わたしはかもめ2000年鴎の便り(7月)

便

7月29日

日本ハム11−13千葉ロッテ(旭川)

ロッテが、両軍合わせて6本塁打を含む29安打の打撃戦を制し、連勝を4に伸ばした。ロッテは8回1死満塁から大塚の犠飛とボーリックの適時打で追いつくと、9回2死一塁から平井が決勝2ランを放った。

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千葉ロッテ03033002213
日本ハム10240400011

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平井ニンマリ

壮絶なシーソーゲームを制したのはベテラン・平井の一振りだった。9回表、2死一塁、平井は、ミラバルのストレートをレフトスタンドへ運び、これが決勝の2ランとなった。

平井
「日没が近かったので延長はないと思っていました。狙い通りに打てました。前に打席でヒットを打っていたので、気楽な気分で打席に入ったのが良かったかもしれません。」

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橋本が2打席連続3ラン

橋本が、2回に待望のプロ初アーチとなる3ランを放ち、4回には2打席連続となる3ラン。

橋本
「ホームランを素直に喜びたいんですけど、僕は捕手。これだけ点を取られたらダメです。」

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大乱戦、日没寸前…平井決着弾!

夕やみ迫る旭川スタルヒン球場に平井の打球が高々と舞い上がった。11−11の同点の9回2死一塁、ロッテ応援団のド真ん中に飛び込む今季1号は2転3転どころか6転した大激戦に終止符を打つ1発になった。

「暗くなってきたし、延長戦はないなと思っていた。正直長いなあと思っていたし、何とか決めたかった。真ん中外寄りのストレートだったけど、打った瞬間に入ると思いましたよ」。日没コールド寸前に飛び出した勝ち越し弾に平井は顔をほころばせた。

序盤からノーガードの打ち合い。2回、橋本のプロ初アーチで逆転した。4回にも橋本の2打席連続本塁打で再びリードした試合は終わってみれば、両軍合わせて29安打24得点6本塁打。9イニングではプロ最多タイとなる両軍14人の投手をつぎ込む死闘だった。試合終了時間は日没の69分前。日没コールドの可能性もあり、柳田球審も「日の入りの時間は頭に入れていましたよ」とホッとした表情を見せた。

“天敵”日本ハムを叩いて球宴をはさんで4連勝。後半戦白星スタートを切った山本監督は「よう引っ繰り返した。打つわ打たれるわだったけどね。でも、7月に入ってチームに粘りが出てきた」。4位・日本ハムに1ゲーム差。借金は4、待望の5割も視界に入ってきた。

橋本
「1日に2本塁打できるなんて思っていなかったから嬉しい。でも、捕手として点を取られすぎたから素直に喜べませんよ。」

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