名前 | 年俸(万円) | 前年比 |
---|---|---|
西野 | 5000 | △750 |
小野 | 4000 | △1300 |
佐々木千 | 3850 | ▼650 |
八木 | 1300 | △340 |
土肥 | 850 | ▼200 |
高部 | 3500 | △2500 |
佐藤都 | 3100 | △1100 |
藤原 | 2200 | ▼100 |
茶谷 | 1100 | △550 |
※金額は推定=万円、前年比△はアップ、▼はダウン
ロッテ高部瑛斗外野手(24)は一瞬たりとも間を置かずに「はい、やります」と明言した。
1安打につき1万円を、白血病患者の支援基金に寄付する−。入団前から意思を公言していた。昨季までは通算9安打。プロ3年目の今季、一気にシーズン148安打。17日、大幅アップで契約更改し「野球を続ける1つの理由として、それはあるので。闘っている子供達に少しでも何かしたいという気持ちは、変わらず持っています」と、胸を張って話した。やがてコロナ禍が落ち着けば、交流の機会を作っていきたいとも願っている。
大学生の時、3歳下の弟の晴斗さんが16歳で他界した。白血病に倒れた。闘病も目の当たりにした。今季も全日程終了の翌日、関東地方にある墓に足を運んだ。「1年間終わったので。その区切りというか」。弟の分まで。いつでも力をくれる大切な存在だ。
この初夏、出会いがあった。球団のTEAMMATES事業の一環で、宇都宮幹汰君(10)が入団した。急性リンパ性白血病で長期療養中。「選手のみんなと仲良くなって、自分が頑張って応援することで、皆さんにやる気や元気を与えられるTEAMMATESになりたいです」と夢を口にしていた。
何度か球場を訪れ、交流した。亡き弟の存在が重なるような少年。手紙はロッカーに貼られた。「本当に、病気になったことを感じさせないくらい明るい人間で。やっぱりあれだけ今のことを全力で生きている姿を見て、勇気をもらいましたし、僕ら大人に対しても屈することなく、明るく接してきてくれるので。すごいなと、尊敬の部分も含めて、彼に色々なものをもらったなと思います」。心底からの言葉を次々と連ねていく。
基金への寄付に積極的な、思い豊かな好青年。幹汰少年にはどんな言葉を伝えたのだろうか。問いかけると「うーん…言葉として…あるんすかね?」。そう返し、続けた。
「幹汰君に色々話しかけてもらって、僕が逆に。それで僕も色々それに答える形だったので。彼にどう届いたかは分からないですけど、何かしらの一言とかが彼の中で大きいものになってくれたらいいなと思って、話せることは全部話しました」。
幹汰少年とともに戦うシーズンは終わった。高部も盗塁王やゴールデングラブ賞では止まらない。「まだまだこれからだとは思っているので。満足することもなく、まず野球にしっかり集中したいです」と、来季への準備を始めている。安打を積み重ねる。誰かの役に立つ。
ロッテのドラフト2位天理大・友杉篤輝内野手(22)と奈良市内のホテルで契約金7000万円、年俸1200万円(いずれも推定)で契約した。
背番号は10。二遊間の即戦力で期待される。「藤原選手とは中学時代に対戦もあり、当時はスターの存在でした」と回想し「負けないよう切磋琢磨していきたいです」と意気込んだ。
ロッテ小野郁投手(26)が17日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、1300万円増の来季年俸4000万円(金額は推定)でサインした。
プロ8年目の今季は44試合に登板し、18ホールドを挙げ、防御率は1.99。150キロ超の直球で押すリリーバーとして、安定感を増した。「気持ちの面で余裕が少しずつ出てきたのが大きいかなと思います。場の雰囲気だったり、投げる回数が増えていくたびに慣れてきたのかなと思います」と1年を振り返った。
一方、コロナ療養からの復帰後、本来の球に戻らず、後半戦はわずか6試合の登板に。上位チームに食らいつくチームの戦力になれず「そこは本当に悔しいですし、チームにも迷惑をかけてしまったのかなというのはあります」と悔やんだ。
吉井新監督からの勧めもあり、現在はフォークボールを練習中。「7回、8回を投げられるように」としつつ、明確に定める目標は「8回を」ときっぱり。「外国人とか東條さんにも負けないように、もっと上を目指してやっていきたいなと思います」と剛腕リリーバーは頼もしく話した。
ロッテ西野勇士投手(31)が17日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、750万円増の来季年俸5000万円(金額は推定)でサインした。
20年春に右肘のトミー・ジョン手術を受け、20年と21年は1軍登板なし。復帰した今季はリリーフとして37試合に登板し、15ホールドをマーク。試合終盤を支えた。「手術からの復帰の年として、ある程度いい成績は出せたかなと思いますけど、周りのみんなに助けられて1年間ちゃんと1軍で戦うことができたのかなと思います」と感謝を口にした。
2年間戦力になれなかったが、直球の威力は手術前に戻ってきている。「また再発する可能性はゼロではないですけど、前に比べたらはるかに少ないと思うので。安心というか、そういう意味でも手術して良かったです」と振り返った。
来年1月には、同じくトミー・ジョン手術を経験した種市篤暉投手(24)とともに米アリゾナ州のトレーニング施設「ドライブライン」で自主トレを行う予定だ。
ロッテ高部瑛斗外野手(24)が17日、ZOZOマリンで来季の契約更改交渉を行い、2500万円増の来季年俸3500万円(金額は推定)でサインした。
プロ3年目の今季は中堅レギュラーに定着し、打率2割7分4厘で初めて規定打席に到達。44盗塁で盗塁王を獲得し、ゴールデングラブ賞も受賞するなど、大きく飛躍する1年になった。「1年間試合に出ることができたことにとても意味を感じていますし、その中でももっともっとできるなと感じたし、来年はそれを実行できるようにしたいなと思います」と話した。
