ロッテ山口航輝外野手(22)が自主トレに向け再び体を作り出した。来年1月に憧れのスラッガーでもある西武山川に弟子入り予定で、現在はマリンで鍛錬の日々。
「40本を超えるってことは技術だけではない部分もあると思うので、その何かを見つけていきたいです」。さらにチームの打撃コーチには同タイプの村田修一氏が就任する。「絶対、プラスになると思います」と通算360発の技術も盗み取る。
日本野球機構(NPB)理事会が5日に開かれ、元経団連会長の榊原定征氏(79)がNPB会長に選任され、プロ野球の15代コミッショナーに就任した。
「プロ野球の魅力の向上。事業の拡大。グローバリゼーション、国際化の推進。これら3点を課題として、これからコミッショナーとして捉えていく」という旨の所信を表明した。
労働組合・日本プロ野球選手会は5日、大阪市内で定期大会を開き、保留制度改革について議論した。日本野球機構(NPB)と小委員会を設置し話し合うことが決まっているが、選手会としては「小委員会」ではなく「特別委員会」と呼ぶことにした。保留制度改革を重視する思いからだ。
会沢翼会長(34=広島)は「未来の選手にとって、魅力ある野球界にしていくチャンス。今まで以上に選手が主役となって参加し、発言し、一致団結して闘っていくのが大事」と強調した。委員会への参加は役員に限らず、若手も含め広く呼びかける。「選手がどう思っているか、話すいい機会」とする。FA取得条件を国内、海外とも6年に短縮するよう要望。また、FA移籍に伴う人的補償の廃止も訴え、使いやすいFA制度となることを目指す。
もう1点、会沢会長が力説したのが、育成制度についてだった。「本来の目的以外に使われていることが多々、目立っている。ルールの下、闘っているのがプロ野球。ルールをねじ曲げることがあってはならない」。高額年俸者や複数年契約者が、故障などにより育成契約となるケースを指摘。大会参加者からは「(人的補償の)プロテクト外しじゃないか」という意見も出たという。特別委員会の中で是正を訴えていく。
労働組合・日本プロ野球選手会は5日、大阪市内で定期大会を開き、FA権取得条件の短縮など、保留制度改革について話し合った。
議題の1つに挙がったのが、育成制度についてだ。会沢翼会長(34=広島)は「本来の目的以外に使われていることが多々、目立っている。ルールの下、闘っているのがプロ野球。ルールをねじ曲げることがあってはならない」と訴えた。
具体例は挙げなかったが、高額年俸者や複数年契約者が故障などにより育成契約となるケースがあることを指摘。「育成するのが(制度の)趣旨な訳で。そこに対して、疑問が多く募ったというか。(人的補償の)プロテクト外しじゃないかという意見も多々、出ました」。今後、日本野球機構(NPB)との話し合いの中で是正を訴えていく。
日本プロ野球選手会は5日、クラウドファンディングを開始すると発表した。
募集期間は6日から来年1月31日午後11時まで。目標金額は120万円で、12球団のサイン入りTシャツなど返礼品となる。集まった資金は「日本プロ野球選手会災害支援基金」への寄付にあてられ、公益社団法人CIvic Forceの緊急支援活動に活用されるほか、被災地の復旧、復興や防災の活動に活用される。
さらに「選手会ファンド」により初のチャリティーオークションも開催する。「ヤフオク!」にて12日から来年1月まで順次開催。12球団選手のサイン入りグラブやバットなど50点以上が出品される。
ロッテは5日、23年シーズンシートの早期予約特典として「23年オリジナル卓上カレンダー」をプレゼントすると発表した。
12月16日までのシーズンシート申込者が対象となり、1席につき1冊の卓上カレンダー(B6サイズ)がプレゼントされる。吉井監督、中村奨ら33選手が、すでに販売されているオフィシャルカレンダーとは違う写真で掲載されている。
プロ野球の第15代コミッショナーに元経団連会長の榊原定征氏(79)=関西電力会長=が5日、就任した。任期は2年。オンラインで行われた日本野球機構(NPB)と12球団による理事会で承認された。
大手化学企業「東レ」の社長、会長、最高顧問や日本科学技術振興財団(JSF)の理事長、日本経団連会長などを歴任した榊原コミッショナーは、就任に先立ち、サンケイスポーツなど14社の合同インタビューで3つの重要課題を挙げた。
歴代プロ野球コミッショナー | ||
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氏名 | 主な役職 | 任期 |
