後藤球団代表は、4日、新たなファン層獲得のため、本拠地・千葉マリンのある幕張市で大々的なPR作戦を展開する方針を明らかにした。年間700万人が訪れる幕張メッセ、アウトレットモールといった集客率の高いテナントや海浜幕張駅、幕張本郷駅などに、ロッテ主催試合をPR告知する構え。また、マスコットのマーくんを繁華街に出没させるなど、完全地元密着型の経営戦略を敷く。
千葉市の松井旭市長が4日、千葉市内のホテルで行われた「平成13年度名刺交換会」で「マリーンズが優勝して市民が盛り上がればドーム化を実現させたい。すでに調査費も13年度予算に計上している」と千葉マリンスタジアムのドーム化構想を明らかにした。
ロッテが千葉市へ移転して今年で10年目。昨年は観客動員数も前年比11.4%増の119万2000人を記録するなど市民球団として完全に定着した。千葉市としてはドーム球場を大型ショッピングセンターの出店ラッシュで注目される幕張地区のさらなる目玉としたい意向。同スタジアムを管理する千葉市公園管理課もロッテの優勝を前提にしながら「市民が望むのなら民間の力を借りる形で実現させたい」と前向き。12球団の中で最もリーグ優勝から遠ざかっているロッテ。27年ぶりの美酒をファンだけでなく、地元行政も待ち望んでる。