ロッテ土肥(どひ)星也投手(27)と来季の育成選手契約を結んだ。年俸は850万円(金額推定)となり、背番号は未定。
左腕の土肥は今季は1軍では1試合の登板。シーズン終盤には左肩を痛め、オフに戦力外を通告されていた。現在は近距離のキャッチボールを行う段階。
ロッテは17日、ロッテ社のお菓子「マリーンズのマーチ2022」が期間限定で販売されることを発表した。
人気菓子「コアラのマーチ」のパッケージがマリーンズ仕様となり、10箱1セットとなった限定商品。佐々木朗、松川、高部らがデザインされている。
ロッテグループ公式オンラインモールで、11月18日から23日まで販売される。12月中旬頃の出荷予定。
ロッテ佐々木千隼投手(28)が17日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、650万円減の来季年俸3850万円(金額は推定)でサインした。
21年は54試合に登板し8勝26ホールドを挙げたリリーバーも、プロ6年目の今季は23試合。21年に1.26だった防御率も、6.39と悪化した。
「何もうまくいかなかったなって感じですし、スタートの時点でケガしたり遅れて。そこからなかなかいい状態にすることができなかったので。そこが全てかなと思います」。
自主トレ中に故障し、さらにコロナ療養もあった。「結果というか感覚も全然よくなかったので、それで勝負できるほど甘いところじゃないですよね」。仕切り直しの来季へ。色紙には「健康」としたためた。
ロッテ八木彬投手(25)が17日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、340万円増の来季年俸1300万円(金額は推定)でサインした。
昨秋ドラフト5位で三菱重工Westから入団し、プロ1年目の今季は22試合にリリーフ登板。デビューから8試合連続無失点と能力を発揮した一方で、被安打や失点がかさむ時期もあった。
「1年目だったので、緊張とか色々あって、全部が初めての経験だったので。その自分の中でも1年間戦えるスタミナというのがなかったので」。
春から秋で平均球速も4キロほどダウン。「回転数とかも変わっていました。それによってフォークの精度も落ちたりしたので、そこが打たれた原因だと思います」と振り返った。
和歌山出身で、吉井新監督とは同郷になる。今季は投手コーディネーターを務めた新監督。「追い込んでから絶対浮いたらダメ、とかフォークの精度などをアドバイスいただきました」という。たまには地元トークもあった。「『和歌山、いなかやからな。ビルとか見たらびっくりするやろ』みたいなことを」と笑って振り返る。
そんな新監督の期待を担い、ブルペンの貴重な戦力として2年目へ臨む。「今年は22試合だったので、来年は倍以上、44試合以上投げて。良い場面でも投げられるように」と意気込んでいた。
ロッテ藤原恭大外野手(22)が17日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、100万円減の来季年俸2200万円(金額は推定)でサインした。
今季はコロナ療養や上半身のコンディション不良もあり、49試合の出場にとどまった。本塁打もシーズン141試合目に放った1本のみで、プロ4年目のオフにして初のマイナス更改となった。「試合も全然出てないですし、結果も残せていないですし。この4年間で1番苦しいシーズンだったかなと思います」と吐露した。
1年前の契約更改の席で、背番号1に変更になったことが発表された。「良い番号をもらっているので、しっかりチームの顔になれるようにと思いながら毎日やってきましたし、それは今も付けているので変わらないので。そこをもう1回目指してやっていきたいなと思っています」。近い年代、同じタイプの高部が飛躍し、来季は追いかける立場になる。
大阪桐蔭で春夏連覇を達成し、同年代の大学生達もプロの扉をたたく。かつてのチームメートでは、中日根尾が投手に転向。フェニックスリーグでも対戦し、直球をセンター前にはじき返した。
「球、速くなっていたんで。あんまり調子は良くなさそうだったんですけど、確実に成長しているなというのは」。
そして「もっと大きな舞台でやれたらいいなと思っています」と密かに夢見ている。
ロッテ佐藤都志也捕手(24)が17日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、1100万円増の来季年俸3100万円でサインした(金額は推定)。
今季は開幕戦で5番一塁としてスタメン出場。その後はルーキー松川と併用の形でスタメンマスクも増え、118試合に出場。規定打席には41打席足りなかったものの、プロ3年目に順調に飛躍した。
ドラフト同期の佐々木朗と高部も、それ以上に飛躍した。
「オープン戦から高部がアピールしてたので、自分は置いて行かれるなってくらいの勢いだったんですけど、良きライバルとしてシーズン中も『通算安打数は俺の方が上だ』とか言ったりしてたので。そういうところも笑顔で刺激しあえる同期ですし、朗希に関しても完全試合とかすごいところいってしまってるので、自分も追いつきたいなって気持ちはあります。4年目になりますし、個人でも圧倒的な数字を残しつつ、日本一に導けるような気持ちを持って来年はやっていきたいです」。
来季は正捕手争いに参戦しながら、一塁も三塁も外野も視野に入る。「試合に出ることは嬉しいことではあるんですけど、かえって逆に自分の調子次第でチームを勝たすことができないので」。中軸候補として得た学びで、もっと大きくなる。
ロッテ茶谷健太内野手(24)が17日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、倍増の来季年俸1100万円(金額は推定)でサインした。
