移動先の仙台市内で練習後、堀選手会長、石井らが音頭を取り、野手18人が焼肉店で決起集会を。
22日のオリックス戦(仙台)には、昨年1完封と1失点完投を含む3勝2敗と、「オリックス・キラー」の後藤を送り込む。
9月に開催されるシドニー五輪の野球の日本代表チームに、パ・リーグから派遣される6選手が固まった。ロッテからは黒木が。他は、西武の松坂大輔投手、ダイエーの松中信彦一塁手、近鉄の中村紀洋三塁手、日本ハムの田中幸雄遊撃手、オリックスの田口壮外野手。
パ・リーグでは、1月のオーナー懇談会で、各球団から主力選手を派遣することを承認。3月にアマ側が出場希望選手を示し、オリックス、日本ハム以外の球団は受け入れた。オリックスは、固辞したイチロー外野手に代えて田口を派遣。日本ハムは、岩本ツトム投手の派遣を拒否し、田中幸雄を派遣することに決めた。
借金10で最下位に低迷するロッテナインが21日、仙台市内の焼き肉店で決起集会を開いた。堀選手会長の音頭で石井、初芝ら野手18人が集合。仙台名物の牛タンに舌鼓を打った。「みんなからやろう、と自然に声が上がった。もちろん今年初めてです」。堀が臨時集会の理由を説明すると、日本ハムから移籍した37歳の本西も「仙台に来て環境が変わったし、いいタイミング。これで流れは変わるはず」と続けた。
一昨年、プロ野球記録の18連敗に喘いだときは遠征中も行わなかった決起集会。それだけ選手らが危機感を抱いている証拠だ。就任以来ワーストの借金10に泣く山本監督も「気合を入れてやってもらわないと…。取り返しのつかないことになる」とナインの自主性を歓迎した。22日からは首位オリックスとの2連戦。連敗を6で止められるか、総決起の成果は杜の都で答えが出る。