鹿児島・樟南高のエース兼4番として昨夏の甲子園を沸かせたドラ5・青野が、3月3日、4日の対中日オープン戦(鴨池球場)に先発出場することが3日、明らかになった。ポジションは、青野にとっては中学1年の時に1ヶ月しか守ったことがない不慣れな位置だが、三塁が有力。青野は、千葉・館山市での2軍キャンプに参加中だが、打撃センス抜群で将来の大型スラッガーとして期待されている。試合前には同校出身の吉鶴と併せて花束を贈呈するセレモニーも行われる予定。
ドラ4・渡辺俊に「防御ネット問題」が浮上した。7日のフリー打撃に登板するが、地上約10センチからリリースする超下手投げに適した防御ネットがないのだ。上手投げは「L字形」ネットで身を守るが、その逆さになると「そんなタイプがあるのかないのか見当もつかない。カタログにも載っていないし」と球場関係者。とりあえず「L字形」を置き、投げた後にスッと隠れることに。
サブローが、トレードマークの茶髪を返上して黒髪に。コンバートされた二塁のレギュラーを目指し、キャンプインから3日連続で、早出の打撃練習に参加している。
山本監督は、キャンプ初日からの日課だった、朝6時から約1時間の朝の散歩を初めて欠席した。
黒木、石井に次いで小坂のキャラクター弁当が、今季、千葉マリンに登場しそうだ。球団営業部ではキャンプ終了後、企画の検討を始める構え。
シドニー五輪代表の下手投げ、ドラ4・渡辺俊は連日、ブルペンで100球以上の投げ込み。仕上がりの早さと順調さをアピール。第2クールにもフリー打撃に登板することが決まった。また、24日に宮崎・都城で行われる広島とのオープン戦開幕投手候補に指名された。
ナインが、キャンプ宿舎の大浴場を自主トレにフル活用している。石井は湯船の中でストレッチ。諸積は朝入って体を温めてから練習に行く。ミンチーにいたっては、風呂場で本格的なシャドーピッチングまでしている。
ロッテの新人サブマリンがシドニー組“1番出世”に名乗りを上げた。ドラフト4位でシドニー五輪日本代表の渡辺俊介投手(新日鉄君津)は鹿児島キャンプ3日目の3日、変化球を交えて120球の投げ込みと仕上がりの早さをアピール。仁科時成投手コーチから24日に宮崎・都城で行われる広島とのオープン戦開幕投手候補に指名された。
地面すれすれの位置から右腕がしなるように出てくる。低めからホップするような球道。渡辺が小気味のいいテンポで変化球を交えながら120球を投げ込んだ。キャンプ前日からエース黒木が本格投球するなど、活気に溢れるブルペンで少しも見劣りしない。その仕上がりの早さに仁科コーチが構想を明かした。
「仕上がりが早いし、早く試合での姿を見てみたいね」早く−とはずばり24日に都城で行われる広島とのオープン戦。「最初は中継ぎで経験を?」という声に「高校生じゃないんだから経験を積ませるつもりはない。先発の可能性だって十分ある」と今季のオープン戦“開幕投手”を任せることまで明らかにした。
社会人時代から「外国人キラー」と呼ばれ、シドニー五輪で日本代表入り。下手投げに不慣れな外国人選手に絶対の自信を持っている。その特性をより生かすため、この日は同じ下手投げの仁科コーチから現役時代のウイニングショットのシンカーも伝授された。ボールの握り方、体の使い方をマンツーマンで指導され「たまにボールが抜けることがある。下半身主導で投げないと駄目だ」とアドバイスされた。
「早い時期に登板の機会をいただくことは1軍定着への絶好のアピールになる」と渡辺。そして目指すはシドニー組の“1番出世”だ。「五輪の時からあの打線(日本代表)に投げてみたかった」と近鉄・中村、オリックス・田口、日本ハム・田中との対戦に思いをはせ、新人サブマリンがまずは2・24“開幕投手”に照準を定めた。