ソフトバンクからロッテへ移籍しプロ7年目のオフ、ついに年俸が1000万円を超えた。1100万円。1が2つ並び、茶柱が立った。「素直に嬉しいです。自分の中で本当に、全てがキャリアハイだったので、年俸にも比例していると思うので」と喜んだ。
21年シーズンはキャンプ初日に離脱し、何もできずに1年が終わった。1年前の契約更改では「契約していただいてありがたい」とも口にした。1年たって「去年がなければ今年は本当になかったので、そこは本当に感謝しかないですね」と表情に充実ぶりも浮かぶ。
恩返しのつもりで、1軍で奮闘した。57試合に出場し、シーズン終盤には遊撃手でのスタメンが一気に増えた。内角攻めにあいながら、その内角を巧みにさばき、打率2割4分8厘、プロ初本塁打もマークした。開幕2軍スタート。好調でもなかなか1軍に呼ばれない。「正直不安しかなかったですけど、その中で何としても上がれるように頑張りました」。
派手なことは言わず、誠実に言葉を紡ぐ。年俸は倍増になったら、新しいものが見えてきたりするのか。
「いや、自分は変わんないと思います。そんな特に、ご飯食べることくらいしか使うことがないので」。
最盛期には丼3杯はかき込んでいた大食漢。腹を満たして、真価が問われる来春に備える。
ロッテ・高部瑛斗外野手(24)が17日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、2500万円増の年俸3500万円でサインした。
「評価をしていただいて嬉しいが、満足することなく、野球にしっかり集中していきます」。
3年目の今季はレギュラーに定着し、137試合の出場で打率.274、3本塁打、38打点、44盗塁。自身初の盗塁王、ゴールデングラブ賞に輝き、7月のオールスターにも初選出された。
今オフから社会貢献活動の開始を視野に入れている。2016年秋に弟の晴斗さん(享年16)が急性白血病で逝去した。自身が国士舘大1年時のつらく、悲しい別れだった。活動は20年のロッテ入団時から温めてきており、安打1本につき1万円を寄付するという。
レギュラーシーズンを終えた翌日に、弟の墓前に手を合わせたという高部は「野球を続ける1つの理由として、(病気と)闘っている子供達に、少しでも何かしたいという気持ちは変わらず持っています」と熱い思いを口にした。
ロッテ・小野郁投手(26)が17日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1300万円増の年俸4000万円(推定)でサインした。今季は44試合に登板し、0勝0敗18ホールド、防御率1.99。「去年に比べて、ホールド数や、防御率がよかったところを評価してもらいました」と説明した。
地元福岡で開催された今夏のオールスター戦に初出場を果たした。「大きな舞台に立たせてもらい、本当にいい思い出というか、これから野球をやめても自慢できるかなと思います」と振り返った。
吉井新監督から、フォークボールの本格導入を勧められた。「もう1球種ぐらい増えたら、来年はもっと楽に投げられると思うので、いま練習をしています」と右腕。来季の目標に「50試合以上の登板、8回を投げられるようにしたい」と前を見据えた。
ロッテ・西野勇士投手(31)が17日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、750万円増の年俸5000万円(推定)でサインした。今季は37試合に登板し、3勝3敗15ホールド、防御率1.73。「ある程度、良い成績は残せたかなと思います」と振り返った。
2020年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けて、翌21年は1、2軍の公式戦での登板機会はなかった。復活を遂げ「本当に周りの方々に助けられて、1年間しっかりと1軍で戦うことができました」と感謝の言葉を並べた。
今オフは米アリゾナ州に渡り、科学的な解析などを導入した野球施設「ドライブライン」でトレーニングを行うという。
ロッテ・高部瑛斗外野手(24)が17日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2500万円増の年俸3500万円(推定)でサインした。
「評価をしていただいて嬉しいですが、まだまだこれからだと思っています。満足することなく、野球にしっかり集中していきます」。
今季は外野レギュラーに定着し、出場137試合で打率.274、3本塁打、38打点、44盗塁。自身初の盗塁王、ゴールデン・グラブ賞に輝いた。さらに、今夏のオールスター戦にも初選出された。
4年目となる来季に向けて、「今年の成績で満足していないし、まだまだできると思っている。このオフは体を鍛えて、来年は今年以上の成績を残せるようにしたい」と力を込めた。
ロッテ・藤原恭大外野手(22)が17日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、100万円減の年俸2200万円でサインした。今季は49試合に出場し、打率.209、1本塁打、5打点。「やはり試合に出られていないし、結果も残せていない。この4年間で、1番苦しかったシーズンでした」と振り返った。
また、佐々木千隼投手(28)は650万円減の年俸3850万円、八木彬投手(25)は340万円増の年俸1300万円、茶谷健太内野手(24)は550万円増の年俸1100万円でサインした。(金額は推定)
ロッテ・佐藤都志也捕手(24)が17日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1100万円増の年俸3100万円(推定)でサインした。
「球団から『捕手として去年の課題だった守備で、見違えるものを見せてもらった。来年は正捕手を目指して頑張って欲しい』といわれました」。