福井盛太 | 検事総長 | 1951年4月〜54年4月 |
井上登 | 最高裁判事 | 1956年1月〜62年1月 |
内村祐之 | 東大名誉教授 | 1961年5月〜65年4月 |
宮沢俊義 | 東大名誉教授 | 1965年8月〜71年3月 |
大浜信泉 | 早大総長 | 1971年5月〜76年2月 |
金子鋭 | 富士銀行相談役 | 1976年7月〜79年2月 |
下田武三 | 最高裁判事 | 1979年4月〜85年3月 |
竹内寿平 | 検事総長 | 1986年5月〜88年6月 |
吉国一郎 | 内閣法制局長官 | 1989年3月〜98年3月 |
川島広守 | 内閣官房副長官 | 1998年3月〜2004年1月 |
根来泰周 | 公正取引委員会委員長 | 2004年2月〜07年1月 |
加藤良三 | 駐米大使 | 2008年7月〜13年10月 |
熊崎勝彦 | 最高検察庁公安部長 | 2014年1月〜17年11月 |
斎藤惇 | 産業再生機構社長 | 2017年11月〜22年12月 |
榊原定征 | 東レ会長 | 2022年12月〜 |
[注]宮沢氏はコミッショナー委員会委員長。根来氏は任期満了で退任後代行職。
今季16本塁打を放った右の大砲候補、ロッテ・山口航輝外野手(22)が5日、打撃練習などを行った。現役時代に通算360本塁打を記録した村田打撃コーチが就任。22歳は「たくさん本塁打を打たれた方なので、自分には絶対プラスになる」と歓迎した。
新年から西武・山川率いる合同自主トレに参加。「40発以上打つ方は潜在能力以外のものがある。それが何かを見つけたい」と前を見据えた。
日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団による理事会、実行委員会が5日、オンラインで行われ、2軍のリーグ拡大に向け、小委員会を発足させた。2024年シーズンから、2軍戦のみに参加する2球団の新規参入を目指している。
日本ハム、西武、巨人、ヤクルト、阪神、ソフトバンクが参加し、来年春の実施を目指す公募の方法や選定基準、運営面の課題などを話し会う。NPBの井原敦事務局長は「具体的な実務的なところも詰めていかないといけない。機能性を高め、検討を進める」と説明した。
また、タイトル獲得者らを表彰する来年のNPBアワーズは11月28日に東京都内で開かれることが決まった。
プロ野球12球団と日本野球機構(NPB)は5日、理事会を開催し、元経団連会長の榊原定征氏(79)=関西電力取締役会長=が同日付で15代コミッショナーに就任することを正式決定した。また、新コミッショナーの参謀役として元東レ役員の小泉慎一非常勤顧問(79)が会長補佐、倉持修祥理事(65)が常務理事となった。
榊原コミッショナーは理事会で
を課題として挙げた。
労働組合・日本プロ野球選手会は5日、大阪市内で定期大会を開き、フリーエージェント(FA)権の取得年数の短縮、人的補償の撤廃を求めていく方針を確認した。
現状は国内FAが高卒が8年、大学・社会人出が7年(2006年ドラフト以前の入団選手は全て8年)、海外FAで9年となっているが、国内も海外も6年での統一を目指す。
現状だと取得できる年齢層は上の方で、年俸も高額の選手がFAの対象となる場合が多く、選手会の森仁事務局長は「今のFA制度というのは、(獲得に動けるのは)お金のあるところだけとなるからよくないのじゃないか」と説明した。
また、FA移籍に伴う人的補償の撤廃も求めていく。森事務局長は「今までは若い選手が活躍の場を与えられていたけど、今はベテランになっていたりして、(権利を)使う人が使いにくくなっている。補償については何とかした方がいい」と述べ、「年数もそうですけど全てが使いにくい」とFA制度の改革を求めた。
今季はチームトップの16本塁打で来季30発以上を目指すロッテ・山口が、ZOZOマリンで自主トレを行った。
青で統一されたジャージー姿で「侍ブルーです」とサッカーW杯で話題を振りまく日本代表を意識しながら打撃練習を実施。来季打撃コーチで通算360本塁打を誇る村田修一氏は同じ右の大砲とあり「本塁打をたくさん打っている方。自分にはプラスにしかならない」と初対面を心待ちにしていた。
日本野球機構(NPB)と12球団は5日、オンラインで実行委員会と理事会を開き、2軍のリーグ拡大に向け、小委員会を発足させた。24年から2軍戦のみに参加する2球団の新規参入を目指す。
