わたしはかもめ2000年鴎の便り(7月)

便

7月10日

小野ホッ…

9日の日本ハム戦で右ひじに違和感を訴えた小野が、レントゲン検査を受けた結果、「右ひじ外側滑膜炎」で1週間の投薬とアイシングが必要と診断された。幸い軽傷で、次回の登板は、20日(木曜日)のダイエー戦の予定。

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小野悲し…「夢の球宴」絶望的

ロッテのサンデー男・小野晋吾投手に10日“投球禁止令”が下った。9日の日本ハム戦で右ひじを痛めた同投手は千葉市内の病院で検査を受けた結果「右ひじ外側の骨膜炎」と診断され、1週間の投薬とアイシング治療、投球禁止を告げられた。次回登板のメドは立っておらず、監督推薦が濃厚な球宴出場も絶望的な状況になった。

◇加療1週間&投球禁止令

検査を終えて病院を出た小野は沈痛な表情だった。投球禁止を告げられたことに「早く炎症をとって投げたいとしか…。 オールスター?出てみたいんですが…。体がないとできないことですから」とショックを隠せない。

診察結果は「1週間の投薬とアイシング治療が必要で、3〜4日はボールを握ってはいけない」付き添った石井トレーナーは「じん帯、関節面にキズは見当たらなかったが、外側はスライダーとか投げるときに負担がかかる。投げたら?炎症を起こしているんですから使えば当然ひどくなる。もし、投げるとしても球数限定でしょう」と厳しい表情で語った。

一応、投球禁止は3〜4日とされているものの、その間に炎症が治まらなければ、ボールを握ることはできない。当然、ローテーション通りなら16日の西武戦になる次回登板も白紙となった。仮に投球練習を再開できても20日までの前半戦での完全復帰は難しい。

小野が「憧れです」という球宴の監督推薦選手は12日に発表される。現在、9勝(1敗)、防御率2.68、勝率.900でパ・リーグの投手部門3冠の小野が選出されるのは間違いないが、このまま前半戦の復帰が絶望となり、ロッテが小野の出場選手の登録を抹消することになれば、球宴出場を辞退することは確実だ。小野自身も「まず公式戦というか、チームが優先ですから」と語っている。

彗星のように出現したロッテの新エースが右ひじ故障という爆弾で大舞台への夢を断ち切られようとしている。

山本監督
「実際、この次は外そうと思っていた。この前からおかしかったし、トレーナーからは投げなければ良くなるという報告を受けていたからね。20日のダイエー戦はいけると思うけど、とにかく7日でも8日でもひじの具合をみてから(次の登板を)決めたい。」

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石井、今季終盤復帰に意欲

石井浩郎内野手もこの日、千葉市内の病院で再検査を受けて前日と同じく「左手とう骨遠位端骨折で全治2ヶ月」と診断された。骨折が完治するまで少なくとも1ヶ月、リハビリにも1ヶ月かかるが、石井は「昨晩はさすがに痛かった。こうなったら完全に治し、故障以外のところも鍛える。後半戦の後半には間に合うようにしたい」と早期復帰に意欲を見せた。エックス線検査の結果、骨折部にすきま、ずれはなく、付き添った石井トレーナーは「手術することはない。今後は骨折部のチェックのため1週間に1度通院してある程度痛みがひいたら歩いたりできる」とした。

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