今季は、パ・リーグ1位の盗塁阻止率.361をマークし「自信になった」と胸を張った。出場118試合で打率.214、8本塁打、31打点。「今季も打撃の波がすごくあった。(来季の本塁打数は)15、16本を目標にしていけたら」と明かした。
捕手の定位置争いは、2016年にベストナインに輝いた田村、1年目を終えた松川らと激化の様相。4年目の来季に向けて「個人でも圧倒的な数字を残しつつ、日本一に導けるような気持ちを持って臨みたい」と前を見据えた。
3年目で盗塁王と外野部門のゴールデングラブ賞に輝いたロッテ・高部がZOZOマリンで契約交渉に臨み、2500万円アップの来季年俸3500万円で更改。「高部基金」の実現に近づいた。
16年に弟・晴斗さん(享年16)を白血病で亡くし、プロ入りした時から「1安打につき1万円」を白血病患者の支援基金にしたい、と誓っていた。「野球を続ける理由の1つとして、それがある。病気と闘っている子供達に、少しでも何かしたい気持ちは変わらず持っている」。過去2年間は計9安打で年俸は上がらず、基金立ち上げは難しかった。
今季は打率.274、リーグ2位の148安打を放ち、44盗塁をマーク。年俸は250%も跳ね上がった。今オフの設立を目指し、球団と安打数、盗塁数といった対象項目、寄付先などを詰めていく。今年6月には、病気で長期療養中の子供を支援する事業の一環として、チームに小学5年の宇都宮幹汰君が入団。弟と同じ病気と闘う少年からもらった手紙は、本拠地のロッカーに飾っている。
10月3日。高部は「今季終了した翌日に行きました」と晴斗さんの墓前で手を合わせた。「コロナが落ち着いたら(闘病中の子供達とも)会いたい」。今後は病院を直接訪問することも考えている。
ロッテは17日、ドラフト2位の天理大・友杉篤輝内野手と奈良市内で入団交渉を行い、契約金7000万円、年俸1200万円(金額は推定)で合意した。背番号10に決定した。
会見を行った俊足、好守で評判の即戦力は、「今日契約をさせていただいて、やるぞ!という気持ちが高まっています」と笑顔。高卒4年目の藤原、山口らとは同世代となる。
「先にプロ入りしている同じ2000年生まれの藤原選手は中学時代に対戦もあり、当時はスターの存在でしたが、これからはチームメイトとして色んな話をしてみたいですし、負けないよう切磋琢磨していきたいです」。
好きなロッテ製品のお菓子は「トッポ」と「コアラのマーチ」という。
ロッテは17日、今季終了後、自由契約にした土肥星也投手と育成契約を結んだと発表した。
今季は1試合に登板し、1勝をマークしたが、シーズン終盤に左肩を痛めていた。土肥は「来年の春季キャンプには万全の状態となって、1日でも早く支配下選手登録をしていただけるように、そして1軍の戦力になることを目標にしてやっていきます」とコメントした。
ロッテ・高部瑛斗外野手は17日、ZOZOマリンで契約更改交渉を行い、2500万円アップの年俸3500万円でサインした。
今季は外野レギュラーに定着し、盗塁王とゴールデングラブ賞も受賞した。球団からは「今年の活躍に対してよくやってくれたと評価してもらえましたし、来年は自分のことだけでなく、チームのことも引っ張っていって欲しいと言っていただきました」と納得の様子だった。
積極的な打撃、走塁に目が行きがちだが、守備でもアグレッシブに攻めた。4月24日のオリックス戦で、同10日に完全試合も達成した佐々木朗が珍しく初回から制球に苦しんでいた。
初回1死一、二塁で、吉田正の左前打に、高部は猛チャージし、二塁走者・福田を本塁タッチアウトにした。「それまで朗希1人で頑張って、試合に勝てていたイメージがあるけど、その中で朗希が初回から苦しんでいた。何とか助けられた。チームのためにプレーできたと思えた瞬間だった」と振り返っていた。
ロッテはロッテグループ公式オンラインモールで「マリーンズのマーチ2022ver.」を18日から23日までの期間限定で販売すると発表した。
「マリーンズのマーチ2022ver.」はマリーンズオリジナルパッケージのロッテのお菓子「コアラのマーチ」が10箱1セットとなった限定商品で、10箱がそれぞれが違うデザインとなっている。
販売はロッテグループ公式オンラインモールで11月18日午前10時から23日午後23時59分まで期間限定で実施され、12月中旬頃の出荷を予定している。
ロッテ・藤原恭大外野手が17日、ZOZOマリンで契約更改交渉を行い、100万円ダウンの年俸2200万円(金額は推定)でサインした。
「やっぱり試合も出られていないし結果も残せていない。この4年間で1番苦しかったシーズンだった」。
今季は若手で同じ左打ちの俊足外野手・高部が台頭した中で、49試合出場で、打率.209、1本塁打に終わった。
今季から背番号1を付けた。「いい番号をもらっているので、チームの顔になれるようにと思って毎日やってきた。そこをもう1回目指してやっていきたい」と来季の巻き返しを誓う。
甲子園春夏連覇を達成した大阪桐蔭時代の同期である中日・根尾は今季途中から投手転向した。フェニックス・リーグで1打席対戦し、中前打をマークした。「球が速くなっていた。調子は良さそうじゃなかったが、確実に成長しているなと思いました」と、来季の交流戦での対戦を思い描いていた。
ロッテ・佐藤都志也捕手が17日、ZOZOマリンで契約更改交渉を行い、1100万円アップの年俸3100万円(金額は推定)でサインした。
今季は本職の捕手に加えて一塁でも起用され、打順も4番を含め、様々な役割を求められた。今季は打率.214、8本塁打。「今季は波があった。初めて打つ打順とかもあったけど、周りの先輩の言葉などで気が楽になった。チャンスで一本打つのがクリーンアップ。今度はそこを頑張りたい」と意気込んだ。
捕手としても盗塁阻止率でリーグトップをマークし、成長を見せた。フェニックス・リーグでは三塁にも挑戦しているが「捕手争いを勝ち抜いて、まずは捕手としてやりたい」と、こだわりも見せた。