日本ハム、西武、巨人、ヤクルト、阪神、ソフトバンクが参加し来春の実施を目指す公募の方法や選定基準、運営面の課題などを話し会う。NPBの井原敦事務局長は「機能性を高め、検討を進める」と話した。また第15代コミッショナーに榊原定征氏の就任を正式承認。元東レ副社長の小泉慎一氏が会長補佐、元東レ・メディカル専務取締役の倉持修祥氏が常務理事に就任した。
プロ野球の第15代コミッショナーとして東レ社長、経団連会長などを歴任した榊原定征氏(79)が5日、就任した。任期は2年。17年11月からコミッショナーを務めてきた斉藤惇氏(83)は退任し、同顧問に就任。経営畑の先頭を走ってきたリーダーが、コロナ禍に苦しむプロ野球の財政再建に乗り出す。
まず経営のプロが着目したのは日米の格差だ。「人口、球団数、来場者数はほぼ1/3。それでは球団の売り上げは、というと1/3でなくて1/8かな」。ちなみに日米の人口比較は1億2560万と3億3480万人、球団数は12と30で、総入場者数は約2100万と約6060万人。ただ事業規模に限ればMLBは1兆5000億円、NPBは2000億円と算出した。確かに歴史、組織、行政からの支援、放映権など条件は違うが、榊原氏は「ひょっとしたらアメリカ式を参考にして事業拡大ができるかなと考えています。3対1に近くてもいいんじゃないか」と指摘した。
幼少時からの一プロ野球ファンから立場は変わったが、球界の健全な発展をリードしていく自負はある。「国際化や野球人口の下降傾向とか、課題はたくさんあるけど…。私の経歴とか経験とか、人脈の中で貢献できるならやってみようという考えです」。経団連会長時代、利益を追求する業界を説き伏せ、日本経済の発展へ政治と経済が一体となって進む道標を切り開いてきた。安倍晋三元首相とは経済財政諮問会議で144回、顔を合わせたという。
1月下旬、オーナ会議議長を務めていた巨人・山口寿一オーナー(65)らの就任要請に、当時は政財界の要職兼務中とあり保留した。それでも東レ時代の部下である倉持修祥氏、小泉慎一氏がNPB入りチームとして機能することで、5月末に承諾した。
新体制は全会一致や多数決制は取らず、個別に対処していく方針だ。「大きな方針はオーナー会議で議論してコンセンサスを得る。あとは実行委員会や理事会で議論して実行計画を立てる」。難問が山積するプロ野球の舵を取る。
新体制は全会一致や多数決制は取らず、個別に対処していく方針だ。「大きな方針はオーナー会議で議論してコンセンサスを得る。あとは実行委員会や理事会で議論して実行計画を立てる」。難問が山積するプロ野球の舵を取る。
事業拡大を目論む榊原氏だが「野球くじ」の導入には否定的で「ベッティングのようなことは日本では絶対にないという前提で」と言う。米球界では関連して、データ関係のビジネスも盛んだが「(米国と)バックボーンが違う。(他に)需要拡大の余地は十分にあるのではないかと思う。勉強し、報告できることがあれば」と今後の課題とした。
新任コミッショナーとして、来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で栗山ジャパンの世界一奪還も期待している。「今度は捲土重来楽しみにしています」。米国での決勝は3月21日。榊原氏の80歳の誕生日は3月22日とあり「(現地に)行きたいなと思っているので、ぜひ優勝してバースデープレゼントをですね」と笑った。
労働組合・日本プロ野球選手会は5日、大阪市内のホテルで定期大会を開催。各球団が故障者を育成選手として契約していることについても議題となり、会沢翼会長(広島)は「本来の目的以外で使われるのが目立っている。ルールの下で戦うのがプロ野球。ルールをねじ曲げることがあってはならない」と強い口調で訴えた。
手術を受けた巨人・梶谷が年俸2億円で育成契約などのケースも。「(若手選手の)育成が趣旨。(育成契約が)プロテクト外しではないか、という意見も多かった」と会沢会長。今後、NPBに対して是正を求める。
労働組合・日本プロ野球選手会が5日、大阪市内のホテルで定期大会を開催。大会では選手が契約更改の際に年俸額を公表するかどうかも話し合われた。
公表は野球少年らに夢を与える一方、個人情報でもあり「自分はいいが、家族が傷つくケースもあるという話があった。公表を希望しない選手には聞かないで欲しい」と会沢翼会長(広島)。
基本的には選手個々の判断に任されるが、選手会関係者は「家族への誹謗中傷にもつながりかねない。(報道機関には)選手の立場に配慮して記事を作成してもらえれば」とした。
