わたしはかもめ2000年鴎の便り(9月)

便

9月18日

五輪用ガッツポーズ

予選リーグでオランダと対戦した日本は、初回、中村紀のツーベースで先制すると、4回には中村紀と松中の連続アーチが飛び出し、17安打10得点と打線が大爆発。投げては、先発・吉見投手(東北福祉大)が5回を9奪三振という快投。中村紀は、指先を鶴のように曲げながら突き出す五輪用ガッツポーズを披露した。

このガッツポーズは、「点数が入ったり、ヒットを打ったらやろう」と黒木が言い出し、プロ組が到着した15日の夜に宿舎で発案されたもの。オーストラリアの先住民・アボリジニのダンスを黒木が真似たのがきっかけになった。

しかし、このポーズの乱発にオランダ側が「ばかにしている」と猛反発。試合中に球審を通して日本側に抗議したり、7回に1発を放ったファンヘトクローステルが日本ベンチに向かって同じポーズで挑発したりした。

大田垣監督
「こっちはそう思っていない。気にしていません。」

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