わたしはかもめ2001年鴎の便り(1月)

便

1月17日

キャンプは少数精鋭

監督会議に出席した山本監督が、鹿児島の1軍キャンプメンバーを、昨年より絞り込む意向を示した。投手は17〜18人、捕手4人、他の各ポジション2人ずつとなりそう。レベルの高い競争でチーム全体の底上げを図る。

山本監督
「少なければ少ないほどいい。秋季キャンプと違い春は勝負するところだ。」

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マンデー・パは監督がベースコーチ

世界の王が立つ!パ・リーグの監督・理事合同会議が17日、東京・芝の東京プリンスホテルで行われ、今季から「マンデー・パ・リーグ」と銘打って開催される月曜日の試合で各球団の監督が一塁コーチとしてグラウンドに立つことが決定した。当面は4月いっぱい、初回の表裏の攻撃中に限って行われる予定。イチローの海外流出で危機が叫ばれるパ・リーグを盛り上げようと文字通り“世界の王”が立ち上がることになった。

人気復興策として今季から導入される「マンデー・パ・リーグ」の目玉が決まった。王監督ら6球団の指揮官が一塁コーチャーズボックスに立ち、スタンドのファンにPRする。この日の会議後、会見に臨んだ王監督は「去年は開幕戦だけで(コーチとして)立ちましたが、今年はマンデー・パ・リーグで売り出そうということ。その一環です」と意義を強調した。

昨年は4月1日の開幕戦に限って実施。王監督も福岡ドームでのロッテ戦の初回、先頭打者アーチを放った秋山と一塁コーチとしてハイタッチを交わした。それを今季は月曜日の試合、いわゆる「マンデー・パ・リーグ」で行おうというのだ。当面は3月24日の開幕戦を皮切りに4月いっぱいを予定。期間中には3月26日、4月23日を除いて月曜日に計12試合が組まれており、それぞれの球場で初回の攻撃中に監督がファンにアピールすることになる。

“リーグの顔”だったイチローの海外流出で、より結束が必要になったパ・リーグ。昨年の優勝監督という立場からも王監督は「(プロ野球自体の)人気は巨人中心で定着しているけど、何とかしなくちゃいけない」と力説した。西武・東尾監督も「せっかくやるのだから場内放送をするなり、きちんと演出しないと」と乗り気。リーグとしての一致団結ムードを漂わせた。

昨年まで行われていた開幕戦のオーダー発表は「メリットがない」(王監督)と中止されたが、代わって登場する改革案。世界の王が自らリーグの起爆剤になる。

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ストライクゾーンを大胆に

監督・理事合同会議では規則委員会などで話題になっていたストライクゾーンの見直し問題も議題に上った。米大リーグGM会議では既に見直しが決議されているが、藤本典征パ・リーグ審判部長は「野球規則通りの判定をしていく。狭くなったと言われがちなゾーンを積極かつ大胆にストライクを取っていく」と説明。高めや低めの変化球が昨季以上に広くストライクにとられることになりそうだ。また、審判団と監督で交わす「研究ノート」に過去2年間で計14件の判定・判断をめぐる意見交換があったことも報告された。

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