プロ野球の新コミッショナーに、関西電力会長の榊原定征氏(79)が5日、正式に就任した。任期は2年。東レ出身で経団連会長などを歴任し、現在も複数の役職を兼任する経済界の猛者がスポーツ報知などの合同インタビューに応じた。愛知育ちながら熱烈な巨人ファンだった79歳がプロ野球人気の復活、事業拡大推進について語った。
榊原新コミッショナーの発言の隅々から野球愛を感じた。「運動神経はいい方ではなかった」と本格的な野球経験こそないが、幼少期に球場に行く際には「1ヶ月前からワクワクした」と笑顔で振り返った。今でもフルタイムで働く、引く手あまたの経済人。就任にあたり「5つほど辞めた」と他の役職を退いた。
趣味の蝶の採集の話の時には「皆さん、うちに見に来てください」と笑顔。経済界のリーダーとして記者から自宅に「夜討ち朝駆け」を受けていたことも明かし「スポーツ記者はやらないの?」と我々に逆質問。NPB事務局の関係者から「コミッショナーの自宅取材はあまり…」とやんわりと“禁止”されるも「そうなの?私は大丈夫ですけど」と笑った。多くの人とのコミュニケーションを大事にしてきたのだろう。様々な意見に耳を傾け、その野球愛で改革を推進してくれそうだ。
ロッテの山口航輝外野手(22)が5日、ZOZOマリンで自主練習を行い、村田修一打撃コーチ(41)からホームランの極意を学ぶ意欲を示した。
「ホームランをたくさん打つ選手だったと思うので(村田コーチ就任は)絶対にプラスになると思います」と目を輝かせた。新任の“男・村田”コーチは現役時代、07、08年に本塁打王を獲得したスラッガー。山口は「見た目はいかついです」と苦笑いしながらも、同じ右打者として、成長のきっかけをつかむ。
この日の自主練習には青のジャージーで登場し「侍ブルーにしておいてください」と笑顔。学生時代のサッカーの授業では「見ての通りキーパー(笑)」だったそうで、日本代表の守護神・権田のセーブに「あんな細かい動きはできない」と感心していた。
労組・日本プロ野球選手会は5日、大阪市内で定期大会を開き12球団32人が出席し、保留制度改革などについて議論した。
今後、新たに設置されたNPB側との小委員会の場に現役選手が出席し、改革を訴えていくことを確認した。(海外含め統一で)FA取得期間の6年への短縮をメインに、人的補償の撤廃、育成選手の本来の目的以外の使用について是正していく。早ければ年内に第1回目の会合が行われる。
再任された広島・会沢翼会長はFA取得期間の短縮について「早ければ早い方がいい」と説明。「未来の選手にとって魅力ある野球界にしていくすごくいいチャンス」と選手の立場向上を掲げた。
また契約更改における年俸の公開は「個人の自由」となった。「選手はいいが、家族が傷つく」といった意見が多く出たため。
今季自己最多の16本塁打を放ったロッテ・山口が5日、通算360本塁打を誇る村田新打撃コーチからの指導を心待ちにした。「絶対にプラスになる。本塁打をたくさん打っている方なので」。
この日はZOZOマリンで自主トレし、汗を流した。
プロ野球の榊原定征新コミッショナー(79)がこのほど、デイリースポーツなどの合同インタビューに応じた。大手化学企業・東レ株式会社の取締役社長などを歴任し、経団連会長も務めるなど、企業経営の豊富な経験、手腕を持つ新コミッショナー。取材にあたった担当記者がその印象を明かした。
インタビューで印象に残ったのは、榊原氏の事業拡大への決意とともに語っていたプロ野球への“熱”だ。
愛知県出身というプロフィルに中日ファンを想像していたが、生まれは神奈川県・横須賀市で家族全員が巨人ファンだったという。中日・杉下茂と巨人・川上哲治の名勝負など「当時はテレビがない時代。ラジオを聴きながら川上が打った、別所が投げたと。そんな時代から巨人ファンだった」と語った。
東レでの初任地・滋賀でも「よく会社からバスを仕立てて、甲子園へ行きました。その時代は江夏が全盛時代。絶対に打てない。ONがいた時代でしたけれども」と振り返る。「野球とともに歩んできた人生」という生粋の野球ファンだ。
「(特定の)球団のファンは封印してくださいと言われていますので。今、私はファンなしです」と榊原氏。野球への情熱が培われた経営手腕とともに、どのように事業拡大へ反映されるか。楽しみにしたい。
労働組合・日本プロ野球選手会は5日、大阪市内で定期大会を開き、球団との契約における選手の立場改善を目指して日本野球機構(NPB)との間に設置した特別委員会に、選手も直接参加していくことを決めた。
