わたしはかもめ2001年鴎の便り(2月)

便

2月3日

ドラ5・青野、ご当地デビュー

鹿児島・樟南高のエース兼4番として昨夏の甲子園を沸かせたドラ5・青野が、3月3日、4日の対中日オープン戦(鴨池球場)に先発出場することが3日、明らかになった。ポジションは、青野にとっては中学1年の時に1ヶ月しか守ったことがない不慣れな位置だが、三塁が有力。青野は、千葉・館山市での2軍キャンプに参加中だが、打撃センス抜群で将来の大型スラッガーとして期待されている。試合前には同校出身の吉鶴と併せて花束を贈呈するセレモニーも行われる予定。

山本監督
「オープン戦の前に連れてくる。こっちでお披露目やな。」
青野
「どこでもやります。嬉しいです。」
鹿児島・坊津町役場職員
「監督のイキな計らいですね。みんなで応援に行きます。」

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ドラ4・渡辺俊の防御ネットがない

ドラ4・渡辺俊に「防御ネット問題」が浮上した。7日のフリー打撃に登板するが、地上約10センチからリリースする超下手投げに適した防御ネットがないのだ。上手投げは「L字形」ネットで身を守るが、その逆さになると「そんなタイプがあるのかないのか見当もつかない。カタログにも載っていないし」と球場関係者。とりあえず「L字形」を置き、投げた後にスッと隠れることに。

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サブロー茶髪返上

サブローが、トレードマークの茶髪を返上して黒髪に。コンバートされた二塁のレギュラーを目指し、キャンプインから3日連続で、早出の打撃練習に参加している。

サブロー
「もう子供じゃない。そういう思いで黒に戻しました。弱かった骨も、カルシウムなどを毎日取ることで補い、生活もしっかりしてきた。」

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朝の散歩は3日で欠席

山本監督は、キャンプ初日からの日課だった、朝6時から約1時間の朝の散歩を初めて欠席した。

山本監督
「悪いね。待ってた人もいるのに。目が覚めたら7時半だったよ。う〜ん。2勤1休のローテーションということにしておいてくれ。」

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小坂弁当もできる?

黒木、石井に次いで小坂のキャラクター弁当が、今季、千葉マリンに登場しそうだ。球団営業部ではキャンプ終了後、企画の検討を始める構え。

球団営業部
「(小坂の出身地)宮城県の特産品の笹かまぼこや牛タン焼きなども盛り込めたら。」
小坂
「(発売が)増収につながればいいね。」

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ドラ4・渡辺俊、早くもシート打撃登板

シドニー五輪代表の下手投げ、ドラ4・渡辺俊は連日、ブルペンで100球以上の投げ込み。仕上がりの早さと順調さをアピール。第2クールにもフリー打撃に登板することが決まった。また、24日に宮崎・都城で行われる広島とのオープン戦開幕投手候補に指名された。

仁科投手コーチ
「仕上がりが早いし、早く試合での姿を見てみたいね。」
渡辺俊
「とても楽しみ。初めてプロのバッターと対戦する訳ですから。」

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大浴場で自主トレ

ナインが、キャンプ宿舎の大浴場を自主トレにフル活用している。石井は湯船の中でストレッチ。諸積は朝入って体を温めてから練習に行く。ミンチーにいたっては、風呂場で本格的なシャドーピッチングまでしている。

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渡辺、シドニー組“1番出世”へ

ロッテの新人サブマリンがシドニー組“1番出世”に名乗りを上げた。ドラフト4位でシドニー五輪日本代表の渡辺俊介投手(新日鉄君津)は鹿児島キャンプ3日目の3日、変化球を交えて120球の投げ込みと仕上がりの早さをアピール。仁科時成投手コーチから24日に宮崎・都城で行われる広島とのオープン戦開幕投手候補に指名された。

地面すれすれの位置から右腕がしなるように出てくる。低めからホップするような球道。渡辺が小気味のいいテンポで変化球を交えながら120球を投げ込んだ。キャンプ前日からエース黒木が本格投球するなど、活気に溢れるブルペンで少しも見劣りしない。その仕上がりの早さに仁科コーチが構想を明かした。

「仕上がりが早いし、早く試合での姿を見てみたいね」早く−とはずばり24日に都城で行われる広島とのオープン戦。「最初は中継ぎで経験を?」という声に「高校生じゃないんだから経験を積ませるつもりはない。先発の可能性だって十分ある」と今季のオープン戦“開幕投手”を任せることまで明らかにした。

社会人時代から「外国人キラー」と呼ばれ、シドニー五輪で日本代表入り。下手投げに不慣れな外国人選手に絶対の自信を持っている。その特性をより生かすため、この日は同じ下手投げの仁科コーチから現役時代のウイニングショットのシンカーも伝授された。ボールの握り方、体の使い方をマンツーマンで指導され「たまにボールが抜けることがある。下半身主導で投げないと駄目だ」とアドバイスされた。

「早い時期に登板の機会をいただくことは1軍定着への絶好のアピールになる」と渡辺。そして目指すはシドニー組の“1番出世”だ。「五輪の時からあの打線(日本代表)に投げてみたかった」と近鉄・中村、オリックス・田口、日本ハム・田中との対戦に思いをはせ、新人サブマリンがまずは2・24“開幕投手”に照準を定めた。

渡辺俊介(わたなべ・しゅんすけ)
1976年(昭51)8月27日、栃木県生まれの24歳。国学院栃木では小関(西武)と同期でエース。甲子園出場はなく、国学院大を経て新日鉄君津では昨年都市対抗で2勝。シドニー五輪では予選リーグのイタリア戦、キューバ戦の2試合に登板して1勝1敗。家族は父・秀夫さん(53)母・幸子さん(50) 弟・弘樹君(22)1メートル77、70キロ、右投げ右打ち。

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