ロッテは0−2から堀の3ランで逆転。その裏同点に追いつかれたが、8回、赤堀に代わった杉山から、代打・吉鶴の中前適時打で勝ち越すと、小坂のピッチャーへの適時打、諸積の中前適時打でさらに2点を加えた。吉田が6勝目、小林雅が9セーブ目を挙げた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 | 0 | 6 |
大阪近鉄 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 4 |
シドニーでの熱投が報われなかった黒木が帰国した。準決勝のキューバ戦で敗れはしたが、オーストラリア戦では勝利を収めるなど持てる力を出し尽くした。
小野がまた12勝目を逃した。1点リードの6回1死二、三塁で降板。だが、代わった藤田が2死満塁から磯部に二塁内野安打され、西武・松坂に並ぶハーラートップの12勝はならなかった。試合は8回に勝ち越して近鉄戦4連勝したが、ここ4試合0勝1敗の小野は「チームが勝ってよかったけど、逆転直後にピンチをつくって…。次こそ勝ちます」。防御率3.38、勝率.733で2冠を守っても厳しい表情だった。