わたしはかもめ2000年鴎の便り(7月)

便

7月15日

千葉ロッテ7x−6西武(千葉マリン)

ロッテが今季4度目のサヨナラ勝ちで、西武に1分けをはさんで5連勝。延長10回、1死から福浦が死球で出塁。続く立川の二塁打で二、三塁となり、本西敬遠の後、清水将が初球をセンター前にはじき返した。吉田が1回に5点を失ったが、救援投手陣が2回以降を1失点で切り抜けたのが、勝利につながった。

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西武50001000006
千葉ロッテ1202010001x7x

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清水将が人生初のサヨナラ打

延長10回1死満塁から、清水将が、センター前へ「人生初」というサヨナラ打を。チームは、79年4月22日の2回戦から5月7日の6回戦で記録して以来、21年ぶりの西武戦5連勝。

清水将
「本西さんが敬遠されたんで初球から狙ってました。本当に嬉しい。サヨナラなんて記憶にありません。公式戦では初めて。」

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清水将、人生初のサヨナラ打!

ナインの気迫が打球に乗り移る。6−6で迎えた延長10回1死満塁。清水将の打球が中前ではずむと、あっと言う間に一塁ベース上に歓喜の輪が広がった。79年4月22日の2回戦から5月7日の6回戦で記録して以来、実に21年ぶりの西武戦5連勝。長い空白を劇的なサヨナラ打が埋めた。

「本当に嬉しい。サヨナラ?記憶にないです。公式戦では初めて。本西さんが敬遠されて初球からいこうと思った。右手?大丈夫です」。前日(14日)の最終回にウォーレンの暴投で右手親指を打撲。7回から橋本に代わってマスクをかぶったが、患部をテーピングでグルグル巻きにして出場。藤田、小林を好リードして西武の追加点を防ぎ人生初のサヨナラ打に結びつけた。

先発の吉田が初回に5点を奪われる苦しい展開も4回に同点。1点を勝ち越されても6回に再び追いつくミラクル勝利に山本監督も「西武戦5連勝?連敗は覚えてるけど連勝は覚えてないよ」と興奮気味。「石井、黒木がいなくても、みんなで穴を埋めていくしかないからな」ウォーレン騒動に端を発した因縁の相手に意地をみせつけ、笑いが止まらない様子だった。

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小林雅150キロ7勝

同点の8回1死から2回2/3を1安打無失点に抑えた小林雅が7勝目を挙げた。9回、松井の初球には150キロを記録。「ストレートが走っていた。河野さん、藤田さんが試合をつくってくれたので、壊さないように一生懸命だった」と笑顔。山本監督も「早めにつないだから後の投手はきつかったと思う。よくやってくれた」と大逆転を演出した投手陣に最敬礼していた。

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