7月26日7月26日オールスター第3戦に先発した小野が、初回を無失点で切り抜けた後の2回、清原に1発を浴びた。小野の憧れの選手は、PL学園のKKコンビである清原と桑田。清原は最も対戦したかった相手の1人だった。
第2戦で最多被安打、1回最多失点、連続被安打の球宴ワースト記録を連発した小林雅だったが、第3戦では6回に登板し、3人でピシャリと抑えた。
悔しさはなかった。“プロ7年目でつかんだ夢舞台。憧れの人、巨人・清原から浴びた1発は小野にとって勲章ですらあった。
初回を無失点で切り抜けた2回、打席には清原がいた。野球を始めた頃から「PL学園のKKコンビを見るのが1番の楽しみだった」という小野が今球宴で最も対戦したかった相手だ。0−1からの2球目、131キロをバックスクリーン左まで運ばれた。それでも「打たれても気持ちいい。仕方がないですよ。清原さんはテレビでオールスターで活躍するのを見ていた人。嬉しいような悲しいような…。でも、この中で投げられて光栄です」。
今季“サンデー晋吾”としてブレーク。前半戦10勝1敗と不調のエース黒木の穴を埋めた。「また後半戦もこの調子で頑張りたい」。大舞台に登板した自信と、憧れの人からもらったちょっぴり苦い勲章を手に、後半戦は30日の日本ハム戦（札幌）で再びサンデー登板する。
初出場の小林雅がリベンジを果たした。第2戦（神戸）で8回に7連打を含む9安打を浴び7失点と大炎上したが、この日は6回の1イニングを3人でピシャリ。「前はお祭りと思って好きなように投げた結果。今日はちょっとだけ抑えてやろうと思った。後半戦は大丈夫です」と安堵の表情を浮かべていた。