ロッテの高部瑛斗外野手(24)が17日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、2500万円増の3500万円でサインした。
250%と大幅な年俸アップに「まず1年間試合に出られたことに意味を感じている。嬉しく思うけどまだこれから」。3年目の今季は中堅のレギュラーに定着し、出場137試合、打率2割7分4厘で初めて規定打席に到達。44盗塁で盗塁王を獲得し、ゴールデン・グラブ賞も受賞するなど飛躍の1年となった。
思い描いていた活動も実現に近づいている。16年秋、弟の晴斗さん(享年16)が急性白血病で他界。入団時には1安打につき1万円を白血病患者の支援基金として寄付することを誓っており「これも野球を続ける1つの理由」と高部。シーズン終了の翌日には晴斗さんのお墓参りで1年の報告も済ませた。「来年、今年以上のものを出せるように」。最多安打、首位打者についても「これから狙っていきたい」ときっぱり。多くの思いを背負い、兄は止まらず、走り続ける。
ロッテにドラフト2位で指名された天理大・友杉篤輝内野手が17日、奈良市内のホテルで契約金7000万円、年俸1200万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。背番号は10に決まり「10番と言えば友杉篤輝と言われるような、そんな背番号にしたい」と意気込んだ。
大阪・和泉ボーイズに所属していた中学3年時に、同学年で枚方ボーイズの藤原恭大と対戦。試合には勝ったが「技量的に負けたと感じた。(藤原は)中学時代からスター選手だった」。その後、藤原は大阪桐蔭で甲子園春夏連覇を果たし、3球団が競合の末、ロッテに入団。4年が経ち、再び同じ舞台に立つ。はい上がった友杉は「負けないように、切磋琢磨してやっていければ。すごい部分は吸収して、自分より先にこの世界でプレーしているので、そういう面で野球の話もしたい」と目を輝かせた。
50メートル走5秒9の足と堅実な守備が魅力。現在のロッテは、不動の遊撃手がいない状況が続き、榎スカウト部長も「1番はスピード。三拍子そろった遊撃手で、レギュラーを取ってくれる力があると評価させて頂いた」と期待をかける。友杉は、中村奨吾との二遊間について問われると「天理高校出身の方なので、天理の二遊間と言ってもらえるように」と意欲。キャンプから1軍でやってやるという気持ちで臨みたい」と意気込んだ。
ロッテの高部瑛斗外野手が17日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、2500万円増の3500万円でサインした。
3年目の今季は1、2番打者として137試合に出場し3本塁打、38打点、打率2割7分4厘をマーク。持ち味の俊足を生かし、12球団トップの44盗塁で盗塁王のタイトルを獲得し、14日には初のゴールデングラブ賞に輝くなど大躍進の1年となった。「まず1年間試合に出ることができたことにとても意味を感じてるし、とてもよかったなと思っています。その中でももっともっとできるなと感じたし、来年はそれを実行できるようにしたい」と振り返った。
今はまだ通過点に過ぎない。将来的には2000本安打も目標の1つ。「打撃の賞も、もちろん狙って今年もやっていました。その中でもまだまだ実力不足であったりとか、足りない部分が多かったので。今年の経験でこうしたらもっと打率が上げられる、もっとヒットが打てるなということも感じれた。最多安打、首位打者の2つはこれから狙っていきたいなと思っています。ずっと教えていただいている福浦さんのような選手になりたい。今一緒にやらせてもらっている荻野さんのような何でもできるような選手、長くできる選手にもなりたい」と高部。24歳の挑戦はここからだ。
ロッテの藤原恭大外野手が17日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、100万円減の2200万円でサインした。
4年目の今季は新型コロナ感染やコンディション不良に悩まされ、出場は49試合にとどまった。4年目にして初の減額更改に「やっぱり試合も出られていないし結果も残せていない。この4年間で1番苦しかったシーズン。スタートダッシュも失敗して、2軍に行ってからも、1軍に昇格してからも、爆発的な打率も残せなくて。試合に出られる状況じゃなかったので、そこが1番かなと思う」と振り返った。
一方で大阪桐蔭高時代のチームメートである中日・根尾が投手に転向。フェニックス・リーグでも対戦し安打をマークした藤原は「球が速くなっていた。あんまり調子は良さそうじゃなかったけど、確実に成長しているなと。もっと大きな舞台でやれたらいいなと思う」。まずは1軍定着を目指し、5年目のシーズンに挑む。
ロッテの佐藤都志也捕手が17日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、1100万円増の3100万円でサインした。
3年目の今季はキャリアハイの118試合に出場し8本塁打、打率2割1分4厘をマーク。捕手だけでなく一塁手としても出場し、フェニックス・リーグでは三塁に挑戦するなどマルチな才能を輝かせ、可能性を広げている。「今年は結構試合数も出させてもらって。今年入ったときもキャッチャーにこだわりを持ってやっていくという話をして、結果こういう形ですごく評価してもらいました」と佐藤都。
「打てる捕手」を目指すのは来季も変わらない。「今シーズンになっても打撃の波がすごいあった。そういった好不調の波を無くすというところがまずは大事。ホームランは最低2ケタと言って今年入ったけど、結局8本止まり。2ケタと言わず15本、16本と思ってやっていけたら。来年は4年目になりますし個人でも圧倒的な数字を残しつつ、日本一に導けるような気持ちを持ってやっていきたい」と意気込んだ。
