗塁が最も多く、3回の8盗塁、8回の6盗塁と試合序盤と試合終盤にかけての盗塁が多い。攻撃に勢いをつけるために初回の盗塁が多いのは理解ができるが、失敗が許されない試合終盤、勝っている場面で盗塁を失敗すれば相手に流れが傾く可能性があり、負けている場面であればアウトカウントが1つ増え、チャンスの機会を潰してしまう。どちらにしてもリスクしかない。

部は6月に行ったオンライン取材で「序盤と後半というので、序盤は何とか勝負するというところだと思いますし、後半の8回というのはどうしても1点が欲しいときに先に進めたいと思うので、その結果前半と後半で分かれているんじゃないかなと思います」と自己分析した。特に試合後半は失敗してはいけない場面が多く、緊張やプレッシャーは「もちろんありますけど、覚悟を決めて、腹をくくって決めています」と語った。

[部のイニング別盗塁数]
1回:15盗塁
2回:2盗塁
3回:8盗塁
4回:1盗塁
5回:4盗塁
6回:4盗塁
7回:3盗塁
8回:6盗塁
9回:1盗塁
10回:0盗塁
11回:0盗塁
12回:0盗塁

◇早いカウントでの仕掛け

注目すべきはシーズンを重ねるにつれて、早いカウントでの盗塁数が増えたこと。

オールスター前は4球目、5球目に盗塁することも多かったが、オールスター明けの15盗塁中12盗塁は3球目以内(盗塁を決めたときに打席に立っていた打者)に決めたもの。

9月17日の日本ハム戦、18日の日本ハム戦はいずれも1球目に盗塁を成功させている。ちなみに、オールスター前は2試合連続で初球に盗塁を決めたということはなかった。オールスター前に比べて、早いカウントで盗塁を決める場面、仕掛けるケースが増えたことが分かる。

部は9月に行ったオンライン取材で「後ろのバッターも待ってくれていることも多いので、少しでも早く走ることによって後ろのバッターの負担を減らしたい気持ちもあって、そういうのを意識してやっています」とその理由を説明した。

[オールスター前までの29盗塁]
91試合:盗塁成功:29 失敗:6
1球目:4盗塁
2球目:10盗塁
3球目:3盗塁
4球目:7盗塁
5球目:4盗塁

※3球目に投げる前に、牽制で誘い出されるも二塁盗塁セーフも1盗塁

[オールスター以降の15盗塁]
46試合:盗塁成功:15 失敗:4
1球目:4盗塁
2球目:4盗塁
3球目:4盗塁
4球目:1盗塁
8球目:1盗塁

※1球目後に牽制で飛び出してしまうも二塁盗塁セーフも1盗塁

チームメイトの和田康士朗(ロッテ)、荻野貴司(ロッテ)、藤原恭大(ロッテ)をはじめ、パ・リーグの韋駄天達と切磋琢磨し、来季以降も盗塁王タイトル獲得に期待したい。

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