わたしはかもめ2000年鴎の便り(7月)

便

7月14日

千葉ロッテ3−2西武(千葉マリン)

ロッテが4投手の継投で逃げ切り、対西武戦4連勝(1分けをはさむ)。ノットは、6回を4安打1失点で来日初勝利。打線は、2回に1死満塁から橋本、酒井の連続適時打で2点を先制。6回にはボーリック、初芝の連続二塁打で1点を加えた。

123456789R
西武0001000012
千葉ロッテ02000100x3

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新たな西武キラー?

ロバーツに続く新たな西武キラーが登場?6月に入団した新外国人のノットが、西武に変化球を主体にして、6回を4安打1失点。来日初勝利を挙げた。

ノット
「最高だよ。西武は左腕が苦手とは聞いていたけど。自分の投球ができたからね。」
山本監督
「味方の拙攻があってもよく投げた。」

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ウォーレンが謝罪

ウォーレンが、6月29日の西武戦の試合終了時に西武ベンチに向かって中指を立てる侮辱行為をした問題で、14日の試合前に、西武・潮崎選手会長と面会して謝罪した。パ・リーグの村田事務局長、中村審判が立ち会って行われた会談には、ロッテ側からウォーレンと諸積選手会長代理、西武側から潮崎選手会長が出席。

ウォーレン
「オレは99%は紳士だけど、たまにカッとなってしまう。謝って潮崎も分かってくれた。」
村田事務局長
「今後、あのようなことがあれば2度と日本のマウンドに上がれないようにする。」

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「オールデー晋吾」へ

山本監督が、7月29日(土曜日)の後半戦開幕投手に早くも小野を指名。後半戦は中5日で登板させる予定で、小野の登板日は、土曜日から金、木、水…と毎週ずれていくことに。

山本監督
「万全の状態で臨んでもらいたい。後半戦は黒木と同様、中5日で回ってもらうつもりだよ。」

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石井が球宴辞退

オールスターゲーム運営委員会は、13日、ファン投票1位でオールスター戦に選出された石井が左手首骨折のために出場を辞退、代わってダイエー・松中が補充選手として出場すると発表。

石井
「辞退することになり残念です。投票していただいたファンの方達には大変申し訳ない。1日でも早く復帰できるように頑張ります。」

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ウォーレン“汚名返上”15S

最後の打者・貝塚のバットが空を切った瞬間、マウンド上でウォーレンが右拳を2度力強く突き上げた。2点リードの9回から登板。2本のポテンヒットと暴投で1点を失ったが、最後は138キロのムービングファストボールでゲームセット。今季15セーブ目を力と意地でもぎ取った。

ウォーレン
「今日はいつもより燃えたよ。アンラッキーなヒット2本と暴投があったけど、ボールの動きはよかった。」

ベンチに戻るなり山本監督とハイタッチ。真っ赤な顔でまくし立てた。

6月29日にセーブを挙げた瞬間、西武ベンチに向かって中指を突き立る侮辱のポーズで物議を醸した。発端はその2日前の試合で不正投球の疑惑の念を持たれたことだったが、この日の試合前に謝罪。一時は「昨年、スズキも同じ行為をした」と徹底抗戦の構えも見せていたが、心の中のわだかまりをグッとしまい込み、ウォーレンは気持ちも新たに戦場に戻ってきた。

その“因縁”の鈴木を無死一、二塁から二ゴロ併殺に仕留めた。「スズキは狙い通りだったよ。オレにいちゃもんをつけるとやり返される?それは言わないでおこう」と高笑いしてみせた。

これでチームは対西武4連勝。山本監督は「1点取られた?あいつは意識しすぎだよ。でも、よくゲッツーを取ったし、最後も三振。よく働いてくれた。本当にいい勝ち方」と頼もしい守護神に最大級の賛辞を送った。

6日、富山市民のダイエー戦中にウォーレンはベンチ裏で嘔吐した。本人は「昼に食べたチキンがよくなかった」と話したが、チーム関係者は「精神的にも疲れている」と心労を口にした。しかし、この日マウンドでしっかりと結果を出し、全ての“汚名”を返上した男は精気に満ち溢れていた。

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ノット来日1勝

新外国人左腕のノットが来日初勝利を挙げた。6月27日に来日、初先発の6日のダイエー戦は4回5失点で敗れたが、この日はMAX136キロの微妙に変化する直球を武器に好投。西武打線を6回1失点に抑えた。16日には婚約者のアラハンドラさん(25)が来日するとあって「両親には今日の登板のことは知らせてないけど、彼女には教えておいたんだ。勝利をプレゼントできて嬉しいよ」と笑顔を見せていた。

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