ロッテの松川虎生捕手(19)が16日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、1100万円増の2400万円でサイン。2年目としては高卒捕手どころか、高卒野手としても87年・清原和博(西武)の2200万円を超える、史上最高額となった。
「ハンコを押す時ちょっと震えた。すごくいい評価をしていただきました」と松川。1年目の今季は史上3人目となる高卒新人開幕マスクをかぶり、76試合に出場。4月には佐々木朗と完全試合を達成し、その際のバッテリーの合計年齢がプロ野球最年少としてギネス世界記録にも認定された。打率1割7分3厘、14打点と打撃に課題は残ったが1年間戦力として戦い抜いた。
「初めは勝てた時もあったけど、途中から負けられない戦いが続く中で途中交代とか、まだまだ信頼されてないなと。そこは悔しい」と満足はしていない。来季へ向け課題は打撃と明確。「もっと力強いスイングを心がけてやっていければ。来年はもっと(マスクを)かぶれるように」と大躍進の19歳が、真の正捕手を目指す。
ロッテの高部瑛斗外野手(24)が17日、千葉市内の球団事務所で契約交渉し、250%アップの年俸3500万円でサイン。16年には弟・晴斗さんが急性白血病で死去したこともあり、同じ病の人々を支援する「高部基金」を今オフにも設立する計画を明かした。(金額は推定)
今季の活躍は弟も喜んでいるはずだ。中堅のレギュラーとして、44盗塁で盗塁王とゴールデングラブ賞を受賞。「球団によくやってくれたと評価してもらえました。1年間試合に出ることができとても意味を感じてます」。シーズン終了後、弟の墓前には今季の活躍を報告したという。
「戦っている子供達を何とかしたい気持ちは変わらず持っている」と、1安打につき1万円の積み立て寄付を考える。今季のリーグ2位の148安打以上の安打を、来季も積み重ねる。
ロッテ・佐藤都は17日、1100万増の3100万円でサイン。(金額は推定)
今季は118試合の出場で、盗塁阻止率はリーグトップの.361と貢献した。来季は聖光学院で2学年下だった阪神・湯浅と、交流戦や日本シリーズでの対決を熱望。「当時はマネージャー的な役割だったので、まさかあそこまでの選手になるとは。対戦したい」と目を輝かせた。
ロッテは17日、ドラフト2位・友杉篤輝内野手(22)=天理大=と奈良市内のホテルで契約金7000万円、年俸1200万円で契約を結んだと発表した。(金額は推定)。背番号は10に決まった。
球団を通じ「今日、契約をさせて頂いて、『やるぞ!』という気持ちが高まっています。先にプロ入りしている同じ2000年生まれの藤原選手は中学時代に対戦もあり当時はスターの存在でしたが、これからはチームメイトとして色んな話をしてみたいですし、負けないよう切磋琢磨していきたいです。好きなお菓子はトッポとコアラのマーチです!」とコメント。同郷大阪出身の藤原恭大外野手との対面を待ちわびた。
ロッテからドラフト2位で指名された天理大の友杉篤輝内野手(22)=171センチ、70キロ、右投げ右打ち=の入団が17日、決まった。奈良市内のホテルで入団交渉し、契約金7千万円、年俸1200万円で合意した。背番号は「10」に決まり「やるぞという気持ちが高まっている」と語った。
俊足巧打が売りで、内野ならどこでも守れる。自身は島根・立正大淞南高の出身だが、大阪桐蔭高で活躍した藤原恭大外野手と同い年で「当時はスターだったが、これからはチームメートとして色んな話をしてみたい。負けないよう切磋琢磨していきたい」とともに練習する姿を思い描いた。(金額は推定)
ロッテの高部瑛斗外野手(24)が17日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、250%増の3500万円で一発サインした。(金額は推定)
3年目の今季は137試合に出場した。中堅のレギュラーに定着し、打率.274、3本塁打、38打点。安打数は楽天の島内に続きリーグ2位の148安打をマークした。44盗塁で初の盗塁王にも輝き、「今年の活躍に対して、球団からは『よくやってくれた』と評価していただきました。本当によかった」と笑顔で振り返った。
広い守備範囲もあり初のゴールデン・グラブ賞も受賞。「僕の長所は積極性と思い切りだと思う。そのおかげで取れたと思います」と胸を張った。
ロッテの小野郁投手(26)が17日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉し、1300万円増の年俸4000万円で更改。(金額は推定)。来季は8回の男をつかむ意気込みを明かした。
今季は44試合に出場し、防御率1.99で18ホールドをマーク。20年に楽天からロッテへ移籍し年々、ホールド数が増加している右腕は「去年に比べて、ホールド数が多く、防御率もよかったので、そういう部分を評価してもらいました」と納得顔で振り返った。
今季は初のオールスターに出場。地元のペイペイドームで三者連続三振を奪う快投をみせ「いい思い出になりました。野球を辞めても自慢できるかなという感じです」と喜んだ。来季に向けては「8回を投げられるように、チームの優勝に貢献したい。外国人とか東條さんにも負けないように上を目指してやっていきたい」と意気込んだ。
ロッテの高部瑛斗外野手が17日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、2500万円増の3500万円でサインした。3年目の今季は137試合に出場して打率2割7分4厘をマーク。44盗塁で初の盗塁王やゴールデングラブ賞に輝くなど飛躍し「1年間試合に出ることができたことに意味を感じる。体を鍛えて来年は今年以上のものを出せるようにしたい」と力を込めた。
藤原恭大外野手は100万円減の2200万円で更改した。4年目の今季は新型コロナ感染や打撃不振で49試合の出場にとどまり「結果も残せていない。4年間で1番苦しいシーズンだった」と顔をしかめた。(金額は推定)
