福浦が打撃フォームの改良に取り組んでいる。構えた時の左ひじ位置を上げてグリップの位置を高くし、ボールに対して最短距離でバットを振り出す形にした。試作中のフォームは米リーグ・レッズのケン・グリフィーに似ている。
昨季途中から抑えに回り、11勝14セーブを挙げた小林雅が、上、下半身のバランスやリリースポイントを確認しながら、ブルペンで50球を投げた。先発の柱と期待された昨年は、早く仕上げようした結果、フォームに悪い癖をつけてしまったという。それが開幕直後の不振につながった。
キャンプ初日から、主砲の石井が右太ももの違和感を訴えるアクシデント。石井は、ランニング系のメニューを控える出遅れスタートとなった。
西武・松坂投手が、春野キャンプ初日、ブルペンでいきなり計110球の投球練習をった。黒木のキャンプイン前日のブルペン入りを見せられてのデモンストレーション。開幕戦の相手であるロッテの坂巻スコアラーも戦々恐々。
昨年の最多ホールドのタイトルを獲得した藤田が、今季、先発で起用されることになった。黒木、小野、ミンチーと右の先発は万全だが、問題は左腕。昨オフ、ハッカミーの獲得に失敗し、今も新外国人左腕を調査中だが、見通しは立たない。そんな状況で、山本監督が指名したのが、中継ぎエースの藤田。
小野が鹿児島キャンプ初日、いきなりブルペン入りし、102球の投球練習。ハイペースの狙いは、開幕投手が決まっている黒木に続く、開幕第2戦のサンデー登板。出演しているアサヒビール「スーパードライ」のラジオCMも4日から、これまでの関東地区限定から全国放送となる。アサヒビールには、黒木が昨年「スーパーモルト」のテレビCMに出演しており、エースに続く全国区CM。なお、ドラ4・渡辺俊も、ブルペンで捕手を座らせて、50球の熱投。
サンデー晋吾がエース黒木に続く。小野晋吾投手が鹿児島キャンプ初日の1日、いきなりブルペン入りした。黒木とミンチーに挟まれたマウンドで3割程度の力で約100球の投球練習。初日からのハイペースの狙いは3・24開幕投手(対西武・西武ドーム)が決まっている黒木に続く、3・25開幕第2戦のサンデー登板だ。
「第1クールは故障しないことを前提に、しっかりとしたフォームで投げることだけ考えています」と控えめの小野だが、出演しているアサヒビール「スーパードライ」のラジオCMも4日の放送から、これまでの関東地区限定から全国放送となる。アサヒビールには黒木が昨年「スーパーモルト」のテレビCMに出演しており、テレビとラジオの違いはあれどエースに続く全国区CM。アサヒビールマーケティング部宣伝課の中村威氏は「ロッテの選手には2年連続出演していただきましたのでご縁を感じています。現在、ビールの差し入れなどを検討中です」とロッテへのサポートも約束しており、黒木−小野の“ビールリレー”が開幕へ向けて動きだした。
広島から移籍のミンチーがキャンプ初日からブルペン入り。捕手を座らせて59球の投球練習を行い「変化球も全て投げたけど感じはいい。両コーナーにもきっちり投げ分けることができた」。山本監督は「ボールがちらつかないし、まとまりが違うね」と仕上がり具合を喜んでいた。
MAX148キロを誇るドラフト1位の田中(加賀)はキャンプインを実家のある石川県小松市で迎えた。卒業試験で帰省しているためで、キャンプインの模様をテレビで見て「自分も早く合流したい」とウズウズした様子。この日は放課後約3時間半のトレーニングをこなしたが「早くユニホームを着たいです」と千葉・館山での2軍キャンプに合流する10日を心待ちにしていた。
昨年現役を引退し、今年から打撃投手も兼ねる榎広報が“初登板”した。新外国人のメイを相手に21スイング中、サク越えをゼロに封じ込んだ。「いやあ、久し振りで力んだせいでシュート回転しちゃった。後で謝らないと」と恐縮していたが「フェン直(フェンス直撃)が1本あったでしょ」と振り返るあたり、まだ投手としての本能は健在だ。