わたしはかもめ1996年

鴎の出来事

[3月30日] ペナントレース開幕

園川一美が初の開幕投手を務めた。

[5月17日] 伊良部が1000奪三振

伊良部秀輝が日本ハム戦で96人目の通算1000奪三振を記録。プロ入り997回1/3での到達は、1993年野茂(近鉄)の871回、1970年江夏(阪神)の940回に次ぐスピード記録。伊良部は通算1000イニング(267人目)も記録した。

なお、この試合は延長12回0−0の引き分けで終わり、パ・リーグで延長戦の0−0引き分けは21年ぶりである。

1000奪三振スピード記録
投手チーム投球回
野茂英雄近鉄1993871
江夏豊阪神1970940
伊良部秀輝千葉ロッテ1996997 1/3
仲田幸司阪神19931122 2/3
川口和久広島19891164 1/3
槙原寛己巨人19911173
杉浦忠南海19611179
小野正一大毎19601185 1/3

ジャック、スパイク解雇

5月のはじめにはスタメンから消えていたジャックとスパイク。5月24日、ジャックに解雇通告、6月4日、スパイクに解雇通告がなされた。新外国人として、チェンバレンとウィットモアを6月に獲得したが、結局2人共物足りない成績に終わった。

[6月10日] 交換トレード

6月10日、内藤尚行、森廣二と、中日の与田剛、吉鶴憲治との2対2の交換トレードが発表された。

強力リリーバー

成本、河本の2人がいるおかげで、4月28日から7月28日まで、48試合連続完投投手なしのパ・リーグ新記録を樹立した。記録をストップさせたのは新人の薮田安彦で、7月30日の近鉄戦でプロ初完封勝利をあげた。

西武戦12年ぶりの勝ち越し

8月31日の西武戦に勝利し、このカード14勝8敗。4試合を残して勝ち越しが決定し、1985年から1995年までの11年連続負け越しにピリオドを打った。

対西武戦の成績は以下の通り。

1985年
9勝16敗1分
1986年
9勝13敗4分
1987年
9勝12敗5分
1988年
7勝19敗
1989年
8勝14敗4分
1990年
12勝13敗1分
1991年
4勝21敗1分
1992年
9勝17敗
1993年
9勝17敗
1994年
11勝15敗1分
1995年
14勝8敗
1996年
14勝13敗

[9月28日] 田村が捕手で1500試合出場

田村藤夫が、9月28日の近鉄戦に5回途中からマスクをかぶり、捕手として1500試合を達成した。野村克也(2921試合)、木俣達彦(1998試合)、森昌彦(1833試合)、醍醐猛夫(1698試合)、現役の伊東に次いでプロ野球史上6人目。

[10月4日] イースタン優勝

イースタン・リーグが全日程を終了し、ロッテが優勝した。

伊良部が2年連続防御率トップ

10月10日にパ・リーグ全日程が終了。伊良部秀輝が10月10日の福岡ダイエー戦に中3日で先発4、7回まで無失点。これで157回1/3で自責点42とし、ヒルマンの2.404に0.002差をつけて、2年連続の防御率1位となった。パ・リーグでは1975年、1976年の村田兆治(ロッテ)以来の2年連続の1位である。伊良部は1995年も最終戦で逆転して防御率1位になっている。

広岡GM解任

10月9日に広岡GMが解任。それに伴い、江尻亮監督、コーチ陣も大量解雇。近藤昭仁氏が来季の監督に就任することとなった。

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