ロッテの西野勇士投手(31)が17日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉し、750万円増の年俸5000万円で更改した。(金額は推定)。来年1月は温暖な米・アリゾナで自主トレし武者修行するプランを明かした。
20年6月にトミー・ジョン手術を施術してから順調にリハビリを行い、今季は3年ぶりに開幕1軍入りを果たした。37試合に登板し3勝3敗18ホールドポイントをマーク。「手術からの復帰の年として、成績的にはある程度よい成績は出せたかなと思います。本当に回りのみんなに助けられて、1年間1軍で戦うことができました」とチームメートに感謝した。
08年に育成ドラフト5位で入団した苦労人は15年目の来季へ向けては1月に米アリゾナのトレーニング施設で行う。「(種市と)一緒に行って、一緒に帰ってこうよかなと思います」と、同じトミー・ジョン手術を経験した右腕とともに汗を流す。
ロッテは17日、ロッテグループ公式オンラインモールで「マリーンズのマーチ2022ver.」を11月18日から11月23日までの期間限定で販売すると発表した。
「マリーンズのマーチ2022ver.」はマリーンズオリジナルパッケージのロッテのお菓子「コアラのマーチ」が10箱1セットとなった限定商品で、10箱それぞれが違うデザインとなっている。
マリーンズのマーチ2022ver.は、価格3240円(税込、送料別)。内容量10個(1セット)。販売限定数3000セット。オリジナルパッケージとして佐々木朗希投手、益田直也投手、松川虎生捕手、安田尚憲内野手、中村奨吾内野手、ブランドン・レアード内野手、荻野貴司外野手、高部瑛斗外野手、山口航輝外野手、スペシャルイベントALL FOR CHIBA、計10種のデザインがある。
ロッテの藤原恭大外野手(22)が17日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉し、100万減となるプロ入り初のダウン提示を受け2200万円で更改した。(金額は推定)
昨年は8月に活躍し、今季はレギュラー候補として背番号1として出発も、出場試合も減って49試合で、打率.209、1本塁打5打点、9盗塁に終わり「試合に出られていないし、この4年間で一番苦しいシーズンだった」と悔しさを口にした。
フェニックスリーグでは大阪桐蔭時代の同級生、根尾と対戦。二塁打を放ったが「もっと大きな舞台でやれたら」と、1軍公式戦での対戦を希望した。
ロッテの佐々木千隼投手(28)が17日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、650万ダウンの年俸3850万円で更改した。(金額は推定)
昨年はセットアッパーとして58試合に登板し8勝を挙げたが、今季23試合で2勝3敗。「何もうまくいかなかったかなって感じ。スタートの時点でケガしたり遅れて、そこからなかなかいい状態になることができなかった。そこが全てかなと思います」と悔しそうに、振り返った。
来年に向けては石川投手らとともに自主トレを行い、フォーム固めから行う。「ケガしないような体づくりをして、もう1度、フォームを見つめ直したり、体の弱い部分だったりとか、そういうところを見つめ直して重点的にやっていく」と決意を新たにした。
ロッテの茶谷健太内野手が17日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉し、倍増となる1100万円で契約を更改した。(金額は推定)
今季は6月下旬以降に1軍に定着し57試合に出場し、打率.248、1本塁打、9打点。「最初は2軍スタートで何とか、1軍でやりたいとずっと思っていたんですけど、最終的には1軍の試合も結構、出させていただいたので、すごいいい1年になりました」と振り返った。
来季はドラフト2位・友杉(天理大)も加入し、ショートの争いも激化するが「いっそう激しくなってくるので、オープン戦からアピールしたい」と正遊撃手取りをもくろんだ。
ロッテの佐藤都志也捕手が17日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1100万円増となる年俸3100万円で契約を更改した。(金額は推定)
3年目の今季は自己最多118試合に出場。捕手としても盗塁阻止率リーグトップの.361をマークした。「今年は結構、試合数にも出させてもらって、キャッチャーとしての去年からの成長をすごく評価してもらいました。来年はもっと、正捕手を目指して頑張れと言われました」。捕手はもちろん、チームの緊急時の三塁としても期待されるが、打撃での活躍の期待を受けた。
後輩には聖光学院時代、阪神の湯浅が2学年下で、チームメートだった。侍ジャパンや今季の阪神での活躍に「まさか、あそこまでになるとは。交流戦でも、日本シリーズでも対戦できればいいかなと思います」と来季の楽しみを明かした。
ロッテは2年連続2位に入りリーグ優勝の機運が高まった中で、今季リーグ5位に終わった。
先発陣のチーム先発防御率は4月終了時点でリーグトップの「1.47」だったが、終わってみればリーグ5位の「3.35」。規定投球回に到達した投手も小島和哉のみだった。それでも、先発投手の指標の1つに当たるクオリティ・スタート(6回以上3自責点以内)はリーグトップの「78」を記録した。
石川歩は故障で離脱する時期はあったが、QSは小島と並びチームトップタイの15回、4月10日のオリックス戦で完全試合を達成するなど9勝を挙げた佐々木朗希が14回、3・4月(0.34)と6月(0.43)と月間防御率0点台だったロメロが12回、オールスター明け防御率0.82と抜群の安定感を見せた美馬学が11回と、QSを10回以上達成した投手が5人いたのはパ・リーグ最多。シーズン通して勝ち頭、エースと呼べる存在がいなかったが、計算のできる先発投手が多かったことが分かる。