第1回特別委員会は早ければ年内の実施を目指し、FA権の取得年数を国内、海外一律で6年に短縮、人的補償の廃止、故障などを理由に多発する育成選手契約の見直しなどを求める。これまでNPBとの交渉には事務局の担当者が出席し、選手の参加は限られていた。選手会長の会沢翼捕手(広島)は「選手が主役となって委員会に参加し、発言し、一致団結して戦っていくことが重要」と語った。
プロ野球の第15代の新コミッショナーに、元経団連会長の榊原定征氏(79)が5日、就任した。任期は2年。オンラインで行われた日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団による理事会で承認された。7月のオーナー会議で就任が内定し、NPBの会長も務める。元東レ副社長の小泉慎一氏が会長補佐、元東レ・メディカル専務取締役の倉持修祥氏が常務理事に就任した。
NPBの井原敦事務局長は「(理事会で榊原コミッショナーから)必要なことはプロ野球の魅力の向上、事業の拡大、国際化の推進、これらを課題として捉えていくというような話をしていただいた」と語った。
労組・日本プロ野球選手会の定期大会(会沢翼会長=広島)が5日、大阪市内で開かれ、FA権取得年数短縮などの保留者制度改革へ12球団側と立ち上げを合意した小委員会に、選手が参加して直接球団側へ声を届けることを決定した。
同委員会ではFA権取得までの年数を国内、海外などを問わず一律で6年に短縮し、人的や金銭による補償を撤廃するなど、選手がFAを行使しやすい環境を求めていく。
また、選手会は同委員会では保留制度改革の一環として、育成制度の運用方法についても是正を求めていくことも確認された。
育成制度は社会人野球のチーム減少などを契機として、将来有望な選手の育成を目的として導入。だが近年は故障者を育成契約に切り替えて支配下登録枠を空けるなど、本来の目的と違う運用事例が目立っている。
今オフは21年にFAで加入の巨人・梶谷が故障により年俸2億円のまま育成選手となった。会沢会長は「ルールの下で戦うのがプロ野球。ルールをねじ曲げることがあってはならない」とし、故障者に対する別制度の設置も視野に運営の是正を話し合う構えだ。
ロッテは5日、「2023年シーズンシート(年間予約席)」を12月16日まで申し込み購入者を対象として「マリーンズ2023年オリジナル卓上カレンダー」をプレゼントすると発表した。
卓上カレンダーはB6サイズで申込み1席につき1冊をプレゼントする(シーズンシート全席種対象、ホーム外野応援指定席マイシートは除く)。卓上カレンダーの1月から12月のページには11月20日から販売開始した「2023マリーンズオフィシャルカレンダー」と同じ、吉井理人監督と中村奨吾内野手を始めとした計33選手がオフィシャルカレンダーと違う写真で掲載されている。
2023年シーズンシートは新シートとしてアウトドアをコンセプトにしたテーブル付きのボックス席「ogawaキャンプBOX」など21種類ある。
ロッテの2023年度契約保留選手名簿から外れて自由契約選手となったレオネス・マーティン外野手が、自身のツイッターを更新。「私はファンを愛している。とても寂しい瞬間だ。私の決断ではなかったことを伝えたい」などと心境を明かした。
2019年に入団し、2020年からは2年連続で100試合以上に出場して20本塁打をメーク。しかし来日4年目の今季は68試合で打率.163、9本塁打25打点と低迷した。
マーティンはほかにも「ロッテの一員になる機会を与えてくださったことに感謝します。チームメートに感謝したい」「ファンの皆さんに感謝したい。皆さんと一緒に過ごした時間は素敵でした」などと綴り、最後は「イエス、マーティン」の決め台詞で締めくくった。
4日にニッポン放送で放送された『The Deep』にロッテの松川虎生が出演し、目標にしている選手について語った。
松川は「目標にしている選手は城島さん」と、日米で活躍し同じ捕手の城島健司さんの名前を挙げた。
「小さい時から阪神を見ていて、すごいキャッチャーだなと感じていました。打てるキャッチャーですし、143試合フル出場している方。キャッチャーにして全てにおいて、目標にしている選手です」と話した。
松川はプロ1年目の今季はチームトップとなる70試合でスタメンマスクを被ったが、打率.173、14打点という成績。打撃力を向上させ、将来は城島さんのような打てる捕手としての活躍が期待される。