※()はQSを10回以上達成した投手
シーズンを振り返ると、昨季シーズン自己最多の8勝を挙げた岩下大輝が開幕直後に右肘を手術したため出遅れたが、石川、佐々木朗、ロメロ、小島、美馬、二木康太と実績のある6人が開幕ローテーションに入った。
冒頭にも述べたように3・4月はチーム先発防御率リーグトップの1.47で、26試合中25試合で先発が5イニング以上を投げ、QSは21回達成した。4月終了時点の防御率を見てもロメロが0.34、石川が0.87、佐々木朗希が1.50、小島が2.77と防御率0点台が2人もいた。
その中でも前半戦、先発陣を引っ張ったのが佐々木朗とロメロだ。佐々木朗は4月10日のオリックス戦で完全試合を達成すると、続く17日の日本ハム戦でも8回完全投球を披露。24日のオリックス戦に登板した翌日に1軍登録を抹消されたが、5月6日に1軍復帰すると同日のソフトバンク戦で6回1失点、13日のオリックス戦も7回1失点、20日のソフトバンク戦も6回1失点、27日の阪神戦は6回無失点と中6日の登板でもしっかりと先発の役割を果たした。5月終了時点で、佐々木は9試合・61回を投げ、5勝0敗、奪三振数は投球回数を大きく上回る94、防御率は1.33。
6月3日の巨人戦、5回5失点で今季初黒星を喫するも、中7日で登板した11日のDeNA戦は8回3安打1失点と流石の修正力を見せた。しかし6月に入ってから登板間隔が空き、7月1日の楽天戦では初回に球団史上初となる1イニング4奪三振を記録するなど、4回まで10奪三振、無失点に抑えていたが、マメが潰れた影響で途中降板。それでも前半戦は13試合・85回を投げて6勝1敗、124奪三振、防御率1.48だった。
ロメロは3・4月と6月は月間防御率0点台と驚異の安定感を見せたが、ナイトゲームに滅法強く、6月終了時点で18時試合開始の成績は、6試合・41回1/3を投げ自責点1、4勝0敗、防御率は0.22。3月29日のソフトバンク戦、3回1死二塁の場面で三森大貴に適時打を許してから7月6日の日本ハム戦の3回に清宮幸太郎に一発を浴びるまで、ナイトゲームでは41イニング自責点がなかった。ちなみに月間防御率5.11だった5月は5試合全てデーゲームでの登板だった。
開幕投手を務めた石川は離脱する時期もあったが、今季初登板から25イニング連続で自責点0に抑え、少ない球数で長いイニングを投げ、前半戦はQSを13試合中11試合で達成。小島は20年、21年と開幕直後が不安定だったことを反省し、自主トレ期間から早めに調整した結果、前半終了時点の防御率は2.47だったが、打線の援護に恵まれず1勝7敗と黒星が先行。なお前半戦のチーム先発防御率は「2.75」だった。
前半戦は先発陣が安定していたが、オールスター明けはチーム先発防御率4.53と苦しんだ。
ロメロは後半戦5試合・25回2/3を投げて1勝4敗、防御率5.61、石川も7試合・40回1/3を投げて1勝3敗、防御率4.69、チームで唯一規定投球回に到達した小島も10試合・56回を投げて2勝4敗、防御率4.18、佐々木朗は7試合・44回1/3を投げて3勝3敗、防御率3.05と、“勝負の夏場”に主力投手の多くが前半戦よりも成績を落としたのは痛かった。
そんな中でエース級の働きを見せたのが美馬。前半戦は13試合・73回2/3を投げて5勝6敗、防御率4.15だったが、後半戦は7試合・44回を投げて5勝0敗、防御率0.82。
7月21日に新型コロナウイルス陽性判定を受け、オールスター明け最初の登板は8月16日のオリックス戦と遅れたが、この登板で6回1/3を投げ無失点に抑え6勝目。24日の西武戦は5回1失点で降板したが、9月1日のソフトバンク戦から15日の西武戦にかけて3試合連続で7イニングを投げ、いずれも無失点投球。22日のオリックス戦で6回1失点で9勝目を手にすると、28日の日本ハム戦で5回2/3を投げ3失点も打線の援護にも恵まれ10勝目を手にした。後半戦は美馬がいなければ、かなり苦しい台所事情だった。
小島は今季初登板が雨天中止で流れ、今季初登板となった3月30日のソフトバンク戦で投手ライナーを2度食らい、さらに打線の援護に恵まれず3勝11敗と大きく負け越した中で、2年連続で規定投球回に達成したのは立派。前半戦に比べて後半戦の防御率は落としたものの、シーズントータルでみれば防御率は昨年の3.76から3.14と向上させた。
小島は今年1年を「去年も1年間投げさせてもらいましたけど、それを踏まえても1球の大事さ、1球で勝負が決まる重要性、大事さ、難しさを学べたような年だったと思います」と振り返った。故障や不調で1軍登録抹消した投手が多かった中で、先発ローテーションの一角として、その役割を全うしたことは高く評価するべきだ。
ここまで今季の先発陣を振り返ってきたが、ここ数年何度も述べてきたように来年以降、“シーズン通して計算のできる先発投手”、そして“絶対的なエース”は必要だろう。
佐々木朗が今季の経験を、来年どのように活かしていくか注目だ。完全試合を達成したオリックス戦、続く日本ハム戦でも8回を無安打投球と、ポテンシャルの高さは誰もが認めているところ。コンディショニングを整えて、シーズン通して投げることができれば、間違いなく“エース”に近い存在まで上り詰めるはずだ。
トミー・ジョン手術明け復帰後、初のシーズンとなった種市篤暉も1軍での登板は1試合に終わり、主にファームでの登板が多かったが、力強いストレートが投げられれば、佐々木と共に先発の軸になれる存在。
ロッテの先発陣は絶対的なエースは不在だが、ベテランの石川と美馬、2年連続規定投球回に到達した小島、さらには二木、本前郁也、河村説人、鈴木昭汰、佐藤奨真、森遼大朗など先発候補の頭数は多い。絶対的なエース、シーズン通してローテーションを守る投手が小島に加えもう1人、2人増えれば、今以上に質、量ともに揃った先発陣になる。
※成績は先発のみ